JP2983985B1 - 物品可動支持装置 - Google Patents

物品可動支持装置

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ESU AARU ENJINYARINGU KK
Iguchi Kiko Seisakusho Co Ltd
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Abstract

【要約】 【課題】 所望長さに短期間で製作でき、空気圧で大荷
重に対応可能とする。 【解決手段】 複数の持ち上げユニット2 と、複数の持
ち上げユニットを互いに外側面を当接させ列をなして取
り付けられる取付け部3 とからなり、持ち上げユニット
が、ピストン10の上端部に回転可能な球体12を有する昇
降部4 と、上部に開口したシリンダ孔20を有しそのシリ
ンダ孔に上昇時に前記開口から球体が突出するように昇
降可能にピストンを収容して下側を圧力室24とした本体
5 と、圧力室に連通し本体外側面に開口する空気通路6
、7 と、により構成され、複数の持ち上げユニットを
取付け部に取り付けることにより空気通路が接続し、列
の一端の持ち上げユニットの圧力室に圧縮空気を供給す
ることにより他の持ち上げユニットの夫々の圧力室に圧
縮空気が供給されるように構成した。圧力室の下側に第
2のシリンダ部を設ける。取付け部が、細長い板状の取
付け部材30である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、物品の置かれる物
品載置面、あるいは置いた状態で固定される物品固定面
等に、例えば、プレス機械のボルスタの金型設置面、あ
るいは金型運搬用台車の金型載置面等の下に設置して、
物品である金型を容易に移動できる可動状態に載置面等
から持ち上げて支持し、または下降させて載置する物品
可動支持装置に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の従来の技術としては、特公昭5
9−31410号公報、特公昭59−47614号公
報、実開昭63−189422号公報に記載のものがあ
る。これらには、1本の水平に設置されるバー部材にそ
の上面から一部が列状に突出するように幾つかのローラ
又は球体を支持してそのバー部材を幾つかの油圧シリン
ダで上昇させる構成のもの、あるいは、1本の水平なバ
ー部材に幾つかのシリンダ孔を列状に穿孔加工して上部
に球体を支持しているピストンを設置したシリンダ部を
設け、各ピストンの上昇動作により球体を上昇させる構
成のものが開示されている。いずれも金型をローラや球
体で支持できるように構成してあり、ボルスタの上面に
形成されているT溝やU溝に複数本を平行に設置して使
用される。その使用において、必要に応じてシリンダ部
を動作させると、例えば、ボルスタ上に載置された金型
をローラや球体で持ち上げるから、軽く移動させること
ができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の装置は、いずれ
もプレス機械のボルスタの奥行き又は幅寸法に応じた長
さの1本のバー部材に、ローラや球体を幾つか支持した
構成、若しくは幾つかのシリンダ部を設けた構成である
から、故障して修理を必要とする場合に、そのバー部材
全体を取り外して修理するかあるいは交換することにな
る。すなわち、プレス機械の生産性の低下がないように
修理時間をできるだけ短くするには、交換によるのが最
適だから普通は交換される。しかし、交換するためには
同じ長さの装置を長さの異なるもの毎に準備しておく必
要があり、準備しておく数量が多くなる問題がある。ま
た、装置の製作ににおいてもプレス機械毎に長さが相違
することが殆どであるから、少なくともバー部材は、受
注後に製作に掛かることになり、受注から出荷までに長
期間を要する問題がある。また、従来のこの種の装置
は、重量の大きいプレス金型をボルスタ上に出し入れす
る為のものであったから、大荷重を支えるためにシリン
ダ部に油圧シリンダを用いる構成のものが普通であり、
空気圧シリンダは殆ど用いられていなかった。本発明
は、要求される異なる長さに応じて容易に短期間で製作
でき、空気圧を使用して比較的大きい荷重に対応可能な
物品可動支持装置を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】第1の本発明の物品可動
支持装置は、複数の持ち上げユニットと、前記複数の持
ち上げユニットを互いに外側面を当接させ列をなして取
り付けられる取付け部とからなり、前記持ち上げユニッ
トが、ピストンの上端部に自由に回転可能な球体を有す
る昇降部と、上部に開口したシリンダ孔を有しそのシリ
ンダ孔に上昇時に前記開口から前記球体が突出するよう
に昇降可能に前記ピストンを収容して下側を圧力室とし
た本体と、前記圧力室に連通し本体外側面に開口する空
気通路と、により構成され、複数の前記持ち上げユニッ
トを前記取付け部に取り付けることにより前記空気通路
が接続し、前記列の一端の持ち上げユニットの圧力室に
圧縮空気を供給することにより前記列をなしている他の
持ち上げユニットの夫々の圧力室に圧縮空気が供給され
得るように構成したことを特徴とする(請求項1)。
【0005】この物品可動支持装置は、物品を載置され
る略水平な物品載置面よりも少し下側に設置して、例え
ば、物品を載置される物品載置面に形成された水平な溝
内に持ち上げユニットの球体が上側に位置するように設
置して用いる。一般的には物品可動支持装置の少なくと
も2条を間隔を隔てて平行に設置して用いるが、必ずし
も平行である必要はない。取付け部は、物品載置面より
も低い適当な平面部分であっても、溝の底面であって
も、また、物品載置面よりも低い適当な平面部分あるい
は溝の底面に取り付けられる別の部材であってもよい。
一端の持ち上げユニットの圧力室に圧縮空気を供給する
ことにより、隣接する他の全部の持ち上げユニットの圧
力室にも圧縮空気が供給されて夫々の昇降部が上昇す
る。昇降部の上昇は物品載置面に置かれた物品の下面に
球体が当接して物品を持ち上げるから、あるいは昇降部
が上昇している状態で物品を球体上に載せることで、物
品は球体に支持され球体の回転により小さい力で物品載
置面に沿う任意の方向に移動させることができる。これ
によって物品載置面に対する物品の搬入、搬出、位置の
調整等が容易にできる。また、一端の持ち上げユニット
の圧力室の圧縮空気を排出すると他の全部の持ち上げユ
ニットの圧力室の圧縮空気が排出されて持ち上げ力がな
くなる。また、真空発生装置を使用し、一端の持ち上げ
ユニットの圧力室を真空にすると、他の全部の持ち上げ
ユニットの圧力室も真空になり、昇降部が下降し、球体
が物品を支持していた場合はその物品が物品載置面に置
かれる。
【0006】この物品可動支持装置は、持ち上げユニッ
トを隣接配置するから、物品の荷重を支える球体が近接
した位置にあって、物品の支持に多くの球体が関与して
空気圧式であっても大きい荷重に対応できる。また、物
品可動支持装置の必要な長さに応じた数の持ち上げユニ
ットを設けることにより異なる長さに自由に対応でき
る。また、この物品可動支持装置の考えられる故障は、
殆どの場合、複数の持ち上げユニットのどれかの故障で
あり、このような故障は、予め持ち上げユニットを幾つ
か別に準備しておいて、従来のように1本の物品可動支
持装置全体を交換するまでもなく、故障した持ち上げユ
ニットのみを交換することで修理が完了し、修理時間を
短くできる。
【0007】第2の本発明の可動物品支持装置は、複数
の持ち上げユニットと、前記複数の持ち上げユニットを
互いに外側面を当接させ列をなして取り付けられる取付
け部とからなり、前記持ち上げユニットが、ピストンの
上端部に自由に回転可能な球体を有する昇降部と、上部
に開口したシリンダ孔を有しそのシリンダ孔に上昇時に
前記開口から前記球体が突出するように昇降可能に前記
ピストンを収容して下側を圧力室とすると共に圧力室の
下側に配置され圧力室からの空気圧により前記ピストン
の押し上げ力に加算される押し上げ力を出力する第2の
シリンダ部を設けてなるダブルシリンダ構造を有する本
体と、前記圧力室に連通し本体外側面に開口する空気通
路と、により構成され、複数の前記持ち上げユニットを
前記取付け部に取り付けることにより前記空気通路が接
続し、前記列の一端の持ち上げユニットの圧力室に圧縮
空気を供給することにより前記列をなしている他の持ち
上げユニットの夫々の圧力室に圧縮空気が供給され得る
ように構成したことを特徴とする(請求項2)。
【0008】この構成のものも持ち上げユニットが前記
単一のシリンダを有するものと略同様に使用され、ダブ
ルシリンダ構造であるから、単一シリンダ構造のものと
比べて出力が略2倍になる。そして、物品可動支持装置
は持ち上げストロークが小さくて良い場合が多いから、
持ち上げユニットがシングルシリンダ構造であってもダ
ブルシリンダ構造であっても持ち上げユニットの高さ寸
法は同一寸法に形成できる。従って、同一溝に対して使
用するものを容易にシリンダ出力を略2倍にすることが
可能となる。
【0009】前記取付け部が、細長い板状の取付け部材
である構成とするのがよい(請求項3)。この構成で
は、個々の持ち上げユニットを所望の設置場所に設置す
る前に細長い板状の取付け部材に取り付けて一つに纏ま
った状態に形成できるから、一つのものとして取り扱う
ことができ、取付け部材を固定すればよいから、設置作
業が容易となる。また、この構成では、複数の持ち上げ
ユニットを、簡単に製作できる細長い板状の取付け部材
に取り付けて物品可動支持装置を形成できるから、ある
程度の数量の持ち上げユニットを準備して置けば、簡単
に所望長さの物品可動支持装置を製作できる。すなわ
ち、注文に応じて、製作しようとする物品可動支持装置
の長さに対応する取付け部材を製作し、これに持ち上げ
ユニットを取り付けることにより、所望長さの物品可動
支持装置とすることができる。これによって所望長さの
物品可動支持装置の製作が非常に簡単となり、製作期間
が大幅に短縮される。
【0010】前記第2のシリンダ部が、前記シリンダ孔
と前記圧力室の底壁で区画された第2シリンダ孔と、こ
の第2シリンダ孔に収容され下側に第2圧力室を形成す
る第2ピストンと、前記第2ピストンから上向きに突出
し前記底壁を気密に且つ摺動可能に貫通して前記ピスト
ン下面に当接している第2ピストンロッドと、前記圧力
室と第2圧力室とを連通している前記第2ピストンロッ
ドに穿設した通気路と、で形成されている構成とするの
がよい(請求項4)。ピストン下面と第2ピストンロッ
ドとが当接した構成であるから、連結構造よりも製作が
容易でコスト低減に有効である。
【0011】前記第2のシリンダ部が、前記シリンダ孔
と前記圧力室の底壁で区画された第2シリンダ孔と、こ
の第2シリンダ孔に収容され下側に第2圧力室を形成す
る第2ピストンと、前記底壁を気密に且つ摺動可能に貫
通して前記ピストンと第2ピストンとを連結している第
2ピストンロッドと、前記圧力室と第2圧力室とを連通
している前記第2ピストンロッドを通って穿設した通気
路と、で形成されている構成とするのがよい(請求項
5)。この構成では、ピストンと第2ピストンとが連結
されているから、第2ピストンの上昇位置を制限するこ
とによって昇降部の上昇限界を決めることができる。こ
れはピストンに対する上昇限界規制手段を別に設けない
でもよいものである。
【0012】第3の本発明の物品可動支持装置は、複数
の持ち上げユニットと、前記複数の持ち上げユニットを
互いに外側面を当接させ列をなして取り付けられる細長
い板状の取付け部材とからなり、前記持ち上げユニット
が、ピストンの上端部に自由に回転可能な球体を有する
昇降部と、上部に開口したシリンダ孔を有しそのシリン
ダ孔に上昇時に前記開口から前記球体が突出するように
昇降可能に前記ピストンを収容して下側を圧力室とする
本体と、前記圧力室の下側に設けられ圧力室からの空気
圧により前記ピストンの押し上げ力に加算される押し上
げ力を出力する第2のシリンダ部の第2ピストンと、前
記圧力室に連通し本体外側面に開口する空気通路と、に
より構成され、前記取付け部材が、前記第2ピストンの
嵌入する第2シリンダを有し、前記持ち上げユニットを
前記取付け部材に取り付けることにより前記空気通路が
接続され、前記列の一端の持ち上げユニットの圧力室に
圧縮空気を供給することにより前記列をなしている他の
持ち上げユニットの夫々の圧力室に圧縮空気が供給され
るように構成したことを特徴とする(請求項6)。
【0013】この構成では、比較的故障の少ない第2シ
リンダ孔を取付け部材に設けたから、予め余分に準備し
ておく持ち上げユニットが第2シリンダ部を除いたもの
となるから、その分の費用を低減できる。
【0014】前記昇降部の上昇により前記球体が前記本
体上端よりも所定寸法突出した状態となるように前記ピ
ストンの上昇限界を規制する上昇限界規制手段を有する
構成とするのがよい(請求項7)。この構成では、圧縮
空気が供給されて物品を球体が持ち上げている状態にお
いて、複数の持ち上げユニットの各球体が、物品の下面
に当接していても当接していなくても略同じ上昇位置に
あり、物品を移動させたとき物品の下面が新たに当接す
る球体上に滑らかに移動するから、球体の損耗が軽減さ
れる。
【0015】前記上昇限界規制手段が、シリンダ孔の上
部にシリンダ孔の内径よりも小さい内径の小径部として
形成されている構成とするのがよい(請求項8)。この
構成ではピストン上昇限界を小径部がピストンに係合し
て規制する。
【0016】前記上昇限界規制手段が、前記ピストンの
下面から突出し前記圧力室の底壁を気密に且つ摺動可能
に貫通したピストンロッドと、底壁の下方へ出たピスト
ンロッドに設けられたピストンロッドの外径よりも大き
い大径部とで構成されているものとするのがよい(請求
項9)。この構成ではピストン上昇限界を大径部が圧力
室の底壁に係合して規制する。なお、ダブルシリンダを
有する構成のものにあっては、ピストンロッドの外径よ
りも大きい大径部を下側のピストンで兼用でき、上昇限
界規制手段と下側のピストンとの双方の機能を有するも
のとすることができる。
【0017】前記本体が所定寸法の略直方体状のブロッ
クである構成とするのがよい(請求項10)。この構成
では、本体を配列した状態で角柱状となるから、溝内に
設置したときに溝内に連通する隙間が上面にあまり生じ
ないように形成でき、また、通常の円形断面のシリンダ
孔を有する場合、本体に設けられる取付け用のねじ孔を
角部に穿設できるから、隣合うシリンダ孔の間隔を近接
させる構成の妨げにならない。
【0018】下部が前記昇降部のピストンに係合し上部
が前記球体を覆い中心部に球体の一部が突出する円孔を
有し外周が前記シリンダ孔の上側開口に上下に摺動可能
に嵌合している合成樹脂製の球体保持カバーを有し、こ
の球体保持カバーは、上面が平坦面でその平坦面の外周
縁と前記円孔内縁とがエッヂに形成されたダストシール
部を備えている構成とするのがよい(請求項11)。球
体保持カバーはダストシール部を有するから、球体を回
転可能に支持している小球のある内側部分及びシリンダ
孔の上側開口とカバー外周との間にゴミが入りにくく、
故障しにくい。球体保持カバーの材質の合成樹脂として
は、球体との接触において摩擦係数の小さい、ポリアミ
ド樹脂(ナイロン)、フッ素樹脂(テフロン)等が好ま
しい。
【0019】前記持ち上げユニットが、前記本体に、前
記球体を有する昇降部を、1個、2個、又は3個備えた
ものに形成され、このような持ち上げユニットの幾つか
を組み合わせて構成したものとするのがよい(請求項1
2)。この構成では所望個数の球体を有する、すなわち
所望個数の昇降部を有する物品可動支持装置が、昇降部
の数を1個、2個、又は3個とした持ち上げユニットを
含む組み合わせにできるから、昇降部の数が1個の持ち
上げユニットのみを用いる場合よりも持ち上げユニット
の数を少なくすることができる。これによって昇降部の
数が多い物品可動支持装置の組み立てあるいは取付けが
容易となる。一つの持ち上げユニットの昇降部の数が4
個以上であるものも考えられるが、故障の際の交換を考
慮すると故障していない部分をより多く含む交換とな
り、3個までとするのがよい。
【0020】
【発明の実施の形態】本発明の第1の実施の形態を図1
を用いて説明する。この物品可動支持装置1は、複数の
持ち上げユニット2と、持ち上げユニットを列をなして
取り付けられる取付け部3とからなり、そのユニット2
が昇降部4、本体5、空気通路6等で構成されている。
【0021】持ち上げユニット2の昇降部4は、図1
(b)に示すように、ピストン10の上端部に凹所11
を設けて、この凹所11内に球体としての球体12を自
由に回転できるように多数の小球13を介して支持した
ものである。この球体12が脱落しないように保持する
球体保持カバー14をピストン10に設けてある。この
カバー14は合成樹脂材料で、例えば、ナイロンで形成
され、下部がピストン10に係合し、上部が球体12を
覆い中心部に球体12の一部が上方に突出するテーパ付
き円孔15を有し、外周が後述するシリンダ孔20の上
側開口に上下に摺動可能に嵌合している。そして、この
球体保持カバー14は、上面が平坦面でその平坦面の外
周縁と前記円孔15の内縁とがエッヂに形成されたダス
トシール部16、17を備えている。球体保持カバー1
4のピストン10に係合している前記下部は、内周面の
環状凸部がピストン10上部の小径部の外周の環状溝に
係合していて後述するシリンダ孔20内においては係合
が外れないようになっている。ピストン10自身は、上
端に前記球体12を支持した円板状のものであり、下面
に僅かに下方へ突出した凸部18を有し、外周に溝を設
けてOリング19を装着されている。
【0022】持ち上げユニット2の本体5は、所定寸法
の直方体のブロックに形成され、中心部にシリンダ孔2
0が上下に貫通して穿設されている。このシリンダ孔2
0は上部がやや小径に段を成してピストンの上昇限界規
制手段21を形成され、その下側に挿入されたピストン
10が上昇したとき上方へ抜け出さないようになってお
り、その小径の部分を前記球体保持カバー14のダスト
シール部17が摺動する。ピストン10の上昇時にダス
トシール部17の上端面は本体5の上端面に近づくが上
側には突出しない。シリンダ孔20の下端は、Oリング
22を有する円板形の底壁部材23を嵌め込んで閉じて
ある。この底壁部材23とピストン10との間に圧力室
24が形成される。また、本体5には、図1(a)に示
すように、取付けボルト25用の挿通孔を平面図で略対
角線位置に1個づつ上下に貫通して穿設してあり、この
ボルト挿通孔は六角孔付き取付けボルト25の頭部26
が収まる座ぐり部27を設けてある。
【0023】持ち上げユニット2の空気通路6、7は、
前記圧力室24と前記本体5の両外側面とを連通するよ
うに本体の側壁に穿設してあり、両外側面の幅方向中間
の同じ高さ位置に開口し、2個のブロック状本体を高さ
及び幅を揃えて側面で当接させたとき開口が一致する。
一方の空気通路6には本体外面位置に座ぐり状の凹所が
形成されていて、その凹所に空気通路接続時の気密性を
維持するためのOリング28を設置してある。
【0024】取付け部3は、図1(b)に示すように、
前記ブロック状本体5の幅と同じ幅で、所定厚さの細長
い板状の取付け部材30に形成してあり、下面の長手方
向に沿った角は面取り部31を設けてあり、上面に前記
持ち上げユニット2を所定個数側面を当接させて列状に
取り付けることができるように、そしてその列の両端に
端部材32、33を取り付けることができるように、所
定の長さに形成してある。前記面取り部31は、溝に取
り付ける場合に、溝底の隅角部との干渉を避けるために
設けてある。取付け部材30には、ブロック状本体5を
取付ける為のねじ孔34を1個の本体5に対して2個ず
つ設け、また端部材32、33を取付ける為のねじ孔3
5を1個ずつ穿設してある。なお、端部材32、33は
両端の持ち上げユニット2、2の本体側面に当接させて
取り付けられ、一方の端部材32が前記列の一端の持ち
上げユニット2の前記空気通路6に空気を給排できるよ
うに空気管接続部36と、この空気間接続部に続いて前
記空気通路6と接続する空気通路37とを有し、他方の
端部材33が前記列の他端の持ち上げユニット2の空気
通路7を閉じるように側面に孔のない平坦面を有し、い
ずれもブロック状に形成されている。
【0025】図1(a)、(b)は取付け部3としての
取付け部材30に所定個数の持ち上げユニット2と、端
部材32、33とを取り付けた状態を示す。端部材3
2、33を上下に貫通したねじは2本ずつ設けてあり、
2本のうちの1本のねじ38は取付け部3のねじ孔に螺
合し、他の1本のねじ39は取付け部3を通り抜けて所
望の取付け位置に、例えば溝底に形成されたねじ孔に螺
合させる装置取付け用のもので取付け部材30の下面か
ら突出している。この取付け状態で、隣合う持ち上げユ
ニット2の空気通路6、7は互いに接続し、列の両端の
空気通路6、7は一方が端部材32の空気通路37に接
続し、他方が端部材33で遮断されている。また、この
持ち上げユニット取付け状態でシリンダ孔20の下端を
閉じている底壁部材23は下方へ抜け出すことはない。
【0026】本発明の第2の実施の形態を図2に示す。
この物品可動支持装置1aは、第1の実施の形態と比べ
て、持ち上げ手段2aにおけるピストン10の上昇限界
規制手段21aの構成が異なるのみであり、この部分に
付いて説明し、他の部分は同等部分に同一図面不動符号
を付して説明を省略する。
【0027】上昇限界規制手段21aは、ピストン10
の下面に下方へ圧力室24の底壁部材23を気密に且つ
摺動可能に貫通してピストンロッド40を突設し、その
下端にピストンロッド40の直径よりも大径の円板状大
径部材41をねじ42によって取り付けてある。この大
径部材41を設けた部分は底壁部材23の下側に突出す
るから、取付け部材30にその突出を許容できる円孔4
3を穿設してある。
【0028】このように構成した物品可動支持装置1、
1aは、例えば、図6に示すように、プレス機械のボル
スタ44の上面に形成した長方形断面の溝であるU溝4
5に設置して用いる。物品可動支持装置1、1aは同様
にして使用されるから、物品可動支持装置1を使用する
ものとして説明する。U溝45の底には予め取付けボル
ト39のねじ孔46を設けておいて、これに螺合させて
固定する。この例では、適当な間隔の3本のU溝45に
夫々物品可動支持装置1を設置してある。この設置状態
は、U溝45の底に設けたねじ孔46を使用して前記取
付けねじ39で取付け、U溝45のほぼ全長にわたって
持ち上げユニット2が1列に位置している。一端の空気
管接続部36には空気管(図示せず)を接続してあり、
空気管接続部36、空気通路37、6、7を介して各持
ち上げユニット2aの圧力室24に所定圧力の圧縮空気
を供給すると、各昇降部4が上昇して、球体12がボル
スタ44の上面よりも上に突出する。
【0029】球体12の突出した列の上にプレス金型4
7を載せると、金型47は回転自在な球体12に支持さ
れて所望の方向に小さい力で容易に移動させることがで
きる。金型47(上下の金型)を所望の固定位置に移動
させてから、圧力室24の圧縮空気を排出すると、ピス
トン10と共に各球体12が下降し、金型47がボルス
タ44上に載置される。次に金型47はクランプ装置で
ボルスタ44、上側のスライドに夫々固定されて使用で
きる状態になる。金型を交換するときは、金型47をア
ンクランプ状態としてから、再び圧縮空気を供給して昇
降部4を上昇させることにより金型47を容易に移動で
きるようにして、交換する。すなわち、球体12を上昇
させた状態で金型47を搬出し、別の金型を搬入し、位
置調整し、そして昇降部4を下降させ、金型を固定す
る。
【0030】この物品可動支持装置1、1aは、空気圧
を使用するものであるが、夫々にシリンダ部を有する持
ち上げユニット2又は2aを隣接配置する構成であるか
ら、個々のシリンダの出力が油圧シリンダに比べて小さ
くとも金型を持ち上げる程度には十分に大きい出力が得
られる。そしてより大きい出力が要求される場合には、
次に説明するようにダブルシリンダ構造を採用すれば、
更に略2倍の出力が得られる。
【0031】本発明の第3の実施の形態を図3を用いて
説明する。この物品可動支持装置1bは、第1の実施の
形態と比べて、物品持ち上げユニット2bがダブルシリ
ンダ構造になっている点が異なる。すなわち、本体5が
圧力室24の下側にシリンダ孔20と同一軸線上に第2
シリンダ部50を設けた構成である。この第2シリンダ
部50は、本体5を第1の実施の形態のものよりも下方
へ延長形成して形成されている。第2シリンダ部50
は、底壁部材23を定位置に保持する円筒状部材51を
設けてその内孔を第2シリンダ孔52に形成され、これ
に第2ピストン53を収容し、第2シリンダ孔52を閉
じるように取付け部材30に取り付けることにより、第
2ピストン53の下側に第2圧力室54を形成してい
る。図中55は第2圧力室54に対するOリング、19
aは第2ピストンのOリングである。
【0032】第2ピストン53は、その上面から上方へ
向かって突設された第2ピストンロッド56を有し、第
2ピストンロッド56が底壁部材23を気密に摺動可能
に貫通して上側のピストン10の下面の凸部18に当接
している。第2圧力室54には上側の圧力室24から圧
縮空気が供給されるようになっている。すなわち、第2
ピストン53及び第2ピストンロッド56の中心を上下
に貫通する通気孔57を穿設し、第2ピストンロッド5
6の上端に直径方向の溝58を形成することにより、一
連の通気路を設けて連通させてある。この構成では本体
5の上下方向寸法が第2シリンダ孔52を設ける分大き
くなるので、これに対応して端部材32b、33bが形
成されている。この他の構成は第1実施の形態と同様で
あるから、同等部分を同一図面符号で示して説明を省略
する。
【0033】第4の実施の形態を図4に示す。この物品
可動支持装置1cは、持ち上げユニット2cが第3の実
施の形態と比べて、ダブルシリンダ構造になっている点
は同じであるが、第2シリンダ孔52cが取付け部材3
0に形成されている点が異なり、この点について説明す
る。第2シリンダ孔52cは、取付け部材30に上方に
開口するように凹設され、底壁59を有し、この第2シ
リンダ孔52cに第2ピストン53を収容し、第2ピス
トン53の下側に第2圧力室54が形成されている。こ
の他の点は第3の実施の形態と同じであるので、同等部
分を同一図面符号で示して説明を省略する。
【0034】第5の実施の形態を図5に示す。この物品
可動支持装置1dは、第4の実施の形態と比べて、持ち
上げユニット2dがダブルシリンダ構造になっていて取
り付け部材30に第2シリンダ孔52dが形成されてい
る点は同じであるが、ピストン10の上昇限界規制手段
21dの構成が異なる。上昇限界規制手段21dは、第
2の実施の形態におけるものと略同様で、上側のピスト
ン10から下方へ向かって突設したピストンロッド40
の下端に大径部41に相当するもを第2ピストン53d
で代用してある。従って、第2ピストン53dとピスト
ンロッド40とは頭付きのねじ60で固定されている。
そして、第2圧力室54に圧縮空気を給排するためにピ
ストンロッド40とねじ60にその中心を貫通して上側
圧力室24に連通する通気路61を穿設してある。な
お、図5(b)における62は第2ピストン53の上側
空間の呼吸孔である。この呼吸孔について第3、第4の
実施の形態のものおいては説明しなかったが、適当に設
けるものとする。この他の構成は第4の実施の形態と同
じであるから、同等部分を同一図面符号で示して説明を
省略する。
【0035】前述したダブルシリンダ構造を備えた物品
可動支持装置1b、1c、1dは、各持ち上げユニット
2b、2c、2dの上側の圧力室24及び下側の第2圧
力室54が空気通路6、7、通気路(57と58又は6
1)を介して全て連通している。これらの物品可動支持
装置1b、1c、1dは、第1、第2の実施の形態の物
品可動支持装置1、1aと同様に使用される。すなわ
ち、前述したプレス機械のボルスタ44に使用する例で
は、同様に設置して、空気管接続部36、空気通路3
7、6を介して一端の持ち上げユニット2b、2c、又
は2dに圧縮空気を供給すると、全ての持ち上げユニッ
ト2b、2c、又は2dの昇降部4が上昇動作して、各
球体12がボルスタ44の上面48よりも少し上側位置
に突出するようになり、金型47をボルスタ44の上面
に沿って容易に移動させることができる状態になる。ま
た、圧縮空気を排出すると、昇降部4の持ち上げ力がな
くなり、金型47を支持しているときは金型をボルスタ
上に載置する。昇降部4が上昇している時に、球体12
が金型47を押し上げている作用力は、ピストン10の
作用力に第2ピストン53の作用力が加算されたものと
なり、ピストン10と第2ピストン53の外径が略同じ
であるとすると、第1、第2の実施の形態のようなピス
トン10のみによるときの略2倍の押し上げ力となる。
従って、隣接して配列してあることに加えて、ダブルシ
リンダ構造の持ち上げユニット2b、2c、又は2dと
したことにより、重量が比較的大きい金型であっても殆
どの場合持ち上げることが可能である。
【0036】また、本発明の他の実施の形態として、図
7(a)に示すように一つの持ち上げユニット2eが、
2個のシリンダ孔70、71に挿入された2個の昇降部
4を有する構成のもの、更に図7(b)に示すように、
一つの持ち上げユニット2fが、3個のシリンダ孔7
2、73、74に挿入された3個の昇降部4を有する構
成のものを製作しておいて、製作する物品可動支持装置
の長さに応じて、持ち上げユニット2e、2fの幾つか
を組み合わせて所望個数の昇降部4を有するものとす
る。組み合わせによって可能な昇降部4の数は、幾つか
の2と3の組み合わせであるから、2、3は単独で、4
は2+2、5は2+3、6は3+3、7は2+2+3、
・・・・というように任意の数の昇降部4を有するもの
とすることができる。例えば、図7(c)に示すよう
な、5個の昇降部4を有する物品可動支持装置1eとす
ることができる。勿論、前述した第1〜第5の実施の形
態におけるような、一つの持ち上げユニットが1個の昇
降部を有するものを組み合わせに入れてもよい。図7
(a)、(b)において、75は取付けボルト25の挿
通孔であり、第2の実施の形態と同等部分は同一図面符
号で示してある。持ち上げユニット2e、2fの内部構
造の詳細な説明は省略するが、前述した第1〜第5の実
施の形態で説明したものの構成を適用でき、本体5に相
当するものが2個又は3個を一体に連続形成され、空気
通路6、7の他に隣の圧力室24、24の間を連通する
空気通路76を設けてある。
【0037】また、前述した実施の形態の物品可動支持
装置1〜1eの取付け部3を細長い板状の1本のものと
したが、物品可動支持装置1、1aの取付け部3は、圧
力室24の内面を構成しないので、この取付け部3に代
えて、取付け部3を複数個の持ち上げユニットの各々の
中心の下側位置で長手方向に分断したものに形成したも
のを用いる構成が考えられる。この場合は、分断したも
のが全部で取付け部を構成するが、各々は隣合う2個の
持ち上げユニット間を夫々連結しており、これは持ち上
げユニットの数を任意に増減できる構成である。これに
よって、受注してから取付け部3の長さに応じて取付け
部3を機械加工するよりは、予め分断したものを準備し
ておいて必要な長さに単に組み立てるだけで良いから、
この方が更に短期間で出荷できることになる利点が生じ
る。
【0038】第1〜第5の実施の形態及び他の実施の形
態で説明した物品可動支持装置は、使用形態の詳細な説
明は省略するが、前述したプレス機械のボルスタ上面の
他にも、ダイキャストマシンの金型交換用搬出入装置の
金型支持面や、マシニングセンタ、フライス盤、シヤー
等の各種工作機械のワーク支持台の上面や、工作機械等
の周辺のワーク置き台上面や、加工、組み立て、検査、
測定、梱包、出荷等のライン途中の物品支持面や、物品
移送台車の物品支持面、トラックの荷台の物品支持面等
の用途があり、必要に応じて物品の移動、方向転換、位
置決め、載置を行うことができる利便を提供できる。
【0039】
【発明の効果】請求項1、請求項2に記載の発明は、持
ち上げユニットを隣接配置するから、物品の荷重を支え
る球体が近接した位置にあって、物品の支持に多くの球
体が関与して空気圧式であっても大きい荷重に対応で
き、また、物品可動支持装置の異なる長さに自由に対応
でき、また、故障した持ち上げユニットのみを交換する
ことで修理が完了し、修理時間を短くできる、等の効果
を奏する。請求項2に記載の発明は、持ち上げユニット
がダブルシリンダ構造であるから、単一シリンダ構造の
ものと比べて出力が略2倍になる効果を奏する。請求項
3に記載の発明は、所望長さの物品可動支持装置の製作
が非常に簡単となり、製作期間が大幅に短縮される効果
を奏する。請求項4に記載の発明は、ピストン下面と第
2ピストンロッドとが当接した構成であるから、連結構
造よりも製作が容易でコスト低減に有効である効果を奏
する。請求項5に記載の発明は、ピストンに対する上昇
限界規制手段を別に設けないでもよい効果を奏する。請
求項6に記載の発明は、予め余分に準備しておく持ち上
げユニットが第2シリンダ部を除いたものとなるから、
その分の費用を低減できる効果を奏する。請求項7〜9
に記載の発明は、物品を移動させたとき物品の下面が新
たに当接する球体上に滑らかに移動するから、球体の損
耗が軽減される。請求項10に記載の発明は、溝内に設
置したときに溝内に連通する隙間が上面にあまり生じな
いように形成でき、プレスの打ち抜き屑等が突出状態に
はまり込むことがなく、ボルスタ等の物品支持面の異物
を除去しやすく、また、取付け用のねじ孔を角部に穿設
できるから、隣合うシリンダ孔の間隔を近接させる構成
の妨げにならない効果を奏する。請求項11に記載の発
明は、ダストシール部を有するから、球体を回転可能に
支持している小球のある内側部分、及びシリンダ孔の上
側開口とカバー外周との間に、ゴミが入りにくく、故障
しにくい効果を奏する。請求項12に記載の発明は、昇
降部の数を1個、2個、又は3個とした持ち上げユニッ
トを含む組み合わせにできるから、昇降部の数が1個の
持ち上げユニットのみを用いる場合よりも持ち上げユニ
ットの数を少なくすることができ、昇降部の数が多い物
品可動支持装置の組み立てあるいは取付けが容易となる
効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態を示し、(a)は部
分省略平面図、(b)は部分省略部分縦断正面図であ
る。
【図2】本発明の第2の実施の形態を示し、(a)は平
面図、(b)は部分縦断正面図である。
【図3】本発明の第3の実施の形態を示し、(a)は部
分省略平面図、(b)は部分省略部分縦断正面図であ
る。
【図4】本発明の第4の実施の形態を示す部分省略部分
縦断正面図である。
【図5】本発明の第5の実施の形態を示し、(a)は平
面図、(b)は部分縦断正面図である。
【図6】本発明の第1の実施の形態の使用例を示し、
(a)はボルスタ正面図、(b)は(a)の部分拡大図
である。
【図7】本発明の他の実施の形態を示し、(a)は2個
の昇降部を備えた持ち上げユニットの平面図、(b)は
3個の昇降部を備えた持ち上げユニットの平面図、
(c)は(a)及び(b)に示した持ち上げユニットを
使用した物品可動支持装置の平面図である。
【符号の説明】
1 物品可動支持装置 1a 物品可動支持装置 1b 物品可動支持装置 1c 物品可動支持装置 1d 物品可動支持装置 1e 物品可動支持装置 2 持ち上げユニット 2a 持ち上げユニット 2b 持ち上げユニット 2c 持ち上げユニット 2d 持ち上げユニット 2e 持ち上げユニット 2f 持ち上げユニット 3 取付け部 4 昇降部 5 本体 6 空気通路 7 空気通路 10 ピストン 11 凹所 12 球体 13 小球 14 球体保持カバー 15 テーパ付き円孔 16 ダストシール部 17 ダストシール部 18 凸部 19 Oリング 19a Oリング 20 シリンダ 21 上昇限界規制手段 21a 上昇限界規制手段 21d 上昇限界規制手段 22 Oリング 23 底壁部材 24 圧力室 25 取付けボルト 26 頭部 27 座ぐり部 28 Oリング 30 取付け部材 31 面取り部 32 端部材 33 端部材 34 ねじ孔 35 ねじ孔 36 空気間接続部 37 空気通路 38 取付けボルト 39 取付けボルト 40 ピストンロッド 41 大径部 42 ねじ 43 円孔 44 ボルスタ 45 U溝 46 ねじ孔 47 プレス金型 48 ボルスタ上面 50 第2シリンダ部 51 円筒状部材 52 第2シリンダ孔 52c 第2シリンダ孔 52d 第2シリンダ孔 53 第2ピストン 53d 第2ピストン 54 第2圧力室 55 Oリング 56 第2ピストンロッド 57 通気路 58 溝 59 底壁 60 頭付きのねじ 61 通気路 62 呼吸孔 72 シリンダ孔 73 シリンダ孔 74 シリンダ孔 75 ボルト挿通孔 76 空気通路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 河野 秀典 兵庫県神戸市西区高塚台3丁目2番60 エスアールエンジニアリング株式会社内 (72)発明者 井口 薫 東京都練馬区南大泉1−22−8 (56)参考文献 特開 平10−324407(JP,A) 実開 昭61−113708(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B65G 13/00 - 13/12 B65G 39/00 - 39/20 B65G 7/04 B21D 37/04

Claims (12)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の持ち上げユニットと、前記複数の
    持ち上げユニットを互いに外側面を当接させ列をなして
    取り付けられる取付け部とからなり、前記持ち上げユニ
    ットが、ピストンの上端部に自由に回転可能な球体を有
    する昇降部と、上部に開口したシリンダ孔を有しそのシ
    リンダ孔に上昇時に前記開口から前記球体が突出するよ
    うに昇降可能に前記ピストンを収容して下側を圧力室と
    した本体と、前記圧力室に連通し本体外側面に開口する
    空気通路と、により構成され、複数の前記持ち上げユニ
    ットを前記取付け部に取り付けることにより前記空気通
    路が接続し、前記列の一端の持ち上げユニットの圧力室
    に圧縮空気を供給することにより前記列をなしている他
    の持ち上げユニットの夫々の圧力室に圧縮空気が供給さ
    れるように構成したことを特徴とする物品可動支持装
    置。
  2. 【請求項2】 複数の持ち上げユニットと、前記複数の
    持ち上げユニットを互いに外側面を当接させ列をなして
    取り付けられる取付け部とからなり、前記持ち上げユニ
    ットが、ピストンの上端部に自由に回転可能な球体を有
    する昇降部と、上部に開口したシリンダ孔を有しそのシ
    リンダ孔に上昇時に前記開口から前記球体が突出するよ
    うに昇降可能に前記ピストンを収容して下側を圧力室と
    すると共に圧力室の下側に配置され圧力室からの空気圧
    により前記ピストンの押し上げ力に加算される押し上げ
    力を出力する第2のシリンダ部を設けてなるダブルシリ
    ンダ構造を有する本体と、前記圧力室に連通し本体外側
    面に開口する空気通路と、により構成され、複数の前記
    持ち上げユニットを前記取付け部に取り付けることによ
    り前記空気通路が接続し、前記列の一端の持ち上げユニ
    ットの圧力室に圧縮空気を供給することにより前記列を
    なしている他の持ち上げユニットの夫々の圧力室に圧縮
    空気が供給され得るように構成したことを特徴とする物
    品可動支持装置。
  3. 【請求項3】 請求項1、又は請求項2に記載の物品可
    動支持装置において、前記取付け部が、細長い板状の取
    付け部材であることを特徴とする物品可動支持装置。
  4. 【請求項4】 請求項2に記載の物品可動支持装置にお
    いて、前記第2のシリンダ部が、前記シリンダ孔と前記
    圧力室の底壁で区画された第2シリンダ孔と、この第2
    シリンダ孔に収容され下側に第2圧力室を形成する第2
    ピストンと、前記第2ピストンから上向きに突出し前記
    底壁を気密に且つ摺動可能に貫通して前記ピストン下面
    に当接している第2ピストンロッドと、前記圧力室と第
    2圧力室とを連通している前記第2ピストンロッドに穿
    設した通気路と、で形成されていることを特徴とする物
    品可動支持装置。
  5. 【請求項5】 請求項2に記載の物品可動支持装置にお
    いて、前記第2のシリンダ部が、前記シリンダ孔と前記
    圧力室の底壁で区画された第2シリンダ孔と、この第2
    シリンダ孔に収容され下側に第2圧力室を形成する第2
    ピストンと、前記底壁を気密に且つ摺動可能に貫通して
    前記ピストンと第2ピストンとを連結している第2ピス
    トンロッドと、前記圧力室と第2圧力室とを連通してい
    る前記第2ピストンロッドを通って穿設した通気路と、
    で形成されていることを特徴とする物品可動支持装置。
  6. 【請求項6】 複数の持ち上げユニットと、前記複数の
    持ち上げユニットを互いに外側面を当接させ列をなして
    取り付けられる細長い板状の取付け部材とからなり、前
    記持ち上げユニットが、ピストンの上端部に自由に回転
    可能な球体を有する昇降部と、上部に開口したシリンダ
    孔を有しそのシリンダ孔に上昇時に前記開口から前記球
    体が突出するように昇降可能に前記ピストンを収容して
    下側を圧力室とする本体と、前記圧力室の下側に設けら
    れ圧力室からの空気圧により前記ピストンの押し上げ力
    に加算される押し上げ力を出力する第2のシリンダ部の
    第2ピストンと、前記圧力室に連通し本体外側面に開口
    する空気通路と、により構成され、前記取付け部材が、
    前記第2ピストンの嵌入する第2シリンダを有し、前記
    持ち上げユニットを前記取付け部材に取り付けることに
    より前記空気通路が接続され、前記列の一端の持ち上げ
    ユニットの圧力室に圧縮空気を供給することにより前記
    列をなしている他の持ち上げユニットの夫々の圧力室に
    圧縮空気が供給されるように構成したことを特徴とする
    物品可動支持装置。
  7. 【請求項7】 請求項1、請求項2、又は請求項6に記
    載の物品可動支持装置において、前記昇降部の上昇によ
    り前記球体が前記本体上端よりも所定寸法突出した状態
    となるように前記ピストンの上昇限界を規制する上昇限
    界規制手段を有することを特徴とする物品可動支持装
    置。
  8. 【請求項8】 請求項7に記載の物品可動支持装置にお
    いて、前記上昇限界規制手段が、シリンダ孔の上部にシ
    リンダ孔の内径よりも小さい内径の小径部として形成さ
    れていることを特徴とする物品可動支持装置。
  9. 【請求項9】 請求項7に記載の物品可動支持装置にお
    いて、前記上昇限界規制手段が、前記ピストンの下面か
    ら突出し前記圧力室の底壁を気密に且つ摺動可能に貫通
    したピストンロッドと、底壁の下方へ出たピストンロッ
    ドに設けられたピストンロッドの外径よりも大きい大径
    部とで構成されていることを特徴とする物品可動支持装
    置。
  10. 【請求項10】 請求項1、請求項2、又は請求項6に
    記載の物品可動支持装置において、前記本体が所定寸法
    の略直方体状のブロックであることを特徴とする物品可
    動支持装置。
  11. 【請求項11】 請求項1、請求項2、又は請求項6に
    記載の物品可動支持装置において、下部が前記昇降部の
    ピストンに係合し上部が前記球体を覆い中心部に球体の
    一部が突出する円孔を有し外周が前記シリンダ孔の上側
    開口に上下に摺動可能に嵌合している合成樹脂製の球体
    保持カバーを有し、この球体保持カバーは、上面が平坦
    面でその平坦面の外周縁と前記円孔内縁とがエッヂに形
    成されたダストシール部を備えていることを特徴とする
    物品可動支持装置。
  12. 【請求項12】 請求項1、請求項2、又は請求項6に
    記載の物品可動支持装置において、前記持ち上げユニッ
    トが、前記本体に、前記球体を有する昇降部を、1個、
    2個、又は3個備えたものに形成され、このような持ち
    上げユニットの幾つかを組み合わせて構成したことを特
    徴とする物品可動支持装置。
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