JP2977306B2 - ロールチョック洗浄装置およびロールチョック洗浄方法 - Google Patents

ロールチョック洗浄装置およびロールチョック洗浄方法

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JP2977306B2
JP2977306B2 JP3062976A JP6297691A JP2977306B2 JP 2977306 B2 JP2977306 B2 JP 2977306B2 JP 3062976 A JP3062976 A JP 3062976A JP 6297691 A JP6297691 A JP 6297691A JP 2977306 B2 JP2977306 B2 JP 2977306B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は鋼板等を圧延するための
圧延機で使用されるロールチョックの洗浄装置に係わ
り、特に圧延後の圧延ロール両軸端部にロールチョック
を装着した状態で、このロールチョックを洗浄するため
のロールチョック洗浄とその使用方法に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】圧延機で使用される圧延ロールは、ロー
ル表面の磨耗がある程度進行した場合には圧延機のハウ
ジングから抜出して取換える必要がある。そして抜出し
た圧延ロールは再研削して再度の使用に備える。また、
ロールチョックは圧延機のハウジング内で上下に摺動し
て圧下量の調整をする必要があるため、グリース等の潤
滑剤が使用される。特に冷間圧延機にあっては圧延ロー
ルの表面に圧延油を供給しながら圧延するため、この圧
延油がロールチョックへも飛散して付着する。
【0003】このように、ロールチョックに付着してい
る油脂類は洗浄により除去しなければ劣化してロールチ
ョックに固着し、ハウジングとの摺動面への潤滑剤供給
口を塞いだり、圧延時に発生する鉄粉等を含んだ油脂が
再度剥離して被圧延材表面の品質に悪影響を及ぼす等の
問題が生じる。従ってロールチョックは洗浄する必要が
あり、この洗浄作業は、圧延ロールの再研削に先立って
ロールチョックを分離して行う場合と、圧延ロールに装
着した状態で行う場合とがあるが、近年圧延ロールの再
研削もロールチョックを装着した状態で行うことが多く
なり、ロールチョックの洗浄もこの状態で行う方が有利
となってきた。
【0004】このような洗浄装置として、例えば特開昭
51-24528号公報や、実開昭62-101608 号公報で開示され
たものがある。特開昭51-24528号公報で開示された技術
は、洗浄トンネル内を走行する台車上にロールチョック
を装着した圧延ロールを載置し、洗浄トンネル内を通過
する間に、圧延ロールとロールチョックを同時に洗浄す
るものであり、また実開昭62-101608 号公報の技術は、
ロールチョックを装着したままの圧延ロールを載置する
ターンテーブルの一側に固定立設した多関節ロボットか
ら温水等を噴射し、ターンテーブルを旋回させて圧延ロ
ール両軸端部のロールチョックを個別に洗浄するもので
ある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述特開昭51-24528号
公報の技術は、洗浄トンネル内に取付けたノズルにより
高圧水を噴射するものであるからロールチョックの摺動
面に刻設されている潤滑剤の供給口や、油溝内の汚物は
十分に洗浄することができない。これはロールチョック
が洗浄トンネル内を移動するため、ノズルとロールチョ
ックとの間隔を余り狭くできないことによる。
【0006】また、上述実開昭62-101608 号公報の技術
は、ロボットが定置式であるため洗浄するロールチョッ
クの大きさが制約されるとともに、ターンテーブルが必
須のものとなる。そしてこのターンテーブルは、載置す
る圧延ロールおよびロールチョックが重量物であるため
相当大がかりなものになり、基礎を含む設備費用が高額
となり問題である。
【0007】本発明は、上述従来の技術における課題を
解決するためになされたもので、ロールチョックに固着
した汚物が十分に除去可能であり、しかも比較的安価に
設置することができるロールチョックの洗浄装置と、そ
の使用方法を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明によるロールチョ
ック洗浄装置は、圧延後の圧延ロール両軸端部にロール
チョックを装着した状態でこのロールチョックを洗浄す
るためのロールチョック洗浄装置であって、前記圧延ロ
ールの軸心を水平にして載置するロール置台と、このロ
ール置台の両側に敷設したレール上を前記圧延ロールの
軸心に沿ってそれぞれ移動可能な一対の台車上に搭載さ
れ、先端に高圧水噴射用ノズルを取付けた多関節アーム
から成るロボットと、このロボットに高圧温水を供給す
るための給水設備とからロールチョック洗浄装置を構成
することにより、また、本発明によるロールチョック洗
浄方法は、圧延後の圧延ロール両軸端部にロールチョッ
クを装着した状態でこのロールチョックを洗浄するため
のロールチョック洗浄方法であって、ロール置台に圧延
ロールの軸心を水平にして載置し、圧延ロール軸心に沿
ってその両側をそれぞれ移動可能な台車上に、先端に高
圧温水噴射用ノズルを取付けた多関節アームから成るロ
ボットを搭載するとともに、この台車を互に相反する圧
延ロール軸端部の前記ロールチョックから順次洗浄する
ように移動させて前記高圧温水による洗浄を行うことに
より、前述従来の技術の課題を解決したものである。
【0009】
【作用】本発明によるロールチョック洗浄装置は、圧延
後に圧延機のハウジングから抜出してロール搬送台車、
またはクレーンによって搬送された圧延ロールを、その
軸心が水平になるようにかつロールチョックを装着した
状態でロール置台に載置する。このロール置台は前記搬
送手段がロール搬送台車であればこの台車をそのまま利
用することもできる。
【0010】そして、ロール置台の両側に配置した台車
により、先端に高圧温水噴射用ノズルを取付けた多関節
アームから成るロボットを、圧延ロールの軸心に沿って
移動させながら高圧温水によりロールチョックを洗浄す
る。ここで、前記高圧温水噴射用ノズルはロボットの多
関節アームの先端に取付けてあるため、ロールチョック
に接近させてその細部まで十分洗浄することができると
同時に圧延ロール両側の台車はそれぞれ個別に移動させ
ることも可能で、ロールチョック各部の汚れ状況に応じ
た操作ができる。これは、両側のロボットを定置にし、
圧延ロールを載置した台車を移動させる場合よりも洗浄
の能率を大幅に向上することができるものである。
【0011】また、本発明によるロールチョック洗浄方
法は、前記ロボットを搭載した台車を互に相反する圧延
ロール軸端部のロールチョックから順次洗浄するように
移動させるため、両側のロボットは同じチョックを同時
に洗浄することがない。従って互に噴射する高圧温水が
相対するロボットを直撃することがなく、ロボットの故
障が未然に防止される。
【0012】さらに、ロールチョックに刻設された給脂
孔や油溝が圧延ロール両軸端部のチョックで対称位置に
ある場合、前記台車ならびに台車上のロボットを同一プ
ログラムにより自動制御することも可能である。
【0013】
【実施例】図はいずれも本発明の一実施例の説明図で、
図1は断面図であり、図2は平面図である。圧延後の圧
延ロールRはその両軸端部にロールチョックRC1,RC
2 を装着した状態で図示省略したクレーン等により搬送
されてロール置台1上にその軸心を水平にして載置され
ている。
【0014】この場合、圧延ロールRはワークロールで
もバックアップロールでもよく、また各ロール1本毎で
もよく図に示するように上下1組でもよい。このロール
置台1の両側には1対の台車2a,2bが、ロール置台
1の両側に敷設したレール6a,6b上を移動可能に配
置されている。そして台車2a,2bには多関節アーム
4a,4bを備えたロボット3a,3bが搭載され、さ
らに多関節アーム4a,4bのそれぞれの先端には高圧
温水噴射用ノズル5a,5bが取付けてある。
【0015】また、7は高圧温水用の高圧ポンプであり
50〜90℃の温水を約10〜90kgf/cm2 に昇圧し、配管8を
介して前記ロボット3a,3bの高圧温水噴射用ノズル
5a,5bに供給する。配管8の台車2a,2b側との
接続には高圧ホースを使用し、台車2a,2bが移動可
能になるようにしてあるが図示は省略した。9は温水タ
ンクで洗浄水を50〜90℃に加熱している。
【0016】このように構成したロールチョック洗浄装
置で、台車2a,2bを図2に示すように圧延ロールR
両軸端部の相反するロールチョックRC1,RC2 にそれ
ぞれ対向させて配置する。そして、ロボット3a,3b
の多関節アーム4a,4bを操作するとともに高圧温水
噴射用ノズル5a,5bから高圧温水を噴射してロール
チョックRC1,RC2 の各部を洗浄する。このとき台車
2a,2bは互に接近する矢印XおよびY方向に移動さ
せる。各ロボットがそれぞれ対向する一方のロールチョ
ックの洗浄を終了すると高圧温水の噴射を停止し、さら
に台車2a,2bを移動させて今度は他方のロールチョ
ックを互に洗浄する。ここで、この台車の移動中に圧延
ロールRの洗浄も行うことができるが、このときは圧延
ロールRの長さ方向中央部で双方の高圧温水が干渉する
ため、この部分では交互にロボットを使用するのがよ
い。なお16は操作盤である。
【0017】さらに、このロールチョック洗浄装置は前
述のように高圧温水を使用するので、洗浄水の飛散を防
止するためのブース10により覆ってある。このブース10
は車輪11を取付けてレール12上を移動可能にし、必要に
応じてロールチョック洗浄装置外へ退避できる。そし
て、洗浄中に高圧温水から発生しブース内に充満した水
蒸気がブース10から外部へ散逸するのを防止するため、
ポンプ13により配管14を介して供給される水を、ブース
10の天井に配置した多数のノズル15からミスト状にして
散水することにより捕捉する。
【0018】このように構成した本発明によるロールチ
ョック洗浄装置ならびにロールチョック洗浄方法を用い
た場合、従来のターンテーブル方式で冷間圧延機におけ
る上下ワークロールのロールチョックの洗浄に約90分要
していた作業時間を約35分に短縮することができた。
【0019】
【発明の効果】本発明によるロールチョック洗浄装置
は、圧延ロールの軸心に沿ってその両側をそれぞれ移動
する台車上に搭載した多関節アームから成るロボットに
より構成してあるため、装置が簡単であり安価に製作可
能である。また本発明の上記装置を使用したロールチョ
ック洗浄方法は、圧延ロール両軸端部のロールチョック
を2基のロボットにより同時に、それぞれ洗浄できるの
で噴射された高圧温水が相対するロボットを直撃するこ
とがなく保全上すこぶる有利であるばかりでなく、ロー
ルチョックの洗浄作業時間を大幅に短縮することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例における断面図である。
【図2】本発明の一実施例における平面図である。
【符号の説明】
1 ロール置台 2 台車 3 ロボット 4 多関節アーム 5 ノズル 6 レール 7 高圧ポンプ 8 配管 9 温水タンク 10 ブース 11 車輪 12 レール 13 ポンプ 14 配管 15 ノズル 16 操作盤
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B21B 28/02 B08B 3/02 B21B 31/02

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 圧延後の圧延ロール両軸端部にロールチ
    ョックを装着した状態でこのロールチョックを洗浄する
    ためのロールチョック洗浄装置であって、前記圧延ロー
    ルの軸心を水平にして載置するロール置台と、このロー
    ル置台の両側に敷設したレール上を前記圧延ロールの軸
    心に沿ってそれぞれ移動可能な一対の台車と、この台車
    上に搭載され、先端に高圧温水噴射用ノズルを取付けた
    多関節アームから成るロボットと、このロボットに高圧
    温水を供給するための給水設備とから構成したことを特
    徴とするロールチョック洗浄装置。
  2. 【請求項2】 圧延後の圧延ロール両軸端部にロールチ
    ョックを装着した状態でこのロールチョックを洗浄する
    ためのロールチョック洗浄方法であって、ロール置台に
    圧延ロールの軸心を水平にして載置し、圧延ロールの軸
    心に沿ってその両側をそれぞれ移動可能な台車上に、先
    端に高圧温水噴射用ノズルを取付けた多関節アームから
    成るロボットを搭載するとともに、この台車を互に相反
    する圧延ロール軸端部の前記ロールチョックから順次洗
    浄するように移動させて前記高圧温水による洗浄を行う
    ことを特徴とするロールチョックの洗浄方法。
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CN103658080B (zh) * 2012-09-18 2016-04-27 南车戚墅堰机车车辆工艺研究所有限公司 高压水射流清洗中心
CN104209294B (zh) * 2014-08-28 2017-01-18 上海丰禾精密机械有限公司 直交多关节复合型cnc清洗机及其清洗方法

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