JP2980081B2 - 誘導装置 - Google Patents

誘導装置

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JP2980081B2
JP2980081B2 JP9309557A JP30955797A JP2980081B2 JP 2980081 B2 JP2980081 B2 JP 2980081B2 JP 9309557 A JP9309557 A JP 9309557A JP 30955797 A JP30955797 A JP 30955797A JP 2980081 B2 JP2980081 B2 JP 2980081B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は飛翔体に搭載される
誘導装置に関し、特に電波を放射し目標で反射する反射
波を受信して、飛翔体を目標の方向に誘導する誘導装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の誘導装置としては、例え
ば、特開昭60−236076号公報に示されるよう
に、目標が単一目標か複数目標かを判別して、飛翔体を
単一目標に誘導する装置が知られており、また、特開昭
60−169781号公報に示されるように、受信する
電波を垂直偏波と水平偏波に分離して信号強度の強い方
を用いて飛翔体を目標に誘導する装置が知られている。
あるいは、特開昭60−297号公報に示されるよう
に、目標と味方機を判別して、味方機の場合には自爆指
令を発する装置が知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記従来の誘導装置に
おいては、受信した電波が、自分が放射した電波が目標
で反射して戻ってきたのか、あるいは他の誘導装置が放
射した電波が目標で反射して戻ってきたのかを区別する
手段を備えておらず、そのため、同じ構成の誘導装置を
備えた複数の飛翔体が存在している場合には、各飛翔体
の誘導装置が同一目標を探知することがあり、その場合
には、同一目標に複数の飛翔体が誘導されてしまうこと
がある。その結果、飛翔体がミサイルの場合には同一目
標に対して過剰攻撃を起こすという問題が生じる。
【0004】本発明の目的は、他の誘導装置が放射した
電波によって誘導されないようにして、同一目標に対し
て複数の飛翔体が誘導されることを防止することができ
る誘導装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の誘導装置は、飛
翔体に搭載されて電波により目標を探知して誘導する誘
導装置において、電波の偏波を切り替えることで自分が
放射した電波が目標で反射して戻ってきたのか、又は他
の誘導装置が放射した電波が目標で反射して戻ってきた
のかを区別する手段を備えていることを特徴とするもの
である。
【0006】具体的には、偏波切替信号に応じて前記電
波の偏波を切り替えて送信する送信手段と、偏波切替信
号に応じて偏波を切り替えて前記電波を受信する受信手
段と、送信した電波が前記目標で反射して戻ってくるま
での時間を計測して距離を求める距離演算手段と、前記
距離演算手段から出力される距離情報を記憶して偏波切
替信号を出力し、その後再び前記距離演算手段から出力
される距離情報と前記記憶した距離情報が略一致する場
合に自分が放射した電波が目標で反射して戻ってきたと
判断する送信源判定手段とを備えたことを特徴としてい
る。
【0007】前記距離演算手段は、電波が放射されてか
ら目標で反射して戻ってくるまでの時間を計測して目標
の距離を演算する。また、前記送信源判定手段は、前記
距離演算手段から出力される距離情報を記憶して偏波切
替信号を送信手段と受信手段に出力する。この偏波切替
信号が入力された前記送信手段と受信手段は、送受信す
る電波の偏波を切り替える。偏波が切り替えられた後、
前記送信源判定手段は、前記距離演算手段から出力され
る距離情報と記憶した距離情報が略一致する場合には、
自分が放射した電波が目標で反射して戻ってきたと判断
して目標に飛翔体を誘導する。
【0008】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して説明する。図1は本発明の誘導装置の
実施の形態を示すブロック図である。図1において、空
中線1は、1つの送信用空中線1tおよび4つの受信用
空中線1a〜1dをそれぞれ備えている。
【0009】4つの受信用空中線1a〜1dは、例え
ば、図2(a)に示すように、方位方向および高低方向
に配置されており、また、図2(b)および(c)に示
すように、各受信用空中線の指向パターンが指向中心方
向に対して互いに重なり合うようになっている。このよ
うな受信用空中線を使用して目標で反射して戻ってきた
電波を受信することにより空中線の指向中心方向に対す
る目標の方位方向および高低方向の角度を求めることが
できる。なお、図2(b)は目標の方位方向角度αを示
し、図2(c)は目標の高低方向角度βを示している。
【0010】送信機2は、偏波切替信号29に応じて垂
直偏波または水平偏波に切り替えて電波を送信する手段
を有している。送信機2から送出された送信波21は送
信用空中線1tから目標14に向けて放射される。目標
14で反射して戻ってきた反射波は受信用空中線1a〜
1dによりそれぞれ受信される。
【0011】受信機3a、3b、3c、3dは、偏波切
替信号29に応じて垂直偏波又は水平偏波に切り替えて
反射波を受信する手段を有しており、4つの受信用空中
線1a、1b、1c、1dにそれぞれ接続されている。
そして、目標14からの反射波を受信して受信信号22
a、22b、22c、22dをモノパルスコンパレータ
4に出力する。
【0012】モノパルスコンパレータ4は受信機3a〜
3dから出力される受信信号22a〜22dに基づき、
4つの受信電波の振幅和を示すΣ信号23、方位方向の
受信電波振幅の差を示すΔAz信号24、および高低方
向の受信電波振幅の差を示すΔEl信号25をそれぞれ
出力する。
【0013】いま、受信信号22a、22b、22c、
22dが、図2に示した受信用空中線1a、1b、1
c、1dの出力信号に対応しているとすれば、ΔAz信
号24は、(22aの振幅+22bの振幅)−(22c
の振幅+22dの振幅)を示す信号であり、ΔEl信号
25は、(22aの振幅+22cの振幅)−(22bの
振幅+22dの振幅)を示す信号である。
【0014】角度誤差演算器5は、Σ信号23、ΔAz
信号24、およびΔEl信号25に基づき、反射波の到
来方向、すなわち空中線の指向中心方向に対する目標の
方位角度誤差および高低角度誤差を演算し、方位角度誤
差信号31および高低角度誤差信号32として出力す
る。探知機6はΣ信号23のレべルが予め設定された値
以上になると目標探知を示す探知信号26を出力する。
【0015】距離演算器7は送信トリガパルス27を送
信機2に出力して送信波21を送出させた後、探知機6
から探知信号26を受けるまでの時間を計測して目標1
4までの距離を演算し、距離信号28を出力する。送信
源判定機8は距離信号28を受けるとその値を記憶し、
送信機2および受信機3a〜3bの偏波をそれまで使っ
ていた偏波と直交関係にある90°回転した偏波に切り
替える偏波切替信号29を出力する。
【0016】送信源判定機8は、偏波切替信号29を出
力した後、再び受ける距離信号28の値が前記記憶して
いる距離情報の値と略一致すなわち両者の差が予め設定
された値以下の場合には、受信した反射波は、自送信機
2から送出された送信波21が目標14で反射して戻っ
てきたものと判断してスイッチ切替信号30を出力する
とともに、前記記憶されている距離情報を最新の距離信
号により更新して、同様の測距動作を繰り返す。
【0017】しかし、再び受ける距離信号28の値が前
記記憶している距離情報の値と一致しない場合すなわち
両者の差が予め設定された値よりも大きい場合には、前
記記憶されている距離情報は、別の誘導装置から送出さ
れた送信波が目標14で反射して戻ってきたものと判断
する。この場合には、前記記憶されている距離情報は消
去し、スイッチ切り替え信号30は出力しない。そして
新たに測定された距離信号を記憶した後、偏波切り替え
信号29を出力して送信波の偏波を切り替えて目標の捜
索を行う。
【0018】記憶されている距離情報の値と新たに計測
された距離信号の値とが一致しているか一致していない
かを判断するための設定値は、飛翔体の速度あるいは放
射パルス波の繰り返し周期等に基づいて決定される。
【0019】スイッチ9はスイッチ切替信号30を受け
ると方位角度誤差信号31および高低角度誤差信号32
をオートパイロット10に出力する。オートパイロット
10は方位角度誤差信号31および高低角度誤差信号3
2を受けて飛翔体の操舵機構を制御し、飛翔体を目標方
向に誘導する。
【0020】スイッチ11は、スイッチ切替信号30を
受けると方位角度誤差信号31および高低角度誤差信号
32を空中線駆動器13に出力する。また、スイッチ切
替信号30を受けていないときは、捜索信号発生器13
から出力される目標捜索のための方位捜索信号33およ
び高低捜索信号34を空中線駆動器12に出力する。
【0021】空中線駆動器12は探知機6が目標を探知
したときに、方位角度誤差信号31および高低角度誤差
信号32に応じて空中線1の角度を変化させ、角度誤差
が零になるように、すなわち目標14が空中線1の指向
中心方向に位置するようにする。また、探知機6が目標
を探知していないときは、方位捜索信号33および高低
捜索信号34に応じて空中線1の角度を変化させ、目標
を捜索させる。
【0022】
【発明の効果】以上のように、本発明の誘導装置によれ
ば、別の飛翔体の誘導装置による反射波が受信される
と、偏波を切り替えることにより別の飛翔体の誘導装置
による反射波が受信できなくなる。従って、本発明の誘
導装置を搭載した飛翔体が別の飛翔体の誘導装置による
目標からの反射波に誘導されて目標を追尾することはな
く、その結果、複数の飛翔体が同一の目標に向かうとい
う事態を防止することができる。
【0023】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態を示すブロック図である。
【図2】図1に示した受信用空中線1a〜1dを示す図
であり、(a)は配置状態を、(b)、(c)は指向パ
ターン例を示している。
【符号の説明】
1 空中線 2 送信機 3a、3b、3c、3d 受信機 4 モノパルスコンパレータ 5 角度誤差演算器 6 探知機 7 距離演算器 8 送信源判定機 9 スイッチ 10 オートパイロット 11 スイッチ 12 空中線駆動器 13 捜索信号発生器 14 目標 21 送信波 22a、22b、22c、22d 受信信号 23 Σ信号 24 ΔAz信号 25 ΔEl信号 26 探知信号 27 送信トリガパルス 28 距離信号 29 偏波切替信号 30 スイッチ切替信号 31 方位角度誤差信号 32 高低角度誤差信号 33 方位捜索信号 34 高低捜索信号

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 飛翔体に搭載され、電波を放射し、目標
    からの反射波により目標を探知して前記飛翔体を前記目
    標に誘導する誘導装置において、反射波を受信して目標
    を探知する毎に、放射する電波の偏波を切り替える偏波
    切り替え手段を有することを特徴とする誘導装置。
  2. 【請求項2】 偏波切替信号に応じて前記電波の偏波を
    切り替えて送信する送信手段と、偏波切替信号に応じて
    偏波を切り替えて前記電波を受信する受信手段と、送信
    した電波が目標で反射して戻るまでの時間を計測して距
    離を演算して距離情報を出力する距離演算手段と、距離
    情報を受けて偏波切替信号を出力する送信源判定手段と
    を備えることを特徴とする請求項1記載の誘導装置。
  3. 【請求項3】 前記電波の受信レベルが予め設定された
    値以上になったとき、目標の探知を示す探知信号を出力
    する探知手段を有し、前記距離演算手段は前記電波が送
    信された後、前記探知信号を受けるまでの時間を計測し
    て前記目標までの距離を演算することを特徴とする請求
    項2記載の誘導装置。
  4. 【請求項4】 前記送信源判定手段は、前記距離情報を
    受けるとその値を記憶するとともに偏波切替信号を出力
    し、その後再び受ける距離信号の値と前記記憶した値と
    の差を求め、その差が所定値以下の場合、前記飛翔体の
    前記目標方向への誘導を指示し、その差が所定値より大
    きい場合、目標捜索の継続を指示することを特徴とする
    請求項2または3記載の誘導装置。
  5. 【請求項5】 前記偏波切り替え手段は、放射する電波
    の偏波を、偏波切り替え信号を受ける毎に、互いに直交
    する偏波に切り替えることを特徴とする請求項1記載の
    誘導装置。
JP9309557A 1997-10-24 1997-10-24 誘導装置 Expired - Lifetime JP2980081B2 (ja)

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JPH11133148A JPH11133148A (ja) 1999-05-21
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