JP2977528B2 - 戸の振止め装置 - Google Patents

戸の振止め装置

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JP2977528B2
JP2977528B2 JP10121165A JP12116598A JP2977528B2 JP 2977528 B2 JP2977528 B2 JP 2977528B2 JP 10121165 A JP10121165 A JP 10121165A JP 12116598 A JP12116598 A JP 12116598A JP 2977528 B2 JP2977528 B2 JP 2977528B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、下レールを用いる
ことなく上レールに吊り込まれて走行する折戸や引戸に
ついて、戸の下端において戸の厚み方向への振れを防止
する戸の振止め装置に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の折戸や引戸は、例えば間仕切り
等に使用される折戸80であれば、図16に示すよう
に、戸板81,82のそれぞれ一端(連結部)81a,
82aが蝶番85を介して回動自在に連結され、戸板8
1,82の他端(開閉端)81b,82bの上端部側
は、上方に敷かれたレールRにランナー(図示しない)
を介して走行自在に吊り下げられている。そして、戸板
81の開閉端81bに取付けされている取手86を把持
しながらA方向(折戸の開閉端方向)に向かって押す
と、折戸80の連結部81a,82aが蝶番85を介し
て開成し、折戸80が閉止される。また、引戸において
は、図17に示すように、間口部の上部に固定された上
レールRにランナーを介して引戸90を走行自在に吊り
下げ、戸を引違いして間口部の開閉を行うようになって
いる。
【0003】これらのタイプは、床面へのレールの設置
が困難である場合や、外観,清掃性等の観点から床面に
レールを設置したくない場合等に採用されるものであ
る。殊に、近年の住宅設計においては、生活空間に対す
る身体障害者,老人等への配慮から床の段差をなくす傾
向にあり、これらのタイプが採用されるに至っている。
【0004】しかしながら、上述した従来の折戸80,
引戸90は、下端側がレールで規制されていないため
に、そのままでは閉止時に下端側で戸の厚み方向に振れ
が生じてしまう。これを回避すべく、折戸80において
は、図16に示すように、複数並設される折戸80,8
0のそれぞれ隣接する開閉端81b,82b側の下端部
に開閉端81b,82bから屈曲して張出される振止め
金具100,100を裏面側に取付けていた。また、引
戸90においては、図17に示すように、引戸90を閉
止させた後、引戸90の木口面94の下端部に設けた落
し金具91を床面に取付けした受具92にロックさせ
て、戸の振れを規制していた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した従
来の折戸80の振止め金具100による振止め構成で
は、一方の折戸80が閉止位置にきたときに戸の厚み方
向への振れが生じると、振止め金具100が他方の折戸
80の裏面に当接することになる。従って、折戸80,
80は、それぞれ単独で戸の厚み方向に振れることがな
くなり、全体の重量増加によって単独で振れる場合に比
して振れ幅等を小さくすることができた。
【0006】しかしながら、折戸80,80の戸の厚み
方向への振れの発生を回避するまでには至らず、閉止時
において風や振動によって容易にガタつき、不快なガタ
つき音が生じるという問題があった。
【0007】また、引戸90においては、落し金具91
を受具92にロックさせることにより、引戸90の閉止
時の戸の厚み方向への振止めを実現できたが、このよう
な振止めは、引戸90の閉止作業とは別に、しかも下端
部に向かって身体を屈み込ませて作業を行う必要があ
り、作業が面倒であるという問題があった。
【0008】本発明は、このような事情に対処してなさ
れたもので、下レールを用いない上吊式の折戸等におい
て、戸を閉止すると同時にこれらの戸の厚み方向への振
れを規制することにより、近年の住宅事情の適した住宅
設計を可能にするとともに、戸の開閉作業の作業性向上
を図ることを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明に係
る戸の振止め装置は、上レールに走行自在に吊り下げら
れる一の戸と隣接する他の戸の木口面とが接近して閉塞
される木口面側の下部に取付けされる振止め本体と、双
方の戸の接近する木口面から張出され隣接する戸相互間
の厚み方向への位相を規制する振止め補助部材と、前記
振止め本体のハウジング内に備えられ戸の木口面から水
平方向に付勢突出され木口面の閉塞による押圧によりハ
ウジングから係止突起を突出させるレバーと、上記レバ
ーの木口面側端部に設けられて戸の裏面方向へ向かって
平板状に延設される押圧板とを備えてなる。
【0010】この手段によれば、隣接する戸が閉止位置
に至って木口面が閉塞されると同時に、戸の下端側では
戸の振止め状態が形成される。このときに、戸の振れが
振止め補助部材で規制されつつ減少されるうえに、さら
に下端側で振幅が異なっていても、押圧板が裏面方向に
延設されているので、押圧板の当接が得られる。
【0011】請求項2記載の発明に係る戸の振止め装置
は、上レールに走行自在に吊り下げられる一の戸の隣接
する他の戸の木口面と接近して閉塞される木口面側の下
部に取付けされる振止め本体と、他の戸の木口面側の下
部に取付けされる押圧部材とから成り、前記振止め本体
はハウジング内に備えられ戸の木口面から水平方向に付
勢突出するレバーを押圧することによりハウジングから
突出する係止突起を備え、前記レバーが押圧部材に押圧
される。
【0012】この手段によれば、隣接する戸が閉止位置
に至って木口面が閉塞されると同時に、一の戸の木口面
から付勢突出しているレバーが押圧部材によって押圧さ
れ、一の戸の下端側では振止め本体から係止突起が突出
して、戸の振止め状態が形成される。
【0013】請求項3記載の発明は、請求項1又は2記
載の戸の振止め装置において、ハウジングには、戸の木
口面に沿う位置決め片が突設されている。
【0014】この手段によれば、位置決め片を戸の木口
面に合わせるだけで、振止め本体が、レバーの押圧と係
止突起の突出における所望位置に固定される。
【0015】請求項4記載の発明は、請求項1又は2記
載の戸の振止め装置において、ハウジングが、戸の木口
面に穿設された彫込穴に埋設される。
【0016】この手段によれば、振止め本体が戸の表面
に表出されず、戸全体の美観を損なわない。
【0017】請求項5記載の発明は、請求項1又は2記
載の戸の振止め装置において、係止突起はレバーよりも
小さい付勢力によってハウジングの下端から垂直方向に
付勢され、レバーと係止突起とは、レバーの没入方向上
方に向かって穿設されるスライド長孔にガイドピンが係
入して組付けされている。
【0018】この手段によれば、付勢力の違いにより常
態において突出しているレバーの押圧板を押圧すると、
ガイドピンが付勢力に抗して水平方向へスライドする。
これと同時にガイドピンがスライド孔の周縁に規制され
ながらレバーの没入方向上方に向かうので、係止突起の
垂直方向へのスライドが開始され、係止突起がハウジン
グの下端から突出する。
【0019】請求項6記載の発明は、請求項5記載の戸
の振止め装置において、スライド孔が、レバーの没入方
向上方に向かう斜辺を有する三角形状に形成されてい
る。
【0020】この手段によれば、ガイドピンは、レバー
の押圧によってスライド孔の周縁に規制されながらレバ
ーの没入方向上方に向かうと同時に、係止突起の先端が
係止受具に当接して突出量が規制された場合には三角形
状のスライド孔内を上下方向にスライドし、係止突起の
突出量が調整される。
【0021】請求項7記載の発明は、請求項1〜4のい
ずれかに記載の戸の振止め装置において、ハウジング内
には、係止突起の外形に沿ってスライド案内片が突設さ
れている。
【0022】この手段によれば、係止突起は、レバーの
水平方向のスライドに際して、スライド案内片によって
水平方向へのスライドが規制され、円滑に垂直方向にス
ライドされる。
【0023】請求項8記載の発明は、請求項1,2又は
5記載の戸の振止め装置において、レバーは、押圧板が
折戸の裏面側に向かって延設されている。
【0024】この手段によれば、戸の閉鎖作業時に戸の
裏面方向に押圧していても、延設された押圧板によって
レバーの押圧状態が形成される。
【0025】請求項9記載の発明は、請求項1,2,5
又は8記載の戸の振止め装置において、レバーが、レバ
ーの押圧をガイドするガイド機構によって押圧される。
【0026】この手段によれば、ガイド機構によってレ
バーへの押圧状態が形成される。
【0027】請求項10記載の発明は、請求項9記載の
戸の振止め装置において、ガイド機構は、レバーとこの
レバーを押圧する他のレバー又は押圧部材との間に、ガ
イド溝と、このガイド溝に係入するガイド片とが設けら
れて構成される。
【0028】この手段によれば、押圧部材でレバーを押
圧すると、ガイド溝にガイド片が係止することによって
レバーに対する押圧状態が形成,維持される。
【0029】請求項11記載の発明は、請求項10記載
の戸の振止め装置において、ガイド溝は、レバーの押圧
板の垂直方向にわたって設けられ、その一部が押圧板と
面一に形成されている。
【0030】この手段によれば、ガイド溝の一部を押圧
板と面一に形成することによって、押圧板の端部等のガ
イド溝への係止が防止される。
【0031】請求項12記載の発明は、請求項2記載の
戸の振止め装置において、押圧部材には、レバーの押圧
板の端部が当接する規制片が設けられている。
【0032】この手段によれば、押圧板の端部が規制片
に当接することによって、押圧板に対する押圧部材の押
圧状態の形成が確実となる。
【0033】請求項13記載の発明は、請求項1又は2
記載の戸の振止め装置において、係止突起の突出位置に
備えられ突出した係止突起が係入する係止受具が備えら
れている。
【0034】この手段によれば、係止突起が係止受具に
係入することによって、係止突起が確実に係止されて振
止めされる。
【0035】請求項14記載の発明は、請求項13記載
の戸の振止め装置において、係止受具には係止突起の係
入する受孔が形成され、この受孔がスライド自在に形成
されている。
【0036】この手段によれば、係止受具を取付けした
後であっても、係止突起の突出位置に対する受孔の位置
合わせを行うことが可能となる。
【0037】請求項15記載の発明は、請求項14記載
の戸の振止め装置において、受孔がレバーの突出方向に
向かって漸次深く形成されている。
【0038】この手段によれば、戸の開放作業時おい
て、戸の走行に合わせて係止突起も突出量を少なくしな
がら受孔内をスライドし、戸の開放がスムーズに行われ
る。
【0039】請求項16記載の発明は、請求項1記載の
戸の振止め装置において、振止め補助部材は、折戸の裏
面側に台座部が固定され、折戸の木口側から張出部が張
出される。
【0040】この手段によれば、振止め補助部材が折戸
の裏面方向への振れを規制すると同時に、隣接する折戸
の他端から張出された張出部に案内されることによって
隣接する折戸の木口面の閉塞状態が形成される。
【0041】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施の形態を図
1〜図7に基づいて説明する。本実施の形態に係る戸の
振止め装置は、折戸の振止めに好適なものを示す。
【0042】本実施の形態における戸の振止め装置1
は、複数の折戸80(本実施の形態においては2枚)が
上部レールRにランナーを介して走行自在に吊り下げら
れ、床面Fに向かって係止突起40が突出する振止め本
体10と、振止め本体10から突出する係止突起40が
係止する係止受具50と、折戸80の閉止状態の形成を
補助する振止め補助部材60とから概略構成される。
【0043】振止め本体10は、ハウジング20と、ハ
ウジング20内に設けられ一側面から突出するとともに
押圧によりハウジング20内に収容されるレバー30
と、レバー30の押圧によりハウジング20の他側面か
ら突出する係止突起40とから構成される。なお、本実
施の形態では、左右対の振止め本体10が用意される。
【0044】ハウジング20は、レバー30と係止突起
40とを収容するため一面(折戸80との取付面)が開
放されたケース状に形成され、この開放された一面はカ
バー21によって閉塞される。ハウジング20の側面に
は、レバー30と係止突起40とが突出可能なレバー突
出孔23,係止突起突出孔24が形成され、レバー突出
孔23が折戸80への取付け時に折戸80の木口面87
側に位置する側面20aに、係止突起突出孔24が側面
20aと隣接して折戸80への取付け時に折戸80の下
端面88側に位置する側面(下端面)20bに設けられ
ている。ハウジング20の内部は、レバー30と係止突
起40とが交差状態で、しかもレバー突出孔23,係止
突起突出孔24からそれぞれ突出可能にすべく、レバー
突出孔23,係止突起突出孔24に合わせて略十字形の
収容部25が設けられている。収容部25の周囲には、
ハウジング20が外部から圧迫され収容部25が変形す
るのを防止すべく、肉抜き部26を設けることができ
る。そして、ハウジング20とカバー21とには、ハウ
ジング20を貫通し折戸80に取付けするための止ネジ
用の挿通孔27,27’が穿設されている。また、カバ
ー21には、収容部25の十字形縦棒の外形に沿う位置
に、係止突起40の垂直方向へのスライドを案内するス
ライド案内片28を突設することができる。
【0045】また、ハウジング20は、折戸80への取
付け時に折戸80の木口面87側からレバー30が突出
し、しかもレバー30の押圧時に係止突起40が折戸8
0の下端面88から突出する位置に取付けできるよう
に、位置決め片29が、ハウジング20の外壁に沿う略
L字形を呈してカバー21から突設されている。
【0046】レバー30は、ハウジング20内に収容可
能な長さに形成され、一端にはレバー30を弾性付勢す
るバネ部材35がバネ受孔31に嵌入し、他端にはレバ
ー30をバネ部材35の付勢力に抗してハウジング20
内に収容する押圧板32が平板状に形成されている。こ
の押圧板32は、ハウジング20の他面側(折戸80と
の取付面の対向面側)に向かって延設させることができ
る。レバー30の側面(ハウジング20の開放面および
取付面側の側面)30a,30bには、レバー30と係
止突起40とを組付けするガイドピン33が突設されて
いる。
【0047】係止突起40は、尖頭状に形成され、レバ
ー30との組付けを可能としそれぞれの突出量を調整す
るための突出量調整部41の一端から突設されている。
突出量調整部41は、レバー30を嵌挿可能にする空洞
状に形成され、レバー30のガイドピン33が係入する
スライド孔42が対向する面にそれぞれ設けられてい
る。このスライド孔42は、レバー30の水平方向への
スライドと係止突起40の垂直方向へのスライドとをそ
れぞれ自在にするものであり、ガイドピン33の動きに
合わせて少なくともレバー30の没入方向上方に向かう
対角線上の孔を穿設することが必要である。本実施の形
態においては、直角三角形状に形成されている。そし
て、突出量調整部41の他端には、レバー30を付勢す
るバネ部材35よりも付勢力の小さいバネ部材45が、
バネ受部44に嵌挿している。
【0048】係止受具50は、ハウジング20内から床
面Fに向かって突出してきた係止突起40が係入する受
孔51を有し、幅方向に二つの受孔51を備えている。
係止受具50は、受孔51の係止突起40の突出位置に
合わせた位置調整を可能にするため、床面Fに穿設され
た円筒状の彫込穴Hに嵌挿可能な外径を有する嵌挿部5
3を備えるベース部材52と、この嵌挿部53に遊嵌し
受孔51を備えるスライド部材54との二重構造になっ
ている。嵌挿部53の底面には調整ネジ58が挿通する
ネジ挿通孔55が穿設され、スライド部材54の底板に
は長孔の調整ネジ挿通孔56が穿設され、調整ネジ58
を螺合させてベース部材52を床面Fに取付けできると
ともに、調整ネジ58の螺合状態を緩めるとスライド部
材54は幅方向にスライド可能となる。なお、受孔51
は、係止した係止突起40の係止状態を解除する際、折
戸80の開放動作に合わせて係止突起40もスライド可
能にするため、段差を設けないように穿設するのが好適
である。また、床面Fへの取付時の向き,位置合わせ等
を容易にするため、ベース部材52の表面には幅方向の
中心位置に印Mが表示されている。
【0049】振止め補助部材60は、折戸80の閉止動
作時に折戸80の表面80a側からの取手86の押圧に
よる折戸80の裏面80b側への振れを規制するもの
で、折戸80の他の折戸80と隣接する開閉端81b,
82b側で折戸80の裏面80b側に取付けされる。こ
の振止め補助部材60は、折戸80への取付けを可能に
するネジ孔65の穿設された台座部61と、折戸の木口
面87から外側に張出される張出部62とから成り、台
座部61の折戸80との取付面には張出部62を木口面
から張出して取付けする位置決め片63が垂直方向に突
設されている。
【0050】次に、本実施の形態における戸の振止め装
置1の使用方法について説明する。まず、各折戸80,
80の裏面80b,80b側に、それぞれ隣接する開閉
端81b,82bの下端面88および木口面87に沿う
ようにハウジング20の位置決め片29を位置させ、止
ねじを挿通孔27,27’に貫通させて折戸80に振止
め本体10を固定する。このときハウジング20の内部
では、バネ部材35が係止突起40を付勢するバネ部材
45よりも大きい付勢力でレバー30を付勢しているの
で、常態ではレバー30が木口面87から突出した状態
となる。
【0051】床面Fには、各折戸80,80の閉止時
に、隣接する開閉端81b,82bが閉止するそれぞれ
の対応位置に、ベース部材52の嵌挿部53が嵌挿可能
な平面視円形の彫込穴Hを穿設する。この彫込穴Hに向
けてベース部材52の嵌挿部53をそれぞれ嵌挿させた
後、嵌挿部53にスライド部材54を遊嵌させて調整ね
じ58を螺合させ、係止受具50を床面Fに取付ける。
そして、調整ねじ58を緩めると、スライド部材54は
折戸80の幅方向にスライド可能となるので、係止突起
40の突出位置に合わせて受孔51の位置を調整でき
る。なお、彫込穴Hを穿設する際は、係止受具50の表
面の印Mを床面Fの係止受具50の取付け位置に合わ
せ、嵌挿部53の対応位置を確認してから穿設するのが
好ましい。
【0052】また、折戸80の隣接する開閉端81b,
82bには、木口面87に沿うように位置決め片63を
合わせて台座部61を折戸80,80の裏面に当接し、
止めねじをネジ孔65に挿通させて振止め補助部材60
を固定すると、張出部62が木口面87から張出して取
付けされる。折戸80は、モーメント作用によって下端
に向かう程振れが大きくなるので、振止め補助部材60
は、折戸80の下端よりも上方、例えば取手86の取付
け位置近傍に固定するのが好適である。
【0053】この状態で、取手86,86を押圧しなが
ら折戸80,80の閉止動作を開始すると、隣接する開
閉端81b,82bが接近して各折戸80,80が閉止
位置に近づくと、それぞれの下端に固定した振止め本体
10のレバー30の押圧板32同士が当接し、押圧を開
始する。このとき、各折戸80,80の取手86,86
への押圧力が異なり、折戸80,80の裏面方向(B方
向)への振幅が異なる場合でも、振止め補助部材60の
張出部62が他方の折戸80の裏面方向への一定以上の
振れを規制し、またレバー30の押圧板32は折戸の裏
面方向に延設されているので、常に押圧板32同士の当
接状態を形成することができる。
【0054】押圧板32同士が押圧を開始すると、レバ
ー30がバネ部材35の付勢力に抗して水平方向にスラ
イドを開始する。このスライドに合わせてガイドピン3
3がスライド孔42内をスライドすると、そのスライド
量に合わせてガイドピン33がスライド孔42の斜辺を
形成する周縁に規制されながらスライドする。スライド
孔42の周縁のガイドピン33のスライド規制は、突出
量調整部41をバネ部材45による付勢で垂直方向へス
ライドさせ、係止突起40が折戸80の下端面88から
突出を開始する。木口面87,87が閉塞され折戸8
0,80が閉止位置に至ると、係止突起40は床面Fに
取付けした係止受具50の受孔51に係入する。この状
態では、折戸80の下端が戸の厚み方向に振れようとし
ても、係止受具50が受孔51に引っ掛かることにな
り、振れが阻止される。
【0055】なお、係止突起40は、折戸80の下端面
88と床面Fとの隙間Xに応じて突出量の調整が必要で
あるが、スライド孔42を三角形状に形成してガイドピ
ン33の逃げ部分を設けると、係止突起40の先端が受
孔51に当接してその突出量が規制されても、突出量調
整部41は、ガイドピン33がスライド孔42の周縁に
規制された状態からバネ部材45の付勢に抗して垂直方
向(上方向)にスライドし、所望の突出量を形成,維持
することができる。一方、取手86を手前に引いて折戸
80,80を開放すると、隣接する開閉端81b,82
bの間隔が広がり、レバー30の押圧板32同士の押圧
が解除される。これにより、レバー30と係止突起40
はハウジング20内で上記と逆の動作を行い、係止突起
40の受孔51との係止状態が解除され、折戸の開放と
同時に振止め状態が解除される。
【0056】本実施の形態によれば、振止め本体10を
折戸80,80の隣接する開閉端81b,82bの下端
木口面87に面して固定し、突出する係止突起40を受
ける受孔51を床面Fの対応位置に取付けすることによ
り、木口面87の閉塞と同時に係止突起40が突出し、
受孔51に係入することになるので、折戸80の閉止状
態における折戸80の下端での振止めが自動的に実現さ
れる。また、この振止め状態の解除も、折戸80の開放
による木口面87の開放と同時に行われる。
【0057】また、振止め補助部材60を折戸80の開
閉端81b,82b側に取付けすることにより、張出部
62が折戸80の閉止作業時に生じる押圧による折戸8
0の裏面80b側への振れを規制する。これにより、木
口面87同士の位相状態の形成が阻止され、しかもレバ
ー30の押圧板32を折戸80の裏面80b側に向けて
延設させてあるので、常に押圧板32同士を押圧させる
ことができる。
【0058】また、受孔51に折戸80の幅方向へのス
ライド可能な構造を採用したので、係止受具50を床面
Fに取付けした後でも受孔51の位置を係止突起40の
突出位置に合わせて調整可能となり、作業性の向上を図
ることができる。
【0059】図8〜図11は、本発明の他の実施の形態
を示すものであり、開戸と組合わされる折戸の振止めに
好適なものである。
【0060】本実施の形態は、折戸80と開戸Dとから
構成される3枚戸について振止め装置を取付けするもの
で、折戸80の木口面82b側には振止め本体10が取
付けされ、一方、開戸Dの木口面Db(折戸80の木口
面82bとの当接面)側には、振止め本体10のレバー
30を押圧する押圧部材70が取付けされている。レバ
ー30の押圧板32には、垂直方向に向かってガイド溝
34が穿設されているが、このガイド溝34は、その両
端が押圧板32と面一に形成されている。
【0061】押圧部材70は、略々L字形を呈し、開戸
Dに取付けする取付部71と、この取付部71から屈曲
して設けられる押圧部72とから成る。この押圧部72
には、開戸Dとの当接面側に押圧板32の端部が当接す
る規制片73が突設され、押圧板32との当接面にはガ
イド片74が垂直方向に向かって突設されている。ま
た、後端側には押圧板32との関係で開戸Dの開放動作
を案内する案内面75が形成されている。
【0062】本実施の形態における戸の振止め装置1を
使用する場合には、まず、折戸80の裏面80b側に、
上記実施の形態と同様の手順で振止め本体10を固定
し、開戸Dには、折戸80の木口面87から突出するレ
バー30の押圧板32を押圧部72で押圧可能な位置に
押圧部材70を固定する。なお、床面Fには、折戸80
の閉止時に隣接する開閉端81bが閉止する対応位置
に、受孔51が一つから構成される係止受具50を床面
Fに取付けし、上記実施の形態と同様にして受孔51の
位置調整を行うことができる。
【0063】次に、開戸Dを閉止した状態で、取手86
を押圧しながら折戸80の閉止動作を開始すると、隣接
する開閉端81b,Dbが接近し、折戸80と開戸Dと
が閉止位置に近づいて折戸80に固定した振止め本体1
0のレバー30の押圧板32の端部が押圧部材70の規
制片73に当接する。この状態で折戸80の取手86の
押圧を続けると、押圧部材70のガイド片74が押圧板
32のガイド溝34に係入し、押圧部材70がレバー3
0の押圧を開始する。そして、このまま折戸80を閉止
位置まで押圧すると、振止め本体10から突出する係止
突起40が床面Fに取付けした係止受具50の受孔51
に係入する。一方、折戸80と開戸Dとが閉止位置にあ
る場合に開戸Dを開放するときは、押圧部材70の案内
面75が押圧板32を押圧し、係止突起40を突出させ
たまま開放動作が開始される。
【0064】本実施の形態によれば、上吊り式の折戸8
0と上下に回動軸を有する開戸Dとの組合わせからなる
3枚戸であっても、振止めの必要となる上吊り式の折戸
80にのみ振止め本体10を取付けする一方、振止めを
必要としない開戸Dには押圧部材70を取付けして、上
記実施の形態と同様の効果を得ることができる。
【0065】また、振止め本体10の押圧板32にガイ
ド溝34を設け、このガイド溝34に押圧部材70に設
けたガイド片74が係入するので、これにより押圧部材
70からレバー30に対する押圧状態を維持することが
できる。しかも、レバー30の押圧位置の固定により、
無理な押圧によるレバー30等の破損が防止される。
【0066】なお、本実施の形態に示すガイド溝34の
設けられた振止め本体10を、図12に示すように、折
戸80,80とから構成される4枚戸の扉に用いた場合
であっても、垂直方向に穿設されたガイド溝34は両端
が押圧板32と面一に形成されているため、互いの押圧
板32の端部がガイド溝34に引っ掛かることはなく、
折戸の開閉動作を円滑に行うことができる。
【0067】図13〜図15は、本発明の他の実施の形
態を示すものであり、引戸の振止めに好適なものであ
る。
【0068】本実施の形態においては、振止め本体10
を引戸90,90の木口面94および下端面95から穿
設された彫込穴96に取付けする。このとき、ハウジン
グ20は、例えば、ハウジング20を幅方向に貫通さ
せ、あるいはハウジング20の下端面20bから延設さ
せたねじ挿通部200にそれぞれねじ挿通孔210から
引戸90の木口面94,下端面95に向けてねじを挿通
して彫込穴96に取付けすることができる。また、レバ
ー30の押圧板32は、ハウジング20の厚みと略同じ
長さに形成されている。
【0069】受孔51は、床面Fへの取付け時におい
て、壁面Wに向かって漸深する傾斜を設けて形成されて
いる。また、係止受具50は、受孔51を一つだけ有す
るシングルタイプとして形成されている。
【0070】本実施の形態における戸の振止め装置1
は、引手99を操作しながら引戸90を引戸90の幅方
向にスライドさせて閉止動作を開始すると、引戸90の
木口面94が壁面Wに接近し引戸90の閉止位置が近づ
いたところで、下端に固定された振止め本体10のレバ
ー30の押圧板32が壁面Wに当接し、押圧を開始す
る。そして、上記実施の形態と同様に、レバー30の押
圧によって係止突起40が下端面95から突出を開始
し、木口面94が閉塞され引戸90が閉止位置に至る
と、係止突起40は床面Fに取付けした係止受具50の
受孔51に係入することになり、引戸90の下端は振止
め状態が形成される。
【0071】一方、引戸90の振止め状態を解除する場
合には、引戸90を逆方向にスライドさせると、係止突
起40も、受孔51内で引っ掛かることなく引戸90の
スライドに合わせて、漸浅となっていく受孔51内での
位置を幅方向にスライドさせていく。そして、係止突起
40の突出量が短くなっていくとともに、木口面94と
レバー30の押圧板32との押圧が解除され、振止めが
解除される。
【0072】本実施の形態によれば、振止め本体10を
引戸90の下端木口面94に面して固定し、突出する係
止突起40を受ける受孔51を床面Fの対応位置に取付
けすることにより、木口面94の閉塞と同時に係止突起
40が突出し、受孔51に係入することになるので、引
戸90の閉止状態における振止めが自動的に実現され
る。特に、振止め本体10を引戸90の彫込穴Hに埋設
し、外見上から隠れた位置に固定したので、引戸90全
体の美観を損なうことなく、しかも引戸90の引違いに
よる全開放状態も形成することができる。
【0073】また、受孔51は、レバー30の突出方向
(壁面W方向)に向かって漸深となる傾斜状に設けられ
ているので、引戸90のスライドに合わせて、係止突起
40も受孔51内をスライドしながらハウジング20内
に収容されることになるので、振止めが引戸90の引違
い動作に影響を及ぼすこともない。
【0074】なお、本実施の形態の彫込式の振止め本体
10、シングルタイプの係止受具50は上述の折戸の実
施の形態でも採用することができ、一方、シングルタイ
プの係止受具50にも戸の幅方向における位置調整構造
を採用することができる。
【0075】また、上記実施の形態においては、係止突
起40の突出方向を床面F方向に限定したが、対応する
位置に取付けられる係止受具50への係入状態が形成さ
れればよく、例えば壁面Wに対して係止突起40を突出
させることもできる。
【0076】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る戸の
振止め装置によれば、下レールなしの吊り下げ式の折戸
や引戸でも、戸の木口面が閉塞されると同時に戸下端部
で床面又は壁面との係止状態が形成されるので、戸を閉
止したときに戸下端部での戸の厚み方向における振れや
ガタつき音の発生を防止することができ、また、戸が閉
止位置に至ると同時に振止め状態が自動的に形成される
ことから、戸の振止めのための特別な動作を必要とせ
ず、戸の閉止作業全体の作業効率を高めることができ
る。従って、下レールがなくてもガタつき音の発生が阻
止される等、生活環境に対する配慮がなされるととも
に、結果として部材点数の削減,取付費用の節減等が図
られ、上吊式の折戸,引戸を住宅等に積極的に採用する
ことが可能となり、これにより、床に段差を設けないよ
うにする等、高齢者や身体障害者等の生活し易い近年の
需要に合わせた住宅設計が実現される。
【0077】特に、請求項1に係る戸の振れ止め装置に
よれば、戸が開放位置から閉止位置に至るまで裏面方向
に押圧されている場合であっても、押圧板が裏面方向に
延設されているので、押圧板の確実な当接を得ることが
できるうえに、振止め補助部材が相互に当接して双方の
戸の振れを規制しつつ減少させることができる。
【0078】また、請求項2に係る戸の振れ止め装置に
よれば、双方の戸の下端側で振幅が異なっていても、一
の戸の木口面から付勢突出しているレバーを他の戸の木
口面の押圧部材によって確実にキャッチして押圧するこ
とができ、一の戸の下端側では振止め本体から係止突起
を突出させることで戸を自動的に振止めすることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る戸の振止め装置の一実施の形態を
示す全体斜視図である。
【図2】図1の戸の振止め装置の振止め本体を示す分解
斜視図である。
【図3】図1の戸の振止め装置の振止め本体の動作を示
す断面図である。
【図4】図1の係止突起受具の受孔位置の調整動作を示
す平面図である。
【図5】図1の戸の振止め装置の振止め状態を説明する
側面図である。
【図6】図1の折戸の閉止動作を示す底面図である。
【図7】図1の折戸の閉止動作を示す断面図である。
【図8】本発明に係る戸の振止め装置の他の実施の形態
を示す全体斜視図である。
【図9】図8の戸の振止め装置の要部拡大斜視図であ
る。
【図10】図8の戸の閉止動作の説明図である。
【図11】図10に続く、図8の戸の閉止動作の説明図
である。
【図12】図8の戸の振止め装置の実施の形態の変形例
を示す要部拡大斜視図である。
【図13】本発明に係る戸の振止め装置の他の実施の形
態を示す全体斜視図である。
【図14】図12の戸の振止め装置の振止め本体の取付
け状態を示す斜視図である。
【図15】図12の戸の振止め装置の振止め解除の動作
を示す側面図である。
【図16】従来の折戸の振止め本体を示す斜視図であ
る。
【図17】従来の引戸の振止め本体を示す斜視図であ
る。
【符号の説明】
1 戸の振止め装置 10 振止め本体 20 ハウジング 28 スライド案内片 29 位置決め片 30 レバー 31 バネ受孔 32 押圧板 33 ガイドピン 34 ガイド溝 35,45 バネ部材 40 係止突起 41 突出量調整部 42 ピンスライド孔 50 係止受具 51 受孔 52 ベース部材 53 嵌挿部 54 スライド部材 60 振止め補助部材 61 台座部 62 張出部 63 位置決め片 70 押圧部材 73 規制片 74 ガイド片 80 折戸 87 (折戸の)木口面 90 引戸 94 (引戸の)木口面 R 上レール F 床面 W 壁面
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平6−330666(JP,A) 実開 昭52−53137(JP,U) 実開 平5−34274(JP,U) 実開 平4−53982(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) E05C 1/06 E05C 7/04 - 7/06 E05C 21/00 E05D 15/00 E05D 15/26 E06B 3/48 - 3/48

Claims (16)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上レールに走行自在に吊り下げられる一
    の戸と隣接する他の戸の木口面とが接近して閉塞される
    木口面側の下部に取付けされる振止め本体と、双方の戸
    の接近する木口面から張出され隣接する戸相互間の厚み
    方向への位相を規制する振止め補助部材と、前記振止め
    本体のハウジング内に備えられ戸の木口面から水平方向
    に付勢突出され木口面の閉塞による押圧によりハウジン
    グから係止突起を突出させるレバーと、上記レバーの木
    口面側端部に設けられて戸の裏面方向へ向かって平板状
    に延設される押圧板とを備える戸の振止め装置。
  2. 【請求項2】 上レールに走行自在に吊り下げられる一
    の戸の隣接する他の戸の木口面と接近して閉塞される木
    口面側の下部に取付けされる振止め本体と、他の戸の木
    口面側の下部に取付けされる押圧部材とから成り、前記
    振止め本体はハウジング内に備えられ戸の木口面から水
    平方向に付勢突出するレバーを押圧することによりハウ
    ジングから突出する係止突起を備え、前記レバーが押圧
    部材に押圧される戸の振止め装置。
  3. 【請求項3】 前記ハウジングには、戸の木口面に沿う
    位置決め片が突設されている請求項1又は2記載の戸の
    振止め装置。
  4. 【請求項4】 前記ハウジングが、戸の木口面に穿設さ
    れた彫込穴に埋設される請求項1又は2記載の戸の振止
    め装置。
  5. 【請求項5】 前記係止突起は前記レバーよりも小さい
    付勢力によってハウジングの下端から垂直方向に付勢さ
    れ、上記レバーと係止突起とは、レバーの没入方向上方
    に向かって穿設されるスライド長孔にガイドピンが係入
    して組付けされている請求項1又は2記載の戸の振止め
    装置。
  6. 【請求項6】 前記スライド孔が、レバーの没入方向上
    方に向かう斜辺を有する三角形状に形成されている請求
    項5記載の戸の振止め装置。
  7. 【請求項7】 前記ハウジング内には、係止突起の外形
    に沿ってスライド案内片が突設されている請求項1〜4
    のいずれかに記載の戸の振止め装置。
  8. 【請求項8】 前記レバーは、押圧板が折戸の裏面側に
    向かって延設されている請求項1,2又は5記載の戸の
    振止め装置。
  9. 【請求項9】 前記レバーが、レバーの押圧をガイドす
    るガイド機構によって押圧される請求項1,2,5又は
    8記載の戸の振止め装置。
  10. 【請求項10】 前記ガイド機構は、レバーとこのレバ
    ーを押圧する他のレバー又は押圧部材との間に、ガイド
    溝と、このガイド溝に係入するガイド片とが設けられて
    構成される請求項9記載の戸の振止め装置。
  11. 【請求項11】 前記ガイド溝は、レバーの押圧板の垂
    直方向にわたって設けられ、その一部が押圧板と面一に
    形成されている請求項10記載の戸の振止め装置。
  12. 【請求項12】 前記押圧部材には、レバーの押圧板の
    端部が当接する規制片が設けられている請求項2記載の
    戸の振止め装置。
  13. 【請求項13】 前記係止突起の突出位置に備えられ突
    出した係止突起が係入する係止受具が備えられる請求項
    1又は2記載の戸の振止め装置。
  14. 【請求項14】 前記係止受具には前記係止突起の係入
    する受孔が形成され、この受孔がスライド自在に形成さ
    れている請求項13記載の戸の振止め装置。
  15. 【請求項15】 前記受孔がレバーの突出方向に向かっ
    て漸次深く形成されている請求項14記載の戸の振止め
    装置。
  16. 【請求項16】 前記振止め補助部材は、折戸の裏面側
    に台座部が固定され、折戸の木口側から張出部が張出さ
    れる請求項1記載の戸の振止め装置。
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