JP2982495B2 - ローラーカッタ - Google Patents

ローラーカッタ

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JP2982495B2
JP2982495B2 JP4166455A JP16645592A JP2982495B2 JP 2982495 B2 JP2982495 B2 JP 2982495B2 JP 4166455 A JP4166455 A JP 4166455A JP 16645592 A JP16645592 A JP 16645592A JP 2982495 B2 JP2982495 B2 JP 2982495B2
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cutter
roller cutter
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智 小寺
明弘 佐分利
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  • Drilling And Exploitation, And Mining Machines And Methods (AREA)
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はカッタ本体と、これを回
転可能に支持する軸との間に設けられたベアリング部の
両側に、作業中ベアリング部に泥水その他の異物の浸入
を完全に防止するシール部が設けられているローラーカ
ッタに関する。
【0002】
【従来の技術】従来ローラーカッタは、カッタ本体とこ
れを回転自在に支持する軸とからなり、使用目的によっ
て種々な形状のものがある。その代表例を図4に示す。
【0003】すなわち、カッタ本体1は円筒状で、直径
方向の断面周部は凹凸形で、周囲が薄くなっている円環
を重ねた形状となっている。上記凸形の先端周囲には、
所定の間隔をおいて多数の超硬チップ2が先端を突出し
て埋込まれている。
【0004】上記カッタ本体1は、軸3に回転自在に支
持されているが、これらの間には回転をスムースにする
ローラー4、ボール5よりなるベアリング部6が設けら
れている。このベアリング部6の両側には、ローラーカ
ッタを使用する際に外部から泥水などの異物がベアリン
グ部6内に浸入するのを防止するシール部7が設けられ
ている。
【0005】また、図5および図6はローラーカッタの
他の例を示すもので、図4と同一部分には同一符号を付
してその説明を省略する。これらにおいても、カッタ本
体1は軸3に回転自在に支持されているが、図5におい
ては、テーパーローラベアリング4a、図6においては
ラジアルローラ4bおよびスラストローラ4cが取付け
られ、ベアリング部6が形成されている。このベアリン
グ部6の両側には、図4と同様ベアリング部6に異物が
浸入するのを防止するシール部7が設けられている。
【0006】これらのシール部7は、図7に、軸3の中
心軸を含む面による横切断面を示すように、いずれもカ
ッタ本体1の内周面11、および軸3の外周面12の間
に設けられ、内周面11、および外周面12と、これら
面のベアリング部6側をわたるパッキン13と、ベアリ
ング部6と反対側に設けられ、スプリング14によって
軸外周に押付けられたパッキン15が取付けられている
金属環体16によって形成されている。或いは図5と同
一機能部分には同一符号を付した図6に示すように、2
つの金属環16,16´が組合わされ、上記金属環16
´のベアリング部と反対側にパッキン17が設けられて
いるものもある。
【0007】ところで、上記従来のローラーカッタに取
付けられているシール部7は、外圧が2〜3Kg/cm
2となると、漏れが発生する。この漏れによって、軸の
表面と、スプリング14が押圧しているパッキン15と
の間に異物がはさまるとしめ付け力がなくなり、漏れが
加速され、ベアリング部が機能しなくなるとともに、ロ
ーラーカッタの性能が低下し、使用できなくなる。
【0008】しかも、シールド装置の先端に取付けて砂
礫層や、転石層などを破砕する場合、ローラーカッタに
かかる外側からの圧力は6kg/cm2以上に達するた
め、泥水などが容易にベアリング部に浸入し使用できな
くなった。
【0009】本発明は上記の事情に鑑みてなされたもの
で、外部からの圧力によって、泥水などがベアリング部
に浸入することがないシール部を有するローラーカッタ
を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明に係るローラーカ
ッタにおいては、中心軸を有するとこの軸に回転自在
に取付けられたカッタ本体との間にベアリング部が設け
られるとともに、このベアリング部を密封状態に保持す
シール部が設けられたローラーカッタにおいて、上記
シール部が、上記軸およびカッタ本体の対向する面の間
わたってパッキンが取付けられてこれらカッタ本
の間を閉塞する金属環と、この金属環の上記ベアリ
ング部と反対側に位置するリップ部とを有し、このリッ
プ部が、その先端を上記中心軸に対して垂直な面に当接
させていて、外圧が加わることによりこの垂直な面に押
圧されることを特徴とする。
【0011】
【作用】本発明のローラーカッタは、上記の構成となっ
ているので、外圧が高くとも、ベアリング部にカッタ本
体の回転を妨害する泥水などの浸入が阻止されるので、
能力低下することがない。しかも、シール部のリップ部
は、軸の中心軸に対して垂直な面に当接、押圧されるの
で、この垂直面とシール部との間には泥水などの侵入自
体が容易ではなく、またたとえ泥水などが侵入してもこ
れを速やかに排出することができる。そして、さらにこ
のリップ部は、外圧が加わることにより上記垂直面に押
圧されるものであって、外圧が加わらない状態では該垂
直面に当接しているだけであり、従ってそのような状態
でカッタ本体が回転してもリップ部に摩耗が生じたりす
るのを防ぐことができる。
【0012】
【実施例】図1は本発明に係るローラーカッタにおいて
使用されるシール部21の一実施例を示す横断面図で、
図7、図8と同一部分には同一符号を付してその説明を
簡略化する。シール部21はカッタ本体1の内面11
と、これに対向する軸3の外面12の間のベアリング部
6に異物が入らないように、ベアリング部の両側に設け
られており、従来のものと同様パッキン13、スプリン
グ14、パッキン15、金属環16が設けられている。
【0013】上記従来のシール部7は、外側からこれに
圧力が加わり、スプリング14によって押圧されている
パッキン15の下部に入ると、パッキン15による軸の
締付効果が低下する。これを防止するため、このシール
部21においては、シール部21のベアリング部6と反
対側にリップ部22を形成し、その先端を軸3の中心軸
に垂直な面23に当接させて、外圧が加わるとリップ部
22先端が面23に押圧されてパッキン15近傍に圧が
かかるのを阻止している。この際、リップ部22の下部
空間24にグリースを注入しておけば、圧力がかかるの
を阻止する効果はさらに大きくなる。このようにリップ
部22が設けられたシール部21を用いることによっ
て、外圧が12kg/cm2を超えても、ベアリング部
に泥水等が浸入するのを防止することができる。
【0014】しかも、上記構成のローラーカッタでは、
上記シール部21のリップ部22の先端が当接、押圧さ
せられるのが、軸3の中心軸に対して垂直に形成された
面23であるので、例えばこの面が中心軸に対して外周
側に傾斜している場合のように該面とシール部との間の
空間が外周側に向けて広くなるようなことがなく、従っ
てこの空間への泥水などの侵入自体を阻止することがで
きる。また、その一方で、例えばこのリップ部22の先
端が当接、押圧される面が上記中心軸に平行な面である
場合、すなわちカッタ本体1の内面11や軸3の外面1
2である場合には、これら内外面11,12とシール部
21との間の空間は外周側に向けて閉塞されたものとな
るため、一旦泥水などが侵入すると排出され難いという
問題も生じるが、上記面23が中心軸に垂直とされた上
記ローラーカッタでは、たとえこの面23とシール部2
1との間に泥水などが侵入しても、これを速やかに排出
することができる。 そして、さらに上記構成のローラー
カッタでは、このリップ部22の先端が上記面23に当
接させられていて、外圧が加わることにより面23に押
圧されるようになされており、すなわち外圧が作用しな
い状態においてはリップ部22先端は面23に押し付け
られることがないので、このような状態においてカッタ
本体1が回転しても、このリップ部22が面23との摩
擦によって擦り減ってしまったりするのを防ぐことがで
きる。従って、このように構成されたローラーカッタに
よれば、泥水などによって外圧が作用した場合にはリッ
プ部22を上記面23に密着させてその侵入を確実に防
ぐことができる一方、このような外圧が作用しない条件
下ではリップ部22の摩耗を抑えてシール部21の寿命
の延長を図ることができ、長期に亙って安定したシール
性を確保することが可能となる。 なお、図2、図3は、
本発明のローラーカッタに用いられるシール部21の他
の実施例を示すもので、図2はシール部のリップ部22
の枚数を増加して、泥水等の浸入防止をさらに確実にし
たもの、図3は金属環を16,16´の複数とし、リッ
プ部22の基部支持力を高くし、耐圧性を増大したもの
である。
【0015】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のローラー
カッタに取付けられているシール部は、外圧を先ずリッ
プ部で受け、次いでこの圧を通常のシール部で受けてい
るので、ベアリング部を高い外圧から保護することがで
き、ローラーカッタの利用出来る外圧の範囲を大幅に増
大したものである。そして、このリップ部は、その先端
を中心軸に対して垂直な面に当接させていて、外圧が加
わることによりこの垂直な面に押圧されるので、この面
とシール部との間に泥水などが侵入し難く、またたとえ
泥水などが侵入しても速やかに排出することができ、さ
らに外圧が加わっていない状態ではカッタ本体の回転に
よるリップ部の摩耗を防いでその寿命の延長を図り、長
期に亙って安定したシール性を確保することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のローラーカッタに用いるシール部の一
実施例を示す横断面図である。
【図2】シール部の他の例を示す横断面図である。
【図3】シール部のさらに他の例を示す横断面図であ
る。
【図4】従来のローラーカッタの縦断面図である。
【図5】従来のローラーカッタの他の例を示す縦断面図
である。
【図6】従来のローラーカッタのさらに他の例を示す縦
断面図である。
【図7】従来のローラーカッタに用いられるシール部の
一例を示す横断面図である。
【図8】従来用いられているシール部の他の例を示す横
断面図である。
【符号の説明】
1 カッタ本体 3 軸 6 ベアリング部 11 カッタ本体の内周面 12 軸の外周面 13 パッキン 14 スプリング 15 パッキン 16 金属環 17 パッキン 21 シール部 22 リップ部
フロントページの続き (56)参考文献 実開 昭61−141397(JP,U) 実開 昭56−59353(JP,U) 実開 昭55−76956(JP,U) 実開 昭59−72360(JP,U) 実公 昭39−29495(JP,Y1) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) E21B 10/22 E21D 9/08 F16J 15/32 311

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 中心軸を有するとこの軸に回転自在に
    取付けられたカッタ本体の間にベアリング部が設けら
    るとともに、このベアリング部を密封状態に保持する
    シール部が設けられたローラーカッタにおいて、 上記シール部は、上記軸およびカッタ本体の対向する面
    の間にわたってパッキンが取付けられてこれらカッ
    タ本体の間を閉塞する金属環と、この金属環の上記
    アリング部と反対側に位置するリップ部とを有し、 このリップ部は、その先端を上記中心軸に対して垂直な
    面に当接させていて、外圧が加わることによりこの垂直
    な面に押圧される ことを特徴とするローラーカッタ。
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CN102278122A (zh) * 2011-07-13 2011-12-14 无锡盾建重工制造有限公司 盾构机用带磨损指示功能的端盖固定式滚刀
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