JP2976738B2 - タイヤの把持手段 - Google Patents

タイヤの把持手段

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JP2976738B2
JP2976738B2 JP5002666A JP266693A JP2976738B2 JP 2976738 B2 JP2976738 B2 JP 2976738B2 JP 5002666 A JP5002666 A JP 5002666A JP 266693 A JP266693 A JP 266693A JP 2976738 B2 JP2976738 B2 JP 2976738B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、タイヤの把持手段に関
し、より詳細には、自動車の組立ラインにおいて、トラ
ンクルームにスペアタイヤを搬入するのに用いるタイヤ
の把持手段に関する。
【0002】
【従来の技術】自動車の組立ラインにおいて、タイヤを
把持手段により持ち上げて、自動車トランクルーム内の
スペアタイヤ収納部に搬入する作業工程がある。
【0003】この作業内容は、先ず、図14に示すよう
な専用機の把持手段1の把持片1a,1bのうち、シリ
ンダ2により駆動される把持片1aを移動させてライン
コンベヤラインにより運ばれて所定位置に定置されてい
るスペアタイヤ3或いはスペアタイヤ3’の外周を掴む
ことを行なう。
【0004】一方、図15に示すように所定位置には自
動車4がトランクリッド5を開いた状態で待機してい
る。
【0005】そこで、スペアタイヤ3を把持した把持手
段1は図15に示すようにトランクリッド5に干渉しな
いように、トランクの上方から斜めに傾いてトランク内
に進入し、そのまま把持片1aを解放して、該スペアタ
イヤ3を所定のスペアタイヤ収納部6に搬入していた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従来の搬入方法では、
把持手段はスペアタイヤをトランク内に斜めに入れたま
まで把持を解放するのであり、小さいタイヤのの場合に
は問題はないが、図15、図16に示すように大きいタ
イヤでは斜めに入れるため、丸いチューブの部分がリヤ
エンドパネル7の上縁部、或いは内壁に干渉し、所定の
スペアタイヤ収納部に収納されない場合を生じるとの問
題がある。
【0007】又、タイヤが引かかったままの状態である
と、スペアタイヤの搬送工程の次に行なわれるウェザー
ストリップ押さえ工程において、トランク周りに縁ゴム
を装着する際、この縁ゴムを押さえる自動機械がタイヤ
に干渉するためウェザーストリップ押さえ工程に支障を
きたすとの問題もある。
【0008】従って本発明は、機械によりスペアタイヤ
収納部へのスペアタイヤの収納作業を確実に行なうこと
のできるタイヤの把持手段を提供することを目的とす
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に本発明は次のように構成した。
【0010】
【0011】(1)平置き状に定置されたタイヤのセン
タ穴部を利用して該タイヤを持ち上げる手段であって、
タイヤを掴む際にタイヤのセンタ穴部裏側に当接してタ
イヤを係止するテーパ面を備えた一対の開閉部材と、タ
イヤを掴む際に前記テーパ面と協働して前記開閉部材と
の間にタイヤのディスク部をサンドイッチ状に挟む対向
プレートを有し、前記テーパ面は、仮想円錐面の一部を
以って構成され、この仮想円錐面は、把持対象とされる
タイヤのセンタ穴中心を通る中心軸線上に頂点を有する
円錐面であって、かつ前記センタ穴と同軸上のセンタ穴
部の縁部全体に接し得るものとしてタイヤの把持手段を
構成した(請求項1)。
【0012】(2)前記(1)記載のタイヤの把持手段
において、前記一対の開閉部材は、軸部と折曲部とを有
する略L字状の2つの部材の組み合わせからなり、前記
折曲部に設けたテーパ面がタイヤのセンタ穴部に当接係
止し得る大きさになるまで各開閉部材が互いに前記中心
軸線方向と直交する方向に平行にすれ違いスライドした
開状態と、前記折曲部が前記センタ穴に出入りできる大
きさになるまで前記すれ違いスライドの向きの逆の向き
にスライドした閉状態の何れの状態をも選択的にとり
得、開閉の何れの状態においても前記一対の軸部はセン
タ穴の径未満となるように設定されているものとしてタ
イヤの把持手段を構成した(請求項2)。
【0013】(3)前記(2)記載のタイヤの把持手段
において、前記一対の開閉部材の開閉制御を行なう開閉
手段を有し、この開閉手段は、各開閉部材を取り付けて
前記中心軸線方向と直交する直線方向上にのみスライド
可能な一対のスライドブロックと、これら各スライドブ
ロックにそれぞれ一端側を枢着されたリンク部材と、こ
れらリンク部材の各他端側同士と枢着関係にあり、か
つ、ピストンロッドと連結された連結部材を主な構成要
素としているものとしてタイヤの把持手段を構成した
(請求項3)。
【0014】
【0015】
【作用】スペアタイヤはスペアタイヤ収納部の直上の位
置にて姿勢を整えられて把持部より解放されるので、落
下の途中で障害物に干渉することなく、目標位置である
スペアタイヤ収納部に自然落下し、搬入される。
【0016】
【実施例】1.請求項1、請求項2に対応する例 図1、図2、図3において、符号8はタイヤ搬入用のロ
ボット本体、符号9はアームをそれぞれ示し、このアー
ムの先端部に設けたハンド10の部分にタイヤの把持手
段21を有する構成となっている。
【0017】ロボット本体8は水平面内に旋回自在、ア
ーム9は上下方向に揺動自在、かつ、中間部位にて折曲
自在である。本例ではハンド10はアームに対し固定さ
れている。なお、適宜の向きに旋回自在の構成であって
もよい。
【0018】スペアタイヤ11はラインコンベア12に
より搬送されてきて、図示の位置に位置決め定置されて
いる。また、自動車13は載置台14上にあり、トラン
クリッド15を開いた状態で定置されている。符号20
は、スペアタイヤ収納部を示し、トランクルームの底部
に円形の凹部として形成されている。
【0019】スペアタイヤ11のスペアタイヤ収納部2
0への搬入は、以下の工程を経て行なわれる。
【0020】(1)掴み工程 図1、図3、図4において、スペヤタイヤ11のセンタ
穴11Aに把持手段21を構成する一対の開閉部材16
を嵌入させる。
【0021】嵌入した後、図6に示すように一対の開閉
部材16を構成する開閉部材17、17’をすれ違い方
向にスライドすることによって開き、各開閉部材のテー
パ面をセンタ穴部裏側に当接させ、或いは当接可能な状
態にする。
【0022】次に、図5に示すように把持手段21を構
成する対向プレート19を下降させて、開閉部材16と
の間にホイルのディスク部11Bを挾み、スペアタイヤ
11を把持する。
【0023】(2)持ち上げ工程 図2において、アーム9を操作することにより、スペア
タイヤを掴んだ状態でハンド10を矢印aで示すように
トランクルームの高さに合わせて持ち上げる。持ち上げ
られたスペアタイヤを符号11−1で示す。
【0024】(3)運搬工程 図2に示すように、持ち上げられたスペアタイヤ11−
1をトランクルーム内に運搬する。この運搬に際して、
トランクリッド15との干渉を避けるため、スペアタイ
ヤ11−1は適宜の傾きが与えられる。トランクルーム
内に運搬されたスペアタイヤを図1、図2に符号11−
2で示す。
【0025】図1に示すように、傾きが与えられた結
果、スペアタイヤ11−2は、その中心軸線O−Oが鉛
直方向に対して傾いている。
【0026】(4)位置決め工程 図1において、スペアタイヤ11−2は中心軸線O−O
が鉛直方向を向くように、かつ、該中心軸線O−Oがス
ペアタイヤ収納部の中心に合致するように位置決め制御
される。この位置決め及び姿勢制御は、ロボット本体8
及び、アーム9を操作することにより行なわれる。
【0027】(5)解放工程 位置決め、姿勢制御された状態で、一対の開閉部材16
を閉じ方向にスライド制御することにより、把持手段2
1による把持は解放され、又、対向プレート19は上昇
し、図4に示す如き状態となり、スペアタイヤ11はス
ペアタイヤ収納部20上に自然落下し、搬入を終了す
る。搬入を終えたロボットは、搬入時の動きと逆の動き
を行ない、初期の状態になる。
【0028】以上の工程により、スペアタイヤは目標と
するスペアタイヤ収納部に確実に搬入されることにな
る。
【0029】タイヤを掴む際にタイヤのセンタ穴部裏側
に当接してタイヤを係止するテーパ面を備えた一対の開
閉部材16は、図7に示すように開閉部材17と開閉部
材17’との組合せからなる。
【0030】開閉部材17は軸部17−1と折曲部17
−2とを有する略L字状の部材であり、開閉部材17’
も開閉部材17と全く同一の形状及び大きさを有する。
そこで開閉部材17について説明する各部名称の符号に
ダッシュを付して開閉部材17’にかかる各部の名称と
し、開閉部材17’の説明に代える。
【0031】図7(a)に示すように、開閉部材16が
スペアタイヤのセンタ穴に入るときには開閉部材16は
閉状態にあり、軸部17−1、17’−1及び折曲部1
7−2、17’−2は中心軸線O−Oを中心とする円柱
の一部をなしている。従って、この円柱の直径をdとす
れば、軸部17−1,17’−1及び折曲部17−2,
17’−2の外径は共にdである。
【0032】この外径dは、図6に示すようにスペアタ
イヤ11のセンタ穴の内径eより小さい関係にあり、セ
ンタ穴内に嵌入が可能である。
【0033】一方、一対の開閉部材16は、スペアタイ
ヤを把持するに際して、開閉部材17、17’がそれぞ
れ図7(a)に矢印で示すようにすれ違い方向にスライ
ドする。その結果、図7(b)に示す開状態になる。こ
の開状態において、軸部17−1、17’−1は中心軸
線O−Oを中心とする円柱の一部をなしている。
【0034】このとき、折曲部17−2,17’−2の
外周は、中心軸線O−Oを中心とする直径Dの円に内接
している。この直径Dはスペアタイヤのセンタ穴の内径
eより大きく形成されているセンタ穴部の内径fよりも
大きい任意の大きさに設定されている。
【0035】従って、一対の開閉部材が開状態にあると
き、折曲部17−2,17’−2の上面に形成されてい
るテーパ面17−3,17’−3はセンタ穴部に当接係
止可能な関係にある。
【0036】一対の開閉部材16は、スペアタイヤの把
持を解放するに際して図7(b)に矢印で示すように、
すれ違い方向上、開状態に至るときと逆向きにスライド
し、図7(a)に示す閉状態に至る。
【0037】図7(b)に示す開状態にある一対の開閉
部材を上方から見たときの状態を示したのが図8(b)
に示す図である。この図7(b)において、テーパ面1
7−3、17−3’はそれぞれ折曲部17−1、17’
−2のうち、軸部17−1、17’−1と対向する側の
面に形成されている。
【0038】これらのテーパ面17−3、17’−3は
仮想円錐面の一部を以って構成されている。この仮想円
錐面は、図8(b)において、中心軸線O−O上に頂点
を有する頂角45゜、つまり斜面の傾斜角45゜の円錐
面である。この円錐の底に相当する円を2点鎖線で示
す。この円の直径はDである。この仮想円錐面は、把持
対象とされるタイヤのすべての種類のセンタ穴部の縁部
全体に接し得るものとする。
【0039】かかる仮想円錐面の一部を以って構成され
るテーパ面17−3、17’−3は、中心軸線O−Oを
中心とする任意の半径の円弧22上で同一の高さを有す
る。従って、これらテーパ面は図6に示すように内径f
のセンタ穴部に均一に接触することになる。さらに、セ
ンタ穴部が45゜に面取り状になっているので、テーパ
面の角度である45゜と合致し、面接触となる。
【0040】スペアタイヤの大きさに応じてセンタ穴部
の径も変わるが、テーパ面でカバーされる範囲内であれ
ば、異なる大きさのセンタ穴部径を有するスペアタイヤ
に対しても同一の条件で把持が可能である。
【0041】開閉部材17、17’の具体的な形状につ
いて説明する。図7(b),図8(b)において、先
ず、中心軸線O−Oに中心を有する直径D/2(=直径
d)の円柱を想定する。更に、この円柱を直径D方向
(スライド方向)に縦割りした2つの半円柱を想定す
る。そして、これらの各半円柱を中心軸線O−Oを中心
にしてスライド方向にD/4ずつ相反する向きにスライ
ドするとこれら2つの半円柱は一端側を中心軸線O−O
で接した関係になる。この状態の下で、中心軸線O−O
を中心にして半円柱の軸端面上に半径D/4(=d/
2)の円弧rを描くことにより形成される略三角形状の
部分が軸部17−1の端面形状であり、この端面形状で
中心軸線O−Oと平行に長さを有する軸状の部分が軸部
17−1である。
【0042】この軸部17−1のうち、円弧rの面はテ
ーパ面17−3と接している。半円柱より、軸部17−
1を残し、かつテーパ面17−3を形成するようにして
余分な部分を削り落としたのが開閉部材17の基本形で
ある。なお、本例では開閉部材17の下端部にガイド部
17−4が付加されている。開閉部材17’は、開閉部
材17と全く同一の大きさ形状をしている。
【0043】かかる開閉部材17と開閉部材17’とを
互いに近づく向きにD/4スライドすると、図7
(a),図8(a)に示すように軸部17’−1,17
−1の他端同士が中心軸線O−O上に合致し、開閉部材
17−1,17’−1は中心軸線O−Oに中心が合致し
ている直径D/2(=d)の円柱の一部となる。
【0044】開閉手段について説明する。図9におい
て、開閉手段は、開閉部材17、17’を取付けて直線
方向上にのみスライド可能な一対のスライドブロック2
3,23’と、これら各スライドブロックにそれぞれ一
端側を枢着されたリンク部材24、24’と、これらリ
ンク部材の各他端同士と枢着する連結部材25を主な構
成要素としている。
【0045】スライドブロック23、23’に対する開
閉部材17,17’の取り付けは、各開閉部材の軸部と
一体的に形成された取り付け軸17−5、17’−5を
各スライドブロックの取り付け穴23−1、23’−1
に挿入した上、上端露出ねじ部をナットで締め付けるこ
とによりなされている。符号17−6は回り止め用のね
じ穴を示す。
【0046】スライドブロック23、23’を直線方向
にのみスライド可能とする手段として、図9に示すよう
にキー溝の形成された溝部材26、26’を各スライド
ブロックに嵌入固定し、これら溝部材をキー27により
案内させるようにしている。このキー27は図12に示
すように、ハンドのフレーム28に固定されている。
【0047】図10に示すように、フレーム28にはエ
アシリンダ29が取り付けられており、このエアシリン
ダのピストンロッド29−1は連結部材25に連結され
ている。
【0048】かかる構成により、エアシリンダ29に対
するエアの制御にしたがいピストンロッド29−1が進
退運動し、この運動に伴い、スライドブロックと共に開
閉部材17,17’が移動して開閉動作を行なう。
【0049】図9、図10、図11は開状態にあるとき
の部材の状態を示している。図12、図13において、
開状態の開閉部材を実線で、閉状態の開閉部材を2点鎖
線でそれぞれ示している。
【0050】図10、図12において、対向プレート1
9を駆動するためのシリンダーを符号30−1、30−
2で示す。これらはハンドのフレーム28に取り付けら
れている。
【0051】
【発明の効果】本発明によれば、テーパ面により、平置
き状にされているタイヤを持ち上げる過程でタイヤの自
重によりタイヤのセンタがテーパ面の中心軸線と一致し
てタイヤのセンタリングが行なわれ、かかるセンタリン
グが完了した後に、タイヤを挟持することができるた
め、タイヤを把持するための各部材との間には不要な力
がかからず、よって、タイヤへの損傷を与えることなく
所定の位置に確実に把持可能となる。さらに、取り扱う
スペアタイヤの大きさに応じてセンタ穴部の径も変わる
が、そのような場合でも、テーパ面でカバーされる範囲
内であれば、異なる大きさのセンタ穴部径を有するスペ
アタイヤに対しても同一の条件で把持が可能となり、ス
ペアタイヤ収納部へのスペアタイヤの収納作業を確実に
行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる、スペアタイヤの搬入過程を説
明した図である。
【図2】本発明にかかる、スペアタイヤの搬入過程を説
明した図である。
【図3】本発明にかかる、スペアタイヤの搬入過程を説
明すた図である。
【図4】スペアタイヤ内で開閉手段を閉じた状態を説明
した図である。
【図5】スペアタイヤに開閉手段を入れる前及び、入れ
た後、開閉手段を開いた状態を説明した図である。
【図6】スペアタイヤ内で開閉手段を開いた状態を説明
した図である。
【図7】開閉手段の開き、及び閉じ状態を説明した斜視
図である。
【図8】開閉部材を軸方向からみたときの模視的な説明
図である。
【図9】開閉手段の分解斜視図である。
【図10】ハンド部分の要部平面図である。
【図11】スライドブロック周辺部の平面図である。
【図12】開閉部材を開いた状態を説明した把持手段の
正面図である。
【図13】把持手段の下面図である。
【図14】従来技術における把持手段の説明図である。
【図15】従来技術によるスペアタイヤの搬入過程を説
明した図である。
【図16】従来技術において、スペアタイヤの搬入が不
完全な状態を説明した図である。
【符号の説明】
16 一対の開閉部材 17、17' 開閉部材 17−3、17−3' テーパ面 19 対向プレート O―O 開閉部材およびスペアタイヤの中心軸線
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B23P 19/04 B23P 21/00 303 B62D 65/00

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】平置き状に定置されたタイヤのセンタ穴部
    を利用して該タイヤを持ち上げる手段であって、タイヤ
    を掴む際にタイヤのセンタ穴部裏側に当接してタイヤを
    係止するテーパ面を備えた一対の開閉部材と、タイヤを
    掴む際に前記テーパ面と協働して前記開閉部材との間に
    タイヤのディスク部をサンドイッチ状に挟む対向プレー
    トを有し、 前記テーパ面は、仮想円錐面の一部を以って構成され、
    この仮想円錐面は、把持対象とされるタイヤのセンタ穴
    中心を通る中心軸線上に頂点を有する円錐面であって、
    かつ前記センタ穴と同軸上のセンタ穴部の縁部全体に接
    し得るものであることを特徴とするタイヤの把持手段。
  2. 【請求項2】請求項1記載のタイヤの把持手段におい
    て、前記一対の開閉部材は、軸部と折曲部とを有する略
    L字状の2つの部材の組み合わせからなり、 前記折曲部に設けたテーパ面がタイヤのセンタ穴部に当
    接係止し得る大きさになるまで各開閉部材が互いに前記
    中心軸線方向と直交する方向に平行にすれ違いスライド
    した開状態と、前記折曲部が前記センタ穴に出入りでき
    る大きさになるまで前記すれ違いスライドの向きの逆の
    向きにスライドした閉状態の何れの状態をも選択的にと
    り得、 開閉の何れの状態においても前記一対の軸部はセンタ穴
    の径未満となるように設定されていることを特徴とする
    タイヤの把持手段。
  3. 【請求項3】請求項2記載のタイヤの把持手段におい
    て、前記一対の開閉部材の開閉制御を行なう開閉手段を
    有し、この開閉手段は、各開閉部材を取り付けて前記中
    心軸線方向と直交する直線方向上にのみスライド可能な
    一対のスライドブロックと、これら各スライドブロック
    にそれぞれ一端側を枢着されたリンク部材と、これらリ
    ンク部材の各他端側同士と枢着関係にあり、かつ、ピス
    トンロッドと連結された連結部材を主な構成要素として
    いることを特徴とするタイヤの把持手段。
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