JP2683867B2 - 避難梯子 - Google Patents
避難梯子Info
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Description
ビル、マンション等の高層建築物や一般住宅家屋等の高
所から避難する際に使用するものであり、不使用時には
折り畳み状態で収納されている共に、使用時には建物の
窓枠や手摺等に掛けられて建物の壁面に沿って伸長垂下
状態になる折り畳み式の避難梯子の改良に関する。
例えば図12に示す構造のものが知られている。即ち、
前記避難梯子は、上下方向に所定間隔毎に配置された複
数本の横桟30と、上下に隣接する横桟30の両端部同
士を連結する折り畳み自在なリンク構造の縦材31と、
各横桟30に後方へ突出する姿勢で取り付けられた棒状
の突子32と、最上段の横桟30にチェーン33を介し
て取り付けられた吊り下げ金具34と、避難梯子を折り
畳み状態に保持する止め金具35とを具備して成り、縦
材31を折り畳むことによって折り畳み状態になり、
又、縦材31を伸ばすことによって伸長状態になるよう
に構成されている。
子を用いて避難する場合、避難者は、先ず避難梯子を突
子32が手前になるようにして窓の外に出し、吊り下げ
金具34を窓枠に掛ける(図12参照)。次に、止め金
具35を操作し、避難梯子の折り畳み保持状態を解除す
る。そうすると、避難梯子は、自重により伸長し、建物
の壁面Wに沿って伸長垂下状態になる。その結果、避難
者は、伸長垂下状態の避難梯子を伝って高所から低所へ
避難することができる。この避難梯子は、伸長垂下状態
になったときに突子32が建物の壁面Wに当接して横桟
30を壁面Wから一定距離だけ離間させる為、避難者が
横桟30に手足を掛け易くなる等の利点がある。
畳み式の避難梯子に於いては、各横桟30が角パイプに
より形成され居り、折り畳み時には上下に隣接する横桟
30の上下面が当接して全体的にコンパクトになるよう
に構成されている。然し乍ら、避難梯子の全長が長くな
って横桟30の本数が多くなった場合には、折り畳み時
に上下に隣接する横桟30同士を当接させても、あまり
コンパクト化できないと云う問題があった。尚、各横桟
30の高さHを低くすることによって、上記問題を解決
することができるが、横桟30の高さHを低くすると、
横桟30の強度が低下することになる。その為、従来の
折り畳み式の避難梯子に於いては、横桟30の高さHを
あまり低くすることもできず、横桟30の本数が多くな
った場合には折り畳み時にどうしても大型化すると云う
問題があった。
れている止め金具35は、各横桟30が挿入される略U
字形の保持杆36と、保持杆36の両端部に挿通係止さ
れる係止板37と、係止板37の上方で保持杆36に挿
通されるピン38とから構成されて居り、ピン38を引
き抜いて係止板37を保持杆36から外すと、保持杆3
6が横桟30から外れ、避難梯子が自重によって伸長降
下するようになっている。ところが、前記止め金具35
を用いた場合、係止板37を保持杆36から外したとき
に保持杆36が真っ先に落下し、避難梯子の真下に居る
人を直撃したりする虞れがあり、安全性に於いても問題
があった。
案されたものであり、その目的は同一高さの横桟を用い
た場合に従来の避難梯子に比較して折り畳み時に大幅な
コンパクト化を図れ、然も伸長時に安全性に優れた避難
梯子を提供するにある。
に、本発明の避難梯子は、上下方向に所定間隔毎に配置
された複数本の横桟と、上下に隣接する横桟の両端部同
士を連結する折り畳み自在な縦材と、各横桟に後方へ突
出する姿勢で取り付けられた棒状の突子と、最上段の横
桟に取り付けられた吊り下げ金具とを備え、不使用時に
は縦材が折り畳まれて横桟同士が当接する折り畳み状態
になると共に、使用時には吊り下げ金具が建物の窓枠や
手摺に掛けられて建物の壁面に沿って伸長垂下状態にな
る避難梯子に於いて、上下に隣接する横桟の対向する面
の一方の面に、横桟の長手方向に沿う凸部を形成し、
又、他方の面に、前記凸部に嵌合される凹部を形成した
ものである。
し、これらを対向する凹部に嵌合させるようにしても良
い。
を折り畳み状態に保持する止め金具を設けるようにして
も良い。この止め金具は、最上段の横桟に掛け止めされ
る略逆L字形の本体と、本体の一端部に取り付けられ、
折り畳み状態になった避難梯子の横桟に巻き付けられて
本体の他端部へ延びるバンドと、本体の他端部に取り付
けられ、バンドの先端部を本体の他端部側に係止する係
止片とから構成することが好ましい。
止め金具によって折り畳み状態に保持されて居り、室内
の窓付近等に設置されている。このとき、避難梯子は、
上下に隣接する横桟の一方の面に凸部を、又、他方の面
に前記凸部に嵌合される凹部を形成している為、折り畳
み時には上下に隣接する横桟の凸部と凹部とが嵌合する
ことになる。その結果、避難梯子は、折り畳み時に極め
てコンパクト化され、収納し易くなると共に、取扱性に
も優れたものとなる。
は、先ず折り畳み状態の避難梯子を突子が手前になるよ
うにして窓の外に出し、吊り下げ金具を窓枠等に掛け
る。次に、避難者は、下方の安全を確認してから止め金
具を操作し、避難梯子の折り畳み保持状態を解除する。
即ち、止め金具の係止片を操作してバンドの係止を外
す。そうすると、避難梯子は、自重により伸長し、建物
の壁面に沿って伸長垂下状態になる。このとき、止め金
具は、バンドを外しても本体部分が最上段の横桟に掛け
止めされている為、避難梯子の伸長時に止め金具の部品
が落下すると云うこともなく、安全性に優れている。そ
して、避難者は、避難梯子が建物の壁面に沿って伸長垂
下状態になったら、避難梯子を伝って高所から低所へ避
難する。このとき、避難梯子の突子が建物の壁面に当接
し、各横桟と壁面との間には一定の間隙が形成されてい
る為、避難者は横桟に手足を掛け易くなり、円滑且つ容
易に避難することができる。又、横桟の上面に凸部を形
成した場合には、これが滑り止めの役目をし、避難者は
手足を滑らすことなく、安全に避難することができる。
に説明する。図1乃至図11は本発明の実施例に係る避
難梯子を示し、当該避難梯子は、複数の横桟1と、複数
の縦材2と、複数の突子3と、一対の吊り下げ金具4
と、止め金具5とから構成されている。
きさのアルミ合金製の角パイプ(長さ366mm、高さ
H17mm、幅25mm)により形成されて居り、上下
方向に所定間隔毎に配置されている。又、各横桟1の上
面には、図4及び図5に示す如く、長手方向に沿う凸部
1a(高さH1 約2mm、幅18mm)が形成されて居
り、当該凸部1aの上面には滑り止め用の複数本の溝1
cが長手方向に沿って形成されている。更に、各横桟1
の下面には、前記凸部1aに嵌合される凹部1b(深さ
D2mm、幅21mm)が長手方向に沿って形成されて
いる。尚、図1及び図5に於いて、1dは各横桟1の両
端部に前後方向へ穿設され、後述する突子3の先端部が
挿通支持される支持穴、6は各横桟1の両端部に嵌着さ
れ、横桟1内へのごみの進入等を防止するプラスチック
製キャップである。
合金製の角パイプにより形成したが、他の実施例に於い
ては、各横桟1をステンレス鋼製の角パイプにより形成
するようにしても良い。又、上記実施例に於いては、各
横桟1の上面に凸部1aを、各横桟1の下面に凹部1b
を夫々形成するようにしたが、他の実施例に於いては、
各横桟1の上面に凹部1bを、各横桟1の下面に凸部1
aを夫々形成するようにしても良い。更に、上記実施例
に於いては、各横桟1の上面に凸部1aを、一本だけ形
成するようにしたが、他の実施例に於いては、図6及び
図7に示すように各横桟1の上面に複数本の凸部1aを
並列状態で且つ横桟1の長手方向に沿って形成し、各凸
部1aを凹部1bに嵌合させるようにしても良い。この
場合、複数本の凸部1aが滑り止めの役目をすることに
なり、滑り止め用の溝1cを省略することができる。
端部同士を連結するものであり、折り畳み自在に構成さ
れていると共に、両端部が横桟1の端部に回動自在に取
り付けられている。本実施例では、縦材2は、アルミ合
金製の一対のリンク部材2′から成り、リンク部材2′
の端部同士をリベット7で回動自在に枢着することによ
って折り畳み自在となっている。又、縦材2は、上下に
隣接する横桟1の両端部前面及び後面に夫々配置されて
居り、その上下端部には各横桟1の支持穴1dに合致す
る取り付け穴2a(図5参照)が夫々穿設されている。
そして、前記縦材2の両端部は、後述する突子3を介し
て上下に隣接する横桟1の端部に回動自在に取り付けら
れている。即ち、縦材2の両端部は、図5に示す如く、
その取り付け穴2aを横桟1の支持穴1dに合致させ、
各穴2a、1dに突子3の先端部を挿通することによっ
て、横桟1の端部に回動自在に取り付けられる。
合金製のリンク部材2′により形成したが、他の実施例
に於いては、各縦材2をステンレス鋼製のリンク部材
2′ににより形成するようにしても良い。又、上記実施
例に於いては、縦材2を横桟1の両端部前面及び後面に
夫々配置するようにしたが、他の実施例に於いては、縦
材2を横桟1の両端部前面若しくは後面の何れか一方の
みに配置するようにしても良い。
く、各横桟1の両端部に後方へ突出する姿勢で取り付け
られて居り、縦材2の端部を横桟1の端部へ回動自在に
取り付ける役目も兼ねている。本実施例では、突子3
は、適宜の長さのアルミ合金製の棒材(直径6mm)を
平面形状略コの字状に折り曲げ加工することにより形成
されて居り、先端部が横桟1の支持穴1d及び縦材2の
取り付け穴2aに挿通され、水平姿勢で後方へ突出する
平行な突出部3aと、突出部3aの後端部間に連設さ
れ、横桟1に平行で且つ壁面Wに当接可能な当接部3b
とを備えいる。又、突子3の当接部3bの中央部は、図
3に示す如く、壁面Wへ当接すべく下方へ略コの字状に
折り曲げられて居り、避難梯子を折り畳み状態にしても
上下に隣接する当接部3b同士が互いに衝突しないよう
になっている。更に、突子3の突出部3aには、横桟1
の支持穴1d及び縦材2の取り付け穴2aへの差し込み
深さを規制する鍔部3cが形成されている。そして、前
記突子3は、図5に示す如く、突出部3aの先端を、横
桟1の後方から縦材2の取り付け穴2a、横桟1の支持
穴1d、縦材2の取り付け穴2aに順次挿通し、突出部
3aの先端に座金8を嵌めてその端部をかしめることに
よって、横桟1の両端部に後方へ突出する姿勢で取り付
けられることになる。このとき、縦材2の端部も、突子
3によって横桟1の端部へ回動自在に取り付けられるこ
とになる。尚、本実施例では、最下段及び下から2段目
の横桟1に取り付ける突子3は、図12に示す従来の突
子と同一の形状に形成されて居り、避難梯子を折り畳み
状態にしたときに下方へ折り曲げている当接部3bが最
下段の横桟1よりも下方へ突出しないように為されてい
る。
合金製の棒材により形成したが、他の実施例に於いて
は、各突子3をステンレス鋼製の棒材により形成するよ
うにしても良い。又、上記実施例に於いては、突子3の
突出部3aを、横桟1の支持穴1dに挿通することによ
って、突子3を横桟1に取り付けるようにしたが、他の
実施例に於いては、突子3の先端部を横桟1の両端部後
面に溶接により固着するようにしても良い。この場合、
縦材2の端部は、横桟1の両端部にリベット等で回動自
在に取り付けるようにする。更に、上記実施例に於いて
は、最下段及び下から2段目の横桟1に取り付ける突子
3には、従来と同一の形状のものを使用したが、全ての
横桟1に当接部3bの中央部を下方へ彎曲させた突子3
を取り付けるようにしても良い。
両端部に夫々取り付けられて居り、建物の窓枠に着脱自
在に掛け止められるように構成されている。本実施例で
は、吊り下げ金具4は、図1乃至図3に示す如く、略L
字形を呈し、複数の幅調節穴9aを穿設したステンレス
鋼製の外側金具9と、略L字形を呈し、外側金具9の幅
調節穴9aに合致する複数の幅調節穴10aを穿設した
ステンレス鋼製の内側金具10と、両金具9、10を移
動調節自在に連結するボルト・ナット11と、外側金具
9にリベット12により揺動自在に取り付けられたステ
ンレス鋼製のC型金具13等から構成されて居り、両金
具9、10の幅調節穴9a、10aの位置を変えること
によって、両金具9、10間の幅を窓枠の厚みに合うよ
うに調節することができる。そして、前記吊り下げ金具
4は、連結金具14及びワイヤロープ15を介して最上
段の横桟1の両端部に取り付けられている。
連結金具14及びワイヤロープ15を介して最上段の横
桟1の両端部に取り付けるようにしたが、他の実施例に
於いては、吊り下げ金具4をチェーン等を介して最上段
の横桟1の両端部に取り付けるようにしても良い。又、
上記実施例に於いては、最上段の横桟1に窓枠に引っ掛
ける形式の吊り下げ金具4を取り付けるようにしたが、
他の実施例に於いては、最上段の横桟1に窓の近傍に設
けた手摺に掛けるフック形式の吊り下げ金具4を取り付
けるようにしても良い。この吊り下げ金具4として、例
えば実開昭55−12887号公報の第1図乃至第3図
に示す構造のものや実公昭57−19437号公報の第
1図乃至第4図に示す構造のものを使用しても良い。
示す如く、最上段の横桟1に設けられ、避難梯子を折り
畳み状態に保持するものであり、本体16、バンド17
及び係止片18から構成されている。即ち、本体16
は、ステンレス鋼板により側面形状が略逆L字状に形成
されて居り、その折り曲げ部が最上段の横桟1に掛け止
めされている。又、本体16の折り曲げ部の上面には環
状の把手19が取り付けられている。バンド17は、一
端部が本体16の長片16a側の端部に取り付けられて
居り、その長さは、折り畳み状態になった避難梯子の横
桟1に巻き付けられて本体16の短片16b側へ到達で
きる程度に設定されている。このバンド17にはナイロ
ン製若しくは布製のバンド17が使用されている。係止
片18は、側面形状が略L字形を呈し、本体16の短片
16b側の外面に起立位置(図4の一点鎖線位置)と傾
倒位置(図4の実線位置)とに亘って揺動自在に取り付
けられて居り、係止片18を起立位置にしたときには係
止片18の先端部18aと本体16との間にバンド17
が挿通される間隙が形成され、又、係止片18を本体1
6側へ回動させて傾倒位置にしたときには係止片18の
先端部18aと本体16の短片16bとの間でバンド1
7の先端部を押圧挾持できるようになっている。
について説明する。避難梯子は、不使用時には小さく折
り畳まれ、止め金具5によって折り畳み状態に保持され
て居り、室内の窓の近傍位置等に設置されている。又、
吊り下げ金具4の幅は、予め窓枠の厚みに合わせて調節
されている。
aを、又、各横桟1の下面に凹部1bを夫々形成し、上
下に隣接する横桟1の凸部1aと凹部1bとが嵌合する
ようにしている為、折り畳み時には極めてコンパクト化
される。即ち、本実施例では、高さHが17mmの横桟
1に高さH1 及び深さDが夫々2mmの凸部1a及び凹
部1bを形成している為、例えば横桟1を25本使用し
た避難梯子の場合には、折り畳んだときに最下段から最
上段までの横桟1の全体の高さが377mmになる。こ
れに対して、凸部1a及び凹部1bを形成していない高
さHが17mmの角パイプ製の横桟1を25本使用した
従来の避難梯子の場合には、折り畳んだときに最下段か
ら最上段までの横桟1の全体の高さが425mmにな
り、本実施例の避難梯子よりも48mm長くなる。その
結果、本発明の避難梯子は、折り畳み時に大幅にコンパ
クト化され、収納し易くなると共に、取扱性にも優れた
ものとなる。特に、横桟1の本数が多くなればなる程、
従来の避難梯子に比較してよりコンパクト化を図れる。
は、先ず収納場所から折り畳み状態の避難梯子を取り出
し、当該避難梯子を突子3が手前になるようにして窓の
外に出し、吊り下げ金具4を窓枠に掛ける(図2参
照)。尚、避難梯子は、横桟1、縦材2及び突子3をア
ルミ合金により形成している為、軽量化され、簡単に持
ち運びすることができる。
窓の外にぶら下げたら、避難者は下方の安全を確認して
から止め金具5を操作し、避難梯子の折り畳み保持状態
を解除する。即ち、係止片18を傾倒位置から起立位置
へ揺動させると、バンド17の係止が外れ、避難梯子は
自重により伸長し、建物の壁面Wに沿って伸長垂下状態
になる(図9参照)。このとき、各突子3の当接部3b
が建物の壁面Wに当接し、各横桟1と壁面Wとの間には
一定の間隙が形成されることになる。尚、止め金具5
は、バンド17を外しても本体16が最上段の横桟1に
掛け止めされている為、避難梯子の伸長時に部品が落下
して窓の真下に居る人を直撃すると云うこともなく、安
全性にも優れている。
Wに沿って伸長垂下状態になったら、避難梯子を伝って
高所から低所へ避難する。
きに突子3の当接部3bが建物の壁面Wに当接する為、
前後方向の撓みや揺動が防止されると共に、各横桟1が
壁面Wから一定距離だけ離間して避難者が横桟1に手足
を掛け易くなる。特に、この避難梯子は、当接部3bの
全体が壁面Wに当接する為、当接部3bが壁面Wに沿っ
て摺動し難くなり、避難者が避難梯子を伝って降下して
も避難梯子全体が揺動したりする虞れもない。然も、突
子3の当接部3bが上下に異なる位置で壁面Wに当接し
ている為、突子3は極めて安定な状態で壁面Wに当接す
ることになり、横桟1が当接部3bの壁面Wに当接して
いる部分を支点にして上下方向へ動くと云うこともな
い。更に、各横桟1の上面に凸部1aを形成している
為、避難者が横桟1を伝って降下する際に凸部1aが滑
り止めの役目をし、避難者が足を滑らせると云うことも
ない。従って、避難者は、避難梯子を伝ってより一層安
全且つ円滑に降下することができる。
窓枠から取り外し、各縦材2を避難梯子の中心側へ順次
折り畳みつつ避難梯子を折り畳み状態にして行き、最後
に止め金具5により避難梯子を折り畳み状態に保持し、
この状態で収納場所へ収納する。
1aの高さH1 と凹部1bの深さDを夫々2mmに形成
したが、これらの寸法は上記実施例のものに限定される
ものではなく、横桟1の強度を低下させず、且つ避難梯
子を折り畳んで各横桟1の凸部1aと凹部1bとを嵌合
したときに全体の高さが低くなれば、如何なる寸法であ
っても良い。
子に於いては、上下に隣接する横桟の対向する面の一方
の面に、横桟の長手方向に沿う凸部を形成し、又、他方
の面に、前記凸部に嵌合される凹部を形成し、折り畳み
状態にしたときには各横桟の凸部と凹部とが嵌合するよ
うに構成している。その結果、避難梯子は、折り畳み時
に極めてコンパクト化されることになり、収納し易くな
ると共に、取扱性にも優れたものとなる。又、各横桟の
上面に凸部を形成した場合には、避難者が横桟を伝って
降下する際に凸部が滑り止めの役目をし、避難者は安全
に避難することができる。
部を複数本並列状に形成するようにしている為、該凸部
を横桟の上面に形成した場合、複数本の凸部によって避
難者がより滑り難くなる。その結果、避難者はより安全
に避難することができる。
横桟に避難梯子を折り畳み状態に保持する止め金具を設
け、当該止め金具を、最上段の横桟に掛け止めされる略
逆L字形の本体と、本体の一端部に取り付けられ、折り
畳み状態になった避難梯子の横桟に巻き付けられて本体
の他端部へ延びるバンドと、本体の他端部に取り付けら
れ、バンドの先端部を本体の他端部側に係止する係止片
とから構成し、バンドを外しても本体が最上段の横桟に
掛け止めされるようにしている。その結果、この止め金
具は、避難梯子の伸長時に部品が落下すると云うことも
なく、安全性に優れたものとなる。
を示す一部省略正面図である。
である。
である。
る。
る。
である。
である。
る。
子、4は吊り下げ金具、5は止め金具、16は本体、1
7はバンド、18は係止片、Wは壁面。
Claims (3)
- 【請求項1】 上下方向に所定間隔毎に配置された複数
本の横桟(1)と、上下に隣接する横桟(1)の両端部
同士を連結する折り畳み自在な縦材(2)と、各横桟
(1)に後方へ突出する姿勢で取り付けられた棒状の突
子(3)と、最上段の横桟(1)に取り付けられた吊り
下げ金具(4)とを備え、不使用時には縦材(2)が折
り畳まれて横桟(1)同士が当接する折り畳み状態にな
ると共に、使用時には吊り下げ金具(4)が建物の窓枠
や手摺に掛けられて建物の壁面(W)に沿って伸長垂下
状態になる避難梯子に於いて、上下に隣接する横桟
(1)の対向する面の一方の面に、横桟(1)の長手方
向に沿う凸部(1a)を形成し、又、他方の面に、前記
凸部(1a)に嵌合される凹部(1b)を形成したこと
を特徴とする避難梯子。 - 【請求項2】 前記凸部(1a)が、凹部(1b)に嵌
合すべく複数本並列状態で形成されていることを特徴と
する請求項1に記載の避難梯子。 - 【請求項3】 最上段の横桟(1)に避難梯子を折り畳
み状態に保持する止め金具(5)を設け、当該止め金具
(5)を、最上段の横桟(1)に掛け止めされる略逆L
字形の本体(16)と、本体(16)の一端部に取り付
けられ、折り畳み状態になった避難梯子の横桟(1)に
巻き付けられて本体(16)の他端部へ延びるバンド
(17)と、本体(16)の他端部に取り付けられ、バ
ンド(17)の先端部を本体(16)の他端部側に係止
する係止片(18)とから構成したことを特徴とする請
求項1に記載の避難梯子。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3216694A JP2683867B2 (ja) | 1994-03-02 | 1994-03-02 | 避難梯子 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3216694A JP2683867B2 (ja) | 1994-03-02 | 1994-03-02 | 避難梯子 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07238760A JPH07238760A (ja) | 1995-09-12 |
JP2683867B2 true JP2683867B2 (ja) | 1997-12-03 |
Family
ID=12351365
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3216694A Expired - Lifetime JP2683867B2 (ja) | 1994-03-02 | 1994-03-02 | 避難梯子 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2683867B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
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---|---|---|---|---|
CN103696679A (zh) * | 2014-01-09 | 2014-04-02 | 张广龙 | 可卷叠的防火救生梯 |
CN109184550B (zh) * | 2018-09-13 | 2020-11-03 | 滁州金诚金属制品有限公司 | 一种防滑的脚踩式升降梯 |
-
1994
- 1994-03-02 JP JP3216694A patent/JP2683867B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
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