JP2978109B2 - 両扉同時開閉可能な観音開き扉 - Google Patents

両扉同時開閉可能な観音開き扉

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JP2978109B2
JP2978109B2 JP8104742A JP10474296A JP2978109B2 JP 2978109 B2 JP2978109 B2 JP 2978109B2 JP 8104742 A JP8104742 A JP 8104742A JP 10474296 A JP10474296 A JP 10474296A JP 2978109 B2 JP2978109 B2 JP 2978109B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、観音開き式の扉に
於いて、一方の扉の開閉によって他方の扉も同時に開閉
可能な観音開き扉に関するものである。
【0002】
【従来の技術】通常の一枚の扉は、その扉の開閉のため
に広い面積が必要である。扉の開閉に際しては、手を大
きく動かし或いは体を大きく動かさなければならない場
合がある。又、物体が扉の近くにあるときは扉の開閉が
困難であり、スペースの無駄があった。
【0003】この点、観音開き扉は、開閉に際して一枚
扉の半分のスペースがあればよく、小さい面積で開閉が
可能である。ここで、観音開き扉は、二枚の扉が真ん中
から左右に開くようになった扉のことである。しかしな
がら、通常観音開き扉は、両扉のうちいづれか一方の扉
を開閉するものが多く、同時に両方の扉が開閉できるよ
うにはなっているものは少ない。即ち、それぞれの扉を
別々に開けなければならないのである。
【0004】この観点から、両扉同時開閉の可能な観音
開き扉が要望されている。この要望を実現する両扉同時
開閉可能な観音開き扉について、若干の提案がなされて
いる。例えば実開平7−26571に於いては、扉の軸
部にチェーンギアを嵌着し、該チェーンギアにたすき掛
け状にチェーンを装着する方法を開示している。又、特
開昭54−119742に於いては、左右の扉の主軸に
リンク機構を設けて両扉の同時開閉を可能としている。
前者の方法は、比較的簡単な機構で両扉の同時開閉を可
能にしている。
【0005】しかしながら前者の方法は、チェーンのゆ
るみに基づくたわみにより動作不良が起きたり、チェー
ンギアを或る程度大きくしないとチェーンの噛み合わせ
がうまくいかずこのため余分のスペースを必要とすると
いう問題がある。又後者の方法は、機構が複雑で故障が
生じやすく、メインテナンスが面倒で更に制作コストが
高くなるという欠点がある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、扉の開閉が
小さいい面積で可能な観音開き扉に於いて、使い勝手が
よく、故障が少なく、メインテナンスが容易で更に制作
コストの低い両扉同時開閉が可能な観音開き扉を提供し
ようとするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の要旨は、観音開
き式の扉に於いて、各扉の上部又は下部又は上部及び下
部に円弧状のかみ合わせステーを装着せしめ、一方の扉
を開閉する際該かみ合わせステーのギア部分の噛み合わ
せにより、一方の扉の開閉によって他方の扉の開閉が同
時にできる両扉同時開閉可能な観音開き扉、及び一方の
扉にチェーンを取り付け、このチェーンは他方の扉の扉
軸に取り付けられた歯車に掛けられ、該チェーンの末端
はバネなどの反力を発生するデバイスに繋がりかつその
バネ等の先端が扉を把持する上枠に固定されている機構
を有する、一方の扉の開閉によって他方の扉の開閉が同
時にできる両扉同時開閉可能な観音開き扉である。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明の実施形態を、図面に基づ
いて以下説明する。図1は、本発明の実施形態の一例を
示すものである。即ち、噛み合わせステーを使用する、
一方の扉の開閉によって他方の扉の開閉が同時にできる
両扉同時開閉可能な観音開き扉の、実施形態を示す平面
図である。
【0009】図1に於いて、1、2は扉であり、それぞ
れの扉の上に噛み合わせステー3、4が設けられてい
る。5は、扉を壁11に取り付けるための上枠であり、
10は、同じく竪枠である。6は、上枠5に設けられた
ステーガイドである。7は、ドアクロザー、8はドアノ
ブ、9は召合わせで、12は、丁番である。
【0010】図1に於いて、二点鎖線部分は扉が閉じら
れた状態を、実線部分は扉が開かれた状態を示してい
る。扉が閉じた状態に於いて、ステー3及び4は、図1
に於いて二点鎖線で示されている。図に向かって左側の
扉1に取り付けられているドアノブ8を引いて扉を開け
ると、扉3に取り付けられているステー3が図の左上方
に向かって移動する。ステー3の移動に応じて、ステー
4も同時にステー3、4の噛み合わせに基づいて図の右
上方に移動する。ステー4の移動により扉4は開かれ
る。そして、扉が全開になった状態を、実線で示した。
実際の扉の開閉は、必要に応じて開度が定まるので、閉
じた状態と全開の状態との中間位置に来ることになる。
扉を閉める場合は、次のようになる。即ち、扉3を閉め
るとステー3がそれとともに移動し、ステーの噛み合わ
せによってステー4も同時に移動する。ステー4の移動
にともなって、扉4も閉じられる。
【0011】ステーは、扉の開閉と同時に円弧を描いて
移動する。この移動に際して、ガイドの役割を担うのが
ステーガイド6である。ステー3、4は、ステーの移動
時にステーガイド6を経由させるのである。ステーは、
比較的長さが長くなるので、垂れ下がる傾向がある。こ
れを防ぐため、ステーガイド枠13を設けてもよい。特
に、扉が閉じられた状態に於いて、ステーが最も垂れ下
がりやすくなるので、ステーガイド枠13は図1に於い
て扉の開く側とは反対側に設けるのが好ましい。ステー
ガイド枠13は、図1に於いては上枠5の上に設置され
ているが、この設置位置はこれに限定されるものではな
い。例えば、上枠5から延ばして図1の上枠よりも下の
位置に設けても良い。ステーガイド6及びステーガイド
枠13は、ステーが移動可能なように凹型の形状を持っ
ていてもよい。
【0012】人が、扉を開き扉の内側に移動した後は、
ドアノブから手を離すことになる。ドアノブから手を離
すと、ドアに取り付けられているドアクローザ7の作用
によって、扉は自動的に閉じる。この際、ステー3、4
の噛み合わせにより、扉は両者とも同時に閉まる。この
ドアクロザー7は、勿論必要に応じて取り付ければ良
い。ドアクロザーを設けない場合は、当然の事ながら手
で扉を閉める必要がある。この際も、ステー3、4の噛
み合わせによって、扉は両者とも同時に閉まることにな
る。この際、噛み合わせの仕方により、扉1、2の閉鎖
順序も自ずと決まってくる。
【0013】図2は、該扉の側面図である。扉が、全閉
の状態を示している。図3は、ステーの噛み合わせの部
分を拡大して示したものである。
【0014】図4は、本発明の実施形態の他の一例を示
すものである。即ち、チェーンとバネを利用した、一方
の扉の開閉によって他方の扉の開閉が同時にできる両扉
同時開閉可能な観音開き扉の、実施形態を示す平面図で
ある。
【0015】図4に於いて、21と22は、扉である。
24は、図4に向かって左側の扉の端に取り付けられた
チェーンである。チェーン24は、扉を壁31に取り付
けるための上枠29上に設けられた滑車25を経て、扉
軸上の歯車26に至っている。チェーン24は、歯車2
6を経て更にバネ27に接続されている。バネ27の末
端は、上枠29の上に固定されている。
【0016】扉が閉じているときには、バネ27は縮ん
だ状態にある。ドアノブ28を引いて扉を開くと、チェ
ーン24が扉の開に対応して、図4の左上方向に延びて
いく。チェーン24の伸びは、バネ27の伸張によって
吸収される。チェーン24が扉の開とともに、他方の扉
の扉軸上に設けられた歯車26が回転する。該歯車の回
転に伴って、他方の扉22が開いていく。こうして、両
者の扉を図4の左側の扉の開によって、同時に開にする
ことが出来る。
【0017】扉を開いた後、手を離すとバネ27の反力
により扉は、自然に閉まる。このとき、図4の右側扉軸
上の歯車の回転により、右側の扉も同時に閉まる。この
様にして、片方の扉の開閉により、同時に両扉の開閉を
行うことが出来るのである。ここで使用した、バネ27
は、バネのみに限るものではなく、反力を生じるものを
使用することが出来る。チェーン24の扉への取り付け
位置は、扉の大きさ等を考慮して適宜調整する。即ち、
扉の最先端から取り付け軸部の間で適宜チェーンを取り
付ける。又、チェーンに変えてタイミングベルトも使用
することが出来る。
【0018】
【発明の効果】本発明により、観音開き扉に於いて片方
の扉の開閉により、同時に他方の扉を開閉でき、従って
両扉の開閉が可能になる。狭いスペースに於いても、扉
の開閉が楽に行えるという特徴を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を示す平面図である
【図2】図1実施形態の側面図である
【図3】ステー噛み合わせ部分を示す図である
【図4】他の一実施形態を示す平面図である
【符号の説明】
1、2、21、22 扉 3、4、 ステー 5、29 上枠 6 ステーガイド 7 ドアクローザ 8、28 ドアノブ 9 召合せ 10 竪枠 11、31 壁 12 丁番 13 ステーガイド枠 24 チェーン 25 滑車 26 歯車 27 バネ

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】観音開き式の扉に於いて、各扉の上部又は
    下部又は上部及び下部に円弧状のかみ合わせステーを装
    着せしめ、一方の扉を開閉する際該かみ合わせステーの
    ギア部分の噛み合わせにより、一方の扉の開閉によって
    他方の扉の開閉が同時にできる両扉同時開閉可能な観音
    開き扉。
  2. 【請求項2】観音開き式の扉に於いて、一方の扉にチェ
    ーンを取り付け、このチェーンは他方の扉の扉軸に取り
    付けられた歯車に掛けられ、該チェーンの末端はバネな
    どの反力を発生するデバイスに繋がりかつそのバネ等の
    先端が扉を把持 する上枠に固定されている機構を有す
    る、一方の扉の開閉によって他方の扉の開閉が同時にで
    きる両扉同時開閉可能な観音開き扉。
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