JPH0979962A - 熱機械分析装置 - Google Patents

熱機械分析装置

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Publication number
JPH0979962A
JPH0979962A JP26226895A JP26226895A JPH0979962A JP H0979962 A JPH0979962 A JP H0979962A JP 26226895 A JP26226895 A JP 26226895A JP 26226895 A JP26226895 A JP 26226895A JP H0979962 A JPH0979962 A JP H0979962A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
rod
sample
thermomechanical analyzer
stopper
load
Prior art date
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Pending
Application number
JP26226895A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshikatsu Doi
由勝 土井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shimadzu Corp
Original Assignee
Shimadzu Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Shimadzu Corp filed Critical Shimadzu Corp
Priority to JP26226895A priority Critical patent/JPH0979962A/ja
Publication of JPH0979962A publication Critical patent/JPH0979962A/ja
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  • Investigating Strength Of Materials By Application Of Mechanical Stress (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 縦型の熱機械分析装置において、非測定時に
かかるロッド自体の荷重や、試料をロッドに取り付ける
際にかかる不必要な力による構成要素への悪影響を防止
する。 【解決手段】 鉛直線上に配置され上下一対のロッドの
内、加振器に取り付ける下方ロッド3に、スライドピン
21先端部が嵌脱可能な横穴3aを穿設する。下方ロッ
ド3近傍にはストッパ24を固定したスライドピン21
を前記横穴3aに嵌脱できるように配置すると共に、前
記ストッパ24を係止させる手段を設置した構成とす
る。試料交換時などの非測定時にはスライドピン21を
横穴3aに嵌めておくことによって下方ロッド3を固定
し、下方ロッド3を支えるばね等に余計な荷重がかかる
のを防止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、炉恒温槽内にお
いて種々の材料(試料)を冷却或いは加熱しながら圧
縮、引張り、曲げ、振動等の静又は動荷重をかけその材
料(試料)の静又は動粘弾性を測定する熱機械分析装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、熱機械分析装置では試料を冷却
或いは加熱しながら荷重をかける場合、該試料の両端部
を掴み具で把持し、上下(鉛直)方向に荷重を加える。
このように試料は両側を上下方向に把持する構造となっ
ているが試料の取り付けに際しては上下の掴み具の芯合
わせを必要とする。また、試料を装着する掴み具とその
周囲は冷却・加熱する槽内に配置されるが、試料の装着
や取り外し、芯合わせ等の作業に際しては試験片を取り
付けるロッド或いは板ばね等は取付精度を維持しなけれ
ばならず、またこれらを損傷しないようにすると共にロ
ッドを支えるアクチュエ−タ(加振器)やロ−ドセル等
にも直接力がかからないように注意しなければならな
い。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記するように試料を
装着する場合、上下の掴み具や試料に荷重を加えるロッ
ド等に余分な力が作用しないよう注意しなければならな
いが、従来そのような場合の負荷防止用の手当てをされ
たものは見当たらない。しかし、試料に荷重を加えるロ
ッドや支持部の板ばね等に余分な力が作用すると変形し
芯合わせが困難になったり試験精度にも悪影響を及ぼす
ことになる。また、装置の寿命にも悪影響を及ぼすこと
にもなる。
【0004】この発明は上記する課題に着目してなされ
たものであり、試料を把持する掴み具を取り付けるロッ
ドに余分な力が作用せず、試験時にはロッドに必要な荷
重をかけることができ且つ荷重をかけることのできる状
態と不可の状態とを自動的に識別することのできる熱機
械分析装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】即ち、この発明は上記す
る課題を解決するために、熱機械分析装置が、鉛直線上
に配置されて試料を把持する上下一対の掴み具と、この
一対の掴み具に各々の一端が固定され鉛直線上に配置さ
れる上下一対のロッドと、非測定時に前記ロッドを固定
するロッド固定手段と、前記ロッドに荷重を加える手段
と、測定時に前記ロッドの変位を検出する手段と、試料
を温調する手段と、からなることを特徴とする。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、この発明の具体的実施の形
態について図面を参照しながら説明する。図1はこの発
明の熱機械分析装置、特に動的熱機械分析装置の側面図
である。この動的熱機械分析装置は、上方ロッド1と、
下方ロッド3と、アダプタ5及びハウジング2を介して
前記上方ロッド1を固定保持するア−ム4と、ベッド6
の上に設置され前記下方ロッド3を上下に振動させる加
振器7(下方ロッド3に荷重を加える手段)等、で構成
されている。前記上方ロッド1の下端部には上方掴み具
9が固定用の止めねじ8によって着脱可能に装着され、
下方ロッド3の上端部には下方掴み具11が固定用の止
めねじ10によって着脱可能に装着される。また、アダ
プタ5と上方ロッド1との間にはロ−ドセル20が取り
付けられ加えられる荷重を測定することができるように
してある。
【0007】前記下方ロッド3は、テ−ブル12に装着
した円盤状のばね取付具14及び該ばね取付具14の上
に設置した円形板ばね13を挟持するように取り付けら
れたばね受け16の穴を貫通して通してある。即ち、こ
れらのばね取付具14及びばね受け16は試料Mを振動
させるとき下方ロッド3のガイドの役目をすることにな
る。また、後述する下方ロッド3の固定・解放機構は該
ばね取付具14の上部片側に設置される。尚、取り付け
られた試料M及び上方ロッド1及び下方ロッド3の一部
は試料を温調する手段である加熱・冷却の可能な恒温槽
18内に設置される。
【0008】次に、図2は前記テ−ブル12に装着した
円盤状のばね取付具14の上に配置される下方ロッド3
の固定・解放機構(ロッド固定手段)の平面図であり、
図3はその側面図、図4は背面図である。前記テ−ブル
12に設置したばね取付具14の上には、図3に示すよ
うに、該ばね取付具14の片側を覆うようにベ−ス22
がボルト23、25により固定して設置されている。前
記下方ロッド3には浅い横穴3aが設けられ、前記ベ−
スにはスライドピン21が配置されるが、該スライドピ
ン21はその先端部が該横穴3aに嵌脱可能となるよう
に配置される。
【0009】また、前記ベ−ス22には凸部22aと溝
部22bと浅い凸部22cと溝部22dと凸部22eと
が形成されているが凸部22a及び凸部22eには穴が
穿設されここにはスライドピン21を貫通させてある。
該スライドピン21には途中にストッパ24が固定して
取り付けられ、該ストッパ24と前記凸部22aとの間
にはコイルばね26が該ストッパ24、即ち、スライド
ピン21を後方(下方ロッド3から離れる方向)に付勢
するように配置されている。また、スライドピン21の
後部には該スライドピン21の軸方向に対して直角方向
にスム−ズに回転する回転部材28が固定されている
が、該回転部材28にはスム−ズに回転操作するための
レバ−27が取り付けてある。
【0010】前記ストッパ24は、図5(A)及び
(B)に示すように、円筒部24aと両側を該円筒部2
4aと同じ径の平坦面24b、24bとなるようにした
鍔部24cとより形成されている。 そして該鍔部24
cの一方が浅い凸部22cの前側の溝22bに位置して
いる時にはスライドピン21の先端部は下方ロッド3に
設けた横穴3aに嵌まり、レバ−27を90°程度回転
させると鍔部24cは浅い凸部22bより外れコイルば
ね26の付勢力により後方に移動するようになってい
る。
【0011】前記ベ−ス22の上には前記回転部材28
より少し距離をおいて光電スイッチ30が設置されてお
り、また、該回転部材28の後部には該光電スイッチ3
0をON、OFF動作するリミッタ31が取り付けられ
ている。これらの光電スイッチ30及びリミッタ31は
前記下方ロッド3の固定状態を検出する手段となるが、
このようなセンサ及び該センサ動作手段は他の手段によ
ってもよい。
【0012】この発明の熱機械分析装置の構成は以上の
ような構成からなるが、次にその動作について説明す
る。図3に示すように、レバ−27を90°回して先方
に押すとストッパ24部分がコイルばね26の付勢力に
打ち勝ってスライドピン21を前方に移動させ、該スラ
イドピン21の先端部が下方ロッド3の横穴3aに嵌入
する。そしてこの状態でレバ−27を図4に示すように
元に戻すとストッパ24の鍔部24cは浅い凸部22b
の位置で止められ、スライドピン21は下方ロッド3の
横穴3aに入ったままの状態となる。この状態では該下
方ロッド3に力がかかっても上下に移動させることはで
きない。また、光電スイッチ30の穴30aからリミッ
タ31は外れているので下方ロッド3にはスライドピン
21が入り上下の移動が制約され動かすことはできない
状態にあることを知らせることができる。従ってこのよ
うな状態で掴み具9、11に試料を取り付けると上下の
ロッド1、3や板ばね13等に余計な荷重がかかるのを
防止することができる。
【0013】次に、レバ−27を縦にして力を抜くとス
トッパ24の鍔部24cは浅い凸部22bより外れ、コ
イルばね26の付勢力によりスライドピン21は後方に
移動する。そしてレバ−27を図4に示すように元に戻
すように回転させるとストッパ24の鍔部24cは浅い
凸部22cの後部の溝22dに嵌まったままの状態とな
る。そして同時にリミッタ31が光電スイッチ30の穴
30aに入り該光電スイッチ30の光が遮蔽されるので
下方ロッド3にはスライドピン21が入っておらず上下
に動かすことができる状態にあることを知らせることが
できる。尚、下方ロッド3の横穴3aにスライドピン2
1が嵌入しているか或いは脱出状態にあることを自動的
に確認するための下方ロッド3の固定状態を検出する手
段は前記光電スイッチ30とリミッタ31に限らず他の
センサであってもよい。
【0014】
【発明の効果】以上詳述したようにこの発明の熱機械分
析装置によれば、試料を装着するとき或いは装置を使用
しないときロッドや掴み具或いは板ばね或いはロ−ドセ
ル等装置の精度維持にかかせない重要な部品に余計な荷
重をかかるのを防止することができる。そして装置の精
度が低下するのを防止し、また長寿命化を図ることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の動的熱機械分析装置の側面図であ
る。
【図2】この発明の動的熱機械分析装置を構成するテ−
ブルに装着した円盤状のばね取付具の上に配置される下
方ロッドの固定機構の平面図である。
【図3】この発明の動的熱機械分析装置を構成する下方
ロッドの固定機構の側面図である。
【図4】この発明の動的熱機械分析装置を構成する下方
ロッドの固定機構の背面図である。
【図5】図5(A)はこの発明の動的熱機械分析装置を
構成する下方ロッドの固定機構のスライドピンに固定す
るストッパの正面図であり、図5(B)は一部側面図で
ある。
【図6】この発明の動的熱機械分析装置を構成する下方
ロッドの固定機構の側面図であってストッパピンが下方
ロッドの穴から抜けた状態を示す図である。
【符号の説明】
1 上方ロッド 2 ハウジング 3 下方ロッド 4 ア−ム 5 アダプタ 7 加振器 8、10 止めねじ 9、11 掴み具 12 テ−ブル 13 円形板ばね 14 ばね取付具 16 ばね受け 21 スライドピン 22 ベ−ス 24 ストッパ 26 コイルばね 27 レバ− 28 回転部材 30 光電スイッチ 31 リミッタ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 鉛直線上に配置されて試料を把持する上
    下一対の掴み具と、この一対の掴み具に各々の一端が固
    定され鉛直線上に配置される上下一対のロッドと、非測
    定時に前記ロッドを固定するロッド固定手段と、前記ロ
    ッドに荷重を加える手段と、測定時に前記ロッドの変位
    を検出する手段と、試料を温調する手段と、からなる熱
    機械分析装置。
JP26226895A 1995-09-14 1995-09-14 熱機械分析装置 Pending JPH0979962A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP26226895A JPH0979962A (ja) 1995-09-14 1995-09-14 熱機械分析装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP26226895A JPH0979962A (ja) 1995-09-14 1995-09-14 熱機械分析装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0979962A true JPH0979962A (ja) 1997-03-28

Family

ID=17373438

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP26226895A Pending JPH0979962A (ja) 1995-09-14 1995-09-14 熱機械分析装置

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JP (1) JPH0979962A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN105021468A (zh) * 2015-07-06 2015-11-04 北京航空航天大学 一种高温蠕变疲劳试验系统

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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