JP3395147B2 - 磁極位置検出器 - Google Patents

磁極位置検出器

Info

Publication number
JP3395147B2
JP3395147B2 JP2000247737A JP2000247737A JP3395147B2 JP 3395147 B2 JP3395147 B2 JP 3395147B2 JP 2000247737 A JP2000247737 A JP 2000247737A JP 2000247737 A JP2000247737 A JP 2000247737A JP 3395147 B2 JP3395147 B2 JP 3395147B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
magnetic
magnetic pole
pole position
position detector
stator
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2000247737A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2002062162A (ja
Inventor
昭二 大岩
和夫 大西
昌史 山本
信司 清水
洋治 鵜木
Original Assignee
日本サーボ株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 日本サーボ株式会社 filed Critical 日本サーボ株式会社
Priority to JP2000247737A priority Critical patent/JP3395147B2/ja
Publication of JP2002062162A publication Critical patent/JP2002062162A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3395147B2 publication Critical patent/JP3395147B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、多相ステップモータを
多相ブラシレスDCモータとして駆動するための多極ロ
ータの磁極位置検出方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、ステップモータの回転運動は、指
令する入力パルスの周波数により規定されるが、大きな
負荷の加速や高速回転するような場合にはロータの回転
運動が指令パルスに正しく追従出来なくなり脱調が生
じ、ロータの回転は異常振動を伴う重大欠点がある。ま
た、近年ステップモータの閉ループ駆動が採用されてい
るがこれらは脱調の発生条件を低減しているのみで原理
的解決には至っていないものが多い。
【0003】上述したステップモータの脱調を避けるた
めに、ステップモータをブラシレスDCモータとして運
転できれば両者の長所が生かせ、起動時や急激な負荷変
動時にも安定した回転を確保出来る。
【0004】ステップモータをブラシレスDCモータと
して運転するには、ロータの磁極位置を検出し,モータ
巻線に適切な通電角を与えるコミュテーション信号が必
要である。ハイブリッド形のステップモータ軸にエンコ
ーダを直結し、エンコーダ信号をモータのロータ磁極位
置と同期させ,コミュテーション信号とすることでブラ
シレスDCモータとして運転する方法が多く提案されて
いる。また、高価なエンコーダでなく、安価なホール素
子をコミュテーションセンサとして用い、多極ロータの
位置を検出する方法が実開昭57−34758,実開昭
63−124083,特開平7−174583,特開平
9−201206公報のように提案されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】モータの低振動化には
ステップ角を非常に小さくすることが有利であるが、ブ
ラシレスDCモータとして見るとロータ磁極数が非常に
大きくなる。例えばステップ角0.6゜の3相ステップモ
ータでは200極に相当する。DCブラシレスモータとし
て運転するには、この200極のロータ磁極位置を精度よ
く検出する必要がある。
【0006】上述のステップモータとエンコーダのシス
テムでは、エンコーダ信号をコミュテーション信号に利
用するためエンコーダの出力パルス位置とモータのロー
タ磁極位置を一致させる必要がある。しかしながら、磁
極数が非常に大きくなると、モータのロータ軸とエンコ
ーダ連結の機械角度の位置決め精度が出ない。また,ス
テップ角の比較的大きなモータでも調整に時間がかか
る。
【0007】図8はホール素子を用いる上述の特開平7
−174583公報の概要である。モータ軸102にス
テップモータ103の磁極数に等しい極数の着磁を外周
に施した磁気ドラム101をモータ軸102に固定し,
角度をずらした2個のセンサコア104,105で集磁
しホール素子106で磁束変化を検出している。この方
式でも、磁気ドラム101の磁極とモータロータ磁極位
置を一致させる必要があり機械角度位置決め精度の問題
が残る。また、2個の磁性体107,108の位置合わ
せも煩わしい。その他の考案,実開昭57−3475
8,実開昭63−124083,特開平9−20120
6も上述と同じようにNS多極のマグネットが必要であ
り,何らかの形でモータロータとの位置合わせ調整が必
要である。本発明は上述の問題を解決して、精度良いコ
ミュテーション信号を得る磁極位置検出器を安価に提供
することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明に成る磁極位置検
出器は、検出対象のハイブリッド形多相ステップモータ
に使用されているロータ部分構造と等価なロータコア
と,ステータ部分構造と等価に製作した固定子主磁極
を,ロータコア外周突起と空隙を介して対向させる。ロ
ータコア外周突起部と固定子主磁極の先端突起の重なり
具合による磁気抵抗変化を利用して,固定子主磁極に生
じる磁束変化を,磁気変換素子に与え、電気信号として
検出するものである。
【0009】磁気変換素子にホール素子を使用すると,
回転子外周突起から出る磁力は回転子磁極が単極である
ためDC電圧が重畳した電圧出力となる。この重畳電圧
は,ホール素子の温度特性により大きく変化するため,
そのままロータの位置センサとして使用することは不可
能である。そこで電気角で180°位相のずれた第二の
ホール素子を配置し,基準となる第一のホール素子と第
二のホール素子の出力電圧を比較することで,余分な重
畳電圧を除去する方法が考えられる。
【0010】モータのロータと磁極位置検出器の回転子
の部品は同一であり,モータ軸に対して同一角度に容易
に保持できる。また,モータの固定子と磁極位置検出器
の固定子主磁極の部品は同一であり,ある基準点に対し
て同一角度に容易に保持できる。上記の様にモータと磁
極位置検出器は高精度に位置決めでき,モータの通電相
切換位置を一致させる調整作業は不要となる。
【0011】
【実施例】以下図面によって本発明の第一の実施例につ
いて説明する。図1は,モータと一体に搭載した本発明
の磁極位置検出器の断面図であり,A部が磁極位置検出
器であり,B部はハイブリッド形のステップモータ(以
下モータと称する)である。B部のモータのロータ部構
造は,外周に歯状突起を備えた第一のモータロータコア
12と,外周の歯状突起の凹凸位置を逆にした第二のモ
ータロータコア13との間に単極着磁したモータ永久磁
石14を挟持した構成となっている。15はモータ巻
線,16はモータステータコアであり巻線15が施され
ている。5はモータ回転軸4を保持するボールベアリン
グ,11はモータハウジング,17はモータ組み立て用
のネジである。
【0012】本発明に係わるA部の磁極位置検出部にお
いて,1は軸方向に単極着磁された検出器永久磁石,2
は外周に歯状突起の凹凸を有する検出器ロータコア,3
はロータプレート,モータ回転軸4に検出器永久磁石1
と検出器ロータコア2とロータプレート3を固定したも
のが回転子である。また,6は内周に歯状突起の凹凸を
有する検出器ステータコアの主磁極となる固定子主磁極
である。また,8は磁性材料からなる集磁チップ,9は
磁界強度を電気信号に変換するホール素子群,10はホ
ール素子群9を搭載するプリント基板である。磁極位置
検出部の検出器ロータコアとモータ部の第一のモータロ
ータコア12,第二のモータロータコア13とは同一金
型でプレス加工したもので,厚さは異なるが平面形状は
全く同一である。また同じように、磁極位置検出部の固
定子主磁極6とモータ部のモータステータコア16は同
一金型でプレス加工したもので,厚さは異なるが平面形
状は全く同一である。
【0013】図2は,3相の磁極位置検出器であり,外
周に歯状突起の凹凸を有する検出器ロータコア2からな
る回転子と,空隙を介して円環状検出器ステータコアの
内周に歯状突起の凹凸を有する固定子主磁極6とホール
素子群9の位置関係を示すものである。20は検出ステ
ータコアの外周円環状ヨークである。本図では,固定子
主磁極6の磁極数は12であり,固定子主磁極位置はa
〜lとなっている。回転子の回転により,固定子磁極位
置aに対してbでは,上述の空隙の磁気抵抗変化が電気
角で60°遅れて現れる。同様に固定子主磁極位置c〜
lは順次電気角60°遅れている。したがって,電気角
120°位相差の3相信号U,V,Wを検出するには,
固定子主磁極位置aにU相ホール素子9−uを,固定子
主磁極位置cにV相ホール素子9−vを,固定子主磁極
位置eにW相ホール素子9−wを配置すればよい。
【0014】図3−1,3−2は,検出器永久磁石1か
らの磁束ループを示すもので,検出器永久磁石1から出
た磁束は,ロータプレート3を通り,固定子主磁極6上
に配置された集磁チップ8に集中する。更に、内周先端
に歯状突起を有する第一の固定子主磁極6を通り、空隙
を介し検出器ロータコア2の外周歯状突起を通り,検出
器永久磁石1に戻る。また、ホール素子9を集磁チップ
8上で空隙を介してロータプレート3に対向させる。図
3−1,3−2は検出器ロータコアと固定子主磁極間の
空隙の磁気抵抗が最も小さい状態を示し,磁性体円板の
回転移動に従って,空隙の磁気抵抗は大小に変化し,そ
の結果としてホール素子9に印加される磁界強度も大小
に変化する。図3−3は固定子主磁極を電磁鋼板の積層
構造で製作し、積層用のハーフパンチ凸部を集磁チップ
として使用する一体化構造を示すもので、組み立てが容
易に出来る。
【0015】図4は,ホール素子9−uの出力電圧波形
からU相のコミュテーション信号を生成する方法であ
る。41はホール素子9−uの出力電圧波形,42はあ
る基準電圧であり,43はU相のコミュテーション信号
である。このように,検出器永久磁石1が単極に着磁さ
れているため出力電圧波形41はDC電圧が重畳した波
形となる。出力電圧波形41と基準電圧42を比較回路
で処理することでコミュテーション信号43が得られ
る。
【0016】しかしながら,ホール素子群9は温度特性
が悪く,周囲温度の変化で出力電圧が大きく変動する。
図4の44は温度変化した場合のホール素子の出力電圧
であり,45は比較回路出力のコミュテーション信号で
ある。このように,温度によりコミュテーション信号の
H・Lのデューティ比が変化してコミュテーションの精
度を悪化させてしまう。
【0017】そこで図2に示すように,各相の第一のホ
ール素子群9−u,9−v,9−wに対して電気角で1
80°位相のずれた第二のホール素子群9−u’,9−
v’,9−w’を図2のように配置し,各相の第一のホ
ール素子群と第二のホール素子群の出力電圧を比較する
ことで,余分な重畳電圧を除去することが可能となる。
【0018】図5は,ホール素子9−u’の出力電圧波
形46とホール素子9−uの出力電圧波形41との交点
からU相のコミュテーション信号43を生成するもの
で,この場合,周囲温度変化に対してホール素子の出力
電圧波形は44,47のようになるが両者の交点位置の
変化はなく,温度変化に対してコミュテーション信号4
3のデューティは変化しない。
【0019】図6は,3相分のコミュテーション信号を
示すもので,48はV相のコミュテーション信号,49
はW相のコミュテーション信号を表し,それぞれ電気角
で120°の位相差信号が生成される。
【0020】また,図1において,モータと磁極位置検
出器を組み立てる際に,第一のモータロータコア12と
検出器ロータコア2の外周歯状突起の凹凸位置を一致さ
せる。また、モータステータコア16と第一の固定子主
磁極6の内周歯状突起凹凸位置,更にU,V,W相の巻
線のあるモータステータコア主磁極とホール素子9−
u,9−v,9−wを一致させて配置することで,モー
タが回転することにより生じる誘起電圧とコミュテーシ
ョン信号の位相関係は図7のようになる。ここで43は
U相のコミュテーション信号出力,50はU相のモータ
誘起電圧波形である。このように,誘起電圧に対して得
られるコミュテーション信号は電気角90°の位相差が
あり,モータ駆動回路内で位相シフト処理を行い最適な
通電位置を決めてモータ巻線に通電する。
【0021】また,図3−1において,ホール素子9の
上部にロータプレート3の外周があり,この外周部に検
出器ロータコア2が先端に持つ歯状突起と同数のスリッ
トを設けることで,ホール素子9を通過する磁束変化量
が増加して検出精度があがる。
【0022】また,本発明の実施例では,検出器ロータ
コアとモータロータコア,検出器ステータコアとモータ
ステータコアが同一金型のプレス品で説明したが,モー
タ用と検出器用の部品は大きさが異なっても相似形状に
なっていれば使用可能であることは言うまでもない。
【0023】また、本発明では,電気角90°位相差の
2相モータ,電気角36°位相差の5相モータでも上述
した3相モータの実施例と同様に適用可能であることも
言うまでもない。
【0024】上記実施例の形態に例示した本発明の磁極
位置検出器の特徴について列挙する。 (a)多相ハイブリド形ステップモータの磁極位置をホ
ール素子で安価に検出可能である。 (b)本発明の磁極位置検出器の主要部品は,ハイブリ
ッド形ステップモータの部品と等価であり安価に構成さ
れる。 (c)各固定子主磁極に集磁チップを配置することで,
各固定子主磁極相互間での磁路が形成されず,ホール素
子に磁束が集中し,コミュテーション信号としての精度
が良い。 (d)各相に電気角180°位相差のホール素子を付加
配置し,各相ホール素子出力の交点を検出することで,
ゼロクロス検出と等価になり,温度に対して精度の良い
コミュテーション信号が得られる。 (g)本発明の磁極位置検出器の主要部品は,ハイブリ
ッド形ステップモータの部品と等価であり,位置合わせ
の組み立てが容易であり,モータ誘起電圧との位置合わ
せの後作業が不要である。 (h)本発明に係わる電気部品(ホール素子,IC,抵
抗等)は全て一枚のプリント基板上に配置され接続が容
易であり,小型化されてモータ内に内蔵可能である。 (i)本発明の磁極位置検出器は簡略化された構造で,
高精度に位置を検出可能である。
【0025】
【発明の効果】以上詳細に説明したごとく,本発明の磁
極位置検出器は,小ステップ角仕様のハイブリド形ステ
ップモータをブラシレスDCモータとして運転する際の
ロータの磁極位置検出を,安価で,組み立て性が良く,
位置検出の精度向上が図れ,簡素化された構造で実現可
能となる。本磁極位置検出器を搭載したモータは,回転
ムラ低減・動作範囲拡大・高効率運転が可能となり用途
を大幅に拡大できる。
【0026】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に成る3相磁極位置検出器とハイブリッ
ド形ステップモータの構造図
【図2】本発明に成る3相磁極位置検出器の平面構造図
【図3】本発明に成る磁極位置検出器の磁束ループを示
す構造図
【図4】本発明に成る磁極位置検出器のホール素子の出
力電圧波形図
【図5】本発明に成る磁極位置検出器の第一のホール素
子と第二のホール素子の出力電圧波形図
【図6】本発明に成る磁極位置検出器から生成したコミ
ュテーション信号図
【図7】本発明に成る磁極位置検出器から生成したコミ
ュテーション信号図とモータ誘起電圧の関係図
【図8】従来の磁極位置検出器
【符号の説明】
A・・・磁極位置検出器 B・・・ハイブリッド形ステップモータ a〜l・・・固定子主磁極位置を示す 1・・・検出器永久磁石 2・・・検出器ロータコア 3・・・ロータプレート 4・・・モータ回転軸 5・・・ボールベアリング 6・・・第一の固定子主磁極 8・・・集磁チップ 9・・・ホール素子群 10・・・プリント基板 11・・・モータハウジング 12・・・第一のモータロータコア 13・・・第二のモータロータコア 14・・・モータ永久磁石 15・・・モータ巻線 16・・・モータステータコア 17・・・ネジ 20・・・円環状ヨーク部 41・・・ホール素子9−uの出力電圧波形 42・・・基準電圧 43・・・U相コミュテーション信号 44・・・周囲温度変化によるホール素子9−uの出力
電圧波形 45・・・周囲温度変化によるU相コミュテーション信
号 46・・・ホール素子9−u’の出力電圧波形 47・・・周囲温度変化によるホール素子9−u’の出
力電圧波形 48・・・V相コミュテーション信号 49・・・W相コミュテーション信号 50・・・U相モータ巻線の誘起電圧波形 51・・・ホール素子9−uの出力電圧波形 52・・・U相コミュテーション信号 53・・・周囲温度変化によるホール素子9−uの出力
電圧波形 101・・・磁気ドラム 102・・・モータ軸 103・・・モータ 104・・・第一のセンサコア 105・・・第二のセンサコア 106・・・ホール素子 107・・・第一の磁性体 108・・・第二の磁性体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 鵜木 洋治 群馬県桐生市相生町3−93 日本サーボ 株式会社桐生工場内 (56)参考文献 特開 昭57−7562(JP,A) 特開 昭61−288113(JP,A) 特開 平7−209018(JP,A) 特開 平6−261532(JP,A) 特開 平7−174583(JP,A) 実開 平3−114012(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01D 5/00 - 5/62 G01B 7/00 - 7/30 H02K 11/00 H02K 37/04 501 H02K 24/00 H02P 8/00 303

Claims (10)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外周に複数の歯状突起を設けたロータコ
    アとロータコアよりも外径が大きく磁性材料から成る円
    形のロータプレート間に,回転軸方向にNSと磁化され
    た永久磁石を挟持して回転軸に固着し,ロータコアの外
    周にラジアル空隙を介して,その先端に複数個の歯状突
    起を備え,歯状突起に発生した磁束を集束させる複数個
    の固定子主磁極を円環状ヨークの内周に等間隔に設けた
    ステータコアを具備し,固定子主磁極とロータプレート
    とを軸方向にスラスト空隙を設けて対向させ配置し,ス
    ラスト空隙に磁束を電気信号に変換する磁気変換素子を
    軸方向に配置し、ロータコアの回転に応じて変化する固
    定子主磁極を通る磁束変化を検出することで検出器ロー
    タコアの位置を検出することを特徴とした磁極位置検出
    器。
  2. 【請求項2】 スラスト空隙に配置された磁気変換素子
    の軸方向に,磁性材料からなる集磁チップを配置したこ
    とを特徴とする請求項1に記載の磁極位置検出器。
  3. 【請求項3】 ロータコアの外周歯状突起の凹凸と,固
    定子主磁極先端の歯状突起の凹凸によるラジアル空隙の
    磁気抵抗変化が電気角60°毎の位相差となるように,
    固定子主磁極数を3n(nは2以上の偶数)とし,基準
    とする固定子主磁極から電気角で60°,120°,1
    80°,240°,300°となる位置のスラスト空隙
    に6個の磁気変換素子を配置する請求項2に記載の磁極
    位置検出器。
  4. 【請求項4】 ロータコアの外周歯状突起の凹凸と,固
    定子主磁極先端の歯状突起の凹凸によるラジアル空隙の
    磁気抵抗変化が電気角90°毎の位相差となるように,
    固定子主磁極数を2n(nは2以上の偶数)とし,基準
    とする固定子主磁極から電気角で90°,180°,2
    70°となる位置のスラスト空隙に4個の磁気変換素子
    を配置する請求項2に記載の磁極位置検出器。
  5. 【請求項5】 ロータコアの外周歯状突起の凹凸と,固
    定子主磁極先端の歯状突起の凹凸によるラジアル空隙の
    磁気抵抗変化が電気角36°毎の位相差となるように,
    固定子主磁極数を5n(nは2以上の偶数)とし,基準
    とする固定子主磁極から電気角で36°,72°,10
    8°,144°,180°、216°,252°,28
    8°,324°となる位置のスラスト空隙に10個の磁
    気変換素子を配置する請求項2に記載の磁極位置検出
    器。
  6. 【請求項6】 請求項3,4,5において,電気角が1
    80°異なる磁気変換素子の各々をペアとし、そのペア
    である2個の磁気変換素子の出力電圧波形を比較しクロ
    ス点を検出することを特徴とする磁極位置検出器。
  7. 【請求項7】 請求項2において,検出器ステータコア
    を電磁鋼板の積層で構成し、積層用のハーフパンチ凸部
    を集磁チップ部として、固定子磁極と集磁チップを一体
    化したことを特徴とする磁極位置検出器。
  8. 【請求項8】 前記磁気変換素子を1枚のプリント基板
    上に配置し,各固定子磁極間の隙間に,磁気変換素子の
    出力処理回路用の電子部品を搭載すること,を特徴とす
    る請求項1〜7に記載の磁極位置検出器。
  9. 【請求項9】 請求項1〜8に記載の磁極位置検出器を
    モータと一体化して組み込んだことを特徴とする磁極位
    置検出器。
  10. 【請求項10】 請求項1〜5において,円形のロータ
    プレート外周が磁気変換素子上になるように設定し、ロ
    ータプレート外周にロータコアと同数の歯状スリットを
    設けたことを特徴とする磁極位置検出器。
JP2000247737A 2000-08-17 2000-08-17 磁極位置検出器 Expired - Fee Related JP3395147B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000247737A JP3395147B2 (ja) 2000-08-17 2000-08-17 磁極位置検出器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000247737A JP3395147B2 (ja) 2000-08-17 2000-08-17 磁極位置検出器

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2002062162A JP2002062162A (ja) 2002-02-28
JP3395147B2 true JP3395147B2 (ja) 2003-04-07

Family

ID=18737771

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000247737A Expired - Fee Related JP3395147B2 (ja) 2000-08-17 2000-08-17 磁極位置検出器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3395147B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007028811A (ja) * 2005-07-19 2007-02-01 Hitachi Ltd ブレーキ制御装置
JP5759867B2 (ja) 2011-10-28 2015-08-05 山洋電気株式会社 磁気エンコーダ

Also Published As

Publication number Publication date
JP2002062162A (ja) 2002-02-28

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5038065A (en) Permanent magnet reversible synchronous motor
JP2698848B2 (ja) センサモータ
JP4261945B2 (ja) 角度位置検出装置
JP4692923B2 (ja) レゾルバ装置及びレゾルバ装置を搭載したモータ装置
US6900612B2 (en) Stepping motor, stepping motor device and driving method thereof
WO2006080567A1 (ja) レゾルバの固定構造
US9716421B2 (en) Resolver device, motor, and actuator
JP3364562B2 (ja) モータ構造
JPH0389899A (ja) ステツプモータおよびこれにおける回転子位置信号記録方法
JP4103018B2 (ja) サーボモータ
US7633191B2 (en) Multiphase step motor
JPH04289759A (ja) ブラシレスモータ
JP2008263738A (ja) 回転電機
JP3395147B2 (ja) 磁極位置検出器
JP2001333560A (ja) 磁極位置検出器
JPH11332211A (ja) シリンダ形リニア同期モータ
JP2000092805A (ja) サーボモータ
JP4150133B2 (ja) 多極回転電機とそのセンシング方法
JP2021122171A (ja) ステッピングモータ
JP3797488B2 (ja) 多極回転電機
JPH11187633A (ja) 永久磁石同期モータ
JP2001078392A (ja) センサー付きステッピングモータ
JPH0729734Y2 (ja) 回転位置パルス発生手段を有する電動機
JP3094112B2 (ja) モータ
JP2516670Y2 (ja) 位置検知素子を備えたサ−ボステツピングモ−タ

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees