JP2982341B2 - レコード処理装置 - Google Patents
レコード処理装置Info
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- JP2982341B2 JP2982341B2 JP3056916A JP5691691A JP2982341B2 JP 2982341 B2 JP2982341 B2 JP 2982341B2 JP 3056916 A JP3056916 A JP 3056916A JP 5691691 A JP5691691 A JP 5691691A JP 2982341 B2 JP2982341 B2 JP 2982341B2
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Description
て、同一ファイル上の同一条件のレコードに対して、複
数の同種のトランザクションが処理を行うレコード処理
装置に関する。
を入力し、数多くの業務端末からそれらのいずれか1つ
を選択して処理を行うような共同トランザクション処理
が増えている。この共同トランザクション処理におい
て、業務データが格納されているレコードに対する処理
を行う際は、レコードの更新内容の擦れ違いを防止する
ため、該当レコードを占有するが、この占有により他の
トランザクションによるレコードの検索が待たされてし
まうことがある。
ぞれのトランザクションに均等に分配して、各トランザ
クションが同じレコードを巡って待ちに入らないように
レコードの占有を行う手段が要請されている。さらに、
レコードの分配に際しては、先着順サービスの原則か
ら、発生順が保持される必要がある。
業務について説明する。顧客から渡された伝票の内容は
業務端末より入力され、「承認待ち」という同一条件で
発生順にレコード記憶部1に格納される。ここで、複数
の責任者が別の業務端末よりそれぞれ承認業務を行って
おり、これらの端末より承認業務を起動すると、トラン
ザクション処理部2は同一処理内容のトランザクション
21, 22を端末対応で発生する。そして、それぞれのトラ
ンザクション21, 22は「承認待ち」のレコードを獲得し
て占有し、責任者により承認が与えられると、その内容
は該当レコードに格納されて「承認待ち」条件から除外
される。
レコードの占有/非占有を管理するもので、レコード検
索制御部4aはトランザクション21, 22より依頼されたレ
コードを検索する際、そのレコードが占有中の場合は要
求元トランザクションを待ち状態に設定する。
いて共同更新を行う場合、複数のトランザクション21,
22が更新を目的として検索する際、占有による待ちが発
生する。これを回避するため、各トランザクションは占
有したレコードのポインタを検索ポインタ6に記憶して
おき、次のトランザクションはそのポインタの次のレコ
ードを指定して検索を依頼する。そして、レコード検索
制御部4aは、指定されたポインタから「承認待ち」のレ
コードを検索し、該当条件を満たすレコードが存在しな
くなったらファイルの先頭から再度検索している。
すべてが同一条件、例えば「承認待ち」という同一条件
ではなく、他の条件のレコードも混在し、別種のトラン
ザクションにより処理される。
力された業務データの処理順番をそれほど問わない運用
形態ならば問題はないが、銀行のような窓口業務におい
て、何らかの都合(オペレータの離席など)により処理
を保留して元に戻し、再度同じ条件で検索した場合、検
索ポインタ6の次から検索を開始するため、一度該当条
件を満たすレコードが無くなって先頭から再度検索しな
おすまで、その戻したレコードの処理が待たされること
になる。このため、サービスする側の都合によって先着
順サービスが崩れるという課題を生じていた。
合するレコードをそれぞれのトランザクションに均等に
分配して各トランザクションが同じレコードを巡って待
ちに入らず、且つレコードの分配に際しては発生順を保
持するレコード処理装置を提供することを目的とする。
である。 本発明のレコード処理装置は、複数のレコード
が発生順で検索可能に格納されるレコード記憶部1と、
複数のレコードのうちの1つのレコードをそれぞれ占有
して、それぞれが同時に処理を行う複数のトランザクシ
ョンを発生するトランザクション処理部2と、レコード
の占有について制御するレコード占有制御部3と、レコ
ードを検索するレコード検索制御部4と、レコード中の
占有状態を表す占有情報を更新する同時更新制御部5と
を有し、トランザクション処理部2は、処理すべき業務
に応じてレコードの条件を設定し、レコード占有制御部
3は、トランザクション処理部2より指定された条件を
満たすレコードの検索をレコード検索制御部4に依頼す
るとともに、該レコードが検索され占有された場合はレ
コード占有を、占有されたレコードの処理が完了した場
合および該処理がキャンセルされた場合はレコード開放
を前記同時更新制御部5に通知するものであり、同時更
新制御部5は、前記前記レコード制御部3からの通知に
より該レコード中の占有状態を表す占有情報を更新する
ものであり、レコード検索制御部4は、占有情報を参照
して占有中のレコードを除いた所定の条件を満たすレコ
ードを発生順に検索するものであり、順次発生するトラ
ンザクションに対し、同一条件のレコード群のうちから
前記占有情報に基づき占有中のレコードを除外し、且つ
レコード発生順に検索して該トランザクションに占有さ
せて、一のレコードの開放を待たずに、該一のレコード
と同一条件のレコードを占有させることを特徴とするも
のである。
指定してレコード取得を依頼する。これにより、レコー
ド占有制御部3はレコード検索制御部4に条件aのレコ
ード検索を要求するとともに、該当レコードが占有/開
放された時点で同時更新制御部5に占有開放を通知し、
同時更新制御部5はこの通知により該当レコードの占有
情報を更新する。例えば、占有されたレコードには占有
中を表す情報を書き込み、開放されたレコードはその情
報を消去する。
条件aのレコード群から占有情報が書き込まれたレコー
ドを除いたレコード群を発生順に検索し、要求元に検索
したレコードを渡す。
索制御部4が条件aでレコード記憶部1を検索して作り
出すレコード記憶部1の論理ビュー(全レコード中から
ある条件を満たすレコードを選択的に抜き出して見せる
もの)1aを示したもので、この論理ビュー1aの初期値が
図2の1a−0のようになっていたとき、あるトランザク
ションが先頭レコード1a(1) を獲得すると、レコード
占有制御部3は該当レコードが占有されると同時に同時
更新制御部5に指示し、同時更新制御部5はレコード1
a(1) に占有情報を書き込む。この結果、レコード1a
(1) は該当論理ビューから消されて図2の1a−1のよう
になる。
で検索を行うと、新たな先頭レコード1a(2) を検索す
ることになる。このとき占有済みレコード1a(1)は論
理ビューから消えているため、待ちは発生せず、該当レ
コードを占有できる。このときも同様に占有したレコー
ド1a(2)を論理ビューから消して図2の1a−2のよう
にする。
していたトランザクションが処理をキャンセルし、該当
レコードの占有を解除した場合、レコード占有制御部3
は同時更新制御部5 に指示し、同時更新制御部5はレコ
ード中の占有中を非占有に更新して該当レコード1a(1)
を再度論理ビューに復活させ、図2の1a−3のようにす
る。
格納順(発生順)が保存されたまま復活するため、次に
同一条件で検索が行われた場合に発生順サービスが受け
られる。
成例を表す図、図4はトランザクション処理のフローチ
ャート図、図5はレコード占有制御部の処理フローチャ
ート図、図6はレコード検索制御部の処理フローチャー
ト図、図7は同時更新制御部の処理フローチャート図で
ある。図1において、1はレコード記憶部であり、業務
データを発生順にレコード(11,12,…,1k,…,1n)として
格納するもの、2はトランザクション処理部であり、種
々のトランザクション処理を有し、それぞれ複数の窓口
端末等から呼び出されてレコード記憶部1内のレコード
を所定条件で格納順に検索して、共同して処理してゆく
もの、3はレコード占有制御部であり、同時更新制御部
5に占有/開放を通知してレコード記憶部1の論理ビュ
ーの上からレコードを占有するとともに、1つのトラン
ザクションが目的のレコードを処理している間、他のト
ランザクションが同じレコードを処理しようとしたら、
後者を待たせるもの、4はレコード検索制御部で、各ト
ランザクションのレコード取得依頼に応じてレコード記
憶部1を格納順(発生順)に検索し、指定された条件に
適合するレコードを検索してレコード占有制御部3に該
当条件によるレコード記憶部1の論理ビューを見せるも
の、5は同時更新制御部であり、検索したレコードを要
求元トランザクションに占有させる際に該当レコードに
占有情報を格納して論理ビューから消すとともに、占有
解除時に占有情報を消して論理ビューに復元するもの、
21,22はトランザクションであって、ここでは同種のト
ランザクションである。
ド構成の実施例であり、ハードディスク等の大容量記憶
装置で構成される。個々のレコードはトランザクション
処理部2で利用する種々のデータ項目を含んでいる。こ
こではそれぞれのレコードに占有/非占有を表す情報
(占有情報)が付加される。例えば、本実施例では項目
0 を特別にその目的で使用している。
るトランザクションの一実施例を示すフローチャート図
である。業務端末から業務指令を呼び出すと、それに対
応したトランザクションが発生し、該当業務に応じたレ
コードを探し出すために検索条件を設定し(ステップ2
01)、この条件に適合するレコードを得るためにレコ
ード占有制御部3にレコード取得依頼を行う(ステップ
202)。この後、端末からオペレータが業務入力する
ことによって処理を行う(ステップ203)。このと
き、オペレータの都合などで処理がキャンセルされた場
合は(ステップ204)、レコードの内容を変更せずに
レコード占有制御部3にレコード開放依頼を行う(ステ
ップ206)。処理を実施した場合は(ステップ20
4)、その内容をレコードに反映し、且つ検索対象条件
から外すデータを書き込む等して(ステップ205)、
レコード占有制御部3にレコード開放依頼を行う(ステ
ップ206)。
示すフローチャート図である。レコード占有制御部3
は、依頼元トランザクションからレコード取得を依頼さ
れると、該当トランザクションから指定された検索条件
のレコードを見つけるためにレコード検索制御部4にレ
コード検索依頼を行い(ステップ301)、該当検索条
件に適合するレコードが有った場合(ステップ30
2)、そのレコードに『占有中』を記録するよう同時更
新制御部5に依頼し(ステップ303)、該レコードを
占有する(ステップ304)。
コードの占有を解除し(ステップ311)、そのレコー
ドに『非占有』を記録するよう同時更新制御部5に依頼
する(ステップ312)。
示すフローチャート図である。レコード検索制御部4
は、各トランザクションからレコード占有制御部3経由
で指定された検索条件に基づきレコード位置づけを行い
(ステップ401)、レコード終了か否か調べ(ステッ
プ402)、終了でなければレコードを1つ取り出し
(ステップ403)、そのレコードが『占有中』か(ス
テップ404)、検索条件に適合するか(ステップ40
5)を調べ、占有中でなく、且つ検索条件に適合するな
ら、そのレコードを依頼元に通知する(ステップ40
7)。
コードが占有中である、または検索条件に適合しないな
らば、次のレコードについて同様に調べるため(ステッ
プ406)、ステップ402から繰り返し処理を行う。
ステップ402でレコードが終了になった場合は、依頼
元にレコード無しを通知する(ステップ408)。
フローチャート図である。同時更新制御部5が『占有
中』記録を依頼された場合は、該当レコードを読み込み
(ステップ501)、同レコードの項目0に『占有中』
を設定し(ステップ502)、その内容を同レコードに
書き込む(ステップ503)。『非占有』記録を依頼さ
れた場合も同様であり、該当レコードを読み込み(ステ
ップ511)、同レコードの項目0に『非占有』を設定
し(ステップ512)、その内容を同レコードに書き込
む(ステップ513)。なお、本実施例では2つのフロ
ーチャート図で説明しているが、依頼時のパラメタ指定
などにより、1つのフローチャート図で実現してもよ
い。
非占有を表す占有情報を書き込み、この占有情報を参照
して次回検索時から占有中のレコードを除外して発生順
に検索するため、同一レコードを巡る待ちは発生せず、
また処理をキャンセルしたレコードについてはその占有
情報を非占有として元の発生順位を保って復活させるの
で、そのレコードも次回検索時から処理待ちレコード群
に混じって発生順に検索させることができる。
それぞれのトランザクションに条件に適合するレコード
を、待ちが発生しないよう、且つ処理の中断などがあっ
ても先着順サービスを乱さずに均等に分配することがで
きるため、銀行の窓口業務などの業務のOA化の普及お
よび効率化に寄与するところが大きい。
Claims (1)
- 【請求項1】 複数のレコードが発生順で検索可能に格
納されるレコード記憶部(1)と、 前記複数のレコードのうちの1つのレコードをそれぞれ
占有して、それぞれが同時に処理を行う複数のトランザ
クションを発生するトランザクション処理部(2)と、レコードの占有について制御する レコード占有制御部
(3)と、レコードを検索する レコード検索制御部(4)と、レコード中の占有状態を表す占有情報を更新する同 時更
新制御部(5)とを有し、前記トランザクション処理部(2)は、処理すべき業務
に応じてレコードの条件を設定し、 前記 レコード占有制御部(3)は、前記トランザクショ
ン処理部(2)より指定された条件を満たすレコードの
検索を前記レコード検索制御部(4)に依頼するととも
に、該レコードが検索され占有された場合はレコード占
有を、占有されたレコードの処理が完了した場合および
該処理がキャンセルされた場合はレコード開放を前記同
時更新制御部(5)に通知するものであり、前記 同時更新制御部(5)は、前記前記レコード制御部
(3)からの通知により該レコード中の占有状態を表す
占有情報を更新するものであり、前記 レコード検索制御部(4)は、前記占有情報を参照
して占有中のレコードを除いた所定の条件を満たすレコ
ードを発生順に検索するものであり、 順次発生するトランザクションに対し、同一条件のレコ
ード群のうちから前記占有情報に基づき占有中のレコー
ドを除外し、且つレコード発生順に検索して該トランザ
クションに占有させて、一のレコードの開放を待たず
に、該一のレコードと同一条件のレコードを占有させる
ことを特徴とするレコード処理装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3056916A JP2982341B2 (ja) | 1991-03-20 | 1991-03-20 | レコード処理装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3056916A JP2982341B2 (ja) | 1991-03-20 | 1991-03-20 | レコード処理装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04291639A JPH04291639A (ja) | 1992-10-15 |
JP2982341B2 true JP2982341B2 (ja) | 1999-11-22 |
Family
ID=13040804
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3056916A Expired - Fee Related JP2982341B2 (ja) | 1991-03-20 | 1991-03-20 | レコード処理装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2982341B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH01217527A (ja) * | 1988-02-25 | 1989-08-31 | Fujitsu Ltd | 情報処理装置におけるレコード占有制御方式 |
JPH01220046A (ja) * | 1988-02-29 | 1989-09-01 | Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> | 排他制御方法 |
JPH02113350A (ja) * | 1988-10-24 | 1990-04-25 | Nec Corp | ファイル処理装置 |
-
1991
- 1991-03-20 JP JP3056916A patent/JP2982341B2/ja not_active Expired - Fee Related
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