JP2015056451A - 露光方法、露光装置及び反射型投影露光用マスク - Google Patents

露光方法、露光装置及び反射型投影露光用マスク Download PDF

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Abstract

【課題】パターンの像の転写性能を向上することができる反射型投影露光用マスク、露光方法及び露光装置を提供する。
【解決手段】第1面10aを有する基板と、前記基板の第1面の上に設けられた多層反射膜を有し、複数の凸パターン21と、前記複数の凸パターンの間に設けられた凹パターン22と、を含むパターン部と、を含む反射型投影露光用マスクに向けて光を照射する工程と、前記光の焦点位置を、前記反射型投影露光用マスクの前記第1面と前記凸パターン21の上面との間、または前記反射型投影露光用マスクの前記第1面よりも前記基板側に設定した状態で、前記光の前記反射型投影露光用マスクでの反射光を露光対象物へ照射する工程と、を備える。
【選択図】図1

Description

本発明の実施形態は、露光方法、露光装置及び反射型投影露光用マスクに関する。
反射型投影露光では、反射型投影露光用マスクのマスク面に対して光を照射し、その光の反射光を露光対象物に向けて投影する。反射型投影露光用マスクには、マスク面に対して照明光の主光線軸を傾けて光を入射する。微細なパターンを形成するため光学系には高いNA(開口数:Numerical Aperture)が要求される。
高いNAの光学系を用いると、マスク面に対する光の入射角度が大きくなる。入射角度が大きくなると、入射角に応じた反射率特性変化や反射マスクパターン部(吸収体)の厚さによるShadowing効果の影響により、転写性能(パターンの像のコントラスト等)の低下を招く。反射型投影露光においては、転写性能の向上が重要である。
特開2011−103344号公報
本発明の実施形態は、パターンの像の転写性能を向上することができる露光方法、露光装置及び反射型投影露光用マスクを提供する。
本実施形態に係る露光方法は、第1面を有する基板と、前記基板の第1面の上に設けられた多層反射膜を有し、複数の凸パターンと、前記複数の凸パターンの間に設けられた凹パターンと、を含むパターン部と、を含む反射型投影露光用マスクに向けて光を照射する工程と、前記光の焦点位置を、前記反射型投影露光用マスクの前記第1面と前記凸パターンの上面との間、または前記反射型投影露光用マスクの前記第1面よりも前記基板側に設定した状態で、前記光の前記反射型投影露光用マスクでの反射光を露光対象物へ照射する工程と、を備える。
図1(a)及び図1(b)は、第1の実施形態に係る反射型投影露光用マスクの構成を例示する模式図である。 図2(a)〜図2(d)は、Shadowing効果について例示する図である。 図3は、反射型投影露光用マスクで反射した光の投影の状態を例示する模式図である。 図4(a)及び図4(b)は、本実施形態と参考例との比較を例示する図である。 図5(a)及び図5(b)は、光学像のNILSを例示する図である。 図6は、焦点位置と像のシフトとの関係を例示する図である。 図7(a)及び(b)は、第2の実施形態を例示する図である。 図8は、第3の実施形態に係る露光装置の構成を例示する模式図である。 図9は、第4の実施形態に係る露光方法を例示するフローチャートである。
以下、本発明の実施形態を図に基づき説明する。以下の説明では、同一の部材には同一の符号を付し、一度説明した部材については適宜その説明を省略する。
(第1の実施形態)
図1(a)及び図1(b)は、第1の実施形態に係る反射型投影露光用マスクの構成を例示する模式図である。
図1(a)は、図1(b)に示すA−A線の模式的断面図である。図1(b)は、反射型投影露光用マスク110の模式的平面図である。なお、図1(a)では、反射型投影露光用マスク110の一部を拡大した模式的断面図が表される。
図1(a)及び図1(b)に表したように、本実施形態に係る反射型投影露光用マスク110は、基板10と、パターン部20と、を備える。基板10には、例えばガラスが用いられる。基板10は、第1面10aと、第1面10aとは反対側の第2面10bを有する。本実施形態では、第1面10aと直交する方向をZ方向とする。また、Z方向と直交する方向のうちの1つをX方向、Z方向及びX方向と直交する方向をY方向とする。
パターン部20は、基板10の第1面10aの上に設けられる。パターン部20は、多層反射膜25を有する。パターン部20は、複数の凸パターン部21と、複数の凸パターン部21の間に設けられた凹パターン部22と、を含む。凸パターン部21及び凹パターン部22のそれぞれは、例えば、Y方向に延びる。すなわち、凸パターン部21及び凹パターン部22によってラインアンドスペースのパターン形状が構成される。本実施形態では、ラインアンドスペースのパターン形状を例とするが、他のパターン形状(例えば、島状)であってもよい。
反射型投影露光用マスク110において、凸パターン部21は多層反射膜25を有する。凹パターン部22には多層反射膜25は含まれない。凹パターン部22の底部22bには、基板10の第1面10aが露出する。なお、基板10の第1面10aにエッチングストッパ膜(図示せず)が設けられている場合、第1面10aはエッチングストッパ膜を含む。すなわち、凹パターン部22の底部22bには、第1面10aに含まれるエッチングストッパ膜が露出する。
多層反射膜25は、所定の波長の光を反射する膜である。本実施形態では、多層反射膜25は、EUV(極端紫外線:Extreme Ultra Violet)を効果的に反射する。EUVの波長は、例えば数ナノメートル(nm)以上数十nm以下である。本実施形態では、例えば13.5ナノメートル(nm)のEUVが用いられる。
多層反射膜25は、例えば、交互に積層された複数の第1膜25aと、複数の第2膜25bと、を含む。第1膜25aには、例えばモリブデン(Mo)が用いられる。第2膜25bには、例えばシリコン(Si)が用いられる。
多層反射膜25は、第1膜25a及び第2膜25bのペアを、例えば数十ペア含む。本実施形態では、約40ペアの第1膜25a及び第2膜25bを含む。第1膜25a及び第2膜25bのそれぞれの膜厚は、例えば数nm程度である。本実施形態では、3nm以上4nm以下程度である。多層反射膜25の全体の厚さは、例えば280nmである。なお、多層反射膜25は、3種類以上の膜が交互に積層されていてもよい。
反射型投影露光用マスク110を製造するには、基板10の第1面10a上に例えばエッチングストッパ膜を形成し、その上に多層反射膜25を形成する。その後、多層反射膜25の一部を例えばRIE(Reactive Ion Etching)によってエッチングストッパ膜の位置までエッチングする。これにより、エッチングされずに残った部分が凸パターン部21、エッチングに多層反射膜25が除去された部分が凹パターン部22となる。
反射型投影露光用マスク110の製造方法では、凹パターン部22の底部に別部材を設ける必要がないため、製造工程が簡素化される。
反射型投影露光用マスク110を用いた反射型投影露光では、Shadowing効果が抑制され、高いコントラストのパターン像が形成される。
図2(a)〜図2(d)は、Shadowing効果について例示する図である。
図2(a)には、パターンの延びる方向と直交する方向に傾斜して光が入射する状態を例示する模式的斜視図が表され、図2(b)には、パターンの延びる方向に傾斜して光が入射する例を状態を例示する模式的斜視図が表される。図2(c)には、図2(a)に表した光の入射の状態での反射光の像強度(Intensity)がラインL1に表され、図2(d)には、図2(b)に表した光の入射の状態での反射光の像強度(Intensity)がラインL2に表される。図2(c)及び図2(d)の横軸は、パターンと直交する方向の位置、縦軸は像強度(Intensity)を表す。
図2(a)及び図2(b)に表した反射型投影露光用マスク190は、基板10と、基板10の上に形成された多層反射膜25と、多層反射膜25の一部の上に設けられた光吸収パターンPと、を含む。
図2(a)に表したように、光吸収パターンPの延びる方向と直交する方向に傾斜して光が入射する場合、多層反射膜25で反射した光の一部が光吸収パターンPの側面で遮られる。一方、図2(b)に表したように、光吸収パターンPの延びる方向に傾斜して光が入射する場合、多層反射膜25で反射した光は光吸収パターンPの側面で遮られることなく反射する。したがって、図2(c)に表した反射光の像強度(Intensity)(ラインL1)は、図2(d)に表した反射光の像強度(Intensity)(ラインL2)よりも低くなる。
図3は、反射型投影露光用マスクで反射した光の投影の状態を例示する模式図である。
図4(a)及び図4(b)は、本実施形態と参考例との比較を例示する図である。
図4(a)には、焦点位置とコントラストとの関係が表され、図4(b)には、パターンと直交する位置とコントラストとの関係が表される。
図3に表したように、反射型投影露光用マスク110及び190には光C1が入射される。反射型投影露光用マスク110及び190に入射した光C1の反射光は光C2である。光C1は、例えば反射型投影露光用マスク110及び190のマスク面(基板10の第1面10a)と直交する軸に対して例えば8°傾斜している。反射光である光C2は、投影光学系である第2光学系530を介して露光対象物に照射される。露光対象物は、例えばレジストが塗布されたウェーハWである。
図4(a)には、反射型投影露光用マスク110及び190のそれぞれについて、光C1の焦点位置を変化させた場合のコントラストの変化のシミュレーション結果が表される。図4(a)の横軸は、反射型投影露光用マスク110及び190に入射される光C1の焦点位置を示し、縦軸は反射した光C2のコントラストを示す。
本実施形態において、焦点位置は、基板10の第1面10aを基準としたZ方向の位置である。正の焦点位置は、第1面10aから上側(基板10とは反対側)、負の焦点位置は、第1面10aから下側(基板10側)を表す。また、コントラストは、次の(1)式で表される。なお、(1)式において、Imaxは光強度の最大値、Iminは光強度の最小値である。
コントラスト(Contrast)=(Imax−Imin)/(Imax+Imin) …(1)
図4(a)に表したラインL10は、反射型投影露光用マスク110におけるコントラスト、ラインL20は、反射型投影露光用マスク190におけるコントラストである。ここで、多層反射膜25の厚さは、280nmである。反射型投影露光用マスク110では、凸パターン部21に280nmの厚さの多層反射膜25が含まれる。凹パターン部22に多層反射膜25は含まれない。反射型投影露光用マスク190では、多層反射膜25の一部の上に、光吸収パターンPが設けられる。
図4(a)に表したように、反射型投影露光用マスク110におけるコントラストのラインL10のピークP1の焦点位置は、反射型投影露光用マスク190におけるコントラストのラインL20のピークP2の焦点位置とは異なる。
図4(b)には、反射型投影露光用マスク110及び190のそれぞれについての光学像のシミュレーション結果が表される。図4(b)の横軸は、反射型投影露光用マスク110及び190で反射した光C2のパターンと直交する方向の位置を示し、縦軸は像強度(Intensity)を示す。
図4(b)に表したラインL11は、反射型投影露光用マスク110における像強度、ラインL21は、反射型投影露光用マスク190における像強度である。ラインL11に表したように、反射型投影露光用マスク110における像強度は、ラインL21に表した反射型投影露光用マスク190における像強度よりも大きいことが分かる。すなわち、反射型投影露光用マスク110では、反射型投影露光用マスク190を用いた場合よりも転写性能に優れていることが分かる。
図5(a)及び図5(b)は、光学像の像強度を例示する図である。
図5(a)には、反射型投影露光用マスク190による光学像の像強度が表される。図5(a)の横軸は、反射型投影露光用マスク190で反射した光C2のパターンと直交する方向の位置を示し、縦軸は像強度(Intensity)を示す。図5(a)に示すラインL31aは、光C1の焦点位置を250nmに設定した例、ラインL31bは、光C1の焦点位置を300nmに設定した例、ラインL31cは、光C1の焦点位置を350nmに設定した例である。
図5(b)には、反射型投影露光用マスク110による光学像の像強度が表される。図5(b)の横軸は、反射型投影露光用マスク110で反射した光C2のパターンと直交する方向の位置を示し、縦軸は像強度を示す。図5(b)に示すラインL32aは、光C1の焦点位置を250nmに設定した例、ラインL32bは、光C1の焦点位置を300nmに設定した例、ラインL32cは、光C1の焦点位置を350nmに設定した例である。
図5(b)に表したように、ラインL32a、L32b及びL32cのいずれにおいても、図5(a)に表したラインL31a、L31b及びL31cよりも像強度が大きいことが分かる。
また、図5(a)のラインL31a、L31b及びL31c及び図5(b)のラインL32a、L32b及びL32cに表したように、反射型投影露光用マスク110及び190を用いた場合の像は、焦点位置によってシフトすることが分かる。
図6は、焦点位置と像のシフトとの関係を例示する図である。
図6の横軸は焦点位置を示し、縦軸は像のパターンと直交する方向の位置ずれ量を示す。図6のラインL33aは、反射型投影露光用マスク190における焦点位置と像の位置ずれ量との関係を表す。ラインL33bは、ラインL33aを直線近似したラインである。ラインL34aは、反射型投影露光用マスク110における焦点位置と像の位置ずれ量との関係を表す。ラインL34bは、ラインL34aを直線近似したラインである。
図6に表したように、反射型投影露光用マスク110では、反射型投影露光用マスク190に比べて焦点位置に対する像の位置ずれ量が多い。焦点位置に対する位置ずれ量が多いと、焦点位置を設定する際のモニターとして利用しやすくなる。
このように、反射型投影露光用マスク110を用いることで、反射型投影露光における転写性能を向上させることができる。
(第2の実施形態)
次に、第2の実施形態に係る反射型投影露光用マスクを説明する。
図7(a)及び(b)は、第2の実施形態を例示する図である。
図7(a)には、本実施形態に係る反射型投影露光用マスク120の構成を例示する模式的断面図が表される。図7(b)には、焦点位置とNILS(Normalized Image Log-Slope)との関係のシミュレーション結果が表される。
図7(a)に表したように、本実施形態に係る反射型投影露光用マスク120は、基板10と、パターン部30と、を備える。パターン部30は、基板10の第1面10aの上に設けられる。パターン部30は、多層反射膜25を有する。
パターン部30は、複数の凸パターン部31と、複数の凸パターン部31の間に設けられた凹パターン部32と、を含む。凸パターン部21及び凹パターン部22のそれぞれは、例えば、Y方向に延びる。すなわち、凸パターン部21及び凹パターン部22によってラインアンドスペースのパターン形状が構成される。本実施形態では、ラインアンドスペースのパターン形状を例とするが、他のパターン形状(例えば、島状)であってもよい。
反射型投影露光用マスク120において、凸パターン部31は、多層反射膜25の一部である凸部多層反射膜251を有する。凹パターン部32は、多層反射膜25の他の一部である凹部多層反射膜252を有する。凸部多層反射膜251の厚さt1は、凹部多層反射膜252の厚さt2よりも厚い。
凹パターン部32は、凸パターン部31の凸部多層反射膜251の上面よりもZ方向に深さd1だけ基板10側に後退した部分である。すなわち、凸部多層反射膜251の厚さt1と、凹部多層反射膜252の厚さt2との差は深さd1と等しい。
凹部多層反射膜252の厚さt2は、凸部多層反射膜251の厚さt1の例えば1/2以下である。
反射型投影露光用マスク120を製造するには、基板10の第1面10a上に多層反射膜25を形成する。その後、多層反射膜25の一部を例えばRIEによってエッチングする。このエッチングは、Z方向において多層反射膜25の途中の位置まで行われる。すなわち、多層反射膜25の上面と、基板10の第1面10aと、の間の位置までエッチングされる。エッチングされずに残った部分が凸パターン部31、エッチングによって多層反射膜25の上面から途中まで除去された部分が凹パターン部32となる。
反射型投影露光用マスク120の製造方法では、凹パターン部22の底部に別部材を設ける必要がないため、製造工程が簡素化される。
反射型投影露光用マスク120を用いた反射型投影露光では、Shadowing効果が抑制され、高いコントラストのパターン像が形成される。
図7(b)の横軸は焦点位置、縦軸はNILSを示す。ここで、多層反射膜25の厚さは、280nmである。また、NILSは、次の(2)式で表される。なお、(2)式において、Wは所望の寸法、IthはWを与える光強度の閾値、(dI/dx)は空間像の勾配である。
NILS=W×(1/Ith)×(dI/dx) …(2)
図7(b)のラインL41は、凹パターン部32の深さd1が56nmの例を表すラインである。ラインL42は、凹パターン部32の深さd1が196nmの例を表すラインである。ラインL41及びL42は、反射型投影露光用マスク120の例に含まれる。ラインL43は、反射型投影露光用マスク110の例(凹パターン部22に多層反射膜25が含まれない例)を表すラインである。ラインL44は、反射型投影露光用マスク190の例を表すラインである。
ラインL41、L42及びL43に表したように、反射型投影露光用マスク110及び120による反射像のNILSは、ラインL44に表した反射型投影露光用マスク190による反射像のNILSよりも大きくなることが分かる。
また、ラインL42におけるNILSは、ラインL41及びL43のNILSよりも大きい。すなわち、凹パターン部32において適切な深さd1を設定することで、大きなNILSが得られる。
このように、反射型投影露光用マスク120を用いることで、反射型投影露光における転写性能を向上させることができる。
(第3の実施形態)
次に、第3の実施形態に係る露光装置について説明する。
図8は、第3の実施形態に係る露光装置の構成を例示する模式図である。
図8に表したように、本実施形態に係る露光装置500は、光源510と、第1光学系520と、第2光学系530と、を備える。
光源510は、例えばEUVの光C1を放出する。第1光学系520は、光源510から放出された光C1を反射型投影露光用マスク110及び120に向けて照射する。第1光学系520は、照射光学系である。第1光学系520は、例えば複数のミラーM1〜M5を含む。複数のミラーM1〜M5によって光C1の収差が補正される。また、複数のミラーM1〜M5によって光C1は反射型投影露光用マスク110及び120の所定位置に収束する。複数のミラーM1〜M5の位置や角度は、適宜調整される。
第2光学系530は、反射型投影露光用マスク110及び120で反射した光C2を露光対象物(例えば、レジストが塗布されたウェーハW)に向けて投影する。第2光学系530は、投影光学系である。第2光学系530は、例えば複数のミラーM6〜M11を含む。複数のミラーM6〜M11によって光C2の収差が補正される。また、複数のミラーM6〜M11によって光C2はウェーハW上の所定位置に収束する。複数のミラーM6〜M11の位置や角度は、適宜調整される。
ウェーハWは、ステージ540の上に載置される。露光装置500は、反射型投影露光用マスク110及び120による反射光である光C2を第2光学系530を介してウェーハW上に投影する。1つの領域の投影が終了すると、ステージ540を移動させる。そして、ウェーハW上の次の領域に光C2を投影する。この処理を繰り返すことで、ウェーハW上の複数領域に光C2を投影する。
第1光学系520は、光C1の焦点位置を、反射型投影露光用マスク110及び120の第1面10aと凸パターン21及び31の上面との間に設定する。例えば、図7(b)に表したように、反射型投影露光用マスク110における焦点位置とNILSとの関係を示すラインL43では、焦点位置250nm付近にピークP43aがある。また、反射型投影露光用マスク120における焦点位置とNILSとの関係を示すラインL41及びL42では、焦点位置110nm付近および350nm付近にピークP41a及び42aがある。このピークP41a、P42a及びP43aに合わせて焦点位置を設定する。
また、第1光学系520は、光C1の焦点位置を、反射型投影露光用マスク110及び120の第1面10aよりも基板10側に設定してもよい。例えば、図7(b)に表したように、ラインL43では、焦点位置−220nm付近にピークP43bがある。また、ラインL41及びL42では、焦点位置−340nm付近および−100nm付近にピークP41b及び42bがある。このピークP41b、P42b及びP43bに合わせて焦点位置を設定する。
このような焦点位置の設定により、反射型投影露光用マスク110及び120による光C2の像のコントラストを高めて転写性能を十分に発揮させることができる。
(第4の実施形態)
次に、第4の実施形態に係る露光方法を説明する。
図9は、第4の実施形態に係る露光方法を例示するフローチャートである。
図9に表したように、本実施形態に係る露光方法は、基板及びマスクの用意(ステップS101)と、光の照射(ステップS102)と、光の投影(ステップS103)と、を備える。
基板及びマスクの用意(ステップS101)では、露光対象物である例えばウェーハWを用意する。ウェーハWの表面には例えばレジストが塗布される。ウェーハWは、図8に表したステージ540上に載置される。また、マスクとして、反射型投影露光用マスク110及び120を用意する。反射型投影露光用マスク110及び120は、図8に表した露光装置500のマスクホルダ(図示せず)に固定される。
次に、光の照射(ステップS102)では、反射型投影露光用マスク110及び120に所定の光C1を照射する。光C1は、例えば図8に表した光源510から放出され、第1光学系520を介して反射型投影露光用マスク110及び120に照射される。
本実施形態では、光C1を反射型投影露光用マスク110及び120に照射する際、光C1の焦点位置として、反射型投影露光用マスク110及び120の第1面10aと凸パターン21及び31の上面との間に設定する。また、光C1の焦点位置として、反射型投影露光用マスク110及び120の第1面10aよりも基板10側に設定してもよい。
次に、光の投影(ステップS103)では、光C1の反射型投影露光用マスク110及び120での反射光である光C2を露光対象物であるウェーハW上へ投影する。光C2は、例えば図8に表した第2光学系530を介してウェーハW上に投影される。これにより、ウェーハW上のレジストに反射型投影露光用マスク110及び120による反射光の像が転写される。
本実施形態に係る露光方法によれば、反射型投影露光用マスク110及び120による光C2の像のコントラストを高めて転写性能を十分に発揮させることができる。
以上説明したように、実施形態に係る反射型投影露光用マスク、露光方法及び露光装置によれば、パターンの像の転写性能を向上させることができる。
なお、上記に本実施形態を説明したが、本発明はこれらの例に限定されるものではない。例えば、前述の各実施形態に対して、当業者が適宜、構成要素の追加、削除、設計変更を行ったものや、各実施形態の特徴を適宜組み合わせたものも、本発明の要旨を備えている限り、本発明の範囲に含有される。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
10…基板、10a…第1面、10b…第2面、20…パターン部、21…凸パターン部、22…凹パターン部、22b…底部、25…多層反射膜、30…パターン部、31…凸パターン部、32…凹パターン部、110,120,190…反射型投影露光用マスク、251…凸部多層反射膜、252…凹部多層反射膜、500…露光装置、510…光源、520…第1光学系、530…第2光学系、540…ステージ、C1,C2…光、P1,P2…ピーク、W…ウェーハ

Claims (8)

  1. 第1面を有する基板と、前記基板の第1面の上に設けられた多層反射膜を有し、複数の凸パターンと、前記複数の凸パターンの間に設けられた凹パターンと、を含むパターン部と、を含む反射型投影露光用マスクに向けて光を照射する工程と、
    前記光の焦点位置を、前記反射型投影露光用マスクの前記第1面と前記凸パターンの上面との間、または前記反射型投影露光用マスクの前記第1面よりも前記基板側に設定した状態で、前記光の前記反射型投影露光用マスクでの反射光を露光対象物へ照射する工程と、
    を備えた露光方法。
  2. 第1面を有する基板と、前記基板の第1面の上に設けられた多層反射膜を有し、複数の凸パターンと、前記複数の凸パターンの間に設けられた凹パターンと、を含むパターン部と、を含む反射型投影露光用マスクに向けて光を照射する工程と、
    前記光の前記反射型投影露光用マスクでの反射光を露光対象物へ照射する工程と、
    を備えた露光方法。
  3. 前記光を前記反射型投影露光用マスクに照射する工程は、前記光の焦点位置を前記反射型投影露光用マスクの前記第1面と前記凸パターンの上面との間に設定することを含む請求項2記載の露光方法。
  4. 前記光を前記反射型投影露光用マスクに照射する工程は、前記光の焦点位置を前記反射型投影露光用マスクの前記第1面よりも前記基板側に設定することを含む請求項2記載の露光方法。
  5. 光源と、
    前記光源から放出された光を反射型投影露光用マスクに向けて照射する第1光学系と、
    前記反射型投影露光用マスクで反射した光を露光対象物に向けて投影する第2光学系と、
    を備え、
    前記反射型投影露光用マスクは、
    第1面を有する基板と、
    前記基板の第1面の上に設けられた多層反射膜を有し、複数の凸パターンと、前記複数の凸パターンの間に設けられた凹パターンと、を含むパターン部と、
    を含む露光装置。
  6. 第1面を有する基板と、
    前記基板の第1面の上に設けられた多層反射膜を有し、複数の凸パターンと、前記複数の凸パターンの間に設けられた凹パターンと、を含むパターン部と、
    を備えた反射型投影露光用マスク。
  7. 前記凹パターンの底部から前記第1面が露出した請求項6記載の反射型投影露光用マスク。
  8. 前記凸パターンは、前記多層反射膜の一部である凸部多層反射膜を有し、
    前記凹パターンは、前記多層反射膜の他の一部である凹部多層反射膜を有し、
    前記凸部多層反射膜の厚さは、前記凹部多層反射膜の厚さよりも厚い請求項6記載の反射型投影露光用マスク。
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