JP2983348B2 - ハイブリッド型サーボモータ - Google Patents

ハイブリッド型サーボモータ

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JP2983348B2
JP2983348B2 JP3230965A JP23096591A JP2983348B2 JP 2983348 B2 JP2983348 B2 JP 2983348B2 JP 3230965 A JP3230965 A JP 3230965A JP 23096591 A JP23096591 A JP 23096591A JP 2983348 B2 JP2983348 B2 JP 2983348B2
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JP
Japan
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fixing plate
guide groove
wheel
element fixing
servomotor
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憲章 長船
勝 田中
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OOKUMA KK
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OOKUMA KK
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  • General Electrical Machinery Utilizing Piezoelectricity, Electrostriction Or Magnetostriction (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、高速制御特性及び微細
精密位置決め特性を有するハイブリッド型サーボモータ
に関する。
【0002】
【従来の技術】図9は従来のサーボモータの一例を示す
軸方向断面図である。モータ軸1は、ケーシング2に取
付けられたハウジング3,4、ベアリング5,6を介し
て回転自在に取付けられている。ステータコア7は電磁
鋼板を積層して作られ、その一部には巻線8が巻かれて
おり、ケーシング2に圧入等により固定されている。モ
ータ軸1には、ステータコア7と径方向に対向する部分
に、図示していないが永久磁石が接着等により取付けら
れている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来のサーボ
モータにて微細な精密位置決め制御を行なう場合は、位
置検出分解能をできるだけ高め、制御応答性をできるだ
け早くすることにより誤差を小さくして制御する必要が
ある。しかしながら、位置検出分解能を高めるためには
変速比を大きくする必要があるが、そのため高速制御す
ることが困難となり、また、制御応答性を高めるために
はサーボモータの負荷イナーシャを小さくする必要があ
るが、特に現状のサーボモータではそのトルク発生機構
によりロータ自体がすでに比較的大きな負荷イナーシャ
を持っており、発生トルクに対して高い制御応答性を求
めるにも限界があるという問題があった。本発明は上述
した事情から成されたものであり、本発明の目的は、高
速制御特性を損なうことなく位置検出分解能が高く、制
御応答性も高いハイブリッド型サーボモータを提供する
ことにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、高速制御特性
及び微細精密位置決め特性を有するハイブリッド型サー
ボモータに関するものであり、本発明の上記目的は、サ
ーボモータのモータ軸に取付けられ、該モータ軸と同心
円形状にしてモータ軸と平行に開口するコ字形案内溝
有するホイールと、前記案内溝の対向する円弧状壁面
案内溝の径方向に伸縮して前記ホイールをクランプ、
アンクランプする第1素と、該第1素子を前記案内溝
の対向する円弧状壁面に沿って微小移動させる前記第1
素子の伸縮方向と略直交方向に伸縮する2素子を固定
し、前記案内溝に対向してモータ枠に取付けられた素子
固定板と備え、前記素子固定板には、該素子固定板の
径方向の2ヶ所で前記第1素子の素子固定板に、外側が
内側より長い弾性支持部を形成するよう、前記第1素子
の素子固定部の周囲に前記素子固定板の径方向外側の幅
が径方向内側の幅より広い切欠きを設けることによって
達成される。
【0005】
【作用】本発明は、第1及び第2の各素子の伸縮により
回転するホイールとサーボモータとを組合せているの
で、前記ホイールによる微細精密位置決めと、前記サー
ボモータによる高速制御とが一台のモータで達成され
また、第1素子の素子固定部は、第2素子の伸長に
よって押されたことにより素子固定部の外側と内側との
2ヶ所に形成された弾性支持部のダイヤフラム状の変形
差(弾性支持部の外側の変形が内側の変形より大きい)
によって微少な円弧状の変位を起し、この変位が第1素
子に伝達されて第1素子の微少移動に方向性を与えてコ
字形案内溝の対向する円弧状壁面に沿う移動が正確かつ
円滑に行われる。 そして、第2素子の縮小により、素子
固定部は弾性支持部の復元によって元の状態に戻る。
【0006】
【実施例】まず、本発明における原理について説明す
る。図6はいわゆる尺取り虫型の移動体の一例を示す斜
視図であり、加えられる電界により軸方向に伸縮可能な
棒状の例えば圧電素子11,12,13がH型となるよ
うに接続されて案内溝14内に配置されている。図7は
その前進動作1サイクルのステップ例を示す図であり、
図8は前進動作又は後進動作における各ステップ毎の圧
電素子11,12,13の伸縮状態を示す図である。圧
電電子11,13は伸縮することにより案内溝14の
向する壁面の間で自身をクランプ,アンクランプし、圧
電素子12は伸縮することにより圧電素子11,13の
間隔を変化させる。従って、各圧電素子11,12,1
3の伸縮タイミングをステップ〜となるように制御
することで1サイクル移動量だけ移動体を移動させるこ
とができ、ステップ〜を繰返すことで移動体を連続
移動させることができる。従って、逆にこのような移動
体を固定することで円形の案内溝が設けられたホイール
を回転させることも可能であり、本発明はこれを適用し
たものである。
【0007】図1は本発明のハイブリッド型サーボモー
タの一例を示す軸方向断面図である。従来のサーボモー
タのモータ軸1の一端にはモータ軸1と同心円形状にし
てモータ軸と平行に開口するコ字形案内溝が設けられた
ホイール24が組込まれており、この案内溝の対向する
円弧状壁面の間で案内溝の径方向に伸縮してホイール2
4をクランプ,アンクランプ可能な圧電素子21,2
1′,(23,23′)(第1素子)及び圧電素子2
1,21′を伸縮により案内溝の対向する円弧状壁面
沿って微小移動させる圧電素子(22,22′)(第2
素子)が固定された素子固定板25が前記ホイール24
の案内溝側に対向してモータ軸1に接触しないように
ータ枠29に取付けられている。そして、モータ軸1の
先端には位置検出器30が配設されている。
【0008】図2は上述した素子固定板25の一例を示
す斜視図であり、ホイール24のコ字形案内溝の対向す
円弧状壁面の間でホイール24をクランプ、アンクラ
ンプ可能な圧電素子21、21’、23、23’は素子
固定板25の一面から突出した形で、かつ素子固定板
25の中心点から放射状に十字形となるように固定され
ている。圧電素子21、21’の固定部周囲の素子固定
板25にはその中心点から径方向の中心側と外周側との
2点で各側部が対向する一対のコ字形切欠きが対向して
設けられており、これらの切欠き26a及び26b、2
6a’及び26b’によって形成される素子固定部2
7、27’円弧の移動軌跡を描くようにダイヤフラ
ム状に微小変位ができるように、上記コ字形切欠き2
6a、26b及び26a’、26b’の各外周側側部端
面の径方向長さLを中心側側部端面の径方向長さlより
長く設定した夫々2ヶ所の弾性支持部30,31及び3
0’,31’が前記素子固定部27,27’に形成され
ている。そして、圧電素子22、22’は素子固定板2
5内に設けられた切欠き26a、26a’に至る横穴内
に挿入され、圧電素子22、22’の一端が素子固定部
27、27’の一側端面に当接され、他端は素子固定板
25の外周面に固定されたストッパー28、28’に固
定されている。従って、圧電素子22、22′が伸びる
ことにより素子固定部27、27′はその外周側と中心
側との2ヶ所形成された弾性支持部30,31及び3
0′,31′の変形差によって微小な円弧状の変位を起
こし、この変位が圧電素子21、21′に伝達して圧電
素子の移動に 方向性を与え、ホイール24のコ字形案内
の対向する円弧状壁面に沿って微小移動させることが
でき、圧電素子22、22′が縮むと素子固定部27、
27′は弾性支持部30,31及び30′,31′の復
元によって元の状態に戻る。
【0009】図3及び図4は本発明のハイブリッド型サ
ーボモータのホイールの正転動作1サイクルのステップ
例を示す図であり、図5は正転動作又は反転動作におけ
る各ステップ毎の圧電素子21,21′,22,2
2′,23,23′の伸縮状態を示す図である。圧電素
子21,21′,23,23′はホイール24のコ字形
案内溝の対向する円弧状壁面の間で案内溝の径方向に
縮することによりホイール24をクランプ,アンクラン
プし、圧電素子22,22′は伸縮することにより圧電
素子21,21′をコ字形案内溝の対向する円弧状壁面
に沿って微小移動させる。従って、各圧電素子21,2
1′22,22′23,23′の伸縮タイミングをステ
ップ〜となるように制御することで1サイクル当り
の回転量だけホイール24を回転させることができ、ス
テップ〜を繰返すことでホイール24を連続回転さ
せることができる。このように圧電素子21及び2
1′,22及び22′,23及び23′は2個1組でホ
イール24の回転方向に対して同方向に同時動作するよ
うに制御されるので、圧電素子22,22′の押出し力
によりトルクを発生し、また圧電素子22,22′の微
動の大きさによりホイール24の1サイクル当りの回転
量が定められる。従って、圧電素子21,21′,2
2,22′,23,23′によるホイール24の回転は
位置検出分解能が高く、制御応答性も高い。しかしなが
ら、ホイール24の1サイクル当りの回転量は微小なた
め高速回転は望めない。そこで、ホイール24の最高回
転数以上又はそれ以内の指定回転数以上の回転を望む場
合は圧電素子21,21′,23,23′を全て縮めて
アンクランプ状態にし、従来のサーボモータとして制御
すれば良い。
【0010】
【発明の効果】以上のように本発明のハイブリッド型
サーボモータによれば、高速制御特性を損なうことなく
位置検出分解能が高く、制御応答性も高くすることがで
きるので、例えば工作機械に適用すれば加工効率及び加
工精度を大幅に向上させることができる。また、第1素
子の素子固定部は、その固定部の周囲に素子固定部板の
径方向外側の幅が径方向内側の幅より広い切欠きを設け
て、外側が内側より長い2ヶ所の弾性支持部を有するの
で、第2素子の伸長による素子固定部の各弾性支持部の
変形差によって、第1素子はホイールのコ字形案内溝の
対向する円弧状壁面に沿う微小移動を正確にかつ円滑に
行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のハイブリッド型サーボモータの一例を
示す軸方向断面図である。
【図2】本発明のハイブリッド型サーボモータの主要部
の一例を示す斜視図である。
【図3】本発明のハイブリッド型サーボモータの主要部
の正転動作1サイクルのステップ例を示す第1の部分図
である。
【図4】本発明のハイブリッド型サーボモータの主要部
の正転動作1サイクルのステップ例を示す第2の部分図
である。
【図5】図3及び図4に示す各ステップ毎の圧電素子の
伸縮状態を示す図である。
【図6】本発明のハイブリッド型サーボモータの原理を
説明するための移動体の一例を示す斜視図である。
【図7】図6に示す移動体の前進動作1サイクルのステ
ップ例を示す図である。
【図8】図7に示す各ステップ毎の圧電素子の伸縮状態
を示す図である。
【図9】従来のサーボモータの一例を示す軸方向断面図
である。
【符号の説明】
21,21′,23,23′ 圧電素子(第1素子) 22,22′ 圧電素子(第2素子) 24 ホイール 25 素子固定板 26a,26b,26a′,26b′ コ字形切欠き 27,27′ 素子固定部30,31,30′,31′ 弾性支持部 28,28′ ストッパー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H02K 16/04 H02K 57/00 H02N 2/00

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 サーボモータのモータ軸に取り付けら
    れ、該モータ軸と同心円形状にしてモータ軸と平行に開
    口するコ字形案内溝を有するホイールと、 前記案内溝の対向する円弧状壁面間で案内溝の径方向に
    伸縮して前記ホイールをクランプ、アンクランプする第
    1素と、該第1素子を前記案内溝の対向する円弧状壁
    に沿って微小移動させる前記第1素子の伸縮方向と略
    直交方向に伸縮する第2素子を固定し、前記案内溝に対
    向してモータ枠に取付けられた素子固定板と備え、前記素子固定板には、該素子固定板の径方向の2ヶ所で
    前記第1素子の素子固定板に、外側が内側より長い弾性
    支持部を形成するよう、前記第1素子の素子固定部の周
    囲に前記素子固定板の径方向外側の幅が径方向内側の幅
    より広い切欠きを設ける ことを特徴とするハイブリッド
    型サーボモータ。
JP3230965A 1991-08-19 1991-08-19 ハイブリッド型サーボモータ Expired - Lifetime JP2983348B2 (ja)

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