JP2982633B2 - 制動エネルギ回生装置 - Google Patents

制動エネルギ回生装置

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JP2982633B2 JP6306303A JP30630394A JP2982633B2 JP 2982633 B2 JP2982633 B2 JP 2982633B2 JP 6306303 A JP6306303 A JP 6306303A JP 30630394 A JP30630394 A JP 30630394A JP 2982633 B2 JP2982633 B2 JP 2982633B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、制動エネルギを発進
加速時に駆動力をアシストするように回生する、制動エ
ネルギ回生装置に関し、特に、駆動力伝達を断接しうる
断接手段を介して連結される流体圧エネルギ変換手段を
そなえた、制動エネルギ回生装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、自動車等の車両の駆動軸にエ
ネルギ変換手段として、ポンプ及びモータとして機能す
るポンプ・モータ(又は、ポンプ/モータと記す)等を
断接手段(電磁クラッチやドグクラッチ等)を介して接
続し、車両制動時にこのポンプ/モータをポンプモード
に切り換えて車輪側からの回転駆動エネルギを回生して
この回転駆動エネルギを流体圧エネルギとしてアキュム
レータ等に蓄圧したり、車両の発進時等にはポンプ/モ
ータをモータモードに切り換えてアキュムレータ等から
の流体圧エネルギを回転駆動エネルギに変換して車両の
発進時や加速時に駆動力をアシストするような制動エネ
ルギ回生装置が提案されている(例えば、特公平4−6
4900号公報等)。
【0003】このような制動エネルギ回生装置では、装
置自体に何らかの異常が発生したり車両の走行速度が所
定値よりも大きくなった場合は、各種センサからの検出
信号に基づいてコントロールユニットで上記異常や車速
オーバを検出する。そして、コントロールユニットが計
器パネル等に設けられた警報ランプを点灯させたりする
ことでこの異常や車速オーバをドライバに知らせるとと
もに、制動エネルギ回生装置と車輪との間に介装された
ドグクラッチ等の断接手段を断状態に制御することによ
り回生装置の作動を中止する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の制動エネルギ回生装置では、装置の異常や車
速オーバが検出されない限りは断接手段(ドグクラッ
チ)は接状態(クラッチがつながっている状態)のまま
となり、切り離される機会が少ない。したがって、この
ような状態で長期間経過すると、この断接手段が接状態
のまま固着してしまう(すなわち、ドグクラッチ等の断
接手段がつながった状態のままとなって、切り離しがで
きない状態となる)おそれがある。
【0005】また、このような断接手段の作動の良否が
確認できれば誤作動を回避することができる。本発明
は、このような課題に鑑み創案されたもので、断接手段
の固着を防止できるようにした制動エネルギ回生装置を
提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】このため、請求項1記載
の本発明の制動エネルギ回生装置は、作動流体を貯溜す
るタンクと流体圧エネルギを蓄圧する蓄圧手段との間の
流路に介装され、駆動力伝達を断接しうる断接手段を介
して連結される流体圧エネルギ変換手段を、車両制動時
にポンプ作動させて車両の運動エネルギを流体圧エネル
ギに変換して上記蓄圧手段に蓄圧する一方、車両発進
加速時にはモータ作動させて上記蓄圧手段に蓄圧した流
体圧エネルギを発進加速エネルギとして利用する制動
エネルギ回生装置において、上記断接手段の断接状態を
検出する断接状態検出手段と、上記断接手段を断接制御
する制御手段とをそなえ、上記制御手段が、イグニッシ
ョンキーがオフからオンに切り換えられたときに、上記
断接状態検出手段からの検出情報に基づいて上記断接手
段が断状態と判断するとこれを接状態に断接制御すると
ともに、上記断接手段が接状態と判断するとこれを一旦
断状態としてから接状態に断接制御することを特徴とし
ている。
【0007】また、請求項2記載の本発明の制動エネル
ギ回生装置は、上記請求項1記載の構成に加えて、上記
制御手段では、上記断接手段への制御信号と上記断接状
態検出手段からの検出信号とに基づいて、上記断接手段
が上記制御信号に応じた断接状態にならないと異常と判
断してこれを表示することを特徴としている。
【0008】
【作用】上述の請求項1記載の本発明の制動エネルギ回
生装置では、車両制動時に、タンクと蓄圧手段との間に
介装された流体圧エネルギ変換手段をポンプ作動させ
る。これにより、車両の運動エネルギが流体圧エネルギ
に変換されて蓄圧手段に蓄圧され、これが制動エネルギ
として作用する。また、車両発進加速時には、流体圧
エネルギ変換手段をモータ作動させることにより、蓄圧
手段に蓄圧された流体圧エネルギが発進加速エネルギ
として作用する。
【0009】また、始動時等においてイグニッションキ
ーがオフからオンに切り換えられると、制御手段は断接
状態検出手段からの検出情報に基づいて断接手段の状態
を判断する。そして、断接手段が断状態と判断すると、
これを接状態に断接制御するとともに、断接手段が接状
態と判断すると、これを一旦断状態としてから接状態に
断接制御する。このようにイグニッションキーがオフか
らオンになったときに、断接手段が一度は断状態に動く
ので、断接手段の固着が防止される。
【0010】また、上述の請求項2記載の本発明の制動
エネルギ回生装置では、断接手段への制御信号と断接状
態検出手段からの検出信号とに基づいて断接手段が制御
信号に応じた断接状態にならないときは、制御手段によ
り異常と判断されて、これが表示される。
【0011】
【実施例】以下、図面により、本発明の一実施例として
の制動エネルギ回生装置について説明すると、図1はそ
の全体構成を示す模式図、図2はその制御系の構成を示
す模式的なブロック図、図3はその要部構成を示す模式
図であって図1の部分拡大図、図4はその制御手順を説
明するためのフローチャートである。
【0012】まず、図1を用いて制動エネルギ回生装置
の全体構成について説明する。図1に示すように、この
制動エネルギ回生装置をそなえた車両では、エンジン1
からの回転駆動力はクラッチ2を介してトランスミッシ
ョン3に入力されるようになっている。また、トランス
ミッション3の出力軸13は、駆動軸10の差動装置1
06に接続されている。そして、この駆動軸10により
駆動輪WR が駆動されるようになっている。
【0013】また、制動エネルギ回生装置は、蓄圧手段
としてのピストン型アキュムレータ20,低圧作動油タ
ンク30,エネルギ変換手段としての斜板式可変容量ア
キシャルピストン型ポンプ/モータ40,ギアボックス
50,制御手段としてのコントロールユニット(以下、
これをECUという)60等をそなえており、駆動軸1
2を介して上述の差動装置106に接続されている。
【0014】アキュムレータ20は、高圧油路P1を介
してポンプ/モータ40の第1ポート40aに接続され
ており、ポンプ/モータ40の第2ポート40bは低圧
油路P2を介して低圧作動油タンク30に接続されてい
る。アキュムレータ20は、その内部が移動可能なピス
トン21によりガス室22と作動油室23とに区画さ
れ、ガス室22には所定圧のガス(例えば窒素ガス等)
が封入されており、作動油室23には作動流体としての
作動油が蓄圧されるようになっている。
【0015】高圧油路P1には、アキュムレータ20側
から順に遮断弁24及びアンロード弁(ノーマルオープ
ン)25が配設されている。遮断弁24は、電磁パイロ
ット操作弁であり、通常はポンプ/モータ40からアキ
ュムレータ20へ向かう作動油の流れを許容し、逆方向
の流れを阻止する逆止弁として機能するものであるが、
ECU60からの遮断弁信号D2が遮断弁24に入力さ
れると、アキュムレータ20側からポンプ/モータ40
側への作動油の流れを許容するようになっている。
【0016】電磁式のアンロード弁25は、ECU60
からのアンロード弁信号D3により作動するものであ
り、このアンロード弁信号D3がアンロード弁25に入
力されるとアンロード弁25がONの状態、すなわち弁
閉状態となるようになっている。また、このアンロード
弁25は、通常時の弁開状態のときは、高圧油路P1と
低圧作動油タンク30とを直接接続する油路P3を開通
させて、高圧油路P1内の残圧をタンク30に逃がすよ
うになっている。
【0017】さらに、高圧油路P1には、遮断弁24よ
りポンプ/モータ40側の作動油圧を検出するための吐
出圧センサ(作動流体圧検出手段)89が設けられてお
り、この吐出圧センサ89は、アキュムレータ20とポ
ンプ/モータ40との間の作動流体圧を検出する作動流
体圧検出手段として機能するようになっている。そし
て、この吐出圧センサ89により検出された吐出圧は、
吐出圧信号PHYとしてECU60に出力されるようにな
っている。
【0018】また、アキュムレータ20には、前述した
ピストン21の位置を検出してピストン位置信号LP を
出力するピストン位置センサ87と、アキュムレータ2
0内の作動油の油圧を検出して蓄圧信号PACを出力する
蓄圧センサ88とが設けられており、これらの2つの信
号によりECU60においてアキュムレータ20内の蓄
圧状態が判断されるようになっている。
【0019】ポンプ/モータ40は、ギアボックス50
を介して駆動軸12に接続されており、駆動輪WR から
入力された制動エネルギが駆動軸12とギアボックス5
0とを介してポンプ/モータ40に伝達され、逆にポン
プ/モータ40の発進加速(発進及び加速を意味し、
以下、発進/加速と記す)時のエネルギは、ギアボック
ス50から駆動軸12,差動装置106を介して駆動輪
WR に伝達される。
【0020】ギアボックス50は、一対の歯車50a,
50bと断接手段としてのドグクラッチ51とから構成
されており、一対の歯車50a,50bは駆動軸12の
回転を増速してポンプ/モータ40に伝達するようにな
っている。また、駆動軸12とポンプ/モータ40との
連結はドグクラッチ51によって断接されるようになっ
ている。
【0021】ポンプ/モータ40は、上述したように斜
板式可変容量アキシャルピストン型のポンプ/モータで
あって、ギアボックス50の出力軸に接続された駆動軸
40eと、これと一体に回転する複数のシリンダ40f
と、これらのシリンダ40fにそれぞれ嵌挿されるピス
トン40cと、駆動軸40eの回転に伴ってピストン4
0cを往復運動させる斜板40dとから構成されてお
り、駆動軸40eに対する斜板40dの角度(以下、こ
の角度を傾転角という)を制御することによって、ポン
プ/モータ40の容量が設定されるようになっている。
【0022】斜板40dの傾転角は、図1に示す傾転シ
リンダ41の作用により可変制御されるようになってい
る。この傾転シリンダ41は、斜板40dに直接連結さ
れたピストン41aと、ピストン41aの両側に形成さ
れたチャンバ41b,41cとから構成されており、一
方のチャンバ(例えばチャンバ41b)に後述するパイ
ロット油圧源43からパイロット油圧が供給されると、
斜板40dがポンプ作動側に駆動され、ポンプ/モータ
40がポンプモードで作動するのである。また、これと
同様に、他方のチャンバ(チャンバ41c)にパイロッ
ト油圧が供給されると、斜板40dがモータ作動側に駆
動され、ポンプ/モータ40がモータモードで作動する
ようになっている。
【0023】パイロット油圧源43は、電動モータ等に
より駆動されるオイルポンプや調圧弁等から構成され、
所定圧のパイロット油圧を発生させるものである。この
油圧源43と傾転シリンダ41との間には、フィルタ4
5,電磁式2ポート切換弁44,比例電磁弁42が配設
され、これらはパイロット油圧源43から傾転シリンダ
41へのパイロット油圧の供給圧を制御するパイロット
油圧制御回路として構成されている。また、この比例電
磁弁42は、ポンプ/モータ40をポンプモードとモー
タモードとに切り換えうる切換手段として構成されてお
り、切換弁44は、ECU60からの駆動信号D1によ
って、パイロット油路P4の連通又は遮断を行なうよう
になっている。
【0024】比例電磁弁42の一方のソレノイド(例え
ばソレノイド42a)に制御信号ELPが伝達される
と、この信号値ELPに応じたデューティ比で比例電磁
弁42が駆動され、傾転シリンダ41のポンプモード側
のチャンバ41bにパイロット油圧が供給されるように
なっている。これにより、シリンダ41内のピストン4
1aが駆動されて斜板40dの傾転角が可変制御される
のである。また、他方のソレノイド42bに制御信号E
LMが伝達されると、この信号値ELMに応じたデュー
ティ比で比例電磁弁42が駆動され、傾転シリンダ41
のモータモード側のチャンバ41cにパイロット油圧が
供給されるようになっている。
【0025】したがって、ポンプ/モータ40のポンプ
モード時には、このポンプ/モータ40内の斜板40d
が傾転シリンダ41によりポンプ作動側に駆動され、作
動油は作動油タンク30からフィルタ38を介してポン
プ/モータ40に吸い上げられ、油路P1を介してアキ
ュムレータ20に蓄圧される。また、ポンプ/モータ4
0のモータモード時には、このポンプ/モータ40内の
斜板40dが傾転シリンダ41によりモータ作動側に駆
動され、作動油はポンプ作動時とは逆方向に、アキュム
レータ20から油路P1を介してポンプ/モータ40に
流れ、モータ40を駆動することで低圧になった作動油
は油路P2,フィルタ38を介して作動油30へ蓄えら
れる。
【0026】なお、作動油タンク30は、電磁式の2ポ
ート弁33,減圧弁35,エアドライヤ36を介して加
圧エアタンク31に接続されるとともに、電磁式の3ポ
ート切換弁34を介してサブエアタンク32に接続され
ており、これらは、作動油タンク30へのエア圧力供給
回路を構成している。切換弁34は、ECU60から駆
動信号D7が伝達されると作動して、サブエアタンク3
2と作動油タンク30とを連通させる位置に切り換えら
れる。そして、サブエアタンク32と作動油タンク30
とが連通することによって、サブエアタンク32内に一
部保留されていたエアが作動油タンク30に流入する。
このようにして、作動油タンク30の作動油量の変動に
合わせて、タンク30内のエアの補給又は吸収を行な
い、作動油タンク30内のエア圧の安定化を図るように
なっている。
【0027】一方、ECU60からの駆動信号D7が断
たれると、切換弁34は、大気開放位置に切り替わり、
作動油タンク30内の圧力を大気中に開放して、タンク
30内を大気圧にするようになっている。また、切換弁
33は、ECU60からの駆動信号D6によって作動
し、これにより、エアタンク31と作動油タンク30と
が連通するようになっている。そして、エアタンク31
と作動油タンク30とが連通すると、エアタンク31内
に蓄えられた高圧エアが作動油タンク30内に供給さ
れ、タンク30内の作動油が所定圧に加圧されてポンプ
/モータ40の作動が安定した状態に保たれるのであ
る。
【0028】ポンプ/モータ40や油圧経路内嵌合部
(オイルシール)等から漏れる作動油は、ドレーンタン
ク39へ還流するようになっている。ドレーンタンク3
9は、ポンプ59及び電磁式2ポート切換弁98A,9
8Bを介して作動油タンク30に接続されており、ドレ
ーンタンク39内の作動油が所定量に達すると、ポンプ
59及び切換弁98Aを駆動して不足する作動油を作動
油タンク30に補充するようになっている。
【0029】作動油タンク30には、作動油レベルセン
サ90と油温センサ91が設けられており、これらのセ
ンサ90,91により、それぞれ作動油レベル信号LOI
L ,油温信号TOIL が検出されるようになっている。そ
して、ECU60ではこれらの信号LOIL ,TOIL に基
づいて、作動油が正常な状態であるかどうかを判断し、
回生装置の作動状態を規制することで、ポンプ/モータ
40の焼き付き等による装置の破損を防止している。
【0030】ところで、本発明の制動エネルギ回生装置
の要部としてのドグクラッチ51及び操作手段55につ
いては以下のように構成されている。すなわち、前述し
たドグクラッチ51は、エア圧によって断接制御される
ものであって、ドグクラッチ51には、高圧エアが蓄え
られたエアタンク52が接続されている。また、図3に
示すようにドグクラッチ51とエアタンク52との間に
は、クラッチ接(接続)用の電磁式3ポート切換弁(ド
グクラッチ接弁)53及びクラッチ断(切離し)用の電
磁式3ポート切換弁(ドグクラッチ断弁)54が設けら
れており、これらの切換弁53,54によりドグクラッ
チを断接制御するための操作手段55が構成されてい
る。
【0031】ドグクラッチ接弁53は、ECU60から
駆動信号D8を受けると作動する電磁弁であって、ドグ
クラッチ接弁53が作動すると、エアタンク52内の高
圧エアがドグクラッチ51に供給され、これによりドグ
クラッチ51は接続状態に制御される。また、ドグクラ
ッチ断弁54は、ECU60からの駆動信号D9を受け
ると作動する電磁弁であって、ドグクラッチ断弁54が
作動すると、ドグクラッチ51は切離し状態になる。
【0032】ドグクラッチ51には、断接状態検出手段
としてのドグクラッチ断接センサ92が設けられてお
り、ドグクラッチ51の断接状態を検出して、その検出
信号DCLをECU60に伝達するようになっている。
また、ドグクラッチ51の出力軸には、ポンプ/モータ
40の回転数を検出する回転数センサ93が設けられて
おり、この回転数センサ93により得られた回転数信号
NP をECU60に伝達するようになっている。
【0033】そして、本発明の制動エネルギ回生装置で
は、エンジン始動時等にイグニッションキー(図示省
略)をオンにすると、ECU60がドグクラッチ51の
断接状態を検出するようになっており、この結果ドグク
ラッチ51が断状態(切り離された状態)であると判断
すると、これを接状態(繋がっている状態)に制御する
とともに、ドグクラッチ51が接状態であると判断する
と、これを一旦断状態としてから接状態に断接制御する
ようになっている。つまり、エンジン始動時等には、ド
グクラッチ51が一度切り離された状態から接続される
ようになっているのである。
【0034】これは、車速超過や装置の異常が検出され
ない通常走行時には、本装置のドグクラッチ51は、常
に接状態となっているからであり、切り離される機会が
少ないためである。即ち、本装置では、ドグクラッチ5
1は、通常は接状態に制御されているが、このドグクラ
ッチ51を長期間接状態のままにしておくと、ドグクラ
ッチ51が固着して切り離し制御ができなくなることが
考えられるため、これを防止すべくエンジン始動時にド
グクラッチ51を一旦断接制御するようになっているの
である。なお、車速超過や装置の異常が検出された時の
制御については後述する。
【0035】以下、このエンジン始動時のドグクラッチ
51の断接制御について詳しく説明する。まず、イグニ
ッションキーがOFFからONに切り換えられると、E
CU60では、ドグクラッチ断接センサ92からの検出
信号DCLに基づいてドグクラッチ51が断状態か接状
態かを判断する。
【0036】そして、ドグクラッチ51が断状態である
判断すると、ECU60はドグクラッチ接弁53をオン
にしてドグクラッチ51を接状態にした後、ドグクラッ
チ断接センサ92によりドグクラッチ51が接状態にな
っているかを確認してからドグクラッチ接弁53をオフ
にするようになっている。このようにして、エンジン始
動時にドグクラッチ51が断状態であると、これを接状
態に制御するようになっているのである。
【0037】一方、イグニッションキーがOFFからO
Nに切り換えられた時にドグクラッチ51が接状態であ
る判断すると、まず、ECU60はドグクラッチ断弁5
4をオンにして、一旦ドグクラッチ51を切り離す制御
を行い、次にドグクラッチ断接センサ92によりドグク
ラッチ51が確実に切り離されたかを確認するようにな
っている。
【0038】そして、この切り離しを確認すると、EC
U60はドグクラッチ断弁54をオフにした後、今度は
ドグクラッチ接弁53を作動させてドグクラッチ51を
あらためて接状態にする。そして、ドグクラッチ断接セ
ンサ92によりドグクラッチ51が接状態になったかを
確認してからドグクラッチ接弁53をオフにするのであ
る。
【0039】このように、エンジン1の始動時にドグク
ラッチ51を上述のように制御することにより、ドグク
ラッチ51の固着が防止されるのである。ところで、こ
の車両のエンジン1はディーゼルエンジンであって、エ
ンジン1には、燃料噴射装置5がそなえられている。そ
して、エンジン1では、燃料噴射装置5に接続された電
子ガバナコントロールユニット67からの制御信号に基
づいて、通常の燃料噴射制御が行なわれるとともに、後
述するECU60からのラック制限信号Rにしたがって
燃料噴射制限(ラック制限)が行なわれるようになって
いる。
【0040】この燃料噴射制限(ラック制限)は、ポン
プ/モータ40のモータ作動による出力とエンジン1に
よる出力との和が、通常のエンジン1だけによる最大駆
動トルクに対応する出力以上にならないようにエンジン
1側の出力制御を行なうものである。なお、ガバナコン
トロールユニット67は、エンジン回転数NE を検出す
るエンジン回転数センサを兼ね、この信号NE をECU
60へ出力する。
【0041】また、この車両のトランスミッション3
は、フィンガーコントロールタイプのトランスミッショ
ンであって、フィンガーコントロールトランスミッショ
ンコントロールユニット(以下、単にTCUという)3
Aを有している。ここで、フィンガーコントロールトラ
ンスミッションとは、遠隔操作式の変速機装置であっ
て、トランスミッション3に変速段の噛合状態を変更す
るアクチュエータ(図示省略)等を設けて、このアクチ
ュエータを例えば電気信号等で制御することにより変速
段を変更するようなものである。そして、ドライバから
変速段の変更要求があると(具体的には、ドライバがシ
フトレバーを操作すると)、このTCU3Aにより、複
数のアクチュエータの作動が制御されて、トランスミッ
ション3の変速段が所望の変速段に制御されるようにな
っている。
【0042】そして、このトランスミッション3には、
車速センサ83,T/Mリバースセンサ84,T/Mニ
ュートラルセンサ85が設けられており、それぞれ車速
信号V,T/Mリバース信号TMR,T/Mニュートラ
ル信号TMNを検出して、これらの信号をECU60へ
出力するようになっている。次に、ECU60について
簡単に説明すると、ECU60には、図示はしないが、
プロセッサ,メモリ,入出力インタフェース等がそなえ
られている。このECU60の入力側には、図2に示す
ように、メインスイッチ64,ダイアグスイッチ65,
アクセル開度センサ61,エンジンクラッチ断接センサ
62及び前述した各種のセンサ類(車速センサ83,T
/Mリバースセンサ84,T/Mニュートラルセンサ8
5,ピストン位置センサ87,蓄圧センサ88,吐出圧
センサ89,作動油レベルセンサ90,油温センサ9
1,ドグクラッチ断接センサ92,回転数センサ93)
が接続されている。
【0043】ここで、メインスイッチ64は、電源のオ
ンオフ状態信号を検出するものであり、ダイアグスイッ
チ65は、回生装置等のエラー(異常)時にエラーコー
ドを読み出して、このエラーコードに応じて後述のダイ
アグランプ69を点滅させる指令信号を出力するもので
ある。また、アクセル開度センサ61は、アクセルペダ
ル104に連動しアクセルペダル104の踏込量(又は
アクセル開度)を検出するものであり、エンジンクラッ
チ断接センサ62は、クラッチペダル105に連動し
て、エンジン1とトランスミッション3との間のクラッ
チ(エンジンクラッチ)2の断接状態を検出するもので
ある。なお、このクラッチ断接センサ62は、クラッチ
2の断接の判断(ONかOFFかの判断)のみならず半
クラッチ状態をも検出できるものである。
【0044】本装置は、基本的な構成は上述のようにな
っているので、車両の制動時には、ECU60により、
操作手段55を通じてドグクラッチ51が接状態される
とともに、エネルギ変換モード切換手段42が制御され
て、ポンプ/モータ40をポンプモードに設定するよう
になっている。これにより、車両制動時には、ポンプ/
モータ40がポンプとして作用して、低圧作動油タンク
30内の作動油が高圧状態でアキュムレータ20内に蓄
えられる。そして、このポンプの仕事により、車両の制
動エネルギが流体圧エネルギとして蓄圧されるようにな
っている。
【0045】また、車両の発進/加速時には、上述とは
逆に、ECU60により、エネルギ変換モード切換手段
42が、ポンプ/モータ40をモータモードに設定する
ように制御されるようになっている。そして、アキュム
レータ20内に蓄えられた高圧の作動油により、ポンプ
/モータ40がモータとして作動し、流体圧エネルギが
発進/加速エネルギに変換されるようになっているので
ある。
【0046】ところで、本装置には、図1,図2に示す
ように、ECU60内に異常判定手段60A,速度超過
判定手段60B及び異常時制御手段60Cも設けられて
いる。ここで、この異常判定手段60Aは、ECU60
に接続された各種センサ類からの情報に基づいて、制動
エネルギ回生装置に異常が生じるとこれを判定するもの
である。
【0047】そして、異常判定手段60Aにより装置の
異常が検出されて、装置を保護すべく装置の作動を中断
する必要があると判断されると、異常時制御手段60C
では、ドグクラッチ51を切り離す制御が実行される。
そしてこれにより装置の作動が中断されるようになって
いる。このとき、異常時制御手段60Cでは、吐出圧セ
ンサ89からの情報に基づいて、アキュムレータ20と
ポンプ/モータ40との間の油圧が所定値以下であると
判断されると、ドグクラッチ51を切断状態にすべく操
作手段55が制御されるようになっている。
【0048】ここで、吐出圧センサ89からの油圧情報
をモニタリングしているのは、アキュムレータ20とポ
ンプ/モータ40との間の油圧が所定圧以上の高圧時に
ドグクラッチ51を断状態にして装置と車両の駆動系と
を切り離してしまうと、上述の高圧作動油により無負荷
状態のポンプ/モータ40に急激に回転駆動力が加わ
り、ポンプ/モータ40が破損してしまうことが考えら
れるためである。
【0049】ところで、装置の異常発生時に吐出圧セン
サ89が故障していると、実際はアキュムレータ20と
ポンプ/モータ40との間の油圧が十分低下しているに
も関わらず、ECU60では、油圧が所定値以上である
と判断してしまうことが考えられる。この場合は、異常
判定手段60Aで装置の異常が検出されても、ドグクラ
ッチ51を切り離す制御信号D9が設定されずに、制動
エネルギ回生装置と車両の駆動軸12とが接続状態に保
持されてしまい、かえって装置の保護を妨げてしまう。
【0050】そこで、異常判定手段60Aにより装置の
異常が検出されてから所定時間(例えば、60秒)経過
しても作動油圧が所定値以下に低下しない場合は、吐出
圧センサ89が故障していると見做して、異常時制御手
段60Cはドグクラッチ51を断状態にするように操作
手段55を制御するのである。次に、速度超過判定手段
60Bについて説明すると、この速度超過判定手段60
Bでは、車速センサ83からの車速情報Vに基づいて車
両の速度が所定値をより大きいかどうかを判断するもの
である。
【0051】そして、速度超過判定手段60Bにより車
両の速度Vが所定値V1 をオーバしていると判定する
と、異常時制御手段60Cでは、上述の異常検出と同様
に、吐出圧センサ89からの情報に基づいて、アキュム
レータ20とポンプ/モータ40との間の油圧を検出
し、この油圧が所定値以下であると判断した場合に、ド
グクラッチ51を切断状態にするようになっている。
【0052】また、車速超過判断時から所定時間(例え
ば、60秒)経過しても作動油圧が所定値以下に低下し
ない場合は、吐出圧センサ89が故障していると見做し
て、異常時制御手段60Cはドグクラッチ51を断状態
にするようになっている。なお、車速超過判断時にドグ
クラッチ51を切り離すのは、ポンプ/モータ40の過
回転による損傷を防止するためである。つまり、ポンプ
/モータ40の許容回転速度を越えた領域でドグクラッ
チを接状態にしておくと、ポンプ/モータ40が焼きつ
くおそれがある。そこで、車速が所定値を越えるとドグ
クラッチ51を切り離してポンプ/モータ40を保護す
るようになっているのである。
【0053】本発明の一実施例としての制動エネルギ回
生装置は上述のように構成されているので、エンジン始
動時には、例えば図4に示すフローチャートにしたがっ
てドグクラッチ51が断接制御される。すなわち、エン
ジン1を始動させる場合は、まずステップS1において
イグニッションキーがONに切り換えられた直後かどう
か(イグニッションキーがOFFからONになったかど
うか)が判断される。そして、イグニッションキーがO
Nに切り換えられた直後の場合は、次にステップS2に
進み、そうでない場合はリターンする。
【0054】そして、ステップS2で、ECU60は、
ドグクラッチ断接センサ92からの検出信号DCLを取
り込んで、ドグクラッチ51が断状態か又は接状態かを
判断する。このとき、ドグクラッチ51が接状態である
と判断されると、ステップS3でドグクラッチ断弁54
をONに制御してドグクラッチ51の切り離し作業を行
い、その後、ステップS4に進む。
【0055】ステップS4では、ECU60は再びドグ
クラッチ断接センサ92からの検出信号DCLを取り込
んで、ドグクラッチ51が確実に切り離されたかどうか
を確認する。ここで、ドグクラッチ51が切り離されて
いないと判断されると、次にステップS10に進む。そ
して、このステップS10において、ECU60は、装
置に異常があると判断して、エラー表示を行ってからリ
ターンする。なお、このエラー表示は、例えば計器パネ
ル内の警告灯を点灯させたり音声等を発することにより
行われる。
【0056】また、ステップS4で、ドグクラッチ51
が断状態であると判断された場合、即ち、ドグクラッチ
51が確実に切り離された場合は、次にステップS5に
進み、このステップS5で、前述のドグクラッチ断弁5
4をOFFにしてドグクラッチ51の切り離し作業を終
了させる。そして、次にステップS6に進む。このステ
ップS6では、今度はドグクラッチ接弁53をONにし
てドグクラッチ51を接続させる作業を行い、その後、
ステップS7に進む。
【0057】ところで、上述したステップS2におい
て、ドグクラッチ51が断状態であると判断された場合
も、次に、このステップS6に進み、このステップS6
でドグクラッチ接弁53をONにして、ステップS7に
進む。ステップS7では、ステップS4と同様に、ドグ
クラッチ断接センサ92からの検出信号DCLに基づい
て、ドグクラッチ51の断接状態が判断される。つま
り、ドグクラッチ51が確実に接続されたかどうかが確
認される。
【0058】ここで、ドグクラッチ51が断状態である
と判断された場合は、次にステップS10に進み、装置
に異常があると判断して、エラー表示を行ってからリタ
ーンする。また、ドグクラッチ51が接状態であると判
断されると、ステップS8に進んでドグクラッチ接弁5
3をOFFにし、ドグクラッチ51の接続作業を終了す
る。そして、最後にステップS9で、ドグクラッチ51
の作動が正常であることを知らせる表示を行った後、リ
ターンする。おな、この表示は、上述したエラー表示と
同様に、例えば計器パネル内の警告灯を点灯させたり音
声等を発することにより行われる。
【0059】エンジン始動時のドグクラッチ51の断接
制御は上述のように実行されるので、イグニッションキ
ーをOFFからONにするときに、ドグクラッチ51は
一度は切り離された状態から接続状態に(即ち、断状態
から接状態に)断接制御されるので、ドグクラッチ51
が長期間接状態のままで使用されることがなくなり、ド
グクラッチ51の固着を防止することができるようにな
る。
【0060】また、本装置では、装置の異常(故障)を
検出してエラー表示することにより、これをドライバに
知らせることができるので、装置の誤作動を防止するこ
ともできるのである。
【0061】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明の制動エネ
ルギ回生装置によれば、作動流体を貯溜するタンクと流
体圧エネルギを蓄圧する蓄圧手段との間の流路に介装さ
れ、駆動力伝達を断接しうる断接手段を介して連結され
る流体圧エネルギ変換手段を、車両制動時にポンプ作動
させて車両の運動エネルギを流体圧エネルギに変換して
上記蓄圧手段に蓄圧する一方、車両発進加速時にはモ
ータ作動させて上記蓄圧手段に蓄圧した流体圧エネルギ
を発進加速エネルギとして利用する制動エネルギ回生
装置において、上記断接手段の断接状態を検出する断接
状態検出手段と、上記断接手段を断接制御する制御手段
とをそなえ、上記制御手段が、イグニッションキーがオ
フからオンに切り換えられたときに、上記断接状態検出
手段からの検出情報に基づいて上記断接手段が断状態と
判断するとこれを接状態に断接制御するとともに、上記
断接手段が接状態と判断するとこれを一旦断状態として
から接状態に断接制御するという構成により、断接手段
が長期間接状態のままで使用されることがなくなり、断
接手段の固着を防止することができるようになる。
【0062】また、このような構成によれば、新たな部
品を追加することなく制御ソフトを追加するだけで本装
置を実現することができるので、コスト増や重量増の心
配もないという利点がある。また、上記請求項1記載の
構成に加えて、上記制御手段では、上記断接手段への制
御信号と上記断接状態検出手段からの検出信号とに基づ
いて、上記断接手段が上記制御信号に応じた断接状態に
ならないと異常と判断してこれを表示するという構成に
より、異常(故障)をドライバに知らせることができる
ので、誤作動を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例としての制動エネルギ回生装
置における全体構成を示す模式図である。
【図2】本発明の一実施例としての制動エネルギ回生装
置における制御系の構成を示す模式的なブロック図であ
る。
【図3】本発明の一実施例としての制動エネルギ回生装
置における要部構成を示す模式図であって図1の部分拡
大図である。
【図4】本発明の一実施例としての制動エネルギ回生装
置における制御手順を説明するためのフローチャートで
ある。
【符号の説明】
1 エンジン 2 クラッチ 3 トランスミッション 3A フィンガーコントロールトランスミッションコン
トロールユニット 5 燃料噴射装置 10 駆動軸 12 駆動軸 13 トランスミッション出力軸 20 蓄圧手段としてのピストン型アキュムレータ 21 ピストン 22 ガス室 23 作動油室 24 遮断弁 25 アンロード弁 30 作動流体貯溜部としての低圧作動油タンク 31 加圧手段としての加圧エアタンク 32 加圧手段としてのサブエアタンク 33 電磁式2ポート切換弁 34 加圧状態切換手段としての電磁式3ポート切換弁 35 減圧弁 36 エアドライヤ 38 フィルタ 39 ドレーンタンク 39A リザーバタンク 39B 作動流体量検出手段としてのリザーバタンクス
イッチ 40 エネルギ変換手段としての斜板式可変容量アキシ
ャルピストン型ポンプ/モータ 40a 第1ポート 40b 第2ポート 40c ピストン 40d 斜板 40e 駆動軸 40f シリンダ 41 傾転シリンダ 41a ピストン 41b,41c チャンバ 42 エネルギ変換モード切換手段としての比例電磁弁 43 パイロット油圧源 44 電磁式2ポート切換弁 45 フィルタ 50 ギアボックス 50a,50b 歯車 51 断接手段としてのドグクラッチ 52 エアタンク 53 電磁式3ポート切換弁(ドグクラッチ接弁) 54 電磁式3ポート切換弁(ドグクラッチ断弁) 55 操作手段 59 ポンプ 60 制御手段としてのコントロールユニット(EC
U) 60A 異常判定手段 60B 速度超過判定手段 60C 異常時制御手段 60D 加圧状態制御手段 61 アクセル開度センサ 62 エンジンクラッチ断接センサ 64 メインスイッチ 65 ダイアグスイッチ 66 蓄圧インジケータ 67 電子ガバナコントロールユニット(兼エンジン回
転数センサ) 68 回生ランプ 69 ダイアグランプ 70 ブレーキ圧センサ 83 速度検出手段としての車速センサ 84 T/Mリバースセンサ 85 T/Mニュートラルセンサ 87 ピストン位置センサ 88 蓄圧センサ 89 作動流体圧検出手段としての吐出圧センサ 90 作動油レベルセンサ 91 油温センサ 92 ドグクラッチ断接センサ 93 回転数センサ 98A,98B 電磁式2ポート切換弁 100 ブレーキペダル 104 アクセルペダル 105 クラッチペダル 106 差動装置 WR 駆動輪 P1 高圧油路 P2 低圧油路 P3 油路 P4 パイロット油路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平6−107139(JP,A) 特開 平2−117433(JP,A) 特開 昭62−31523(JP,A) 実開 平2−44559(JP,U) 特公 平4−64900(JP,B2) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B60K 25/00 B60T 1/10

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 作動流体を貯溜するタンクと流体圧エネ
    ルギを蓄圧する蓄圧手段との間の流路に介装され、駆動
    力伝達を断接しうる断接手段を介して連結される流体圧
    エネルギ変換手段を、車両制動時にポンプ作動させて車
    両の運動エネルギを流体圧エネルギに変換して上記蓄圧
    手段に蓄圧する一方、車両発進加速時にはモータ作動
    させて上記蓄圧手段に蓄圧した流体圧エネルギを発進
    加速エネルギとして利用する制動エネルギ回生装置にお
    いて、 上記断接手段の断接状態を検出する断接状態検出手段
    と、 上記断接手段を断接制御する制御手段とをそなえ、 上記制御手段が、イグニッションキーがオフからオンに
    切り換えられたときに、上記断接状態検出手段からの検
    出情報に基づいて上記断接手段が断状態と判断すると上
    記断接手段を接状態に断接制御するとともに、上記断接
    手段が接状態と判断すると上記断接手段を一旦断状態と
    してから接状態に断接制御することを特徴とする、制動
    エネルギ回生装置。
  2. 【請求項2】 上記制御手段では、上記断接手段への制
    御信号と上記断接状態検出手段からの検出信号とに基づ
    いて、上記断接手段が上記制御信号に応じた断接状態に
    ならないと異常と判断してこれを表示することを特徴と
    する、請求項1記載の制動エネルギ回生装置。
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