JP2979242B2 - 自動車用ディスクホイール成形用中子 - Google Patents
自動車用ディスクホイール成形用中子Info
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- JP2979242B2 JP2979242B2 JP20753990A JP20753990A JP2979242B2 JP 2979242 B2 JP2979242 B2 JP 2979242B2 JP 20753990 A JP20753990 A JP 20753990A JP 20753990 A JP20753990 A JP 20753990A JP 2979242 B2 JP2979242 B2 JP 2979242B2
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- hollow portion
- radial
- forming
- molding
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Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は自動車用ディスクホイール成形用中子、特に
ロードノイズ低減型ディスクホイール成形用中子に関す
る。
ロードノイズ低減型ディスクホイール成形用中子に関す
る。
本出願人は、ディスクとハブとを連結する複数個のス
ポーク内に、該スポーク内を放射方向外端に抜ける中空
部を設けると共に、これらの中空部同士をハブ側で互い
に連通させることによりタイヤの空気充填部内の空気粗
密波に乱れを与え、振動レベルを小さくし、もってロー
ドノイズを低減させるようにしたロードノイズ低減型の
自動車用ディスクホイールを提案した。(特開昭64−16
01号公報参照) このロードノイズ低減型のディスクホイールを形成す
る場合、ディスクホイールの中空部成形用の中子として
は、複数本のスポーク内中空部形成用の中子と、これら
を互いに連結させる環状の連通部形成用の中子とから一
体に形成されたものが使われた。
ポーク内に、該スポーク内を放射方向外端に抜ける中空
部を設けると共に、これらの中空部同士をハブ側で互い
に連通させることによりタイヤの空気充填部内の空気粗
密波に乱れを与え、振動レベルを小さくし、もってロー
ドノイズを低減させるようにしたロードノイズ低減型の
自動車用ディスクホイールを提案した。(特開昭64−16
01号公報参照) このロードノイズ低減型のディスクホイールを形成す
る場合、ディスクホイールの中空部成形用の中子として
は、複数本のスポーク内中空部形成用の中子と、これら
を互いに連結させる環状の連通部形成用の中子とから一
体に形成されたものが使われた。
しかし、この一体成形型の中子は、中子自体の形状が
複雑になり、中子の成形が非常に面倒になるという問題
があった。しかも、この一体成形型の中子は、ディスク
ホイールとほぼ同径の大きさを有するばかりでなく、ス
ポーク内中空部形成用の中子が放射状に突出しているの
で、大きな嵩張りとなり、運搬時に損傷し易いという問
題があった。さらに、一体的に成形されている関係で、
一部だけが部分的に損傷しても中子全体が使用不能にな
り、損害額が非常に大きくなるという問題があった。
複雑になり、中子の成形が非常に面倒になるという問題
があった。しかも、この一体成形型の中子は、ディスク
ホイールとほぼ同径の大きさを有するばかりでなく、ス
ポーク内中空部形成用の中子が放射状に突出しているの
で、大きな嵩張りとなり、運搬時に損傷し易いという問
題があった。さらに、一体的に成形されている関係で、
一部だけが部分的に損傷しても中子全体が使用不能にな
り、損害額が非常に大きくなるという問題があった。
本発明の目的は、ロードノイズ低減型の自動車用ディ
スクホイール成形用の中子の形成が容易で、しかも、取
り扱い性が良好であり、運搬時などに部分的に損傷して
も、部分的な交換が可能な自動車用ディスクホイール成
形用中子を提供することにある。
スクホイール成形用の中子の形成が容易で、しかも、取
り扱い性が良好であり、運搬時などに部分的に損傷して
も、部分的な交換が可能な自動車用ディスクホイール成
形用中子を提供することにある。
すなわち、本発明の自動車用ディスクホイール成形用
中子は、ディスクとリムとの間を周方向に等間隔に配置
した複数本の放射状のスポークで連結し、該スポーク内
に半径方向外端に抜ける放射中空部を設けると共に、該
放射中空部の半径方向内端同士を互いに連通中空部で連
通させた自動車用ディスクホイールの前記放射中空部と
連通中空部とを成形する中子であって、放射中空部成形
用中子を半径方向の分割面で2分割すると共に、その半
径方向と直交する断面での合面を段差状に形成し、かつ
前記2分割された放射中空部成形用中子の半中子を隣接
する放射中空部成形中子の半中子と連通中空部成形用中
子により互いに連結したことを特徴とするものである。
中子は、ディスクとリムとの間を周方向に等間隔に配置
した複数本の放射状のスポークで連結し、該スポーク内
に半径方向外端に抜ける放射中空部を設けると共に、該
放射中空部の半径方向内端同士を互いに連通中空部で連
通させた自動車用ディスクホイールの前記放射中空部と
連通中空部とを成形する中子であって、放射中空部成形
用中子を半径方向の分割面で2分割すると共に、その半
径方向と直交する断面での合面を段差状に形成し、かつ
前記2分割された放射中空部成形用中子の半中子を隣接
する放射中空部成形中子の半中子と連通中空部成形用中
子により互いに連結したことを特徴とするものである。
以下、図面により本発明の実施例について説明する。
第10図は、本出願人が、既に、提案したロードノイズ
低減型の自動車用ディスクホイールの縦断面図、第11図
は第10図のXI−XI断面図であり、この自動車用ディスク
ホイール1は、リム2とディスク3とを連結する複数個
のスポーク4内に、該スポーク4内を放射方向外端5に
抜ける放射中空部6を設けると共に、中空部6同士をデ
ィスク3側に設けた連通中空部7によって互いに連通さ
せることによりタイヤの空気充填部内の空気粗密波に乱
れを与え、振動レベルを小さくし、もってロードノイズ
を低減させるようになっている。
低減型の自動車用ディスクホイールの縦断面図、第11図
は第10図のXI−XI断面図であり、この自動車用ディスク
ホイール1は、リム2とディスク3とを連結する複数個
のスポーク4内に、該スポーク4内を放射方向外端5に
抜ける放射中空部6を設けると共に、中空部6同士をデ
ィスク3側に設けた連通中空部7によって互いに連通さ
せることによりタイヤの空気充填部内の空気粗密波に乱
れを与え、振動レベルを小さくし、もってロードノイズ
を低減させるようになっている。
このロードノイズ低減型のディスクホイール1を形成
する中子10は、第1図に示すように、第1の中子Aと第
2の中子Bとを交互に組み付けることにより形成されて
いる。
する中子10は、第1図に示すように、第1の中子Aと第
2の中子Bとを交互に組み付けることにより形成されて
いる。
第1の中子Aは、第2図に示すように、隣接する2つ
の放射中空部成形用中子の半中子12,12を連通中空部成
形用中子13により互いに連結することにより形成されて
いる。この放射中空部成形用中子の半中子12は、放射中
空部6を成形する放射中空部成形用中子11を半径方向の
分割面14で2分割すると共に、その半径方向と直交する
断面での合面15を段差状に形成することにより形成され
ている。この合面15は、第3図に示すように、半中子12
の側面、すなわち、放射中空部成形用中子11の分割面14
に横断面正方形の凸部16を半中子12の上面17と面一にな
るように一体的に形成することにより形成されている。
の放射中空部成形用中子の半中子12,12を連通中空部成
形用中子13により互いに連結することにより形成されて
いる。この放射中空部成形用中子の半中子12は、放射中
空部6を成形する放射中空部成形用中子11を半径方向の
分割面14で2分割すると共に、その半径方向と直交する
断面での合面15を段差状に形成することにより形成され
ている。この合面15は、第3図に示すように、半中子12
の側面、すなわち、放射中空部成形用中子11の分割面14
に横断面正方形の凸部16を半中子12の上面17と面一にな
るように一体的に形成することにより形成されている。
他方、第2の中子Bは、第4図に示すように隣接する
2つの放射中空部成形用中子の半中子12′を連通中空部
成形用中子13により互いに連結することにより形成され
ている。この放射中空部成形用中子の半中子12′は、放
射中空部成形用中子11を半径方向の分割面14で2分割す
ると共に、その半径方向と直交する断面での合面15′を
段差状に形成することにより形成されている。この合面
15′は、半中子12′の肩部に、第1の中子Aの凸吹16と
結合する凹部18を設けることにより形成されている。
2つの放射中空部成形用中子の半中子12′を連通中空部
成形用中子13により互いに連結することにより形成され
ている。この放射中空部成形用中子の半中子12′は、放
射中空部成形用中子11を半径方向の分割面14で2分割す
ると共に、その半径方向と直交する断面での合面15′を
段差状に形成することにより形成されている。この合面
15′は、半中子12′の肩部に、第1の中子Aの凸吹16と
結合する凹部18を設けることにより形成されている。
前述した第1の中子Aと第2の中子Bによってロード
ノイズ低減型のディスクホイール用中子10を形成するに
は、第7図に示すように、先ず、3個の第2の中子Bを
「0時」と、「4時」と、「8時」の位置に配置する。
ノイズ低減型のディスクホイール用中子10を形成するに
は、第7図に示すように、先ず、3個の第2の中子Bを
「0時」と、「4時」と、「8時」の位置に配置する。
しかる後に、第8図に示すように、第1の中子Aを
「2時」と、「6時」と、「10時」の位置に配置しなが
ら、第9図に示すように、第1の中子Aの凸部16を第2
の中子Bの凹部18に嵌め込んで、隣接した第1の中子A
と第2の中子Bとを結合させる。
「2時」と、「6時」と、「10時」の位置に配置しなが
ら、第9図に示すように、第1の中子Aの凸部16を第2
の中子Bの凹部18に嵌め込んで、隣接した第1の中子A
と第2の中子Bとを結合させる。
前述した第1の中子Aと第2の中子Bとの組み付け中
に、例えば、第1の中子Aの一つが破損した場合には、
その破損した中子Aを新規な第1の中子Aと交換すれば
よい。また、運搬中に破損した第1,第2の中子も同様に
交換される。
に、例えば、第1の中子Aの一つが破損した場合には、
その破損した中子Aを新規な第1の中子Aと交換すれば
よい。また、運搬中に破損した第1,第2の中子も同様に
交換される。
上記のように、本発明は、ディスクとリムとを連結す
る複数本のスポーク内に半径方向外端に抜ける放射中空
部を設けると共に、該放射中空部の半径方向内端同士を
互いに連通中空部で連通させた自動車用ディスクホイー
ルの前記放射中空部と連通中空部とを成形する中子であ
って、放射中空部成形用中子を半径方向の分割面で2分
割すると共に、その半径方向と直交する断面での合面を
段差状に形成し、かつ前記2分割された放射中空部成形
用中子の半中子を隣接する放射中空部成形中子の半中子
と連通中空部成形用中子により互いに連結したので、ロ
ードノイズ低減型の自動車用ディスクホイール成形用の
中子が容易に形成できるようになった。
る複数本のスポーク内に半径方向外端に抜ける放射中空
部を設けると共に、該放射中空部の半径方向内端同士を
互いに連通中空部で連通させた自動車用ディスクホイー
ルの前記放射中空部と連通中空部とを成形する中子であ
って、放射中空部成形用中子を半径方向の分割面で2分
割すると共に、その半径方向と直交する断面での合面を
段差状に形成し、かつ前記2分割された放射中空部成形
用中子の半中子を隣接する放射中空部成形中子の半中子
と連通中空部成形用中子により互いに連結したので、ロ
ードノイズ低減型の自動車用ディスクホイール成形用の
中子が容易に形成できるようになった。
また、この中子は、第1,第2の2種類の中子から形成
されているから取り扱い性が良好であり、組み付け時、
或いは運搬時などに部分的に損傷しても、部分的な交換
が可能であるから損害額が少なくて済むという利点があ
る。
されているから取り扱い性が良好であり、組み付け時、
或いは運搬時などに部分的に損傷しても、部分的な交換
が可能であるから損害額が少なくて済むという利点があ
る。
第1図は本発明にかかる自動車用ディスクホイール成形
用中子の平面図、第2図は第1の中子の平面図、第3図
は第2図のIII−III断面図、第4図は第2の中子の平面
図、第5図は第4図のV−V断面図、第6図は第2の中
子の側面図、第7図及び第8図は本発明にかかる自動車
用ディスクホイール成形用中子の組立工程を示す説明
図、第9図は第8図のIX−IX断面図、第10図は本出願人
が、既に提案したロードノイズ低減型の自動車用ディス
クホイールの縦断面図、第11図は第10図のXI−XI断面図
である。 1……自動車用ディスクホイール、2……リム、3……
ディスク、4……スポーク、5……半径方向外端、6…
…放射中空部、7……連通中空部、10……自動車用ディ
スクホイール成形用中子、11……放射中空部成形用中
子、12,12′……放射中空部成形中子の半中子、13……
連通中空部成形用中子、14……分割面、15……合面。
用中子の平面図、第2図は第1の中子の平面図、第3図
は第2図のIII−III断面図、第4図は第2の中子の平面
図、第5図は第4図のV−V断面図、第6図は第2の中
子の側面図、第7図及び第8図は本発明にかかる自動車
用ディスクホイール成形用中子の組立工程を示す説明
図、第9図は第8図のIX−IX断面図、第10図は本出願人
が、既に提案したロードノイズ低減型の自動車用ディス
クホイールの縦断面図、第11図は第10図のXI−XI断面図
である。 1……自動車用ディスクホイール、2……リム、3……
ディスク、4……スポーク、5……半径方向外端、6…
…放射中空部、7……連通中空部、10……自動車用ディ
スクホイール成形用中子、11……放射中空部成形用中
子、12,12′……放射中空部成形中子の半中子、13……
連通中空部成形用中子、14……分割面、15……合面。
Claims (1)
- 【請求項1】ディスクとリムとの間を周方向に等間隔に
配置した複数本の放射状のスポークで連結し、該スポー
ク内に半径方向外端に抜ける放射中空部を設けると共
に、該放射中空部の半径方向内端同士を互いに連通中空
部で連通させた自動車用ディスクホイールの前記放射中
空部と連通中空部とを成形する中子であって、放射中空
部成形用中子を半径方向の分割面で2分割すると共に、
その半径方向と直交する断面での合面を段差状に形成
し、かつ前記2分割された放射中空部成形用中子の半中
子を隣接する放射中空部成形中子の半中子と連通中空部
成形用中子により互いに連結した自動車用ディスクホイ
ール成形用中子。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20753990A JP2979242B2 (ja) | 1990-08-07 | 1990-08-07 | 自動車用ディスクホイール成形用中子 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20753990A JP2979242B2 (ja) | 1990-08-07 | 1990-08-07 | 自動車用ディスクホイール成形用中子 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0491906A JPH0491906A (ja) | 1992-03-25 |
JP2979242B2 true JP2979242B2 (ja) | 1999-11-15 |
Family
ID=16541406
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP20753990A Expired - Fee Related JP2979242B2 (ja) | 1990-08-07 | 1990-08-07 | 自動車用ディスクホイール成形用中子 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2979242B2 (ja) |
-
1990
- 1990-08-07 JP JP20753990A patent/JP2979242B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0491906A (ja) | 1992-03-25 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |