JP2979667B2 - 反射型のx線露光用マスク - Google Patents
反射型のx線露光用マスクInfo
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- G03F—PHOTOMECHANICAL PRODUCTION OF TEXTURED OR PATTERNED SURFACES, e.g. FOR PRINTING, FOR PROCESSING OF SEMICONDUCTOR DEVICES; MATERIALS THEREFOR; ORIGINALS THEREFOR; APPARATUS SPECIALLY ADAPTED THEREFOR
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- G03F7/70216—Mask projection systems
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B82—NANOTECHNOLOGY
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- G03F1/22—Masks or mask blanks for imaging by radiation of 100nm or shorter wavelength, e.g. X-ray masks, extreme ultraviolet [EUV] masks; Preparation thereof
- G03F1/24—Reflection masks; Preparation thereof
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- G21—NUCLEAR PHYSICS; NUCLEAR ENGINEERING
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、主に半導体等の製造プ
ロセスでX線投影露光の際に使用される反射型のX線露
光用マスクに関するものである。
ロセスでX線投影露光の際に使用される反射型のX線露
光用マスクに関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、紫外線と比べて波長の短いX線を
用いたリソグラフィー技術が注目されており、X線リソ
グラフィーによれば紫外線を用いたリソグラフィーでは
原理的に不可能な高解像度を実現できる利点がある。
用いたリソグラフィー技術が注目されており、X線リソ
グラフィーによれば紫外線を用いたリソグラフィーでは
原理的に不可能な高解像度を実現できる利点がある。
【0003】従来、このようなX線リソグラフィーで
は、X線が比較的よく透過する物質(例えば、窒化硅素
等)から成る厚さ2μm程度の自立膜(これをメンブレ
インと呼ぶ。)の上に、X線を吸収する物質から成る薄
膜部材で所望のパターンを形成した、いわゆる透過型の
X線マスクが用いられていた。そして、このマスクにX
線を照射して、透過したX線によるマスクパターンの投
影像を利用してリソグラフィーを行なう。
は、X線が比較的よく透過する物質(例えば、窒化硅素
等)から成る厚さ2μm程度の自立膜(これをメンブレ
インと呼ぶ。)の上に、X線を吸収する物質から成る薄
膜部材で所望のパターンを形成した、いわゆる透過型の
X線マスクが用いられていた。そして、このマスクにX
線を照射して、透過したX線によるマスクパターンの投
影像を利用してリソグラフィーを行なう。
【0004】しかしながら、このような透過型X線マス
クにおいては、薄いメンブレイン使用するために以下の
ような問題点があった。即ち、メンブレイン自体が薄
いため、たいへん壊れやすく取扱いが難しい問題があ
る。メンブレインが薄膜であるため、X線吸収体の内
部応力によってメンブレインに変形が生じ、結果として
投影されたパターン位置に歪を生じる問題がある。さ
らに、X線を照射したときに、メインブレインやX線吸
収体で吸収したX線により温度が上昇し、これらの熱膨
張によりパターン位置に歪を生じる問題もある。
クにおいては、薄いメンブレイン使用するために以下の
ような問題点があった。即ち、メンブレイン自体が薄
いため、たいへん壊れやすく取扱いが難しい問題があ
る。メンブレインが薄膜であるため、X線吸収体の内
部応力によってメンブレインに変形が生じ、結果として
投影されたパターン位置に歪を生じる問題がある。さ
らに、X線を照射したときに、メインブレインやX線吸
収体で吸収したX線により温度が上昇し、これらの熱膨
張によりパターン位置に歪を生じる問題もある。
【0005】そこで、このような問題点を解決するため
に反射型X線マスクが考案された。反射型X線マスク
は、薄いメンブレインの代わりに厚い板状の基板を用い
るものである。一例を示すと、図2(a) のように、基板
2上にX線を反射する多層膜1を全面に形成し、その上
にX線を吸収する物質5でパターンを形成するか、また
は、図2(b) のようにX線を反射しない基板2上にX線
を反射する多層膜1で所望のパターンを形成したものが
挙げられる。
に反射型X線マスクが考案された。反射型X線マスク
は、薄いメンブレインの代わりに厚い板状の基板を用い
るものである。一例を示すと、図2(a) のように、基板
2上にX線を反射する多層膜1を全面に形成し、その上
にX線を吸収する物質5でパターンを形成するか、また
は、図2(b) のようにX線を反射しない基板2上にX線
を反射する多層膜1で所望のパターンを形成したものが
挙げられる。
【0006】そして、従来の透過型X線マスクではマス
クを透過した光をその後の光学系で結像させるが、上記
のような反射型X線マスクではマスクを反射した光を結
像させる。このような反射型マスクでは、薄いメンブレ
インを使用しないため上記のような透過型マスクで生じ
る問題点は解決されている。
クを透過した光をその後の光学系で結像させるが、上記
のような反射型X線マスクではマスクを反射した光を結
像させる。このような反射型マスクでは、薄いメンブレ
インを使用しないため上記のような透過型マスクで生じ
る問題点は解決されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな反射型X線マスクにおいては、新たに別の問題点が
生じた。すなわち、図3に示すように、反射型X線マス
ク6を使用する場合には、マスクで反射した光4を結像
させる光学系7がマスクへの入射光3を遮らないように
するために、入射光3の光軸と反射光4の光軸とは一致
しないようにする必要がある。そのため、マスクへのX
線の入射はマスク面に対して垂直ではなく必ず斜入射と
する必要がある。
うな反射型X線マスクにおいては、新たに別の問題点が
生じた。すなわち、図3に示すように、反射型X線マス
ク6を使用する場合には、マスクで反射した光4を結像
させる光学系7がマスクへの入射光3を遮らないように
するために、入射光3の光軸と反射光4の光軸とは一致
しないようにする必要がある。そのため、マスクへのX
線の入射はマスク面に対して垂直ではなく必ず斜入射と
する必要がある。
【0008】一方、多層膜でのX線反射は、マスク(の
多層膜)へ入射したX線が多層膜の深さ方向にある程度
侵入してから個々の界面で夫々一部反射することとな
る。そして、反射X線としては多層膜の多数の界面での
一部反射の重ね合わせを利用するものとなる。
多層膜)へ入射したX線が多層膜の深さ方向にある程度
侵入してから個々の界面で夫々一部反射することとな
る。そして、反射X線としては多層膜の多数の界面での
一部反射の重ね合わせを利用するものとなる。
【0009】このため、X線を反射する多層膜の上に吸
収体5のパターンが形成されているタイプ(図2(a) 参
照)の場合には、吸収体パターン5のX線の入射してく
る方向に対して反対側のエッジの近傍では、反射X線4
の強度が弱められることとなる。即ち、図4(a) に示す
ように、このエッジ部分近傍の多層膜が露出した部分か
ら射出する反射X線に対しては、多層膜中に入射して本
来的な反射X線となるべきX線の一部が吸収体パターン
5によって遮られるために、この部分の反射X線4には
個々の界面での反射X線の重ね合わせが一部生じないこ
ととなり、結果として反射強度が弱くなる。そのため、
図中に示したように反射X線の強度分布は指数関数的な
広がりを持つことになる。
収体5のパターンが形成されているタイプ(図2(a) 参
照)の場合には、吸収体パターン5のX線の入射してく
る方向に対して反対側のエッジの近傍では、反射X線4
の強度が弱められることとなる。即ち、図4(a) に示す
ように、このエッジ部分近傍の多層膜が露出した部分か
ら射出する反射X線に対しては、多層膜中に入射して本
来的な反射X線となるべきX線の一部が吸収体パターン
5によって遮られるために、この部分の反射X線4には
個々の界面での反射X線の重ね合わせが一部生じないこ
ととなり、結果として反射強度が弱くなる。そのため、
図中に示したように反射X線の強度分布は指数関数的な
広がりを持つことになる。
【0010】また、図4(b) に示すように、X線を反射
しない基板の上にX線を反射する多層膜からなるパター
ンが形成されているタイプでは、X線の入射方向に対す
る入射側及び射出側の双方のエッジ部近傍で反射強度に
問題がある。
しない基板の上にX線を反射する多層膜からなるパター
ンが形成されているタイプでは、X線の入射方向に対す
る入射側及び射出側の双方のエッジ部近傍で反射強度に
問題がある。
【0011】即ち、X線の入射してくる側のエッジでの
近傍では、反射X線が多層膜1内の充分な深さまで反射
に寄与できなくなる(個々の界面での重ね合わせが少な
い)ため、反射X線4の強度は図中に示したような指数
関数的な分布を持ち、エッジ部の反射強度は弱いものと
なる。
近傍では、反射X線が多層膜1内の充分な深さまで反射
に寄与できなくなる(個々の界面での重ね合わせが少な
い)ため、反射X線4の強度は図中に示したような指数
関数的な分布を持ち、エッジ部の反射強度は弱いものと
なる。
【0012】さらに、X線の入射してくる方向の反対側
のエッジの近傍では、多層膜1の内部で反射して、パタ
ーンを構成する多層膜の端面部から射出していくX線が
あるため、やはり図中に示したように指数関数的な広が
りを持つ。こちらの場合には、パターンの両側での影響
が相殺するように思われるが、図中に示すように、レジ
ストを露光するのに必要な光量の得られる範囲の幅は一
般にもとのマスクのパターン幅とは異なるものとなって
しまう問題がある。
のエッジの近傍では、多層膜1の内部で反射して、パタ
ーンを構成する多層膜の端面部から射出していくX線が
あるため、やはり図中に示したように指数関数的な広が
りを持つ。こちらの場合には、パターンの両側での影響
が相殺するように思われるが、図中に示すように、レジ
ストを露光するのに必要な光量の得られる範囲の幅は一
般にもとのマスクのパターン幅とは異なるものとなって
しまう問題がある。
【0013】これらのエッジ部(及びその近傍)の反射
強度における指数関数的な広がりは、いずれの場合で
も、xを横方向の座標、μを線吸収係数、θを入射角と
してexp(−μx/sinθ)の程度になる。
強度における指数関数的な広がりは、いずれの場合で
も、xを横方向の座標、μを線吸収係数、θを入射角と
してexp(−μx/sinθ)の程度になる。
【0014】たとえば、Mo/Siからなる多層膜に、
124Åの波長のX線を45°の入射角で用いるとき、
反射強度が1/eになる位置は、パターンエッジからの
距離が0.13μm程度になり、これは投影像から比較
して無視できない大きさである。
124Åの波長のX線を45°の入射角で用いるとき、
反射強度が1/eになる位置は、パターンエッジからの
距離が0.13μm程度になり、これは投影像から比較
して無視できない大きさである。
【0015】以上のように、反射型のX線露光用マスク
においては、上記のいずれのタイプの場合にも、マスク
上のパターンが正確に転写できないという重大な問題点
があった。
においては、上記のいずれのタイプの場合にも、マスク
上のパターンが正確に転写できないという重大な問題点
があった。
【0016】
【課題を解決するための手段】上記の問題点を解決する
ために本発明にかかるX線露光用マスクでは、X線を反
射しない物質からなる基板上に、X線を反射する多層膜
からなる所望のマスクパターンが形成された反射型X線
マスクにおいて、前記多層膜のパターン周囲の端面の少
なくとも一部が、該マスクにおけるX線の反射面におけ
る出射角方向に沿った斜面を形成していることを特徴と
する。
ために本発明にかかるX線露光用マスクでは、X線を反
射しない物質からなる基板上に、X線を反射する多層膜
からなる所望のマスクパターンが形成された反射型X線
マスクにおいて、前記多層膜のパターン周囲の端面の少
なくとも一部が、該マスクにおけるX線の反射面におけ
る出射角方向に沿った斜面を形成していることを特徴と
する。
【0017】本発明に係る反射型X線マスクは上記のよ
うに構成されているため、多層膜のパターンエッジ部近
傍(パターン内部)から射出する反射X線が、多層膜の
すべての界面から部分反射した反射X線が重ね合わされ
たものとなり、パターン上のいずれの部分から生ずる反
射X線でも反射強度が等しくなる。
うに構成されているため、多層膜のパターンエッジ部近
傍(パターン内部)から射出する反射X線が、多層膜の
すべての界面から部分反射した反射X線が重ね合わされ
たものとなり、パターン上のいずれの部分から生ずる反
射X線でも反射強度が等しくなる。
【0018】さらに、エッジ部の近傍(パターンの外
側)では反射X線がまったく生じないこととなり、この
マスクによる反射投影像がマスクパターンに忠実に再現
され鮮明な投影像が得られることとなる。以下、実施例
を通じ本発明を更に詳しく説明する。
側)では反射X線がまったく生じないこととなり、この
マスクによる反射投影像がマスクパターンに忠実に再現
され鮮明な投影像が得られることとなる。以下、実施例
を通じ本発明を更に詳しく説明する。
【0019】
【実施例】本発明の実施例を図面を用いて説明する。図
1は、本発明の一実施例に係る反射型マスクのパターン
部分を示す一部断面図であり、X線を反射しない物質か
ら成る基板2上に、X線を反射する多層膜1を部分的に
所望のパターン状に形成した反射型X線マスクである。
1は、本発明の一実施例に係る反射型マスクのパターン
部分を示す一部断面図であり、X線を反射しない物質か
ら成る基板2上に、X線を反射する多層膜1を部分的に
所望のパターン状に形成した反射型X線マスクである。
【0020】この断面は本実施例に係るマスクを使用す
る際に、反射して射出するX線を含む面であり、個々の
多層膜パターン1は該マスクにおけるX線の反射面にお
ける射出角方向に沿った斜面を形成している。
る際に、反射して射出するX線を含む面であり、個々の
多層膜パターン1は該マスクにおけるX線の反射面にお
ける射出角方向に沿った斜面を形成している。
【0021】即ちこの実施例では、入射面に平行な断面
で見た場合に、該断面の入射側及び射出側の端面が反射
したX線の方向と一致するような傾斜をもつこことな
り、結果として図に示すように前記断面形状が、その斜
辺が反射したX線の進行方向と平行であるような平行四
辺形となる。
で見た場合に、該断面の入射側及び射出側の端面が反射
したX線の方向と一致するような傾斜をもつこことな
り、結果として図に示すように前記断面形状が、その斜
辺が反射したX線の進行方向と平行であるような平行四
辺形となる。
【0022】このように構成することで、X線の入射側
のパターンのエッジの近傍(パターン内部)でも、多層
膜のすべての相(界面)が反射による重ね合わせに寄与
するので、従来例の様にこの部分での反射強度が弱まる
ことはない。
のパターンのエッジの近傍(パターン内部)でも、多層
膜のすべての相(界面)が反射による重ね合わせに寄与
するので、従来例の様にこの部分での反射強度が弱まる
ことはない。
【0023】また、X線の入射側の反対側(射出側)の
パターンエッジの近傍(パターン外側)では、従来例の
様にパターンの端面部から射出していくX線が生じない
ので反射強度分布の広がりを生じることはない。
パターンエッジの近傍(パターン外側)では、従来例の
様にパターンの端面部から射出していくX線が生じない
ので反射強度分布の広がりを生じることはない。
【0024】次に、この実施例に係る反射型X線マスク
の作製方法を説明する。まず、Si基板上に周期長88
Å、積層数50層のMo/Si多層膜を形成した。この
上にフォトリソグラフィーにより1μmのラインアンド
スペースのレジストパターンを形成する(図示せず)。
の作製方法を説明する。まず、Si基板上に周期長88
Å、積層数50層のMo/Si多層膜を形成した。この
上にフォトリソグラフィーにより1μmのラインアンド
スペースのレジストパターンを形成する(図示せず)。
【0025】そして、これを図5に示すようなイオンミ
リング装置により多層膜のエッチングを行うが、このと
き前記多層膜を形成した基板6をイオンビーム10の入
射方向に対して45°傾けてエッチング行う。このと
き、マスクのパターン方向はイオンビーム10の入射面
(図の紙面)に垂直になるようにした。
リング装置により多層膜のエッチングを行うが、このと
き前記多層膜を形成した基板6をイオンビーム10の入
射方向に対して45°傾けてエッチング行う。このと
き、マスクのパターン方向はイオンビーム10の入射面
(図の紙面)に垂直になるようにした。
【0026】この結果、前記のように各多層膜パターン
の端面が斜面となり、前記の断面形状でみると端面部が
45°の傾斜をもった多層膜のパターン1が形成され
る。最後に、残ったレジストを剥離して、図1のような
反射型X線マスクが完成する。
の端面が斜面となり、前記の断面形状でみると端面部が
45°の傾斜をもった多層膜のパターン1が形成され
る。最後に、残ったレジストを剥離して、図1のような
反射型X線マスクが完成する。
【0027】次に、図6を用い本実施例に係る反射型X
線マスクを用いて露光の実験結果について述べる。図6
に示すように、放射光を分光して得られた124Åの波
長の平行なX線ビーム3をこの反射型X線マスク6に4
5°の角度で入射させ、反射したX線4の像をポジ型の
PMMAレジストを塗布したSiウエハ8上に転写し
た。ここで、マスクのパターンの方向は、入射面(図の
紙面)に垂直になるようにした。
線マスクを用いて露光の実験結果について述べる。図6
に示すように、放射光を分光して得られた124Åの波
長の平行なX線ビーム3をこの反射型X線マスク6に4
5°の角度で入射させ、反射したX線4の像をポジ型の
PMMAレジストを塗布したSiウエハ8上に転写し
た。ここで、マスクのパターンの方向は、入射面(図の
紙面)に垂直になるようにした。
【0028】ここでは、マスクが45°傾いているの
で、マスク上のパターン幅がウエハ上に投影された場合
には0.7μmのラインアンドスペースに換算される
が、実際に0.7μmのラインアンドスペースが正確に
ウエハ上に転写されていた。
で、マスク上のパターン幅がウエハ上に投影された場合
には0.7μmのラインアンドスペースに換算される
が、実際に0.7μmのラインアンドスペースが正確に
ウエハ上に転写されていた。
【0029】一方、比較のために端面を傾斜させないで
従来例同様に作製した反射型X線マスク(図2(b) 参
照)を用いて同様の実験を行ったところ、転写結果を測
定すると、パターンの部分の幅が0.8μmに広くなっ
てしまい、逆にスペースの部分の幅が0.6μmに狭く
なりマスク上のパターンを正確に転写できなかった。
従来例同様に作製した反射型X線マスク(図2(b) 参
照)を用いて同様の実験を行ったところ、転写結果を測
定すると、パターンの部分の幅が0.8μmに広くなっ
てしまい、逆にスペースの部分の幅が0.6μmに狭く
なりマスク上のパターンを正確に転写できなかった。
【0030】なお、実施例では特に光学系で像を縮小す
ることは行なわなかったが、実際にプロセス中で使用す
るときは、図3に示すように、マスク2で反射したX線
4を多層膜ミラー等で構成された縮小光学系7によって
像を1/10程度に縮小して微細なパターンの転写を行
なうものである。
ることは行なわなかったが、実際にプロセス中で使用す
るときは、図3に示すように、マスク2で反射したX線
4を多層膜ミラー等で構成された縮小光学系7によって
像を1/10程度に縮小して微細なパターンの転写を行
なうものである。
【0031】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、マ
スク上のパターンが正確に投影されるため、リソグラフ
ィーによりウエハ上に正確な寸法のパターンの転写がで
きる利点がある。
スク上のパターンが正確に投影されるため、リソグラフ
ィーによりウエハ上に正確な寸法のパターンの転写がで
きる利点がある。
【0032】さらに、マスクのパターンのエッジの近傍
での反射光の強度分布は緩やかな変化をせずに、エッジ
部を境に極めてコントラストが高いので、微細なパター
ンを解像することができる。
での反射光の強度分布は緩やかな変化をせずに、エッジ
部を境に極めてコントラストが高いので、微細なパター
ンを解像することができる。
【図1】本発明の一実施例に係る反射型X線マスクを示
す断面図である。
す断面図である。
【図2】従来の反射型X線マスクを示す断面図であり、
同(a) は吸収体をパターニングするタイプを示し、同
(b) は多層膜をパターニングするタイプを示す。
同(a) は吸収体をパターニングするタイプを示し、同
(b) は多層膜をパターニングするタイプを示す。
【図3】反射型X線マスクを用いた縮小投影露光装置の
概念図である。
概念図である。
【図4】従来の反射型X線マスクによる反射の状態を示
す説明図であり、同(a) は吸収体をパータニングするタ
イプの問題点の説明図、同(b) は多層膜をパターニング
するタイプの問題点の説明図である。
す説明図であり、同(a) は吸収体をパータニングするタ
イプの問題点の説明図、同(b) は多層膜をパターニング
するタイプの問題点の説明図である。
【図5】本発明の一実施例に係る反射型X線マスクのイ
オンミリングによる製造方法説明する説明図である。
オンミリングによる製造方法説明する説明図である。
【図6】本発明の一実施例に係る反射型X線マスクの露
光実験における配置を説明する説明図である。
光実験における配置を説明する説明図である。
1 多層膜 2 X線を反射しない物質から成る基板 3 マスクへ入射するX線 4 マスクで反射したX線 5 吸収体 6 反射型X線マスク 7 X線縮小光学系 8 ウエハ 9 イオン源 10 イオンビーム
Claims (1)
- 【請求項1】 X線反射しない物質からなる基板上に、
X線を反射する多層膜からなる所望のマスクパターンが
形成された反射型X線マスクにおいて、 前記多層膜の
パターン周囲の端面の少なくとも一部が、該マスクにお
けるX線の反射面における出射角方向に沿った斜面を形
成していることを特徴とする反射型のX線露光用マス
ク。
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1995
- 1995-05-15 US US08/441,660 patent/US5572564A/en not_active Expired - Lifetime
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