JP2979083B2 - 回転検出器における回転トランス構造 - Google Patents

回転検出器における回転トランス構造

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JP2979083B2
JP2979083B2 JP1236992A JP23699289A JP2979083B2 JP 2979083 B2 JP2979083 B2 JP 2979083B2 JP 1236992 A JP1236992 A JP 1236992A JP 23699289 A JP23699289 A JP 23699289A JP 2979083 B2 JP2979083 B2 JP 2979083B2
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rotor
casing
rotation
stator
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哲雄 細田
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Tamagawa Seiki Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 a. 産業上の利用分野 本発明は、回転検出器における回転トランス構造に関
し、特に、回転軸とケーシングを磁性体で構成し、これ
らの回転軸とケーシングを回転トランスの磁気回路の一
部として利用することにより、回転トランスのヨークの
形状を簡略化するための新規な改良に関する。
b. 従来の技術 従来、用いられていたこの種の回転検出器における回
転トランス構造は種々あるが、その中で代表的な構成に
ついて述べると、実開昭62−168616号公報に開示された
第4図から第6図に示す構成を挙げることができる。
すなわち、図において符号1で示されるものは、全体
形状が円筒形をなすケーシングであり、このケーシング
1の両端に設けられた軸受部2,3には、回転検出用ロー
タ4を有する回転軸5が一体状に設けられ、前記ケーシ
ング1の内面1aには、前記回転検出用ロータ4に対応し
て回転検出用ステータ6が設けられている。
従って、前記回転検出用ロータ4と回転検出用ステー
タ6によって回転検出部7を構成しており、前記回転検
出用ステータ6のステータ巻線6aには、励磁信号を供給
するための第1信号線8が接続されている。
前記ケーシング1内における回転検出部7に隣接する
位置には、回転トランス部9が設けられており、この回
転トランス部9のロータ巻線10aを有する回転トランス
用ロータ10は前記回転軸5に設けられ、前記ケーシング
1の内壁1aには、前記回転トランス用ロータ10に対応し
て、ステータ巻線11aを有する回転トランス用ステータ1
1が設けられている。
前記回転検出用ロータ4のロータ巻線4aと回転トラン
ス用ロータ10のロータ巻線10aとは、図示しないリード
線を介して接続されており、前記回転トランス用ステー
タ11のステータ巻線11aには、信号を取り出すため又は
信号を供給するための第2信号線12が接続されている。
前記回転トランス用ステータ11および回転トランス用
ロータ10は、第5図に示されるように構成されており、
この回転トランス用ステータ11は、全体形状が輪状をな
すと共に、その軸方向の中央部にステータ巻線11aを収
納するための輪状凹部11bおよび軸心に前記ロータ10を
案内する円孔11cが形成されている。
前記回転トランス用ロータ10は、その軸方向の中央部
にロータ巻線10aを収納するための輪状溝部10bが形成さ
れ、回転トランス用ステータ11および回転トランス用ロ
ータ10の磁気回路は、第6図で示すように構成されてお
り、回転トランス用ステータ11,ステータ巻線11a,回転
トランス用ロータ10およびロータ巻線10aによって回転
トランス部9を構成している。
従って、例えば、第1信号線8から励磁信号を入力し
た状態で、回転軸5が図示しないモータ等の被回転検出
体によって回転すると、回転検出部7から得られた回転
検出信号が回転トランス部9から第2信号線12を介して
外部に取り出される。
c. 発明が解決しようとする課題 従来の回転検出器における回転トランス構造は、以上
のように構成されていたため、次のような課題を有して
いた。
すなわち、回転トランス部における回転トランス用ス
テータおよび回転トランス用ロータは、磁性材の丸棒か
ら切削加工によって複雑な形状に仕上げているため、加
工に時間がかかり、コストアツプとなり、構造が簡単で
安価な回転トランス構造を得ることはできなかった。
本発明は、以上のような課題を解決するためになされ
たもので、特に、回転軸とケーシングを磁性体で構成
し、これらの回転軸とケーシングを回転トランスの磁気
回路の一部として利用することにより、回転トランスの
ヨーク形状を簡略化するようにした回転検出器における
回転トランス構造を提供することを目的とする。
d. 課題を解決するための手段 本発明による回転検出器における回転トランス構造
は、磁性体で構成されたケーシングと、前記ケーシング
内に設けられた回転検出用ステータと回転検出用ロータ
とからなる回転検出部と、前記ケーシングの軸受部に回
転自在に設けられ前記回転検出用ロータを支持する磁性
体よりなる回転軸とを有するものにおいて、前記ケーシ
ングに設けられ一対の輪状ヨークおよびこの輪状ヨーク
内に設けられたステータ巻線とからなる回転トランス用
ステータと、前記回転軸に設けられ一対の円板状ヨーク
およびこの円板状ヨーク内に設けられたロータ巻線とか
らなる回転トランス用ロータとを備えた構成である。
e. 作 用 本発明による回転検出器における回転トランス構造に
おいては、回転トランス用ステータが、磁性体よりなる
ケーシングに設けられた一対の輪状ヨークからなると共
に、回転トランス用ロータが、磁性体よりなる回転軸に
設けられた一対の円板状ヨークからなっているため、前
記回転トランス用ロータおよび回転トランス用ステータ
は、前記ケーシングおよび回転軸を介して磁気回路を構
成することができる。
従って、回転トランス用ステータおよび回転トランス
用ロータの構造は極めて単純化され、加工工程の大幅な
簡略化によるコストダウンを達成することができる。
f. 実施例 以下、図面と共に本発明による回転検出器における回
転トランス構造の好適な実施例について詳細に説明す
る。
尚、従来例と同一又は同等部分については、同一符号
を用いて説明する。
第1図から第3図は本発明による回転検出器における
回転トランス構造を示すもので、第1図は断面図、第2
図は第1図の要部の縮少斜視図、第3図は第1図の要部
の縮少断面図である。
図において、符号4で示されるものは、全体形状が円
筒形をなすケーシングであり、このケーシング1の両端
に設けられた軸受部2,3には、回転検出用ロータ4を有
し磁性体からなる回転軸5が一体状に設けられ、前記ケ
ーシング1の内面1aには、前記回転検出用ロータ4に対
応して回転検出用ステータ6が設けられている。
従って、前記回転検出用ロータ4と回転検出用ステー
タ6によって回転検出部7を構成しており、前記回転検
出用ステータ6のステータ巻線6aには、励磁信号を供給
するための第1信号線8が接続されている。
前記ケーシング1内における回転検出部7に隣接する
位置には、回転トランス部9が設けられており、この回
転トランス部9のロータ巻線10aを有する回転トランス
用ロータ10は、第2図に示すように、前記回転軸5に所
定の間隔で嵌合した一対の円板状ヨーク10A,10Bから構
成され、これらの円板状ヨーク10A,10Bは前記回転軸5
と直接結合している。
さらに、前記ケーシング1の内壁1aには、前記回転ト
ランス用ロータ10に対応して、ステータ巻線11aを有す
る回転トランス用ステータ11が設けられており、この回
転トランス用ステータ11は、第2図に示すように、前記
ケーシング1の内壁1aに所定の間隔で配設した一対の輪
状ヨーク11A,11Bから構成され、これらの輪状ヨーク11
A,11Bは前記内壁1aと直接結合している。
従って、前述の円板状ヨーク10A,10Bと輪状ヨーク11
A,11Bは、何れも板状の形状によって構成されており、
プレス成形による鉄板で、簡単に製作されている。さら
に、前述のロータ巻線10aは、各円板状ヨーク10A,10Bを
回転軸5に装着する時に、各円板状ヨーク10A,10B間に
形成される空隙内に収容され、前述ステータ巻線11a
は、各輪状ヨーク11A,11Bをケーシング1の内壁1aに装
着する時に、各輪状ヨーク11A,11B間に形成される空隙
内に収容されている。
前述回転検出用ロータ4のロータ巻線4aと回転トラン
ス用ロータ10のロータ巻線10aとは、図示しないリード
線を介して接続されており、前記回転トランス用ステー
タ11のステータ巻線11aには、信号を取り出すため又は
信号を供給するための第2信号線12が接続されている。
前記回転トランス用ステータ11および回転トランス用
ロータ10の磁気回路は、第3図に示されるように構成さ
れ、回転軸5,各円板状ヨーク10A,10B,各輪状ヨーク11A,
11Bおよびケーシング1を介して磁路が形成されてい
る。
従って、回転トランス用ステータ11,ステータ巻線11
a,回転トランス用ロータ10およびロータ巻線10aによっ
て、回転トランス部9を構成している。
次に、例えば、第1信号線8から励磁信号を入力した
状態で、回転軸5が図示しないモータ等の被回転検出体
によって回転すると、回転検出部7から得られた回転検
出信号が回転トランス部9から第2信号線12を介して外
部に取り出される。
g. 発明の効果 本発明による回転検出器における回転トランス構造
は、以上のように構成されているため、次のような効果
を得ることができる。
すなわち、回転トランス用ステータが、磁性体よりな
るケーシングに設けられた一対の輪状ヨークからなると
共に、回転トランス用ロータが、磁性体よりなる回転軸
に設けられた一対の円板状ヨークからなっているため、
構成部品の加工が極めて容易で、大幅な工程低減および
コストダウンを達成することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図から第3図迄は、本発明による回転検出器におけ
る回転トランス構造を示すためのもので、第1図は全体
構成を示す断面図、第2図は第1図の要部を示す縮少斜
視図、第3図は第1図の要部を示す縮少断面図、第4図
から第6図迄は、従来の回転検出器における回転トラン
ス構造を示すためのもので、第4図は全体構成を示す断
面図、第5図は第4図の要部を示す縮少斜視図、第6図
は第4図の要部を示す縮少断面図である。 1はケーシング、2,3は軸受部、4は回転検出用ロー
タ、5は回転軸、6は回転検出用ステータ、7は回転検
出部、10は回転トランス用ロータ、10A,10Bは円板状ヨ
ーク、11は回転トランス用ステータ、11A,11Bは輪状ヨ
ークである。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】磁性体で構成されたケーシング(1)と、
    前記ケーシング(1)内に設けられ回転検出用ステータ
    (6)と回転検出用ロータ(4)とからなる回転検出部
    (7)と、前記ケーシング(1)の軸受部(2,3)に回
    転自在に設けられ前記回転検出用ロータ(4)を支持す
    る磁性体よりなる回転軸(5)とを有する回転検出器に
    おいて、 前記ケーシング(1)に設けられた一対の輪状ヨーク
    (11A,11B)からなる回転トランス用ステータ(11)
    と、前記回転軸(5)に設けられた一対の円板状ヨーク
    (10A,10B)からなる回転トランス用ロータ(10)とを
    備え、前記回転トランス用ロータ(10)および回転トラ
    ンス用ステータ(11)は、前記ケーシング(1)および
    回転軸(5)を介して磁気回路を構成するようにしたこ
    とを特徴とする回転検出器における回転トランス構造。
JP1236992A 1989-09-14 1989-09-14 回転検出器における回転トランス構造 Expired - Lifetime JP2979083B2 (ja)

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JPH03101111A JPH03101111A (ja) 1991-04-25
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