JPS6386287A - 多心フラツトケ−ブル用電気コネクタの電線振り分け装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は電気コネクタの技術分野において利用され、特
に多心フラットケーブルの各電線を左右に振り分けて、
複列の圧接片と圧接する形式の電気コネクタにあって、
圧接前に上記電線を振り分けるための装置に関する。

（従来の技術及び問題点） 近来の電子機器の軽薄短小という要請に応えて、細密ピ
ッチの多心フラットケーフルか出現してきた。しかし、
従来の電気コネクタでは圧接片同士のピッチか上記多心
フラットケーブルのピッチにまて狭くすることかできな
いため、出願人は特願昭６１−１２７６５６号にて、」
−記多心フラットケーブルの各電線をコネクタの圧接前
面にて一本おきに左右に振り分けて曲折し、二列の圧接
片と圧接結線させる電気コネクタを提案した。

しかしながら、上記多心フラットケーフルは、各電線同
士のピッチがきわめて小さく一本おきといえどもその間
隔は非常に狭く、また電線の数が多く、従来のように上
記電線の振り分けを手作業て行っていたのては、手間を
要し、また曲折精度を期し難いという問題点があり、こ
れを自動的に行える装置の開発か望まれていた。

（問題点の解決のための手段及び作用）本発明は、上記
の問題点を解決して、多心フラットケーブルの各電線を
自動的に切断しかつ曲折してコネクタのしかるべき収容
溝に収めることのできる、多心フラットケーフル用電気
コネクタの′（電線振り分け装置を提供することをその
［１的としている。

本発明は、上記目的の達成のために、 電線の心線に食い込む圧接溝をもつ複数の圧接片が絶縁
ハウジンクに複列に突設せられた圧接側コネクタと、該
圧接側コネクタと結合されるべく上記圧接片の列間に対
応する位置にて多心フラットケーブルを上記圧接側コネ
クタに向け延出して挾持する挟持部材を有し、かつその
挟持部材の前面には上記複列の圧接片との圧接位置に分
離後曲折された各電線を収容する溝を右する圧接前面と
する配線側コネクタとがら成る電気コネクタの上記配線
側コネクタの溝内に電線を振り分けて挿入する装置であ
って、Ｌ面にケーブル載置面を有する一対のベースを、
互いに横力向て間隔をもって対向配置し、一方のベース
の上部対向隅部に、配線側コネクタを圧接前面が他方の
ベース寄りに突出するように配置する保持四部か設けら
れ、 他方のベースの対向面が上縁まで下部スライド案内面を
形成し、 他方のベースの上方には、該他方のベースの上記下部ス
ライド案内面の仮想延長面に上部スライド案内面を下縁
まで有し、降下時に上記他方のベースのケーブル載置面
との間でケーフルを挾持する押圧部材を設け、 上記他方のベースの下部スライド案内面と配線側コネク
タの圧接前面との間には、一方の面が上記下部スライド
案内面上を摺動し他方の面が圧接前面に近接し、かつ電
線のピ・ンチに対応する位置に櫛歯状の切断曲折片を有
する下ｍ　”Ｔ動体か設けられ、 上記押圧部材の上部スライド案内面と配線側コネクタの
圧接前面との間には、一方の面が上部スライド案内面と
摺動し他方の面が圧接前面に近接しかつ上記下部可動体
の切断曲折片とＩ−合する切断曲折片を有する上部可動
体を備える、ことにより構成される。

次に、」二記のごとく構成させる本発明装置による電線
振り分けは以下の要望でなされる。

■　先ず、被覆か電線方向にずらされ所定長さだけ心線
か露呈し、もしくは各電線の被覆間か分離された多心フ
ラットヶーフルを配線側コネクタにて挾持せしめる。

礫）次に、上記配線側コネクタを、一方のベースの保持
凹部にて保持せしめる。すると、露呈した心線部分ある
いは被覆間か分離された部分け、配線側コネクタから延
出して他方のベースの上面まて架は渡された状１ムにな
る。

■　かかる状態て、押圧部材を降下せしめると延出する
フラットケーブルはケーブル載置面にてしっかりと挾持
される。

（４）シかる後に、上記可動体を降下そして下部可動体
を」−昇せしめる。両回動体はスライド案内面にて摺動
しその縁部にて心線もしくは電線を切断して次第に曲折
して配線側コネクタの圧接前面に設けられた溝内に収め
る。

■　かくして、配線側コネクタは圧接側コネクタとの圧
接結線に備えることとなる。

（実施例） 以下、添付図面に基づいて本発明の詳細な説明する。

第１図は本実施例装置へ配線側コネクタを装着した際の
該装置の破断斜視図である。そして第２図はその縦断面
図である。

同図において一対のベース５０及び８０か横方向に間隔
をおいて対向配置されている。

一方のベース５０の対向面側」二部隅部には、Ｌ字形に
削りとられた保持四部５１か形成され、また上記ベース
５０の上面にはケーブル載置面５２となっており、その
−上方にはシリンダ５４（第２図）等によって上下して
ケーブル４０を押える押え板５３か配設されている。該
押え板５３は、ばねにより煤量する形式とするこもでき
る。

他方のベース８０は、上面が上記一方のベース５０のケ
ーブル載置面５２と同一レベルにケーブル載置面８１を
有し、該ケーブル載置面の縁部分け、はぼケーブルの被
覆の厚さ相当分たけ段差をもって高い心線配置面８１Ａ
となっているとよい。

−１−記他方のベース８０の、上記一方のベース５０に
対向する面は、上縁まで完全な平坦な下部スライド案内
面８３となっている。

ベース８０の上方位置にはシリンダ７４により昇降する
上部可動体７０か配設され、該−Ｌ部可動体７０には下
方に開［コする角状の凹部７４が設けられ、そこに圧縮
ばね７５により弾圧力を受ける押圧部材７６が上下に摺
動自在に収められている。該押圧部材７６の下面は降下
時に心線配置面８１Ａ　Ｌ、のケーブルの心線を弾圧挾
持する押圧面７７となっている。また上記押圧部材７６
は、上記′Ｆ部スライド案内面８３の仮想延長面に、下
縁までつづく完全に平坦な上部スライド案内面７９を有
している。

上部可動部材７０からは、−面が、に肥土部スライド案
内面７９−ヒを摺動し他面が後述の配線側コネクタの圧
接前面＋１に近接する切断曲折片７３か下方に向け延出
している。一方、一対のベース５０と８０の間には下部
可動体６０が、シリンタロ３によって−Ｌ下動［１丁能
に配設されている。該下部可動体６０は、−面が他方の
ベース８０の下部スライド案内面８３上を摺動し、他面
が上記配線側コネクタの圧接前面１１に近接せる切断曲
折片６２を上部に有している。

上記上部可動体７０の切断曲折片７３と下部可動体６０
の切断曲折片６２は、フラットケーブルの各電線の一ピ
ツチ毎に、互いに噛合するｆｉ尚歯状なしていて、その
対向する上下の面は一方のベースに向け互いに間隔か拡
がるように僅かテーバかつけられている。

次に、配線側コネクタｌＯについて簡単に説明しておく
。該コネクタ１０は第１図に示されているごとく、上下
に分割されて二つの部材１０八、１ｏｆｔからなってお
り、分割面に多心フラットケーブル４（）を挾持する条
溝が設けられている。また二つの部材の接面部は中間部
にて「＜」字状に曲がっており、挾持の際ケーブルか容
易に移動することのないようになっている。第１図て左
側面が圧接前面１１をなしており、そこには」ニードに
一本おきに各電線を収容する溝１４Ａ、１４Ｂそれぞれ
設けられている。そして、該溝＋４Ａ　、１４Ｂに直交
して、圧接側コネクタの圧接片３（）（第４Ｌ４）を受
は入れる溝１５Ａ、１４Ｂか設けられている。

次に、本実施例装置を用いて電線の振り分けを行い、し
かる後にコネクタの圧接結線をする手ｊ頃を説明する。

■　予め、多心フラットケーブル４０の端末を、その所
定の箇所にて絶縁被覆に切込工具（図示せず）で切込み
を入れた後、絶縁被覆な端東側に移動せしめて所定間隔
たけ心線４１を露出させる（第１図及び第２図参照）。

■　次に、一方のベース５０の保持凹部５１に、配線側
コネクタの一方の部材１０Ｒを装着して保持せしめる。

（■　次に、■て用意された多心フラットケーブル４０
を上記配線側コネクタの一方の部材１０Ｂの一ヒに配す
る。しかる後に、配線側コネクタの他方の部材１０八を
その上に配して、両部材１０Ａ、ＩＯＢを固定してフラ
ットケーブル４０を挟着する。その際フラットケーブル
はコネクタの中間部で「＜」字状に曲げられるため抜は
防ＩＦかなされる。さらに、シリンダ５４を作動させて
押え板５３によってフラットケーブル４０を一方のベー
スのケーフル載置面５２で、上記コネクタｌＯの移動及
びケーブル４０の浮きを防止する。

（４）シかる後、上下のシリンタフ４．６３によってそ
れぞれ上Ｆ可動体７０．６０をほぼ同時期に降下・−に
昇せしめる。すると、第３図（Ａ）に示されるごとく、
先ず押圧部材７６か心線４１を他方のベース８０の心線
配置面８１八との間で固定する。その際押圧力は、ばね
７５による弾圧力であるので、心線を必要以上に圧して
圧潰等を起すことはない。

（５）さらに、七ド可動体７０．６０か移動すると、両
者の切断曲折片７３．５２かそれぞれが当接する心線旧
を切断し、そして曲折せしめる。この動作は両者上下対
称で同様になされるのでここでは上方の切断曲折片７３
について説明する。すなわち、上回動体７０か降下する
と、その切断曲折片７３は押圧部材７６のスライド案内
面７９上を摺動するので、心線４１は第３図（Ｂ）に示
されるごとく切断曲折片７３によって上記スライド案内
面７９の下縁て切断され、引き続き第３図（Ｃ）のごと
く上記切断曲折片７３の下面によって下方逆り字状に曲
折げられる。その際切断曲折片７３の反切断面側は配線
側コネクタＩＯの圧接前面１１に近接しているために、
曲折された心線４１Ｂはコネクタの溝１４Ｂに収められ
ている。このような心線の切断及び曲折は、ｔＦｗｔｋ
ｘ状の切断曲折片７３によって一本おきになされる。

（Ｅｌ）　　（５）で述べた切断曲折片７３による心線
の切断曲折は、下部可動体８０の切断曲折片６２によっ
ても同様に、残る一本おきの心線について第３図（Ｄ）
に示されるごとく、上方に曲折けられる。

■　かくして、心線は一本おきに上下に振り分けられて
配線側コネクタの圧接前面１１の上下の溝に挿入せられ
た圧接結線に備える。

（Φ　そして、最後に第４図に示すごとくの別装置であ
る圧接保持台９０の保持凹部９１内に、電線の振り分け
かなされた配線側コネクタｌＯを配置し、一方、開閉自
在な挾持片１０１Ａ、ｌ０ＩＢを有する挾持Ａ　１００
で圧接側コネクタ２０を挾持し、これを上方から降下せ
しめる。すると、圧接側コネクタの圧接片３０か対応す
る位置に曲折された配線側コネクタの各心線に圧接され
る。

本発明は以上のごとくであるか、その使用に際しては多
心フラットケーブルの各電線の心線を露出せしめなくと
もよい。すなわち、本発明装置の操作に先立ち、多心フ
ラットケーブルの所定位置にて各電線の被覆間を分離し
ておけば、本発明装置によって被覆付きの分子！１にｔ
ｒＬ線か切断曲折されて配線側コネクタの圧接前面にお
ける谷溝に挿入される。したかって圧接結線の際は、相
対側たる圧接側コネクタの圧接片は上記電線に食い込ん
て圧接がなされる。

（発明の効果） 本発明は、以上のごとく配線側コネクタの圧接前面に設
けられた溝に一本おきに多心フラットケーブルの各電線
を振り分けかつ挿入することかでき、その結果、電線間
のピッチか狭゛小のために従来手作業で長時間かけてな
されていた振り分けがきわめて能率的になると共に、振
り分け時における電線の歪曲かなくなり圧接結線におけ
る不具合も解消され、作業能率及び製品の品質向上の両
面においてその効果を奏する。

しかも、上記効果を得るための装置としては、構造か簡
？ｉて安価である。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の実施例装置の破断斜視図、第２図は第
１図装置の縦断面図、第３図（八）〜（Ｄ）は第２図の
ものをその工程＋１１０に示す図、第４図は第１図装置
によって電線か振分けられた配線側コネクタに圧接結線
を行う別装置の使用状態ての破断斜視図である。 １０・・・・・・・・・配線側コネクタ１１・・・・・
・・・・圧接前面 ２０・・・・・・・・・圧接側コネクタ３０・・・・・
・・・・圧接片 ４０・・・・・・・・・多心フラウトケーブル４１・・
・・・・・・・心線 ５０．８０・・・ベース ５１・・・・・・・・・保持凹部 ５２；８１・・・ケーブル載置面 ６０・・・・・・・・・下部可動体 ６２．７３・・・切断曲折片

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 電線の心線に食い込む圧接溝をもつ複数の圧接片が絶縁
   ハウシングに複列に突設せられた圧接側コネクタと、該
   圧接側コネクタと結合されるべく上記圧接片の列間に対
   応する位置にて多心フラットケーブルを上記圧接側コネ
   クタに向け延出して挾持する挟持部材を有し、かつその
   挾持部材の前面には上記複列の圧接片との圧接位置に分
   離後曲折された各電線を収容する溝を有する圧接前面と
   する配線側コネクタとから成る電気コネクタであり、さ
   らに上記配線側コネクタの溝内に電線を振り分けて挿入
   する装置であって、 上面にケーブル載置面を有する一対のベースを、互いに
   横方向で間隔をもって対向配置し、一方のベースの上部
   対向隅部に、配線側コネクタを圧接前面が他方のベース
   寄りに突出するように配置する保持凹部が設けられ、 他方のベースの対向面が上縁まで下部スライド案内面を
   形成し、 他方のベースの上方には、該他方のベースの上記下部ス
   ライド案内面の仮想延長面に上部スライド案内面を下縁
   まで有し、降下時に上記他方のベースのケーブル載置面
   との間でケーブルを挾持する押圧部材を設け、 上記他方のベースの下部スライド案内面と配線側コネク
   タの圧接前面との間には、一方の面が上記下部スライド
   案内面上を摺動し他方の面が圧接前面に近接し、かつ電
   線のピッチに対応する位置に櫛歯状の切断曲折片を有す
   る下部可動体が設けられ、 上記押圧部材の上部スライド案内面と配線側コネクタの
   圧接前面との間には、一方の面が上部スライド案内面と
   摺動し他方の面が圧接前面に近接しかつ上記下部可動体
   の切断曲折片と噛合する切断曲折片を有する上部可動体
   を備える、こととした多心フラットケイブル用電気コネ
   クタの電線振り分け装置。