JP2976747B2 - 歌唱練習装置 - Google Patents

歌唱練習装置

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JP2976747B2
JP2976747B2 JP5082996A JP8299693A JP2976747B2 JP 2976747 B2 JP2976747 B2 JP 2976747B2 JP 5082996 A JP5082996 A JP 5082996A JP 8299693 A JP8299693 A JP 8299693A JP 2976747 B2 JP2976747 B2 JP 2976747B2
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伸幸 小川
竜彦 沼本
公治 渡辺
健司 村木
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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  • Signal Processing Not Specific To The Method Of Recording And Reproducing (AREA)
  • Reverberation, Karaoke And Other Acoustics (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ビデオテープレコー
ダ、ビデオディスクプレーヤ等の映像信号を再生しうる
機器または、歌唱信号処理機器において、再生される歌
唱または、外部から入力された歌唱によりカラオケ用機
器として利用する装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、音響機器のなかで伴奏だけの音声
信号を再生し、それにあわせてマイクロホン入力の信号
を合成して歌を歌うという、いわゆる「カラオケ装置」
と称する装置が一般家庭あるいは業務用として普及して
いる。特にカラオケを実施する時には、歌詞を画面に表
示したり、雰囲気を盛り上げるための手段として、映像
を同時に使用することが広く実施されている。その際、
使用されるメディアとして、カラオケ用の歌唱信号も記
録されたビデオテープやビデオディスクが使用されてお
り、それらのカラオケ用メディアには、カラオケ用の音
声信号(伴奏)とは別に模範の歌唱信号が記録されてい
るのが一般的である。
【0003】この模範の歌唱信号は、カラオケのお手本
として、カラオケの練習に利用されると同時に歌い手の
歌唱力を判定するときの基準として使われる場合があ
る。
【0004】このようなカラオケ装置について以下、従
来例として図面を用いて説明する。図8は従来のカラオ
ケ装置の構成を示したものである。
【0005】図8において、1は模範歌唱信号を含むビ
デオディスクなどを再生する再生手段で、2は再生され
た音声の第1チャンネルを出力する音声出力端、3は再
生された音声の第2チャンネルを出力する音声出力端、
4は再生された映像信号を出力する映像信号出力端であ
る。5は歌い手の歌声を信号に変換するマイクロホン、
6はマイクロホン入力部、7はマイクロホン5の信号を
適切な振幅に増幅する増幅手段、8は再生手段1の出力
である第1と第2の音声チャンネル信号と増幅手段7の
出力を加算合成する合成手段、9は合成された音声信号
の波形や振幅を整えてアンプやスピーカやテレビ受像機
に出力できるようにする音声処理手段、10、11は音
声処理手段の2チャンネルの出力を出力する音声出力
端、12は再生手段1の音声出力から歌唱信号を抽出す
る歌唱信号抽出手段、13は、囲みの部分が歌唱信号抽
出手段12の出力信号を処理する歌唱信号処理手段で、
そのうち、14は抽出された歌唱信号の音程を検出する
音程検出手段、15はマイクロホン信号から音程を検出
する音程検出手段、16は歌唱信号の音程とマイクロホ
ン信号の音程の検出結果を比較する比較手段、17は比
較結果を表示する表示手段で構成されている。
【0006】以上のように構成された従来のカラオケ装
置について動作を説明する。ここで、再生手段1は、こ
こではビデオディスクの再生手段を例にして説明する。
【0007】一般にカラオケ用のビデオディスクは、複
数の音声信号のなかの一対のチャンネルに、第1のチャ
ンネルに伴奏、第2のチャンネルには伴奏と模範歌唱が
記録されている。この信号が音声出力端2、3より出力
される。また、カラオケ用ビデオディスクには、雰囲気
を盛り上げる映像と歌の歌詞が記録され歌い易くなって
おり、映像信号出力端4よりテレビ受像機などへ出力さ
れる。
【0008】また、歌い手は伴奏にあわせて歌い、その
歌声がマイクロホン5によって信号に変換され、マイク
ロホン入力部6からその信号が入力された後、増幅手段
7で適切な振幅にされ、合成手段8に入力される。合成
手段8は、再生手段1の2チャンネルの出力と増幅手段
7の出力を合成する。合成された信号は音声処理手段9
で、波形や振幅などを整えられ、出力端10、11から
アンプ、スピーカあるいは、テレビ受像機に出力され
る。これによって、再生された音声信号と歌声が重畳さ
れ、歌を楽しむ、あるいは練習ができるようになる。
【0009】また、再生された音声信号は歌唱信号抽出
手段12に入力され、歌唱信号が抽出される。歌唱信号
抽出手段12は、2チャンネルの音声信号から歌唱信号
を抽出するもので、具体的には、減算手段等を有し、伴
奏と模範歌唱を含む第2のチャンネル信号から伴奏だけ
の第1のチャンネル信号を減算して、伴奏をキャンセル
し、模範歌唱を抽出するものである。
【0010】抽出された模範歌唱信号は、歌唱信号処理
手段13で処理される。歌唱信号処理手段13では、ま
ず、音程検出手段14によって、抽出された模範歌唱信
号の音程が検出される。また、マイクロホン信号の音程
が音程検出手段15で検出される。
【0011】ここで、音程検出手段14、15の具体例
を図9に示す。図9において、20は抽出された歌唱信
号あるいは増幅されたマイクロホン信号が入力される入
力端、21は直流成分をカットし、声の基本波成分に帯
域制限する帯域制限手段、22は帯域制限された信号か
ら交流中心であるゼロクロスのポイントを検出し、その
周期を計測する周期計測手段で、23は周期計測手段の
結果を出力する出力端である。このような構成の音程検
出手段14、15において、入力された音声信号から基
本波成分を抽出され、抽出された信号のゼロクロス周期
が計測され、音程値が出力端23より出力される。
【0012】検出された模範歌唱信号の音程とマイクロ
ホンの信号の音程は、模範歌唱信号を基準として、比較
手段16で比較される。比較された結果に差があれば、
比較手段16は比較結果を手段し、表示手段17でその
差を知らせる。
【0013】この表示手段17は、どのくらい音程に差
があったかを数値で表示する場合や単に模範歌唱と違う
ことを表示する場合などがある。
【0014】このようにして、模範歌唱信号を基準に模
範歌唱と歌い手の音程の差が比較され、表示によって指
摘されるので、歌いながら練習することができた。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記の構
成では、伴奏がうまくキャンセルされずに模範歌唱信号
が抽出されると、伴奏の消え残りのために正しく模範歌
唱の音程が検出されずに、歌い手の評価が不正確になる
という問題点を有していた。
【0016】すなわち、ビデオディスクに記録された第
1のチャンネルの伴奏信号と第2のチャンネルの伴奏信
号に位相や振幅の差がある場合があり、その時には、キ
ャンセルがうまくいかない。そのため、伴奏が消え残
り、音程検出手段では、模範歌唱信号と区別がつかない
ので、正確な音程検出ができずに評価が、意味をもたな
くなる。また、ビデオディスクが、カラオケ用とは別の
ステレオ音声のソフトであった場合も、再生手段1で再
生されてしまうと、区別することができないので、意味
のない比較と表示がなされてしまう。
【0017】本発明は上記従来の問題点を解決するもの
で、歌唱信号の抽出結果を判定し、伴奏の消え残りが多
い場合やステレオ音声の場合は、歌唱信号の処理を停止
あるいは、抽出結果の判定を報知することで、適切でな
い音声信号の場合を区別し、精度の高い評価で練習が行
える歌唱練習装置を提供することを目的とする。
【0018】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に本発明の歌唱練習装置は、再生された音声から歌唱信
号を抽出する歌唱信号抽出手段と、歌唱信号抽出手段の
出力から信号レベルを判定するレベル判定手段と、歌唱
信号抽出手段の出力を処理する歌唱信号処理手段とを備
え、レベル判定手段は、歌唱信号抽出手段の出力が一定
値を越える場合を判定し歌唱信号処理手段の動作を停止
させ、歌唱信号処理手段は、歌唱信号抽出手段の出力と
マイクロホンからの歌唱信号を比較する構成を有してい
る。
【0019】また、再生された音声から歌唱信号を抽出
する歌唱信号抽出手段と、歌唱信号抽出手段の出力から
信号レベルを判定するレベル判定手段と、歌唱信号抽出
手段の出力を処理する歌唱信号処理手段とを備える歌唱
練習装置であって、レベル判定手段は、歌唱信号抽出手
段の出力が一定値を越える場合を判定し操作者に対して
報知を行い、歌唱信号処理手段は、歌唱信号抽出手段の
出力とマイクロホンからの歌唱信号を比較する構成を有
している。
【0020】
【作用】本発明の歌唱練習装置は、上記した構成によ
り、伴奏が消え残り、マイクロホンの信号と比較するた
めの模範歌唱信号として、不適当な音声信号であること
を検出し、動作を停止あるいは報知するので、無意味な
練習を行う必要がなく、精度の高い評価による練習を行
なうことできるものである。
【0021】
【実施例】以下、本発明の第1の実施例について図面を
参照しながら説明する。
【0022】図1は本発明の第1の実施例の構成を示す
ブロック図である。図1において、1はビデオディスク
などの再生手段、2、3は再生された音声を出力する音
声出力端、4は再生された映像信号を出力する映像信号
出力端、5はマイクロホン、6はマイクロホン入力部、
7はマイクロホン信号を増幅する増幅手段、8は再生さ
れた音声信号とマイクロホン信号を合成する合成手段、
9は合成された信号をアンプ、スピーカあるいはテレビ
受像機に出力できるように波形や振幅を整える音声処理
手段、10、11は音声処理手段9の信号を出力する出
力端、13は囲みの部分が歌唱信号処理手段で、そのう
ち14は再生された音声に含まれる模範歌唱信号の音程
を検出する音程検出手段、15はマイクロホン信号の音
程を検出する音程検出手段、16は音程検出手段14と
音程検出手段15の音程検出結果を比較する比較手段、
17は比較手段の結果を表示する表示手段であり、以上
の構成要素は従来例で示したものと同じもので、同一番
号で示した。
【0023】また、50は再生された音声信号から模範
の歌唱信号を抽出する歌唱信号抽出手段、51は歌唱信
号抽出手段50の出力信号のレベルを判定するレベル判
定手段である。
【0024】以上のように構成された本発明の第1の実
施例について説明する。再生手段1は、従来例と同様
に、ビデオディスクの再生手段とする。
【0025】一般にカラオケ用のビデオディスクには、
第1のチャンネルに伴奏、第2のチャンネルには伴奏と
模範歌唱が記録されていることは前に説明した。この信
号が音声出力端2、3より出力される。また、カラオケ
用ビデオディスクには、雰囲気を盛り上げる映像と歌の
歌詞が記録され歌い易くなっており、映像信号出力端4
よりテレビ受像機などへ出力される。
【0026】また、歌い手は伴奏にあわせて歌い、その
歌声がマイクロホン5によって信号に変換され、マイク
ロホン入力部6からその信号が入力された後、増幅手段
7で適切な振幅にされ、合成手段8に入力される。合成
手段8は、再生手段1の2チャンネルの出力と増幅手段
7の出力を合成する。合成された信号は音声処理手段9
で、波形や振幅などを整えられ、音声処理手段9の出力
は、出力端10、11からアンプ、スピーカあるいあは
テレビ受像機に出力される。これによって、再生された
音声信号と歌声が重畳され、歌を楽しむあるいは練習が
できるようになる。
【0027】次に、再生手段1で再生された2チャンネ
ルの音声信号は歌唱信号抽出手段50で歌唱信号が抽出
される。
【0028】ここで、歌唱信号抽出手段50について具
体例をあげて説明する。図2は歌唱信号抽出手段の具体
例の構成を示す図である。
【0029】図2において、60は第1のチャンネルの
音声信号が入力される入力端、61は第2のチャンネル
の音声信号が入力される入力端で、図1の歌唱信号抽出
手段の入力に相当する。62は、電圧によって増幅度が
変化する電圧制御増幅器、63は電圧制御増幅器の出力
と第2のチャンネルの音声信号を減算する減算手段、6
4は減算結果を出力する出力端、65は電圧制御増幅器
を制御する電圧制御増幅器制御手段、66は電圧制御増
幅器制御手段65が動作を終了したことを出力する結果
出力端である。
【0030】以上のように構成された歌唱信号抽出手段
50について動作を説明する。まず、再生手段1より再
生された第1のチャンネル信号は入力端60より入力さ
れ、電圧制御増幅器62に入力される。この第1のチャ
ンネル信号には通常伴奏だけが存在する。また、再生手
段1より再生された第2のチャンネル信号は入力端61
より入力される。この第2のチャンネル信号には伴奏と
歌唱信号が存在する。
【0031】つぎに、電圧制御増幅器62は、電圧制御
増幅器制御手段65によって電圧が制御され、第1のチ
ャンネル信号の振幅を設定し、減算手段63に出力す
る。減算手段63は、電圧制御増幅器62の出力と入力
端61より入力された第2のチャンネル信号を減算し、
出力端64より信号を出力する。
【0032】ここで、もし、電圧制御増幅器62を出力
された第1のチャンネル信号の伴奏信号と第2のチャン
ネル信号の伴奏信号の振幅と位相が一致していれば、減
算手段63の出力の振幅はほぼ0に近くなる。しかし、
そうでないときは、電圧制御増幅器制御手段65が減算
手段63の出力を誤差として判定し、減算手段63の出
力が最小になるように電圧制御増幅器62の制御電圧を
制御する。
【0033】ここで、電圧制御増幅器制御手段65に
は、第1のチャンネルの信号も入力されているが、これ
は、音声信号のない場合に、出力端64の振幅が0に近
くなり、電圧制御増幅器62の制御電圧設定が、正しく
行えないことがあるので、第1と第2のチャンネル信号
があるかないかを検出し、信号がある時に上記の動作を
行うようにするものである。
【0034】さらに、電圧制御増幅器制御手段65に第
1のチャンネルの信号が入力されているのは、第1のチ
ャンネル信号と出力端64の信号の位相を比較し、電圧
制御増幅器62の制御電圧を決めるためのものである。
たとえば、第1のチャンネル信号が増加の方向であっ
て、出力端64の信号も増加の方向というように同一位
相であれば、電圧制御増幅器62の増幅度が小さいため
充分キャンセルできてないことになり、電圧制御増幅器
制御手段65は電圧制御増幅器62の増幅度をあげる必
要がある。逆に、第1のチャンネル信号と出力端64の
出力信号の位相が反対であれば減衰しすぎなので、電圧
制御増幅器制御手段65は電圧制御増幅器62の増幅度
をさげるように動作する。
【0035】このようにして、歌唱信号抽出手段50で
は、電圧制御増幅器制御手段65が出力端64の振幅を
最小となるように電圧制御増幅器62を制御し、最小に
なると動作を終了する。動作が終了すると結果出力端6
6より、レベル検出手段51に終了を知らせる。
【0036】この場合、上記のような動作を行うために
は、お手本の歌唱部分のない部分で行う必要がある。そ
のため、歌には歌唱部のない前奏で上記の動作が行われ
る。動作の時間は、電圧制御増幅器制御手段65をマイ
コン等で構成させれば、約2秒以内で終了することがで
きる。この時、ディスク等に記録されたカラオケの曲は
各々の曲がチャプタと呼ばれる区分で分けられるので、
上記の制御動作をチャプタの頭で行うようにすれば、選
曲毎に、且つ確実に伴奏がキャンセルすることができ
る。
【0037】このようにして抽出された歌唱信号は、歌
唱信号処理手段13で、マイクロホン信号と音程を比較
され、結果が表示される。歌唱信号処理手段13の動作
については、従来例と同様で、歌唱信号とマイクロホン
信号が、それぞれ音程検出手段14と15により音程が
検出され、比較手段16で歌唱信号を基準に音程の差が
比較されて、表示手段で結果が示される。音程検出手段
14、15の構成も図9に示した構成と同様である。
【0038】さて、いままでの例では、第1のチャンネ
ルの伴奏信号と第2のチャンネルの伴奏信号が、振幅を
調整させればキャンセルできる場合で説明したが、実際
には、振幅だけでなく第1のチャンネルの伴奏と第2の
チャンネルの伴奏信号に位相差がある場合がある。ある
いは、最初からステレオ信号の形態で伴奏が記録されて
おり、第1と第2のチャンネルの伴奏信号が全く異なる
場合がある。
【0039】このままでは、歌唱信号処理手段13の音
程検出手段14では、歌唱信号に伴奏が加算されたま
ま、音程検出を行うので、誤った音程検出となる。特に
伴奏は、歌唱信号と異なり、さまざまな音色の楽器の信
号から構成されるので、正確な音程検出の妨げとなる。
【0040】そこで、このように、歌唱信号抽出手段5
0が伴奏を充分キャンセルできていない場合は、歌唱信
号抽出手段50の出力端より、レベル判定手段51で、
伴奏の消え残りが多いことを検出判定する。
【0041】図3は、このレベル判定手段51の具体的
な構成例を示す図である。図3において、70は歌唱信
号抽出手段50の出力を入力する入力端、71は入力さ
れた歌唱信号を帯域制限する帯域制限手段、72は帯域
制限された信号の信号振幅が一定値以上かどうかを判定
し、パルスとして出力するレベル検出手段、73はレベ
ル検出手段の出力結果の時間幅を計測し、一定時間以上
であれば、出力信号を出す時間検出手段、74は、歌唱
信号抽出手段50の結果出力を入力する終了結果入力
端、75は時間検出手段の判定結果を歌唱信号処理手段
13に出力する判定結果出力端である。
【0042】以上のように構成されたレベル判定手段5
1について動作を説明する。まず、歌唱信号抽出手段5
0の出力が入力端70から入力され、帯域制限手段71
に入力される。帯域制限手段71は、入力信号から音程
検出手段14で音程検出に妨げとなる帯域の信号を抜き
取る帯域制限フィルタで、インダクタンス、キャパシ
タ、抵抗などで構成できる。これは、つぎのレベル検出
手段72で、不必要な成分を除き精度を高めるのに効果
があるが、必ずある必要はない。
【0043】帯域制限された信号は、レベル検出手段7
2で振幅が検出判定される。レベル検出手段72は、モ
ノラルの伴奏信号をキャンセルした場合の帯域制限手段
71の出力に比べ、大きい値を一定値とし、この一定値
と帯域制限手段71の出力を比較して、大小関係を判定
する。判定結果を0、1のパルスで出力する。
【0044】ここで、一定値の設定に関しては、歌唱信
号抽出手段50が、回路の位相特性などから伴奏を完全
に0にすることができない場合があるので、一定値を、
モノラルの伴奏信号を正確にキャンセルしたときに比
べ、2から3倍の振幅値と設定すれば、判定の精度に余
裕がでてくる。
【0045】次に、レベル検出手段72の出力は、時間
検出手段73に入力され、判定結果の時間が計測され
る。時間の計測は、レベル検出手段の出力のパルス幅を
測定することである。
【0046】これは、歌唱信号抽出手段50の位相特性
が悪く、減算に時間差が発生し、ヒゲ状の信号となる場
合があるが、音程検出の妨げとならず実害がないので、
このような短い時間のレベル検出結果を除外するためで
ある。
【0047】また、時間検出手段73では、一定時間以
上のパルスであると判定すると結果を維持し、判定結果
出力端75より、歌唱信号処理手段13に出力する。
【0048】また、時間検出手段73では、パルス幅の
判定を行うときには、歌唱信号抽出手段50の終了結果
が入力される終了結果入力端74の信号で判定を開始す
る。
【0049】これは、歌唱信号抽出手段50が動作を終
了しないうちは、伴奏信号が充分キャンセルできていな
いため、振幅の大きな信号が入力される場合があるの
で、その時は判定するのに値しないから、その時間は判
定を行わないようにするためである。
【0050】また、この終了結果入力端74の信号は、
歌唱信号抽出手段50が曲の先頭で動作を行えば、それ
に伴ってレベル判定手段51の判定も自動的に曲の先頭
で行うことができる。
【0051】このような構成で、レベル判定手段51
は、歌唱信号抽出手段50の動作が終了した後に、歌唱
信号抽出手段50の出力信号の振幅を一定値と比較し、
一定時間以上であれば、歌唱信号抽出手段50が伴奏を
充分キャンセルできないことを判定する。
【0052】なお、ここでは、結果終了入力端74の信
号は、時間検出手段73に入力されているが、レベル検
出手段72においてレベル判定を停止する信号として使
われてもよい。
【0053】つぎに、レベル判定手段51の判定結果は
歌唱信号処理手段13に入力される。
【0054】歌唱信号処理手段13では、レベル判定手
段51の判定結果によって動作を停止する。
【0055】たとえば、図1に示したように歌唱信号処
理手段13内の比較手段16にレベル判定手段51の判
定結果が入力されるた場合、レベル判定手段51が歌唱
信号処理手段50で充分伴奏がキャンセルされてないと
判定すると、比較手段16では比較動作を停止する。こ
れによって、比較結果の表示も停止する。
【0056】なお、図1ではレベル判定手段51の結果
が比較手段16に入力されているが、音程検出手段14
と15に入力されて動作を停止してもよい。
【0057】このような構成で、第1のチャンネルの信
号と第2のチャンネルの信号の伴奏が一致せず、歌唱信
号抽出手段50で充分に伴奏をキャンセルできないとき
には、レベル判定手段51が、信号振幅を検出、判定す
ることで、歌唱信号処理手段13の動作を停止し、不正
確な音程の比較を行わないようにする。
【0058】このように、本発明の第1の実施例の歌唱
練習装置を用いれば、音程比較に不適切な音声が再生さ
れても、再生信号から適当でないことを判別し、歌唱信
号処理の動作を停止することができるので、不正確な評
価を行わないですみ、また、装置自体の信頼性を確保で
きるという利点を有している。
【0059】また、評価に必要な歌唱信号を抽出する手
段の出力を利用しているので、判定のために同じ回路が
いらないという利点もある。
【0060】また、上記の第1の実施例では、歌唱信号
抽出手段50が動作を終了したことをレベル判定手段5
1に出力することで、レベル判定手段51の判定が開始
されていたが、レベル判定手段51は歌唱信号抽出手段
50にたよらずに動作を開始できる。
【0061】このような構成を本発明の第2の実施例と
して説明する。図4は、第2の実施例の構成を示すブロ
ック図である。構成要素が第1の実施例と同じものは、
同一番号を付与してある。
【0062】図4において、1はビデオディスクなどの
再生手段で、2、3は再生された音声を出力する音声出
力端、4は再生された映像信号を出力する映像信号出力
端、82は再生手段が、曲のサーチを行い頭出しを終了
したことを知らせる頭出し信号出力端であり、第1の実
施例と異なるのは、再生手段1がこの頭出し信号出力端
を有する点である。
【0063】5はマイクロホン、6はマイクロホン入力
部、7はマイクロホン信号を増幅する増幅手段、8は再
生された音声信号とマイクロホン信号を合成する合成手
段、9は合成された信号をアンプ、スピーカあるいはテ
レビ受像機に出力できるように波形や振幅を整える音声
処理手段、10、11は音声処理手段9の信号を出力す
る出力端、13は歌唱信号処理手段で、そのうち14は
再生された音声に含まれる模範歌唱信号の音程を検出す
る音程検出手段、15はマイクロホン信号の音程を検出
する音程検出手段、16は音程検出手段14と音程検出
手段15の音程検出結果を比較する比較手段、17は比
較手段の結果を表示する表示手段であり、以上の構成要
素の内、再生手段1以外は、従来例および第1の実施例
で示したものと同じものである。
【0064】また、80は再生された音声信号から模範
の歌唱信号を抽出する歌唱信号抽出手段、81は歌唱信
号抽出手段80の出力信号のレベルを判定するレベル判
定手段である。
【0065】ここで、第1の実施例と異なるのは、歌唱
信号抽出手段80の構成とレベル判定手段81の終了結
果入力端の入力信号が、再生手段1の頭出し信号出力端
82の出力である点である。
【0066】以上のように構成された本発明の第2の実
施例について説明する。まず、再生手段1で再生された
音声信号がマイクロホン5の出力信号と合成され出力さ
れる。また、再生手段1の音声信号が歌唱信号抽出手段
80に入力されて歌唱抽出信号が抽出され、歌唱信号処
理手段13で音程を検出され、歌唱信号を基準にマイク
ロホン信号の音程が比較評価され、結果が表示される。
以上動作は第1の実施例と同じである。
【0067】さて、本実施例の歌唱信号抽出手段80
は、第1の実施例と異なり、電圧制御増幅器制御手段6
5から動作を終了した結果を出力しない。
【0068】図5は、歌唱信号抽出手段80の具体的な
構成例で、図2に示した歌唱信号抽出手段から結果出力
端がないだけである。
【0069】したがって、図4に示すようにレベル判定
手段81は、歌唱信号抽出手段80の出力だけが入力さ
れる。
【0070】レベル判定手段80の構成は第1の実施例
で説明したように、図3に示す構成のものと同じである
が、終了結果入力端74には、再生手段1の頭出し信号
出力端から出力される頭出し出信号が入力される。
【0071】この頭出し信号は、再生手段1がビデオデ
ィスクに記録された曲をサーチし、頭出しを終了したこ
とを知らせる信号である。一般に、ビデオディスクに
は、各曲毎にチャプタとよばれる区分がなされ、各チャ
プタに番号が付与されているのが普通である。チャプタ
番号はビデオディスクの位置情報として映像信号などに
重畳されており、映像信号が復調された後で、分離して
検出される。さらに、チャプタを指定してサーチする機
能は、通常の再生手段に備えられている場合が多い。
【0072】そこで、ビデオディスクなどでカラオケを
楽しむときには、チャプタを指定し、サーチされた結
果、曲の頭出しがなされる。
【0073】このような頭出しが終了したことを知らせ
る頭出し信号をレベル判定手段81は入力とする。
【0074】一方、再生手段1で再生された音声信号は
歌唱信号抽出手段80で歌唱信号が前奏部分で検出され
る。歌唱信号抽出手段80の出力は、レベル判定手段8
1に入力され、振幅判定が行われるが、このとき先の頭
出し信号を基準に、歌唱信号抽出手段80が動作を終了
するのに必要な時間以上が経過した後に、判定動作をお
こなえば、歌唱信号抽出手段80の構成や動作と関係な
く、レベル判定が行える。
【0075】レベル判定手段81が、伴奏のキャンセル
が不充分と判定すれば、歌唱信号処理手段13の動作を
停止する。
【0076】このような構成で、第1のチャンネルの信
号と第2のチャンネルの信号の伴奏が一致せず、歌唱信
号抽出手段80で充分に伴奏をキャンセルできないとき
には、レベル判定手段81が、信号振幅を検出、判定す
ることで、歌唱信号処理手段13の動作を停止し、不正
確な音程の比較を行わないようにする。
【0077】このように、本発明の第2の実施例の歌唱
練習装置を用いれば、再生手段の機能を利用するので、
歌唱信号抽出手段80を複雑な構成とすることなく、音
程比較に不適切な音声が再生されても、再生信号から適
当でないことを判別し、歌唱信号処理の動作を停止する
ことができるので、不正確な評価を行わないですみ、ま
た、装置自体の信頼性を確保できるという利点を有して
いる。
【0078】また、本発明の第1と第2の実施例では、
レベル判定手段51あるいは81の結果が歌唱信号処理
手段13の動作を停止するだけであったが、歌を練習し
ている人に、判定結果がわかりにくい。
【0079】そこで、歌唱抽出の結果で練習ができない
かどうかを報知する手段を備えた実施例を本発明の第3
の実施例として説明する。
【0080】図6は、本発明の第3の実施例の構成を示
すブロック図である。図6において、1はビデオディス
クなどの再生手段で、2、3は再生された音声を出力す
る音声出力端、4は再生された映像信号を出力する映像
信号出力端である。
【0081】5はマイクロホン、6はマイクロホン入力
部、7はマイクロホン信号を増幅する増幅手段、8は再
生された音声信号とマイクロホン信号を合成する合成手
段、9は合成された信号をアンプ、スピーカあるいはテ
レビ受像機に出力できるように波形や振幅を整える音声
処理手段、10、11は音声処理手段9の信号を出力す
る出力端、13は歌唱信号処理手段で、そのうち14は
再生された音声に含まれる模範歌唱信号の音程を検出す
る音程検出手段、15はマイクロホン信号の音程を検出
する音程検出手段、16は音程検出手段14と音程検出
手段15の音程検出結果を比較する比較手段、17は比
較手段の結果を表示する表示手段である。
【0082】また、50は、再生された音声信号から歌
唱信号を抽出する歌唱信号処理手段である。
【0083】以上の構成は、従来例および第1の実施例
と同じもので、同一番号を付与している。
【0084】91は歌唱信号抽出手段50の出力信号レ
ベルを判定するレベル判定手段、100は再生手段1で
再生された映像信号にレベル判定手段91の結果を報知
する第2の表示手段、101は表示手段100の出力を
出力する表示映像出力端である。
【0085】ここで、レベル判定手段91は、第1の実
施例のように、歌唱信号抽出手段50の出力信号と終了
結果を入力とする点は同じであるが、判定結果を第2の
表示手段100に出力する点が異なる。
【0086】以上のように構成された本発明の第3の実
施例について動作を説明する。再生手段1は、従来例と
同様に、ビデオディスクの再生手段とする。動作は第1
の実施例と同じで、伴奏が記録されている第1のチャン
ネルと、伴奏と模範歌唱が記録されている第2のチャン
ネル信号が各々音声出力端2、3より出力される。ま
た、映像信号が、映像信号出力端4よりテレビ受像機な
どへ出力される。
【0087】また、歌い手は伴奏にあわせて歌い、その
歌声がマイクロホン5によって信号に変換され、マイク
ロホン入力部6からその信号が入力された後、増幅手段
7で適切な振幅にされ、合成手段8に入力される。合成
手段8は、再生手段1の2チャンネルの出力と増幅手段
7の出力を合成する。合成された信号は音声処理手段9
で、波形や振幅などを整えられ、音声処理手段9の出力
は、出力端10、11からアンプ、スピーカあるいあは
テレビ受像機に出力される。これによって、再生された
音声信号と歌声が重畳され、歌を楽しむあるいは練習が
できるようになる。
【0088】次に、再生手段1で再生された2つのチャ
ンネルの音声信号は歌唱信号抽出手段50で歌唱信号が
抽出される。
【0089】ここで、歌唱信号抽出手段50は第1の実
施例と同じもので具体例は図2に示したものある。
【0090】すなわち、歌の前奏部分で、伴奏がキャン
セルされるように、第1のチャンネルの信号の振幅を調
整して第2のチャンネルの信号から減算する。減算結果
の振幅が最小となるように内部で制御し、最小になると
動作を終了する。動作が終了すると終了結果をレベル検
出手段91に出力する。
【0091】歌唱信号抽出手段50で抽出された歌唱信
号は、歌唱信号処理手段13で、マイクロホン信号と音
程を比較され、結果が表示される。歌唱信号処理手段1
3の動作については、従来例や第1の実施例と同様で、
歌唱信号とマイクロホン信号が、それぞれ音程検出手段
14と15により音程が検出され、比較手段16で歌唱
信号を基準に音程の差が比較されて、表示手段で結果が
示される。音程検出手段14、15の構成も図9に示し
た構成と同様である。
【0092】ここまでは、第1のチャンネルの伴奏信号
と第2のチャンネルの伴奏信号が、振幅を調整させれば
キャンセルできる場合で説明したが、実際には、振幅だ
けでなく第1のチャンネルの伴奏と第2のチャンネルの
伴奏信号に位相差がある場合がある。あるいは、最初か
らステレオ信号の形態で伴奏が記録されており、第1と
第2のチャンネルの伴奏信号が全く異なる場合がある。
【0093】このままでは、歌唱信号処理手段13の音
程検出手段14では、歌唱信号に伴奏が加算されたま
ま、音程検出を行うので、誤った音程検出となる。特に
伴奏は、歌唱信号と異なり、さまざまな音色の楽器の信
号から構成されるので、正確な音程検出の妨げとなる。
その結果、比較手段16で音程の比較をしても意味がな
くなってしまい、練習にならない。
【0094】そこで、このように、歌唱信号抽出手段5
0が伴奏を充分キャンセルできていない場合は、歌唱信
号抽出手段50の出力端より、レベル判定手段91で、
伴奏の消え残りが多いことを検出判定する。
【0095】レベル判定手段91の構成は、第1の実施
例と同じもので、歌唱信号抽出手段50の動作が終了し
た後に、歌唱信号抽出手段50の出力信号の振幅を一定
値と比較し、一定時間以上であれば、歌唱信号抽出手段
50が伴奏を充分キャンセルできないことを判定する。
【0096】ただし、第1の実施例と異なるのは判定結
果が第2の表示手段に入力される点である。
【0097】すなわち、レベル判定手段91の判定結果
は、第2の表示手段100に入力される。
【0098】第2の表示手段100は、判定結果を報知
する手段で、例えば、再生手段1の再生する映像信号に
文字などで、判定結果を重畳する手段である。
【0099】図7に第2の表示手段の具体的な構成例を
示す。図7において、110は再生手段1で再生された
映像信号が入力される映像信号入力端、111はレベル
判定手段91の結果が入力される判定結果入力端、11
2は判定結果に応じて、テレビ受像機の画面で特定の形
状、たとえば文字のように見える信号を発生する信号発
生手段、113は、入力された再生映像信号に信号発生
手段112の出力を重畳する映像信号重畳手段、114
は文字などが重畳された映像信号を出力する出力端であ
る。
【0100】このように構成された第2の表示手段10
0の動作について説明する。判定結果入力端111よ
り、レベル判定手段91の判定結果が入力されると、信
号発生手段112では判定結果に応じて、発生信号が出
力される。ここで、信号発生手段112は、例えば、記
憶手段を備えており、テレビ受像機の画面で文字や図形
となるようなパルス信号を記憶手段が記憶しており、判
定結果にしたがって記憶手段からその記憶情報を出力す
るものである。たとえば、レベル判定手段91が入力信
号の振幅が大きいと判定すると、一連の文字に相当する
信号を発生する。レベル判定手段91が、入力信号の振
幅が大きくないと判定したときは、なにも出力しないよ
うにする。特定の文字とは、「NG」などの判定結果に
対応した言葉にすればわかりやすい。
【0101】信号発生手段111で発生された信号は、
映像信号重畳手段113で映像信号に重畳される。信号
発生手段111の出力が重畳された映像信号は出力端1
14から出力され、図6の表示映像出力端より、テレビ
受像機などに出力される。
【0102】この場合、カラオケが映像信号とあわせて
楽しむことを考えれば、再生された映像信号に、信号発
生手段の信号を重畳することは、映像信号をみながら同
時に結果がわかることであり、また、判定結果のための
別の表示手段を必要としないなどの利点がある。
【0103】このような構成で、第1のチャンネルの信
号と第2のチャンネルの信号の伴奏が一致せず、歌唱信
号抽出手段50で充分に伴奏をキャンセルできないとき
には、レベル判定手段91が、信号振幅を検出、判定
し、第2の表示手段100からテレビ受像機などに結果
を報知するので、歌い手は、その判定に従って、不正確
な音程の比較を行わないようにすることができる。
【0104】このように、本発明の第の実施例の歌唱
練習装置を用いれば、音程比較に不適切な音声が再生さ
れても、再生信号から適当でないことを判別し、テレビ
受像機などにその結果が報知されるので、カラオケをテ
レビ受像機の画面でたのしみながら、その判定にしたが
って、不正確な音程比較を行わないようすることがで
き、また、装置自体の信頼性を確保できるという利点を
有している。
【0105】なお、第1の実施例と第3の実施例を併用
してもよいことは明らかである。また、本発明の第3の
実施例において、レベル判定手段91の終了結果入力端
に第2の実施例のように再生手段1から頭出し信号出力
を入力としても、同様な効果が得られることは明らかで
ある。
【0106】
【発明の効果】以上の実施例から明らかなように、本発
明の歌唱練習装置は、伴奏が消え残り、マイクロホンの
信号と比較するための模範歌唱信号として、音程比較に
適当な音声が再生されても、模範歌唱信号から適当で
ないことを判別し、歌唱信号の処理を停止したり、テレ
ビ受像機などにその結果が報知されるので、不正確な音
程比較を行わないようすることができ、また、装置自体
の信頼性も確保でき、従来にない非常に有用性が高いも
のである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例の歌唱練習装置の構成を
示すブロック図
【図2】同実施例の歌唱信号抽出手段の構成を示すブロ
ック図
【図3】同実施例のレベル判定手段の構成を示すブロッ
ク図
【図4】本発明の第2の実施例の歌唱練習装置の構成を
示すブロック図
【図5】同実施例の歌唱信号抽出手段の構成を示すブロ
ック図
【図6】本発明の第3の実施例の歌唱練習装置の構成を
示すブロック図
【図7】同実施例の第2の表示手段の構成を示すブロッ
ク図
【図8】従来のカラオケ装置の構成を示すブロック図
【図9】同カラオケ装置の音程検出手段の構成を示すブ
ロック図
【符号の説明】
1 再生手段 13 歌唱信号処理手段 14 音程検出手段 15 音程検出手段 16 比較手段 50 歌唱信号抽出手段 51 レベル判定手段 80 歌唱信号処理手段 81 レベル判定手段 91 レベル判定手段 100 第2の表示手段
フロントページの続き (72)発明者 村木 健司 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電 器産業株式会社内 (56)参考文献 特開 昭62−134695(JP,A) 特開 昭64−89899(JP,A) 実開 昭61−60300(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G10K 15/04 302 G10L 3/00

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 再生された音声から歌唱信号を抽出する
    歌唱信号抽出手段と、前記歌唱信号抽出手段の出力から
    信号レベルを判定するレベル判定手段と、前記歌唱信号
    抽出手段の出力を処理する歌唱信号処理手段とを備え
    歌唱練習装置であって、前記レベル判定手段は、前記歌
    唱信号抽出手段の出力が一定値を越える場合を判定し前
    記歌唱信号処理手段の動作を停止させ、前記歌唱信号処
    理手段は、前記歌唱信号抽出手段の出力とマイクロホン
    からの歌唱信号を比較することを特徴とする歌唱練習装
    置。
  2. 【請求項2】 再生された音声から歌唱信号を抽出する
    歌唱信号抽出手段と、前記歌唱信号抽出手段の出力から
    信号レベルを判定するレベル判定手段と、前記歌唱信号
    抽出手段の出力を処理する歌唱信号処理手段とを備える
    歌唱練習装置であって、前記レベル判定手段は、前記歌
    唱信号抽出手段の出力が一定値を越える場合を判定し操
    作者に対して報知を行い、前記歌唱信号処理手段は、前
    記歌唱信号抽出手段の出力とマイクロホンからの歌唱信
    号を比較することを特徴とする歌唱練習装置。
  3. 【請求項3】 再生手段の出力する音声信号は、第1と
    第2チャンネルの信号からなり、歌唱信号抽出手段は、
    第1のチャンネルの信号を入力として振幅を変化させて
    出力する可変増幅器と、前記可変増幅器の出力と第2の
    チャンネルの信号を減算して模範歌唱信号を出力する減
    算器と、前記減算器の出力を最小の振幅になるように前
    記可変増幅器を制御する可変増幅器制御手段とを備える
    ことを特徴とする請求項1、2記載の歌唱練習装置。
  4. 【請求項4】 レベル判定手段は、模範歌唱信号の帯域
    を制限する帯域制限手段と、前記帯域制限手段の出力が
    一定値以上であることを判定するレベル検出手段とを備
    えたことを特徴とする請求項1、2記載の歌唱練習装
    置。
  5. 【請求項5】 レベル判定手段は、模範歌唱信号が、
    定時間以上一定値以上であることを判定する請求項1、
    2記載の歌唱練習装置。
  6. 【請求項6】 再生手段は、曲の再生開始信号を出力
    し、レベル判定手段は、再生開始信号を受信してから一
    定時間後に判定を開始する請求項1,2記載の歌唱練習
    装置。
  7. 【請求項7】 レベル判定手段は、映像信号にて報知を
    行う請求項2記載の歌唱練習装置。
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