JP2981350B2 - 電気コネクタの位置決め装置 - Google Patents

電気コネクタの位置決め装置

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JP2981350B2
JP2981350B2 JP4283637A JP28363792A JP2981350B2 JP 2981350 B2 JP2981350 B2 JP 2981350B2 JP 4283637 A JP4283637 A JP 4283637A JP 28363792 A JP28363792 A JP 28363792A JP 2981350 B2 JP2981350 B2 JP 2981350B2
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元一 深尾
満義 山本
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Hirose Electric Co Ltd
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Hirose Electric Co Ltd
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  • Manufacturing Of Electrical Connectors (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電気コネクタの位置決
め装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】複数の接触子が直線状に配列される電気
コネクタはそのハウジングがホルダにより保持されて一
ピッチ毎に移動しながら、接触子保持孔に接触子が挿入
部材(工具)を用いて挿入組込みされる。あるいはすで
に接触子が組込まれている電気コネクタは同様な一ピッ
チ移動をしながら、接触子にケーブルが結線部材(工
具)を用いて圧接、圧着等により結線される。
【0003】ホルダはハウジングの一端に当接して該ハ
ウジングの位置決めをするための基準面を有しており、
上記一端に最も近い接触子の位置にて最初の接触子の挿
入もしくは結線を行い、順次一ピッチの距離だけハウジ
ングと上記工具とを相対移動して、上記挿入もしくは結
線の作業を繰り返しながら進めている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ハウジ
ングは絶縁材料を成形することに作られており、機械加
工された機械部品に比して寸法精度が然程高くない。し
たがって、最初の接触子が工具に対し正確に位置出しさ
れていても、一ピッチ寸法だけ順次移動すると製作誤差
が累積されて、ついには接触子位置と工具位置が許容値
を超えてずれてしまうことがある。特に、最近需要の高
い多数のピッチのもの、あるいはきわめて高精度・高密
度の電気コネクタにあっては、その傾向が強い。かかる
場合、工具が正規の位置から外れてしまうと接触子ある
いはその周辺を損傷せしめたり、接触子の挿入不良・結
線不良を惹起するという問題を生じる。
【0005】本発明は、かかる問題を解決し、ピッチ数
がいかに多くとも確実に所定許容値の誤差内でハウジン
グを位置決めできる電気コネクタの位置決め装置を提供
することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、上記目
的は先端にテーパ面をもちハウジングに等ピッチに配列
形成された複数の支柱を有し、隣接せる二つの支柱の間
に接触子が設けられた電気コネクタの位置決め装置にお
いて、ハウジングを支柱の配列方向に自由度をもって保
持するホルダと、該ホルダ内でハウジングに対し上記配
列方向に付勢力を付与する付勢部材と、ホルダの上方位
置にあって降下することによって少なくとも一つの支柱
のテーパ面に当接するガイド部材と、該ガイド部材もし
くはこれに接続された部材に案内されて降下して接触子
を挿入組込みする挿入部材もしくはケーブルを接触子に
結線する結線部材とを備えることにより達成される。
【0007】
【作用】かかる構成の本発明にあっては、電気コネクタ
のハウジングはホルダ内にて支柱の配列方向に付勢部材
により付勢力を受けながら自由度をもって保持される。
【0008】次に、ガイド部材が降下しハウジングの支
柱の先端テーパ面に当接し、これによってハウジングは
上記配列方向にて上記付勢力に抗して位置決めされる。
【0009】そして、上記ガイド部材によって位置が維
持されている間に、挿入部材もしくは結線部材が上記ガ
イド部材によって案内されて接触子位置に降下して、接
触子の挿入もしくはケーブルとの結線が行われる。その
際、挿入部材もしくは結線部材は、接触子の挿入もしく
はケーブルの結線の度に、該接触子に近接せる位置で上
記ガイド部材によって一ピッチ毎に位置出しされた状態
で案内されており、誤差が累積することがない。
【0010】
【実施例】以下、添付図面にもとづき本発明の実施例に
ついて説明する。
【0011】図1は本実施例を示す正面図で、図2にそ
の要部の斜視図が示されている。
【0012】図において、Cは電気コネクタでありその
ハウジングの長手方向に支柱C1が等ピッチで複数配列
されている。各支柱C1はその先端にテーパ面C2が形
成されている。そして、隣接せる二つの支柱C1間に
は、圧接溝C3をもつ圧接用の板状の接触子C4が挿入
組込みされている。
【0013】上記電気コネクタCはホルダ1によって保
持されている。該ホルダ1は上記電気コネクタCを長手
方向(図1において横方向)に移動可能に収容する溝部
2を有し、該溝部2の内部に押圧スライド3を有してい
る。該押圧スライド3は上記溝部2内にてばね4によっ
て左方に付勢されており、上記電気コネクタCは該ばね
4に抗して横方向に移動する自由度をもって保持されて
いる。
【0014】上記ホルダ1の上方には、先端(図にて下
端)にテーパ部5Aをもつ二本のガイド部材5が対をな
して平行に設けられている。この二本のガイド部材5,
5は、上記電気コネクタCの支柱C1の二ピッチの間隔
をもって配置され、それぞれが隣接せる二本の支柱C
1,C1の間に位置していて、同時に降下可能となって
いる。
【0015】上記一対のガイド部材5,5の間には、ケ
ーブルWをコネクタの圧接用接触子C4に形成された圧
接溝C3に押し込むための結線部材6がスライド可能に
案内されている。該結線部材6は基部(上部)が上記一
対のガイド部材5,5間で案内されており、下部は細く
なっていて隣接せる二つの支柱C1の間に進入できるよ
うになっている。また、該結線部材6の下端は、ケーブ
ルWを押さえるに都合のよいように逆V字の溝6Aが形
成され、また下部には下端に開口され接触子C4の延長
面にて上方に延びるスリット状の逃げ溝6Bが形成され
ていて該結線部材6が降下した際に、該逃げ溝6Bに接
触子C4が進入できるようになっている。
【0016】かかる構成に成る本実施例にあって、電気
コネクタの位置決め及び圧接結線は次の要領で行われ
る。
【0017】 先ず、電気コネクタCをホルダ1の溝
2内に、ばね4に抗して押圧スライド3に若干右方への
押戻し力を作用せしめて空間を拡げた状態で挿入する。
しかる後、この押し戻し力を解除すると電気コネクタC
はばね4で付勢される押圧スライド3により保持され
る。
【0018】 次に、上記ホルダ1の上方にあって、
上記結線部材6が上記コネクタCの所定接触子の位置に
くるように、該結線部材6及び一対のガイド部材5,5
が移動する(図3参照)。
【0019】 しかる後、上記一対のガイド部材5,
5が一緒に降下し、該ガイド部材5,5のテーパ部5
A,5Aが電気コネクタの支柱C1,C1のテーパ面C
2,C2に当接する。その際、電気コネクタCはその位
置が所定位置から若干ずれていても、上記テーパ面C
2,C2へガイド部材5,5のテーパ5A,5Aが当接
することにより、ばね4の力に抗して修正移動し正規の
位置にて保持されるようになる(図4参照)。
【0020】 電気コネクタCがガイド部材5,5に
よって位置出しされている状態で、次に結線部材6が降
下し、接触子C4の上方に供給されていたケーブルWを
下方に押し込む。ケーブルWの被覆に圧接溝C3の縁部
が喰い込んで心線に接触するようになり一本のケーブル
について圧接結線が完了する(図5参照)。
【0021】 そして、上記結線部材6及び一対のガ
イド部材5,5は上昇し、一ピッチだけホルダ1が横方
向に移動した後、次の接触子に対し上記 〜の動作
にしたがい位置決め及び圧接結線が行われる。
【0022】本発明は上述の実施例に限定されず種々変
形可能である。例えば、ガイド部材は二本でなく、一本
でもよい。その場合、ガイド部材はテーパ部に代え先端
に逆V字溝を形成し、該逆V字溝が一本の支柱のテーパ
面と当接させればよい。また、結線部材は、圧着してケ
ーブルを結線する形式とすることもできる。さらには、
結線部材に代えて接触子挿入用の挿入部材とするなら
ば、コネクタハウジングへ接触子を挿入組込みを行って
電気コネクタを完成する装置にも応用可能である。
【0023】
【発明の効果】以上のように本発明は、接触子を支持す
るハウジングの支柱の先端テーパ面を利用してコネクタ
をガイド部材で位置決めし、該ガイド部材によって案内
される部材をもって圧接・圧着結線あるいは接触子の挿
入組込みの作業を行い、上記位置決めは一つの接触子毎
に行うこととしたので、配列された接触子の数に係わり
なく上記位置決めの精度は支柱一ピッチの精度とするこ
とができ、従来のごとく多数の接触子を有する電気コネ
クタにおいて、一ピッチの誤差が累積されて圧接不良を
起こすといった不具合がなくなるという効果をもたら
す。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施装置を示す部分破断正面図であ
る。
【図2】図1装置の要部を示す斜視図である。
【図3】図1装置を用いて電気コネクタにケーブルを圧
接結線する工程を順を追って示す図であり、位置決め前
の状態を示す。
【図4】図1装置を用いて電気コネクタにケーブルを圧
接結線する工程を順を追って示す図であり、位置決め時
の状態を示す。
【図5】図1装置を用いて電気コネクタにケーブルを圧
接結線する工程を順を追って示す図であり、圧接結線時
を示す。
【符号の説明】
1 ホルダ 4 付勢部材(ばね) 5 ガイド部材 6 結線部材 C 電気コネクタ C1 支柱 C2 テーパ面 C4 接触子
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H01R 43/00 - 43/01

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 先端にテーパ面をもちハウジングに等ピ
    ッチに配列形成された複数の支柱を有し、隣接せる二つ
    の支柱の間に接触子が設けられた電気コネクタの位置決
    め装置において、ハウジングを支柱の配列方向に自由度
    をもって保持するホルダと、該ホルダ内でハウジングに
    対し上記配列方向に付勢力を付与する付勢部材と、ホル
    ダの上方位置にあって降下することによって少なくとも
    一つの支柱のテーパ面に当接するガイド部材と、該ガイ
    ド部材もしくはこれに接続された部材に案内されて降下
    して接触子を挿入組込みする挿入部材もしくはケーブル
    を接触子に結線する結線部材とを備えることを特徴とす
    る電気コネクタの位置決め装置。
  2. 【請求項2】 ガイド部材は隣接せる二つの支柱の対向
    側の二つのテーパ面に当接するようになっていることと
    する請求項1に記載の電気コネクタの位置決め装置。
  3. 【請求項3】 ガイド部材は、一つの接触子の両側に位
    置する二つの支柱のそれぞれと隣接せる次の支柱との間
    に位置するように二本設けられ、挿入部材もしくは結線
    部材が該二本のガイド部材間に設けられていることとす
    る請求項1または請求項2に記載の電気コネクタの位置
    決め装置。
  4. 【請求項4】 ホルダとガイド部材及び挿入部材もしく
    は結線部材とは、支柱の配列方向にて一ピッチ毎に相対
    移動が可能となっていることとする請求項1ないし請求
    項4のうちの一つに記載の電気コネクタの位置決め装
    置。
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JPH06111909A JPH06111909A (ja) 1994-04-22
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JP3303724B2 (ja) 1997-05-27 2002-07-22 住友電装株式会社 コネクタ及び、端子金具に対する電線の圧接方法

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