JP2979980B2 - 電気接続箱のコネクタ取付構造 - Google Patents

電気接続箱のコネクタ取付構造

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JP2979980B2
JP2979980B2 JP6265688A JP26568894A JP2979980B2 JP 2979980 B2 JP2979980 B2 JP 2979980B2 JP 6265688 A JP6265688 A JP 6265688A JP 26568894 A JP26568894 A JP 26568894A JP 2979980 B2 JP2979980 B2 JP 2979980B2
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裕和 伊藤
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Sumitomo Wiring Systems Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電気接続箱のコネクタ
取付構造に関し、詳しくは、電気接続箱のケースに設け
たコネクタ取付部に、コネクタに接続したワイヤハーネ
スにより外方への引っ張り力が作用しても、ケースが浮
き上がったり、コネクタ取付部に折れ、割れ等の損傷が
発生するのを防止するものである。
【0002】
【従来の技術】自動車用ワイヤハーネス等を種々の電装
品に分岐接続するのに用いられる電気接続箱は、分岐接
続点を1箇所に集中させて、配線を合理的かつ経済的に
分岐接続するものであり、ワイヤハーネスの高密度化に
伴って、車種別又は用途別に種々の形式のものが開発さ
れている。
【0003】上記電気接続箱としては、ケースの側壁外
面にコネクタ取付部を突設し、該コネクタ取付部にコネ
クタを着脱自在に取り付けるものも種々提案されてい
る。例えば、実公平4−24624号に開示されたコネ
クタ取付構造では、図3(A)に示すように、アッパー
ケース1の側壁1aに、左右対向して断面L字状のコネ
クタ取付部1bを突出させると共に、コネクタ3の外壁
3aに、上記コネクタ取付部1bに上方から係合させる
係合部3bを突出させている。上記コネクタ取付構造で
は、コネクタ3に接続したワイヤハーネスにより引っ張
り方向の力Pが作用したとき、アッパーケース1の側壁
1aも引っ張られて浮き上がり、側壁1aと上壁1cと
の角部1dが破損するおそれがある。
【0004】このため、ロアケース2の側壁2aに、上
記アッパーケース1の取付部1bに連なる同形状の取付
部2bを突出させて、コネクタ3の係合部3bを、上記
両取付部1b,2bにまたがって係合させることによ
り、アッパーケース1の側壁1aが引っ張られるのを防
止するものが提案されている。また、図3(B)に示す
ように、ロアケース2の側壁2aに、上記アッパーケー
ス1の取付部1bの端部を係止する突出部2cを設けた
ものも提案されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記い
ずれの従来技術であっても、アッパーケース1の取付部
1bとロアケース2の取付部2b又は突出部2cのいず
れもが外方に突出しているため、各ケースの成形時や組
付時に、更には、ワイヤハーネスにより引っ張られた時
に、折れ、割れ、欠けが発生する確率が高くなる。上記
ケース成形時、組付時さらに引張力に対して、取付部1
b,2bや突出部2cの強度を高めるには、大型化した
り、肉厚を増加させたりする必要があった。
【0006】本発明は上記問題を解消するためになされ
たもので、コネクタ取付部等に折れ等の発生する確率が
低く、かつ大型化等することなく強度を高めることがで
きる電気接続箱のコネクタ取付構造を提供することを目
的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、請求項1で、電気接続箱のアッパーケー
スとロアケースのいずれか一方のケースの側壁外面にコ
ネクタ取付部を設け、該コネクタ取付部の近傍の側壁に
深溝部と浅溝部とを段状に連続させた嵌入溝を開口端面
より切り欠いて形成する一方、上記ケースの内方に被せ
る他方のケースの側壁外面に、側壁より突出した連結部
と、該連結部の一側辺から外側辺の下面あるいは上面に
かけてL字状に突出した基部と折曲部とからなる突出部
を一体的に設け、上記突出部の基部を上記嵌入溝の深溝
部に、上記連結部を浅溝部にそれぞれ嵌合して、コネク
タ取付部を突設したケースの側壁を、他方のケースに設
けた上記折曲部と側壁との間に挟持する構成としている
電気接続箱のコネクタ取付構造を提供している。
【0008】尚、上記突出部の連結部は、コネクタ取付
部をロアケースに設けて、アッパーケースに上記突出部
を設けた場合は、上記連結部は基部と折曲部の上面に連
結する上壁連結部となり、逆に、コネクタ取付部をアッ
パーケースに設けて、ロアケースに突出部を設けた場合
は、上記連結部は基部と折曲部の下面に連結する下壁連
結部となる。
【0009】上記突出部と嵌入溝との組み合わせを、コ
ネクタ取付部の左右両側に設けている。(請求項2) 上記突出部の折曲部はコネクタ取付部の方向に延在させ
ても良いし、逆方向に延在させても良い。
【0010】
【作用】請求項1に記載の本発明によれば、一方のケー
スに設けたコネクタ取付部の近傍の嵌入溝に、他方のケ
ースの側壁に設けた突出部を、ケースの被せ方向から嵌
入させることにより、突出部の折曲部が他方の側壁の外
面に当接するので、コネクタ取付部に取付けたコネクタ
に引っ張り方向の力が作用しても、コネクタ取付部の側
壁が引っ張られて浮き上がることがなくなり、該ケース
に破損が発生するおそれがなくなる。かつ、上記突出部
の上下方向の一方の端部に、基部と折曲部とにまたがる
補強用の連結部を形成しているため、大型化したり、肉
厚を増加させたりすることなく、突出部の強度が高めら
れると共に、折れ、割れ、欠け等が発生する確率も低く
なる。
【0011】請求項2に記載のように、突出部と嵌入溝
との組み合わせをコネクタ取付部の両側に設けると、コ
ネクタ取付部に付加される引っ張り力を左右両側で均等
に抑制できるため、より確実にコネクタ取付部の浮き上
がり、および損傷発生を防止できる。
【0012】
【実施例】以下、本発明を図示の実施例により詳細に説
明する。図1に示すように、電気接続箱は、ロアケース
5の側壁5aの内方に、アッパーケース6の側壁6aを
上方から被せるようになっている。上記ロアケース5の
側壁5aの外面には、左右対向して断面がL字状のコネ
クタ取付部5bを一体的に突出させて、該コネクタ取付
部5bに、図3に示したコネクタ3の外壁3aの係合部
3bを上方から係合させるようにしている。
【0013】上記アッパーケース6の側壁6aの外面に
は、上記ロアケース5のコネクタ取付部5bの両側近傍
に突出部6b,6bを一体的に設ける一方、これら突出
部6b,6bがそれぞれ嵌合する嵌入溝5c,5cをロ
アケース5の側壁5aに開口側上端面5jから切り欠い
て形成している。
【0014】上記アッパーケース6に突設する突出部6
b,6bは、夫々、アッパーケース6の上壁6gに連続
した状態で突出する上壁連結部6eと、該上壁連結部6
eの一側辺の下部に突出する基部6cと、外側辺の下部
に突出する折曲部6dとからなり、言わば、基部6cと
折曲部6dとからなるL字状部の上面にまたがるように
上壁連結部6eを設けた形状としている。上記左右両側
の突出部6b,6bは、コネクタ取付部5b側に基部6
c,6cを設け、コネクタ取付部5bより反対方向に向
かって折曲部6d,6dを延在させている。
【0015】一方、ロアケース5に設ける嵌入溝5c,
5cは、夫々、上記基部6cが嵌合する深溝部5dと、
上壁連結部6eが嵌合する浅溝部5fを連続して形成し
た二段形状の溝からなり、深溝部5c,5cをコネクタ
取付部5b側に位置させている。該深溝部5dの深さD
1は、上記各突出部6bの上壁連結部6eの厚さと基部
6cの高さを合わせた寸法と略等しく、幅W1は基部6
cの幅と略等しくしている。また、浅溝部5fの深さD
2は上壁連結部6eの厚さに等しく、幅W2は折曲部6
dの長さLと一致させている。さらに、上記突出部6b
の基部6cの突出量Hは、ロアケース側壁5aの厚さと
略等しくし、上記折曲部6dの長さLは、上記深溝部5
dの幅Wの数倍の長さとしている。
【0016】上記構成としていることにより、ロアケー
ス5の側壁5aの内方に、アッパーケース6の側壁6a
を上方から被せると、図2(A)(B)(C)に示す嵌
合状態となる。図2(A)は嵌入溝5cの深溝部5dの
位置の断面図を示し、該深溝部5dにアッパーケース6
の突出部6bの基部6cが嵌入した状態で、組み付けら
れている。図2(B)は嵌入溝5cの浅溝部5fの位置
の断面図を示し、該浅溝部5fにアッパーケース6の突
出部6bの上壁連結部6eが嵌入した状態で、組み付け
られている。図2(C)は嵌入溝5cを形成していない
位置の断面図を示し、ロアケース5の側壁5aの上端面
5jにアッパーケース6の上壁6gが連続した状態で、
アッパーケース6とロアケース5とが組み付けられる。
【0017】上記のように、突出部6b,6bが嵌入溝
5c,5cに嵌合すると、アッパーケース6の突出部6
bの折曲部6dがロアケース5の側壁5aの外面に当接
し、アッパーケース6の折曲部6dと側壁6aの間にロ
アケース側壁5aを挟持することになる。よって、ロア
ケース5のコネクタ取付部5bに取付けたコネクタ3
(図3参照)にワイヤハーネス等により引っ張り方向の
力Pが作用しても、アッパーケース6側の突出部6dに
よりロアケース5の側壁5aの変形を抑制し、ロアケー
ス側壁5aが外方に引っ張られて浮き上がることがなく
なり、ロアケース5の側壁5aと底壁5mとの角部5n
が破損するおそれがなくなる。
【0018】上記外方への引っ張り力に対する補強部と
なるアッパーケース6の突出部6bは、その基部6cと
折曲部6dの上端部が上壁連結部6eで側壁6aに連結
されて補強されているため、突出部6bを大型化した
り、肉厚を増加させたりすることなく、突出部6bの強
度を高めることができる。また、上壁連結部6eで補強
されているため、基部6cおよび折曲部6dに、成形時
および組付時に折れ、割れ、欠け等が発生する確率も低
くなる。
【0019】上記実施例は、アッパーケース6の突出部
6bの折曲部6dは、コネクタ取付部5bの方向とは逆
に外向きに折曲させたものであったが、コネクタ取付部
5b側に向かって内向きに折曲させても良い。また、ア
ッパーケース6に突出部6bを設け、ロアケース5に嵌
入溝5cを形成したが、逆にアッパーケース6に嵌入溝
を形成し、ロアケース5に突出部を設ける構成としても
良く、コネクタ取付部を設けた一方のケースに嵌入溝を
設け、他方のケースに上記嵌入溝に嵌合する突出部をも
うければよい。さらに、上記実施例のように、突出部と
嵌入溝との組み合わせを、コネクタ取付部の左右両側に
設けることが好ましいが、一方側だけに設ける場合を除
外するものではない。
【0020】
【発明の効果】以上の説明より明らかなように、本発明
の電気接続箱のコネクタ取付構造は、コネクタ取付部に
取付けたコネクタに引っ張り方向の力が作用しても、コ
ネクタ取付部の側壁が、他方の側壁の突出部の折曲部に
当接して、引っ張られて浮き上がることがなくなり、コ
ネクタ取付部を設けた側壁が変形および破損するおそれ
がなくなり、品質が向上するようになる。また、突出部
の端部に、基部と折曲部とにまたがる補強用の連結部を
形成しているため、大型化したり、肉厚を増加させたり
することなく、突出部の強度が高められると共に、折
れ、割れ、欠け等が発生する確率も低くなり、品質がよ
り向上するようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施例を示す分解斜視図である。
【図2】 (A)(B)(C)は図1に示すアッパーケ
ースとロアケースとを組み付けた状態での各部の断面図
である。
【図3】 (A)は第1従来技術の電気接続箱のコネク
タ取付け構造の斜視図、(B)は第2従来技術の電気接
続箱のコネクタ取付け構造の斜視図である。
【符号の説明】
5 ロアケース 5a 側壁 5b コネクタ取付部 5c 嵌入溝 5d 深溝部 5f 浅溝部 6 アッパーケース 6a 側壁 6b 突出部 6c 基部 6d 折曲部 6e 連結部

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電気接続箱のアッパーケースとロアケー
    スのいずれか一方のケースの側壁外面にコネクタ取付部
    を設け、該コネクタ取付部の近傍の側壁に深溝部と浅溝
    部とを段状に連続させた嵌入溝を開口端面より切り欠い
    て形成する一方、 上記ケースの内方に被せる他方のケースの側壁外面に、
    側壁より突出する連結部と、該連結部の一側辺から外側
    辺の下面あるいは上面にかけてL字状に突出させた基部
    と折曲部とからなる突出部を一体的に設け、 上記突出部の基部を上記嵌入溝の深溝部に、上記連結部
    を浅溝部にそれぞれ嵌合して、コネクタ取付部を突設し
    たケースの側壁を、他方のケースに設けた上記折曲部と
    側壁との間に挟持する構成としている電気接続箱のコネ
    クタ取付構造。
  2. 【請求項2】 上記突出部と嵌入溝との組み合わせを、
    コネクタ取付部の左右両側に設けている請求項1に記載
    の電気接続箱のコネクタ取付構造。
JP6265688A 1994-10-26 1994-10-28 電気接続箱のコネクタ取付構造 Expired - Lifetime JP2979980B2 (ja)

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US08/512,830 US5702021A (en) 1994-10-26 1995-08-09 Locking construction of electric connection box
GB9516543A GB2294496B (en) 1994-10-26 1995-08-11 Locking construction of electric connection box

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