JP2976525B2 - 収納式梯子 - Google Patents

収納式梯子

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JP2976525B2 JP2340733A JP34073390A JP2976525B2 JP 2976525 B2 JP2976525 B2 JP 2976525B2 JP 2340733 A JP2340733 A JP 2340733A JP 34073390 A JP34073390 A JP 34073390A JP 2976525 B2 JP2976525 B2 JP 2976525B2
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好夫 伊藤
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、軽量で収納・開設が容易であり、とくに消
防活動などの緊急時に有用な搬送性および作業性に優れ
る収納式梯子に関する。
〔従来の技術〕
従来、火事などの災害現場で人命救助や消防活動に使
用されている梯子は、主に鋼材により構成された二つ折
もしくは多段伸縮式の折り畳み構造のものが主流を占め
ている。
ところが、二つ折構造の梯子は災害現場で展長する際
に広い場所を必要とするため、狭いスペースでの使用に
困難性を伴う作業上の欠点がある。一方、多段伸縮式の
梯子は構造が複雑化するうえに、支柱強度を増すために
重なり部分を多く採らなければならない関係で十分な長
さを確保するには著しく重量増になる問題点がある。
このため、高層の集合住宅などの消化活動を対象とす
る大鉤付梯子などは、軽量のアルミ合金材で形成された
ものが採用されている。しかし、この場合でも力の掛か
る大鉤部分は鋼製となっているため全体の重量バランス
が悪く、搬送性の点に問題がある。
更に、通常、梯子の大鉤部分は内側に閉じて収納する
機構となっているが、使用時の開脚固定化はピン挿入式
のロック構造となっているため往々にしてロックがうま
く作動せず、無理に力を入れると破損する事態が発生す
る。このようにロックが破損すると、大鉤が不必要に外
側に開き、危険な状態を惹起する。
〔発明が解決しようとする課題〕
上記の実情から、災害現場などで緊急時に使用される
梯子には、軽量で搬送性がよく、作業性に優れる構造の
ものが強く要求されている。
本発明は前記の要求に沿うために開発されたもので、
その目的は、全体が軽量材によりバランスのよく構成さ
れ、開設組立が容易でコンパクトに収納することができ
る搬送性、作業性および安全性に優れた収納式梯子を提
供するにある。
〔課題を解決するための手段〕
上記の目的を達成するための本発明による収納式梯子
は、コ字形断面を有する縦枠支柱の内面に横桟パイプを
上下方向に遊動自在に軸着して前記横桟パイプを斜動さ
せた際に対向面が当接する縦枠支柱の内部に横桟パイプ
が収納される構造を備え、前記縦枠支柱の側部に梯子を
開設したときに側面孔を介してロックピンの先端部が横
桟パイプ内に挿入する機構のバネ式ロック手段を少なく
とも1箇所設置し、両方の縦枠支柱の上部位置に90゜回
転した際にバネ機構により引掛鉤部材と直結する回転嵌
子が固定凹部材に嵌着して向き変更ができるカム型鉤固
定手段を介設し、かつ部材全体がチタンもしくはチタン
合金により構成されてなることを構造上の特徴とする。
〔作 用〕
本発明の収納式梯子は上記のように構成されているか
ら、開設形態にある梯子から横桟パイプを斜動させるこ
とにより縦枠支柱が平行移動的に近接して相互の対向面
が当接し、各横桟パイプは縦枠支柱の内部に折り畳まれ
た状態に収納される。したがって、横桟が収納されたと
きには両縦枠支柱が重なったコンパクトな棒状に転化
し、搬送性を高めるとともに、車両積載や保管が従来よ
りも小面積のスペースで処理することができる。
梯子を開設する場合には、前記とは逆に縦枠支柱を開
脚して横桟パイプが縦枠支柱と直角になる状態とし、バ
ネ式ロック手段を作動してロックピンの先端部を横桟パ
イプ内に挿入する。この開設操作は、その都度梯子を地
上に置く必要なしに狭い場所で容易かつ迅速におこなう
ことができ、安全な梯子の開設形態を形成する。
また、引掛鉤部材は90゜回転した際にバネ機構により
引掛鉤部材に直結している回動嵌子が固定凹部材に嵌着
して向き変更しえるカム型の固定手段となっているか
ら、引掛鉤部材の先端部分を押し回しすることによりワ
ンタッチで使用状態と収納状態の切り換えが可能とな
る。
更に、部材全体が軽量でアルミ合金に比べ材質強度、
耐熱性、耐食性に優れるチタンまたはチタン合金により
構成されているため、火炎に晒される火災現場での使用
により熱変形することがなく、また常に良好な重量バラ
ンス性と安全性が付与される。そのうえ、各部材をアル
ミ合金より肉薄に形成することができるから、一層の軽
量化を図ることができる。
このような機構的、材質的作用を介して優れた搬送
性、作業性ならびに安全性がもたらされる。
なお、本発明の収納式梯子は特に消防活動に有用であ
るが、これに限られるものではなく、例えば避難用、一
般家庭用としても使用しえることは言うまでもない。
〔実施例〕
以下、本発明を図示の実施例に基づいて説明する。
第1図は本発明の収納式梯子の主要部を示したもの
で、(a)は側面図、(b)は正面図である。これら図
において、1は縦枠支柱、2は足掛け昇降用の横桟パイ
プ、3はバネ式ロック手段、4は引掛鉤部材そして5は
カム型固定手段である。これら部材の材質は、全てチタ
ンもしくはチタン合金で構成されている。
縦枠支柱1と横桟パイプ2の結合は、第2図〔第1図
(b)のA−A′線図〕に示すようにコ字形断面を有す
る両縦枠支柱の内面に横桟パイプ2を位置調整管6およ
びボルト7を介して上下方向に遊動自在に軸着した構造
となっている。したがって、横桟パイプ2を斜動させる
と縦枠支柱1相互が逆方向に平行移動して第3図(a)
の形態となり、更に横桟パイプ2を折り畳むと第3図
(b)のように縦枠支柱1の対向面8、8′が当接し、
横桟パイプ2が縦枠支柱1の内面溝内に収納された棒状
の形態に転化する。
梯子を開設しようとする場合には、前記とは逆に縦枠
支柱1を開脚して第3図(b)、(a)の順序を経て横
桟パイプ2が縦枠支柱1と直角となる第1図の形態に
し、バネ式ロック手段3を作動して固定する。
バネ式ロック手段3は、第4図に例示したごとく縦枠
支柱1に穿設された側面孔9を介してロックピン10の先
端部が横桟パイプ2内に挿入する機構に設計され、少な
くとも縦枠支柱1の側部にの1箇所設置する。すなわ
ち、第4図のバネ式ロック手段3は、端部に90゜の角度
で浅溝11および深溝12を有する筒管13内にコイル状スプ
リング14を介して把手15を備えるロックピン10を装着し
た構造で、開放時には第4図(a)のように把手15を浅
溝11に嵌合してロックピン10の先端部を横桟パイプ2か
ら離した状態にセットし、固定時には第4図(b)のよ
うに把手15を引きながら90゜回転させて深溝12内に嵌合
するとコイル状スプリング14の作用でロックピン10の先
端部が先に伸びて横桟パイプ2内に挿入し、横桟パイプ
2を確実に固定する。この際、ロックピン10の先端を挿
入時に横桟パイプ2内の軸支ボルト7に拘持するような
湾曲凹状に形成しておくと一層固定化が確実となる。
カム型固定手段5は、引掛鉤4を機能させるために両
縦枠支柱1の上部位置に介設された部材で、第5図に示
すように90゜回転した際にバネ機構により引掛鉤部材4
と直結する回動嵌子16が固定凹部材17に嵌着して向き変
更ができる構造に設計されている。具体的な構造機構
は、内部が筒状で端部に等間隔に4箇所の切欠き溝18を
備える固定凹部材17と、引掛鉤部材4に連結し中間部が
コイル状スプリング14を介して前記筒状内部を貫通し、
基端部に回動嵌子16を固着した部材とから構成されてい
る。そして、収納時には、第5図(a)のように引掛鉤
部材4を倒した状態に回動嵌子16を固定凹部材17の切欠
き溝18に嵌着する。使用時には第5図(b)に示すよう
に引掛鉤部材4を押しながら回転して嵌着状態を解除
し、引続き第5図(c)のように90゜回転させて回動嵌
子16を固定凹部材17の別の切欠き溝18に嵌め込んで確実
に固定する。この場合、固定凹部材17の切欠き溝18に図
示のごとくテーパーを形成しておくと、引掛鉤部材4の
回転操作のみで自動的に回動嵌子16が回動するから作業
をワンタッチでおこなうことが可能となる。
〔発明の効果〕
以上のとおり、本発明による構造の収納梯子は全体が
軽量で優れた材質強度と耐熱安定性を有するチタンもし
くはチタン合金によってバランスよく構成されており、
収納時の形態が極めてコンパクトで、収納・開設が狭い
場所でも容易にでき、開設時に横桟パイプを固定するた
めのバネ式ロック手段および引掛鉤部材を向き変更させ
るためのカム型固定手段は迅速な操作性で、常に安全確
実な固定状態を形成することができる。
したがって、従来構造の梯子に比べて搬送性、作業
性、安全性などの面で改善効果が大きいから、特に消防
活動など緊急時に使用する棒状梯子として極めて有用で
ある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明による収納式梯子の主要部を示したもの
で(a)は側面図、(b)は平面図である。第2図は第
1図(b)のA−A′線に沿う一部切欠断面図である。
第3図は(a)、(b)は梯子の収納状態を示す説明図
である。第4図はバネ式ロック手段を例示した一部切欠
断面図で、(a)は開放時の状態、(b)は固定時の状
態を示したものである。第5図は引掛鉤部材のカム型固
定手段を例示した一部切欠断面図で、(a)は収納時、
(b)は向き変動時、(c)は使用状態時を示したもの
である。 1……縦枠支柱、2……横桟パイプ 3……バネ式ロック手段、4……引掛鉤部材 5……カム型固定手段、6……位置調整管 7……ボルト、8、8′……対向面 9……側面孔、10……ロックピン 11……浅溝、12……深溝 13……筒管、14……コイル状スプリング 15……把手、16……回動嵌子 17……固定凹部材、18……切欠き溝
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 後藤 侃康 東京都大田区田園調布4丁目21番11号 タイテック株式会社内 (56)参考文献 実開 平1−89598(JP,U) 実開 平2−1400(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) E06C 1/00 - 9/14

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】コ字形断面を有する縦枠支柱の内面に横桟
    パイプを上下方向に遊動自在に軸着して前記横桟パイプ
    を斜動させた際に対向面が当接する縦枠支柱の内部に横
    桟パイプが収納される構造を備え、前記縦枠支柱の側部
    に梯子を開設したときに側面孔を介してロックピンの先
    端部が横桟パイプ内に挿入する機構のバネ式ロック手段
    を少なくとも1箇所設置し、両方の縦枠支柱の上部位置
    に90゜回転した際にバネ機構により引掛鉤部材と直結す
    る回動嵌子が固定凹部材に嵌着して向き変更ができるカ
    ム型固定手段を介設し、かつ部材全体がチタンもしくは
    チタン合金により構成されてなることを特徴とする収納
    式梯子。
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