JP2979424B2 - 円筒形試料用自動精密位置決め装置 - Google Patents
円筒形試料用自動精密位置決め装置Info
- Publication number
- JP2979424B2 JP2979424B2 JP2129769A JP12976990A JP2979424B2 JP 2979424 B2 JP2979424 B2 JP 2979424B2 JP 2129769 A JP2129769 A JP 2129769A JP 12976990 A JP12976990 A JP 12976990A JP 2979424 B2 JP2979424 B2 JP 2979424B2
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- Japan
- Prior art keywords
- block
- stopper
- lever
- air cylinder
- cylindrical sample
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- A Measuring Device Byusing Mechanical Method (AREA)
- Automatic Analysis And Handling Materials Therefor (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、フェルール等の円筒形試料の測定機等への
位置決めを目的とする円筒形試料用自動精密位置決め装
置に関する。
位置決めを目的とする円筒形試料用自動精密位置決め装
置に関する。
本発明はフェルール等の円筒形試料の測定機等への自
動精密位置決め装置において垂直方向押え機構と水平方
向押え機構を具備することにより、円筒形試料の自動供
給機構の精度に頼ることなく、バキュームエアによる固
定よりも安定した位置決めができるようにしたものであ
る。
動精密位置決め装置において垂直方向押え機構と水平方
向押え機構を具備することにより、円筒形試料の自動供
給機構の精度に頼ることなく、バキュームエアによる固
定よりも安定した位置決めができるようにしたものであ
る。
従来の円筒形試料は、円筒形試料の自動供給機構によ
りＶブロック上への位置決めを行うと共に、円筒形試料
のＶブロックへの固定は、Ｖブロック底面に開けられた
穴よりエアを吸い出して行うバキュームエア固定で行わ
れていた。
りＶブロック上への位置決めを行うと共に、円筒形試料
のＶブロックへの固定は、Ｖブロック底面に開けられた
穴よりエアを吸い出して行うバキュームエア固定で行わ
れていた。
〔発明が解決しようとする課題〕 上記の様な自動精密位置決め装置では、円筒形試料の
自動供給機構に10μｍオーダーの位置再現精度が要求さ
れ、またバキュームエアによる円筒形試料のＶブロック
への固定では、円筒形試料の外形形状バラツキにより、
円筒形試料とＶブロックの密着性にむらができ、不安定
な固定となり、また、バキュームエアパイプに詰まりが
発生することによる固定の失敗が発生するという問題も
あった。
自動供給機構に10μｍオーダーの位置再現精度が要求さ
れ、またバキュームエアによる円筒形試料のＶブロック
への固定では、円筒形試料の外形形状バラツキにより、
円筒形試料とＶブロックの密着性にむらができ、不安定
な固定となり、また、バキュームエアパイプに詰まりが
発生することによる固定の失敗が発生するという問題も
あった。
本発明はこれらの問題点を解決するため、Ｖブロック
に、垂直方向押えレバーとレバー駆動用スプリングとレ
バー駆動用エアシリンダからなる垂直方向押え機構と、
水平方向押えストッパーとストッパー駆動用スプリング
とストッパー駆動用エアシリンダからなる水平方向押え
機構を取り付けた。
に、垂直方向押えレバーとレバー駆動用スプリングとレ
バー駆動用エアシリンダからなる垂直方向押え機構と、
水平方向押えストッパーとストッパー駆動用スプリング
とストッパー駆動用エアシリンダからなる水平方向押え
機構を取り付けた。
上記のような構成にすれば、円筒形試料の自動供給機
構の位置再現精度は0.5mm程度でよく、円筒形試料のＶ
ブロックへの固定もバキュームエアを使わずに安定した
固定を行うことができる。
構の位置再現精度は0.5mm程度でよく、円筒形試料のＶ
ブロックへの固定もバキュームエアを使わずに安定した
固定を行うことができる。
（実施例１） 第１図は、本発明の実施例を示したものである。ブロ
ック１（ａ）はベース２の上に固定されており、ブロッ
ク１（ａ）の上にＶブロック３が固定されている。Ｖブ
ロック３の一端にはワークストッパー４が固定されてい
る。Ｖブロック３の鉛直下方、すなわちブロック１
（ａ）の中腹となる位置に、スライドシャフト５が、Ｖ
ブロック３上の円筒形試料６の軸線と平行となるように
かつ摺動自在に貫通挿入されている。スライドシャフト
５の一端、すなわちＶブロック３をはさんでワークスト
ッパー４の反対側には、水平方向押えストッパー７が固
定され、もう一端にはＥリング８が固定されている。ス
ライドシャフト５のブロック１（ａ）とＥリングにはさ
まれる部分に、ストッパー駆動用スプリング９が挿入さ
れている。スライドシャフト５のＥリング８側のスライ
ドシャフト５の軸線上には、ストッパー駆動用エアシリ
ンダ10がブロック１（ａ）に固定されたシリンダホルダ
11上に固定されている。ブロック１（ｂ）は、ベース２
の上にブロック１（ａ）と平行な位置に、ブロック１
（ａ）より一定の間隔をあけて固定されている。ブロッ
ク１（ｂ）には、垂直方向押えレバー12が、レバー支点
13を中心として、Ｖブロック３上の円筒形試料６の軸線
と平行に動くように回転自在に取り付けられている。垂
直方向押えレバー12のレバー支点13の反対端には、ピン
14（ａ）が、Ｖブロック３を覆うように垂直方向押えレ
バー12に垂直に取り付けられており、レバー支点13とピ
ン14（ａ）の中間には、垂直方向押えレバー12に垂直
に、ブロック１（ｂ）の方向にピン14（ｂ）が取り付け
られている。スプリング支持ピン15は、Ｖブロック３上
の円筒形試料６の軸線と平行な向きでブロック１（ｂ）
に固定されており、スプリング支持ピン15のブロック１
（ｂ）に固定されている端の反対端と、ピン14（ａ）
は、レバー駆動用スプリング16によって連結されてい
る。レバー駆動用エアシリンダ17はピン14（ｂ）に垂直
にブロック１（ｂ）に固定されている。第２図は、Ｖブ
ロック３上に円筒形試料６が供給された状態を示し、ス
トッパ駆動用エアシリンダ10の長さ、レバー駆動用エア
シリンダ17の長さ、レバー駆動用スプリング16の長さは
最長状態となり、またストッパー駆動用スプリング10の
長さは最短状態で、このとき水平方向押えストッパー７
はＶブロック３から離れており、垂直方向押えレアー12
はベース２に対して垂直な状態となっている。第３図
は、次の動作を示す。すなわちレバー駆動用エアシリン
ダ10とレバー駆動用スプリング９の長さは最短となり、
このとき垂直方向押えレバー12はピン14（ａ）が円筒形
試料６をＶブロック３へ押し付ける位置にくる。この状
態では、レバー駆動用エアシリン17はピン14（ｂ）より
完全に分離しており、垂直方向押えレバー12の駆動力
は、レアー駆動用スプリング９が縮もうとする作用によ
り発生させている。次に、第４図に示すように、ストッ
パー駆動用エアシリンダ10の長さは最短となり、ストッ
パー駆動用スプリング９の長さは最大となり、これによ
り水平方向押えストッパー７は、Ｖブロック３上の円筒
形試料６をワークストッパー４に押し付ける。この状態
では、ストッパー駆動用エアシリンダ10は、スライドシ
ャフト５から完全に分離し、水平方向押えストッパー７
の駆動力は、ストッパー駆動用スプリングがのびようと
する作用により発生している。この時点で位置決めは終
了となり、測定等が行われる。次に、レバー駆動用エア
シリンダ17の長さが最大となり、レバー駆動用エアシリ
ンダ17の駆動力により、ピン14（ｂ）が押され、垂直方
向押えレバー12がベース２に対して垂直となり、ピン14
（ａ）はＶブロック３上の円筒形試料６から離れる。ま
た、ストッパー駆動用エアシリンダ10の長さが最大とな
り、ストッパー駆動用エアシリンダ10の駆動力によりス
ライドシャフト５が押され、水平方向押えストッパー７
はＶブロック３上の円筒形試料６から離れる。これによ
り第２図の状態に戻る。
ック１（ａ）はベース２の上に固定されており、ブロッ
ク１（ａ）の上にＶブロック３が固定されている。Ｖブ
ロック３の一端にはワークストッパー４が固定されてい
る。Ｖブロック３の鉛直下方、すなわちブロック１
（ａ）の中腹となる位置に、スライドシャフト５が、Ｖ
ブロック３上の円筒形試料６の軸線と平行となるように
かつ摺動自在に貫通挿入されている。スライドシャフト
５の一端、すなわちＶブロック３をはさんでワークスト
ッパー４の反対側には、水平方向押えストッパー７が固
定され、もう一端にはＥリング８が固定されている。ス
ライドシャフト５のブロック１（ａ）とＥリングにはさ
まれる部分に、ストッパー駆動用スプリング９が挿入さ
れている。スライドシャフト５のＥリング８側のスライ
ドシャフト５の軸線上には、ストッパー駆動用エアシリ
ンダ10がブロック１（ａ）に固定されたシリンダホルダ
11上に固定されている。ブロック１（ｂ）は、ベース２
の上にブロック１（ａ）と平行な位置に、ブロック１
（ａ）より一定の間隔をあけて固定されている。ブロッ
ク１（ｂ）には、垂直方向押えレバー12が、レバー支点
13を中心として、Ｖブロック３上の円筒形試料６の軸線
と平行に動くように回転自在に取り付けられている。垂
直方向押えレバー12のレバー支点13の反対端には、ピン
14（ａ）が、Ｖブロック３を覆うように垂直方向押えレ
バー12に垂直に取り付けられており、レバー支点13とピ
ン14（ａ）の中間には、垂直方向押えレバー12に垂直
に、ブロック１（ｂ）の方向にピン14（ｂ）が取り付け
られている。スプリング支持ピン15は、Ｖブロック３上
の円筒形試料６の軸線と平行な向きでブロック１（ｂ）
に固定されており、スプリング支持ピン15のブロック１
（ｂ）に固定されている端の反対端と、ピン14（ａ）
は、レバー駆動用スプリング16によって連結されてい
る。レバー駆動用エアシリンダ17はピン14（ｂ）に垂直
にブロック１（ｂ）に固定されている。第２図は、Ｖブ
ロック３上に円筒形試料６が供給された状態を示し、ス
トッパ駆動用エアシリンダ10の長さ、レバー駆動用エア
シリンダ17の長さ、レバー駆動用スプリング16の長さは
最長状態となり、またストッパー駆動用スプリング10の
長さは最短状態で、このとき水平方向押えストッパー７
はＶブロック３から離れており、垂直方向押えレアー12
はベース２に対して垂直な状態となっている。第３図
は、次の動作を示す。すなわちレバー駆動用エアシリン
ダ10とレバー駆動用スプリング９の長さは最短となり、
このとき垂直方向押えレバー12はピン14（ａ）が円筒形
試料６をＶブロック３へ押し付ける位置にくる。この状
態では、レバー駆動用エアシリン17はピン14（ｂ）より
完全に分離しており、垂直方向押えレバー12の駆動力
は、レアー駆動用スプリング９が縮もうとする作用によ
り発生させている。次に、第４図に示すように、ストッ
パー駆動用エアシリンダ10の長さは最短となり、ストッ
パー駆動用スプリング９の長さは最大となり、これによ
り水平方向押えストッパー７は、Ｖブロック３上の円筒
形試料６をワークストッパー４に押し付ける。この状態
では、ストッパー駆動用エアシリンダ10は、スライドシ
ャフト５から完全に分離し、水平方向押えストッパー７
の駆動力は、ストッパー駆動用スプリングがのびようと
する作用により発生している。この時点で位置決めは終
了となり、測定等が行われる。次に、レバー駆動用エア
シリンダ17の長さが最大となり、レバー駆動用エアシリ
ンダ17の駆動力により、ピン14（ｂ）が押され、垂直方
向押えレバー12がベース２に対して垂直となり、ピン14
（ａ）はＶブロック３上の円筒形試料６から離れる。ま
た、ストッパー駆動用エアシリンダ10の長さが最大とな
り、ストッパー駆動用エアシリンダ10の駆動力によりス
ライドシャフト５が押され、水平方向押えストッパー７
はＶブロック３上の円筒形試料６から離れる。これによ
り第２図の状態に戻る。
（実施例２） 第５図は、レバー駆動用スプリング16をトーションバ
ースプリングとし、レバー支点13に取り付けたものであ
る。その作用及び効果は前の実施例と変わるところはな
い。
ースプリングとし、レバー支点13に取り付けたものであ
る。その作用及び効果は前の実施例と変わるところはな
い。
（実施例３） 第６図は、実施例２に加えて、スプリング駆動用エア
シリンダ10とレバー駆動用エアシリンダ17の代りに形状
記憶合金スプリングを用いたものである。その作用及び
効果は前の実施例と変わるところはない。
シリンダ10とレバー駆動用エアシリンダ17の代りに形状
記憶合金スプリングを用いたものである。その作用及び
効果は前の実施例と変わるところはない。
〔発明の効果〕 以上のように、本発明によれば、円筒形試料の自動供
給機構の位置再現精度に頼ることなく、円筒形試料を安
定した固定のもとに自動精密位置決めができる。
給機構の位置再現精度に頼ることなく、円筒形試料を安
定した固定のもとに自動精密位置決めができる。
第１図は、本発明に係わる実施例１を示した斜視図。第
２図、第３図、第４図は本発明の動作を示した斜視図。
第５図は実施例２を示した斜視図。第６図は実施例３を
示した斜視図である。 １……ブロック（ａ）、ブロック（ｂ） ２……ベース ３……Ｖブロック ４……ワークストッパー ５……スライドシャフト ６……円筒形試料 ７……水平方向押えストッパー ８……Ｅリング ９……ストッパー駆動用スプリング 10……ストッパー駆動用エアシリンダ 11……シリンダホルダ 12……垂直方向押えレバー 13……レバー支点 14……ピン（ａ）、ピン（ｂ） 15……スプリング支持ピン 16……レバー駆動用スプリング 17……レバー駆動用エアシリンダ
２図、第３図、第４図は本発明の動作を示した斜視図。
第５図は実施例２を示した斜視図。第６図は実施例３を
示した斜視図である。 １……ブロック（ａ）、ブロック（ｂ） ２……ベース ３……Ｖブロック ４……ワークストッパー ５……スライドシャフト ６……円筒形試料 ７……水平方向押えストッパー ８……Ｅリング ９……ストッパー駆動用スプリング 10……ストッパー駆動用エアシリンダ 11……シリンダホルダ 12……垂直方向押えレバー 13……レバー支点 14……ピン（ａ）、ピン（ｂ） 15……スプリング支持ピン 16……レバー駆動用スプリング 17……レバー駆動用エアシリンダ
Claims (1)
- 【請求項１】Ｖブロックに対し、水平方向押えストッパ
ーとストッパー駆動用スプリングとストッパー駆動用エ
アシリンダからなる水平方向押え機構と、前記水平方向
押えストッパーを有する端部と反対の端部にワークスト
ッパと、前記水平方向押えストッパーを有する面に支点
を有する垂直方向押えレバーとレバー駆動用スプリング
とレバー駆動用エアシリンダからなり垂直方向と前記ワ
ークストッパ方向に付勢する垂直方向押え機構を具備し
たことを特徴とする円筒形試料用自動精密位置決め装
置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2129769A JP2979424B2 (ja) | 1990-05-18 | 1990-05-18 | 円筒形試料用自動精密位置決め装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2129769A JP2979424B2 (ja) | 1990-05-18 | 1990-05-18 | 円筒形試料用自動精密位置決め装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0424558A JPH0424558A (ja) | 1992-01-28 |
| JP2979424B2 true JP2979424B2 (ja) | 1999-11-15 |
Family
ID=15017755
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2129769A Expired - Fee Related JP2979424B2 (ja) | 1990-05-18 | 1990-05-18 | 円筒形試料用自動精密位置決め装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2979424B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007064955A (ja) * | 2005-08-29 | 2007-03-15 | Yasuho Yamanaka | クリップ付ｖブロック |
-
1990
- 1990-05-18 JP JP2129769A patent/JP2979424B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0424558A (ja) | 1992-01-28 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| S533 | Written request for registration of change of name |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533 |
|
| R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
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| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |