JPH0613151A - 多芯ケーブルの布線装置 - Google Patents

多芯ケーブルの布線装置

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JPH0613151A
JPH0613151A JP19158892A JP19158892A JPH0613151A JP H0613151 A JPH0613151 A JP H0613151A JP 19158892 A JP19158892 A JP 19158892A JP 19158892 A JP19158892 A JP 19158892A JP H0613151 A JPH0613151 A JP H0613151A
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core
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guide
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Haruo Hirokawa
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 芯線をガイド板で一列に挟持して1本ずつ押
出し、圧接治具11の所定の保持溝に挿入する多芯ケー
ブルの布線装置において、圧接治具11とガイド板との
間で芯線のたるみが生じないようにし、芯線の挿入ミス
を防止する。 【構成】 ガイド板を支持するプレート206を装置フ
レーム202上面に対して傾斜させる。装置フレーム2
02上面のガイド210に沿って回動可能な可動ベース
211に芯線供給装置205を支持させ、圧接治具11
のホルダ224と一緒に動くカム板221にローラ22
3を嵌合させて、ホルダ224の移動に合わせて芯線供
給装置205を回動させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、多芯ケーブルの芯線を
圧接端子に結線する際に用いられる圧接治具の芯線保持
溝に、芯線を所定の配列で保持させるための多芯ケーブ
ルの布線装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、電子機器間の接続、例えばパソコ
ンとプリンターなどの接続には、両端にコネクタを有す
る多芯ケーブルが用いられている。多芯ケーブルの両端
にコネクタを取付ける際には、各芯線の両端をコネクタ
の対応する端子に結線させる必要がある。しかし、芯線
の数が多くなると、配列を間違えないように結線させる
ことが極めて困難であった。
【0003】このため、本出願人は、多芯ケーブルの芯
線を圧接端子に結線する際に用いる圧接治具の芯線保持
溝(布線面)に、芯線を所定の配列で自動的に保持させ
ることができるようにした多芯ケーブルの布線装置を既
に提案している(特開平4−71178号参照)。この
装置は、図7〜9に示す構造をなしている。
【0004】図7に示すように、この装置は、箱形の装
置フレーム61を有している。装置フレーム61の上面
には、芯線供給ガイド治具31に保持された多芯ケーブ
ル1の芯線3を挿通させるための開口62が形成され、
この開口62から装置フレーム61の手前に向かって、
芯線3を圧接治具11の所定の保持溝に案内するガイド
溝63が形成されている。また、このガイド溝63に芯
線3を導くため、一対のインサータ64が取付けられて
いる。また、装置フレーム61の上面手前側には、プッ
シャ装置65が設置されている。このプッシャ装置65
は、先端に芯線3をガイド溝63を通して押し下げる押
下刃66を有している。プッシャ装置65は、装置フレ
ーム61の上面と平行に移動して押下刃66をガイド溝
63の真上に位置させる動作、及び押下刃66をガイド
溝63を通して押し下げる動作を行なう。したがって、
インサータ64によってガイド溝63に導かれた芯線3
は、プッシャ装置65の押下刃66によって圧接治具1
1の所定の保持溝に押し込まれるようになっている。
【0005】圧接治具11は、装置フレーム61内に配
置された平歯車67に立設されたホルダ68に挿入、保
持されるようになっている。平歯車67は、前面側に切
り欠き部67aが形成され、この切欠き部67aに多芯
ケーブル1が挿通されるようになっている。平歯車67
の下部は円筒部69をなし、この円筒部69外周に複数
個のバックアップローラ70が当接して、平歯車67を
回転自在に保持している。なお、平歯車67及びバック
アップローラ70は、装置フレーム61内にスライドウ
ェイ71にブロック72を介して支持されたスライドベ
ース73に設置されている。このスライドベース73に
は、図示しないステップモータに連動する平歯車74が
取付けられ、この平歯車74が平歯車67に歯合し、平
歯車67が所定の角度で回動するようになっている。更
に、スライドベース73は、軸受75に支持されたボー
ルネジ76に螺合しており、図示しない別のステップモ
ータによりボールネジ76が回転することにより、図中
左右方向に任意の距離で移動できるようになっている。
【0006】したがって、ホルダ68に保持される圧接
治具11を平歯車67により回動させ、また、スライド
ベース73により移動させることにより、圧接治具11
の所定の保持溝をガイド溝63の真下に位置させること
ができるようになっている。なお、図中77は芯線3が
ガイド溝63を通して下方に押し下げられたことを検出
してプッシャ装置65を作動させる揺動センサである。
また、78は装置フレーム61の下部に配置された基台
である。なお、多芯ケーブル1の他端部の芯線3は、予
め両面コネクタ4にランダムに接続しておき、この両面
コネクタ4を位置検出装置80のコネクタ79に接続し
ておく。位置検出装置80は、後述する通電試験によっ
て圧接治具11に保持しようとする芯線3がどの位置に
挿入されるべきかを検出し、平歯車67の回転機構及び
スライドベース73の移動機構に作動信号を送り、圧接
治具11の対応する保持溝がガイド溝63の真下にくる
ように圧接治具11の位置決めを行なう。
【0007】図8に示すように、装置フレーム61上面
のインサータ64の近傍には、芯線3をインサータ64
に一本ずつ供給するための、芯線供給装置81が配置さ
れている。この芯線供給装置81は、台82に平行に設
置された一対のブロック83を有しており、このブロッ
ク83の間に芯線3を保持したガイド板32が挿入設置
されるようになっている。このため、芯線3は、ガイド
板32に挟まれて端部を上方に向けて一列に配列され
る。そして、ガイド板32に装着された第1プッシャ3
5の後端部には、台82に支持板84を介して取付けら
れたエシリンダ85の作動ロッド86が連結されてい
る。そして、エアシリンダ85の作動によって、第1プ
ッシャ35は、ガイド板32に保持された芯線3を、ガ
イド32の右側端部方向に押すようになっている。
【0008】図9を併せて参照すると、芯線供給装置8
1の台82には、ガイド板32と直交してスライドウェ
イ91が取付けられている。このスライドウェイ91に
は、スライドベース92がガイド板32の端部において
それと直交する方向に移動可能に支持されている。スラ
イドベース92は、台82に支持板93を介して取付け
られたエアシリンダ94の作動ロッド95に連結され、
エアシリンダ94の作動によってスライドウェイ91に
沿って移動する。また、スライドベース92には、エア
シリンダ96が設置され、このエアシリンダ96の作動
ロッド97に、第2プッシャ98が連結されている。第
2プッシャ98は、エアシリンダ96の作動により、ガ
イド板32の端部に摺接してそれと直交する方向に往復
動作する。第2プッシャ98のガイド板32の端部に摺
接する面には、ガイド板32の端面との間に芯線3が一
本分入る切欠き段部99が形成されている。
【0009】したがって、ガイド板32に一列にして挟
まれた芯線3は、第1プッシャ35によってガイド板3
2の端部方向におされ、次いで第2プッシャ98の段部
99に一本ずつ係合して方向を変えて押し出されるよう
になっている。また、芯線3を保持したガイド板32を
一対のブロック83の間にセットするときには、エアシ
リンダ94の作動によりスライドベース92を後退させ
て、ガイド板32を挿入しやすくしている。
【0010】第2プッシャ98の移動経路側方には、絶
縁部材100が配置されている。この絶縁部材100
は、ガイド板32に隣接するブロック83に取付けら
れ、ガイド板32の端面と一致し、第2プッシャ98と
摺接する面101を有している。また、摺接面101を
弾性的に第2プッシャ98と接触させるため、スリット
102が形成されている。また、摺接面101の端の方
には、芯線3が係合する凹溝103が形成されている。
更に、摺接面101には、前述した位置検出装置80と
の間で芯線3に通電を行なう通電刃104が取付けられ
ている。
【0011】再び図8を参照すると、装置フレーム61
の上方には、図示しない支柱に延設されたフレーム11
0が配設されている。このフレーム110には、第1ク
ランプ111と、第2クランプ112が取付けられてい
る。第1クランプ111は、第2プッシャ98と絶縁部
材100との摺接面の上方に配置され、エアシリンダ1
13の作動で開閉動作を行なうと共に、フレーム110
に固定されたエアシリンダ114の作動で昇降動作を行
なう。また、第2クランプ112は、芯線供給装置81
に対してガイド溝63を挟んで反対方向に配置され、複
数のエアシリンダによって、開閉動作と、水平移動と、
昇降動作とを行なうようになっている。第2クランプ1
12が水平方向に前進するとき、その先端は、第2プッ
シャ98の切欠き溝89aと、絶縁部材100の切欠き
溝100aとで形成される空間に挿入されるようになっ
ている。
【0012】この装置は、次のように動作する。まず、
圧接治具11は、その布線面(芯線の保持溝が設けられ
た面)を上方に向けて、ホルダ68に挿入、保持する。
多芯ケーブル1は、その一方の端部における芯線3を予
めランダムに両面コネクタ4に結線し、位置検出装置8
0のコネクタ79に接続しておく。多芯ケーブル1の他
端の芯線3は、一列に配列した状態でガイド治具31の
ガイド板32に挟持させる。
【0013】図8、9に示すように、ガイド板32を芯
線供給装置81のブロック83の間に設置して、芯線3
がガイド板32に挟まれて端部を上方に向けて一列に配
列した状態とする。また、第1プッシャ35をエアシン
ダ85の作動ロッド86と連結し、エアシリンダ85に
より第1プッシャ35で芯線3をガイド板32の右側端
部方向に押す。
【0014】この状態で布線作業が開始される。まず、
芯線3が第1プッシャ35で押されてガイド板32の端
部から一本押し出され、ガイド板32の端面と摺接する
第2プッシャ98の切欠き段部99に入り込む。次に、
エアシリンダ96の作動により、第2プッシャ98が前
進して一本の芯線3が方向を変えて押し出される。この
芯線3は、第2プッシャ98と絶縁部材100の摺接面
101の間に挟まれて移動し、そのとき通電刃104に
接触して絶縁被覆を切られ、位置検出装置80との間で
瞬間的な通電がなされる。位置検出装置80は、その芯
線3が圧接治具11の布線面上で配置されるべき位置を
検出する。そして、ボールネジ76の回転機構と、平歯
車67の回転機構に信号を送り、圧接治具11を保持す
るホルダ68を所定方向に回動させ、所定距離だけ水平
移動させる。こうして、圧接治具11の所定の保持溝
が、ガイド溝63の真下にくるように、圧接治具11の
位置が設定される。
【0015】第2プッシャ98で押し出された芯線3
は、絶縁部材100の摺接面101の凹溝103に保持
される。この状態で、第1クランプ111が下降し、芯
線3の上端を把持し、再び上昇して芯線3を上方に引張
ってそのたるみをなくす。次に、第2クランプ112が
水平方向に前進して先端を第2プッシャ98の切欠き溝
89aと、絶縁部材100の切欠き溝100aとで形成
される空間に挿入し、その部分の芯線3を把持する。こ
のとき、第1クランプ111は芯線3を開放して元の位
置に復帰する。更に、第2クランプ112が水平方向に
後退して、芯線3を第2プッシャ98と絶縁部材100
との間から引き出す。第2クランプ112は元の位置に
復帰すると、今度は下降して芯線3を押し下げる。その
結果、芯線3は、インサータ64に案内されてガイド溝
63を通って下方に押し付けられる。このとき、圧接治
具11のホルダ68に設けられた揺動センサ77が芯線
3を検知し、プッシャ装置65を作動させる。プッシャ
装置65は、水平方向に移動し、更に下降して、押下刃
66で芯線3を圧接治具11の所定の溝に押し込む。そ
れと同時に、図には明確に示していないが、押下刃66
と圧接治具11の圧接部材とが摺接して、芯線3の余分
な端部が切断除去される。
【0016】このような作業を繰り返すことにより、多
芯ケーブル1の芯線3を、圧接治具11の対応する溝に
順次押し込んで、布線作業を行なうことができる。こう
して、芯線3を圧接治具11の布線面に所定の間隔及び
配列で保持させた後、圧接治具11の布線面を両面コネ
クタに圧接することにより、両面コネクタに多芯ケーブ
ルの芯線3を結線することができる。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記従来の
多芯ケーブルの布線装置は、次のような問題点があるこ
とがわかった。
【0018】図10は、多芯ケーブ1の芯線3を圧接治
具11内を通して上方に引出し、ガイド治具31のガイ
ド板32に挟持させた状態を側方から示している。ここ
で、ガイド板32の芯線供給側の端部は、圧接治具11
の上方にくるようにしなければならないため、圧接治具
11の中心位置とガイド板32の中心位置とをずらして
配置する必要がある。その結果、圧接治具11からガイ
ド板32に至るまでの芯線3の長さがガイド板32の長
手方向で変化する。そして、第1プッシャ35によって
芯線3を1本ずつ押し出していくと、最後の方の芯線3
は、圧接治具11とガイド板32との間で大きなたるみ
を生じることになる。こうしてたるんだ芯線3bは、第
1プッシャ35で最前方の芯線3aを第2クランプ11
2でガイド溝に導こうとするとき、芯線3aに絡まって
一緒に引き出されてしまい、圧接治具11への挿入ミス
の原因となることがわかった。
【0019】また、図11は、多芯ケーブル1の芯線3
を圧接治具11内を通して上方に引出し、ガイド治具3
1のガイド板32に挟持させた状態を前方から示してい
る。ここで、圧接治具11は、所定の保持溝がガイド溝
63の真下にくるように、前述した駆動機構によって図
中矢印A、Bで示すように水平移動する。ところが、ガ
イド板32は、常に一定の位置に配置されているため、
圧接治具11の移動によって、図中想像線で示す如く圧
接治具11からガイド板32に至る長さが次第に長くな
り、圧接治具11とガイド板32との間でたるみを生じ
ることになる。その結果、図10と同様に、最前方の芯
線3aを第2クランプ112でガイド溝に導こうとする
とき、たるんだ芯線3bが最前方の芯線3aに絡まって
一緒に引き出されてしまい、圧接治具11への挿入ミス
の原因となる。
【0020】したがって、本発明の目的は、圧接治具と
ガイド板との間で芯線のたるみが生じないようにして芯
線の挿入ミスを低減させた多芯ケーブルの布線装置を提
供することにある。
【0021】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明による多芯ケーブルの布線装置の第1は、装
置フレーム内部に、圧接治具のホルダと、このホルダの
移動機構とが設けられ、装置フレーム上面に、下方に配
置された圧接治具の所定の位置に芯線を導くガイド溝
と、このガイド溝近傍において芯線を一本ずつ供給する
芯線供給装置とが設けられており、前記芯線供給装置
は、多芯ケーブルの芯線を一列にして挟持するガイド板
と、このガイド板にスライド可能に装着され、前記ガイ
ド板の端部に向けて芯線を押す第1プッシャと、前記ガ
イド板の端部に摺接して配置され、摺接面に1本の芯線
が係合する段部を有し、前記ガイド板から押し出される
芯線を、前記段部に係合させて方向を変えて押し出す第
2プッシャと、この第2プッシャの移動経路側方に配置
され、前記第2プッシャとの間に芯線を保持する絶縁部
材と、この絶縁部材の芯線と接触する部分に取付けら
れ、前記芯線の絶縁被覆を切って通電を行なう通電刃と
を備えている多芯ケーブルの布線装置において、前記芯
線供給装置の前記ガイド板が、前記装置フレーム上面に
対して傾斜して配置されていることを特徴とする。
【0022】また、本発明による多芯ケーブルの布線装
置の第2は、装置フレーム内部に、圧接治具のホルダ
と、このホルダの移動機構とが設けられ、装置フレーム
上面に、下方に配置された圧接治具の所定の位置に芯線
を導くガイド溝と、このガイド溝近傍において芯線を一
本ずつ供給する芯線供給装置とが設けられており、前記
芯線供給装置は、多芯ケーブルの芯線を一列にして挟持
するガイド板と、このガイド板にスライド可能に装着さ
れ、前記ガイド板の端部に向けて芯線を押す第1プッシ
ャと、前記ガイド板の端部に摺接して配置され、摺接面
に1本の芯線が係合する段部を有し、前記ガイド板から
押し出される芯線を、前記段部に係合させて方向を変え
て押し出す第2プッシャと、この第2プッシャの移動経
路側方に配置され、前記第2プッシャとの間に芯線を保
持する絶縁部材と、この絶縁部材の芯線と接触する部分
に取付けられ、前記芯線の絶縁被覆を切って通電を行な
う通電刃とを備えている多芯ケーブルの布線装置におい
て、前記芯線供給装置が、前記装置フレーム上面で、前
記芯線の供給位置近傍を中心にして、前記ホルダの移動
に合わせて回動するように配置されていることを特徴と
する。
【0023】更に、本発明による多芯ケーブルの布線装
置の第3は、装置フレーム内部に、圧接治具のホルダ
と、このホルダの移動機構とが設けられ、装置フレーム
上面に、下方に配置された圧接治具の所定の位置に芯線
を導くガイド溝と、このガイド溝近傍において芯線を一
本ずつ供給する芯線供給装置とが設けられており、前記
芯線供給装置は、多芯ケーブルの芯線を一列にして挟持
するガイド板と、このガイド板にスライド可能に装着さ
れ、前記ガイド板の端部に向けて芯線を押す第1プッシ
ャと、前記ガイド板の端部に摺接して配置され、摺接面
に1本の芯線が係合する段部を有し、前記ガイド板から
押し出される芯線を、前記段部に係合させて方向を変え
て押し出す第2プッシャと、この第2プッシャの移動経
路側方に配置され、前記第2プッシャとの間に芯線を保
持する絶縁部材と、この絶縁部材の芯線と接触する部分
に取付けられ、前記芯線の絶縁被覆を切って通電を行な
う通電刃とを備えている多芯ケーブルの布線装置におい
て、前記芯線供給装置の前記ガイド板が、前記装置フレ
ーム上面に対して傾斜して配置されており、かつ、前記
芯線供給装置が、前記装置フレーム上面で、前記芯線の
供給位置近傍を中心にして、前記ホルダの移動に合わせ
て回動するように配置されていることを特徴とする。
【0024】
【作用】芯線供給装置のガイド板を装置フレーム上面に
対して傾斜して配置することにより、図5に示すよう
に、多数の芯線3は、多芯ケーブル1の端部1aから均
等に広がってガイド板231、232に挟持される状態
となる。このため、ガイド板231、232の前方端部
に位置する芯線3aと、ガイド板231、232の後方
に位置する芯線3cとにおいて、圧接治具11からガイ
ド板231、232に至る長さがほぼ等しくなる。した
がって、第1プッシャ240で芯線3を徐々に押し出し
ていったとき、圧接治具11とガイド板231、232
との間で芯線3にたるみが生じることが防止され、それ
によって図10に示したような芯線の挿入ミスの発生が
防止される。
【0025】芯線供給装置を、装置フレーム上面で、芯
線の供給位置近傍を中心にして、圧接治具のホルダの移
動に合わせて回動させると、図6に示すように、圧接治
具11が図中左方向に移動すると、ガイド板231、2
32は図中矢印Eで示す位置に移動する。また、圧接治
具11が図中右方向に移動すると、ガイド板231、2
32は図中矢印Fで示す位置に移動する。したがって、
圧接治具11とガイド板231、232との間で芯線3
にたるみが生じることが防止され、それによって図10
に示したような芯線の挿入ミスの発生が防止される。こ
のとき、芯線の供給位置はほとんど変化しないので、芯
線供給位置がガイド溝から離れて、芯線をガイド溝に挿
入できなくなることはない。
【0026】芯線供給装置のガイド板を装置フレーム上
面に対して傾斜して配置し、かつ、芯線供給装置を、装
置フレーム上面で、芯線の供給位置近傍を中心にして、
圧接治具のホルダの移動に合わせて回動させるようにす
れば、芯線のたるみ防止効果を更に確実に得ることがで
きる。
【0027】
【実施例】図1〜4には、本発明による多芯ケーブルの
布線装置の一実施例が示されている。図1は装置全体を
示す側面図であり、図2は装置フレームの部分を上方か
ら見た平面図であり、図3は芯線供給装置と装置フレー
ムとの関係を示す部分拡大断面図であり、図4は芯線供
給装置を示す平面図である。
【0028】図1に示すように、この布線装置201
は、装置フレーム202を備え、装置フレーム202内
には圧接治具ホルダ224が設けられ、このホルダ22
4を移動させる駆動機構204が設置されている。駆動
機構204は、前記特開平4−71178号の装置と同
様な構造をなしている。
【0029】装置フレーム202の上面には、芯線供給
装置205が設けられており、この芯線供給装置205
は、後述するガイド板やプッシャ等を装備したプレート
206と、第1クランプ207及び第2クランプ208
を支持し、それらを駆動させるクランプ駆動部209と
からなり、プレート206とクランプ駆動部209と
は、後述する態様で一体化されて装置フレーム202の
上面で回動可能に設置されている。
【0030】図2に示すように、装置フレーム202に
は、円弧状のガイド210が設置されており、このガイ
ド210上に前記クランプ駆動部209を載せた可動ベ
ース211が設置されている。可動ベース211の下面
には、ガイド210を挟むように複数のローラ212が
取付けられており、可動ベース211は、これらのロー
ラ212を介して、ガイド210に沿って回動するよう
になっている。
【0031】装置フレーム202の上面には開口213
が形成され、装置フレーム202の内部に配置された圧
接治具ホルダの駆動機構204が見えている。駆動機構
204は、図示しないボールネジ機構によって図中矢印
C方向に移動するスライドベース214を有しており、
このスライドベース214に図示しないモータによって
回転する平歯車215と、それに歯合する平歯車216
とが設置されている。平歯車216は、その下面が円筒
状をなし、その周面に当接する複数のバックアップロー
ラ217によって、スライドベース214上で回転自在
に支持されている。そして、平歯車216上に立設され
た、図では見えないところに位置するホルダを介して、
圧接治具11が支持されている。
【0032】装置フレーム202の前方縁部には、芯線
をガイドするインサータ218が設置されており、芯線
はこのインサータ218にガイドされてガイド溝219
を通して、圧接治具11の所定の溝に押し込まれるよう
になっている。そして、圧接治具11は、平歯車215
の回転により平歯車216が回転することによって方向
を変え、かつ、スライドベース214が図中矢印Cで示
す如く移動することによって位置を変えて、芯線を保持
すべき所定の溝がガイド溝219の真下に位置するよう
に制御される。なお、図中220は、ガイド溝219に
挿入された芯線を圧接治具11の所定の溝に押し込むプ
ッシャである。
【0033】スライドベース214上には、図示しない
脚板を介してカム板221が取付けられている。このカ
ム板221は、前記可動ベース211の下方に近接して
それと平行に支持されており、中央部にやや細長い孔2
22を有している。この孔222に、後述する態様で可
動ベース211に連接されたローラ223が嵌合してい
る。このため、スライドベース214とともにカム板2
21が図中矢印Cで示す如く水平移動すると、カム板2
21の孔222に嵌合するローラ223が図中想像線で
示す如く移動し、その結果、可動ベース211がガイド
210に沿って回動するようになっている。
【0034】図3を併せて参照すると、可動ベース21
1には、連結板230を介して、ガイド板やプッシャ等
を装備したプレート206が連接されている。この場
合、プレート206は、装置フレーム202の上面に対
して、前方部分が高くなるように傾斜して支持されてい
る。そして、連結板230の下端部に前記ローラ223
が取付けられており、前記のようにスライドベース21
4とともにカム板221が移動すると、ローラ223を
介して可動ベース211及びプレート206が一体に回
動するようになっている。なお、可動ベース211及び
プレート206の回動の中心は、図2におけるプッシャ
220で芯線を圧接治具11の溝に押し込む位置とされ
ている。図3において、224は圧接治具11を保持す
るホルダであり、図2の平歯車216上に支持されてい
る。
【0035】図4に示すように、プレート206には、
固定のガイド板231と、可動のガイド板232が取付
けられており、ガイド板232は、ガイド233により
ガイド板231に対して近接離反可能とされ、スプリン
グ234によってガイド板231から離れる方向に付勢
されている。また、ガイド板232のローラ235に当
接するカム236が設けられ、ハンドル237によって
カム236を回すことにより、ガイド板232をガイド
板231に近接させ、芯線を1列に配列して挟持させる
ことができるようになっている。前述したように、プレ
ート206が装置フレーム202の上面に対して傾斜し
て配置されているので、上記ガイド板231、232も
装置フレーム202の上面に対して傾斜して配置され
る。
【0036】また、ガイド板231、232の間に形成
されるガイド溝238と平行に、スライドウェイ239
が設けられ、このスライドウェイ239に沿って移動可
能に第1プッシャ240が取付けられている。第1プッ
シャ240は、ガイド溝238に挿入された押刃241
を有しており、この押刃241がガイド溝238に挟持
された芯線を押すようになっている。なお、第1プッシ
ャ240は、エアシリンダ242によって駆動される。
【0037】ガイド板231、232の端面には、ガイ
ド溝238と直交してスライド動作する第2プッシャ2
45が設けられており、この第2プッシャ245はエア
シリンダ246によって駆動される。第2プッシャ24
5は、図には明確に示されていないが、前記従来の装置
と同様に、ガイド溝238から押し出される芯線を1本
だけ係合させて、ガイド溝238と直交する方向に押し
出すための切り欠き段部を有している。そして、この第
2プッシャ245の移動経路側方に絶縁部材247が配
置されており、この絶縁部材247に芯線の絶縁被覆を
切って通電を行う通電刃248が取付けられている。
【0038】次に、この布線装置201の動作について
説明する。
【0039】まず、多芯ケーブルは、圧接治具11の内
部に通され、その芯線を図4におけるガイド板231、
232のガイド溝239に通される。そして、ハンドル
237を回してガイド板232をガイド板231の方向
に押しつけ、芯線を1列にしてガイド溝239に挟持す
る。この状態で、第1プッシャ240が押し出され、芯
線がガイド溝239の開口部(ガイド板231、232
の前方端部)方向に押される。そして、第2プッシャ2
45が押し出され、第2プッシャの摺接面にある切り欠
き段部に1本の芯線が係合し、絶縁部材247の方向に
押し出される。芯線は、絶縁部材247の通電刃248
に接触して絶縁被覆を切られ、内部の導線に通電刃24
8が接触してその状態で通電がなされる。
【0040】そして、前記従来の装置と同様な方法でそ
の芯線が挿入されるべき、圧接治具11上の保持溝が求
められ、その保持溝がガイド溝219の真下に位置する
ように、図2における平歯車215、216が回転し、
かつ、スライドベース214が移動して、圧接治具11
が所定の位置に配置される。このとき、スライドベース
214の移動に伴ってカム板221の孔222に係合す
るローラ223が図2中想像線で示す如く移動し、可動
ベース211及びそれに連接されたプレート206が、
装置フレーム202上でガイド板210に沿ってスライ
ドベース214の移動方向に向けて回動する。
【0041】この状態で図1における第1クランプ20
7が芯線を把持して上方に引張り、更に第2クランプ2
08が芯線を把持して前方に引き出し、更に下方に押し
つける。その結果、芯線は、図2におけるインサータ2
18にガイドされてガイド溝219内に導かれ、その状
態でプッシャ220が作動して芯線を圧接治具11のガ
イド溝219下方に配置された所定の保持溝に押し込
む。このような動作を繰り返すことにより、ガイド板2
31、232のガイド溝238から1本ずつ供給される
芯線を圧接治具11の所定の保持溝に順次挿入し、芯線
の圧接治具の布線面への取付けを自動的に行うことがで
きる。そして、芯線が布線された圧接治具11をコネク
タに押しつけることにより、多数の芯線をコネクタの対
応する端子に同時に結線させることができる。
【0042】以上の動作は、前述した従来の装置と基本
的に同じであるが、本発明の装置では、次の点で従来の
装置よりも優れた機能を発揮する。
【0043】図5は、本発明の装置において多芯ケーブ
ル1の芯線3をガイド板231、232に挟持させた状
態を側方から示している。すなわち、多芯ケーブル1
は、ホルダ224に保持された圧接治具11の内部に挿
通されて、その芯線3を装置フレーム202の開口21
3を通して上方に引き出され、ガイド板231、232
に挟持される。このとき、プレート206が装置フレー
ム202上面に対して傾斜して配置されているので、ガ
イド板231、232も装置フレーム202上面に対し
て傾斜しており、その結果、多数の芯線3は、多芯ケー
ブル1の端部1aから均等に広がった形状をなす。
【0044】このため、ガイド板231、232の前方
端部に位置する芯線3aと、ガイド板231、232の
後方に位置する芯線3cとにおいて、圧接治具11から
ガイド板231、232に至る長さがほぼ等しくなる。
したがって、第1プッシャ240で芯線3を徐々に押し
出していったとき、圧接治具11とガイド板231、2
32との間で芯線3にたるみが生じることが防止され、
それによって図10に示したような芯線の挿入ミスの発
生が防止される。
【0045】また、図6は、本発明の装置において多芯
ケーブル1の芯線3をガイド板231、232に挟持さ
せた状態を前方から示している。図2において、今、圧
接治具11が初期設定の位置にあるとすると、スライド
ベース214がほぼ中央に位置していて、カム板221
の孔222に嵌合するローラ223は、図中一点鎖線D
で示す位置にある。その結果、可動ベース211に支持
されたクランプ駆動部209やプレート206も一点鎖
線Dを中心線とする位置にある。したがって、このとき
の状態は、図6の矢印Dで示されるようになる。
【0046】次に、図2において、圧接治具11及びス
ライドベース214が図中左方向に移動して、カム板2
21の孔222に嵌合するローラ223が図中一点鎖線
Eで示す位置に移動したとする。そうすると、ローラ2
23を介して可動ベース211がガイド210に沿って
回動し、可動ベース211に支持されたクランプ駆動部
209やプレート206も一点鎖線Eを中心線とする位
置に移動する。したがって、このときの状態は、図6の
矢印Eで示されるようになる。
【0047】更に、図2において、圧接治具11及びス
ライドベース214が図中右方向に移動して、カム板2
21の孔222に嵌合するローラ223が図中一点鎖線
Fで示す位置に移動したとする。そうすると、ローラ2
23を介して可動ベース211がガイド210に沿って
回動し、可動ベース211に支持されたクランプ駆動部
209やプレート206も一点鎖線Fを中心線とする位
置に移動する。したがって、このときの状態は、図6の
矢印Fで示されるようになる。
【0048】このように、圧接治具11の移動に合わせ
て、芯線3を挟持するガイド板231、232も同方向
に移動するため、圧接治具11とガイド板231、23
2との間で芯線3のたるみが発生することが防止され、
図10に示したような芯線の挿入ミスの発生が防止され
る。なお、可動ベース211に支持されたクランプ駆動
部209やプレート206を装置フレーム202上で回
動させるように構成した理由は、芯線3の供給位置は、
常にガイド溝219の近傍になければならず、ガイド板
231、232を平行移動させてしまうと、芯線3の供
給位置がガイド溝219から大きく離れて、ガイド溝2
19に挿入できなくなってしまうからである。
【0049】なお、上記実施例においては、ガイド板2
31、232を装置フレーム202上面に対して傾斜し
て配置する構造と、芯線供給装置205を、装置フレー
ム202上面で、芯線の供給位置近傍を中心にして、圧
接治具11のホルダ224の移動に合わせて回動するよ
うにした構造とを兼ね備えているが、本発明は、上記い
ずれか一方の構造を有する装置も含むものであり、上記
いずれかの構造を有するだけでも、圧接治具11とガイ
ド板231、232との間で芯線3のたるみが発生する
のをある程度防止できる。
【0050】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
芯線をガイド板で一列に挟持して1本ずつ押出し、圧接
治具の所定の芯線保持溝に挿入するようにした多芯ケー
ブルの布線装置において、圧接治具とガイド板との間で
芯線のたるみが生じないようにして芯線の挿入ミスを防
止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による多芯ケーブルの布線装置の一実施
例を示す側面図である。
【図2】同布線装置における装置フレーム上面の構造を
示す平面図である。
【図3】同布線装置における芯線供給装置と装置フレー
ムとの関係を示す部分拡大断面図である。
【図4】同布線装置における芯線供給装置を示す平面図
である。
【図5】同布線装置において多芯ケーブルの芯線をガイ
ド板に挟持させた状態を側方から示す説明図である。
【図6】同布線装置において多芯ケーブルの芯線をガイ
ド板に挟持させた状態を前方から示す説明図である。
【図7】従来の多芯ケーブルの布線装置の圧接治具移動
機構を示す斜視図である。
【図8】同従来の布線装置の要部斜視図である。
【図9】同従来の布線装置の芯線供給装置を示す平面図
である。
【図10】同従来の布線装置において多芯ケーブルの芯
線をガイド板に挟持させた状態を側方から示す説明図で
ある。
【図11】同従来の布線装置において多芯ケーブルの芯
線をガイド板に挟持させた状態を前方から示す説明図で
ある。
【符号の説明】
1 多芯ケーブル 3 芯線 11 圧接治具 201 多芯ケーブルの布線装置 202 装置フレーム 204 圧接治具ホルダの駆動機構 205 芯線供給装置 206 プレート 207 第1クランプ 208 第2クランプ 209 クランプ駆動部 210 ガイド 211 可動ベース 212 ローラ 214 スライドベース 218 インサータ 219 ガイド溝 221 カム板 222 孔 223 ローラ 224 圧接治具のホルダ 230 連結板 231、232 ガイド板 240 第1プッシャ 245 第2プッシャ 247 絶縁部材 248 通電刃

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 装置フレーム内部に、圧接治具のホルダ
    と、このホルダの移動機構とが設けられ、装置フレーム
    上面に、下方に配置された圧接治具の所定の位置に芯線
    を導くガイド溝と、このガイド溝近傍において芯線を一
    本ずつ供給する芯線供給装置とが設けられており、 前記芯線供給装置は、多芯ケーブルの芯線を一列にして
    挟持するガイド板と、このガイド板にスライド可能に装
    着され、前記ガイド板の端部に向けて芯線を押す第1プ
    ッシャと、前記ガイド板の端部に摺接して配置され、摺
    接面に1本の芯線が係合する段部を有し、前記ガイド板
    から押し出される芯線を、前記段部に係合させて方向を
    変えて押し出す第2プッシャと、この第2プッシャの移
    動経路側方に配置され、前記第2プッシャとの間に芯線
    を保持する絶縁部材と、この絶縁部材の芯線と接触する
    部分に取付けられ、前記芯線の絶縁被覆を切って通電を
    行なう通電刃とを備えている多芯ケーブルの布線装置に
    おいて、 前記芯線供給装置の前記ガイド板が、前記装置フレーム
    上面に対して傾斜して配置されていることを特徴とする
    多芯ケーブルの布線装置。
  2. 【請求項2】 装置フレーム内部に、圧接治具のホルダ
    と、このホルダの移動機構とが設けられ、装置フレーム
    上面に、下方に配置された圧接治具の所定の位置に芯線
    を導くガイド溝と、このガイド溝近傍において芯線を一
    本ずつ供給する芯線供給装置とが設けられており、 前記芯線供給装置は、多芯ケーブルの芯線を一列にして
    挟持するガイド板と、このガイド板にスライド可能に装
    着され、前記ガイド板の端部に向けて芯線を押す第1プ
    ッシャと、前記ガイド板の端部に摺接して配置され、摺
    接面に1本の芯線が係合する段部を有し、前記ガイド板
    から押し出される芯線を、前記段部に係合させて方向を
    変えて押し出す第2プッシャと、この第2プッシャの移
    動経路側方に配置され、前記第2プッシャとの間に芯線
    を保持する絶縁部材と、この絶縁部材の芯線と接触する
    部分に取付けられ、前記芯線の絶縁被覆を切って通電を
    行なう通電刃とを備えている多芯ケーブルの布線装置に
    おいて、 前記芯線供給装置が、前記装置フレーム上面で、前記芯
    線の供給位置近傍を中心にして、前記ホルダの移動に合
    わせて回動するように配置されていることを特徴とする
    多芯ケーブルの布線装置。
  3. 【請求項3】 装置フレーム内部に、圧接治具のホルダ
    と、このホルダの移動機構とが設けられ、装置フレーム
    上面に、下方に配置された圧接治具の所定の位置に芯線
    を導くガイド溝と、このガイド溝近傍において芯線を一
    本ずつ供給する芯線供給装置とが設けられており、 前記芯線供給装置は、多芯ケーブルの芯線を一列にして
    挟持するガイド板と、このガイド板にスライド可能に装
    着され、前記ガイド板の端部に向けて芯線を押す第1プ
    ッシャと、前記ガイド板の端部に摺接して配置され、摺
    接面に1本の芯線が係合する段部を有し、前記ガイド板
    から押し出される芯線を、前記段部に係合させて方向を
    変えて押し出す第2プッシャと、この第2プッシャの移
    動経路側方に配置され、前記第2プッシャとの間に芯線
    を保持する絶縁部材と、この絶縁部材の芯線と接触する
    部分に取付けられ、前記芯線の絶縁被覆を切って通電を
    行なう通電刃とを備えている多芯ケーブルの布線装置に
    おいて、 前記芯線供給装置の前記ガイド板が、前記装置フレーム
    上面に対して傾斜して配置されており、かつ、前記芯線
    供給装置が、前記装置フレーム上面で、前記芯線の供給
    位置近傍を中心にして、前記ホルダの移動に合わせて回
    動するように配置されていることを特徴とする多芯ケー
    ブルの布線装置。
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