JP2983995B2 - 文字処理装置 - Google Patents

文字処理装置

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JP2983995B2 JP63267199A JP26719988A JP2983995B2 JP 2983995 B2 JP2983995 B2 JP 2983995B2 JP 63267199 A JP63267199 A JP 63267199A JP 26719988 A JP26719988 A JP 26719988A JP 2983995 B2 JP2983995 B2 JP 2983995B2
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、文書編集機能を有する文字処理装置に関す
る。
[従来の技術] 従来、この種の文字処理装置では、任意の文字列を任
意の行の指定された範囲中で、表示画面の中央に移動さ
せる機能(センタリング)が存在した。
[発明が解決しようとする課題] しかしながら、上述したような従来装置では、複数行
にまたがる文字列や倍角文字や拡大文字をセンタリング
するときには、各行単位で、複数回のセンタリング操作
を要求されるといった欠点があった。
本発明の目的は、上述のような欠点を除去し、センタ
リングを行うべき領域の右端が不均一な場合であって
も、その中に存在する複数行の文字列を高品位にセンタ
リングすることができる文字処理装置を提供することに
ある。
[課題を解決するための手段] 上記目的を達成するため、本発明は、複数行に跨る文
字列の各行の右端と左端を認識する認識手段と、前記認
識手段によって認識された前記各文字行の右端の内、最
も左の位置と、前記判別手段によって判別された前記各
文字行の左端の内、最も右の位置に基づいて、前記複数
行に跨る文字行に対するセンタリングの中心位置を決定
する決定手段と、前記決定手段によって決定された前記
中心位置に基づいて、前記複数行に跨る文字列のセンタ
リング処理を行なうセンタリング制御手段とを有したこ
とを特徴とする。
[作用] 本発明は、上記構成により、複数行に対してセンタリ
ング処理を施すに際して、各行毎に、文字列の長さ等に
より、文字列の末尾である右端や左端の位置が異なる場
合に、それらを整合して、複数行の文字列に関するセン
タリングのための中心を決めるので、センタリングを行
うべき領域の右端が不均一な場合であっても、その中に
存在する複数行の文字列を高品位にセンタリングするこ
とができる。
[実施例] 以下、図面を参照して本発明の実施例を詳細に説明す
る。
第1図は本発明の一実施例の文字処理装置の回路構成
を示す。本図において、CPU(中央処理装置)1はROM
(リードオンリメモリ)2に含まれた第3図,第5図ま
たは第7図に示すようなプログラムの内容を実行処理す
ることにより、バスライン3を介して接続される各装置
4〜7を制御する。このバスライン3には、キーボード
4が接続されていて、このキーボード4から入力された
文字情報は、バスライン3を介してRAM(ランダムアク
セスメモリ)5の一部にある文章メモリに供給記憶され
る。RAM5に記憶されたその文字情報はその後読み出され
てCRTコントローラ6で制御されるCG(キャラクタジェ
ネレータ)7中のフォントをCPU1の指示に従って出力さ
せ、バスライン3を介してCRTディスプレイ8上に表示
させる。
第2図は第1図の文字処理装置のセンタリング操作の
操作手順を示し、第3図はそのセンタリングの際のCPU1
の制御手順の要部を示す。また、第4図(A),(B)
はセンタリング操作による実際の表示の形態の一例を示
す。
まず、操作者(オペレータ)はキーボード4を使って
ある文章を装置に入力し、CRTディスプレイ8上に表示
させる(ステップS1)。ここで、CRTディスプレイ8上
に表示中の文字列で複数行にまたがる文字列をセンタリ
ングしたい場合は、操作者はこの文字列をブロックとし
て範囲指定する。すなわち、第4図(A)のの位置に
カーソル移動キーでカーソルを移動してキーボード4上
の範囲指定キーにより範囲指定を開始し、次にの位置
にカーソルを移動して範囲指定キーにより範囲指定終了
を行う(ステップS2,S3)。次に操作者はキーボード4
上のセンタリング指定キーによりセンタリング操作を行
うことによって、この文字列をそのままその行の指定さ
れた範囲で画面の中央に移動させる(ステップS4)。
すなわち、操作者がキーボード4上のセンタリングキ
ーを選択すると、第3図の処理動作が開始され、CPU1は
桁方向の全体の移動距離を次式(1)に基いて演算する
(ステップS11)。
X=x0−(x2−x1)/2 ……(1) ここで、x0はセンタ位置,x1は範囲指定の左側位置,x2
は範囲指定の右側位置であるものとする。
次に、CPU1は上式(1)による算出された移動距離X
だけ、指定のブロックを各桁方向に全体移動してCRTデ
ィスプレイ8に表示する(ステップS12)。
これにより、第4図(B)に示すように文字列がブロ
ック単位で中央に移動する。
第5図は本発明の他の実施例におけるセンタリングの
際のCPU1の制御手順の要部を示し、第6図(A),
(B)は本実施例におけるセンタリング操作による実際
の表示態様の一例を示す。本実施例におけるセンタリン
グ操作の操作手順は第2図の前記実施例と同様なので、
その詳細な説明は省略する。
本実施例では、インデントマーク(以下、インデント
と称する)の位置を基にしてセンタ位置x0を設定する場
合であり、インデントマークの位置が不揃えの場合にも
適用できるものである。
すなわち、本実施例では、第6図(A)に示すように
インデントが表示され、操作者により範囲指定キーとセ
ンタリング指定キーの入力操作が第2図に示すように行
われると、CPU1は範囲指定されたブロック(以下指定ブ
ロックと称する)の各行に右端インデントが有るか否か
を判断し(ステップS21)、右端インデントが有る場合
はその指定ブロック中で右端インデントの最左端のアド
レスxRを抽出する(ステップS22)。第6図(A)の場
合は3行目の“YEAR"の行のインデントのアドレス値を
抽出する。一方、右端インデントが無い場合は、表示画
面の右端の表示可能アドレスxmax(例えば、22)をxR
代入する(ステップS23)。
次に、CPU1は指定ブロックの各行に左端インデントが
有るか否かを判断し(ステップS24)、左端インデント
の最右端アドレスxLを抽出する(ステップS25)。一
方、左端インデントの無い場合は、表示画面の左端の表
示可能アドレス、例えば零をxLに代入する(ステップS2
6)。第6図(A)の場合は左端インデントがないのでx
Lは零となる。
続いて、CPU1は上述のステップS21〜S26において求め
たxRとxLの値を用いて、次式(2)によりセンタ位置x0
を算出する(ステップS27)。
x0=1/2(xR−xL) ……(2) その後のCPU1の制御動作は、第3図のフローチャート
の場合と同様なので、その説明は省略する。
このように、本実施例は、左端インデントの内の最右
端と、右端インデントの内の最左端との間でセンタリン
グを行う場合に好適であり、この場合も操作者はブロッ
ク単位で範囲指定とセンタリング指定を行うだけで、第
6図(B)に示すように自動的に最適なセンタ位置へ文
字列をブロック単位で移動させることができる。
第7図は本発明のさらに他の実施例におけるセンタリ
ングの際のCPU1の制御手順の要部を示し、第8図
(A),(B)は本実施例におけるセンタリング操作に
よる実際の表示態様の一例を示す。本実施例におけるセ
ンタリング操作の操作手順は第2図の前記実施例と同様
なので、その詳細な説明は省略する。
本実施例では、第8図(A),(B)に示すように、
操作者により範囲指定キーとセンタリング指定キーの入
力操作が第2図に示すように行われると、CPU1は指定ブ
ロックの各行の文字列の左端の内の最右端x3と、右端の
内の最左端x4との中間位置をセンタ位置x0に定め、この
位置に指定ブロックの各行の文字列の中心を移動させて
全体を揃えるという高度なセンタリングを行うものであ
る。
すなわち、第7図のフローチャートに示すように、ま
ずCPU1は指定ブロック内の各行の文字列の左端の内の最
右端のアドレスx3をRAM5の文書メモリを参照して抽出す
る(ステップS31)。第8図(A)の例では3行目の“Y
EAR"の“Y"の桁位置のアドレスがx3となる。次に、CPU1
は指定ブロック内の各行の文字列の右端の内の最左端の
アドレスx4をRAM5の文書メモリを参照して抽出する(ス
テップS32)。第8図(A)の例では、2行目の“NEW"
の“W"の桁位置のアドレスがx4となる。
続いて、CPU1は抽出した上述のx3とx4の値を用いて、
次式(3)により指定ブロックにおけるセンタ位置x0
算出する(ステップS33)。
x0=1/2(x4−x3) ……(3) このセンタ位置x0は第8図(A)の例では、x3とx4
中間の位置、すなわち“NEW"の“E"と“W"の間の位置と
なる。
さらに、CPU1は算出したx0の値に基いて、次式(4)
により指定ブロック内の各行の文字列の桁方向の移動距
をそれぞれ算出する(ステップS34)。
=x0−1/2(x2i−x1i) ……(4) ただし、iは1〜n(指定ブロックの最終行)の行番
号、x2iは各行の文字列の左端の位置、x1iは各行の文字
列の右端の位置とする。すなわち、上式(4)の演算に
より、指定ブロックの各行の文字列の中心を指定ブロッ
クの中心位置x0まで移動する距離が得られる。
続いて、指定ブロックの各行の文字列を桁方向にそれ
ぞれずつ個別に移動し、RAM5の文書メモリの内容を
書き換えると同時に、CRT8の表示内容を第8図(B)の
ように変更する(ステップS35)。
これにより、第8図(B)に示すような従来装置では
煩雑で手間のかかる高度なセンタリングが、本実施例で
はブロック単位で範囲指定とセンタリング指定を行うだ
けで、自動的に行うことができる。また、センタ位置x0
を画面の中央位置、またはインデントで示された範囲の
中央位置として設定し、このセンタ位置x0と指定ブロッ
クの各行文字列の中央位置とを揃える場合にも、本実施
例の上述のステップS34,S35の処理手順を適用すること
ができる。
[発明の効果] 以上説明したように、本発明によれば、複数行に対し
てセンタリング処理を施すに際して、各行毎に、文字列
の長さ等により、文字列の末尾である右端や左端の位置
が異なる場合に、それらを整合して、複数行の文字列に
関するセンタリングのための中心を決めるので、センタ
リングを行うべき領域の右端が不均一な場合であって
も、その中に存在する複数行の文字列を高品位にセンタ
リングすることができる文字処理装置を提供することが
できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例の回路構成を示すブロック
図、 第2図は本発明の一実施例の操作手順を示すフローチャ
ート、 第3図は本発明の一実施例の制御手順を示すフローチャ
ート、 第4図(A)は本発明の一実施例におけるセンタリング
操作前の表示状態を示す平面図、 第4図(B)は本発明の一実施例におけるセンタリング
操作後の表示状態を示す平面図、 第5図,第7図はそれぞれ本発明の他の実施例の制御手
順を示すフローチャート、 第6図(A),第8図(A)はそれぞれ本発明の他の実
施例におけるセンタリング操作前の表示状態を示す平面
図、 第6図(B),第8図(B)はそれぞれ本発明の他の実
施例におけるセンタリング操作後の表示状態を示す平面
図である。 1……CPU、 2……ROM、 3……バスライン、 4……キーボード、 5……RAM、 6……CRTコントローラ、 7……キャラクタジェネレータ、 8……CRTディスプレイ、 81……表示画面。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数行に跨る文字列の各行の右端と左端を
    認識する認識手段と、 前記認識手段によって認識された前記各文字行の右端の
    内、最も左の位置と、前記判別手段によって判別された
    前記各文字行の左端の内、最も右の位置に基づいて、前
    記複数行に跨る文字行に対するセンタリングの中心位置
    を決定する決定手段と、 前記決定手段によって決定された前記中心位置に基づい
    て、前記複数行に跨る文字列のセンタリング処理を行な
    うセンタリング制御手段と を有したことを特徴とする文字処理装置。
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