JP2977156B2 - 印刷機及びその走査同期データの算出方法 - Google Patents

印刷機及びその走査同期データの算出方法

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JP2977156B2
JP2977156B2 JP10162482A JP16248298A JP2977156B2 JP 2977156 B2 JP2977156 B2 JP 2977156B2 JP 10162482 A JP10162482 A JP 10162482A JP 16248298 A JP16248298 A JP 16248298A JP 2977156 B2 JP2977156 B2 JP 2977156B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は印刷機及びその走査
同期データの算出方法に係り、詳細には、光走査ユニッ
トから照射される光より得た感光ベルトの軌道位置情報
を利用し、光走査ユニットの走査同期を制御することが
できる印刷機及びその走査同期データ算出方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】通常のカラー印刷機を示す図1を参照す
るに、3個のローラ11、12、13により循環運動す
る感光ベルト14の循環経路に隣接してリセット装置1
5、光走査ユニット30、現像器17、乾燥装置18、
転写装置20が所定間隔離れて配置する。
【0003】印刷過程につき説明するとまず、リセット
装置15を経て循環する感光ベルト14に対し光走査ユ
ニット30が光を走査する。走査された光により感光ベ
ルト14には静電潜像が形成される。前記静電潜像は現
像器17から供給される現像液により現像される。感光
ベルト14上に形成されるカラー画像は、感光ベルト1
4の継続的な循環により前記感光ベルト14から転写ロ
ーラ21に1次転写される。続いて、引き込まれた用紙
23を介在し相互に噛み合い回転により用紙23を前進
させる転写ローラ21と加圧ローラ22の回転により転
写ローラ21上の画像が用紙23に2次転写される。
【0004】この種のカラー印刷機において、カラー画
像印刷のために相互一定の間隔を置いて設けられた4台
の光走査ユニット30はイエロー、マゼンタ、シアン、
ブラックに対応する光を感光ベルト14に順次照射す
る。各現像器17は各光走査ユニット30と一対をな
し、一対をなす光走査ユニット30の担当色合い情報に
相応する色合いの現像液を感光ベルトに供給する。
【0005】図2は、図1に示す印刷機の光走査システ
ムを示す図である。これを参照すれば、同一の働きをす
る要素よりなる各光走査ユニット30は光源31、回転
多面鏡32、レンズユニット33を共通に主要素として
具備し、感光ベルト14を横切る幅方向に向って順次光
を照射するよう設けられる。光走査システムは、前記光
走査ユニット30と、光走査ユニット30の光走査とを
制御する光走査制御部35と、前記光走査ユニット30
より射出される光の中一部を検出し、光走査制御部35
に光検出信号を提供する光検出器34及び感光ベルト1
4の軌道位置情報を提供する軌道検出部40を有する。
軌道検出部40は、感光ベルト14の画像情報記録領域
Dを外れた位置に設けられる識別パターン14aを検出
できるようになる光源41と光検出器42を有する。
【0006】かかる光走査システムの動作につき述べれ
ば、まず、軌道検出部40の光検出器42から識別パタ
ーン14aの通過により生じるパルス信号が光走査制御
部35に入力されると、光走査制御部35は光検出器4
2のパルス信号の入力時点を基準にして感光ベルト14
の今の軌道位置を判定する。判定された軌道位置に基づ
いて、用紙23の一ページ分の静電潜像を形成しようと
する感光ベルト14上の所定の記録開始対象領域が光走
査ユニット30の光走査位置に到達するまでに見合う時
間だけ走査開始が遅れた後に、光走査ユニット30が起
動される。起動された光走査ユニット30は、感光ベル
ト14のエッジ部より所定間隔離れた部分からエッジ部
に向かって光を連続的に照射する。この時、感光ベルト
14のエッジ部に向かう光の一部を検出するように配置
された光検出器34は、検出される光に対応するパルス
信号を光走査制御部35に出力する。光走査制御部35
は、前記パルス信号の下降時点を、前記光走査ユニット
30より射出される光が感光ベルト14のエッジ部に到
達する時点から判断し、エッジ部から設定された画像情
報記録領域Dまで走査光が移動するにかかる時間だけ経
過した後に、印刷しようとする画像データに対応した光
信号が射出されるよう光源31を駆動する。
【0007】しかし、このような従来の光走査システム
は、軌道位置の確認のために別の軌道検出部40を設け
ざるを得ないので、構造が複雑になる。さらに、感光ベ
ルト14の軌道位置を感光ベルト14が1回循環する間
につき一回しか確認できず、連続的にローラ11、1
2、13により循環される感光ベルト14がローラ1
1、12、13に対するスリップにより設定された移動
速度を満たさない速度で前進する場合、先行印刷過程に
おいて設定された走査時点より照射された光が感光ベル
ト14の走査対象領域を外れた位置に到達することによ
り、目指す品質の印刷が難しくなる問題点があった。
【0008】一方、同一ページの色相別画像データに対
する各光走査ユニット30からの光走査を、循環移動す
る前記感光ベルト14上の同一領域に順次行なえるよう
同一ページの画像データに対し要求される各光走査ユニ
ット30相互間の走査開始遅れ間隔に関する走査同期デ
ータの算出が必要になる。この走査同期データの算出の
ためには、製品の組み立て過程において生じる各光走査
ユニット30の整列誤り若しくは使用中の光走査ユニッ
ト30を修理した後、または新しい光走査ユニット30
に取替えて取付する過程において生じる各光走査ユニッ
ト30相互間の整列誤り情報が要求される。従来には、
光走査ユニット30の取付が済んだ後に、設定されたパ
ターンのイメージを印刷し、印刷された画像の色相別パ
ターン距離差を検査者が目視観察し、走査開始の遅れ間
隔データを調整してきた。
【0009】しかし、このように光走査ユニット30別
走査開始の遅れ間隔調整のためにプリント物に表わされ
るイメージを通じて検査者が目視観察しエラー量を判断
するがために、目視観察による測定誤りが生じ易く、さ
らにはこれにかかる時間が長引くといった不都合があ
る。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】本発明は前記問題に鑑
みて成されたものであり、光走査ユニット相互間の走査
を同期させるための走査同期データをシステム内部的に
算出することのできる印刷機及びその走査同期データの
算出方法を提供することにその目的がある。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明による印刷機は、複数のローラと、前記ローラ
により無限軌道上を循環運動する帯状をなし、該帯の一
側エッジ部に隣接して該帯の運動方向に連続して透光帯
形成され、前記透光帯に隣接して該帯の運動方向に
定の間隔を置いて形成される少なくとも一つの透光窓を
有する感光ベルトと、前記感光ベルト面上に光ビームを
前記感光ベルトの移動方向に直交する方向に走査しつつ
照射するとともに、前記感光ベルトの移動方向に一定の
間隔を置いて配置され複数の光走査ユニットと、前記
光走査ユニットより照射される光ビームの中、前記透光
及び前記透光窓を通過した光を検出する光検出器と、
前記光検出器より出力される信号に基づいて、前記光走
査ユニットを制御する光走査制御部とを具備してなる
【0012】また、本発明による前記印刷機の走査同期
データの算出方法は、イ)前記感光ベルトを循環運動さ
せながら、前記光走査ユニット各々より射出される光
ームが相互に前記感光ベルトの進行方向と平行に列をな
して前記感光ベルト上に到達するよう前記光走査ユニッ
トの駆動を調整する段階と、ロ)前記イ)段階を経て駆
動が調整された各光走査ユニットより射出され、設定さ
れた速度で移動する前記透光窓を通過した光ビームを受
光した前記光検出器より各々順次出力される信号の発生
時間間隔情報から、前記光走査ユニット各々より照射さ
れた光ビームにより前記感光ベルト上に形成する走査ラ
イン相互間の隔離距離を演算する段階と、ハ)同一ペー
ジの色相別画像データに対し、前記各光走査ユニットか
ら循環移動する前記感光ベルト上の同一領域に順次光走
査を開始するための走査同期データを、算定された走査
ライン間の前記隔離距離から算定する段階とを含んでな
【0013】
【発明の実施の形態】以下、添付の図面に基づいて本発
明の好適な実施例につき説明する。図3を参照するに、
本発明による印刷機は透光帯52と、一つの透光窓53
を有しローラ51により循環される感光ベルト54と、
前記感光ベルト54に対し相互平行に一定の距離を置い
て光を照射するように配置される4台の光走査ユニット
60、70、80、90と、前記光走査ユニット60、
70、80、90各々とペアを組み、各光走査ユニット
60、70、80、90より射出される光の一部を検出
するように感光ベルト54裏面に配置される4台の光検
出器64、74、84、94と、各光検出器64、7
4、84、94の出力信号を入力され各光走査ユニット
60、70、80、90の駆動を制御する光走査制御部
55とを有する。印刷機は現像器、転写装置、リセット
装置などを具備する(図1参照)。
【0014】光走査ユニット60、70、80、90各
々は、カラー画像印刷のためにイエロー(Y)、マゼン
タ(M)、シアン(C)、ブラック(K)に該当する色
情報の走査を担当し、同一の構成要素を有する。各光走
査ユニット60、70、80、90は、光を射出する光
源61、71、81、91と、入射される光をメイン走
査方向となる感光ベルト54の幅方向に偏向させる回転
多面鏡62、72、82、92と、回転多面鏡62、7
2、82、92と感光ベルト54との間に設けられ、回
転多面鏡62、72、82、92において偏向される各
光ビームを感光ベルト54上に収束させるレンズユニッ
ト63、73、83、93が設けられている。光源6
1、71、81、91と回転多面鏡62、72、82、
92との間には、光源61、70、80、90から射出
される光ビームを平行に変えてやるコリメータレンズ
(図示せず)と、メイン走査方向の光ビームを直進通過
させる一方、副走査方向(感光ベルトの進行方向)の光
ビームは収束させるシリンドリカルレンズなどが配置さ
れることがある。多数の反射面を有する回転多面鏡6
2、72、82、92は、光走査制御部55により制御
される駆動モータ(図示せず)により回転される。
【0015】感光ベルト54上の中央部分に設定して置
いた画像情報記録領域Dから外れた位置に設けられる透
光帯52は、入射される光を透過できるように透明素材
で形成される。前記透光帯52は、感光ベルト54の長
手方向、すなわち、エッジ部ラインと平行に所定幅で形
成されている。透光帯52と一定の距離を置いて隣設さ
れる透光窓53は、入射される光を透過できるように貫
通孔または透明素材で形成される。
【0016】光検出器64、74、84、94は、対を
なしている各光走査ユニット60、70、80、90よ
り射出される光の中透光帯52と透光窓53を通過した
光を受光できるように配置される。このような印刷機に
よると、光走査制御部55は各光走査ユニット60、7
0、80、90より感光ベルト54に照射される光によ
り形成される走査ラインL 1 乃至L4 の位置に透光窓5
3が通過する時、光検出器64、74、84、94より
光検出に対応して出力されるパルス信号を入力され、感
光ベルト54の軌道位置を確認することができる。これ
により、別の軌道検出部が不要になる。
【0017】また、透光帯52は感光ベルト54のエッ
ジ部の内側に設けられており、感光ベルト54のエッジ
部の摩耗と無関係に、画像情報記録領域Dの先端と常に
一定の間隔が保たれる。前記印刷機の動作を図3及び図
4を参照して説明する。まず、各光走査ユニット60、
70、80、90の中イエローの色相情報を走査する光
走査ユニット60より感光ベルト54に対しメイン走査
方向に向って走査ラインに従い1回光が走査される時毎
に光検出器64は透光帯52を通過する光の検出を通知
するパルス信号64aを周期的に出力する。そして、感
光ベルト54の1回の循環周期内で1回ずつ透光窓53
が光走査ユニット60の走査ラインL1 の位置に進入す
る時、光検出器64は透光窓53の到着に対応するパル
ス信号64bを出力する。この動作はマゼンタ、シア
ン、ブラックの色相情報を走査する光走査ユニット7
0、80、90と各々対をなす光検出器74、84、9
4についても同様である。
【0018】前記透光帯52の通過に対応して光検出器
64より出力されるパルス信号64aの幅と、前記透光
窓53の通過に対応して出力されるパルス信号64bの
幅とが相異なるよう透光窓53と透光帯52それぞれの
幅を決めることが好ましい。これは透光窓53と透光帯
52の光通過に対応して発生するパルス信号64b、6
4aの幅が相異なると、光走査制御部55の透光窓53
及び透光帯52それぞれに対する通過識別が更に容易に
なるからである。
【0019】光走査制御部55は、前記透光窓53の通
過に対応するパルス信号64b、74b、84b、94
bが入力されると、感光ベルト54の今の軌道位置を確
認することができ、このパルス信号64b、74b、8
4b、94bの入力を基準にして各光走査ユニット6
0、70、80、90の光走査器を制御する。例えば、
イエローの色相情報を走査する光走査ユニット60の走
査ラインL1 位置に透光窓53が到達し、該光検出器6
4よりこれに対応するパルス信号64bが入力される
時、光走査制御部55は前記パルス信号64bの下降時
点を1ページ分の光走査開始のためのページ同期基準信
号として利用する。従って、光走査制御部55は前記パ
ルス信号64bの入力後、連続的に走査される光により
光検出器64から透光帯52の通過に対応して出力され
るパルス信号64aの下降時点を、光走査ユニット60
より射出される光が透光帯52のエッジに到達した時点
と判断し、設定された時間、すなわち、透光帯52のエ
ッジから画像情報記録領域Dまで光が移動するのに掛か
る時間が経過した後、イエローの画像データに対応した
光信号が射出されるよう光源61を駆動する。
【0020】この方法と同様にして、マゼンタMの色相
情報を走査する光走査ユニット70はこれと対をなして
いる光検出器74が光走査ユニット70より走査される
光により前記透光窓53の到達を知らせるパルス信号7
4bを出力する時、光走査制御部55はこのパルス信号
74bの下降時点を基準にしてイエローの色相情報と同
一ページの開始を知らせるページ同期信号を内部的に発
生する。そして、光走査制御部55は直ちに透光帯52
を通過した光により光検出器74より出力されるパルス
信号74bの下降時点を基準にして透光帯52のエッジ
から画像情報記録領域Dまで光が移動するのに掛かる時
間が経過した後、マゼンタM色相の画像データに対応し
た光信号が射出されるよう光走査ユニット70を駆動す
る。
【0021】ここで、イエロー走査ラインL1 を基準に
して、マゼンタ走査ラインL2 までの空間上の隔離距離
1 が繰返し走査される光により移動する感光ベルト5
4上に順次形成されるイメージライン間の間隔(以下、
ラインピッチと称する)の整数倍にならない場合には、
感光ベルト54に先に形成されたイエローのイメージラ
イン上にマゼンタの光信号が走査できるよう光走査ユニ
ット70の走査時期が調整される。すなわち、イエロー
用光走査ユニット60とマゼンタ用光走査ユニット70
より同時に射出され感光ベルト54に各々到達した光の
位置がオフセット成分を補償する分感光ベルト54の透
光帯を基準にして距離が異なるように光走査時期が調整
される。
【0022】シアンC、ブラックKの色相情報を走査す
る光走査ユニット80、90もこれと同様の方法により
その走査時期が光走査制御部55により制御される。そ
の結果、循環される感光ベルト54上の同一領域に4台
の光走査ユニット60、70、80、90より射出され
る色相別光信号が順次書込まれ、結果的に所望の画像を
印刷することができる。
【0023】以下、このように作動される印刷機の組み
立て過程または使用中の光走査ユニット60、70、8
0、90を修理した後、または取替え時の装着過程にお
いて生じる各光走査ユニット60、70、80、90相
互間の整列誤りを反映したうえで取付けられた各光走査
ユニット60、70、80、90相互間の走査を同期さ
せるための走査同期データを算出する方法を説明する。
【0024】まず、各光走査ユニット60、70、8
0、90相互間の整列誤りとは、取付される各光走査ユ
ニット60、70、80、90より射出される光により
感光ベルト54上に形成される走査ラインL1 乃至L4
間の間隔d1 、d2 、d3 に対して、何れか一本の走査
ラインL1 を基準にして別の走査ラインL2 、L3 、L
4 との間隔d1 、d1 +d2 、d1 +d2 +d3 が設定
された値から外れた度合いを言う。
【0025】組み立て過程や修理後及び取替え時に各光
走査ユニット60、70、80、90の取付位置が微細
に変動すると、これにより感光ベルト54上に形成され
る走査ラインL1 乃至L4 間の間隔が変動される。従っ
て、取付された各光走査ユニット60、70、80、9
0により決まる走査ラインL1 乃至L4 間の隔離距離が
測定可能であれば、これより走査同期データを算出する
ことができる。そして、この走査同期データが得られる
と、同一ページに関する画像情報に対し各光走査ユニッ
ト60、70、80、90より循環される感光ベルト5
4の同一領域に光信号を射出できるような駆動を前記の
動作関係説明のように制御できる。
【0026】印刷機の組み立て後、または取替え取付さ
れる光走査ユニット60、70、80、90に対し走査
同期データの算出を命ずるテストモードの実行を使用者
が指示できるキーが印刷機の操作パネル(図示せず)に
設けられていることが好ましい。そして、前記テストモ
ードが選択されると、印刷機は内部的には以下のような
過程を通じて走査同期データを算出する。
【0027】最初に、準備段階として、設定された速度
で前記感光ベルト54を循環運動させながら、前記光走
査ユニット60、70、80、90各々より同時に射出
される光ビームが感光ベルト54のエッジ部ラインを基
準にして幅方向に等距離となる感光ベルト54上に平行
に到達できるよう各光走査ユニット60、70、80、
90を駆動させる。すなわち、各光走査ユニット60、
70、80、90より射出される光の中透光帯52の通
過に対応した各光検出器64、74、84、94の出力
パルス64a、74a、84a、94aが同一の時刻に
出力されるよう各光走査ユニット60、70、80、9
0を駆動させる。この時、感光ベルト54の移動速度は
正常の印刷作業時に設定された移動速度よりも低い速
度、例えば正常印刷速度の1/4倍程度に保持する。
【0028】準備段階が完了すると、各光検出器64、
74、84、94の出力信号を監視しながら、透光窓5
3が各光走査ユニット60、70、80、90の走査ラ
インL1 乃至L4 位置に通過した時刻をチェックする。
図4においては、各光検出器64、74、84、94よ
り透光窓53の通過に対応して出力されるパルス64
b、74b、84b、94b間の時間間隔が各々t1
2 及びt3 である。この場合、各光走査ユニット6
0、70、80、90の走査ライン間L1 乃至L4の隔
離距離d1 、d2 、d3 は、カウントされた前記時間t
1 、t2 、t3 と適用された感光ベルト54の移送速度
より算定できる。
【0029】このような過程を通じて得た各走査ライン
1 乃至L4 間の隔離距離d1 、d 2 、d3 から内部的
な演算過程により同一ページの画像データに対し各光走
査ユニット60、70、80、90相互間の順次的走査
時期を感光ベルト54上の同一領域において開始できる
走査同期データを算出する。このためにまず、何れか一
台の光走査ユニット60、70、80、90すなわち、
イエロー色走査用光走査ユニット60の走査時期を基準
にしてマゼンタM、シアンC、ブラックK走査用光走査
ユニット70、80、90の順次的走査開始時刻及びこ
れに対応する回転多面鏡62、72、82、92相互間
の駆動制御データを内部的に算出する。
【0030】算出方法は最初に、イエロー色情報走査用
光走査ユニット60により感光ベルト54上に形成する
走査ラインL1 を基準にして別の光走査ユニット70、
80、90の走査ラインL2 乃至L4 間の隔離距離
1 、d1 +d2 、d1 +d2 +d3 を印刷時に適用さ
れるラインピッチ間隔で除して得た残りの値より外れた
度合いを算出する。次は、各光走査ユニット60、7
0、80、90より同時に射出され感光ベルト54に各
々到達した光の位置がラインピッチ間隔に対し外れた度
合いのオフセット値を補償する分だけ感光ベルト54の
透光帯を基準にして距離が異なる駆動データを得る。す
なわち、同一時刻で基準回転多面鏡(ここでは、イエロ
ー光走査ユニット60)62の反射面に対し別の回転多
面鏡72、82、92の反射面を前記オフセット成分を
補償する分だけ相互にずれた状態を保ちながら回動でき
るための回転多面鏡62、72、82、92の同期調整
データが算出される。
【0031】この過程を通じて得た回転多面鏡62、7
2、82、92の同期調整データは走査同期データであ
り、メモリ素子に記憶される。以降、正常な印刷作業時
には回転多面鏡62、72、82、92の反射面が記憶
されたデータに対応する角度だけ相互にずれた状態を保
ちながら同一速度で回転されるよう駆動させると、同一
感光ベルト54上の領域に画像情報に対応する光走査が
なされ、所望の画像を得ることができる。この時、透光
帯52を通過した光により光検出器64、74、84、
94に出力されるパルス信号64a、74a、84a、
94aが発生してから、透光帯52から画像情報記録領
域Dまで走査光が移動するのに掛かる時間が経過した後
に、各色相別画像情報に対応した光信号が各光走査ユニ
ット60、70、80、90より射出される。
【0032】一例として、ブラック色相情報を走査する
光走査ユニット90が設定される取付位置より微細に外
れた位置に設けられ、イエロー走査ラインL1 を基準に
してブラック走査ラインL4 までの隔離距離d1 +d2
+d3 が印刷時に適用されるラインピッチ間隔の整数倍
にならない場合、ラインピッチ長さで全体の隔離距離d
1 +d2 +d3 を除した残りに該当するオフセット成分
だけ基準回転多面鏡62の反射面に対しブラック光走査
ユニット90の回転多面鏡92の反射面がずれるべき角
度に該当する同期調整データが前述の方法により得られ
る。このようにして得られた同期調整データによりその
走査同期が調整され作動する印刷機を調べると、オフセ
ット成分がないので、相互一致する時刻に透光帯52の
通過を知らせるパルス信号64aがイエロー、マゼン
タ、シアン用光検出器64、74、84より出力されて
いるにひきかえ、ブラック用光検出器94よりはオフセ
ット成分を補償するよう走査時期が調整され、前記パル
ス信号64aの出力時期に比べ一定に遅れた時刻に点線
で表示されるパルス信号94cが出力されている。
【0033】
【発明の効果】以上述べたように、本発明による印刷機
の光走査システム及びその走査同期データの算出方法に
よると、走査された光ビームを感光ベルトに連続的に設
けられた透光帯及び一定間隔で設けられた透光孔を透過
させ、透光帯及び透光孔の両方の透過光を検出すること
により感光ベルトの軌道位置を確認するため、感光ベル
トの軌道位置の確認を正確に、かつ、少ない部品点数で
実現でき、また、各光走査ユニットの取り付け及び取替
え後、要求される走査同期データがシステム内部的に算
出されて得られることから、便利性を図ることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】通常のカラー印刷機を示す断面図である。
【図2】図1の印刷機の中一部を部分抜粋して示す斜視
図である。
【図3】本発明による印刷機の要部斜視図である。
【図4】図3の印刷機によるページ同期走査データの算
出方法を説明するための各光検出器の出力信号に対する
タイミング図である。
【符号の説明】
51 ローラ 52 透光帯 53 透光窓 54 感光ベルト 55 光走査制御部 60、70、80、90 光走査ユニット 61、71、81、91 光源 62、72、82、92 回転多面鏡 63、73、83、93 レンズユニット 64、74、84、94 光検出器 Y イエロー M マゼンタ C シアン K ブラック L1 、L2 、L3 、L4 走査ライン d1 、d2 、d3 、d4 一定距離

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のローラと、 前記ローラにより無限軌道上を循環運動する帯状をな
    し、該帯の一側エッジ部に隣接して該帯の運動方向に連
    続して透光帯が形成され、前記透光帯に隣接して該帯の
    運動方向に一定の間隔を置いて形成される少なくとも一
    つの透光窓を有する感光ベルトと、 前記感光ベルト面上に光ビームを前記感光ベルトの移動
    方向に直交する方向に走査しつつ照射するとともに、前
    記感光ベルトの移動方向に一定の間隔を置いて配置され
    複数の光走査ユニットと、 前記光走査ユニットより照射される光ビームの中、前記
    透光帯及び前記透光窓を通過した光を検出する光検出器
    と、 前記光検出器より出力される信号に基づいて、前記光走
    査ユニットを制御する光走査制御部とを具備することを
    特徴とする印刷機。
  2. 【請求項2】 前記透光窓は、貫通孔であることを特徴
    とする請求項1に記載の印刷機。
  3. 【請求項3】 複数のローラと、ローラにより無限軌
    道上を循環運動する帯状をなし、該帯の一側エッジ部に
    隣接して該帯の運動方向に連続して透光帯が形成されて
    おり、該帯に隣接して該帯の運動方向に一定間隔を置い
    て形成される少なくとも一つの透光窓を有する感光ベル
    トと、前記感光ベルト面上に光ビームを前記感光ベルト
    の移動方向に直交する方向に走査しつつ照射するととも
    に、前記感光ベルトの移動方向に一定の間隔を置いて配
    置され複数の光走査ユニットと、前記光走査ユニット
    より照射される光ビームの中、前記透光帯及び前記透光
    窓を通過した光を検出する光検出器と、前記光検出器よ
    り出力される信号に基づいて前記光走査ユニットを制御
    する光走査制御部とを具備する印刷機の走査同期データ
    の算出方法であって、 イ) 前記感光ベルトを循環運動させながら、前記光走
    査ユニット各々より射出される光ビームが相互に前記感
    光ベルトの進行方向と平行に列をなして前記感光ベルト
    上に到達するよう前記光走査ユニットの駆動を調整する
    段階と、 ロ) 前記イ)段階を経て駆動が調整された各光走査ユ
    ニットより射出され、設定された速度で移動する前記透
    光窓を通過した光ビームを受光した前記光検出器より各
    々順次出力される信号の発生時間間隔情報から、前記光
    走査ユニット各々より照射された光ビームにより前記感
    光ベルト上に形成する走査ライン相互間の隔離距離を演
    算する段階と、 ハ) 同一ページの色相別画像データに対し、前記各光
    走査ユニットから循環移動する前記感光ベルト上の同一
    領域に順次光走査を開始するための走査同期データを、
    算定された走査ライン間の前記隔離距離から算定する段
    階とを含むことを特徴とする印刷機の走査同期データの
    算出方法。
  4. 【請求項4】 前記感光ベルトを正常の印刷作業時に設
    定された移送速度よりも低く設定された速度で移送させ
    ながら、前記走査同期データを得るための過程を行うこ
    とを特徴とする請求項3に記載の印刷機の走査同期デー
    タの算出方法。
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