JPH09144454A - ロープ式避難梯子 - Google Patents

ロープ式避難梯子

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JPH09144454A
JPH09144454A JP7302388A JP30238895A JPH09144454A JP H09144454 A JPH09144454 A JP H09144454A JP 7302388 A JP7302388 A JP 7302388A JP 30238895 A JP30238895 A JP 30238895A JP H09144454 A JPH09144454 A JP H09144454A
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JP
Japan
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rope
horizontal
horizontal rail
evacuation ladder
sections
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JP7302388A
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English (en)
Inventor
Shunji Maeda
俊二 前田
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SHIROTA TEKKO KK
Original Assignee
SHIROTA TEKKO KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 建物の壁面に沿って伸長垂下状態になるロー
プ式避難梯子に於いて、伸長垂下状態時に於ける揺動を
防止できると共に、組立の簡略化やコンパクト化を図
れ、然も、取扱性にも優れたものとする。 【解決手段】 対向状に配置されたロープ1に一定間隔
毎に取り付けられた複数の横桟2と、ロープ1の上端部
若しくは最上段の横桟2に取り付けられた吊下げ具3と
を備えたロープ式避難梯子に於いて、各横桟2を、両端
部がロープ1に取り付けられる略棒状の横桟部2aと、
横桟部2aに後方へ突出する姿勢で連接された板状の突
子部2bと、ロープ1の一部分を折り畳み状態で収納し
得る収納空間2cとを備えた金属製の押出し型材により
形成し、前記突子部2bを、横桟部2aに水平姿勢で連
接され、横桟部2aを建物の壁面から一定距離だけ離間
させる板状の突出部分2b′と、突出部分2b′に垂直
姿勢で連接され、壁面に面接触状態で当接する板状の当
接部分2b″とから構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、火災等の緊急避難
時にビル、マンション等の高層建築物や一般住宅家屋等
の高所から避難する際に使用するものであり、不使用時
には折り畳まれて短縮状態で収納されると共に、使用時
には建物の窓枠や手摺等に掛けられて建物の壁面に沿っ
て伸長垂下状態になるロープ式避難梯子の改良に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、ロープ式避難梯子としては、例え
ば実公昭47−5183号公報に開示された構造のもの
が知られている。即ち、前記ロープ式避難梯子は、図1
9に示す如く、対向状に配置された一対のワイヤロープ
30と、ワイヤロープ30に一定間隔毎に取り付けられ
た複数の横桟31と、各横桟31に後方へ突出する姿勢
で取り付けられた突子32とから構成されて居り、非使
用時には巻き取り収納され、使用時には窓枠や手摺等に
吊り下げられて建物の壁面に沿って伸長垂下状態になる
ようになっている。
【0003】このロープ式避難梯子は、伸長垂下状態に
なったときに突子32が建物の壁面に当接して横桟31
を壁面から一定距離だけ離間させる為、避難者が横桟3
1に手足を掛け易くなる等の利点がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来のロー
プ式避難梯子に於いては、各突子32が金属製の丸棒材
により形成されている為、各突子32が壁面に線接触の
状態で当接することになる。然も、突子32が横桟31
と同一水平面上に配置され、且つ突子32の一部分のみ
が壁面に当接するようになっている。その結果、突子3
2は極めて不安定な状態で壁面に当接することになり、
避難者が避難梯子を伝って降下する際に各突子32が壁
面に沿って摺動して避難梯子全体が揺動したり、或いは
横桟31に避難者の荷重が掛かった際に横桟31が突子
32の壁面に当接している部分を支点にして上下方向へ
動いたりすることがあり、避難者が極めて降下し難いと
云う問題があった。
【0005】又、従来のロープ式避難梯子は、横桟31
に突子32の両端部を取り付けるようにしている。即
ち、突子32の両端部を横桟31へ挿通し、突子32の
両端部へ固定ナット33を螺着することによって、突子
32を横桟31へ取り付けるようにしている為、組立に
も極めて手数が掛かると云う問題がある。
【0006】更に、従来のロープ式避難梯子に於いて
は、非使用時には下端部から順次渦巻き状に巻き取って
収納するようにしている。ところが、ロープ式避難梯子
は、横桟31に突子32が突出状態で取り付けられてい
る為、避難梯子を巻き取った際にどうしても嵩張ってし
まうことになる。その結果、収納場所を広く必要とする
うえ、持ち運びも行い難くなり、取扱性に劣ると云う難
点がある。然も、避難梯子を巻き取る際には、突子32
が邪魔になるうえ、ワイヤロープ30が弾力性を持って
いることとも相俟って、熟練者でも避難梯子を簡単且つ
容易に整然と巻き取り収納し難いと云う難点もある。
【0007】本発明は、上記の問題点を解消する為に創
案されたものであり、その目的は伸長垂下状態時に於け
る揺動を防止できると共に、組立の簡略化やコンパクト
化を図れ、然も、取扱性にも優れたロープ式避難梯子を
提供するにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成する為
に、本発明の請求項1のロープ式避難梯子は、対向状に
配置されたロープと、ロープに一定間隔毎に取り付けら
れた複数の横桟と、ロープの上端部若しくは最上段の横
桟に取り付けられた吊下げ具とを備え、不使用時には短
縮状態になると共に、使用時には吊下げ具が建物の窓枠
や手摺に掛けられて建物の壁面に沿って伸長垂下状態に
なるロープ式避難梯子に於いて、前記各横桟を、両端部
がロープに取り付けられる略棒状の横桟部と、横桟部に
後方へ突出する姿勢で連接された板状の突子部と、上下
に隣接する横桟間に位置するロープを折り畳み状態で収
納し得る収納空間とを備えた金属製の押出し型材により
形成し、前記突子部を、横桟部に水平姿勢で連接され、
横桟部を建物の壁面から一定距離だけ離間させる板状の
突出部分と、突出部分に垂直姿勢で連接され、壁面に面
接触状態で当接する板状の当接部分とから形成したもの
である。
【0009】本発明の請求項2のロープ式避難梯子は、
各横桟の突出部分に打抜き穴を形成したものである。
【0010】本発明の請求項3のロープ式避難梯子は、
ロープをワイヤロープとすると共に、上下に隣接する横
桟間に位置するロープを蛇腹構造の可撓性のチューブで
被覆したものである。
【0011】本発明の請求項4のロープ式避難梯子は、
ロープを合成繊維製のロープとしたものである。
【0012】本発明の請求項5のロープ式避難梯子は、
各横桟の両端にキャップを夫々嵌着し、上下に隣接する
キャップの対向する面の一方の面に、上下方向のテーパ
状の凸部を形成し、又、他方の面に前記凸部に着脱自在
に嵌合されるテーパ状の凹部を形成したものである。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて詳細に説明する。図1乃至図15は本発明の
ロープ式避難梯子の一例を示し、当該ロープ式避難梯子
は、対向状に配置された一対のロープ1と、ロープ1に
一定間隔毎に取り付けられた複数の横桟2と、各ロープ
1の上端部に取り付けられた一対の吊下げ具3と、避難
梯子を短縮状態に保持する止め具4とから構成されてい
る。
【0014】具体的には、前記一対のロープ1は、比較
的しなやかで且つ容易に二つ折り可能なステンレス製の
ワイヤロープ(外径4mm、6ストランド×37ワイ
ヤ)により形成されて居り、その長さはロープ式避難梯
子を設置する場所の高さと略同一に選定されている。
又、各ロープ1には、図3に示す如く、アルミ合金製の
クランプ管5が下端部から一定間隔毎(330mm毎)
に固着されている。このクランプ管5は、横桟2を係止
支持するものであり、内部にロープ1を挿通した後、該
クランプ管5を押圧変形させてその内周面をロープ1に
食い込ませることによって、ロープ1に固着されている
(図14及び図15参照)。更に、ロープ1は、図10
乃至図15に示す如く、一部分が蛇腹構造になった複数
本の可撓性のチューブ6により被覆されて居り、避難者
がロープ1を握っても手を傷めないようになっている。
このチューブ6には、ビニールチューブ(長さ340m
m、外径9mm、内径8.5mm)が使用されている。
又、チューブ6は、曲がり易いように中央部分と下端部
分とが蛇腹構造に形成されて居り、上端部がクランプ管
5に嵌合されていると共に、下端部が後述する横桟2の
切欠2eに係止されるようになっている。尚、ロープ1
の上端部(最上段の横桟2から上方へ突出する部分)
は、蛇腹構造でないチューブ6により被覆されている。
【0015】前記各横桟2は、所定の断面形状を有する
アルミ合金製の押出し型材を一定の長さに切断加工する
ことにより形成されて居り、従来の横桟と突子とを一体
化構造としたものであり、その表面にはアルマイト加工
が施されている。
【0016】具体的には、各横桟2は、図4及び図5に
示す如く、両端部がロープ1に取り付けられる下方が開
放された断面形状コ状の横桟部2aと、横桟部2aに後
方へ突出する姿勢で連接された板状の突子部2bと、横
桟部2a内に形成され、上下に隣接する横桟2間に位置
するロープ1を折り畳み状態で収納し得る収納空間2c
とを備えたアルミ合金製の押出し型材により形成されて
居り、各横桟2の長さL1 、幅W1 及び高さH1 は夫々
365mm、105mm及び27mmに選定されてい
る。又、各横桟2の突子部2bは、横桟部2aに水平姿
勢で連接され、横桟部2aを建物の壁面Wから一定距離
だけ離間させる板状の突出部分2b′と、突出部分2
b′に垂直姿勢で連接され、壁面Wに面接触状態で当接
する板状の当接部分2b″とから成り、前記突出部分2
b′には、矩形状の打抜き穴2dが3個所形成されてい
る。この打抜き穴2dは、各横桟2の軽量化を図ると共
に、避難者が横桟部2aを把持し易くする為のものであ
る。更に、各横桟2の横桟部2aの両端上壁部分には、
ロープ1の一部分が挿入されてクランプ管5の上端部及
びチューブ6の下端部が夫々係止される略扇形状の切欠
2eが、又、横桟部2aの両端前壁部分には、後述する
キャップ7を取り付ける為の取付け穴2fが夫々形成さ
れている。
【0017】尚、図4に於いて、2gは各横桟2の横桟
部2aの上面に形成された滑り止め用の複数本の溝、2
hは当接部分2b″の外側面に形成された滑り止め用の
複数本の溝である。
【0018】そして、前記各横桟2の横桟部2aの両端
には、横桟部2aの切欠2e内に挿入されたロープ1の
抜け止め等を行うキャップ7が嵌着されている。このキ
ャップ7は、横桟部2aの切欠2e内に挿入されたロー
プ1を抜け止めすると共に、梯子を折り畳んだときに横
桟2のズレを防止し、且つ上下に隣接する横桟2がロー
プ1の持つ弾力によって横桟2の間隔が拡がらないよう
にするものである。
【0019】即ち、前記各キャップ7は、合成樹脂材に
より形成されて居り、図6に示す如く、横桟2の横桟部
2aの端部に嵌合され、ロープ1を抜け止めするブロッ
ク状の嵌合部7aと、嵌合部7aに連接され、横桟部2
aの端面に当接する鍔部7bと、嵌合部7aの上面に穿
設され、内部へ向かうに従って漸次縮径するテーパ状の
凹部7cと、嵌合部7aの下面に連接され、隣接するキ
ャップ7の凹部7cに着脱自在に嵌合されるテーパ状の
凸部7dと、嵌合部7aに穿設され、嵌合部7aを横桟
部2aに嵌合したときに取付け穴2fに合致するネジ穴
7eとから成る。尚、各キャップ7の凹部7cと凸部7
dの嵌合度合いは、梯子の折り畳み時にロープ1の持つ
弾力によって上下に隣接する横桟2が拡がらず、且つ梯
子の伸長時には凹部7cと凸部7dとの嵌合が簡単且つ
容易に外れ、梯子が自重によって円滑に伸長降下するよ
うに夫々選定されている。
【0020】而して、前記各横桟2をロープ1に取り付
けるには、先ず、ロープ1に固着したクランプ管5の上
端部が横桟部2aの収納空間2c内に位置するようにロ
ープ1の一部分を切欠2e内に挿入すると共に、チュー
ブ6の下端部を切欠2e内に挿入して横桟部2aの上壁
部分に係止させ、次に、横桟部2aの端部にキャップ7
の嵌合部7aを嵌合してロープ1及びチューブ6の抜け
止めを行い、その後、横桟2の取付け穴2f及びキャッ
プ7のネジ穴7eにネジ8を螺着してキャップ7を横桟
2から抜け止めする。その結果、ロープ1及びキャップ
7が横桟2から抜け止めされ、該横桟2はロープ1に取
り付けられた格好になる。又、横桟部2aの上壁部分が
クランプ管5の上端部に係止されることになり、各横桟
2は下方向への移動が阻止され、ロープ1に一定間隔毎
(330mm毎)に支持された格好になる。
【0021】前記吊下げ具3は、避難梯子を建物の窓近
傍に設けた手摺24に吊り下げるものであり、図1及び
図2に示す如く、ロープ1の上端部に取り付けられた環
状体9と、下端部が環状体9に連結された吊下げ用ワイ
ヤロープ10と、吊下げ用ワイヤロープ10の上端部に
連結されたフック式の吊下げ金具11とから構成されて
いる。
【0022】具体的には、前記環状体9は、鋼製の棒材
(直径8mm)を環状に曲げて両端部同士を溶接により
固着することにより形成されて居り、ロープ1の上端部
に形成したループ部に取り付けられている。尚、環状体
9の外径φは、約46mmに設定されている。
【0023】前記吊下げ用ワイヤロープ10は、上端部
及び下端部が環状に形成されて居り、下端部側が環状体
9に連結されていると共に、上端部側が後述する吊下げ
金具11に連結されている。又、吊下げ用ワイヤロープ
10は、可撓性のチューブ12(例えばビニールホー
ス、ポリエチレンホース、ゴムホース等)で被覆されて
いる。尚、吊下げ用ワイヤロープ10には、外径が4m
mで長さが約80cmのステンレス製のワイヤロープが
使用されている。
【0024】前記吊下げ金具11は、図1及び図2に示
す如く、吊下げ用ワイヤロープ10の上端部に連結さ
れ、避難梯子を建物の窓近傍に設けた手摺24に吊り下
げるものである。
【0025】即ち、前記吊下げ金具11は、図7乃至図
8に示す如く、鋼製の棒材(直径約9mm)により略J
型に形成され、短片13a側の先端部内側に切欠13c
を有すると共に長片3b側の基端部が環状に形成された
フック本体13と、弾性を有する鋼製の棒材(直径約3
mm)により略U型に形成され、両端部がフック本体1
3の環状部分に形成した一対の取付け孔13d,13e
に回転自在に挿入されると共に彎曲部14cがフック本
体13の切欠13cに係止される抜止め体14とから構
成されている。又、フック本体13の取付け孔13d,
13eは、フック本体13の環状部分に上下に一定の間
隔を開けた状態で穿設されて居り、上方の取付け孔13
dは下方の取付け孔13eと切欠13cとを結ぶ直線L
よりもフック本体13の内方側へ形成されている。更
に、抜止め体14は、先端部が上方の取付け孔13dに
挿入支持される短片14aと、短片14aに連設された
彎曲部14cと、彎曲部14cに連設され、先端部が下
方の取付け孔13eに挿入支持される長片14bとを備
えて居り、短片14a先端と長片14b先端との間隔L
3 が上下の取付け孔13d,13eの間隔L4 よりも広
くなるように彎曲部14cを支点にして捩じられた格好
になっている。尚、フック本体13の全長L2 は約81
mmに、フック本体13の幅W2 は約43mmに夫々設
定されている。
【0026】そして、抜止め体14は、彎曲部14cが
フック本体13の切欠13cに係止されるように彎曲部
14cをフック本体13の内方に位置させ、この状態で
長片14bの先端部を下方の取付け孔13eに、又、短
片14aの先端部を上方の取付け孔13dに夫々回転自
在に挿入係止することによって、フック本体13の基端
部に揺動自在に取り付けられる。このとき、抜止め体1
4は、長片14bの先端と短片14aの先端との間隔L
3 が狭まり、弾性変形した状態でフック本体13に取り
付けられることになる。
【0027】従って、抜止め体14は、フック本体13
に取り付けたときには弾性変形し且つ回動支点(長片1
4b及び短片4aの先端部)が齟齬している為、抜止め
体14自身の弾性力よって元の形状(図8の形状)に戻
ろうとし、彎曲部14cがフック本体13の切欠13c
へ係止されるように附勢されることになる。即ち、抜止
め体14は、フック本体13に取り付けたときには長片
14bの先端と短片14aの先端との間隔L3 (長片1
4bと短片14aの成す角度)が広がるように回動しよ
うとする。その結果、抜止め体14は、図7の時計廻り
方向へ回動しようとし、彎曲部14cがフック本体13
の切欠13c側へ附勢されることになる。
【0028】前記止め具4は、図1、図2及び図4に示
す如く、避難梯子を短縮状態に保持するものであり、本
体15とバンド16と係止体17とから構成されてい
る。
【0029】即ち、本体15は、ステンレス鋼板により
側面形状が略逆L字状に形成されて居り、最上段の横桟
2に掛け止めされる係止片15aと、係止片15aに連
接され、各横桟2の打抜き穴2dに挿通されて横桟部2
aに対向する長片15bと、係止片15aに連接され、
最上段の横桟2の前面側に対向する短片15cとから成
る。又、本体15の上面には環状の把手18が取り付け
られている。バンド16は、一端部が本体15の長片1
5b側の端部に取り付けられて居り、その長さは短縮状
態になった避難梯子の横桟2に巻き付けられて本体15
の短片15c側へ到達できる程度に設定されている。こ
のバンド16にはナイロン製若しくは布製のバンドが使
用されている。係止体17は、側面形状が略L字形を呈
し、本体15の短片15c側の外面に起立位置(図4の
一点鎖線位置)と傾倒位置(図4の実線位置)とに亘っ
て揺動自在に取り付けられて居り、係止体17を起立位
置にしたときには係止体17の先端部17aと本体15
との間にバンド16が挿通される間隙が形成されると共
に、係止体17を本体15側へ回動させて傾倒位置にし
たときには係止体17の先端部17aと本体15の短片
15cとの間でバンド16の先端部を押圧挾持できるよ
うになっている。
【0030】次に、前記ロープ式避難梯子を用いて避難
する場合について説明する。避難梯子は、不使用時には
図1及び図2に示すように短縮状態に折り畳まれ、且つ
止め具4によって短縮状態に保持されて居り、室内の窓
の近傍位置等に設置されている。
【0031】このロープ式避難梯子は、折り畳み時には
図3に示すように上下に隣接する横桟2同士が当接する
と共に、各横桟2の収納空間2c内にロープ1の一部分
が二つ折れの状態で収納されている為、渦巻き状に巻き
取るようにした従来のロープ式避難梯子に比較して極め
てコンパクト化される。その結果、収納場所を広く取る
必要もなく、収納し易くなると共に、持ち運びも行い易
くなって取扱性にも優れたものとなる。又、避難梯子の
折り畳み時には上下に隣接するキャップ7の凹部7cと
凸部7dとが嵌合されている為、横桟2のズレを防止で
きると共に、上下に隣接する横桟2の間隔がロープ1の
持つ弾力によって拡がるのを防止することができる。そ
の結果、避難梯子は、整然とした状態で折り畳まれるこ
とになる。
【0032】而して、火災等の緊急避難時に、避難者
は、先ず収納場所から短縮状態に折り畳まれた避難梯子
を取り出し、吊下げ具3をベランダ等の手摺24に引っ
掛けると共に、横桟2の突子部2bが手前になるように
して窓の外に出す。
【0033】前記吊下げ具3をベランダ等の手摺24に
引っ掛けるには、吊下げ用ワイヤロープ10を手摺24
に巻き付けると共に、吊下げ金具11の抜止め体14を
回動させてフック本体13を環状体9に引っ掛ける。そ
うすると、環状体9と吊下げ用ワイヤロープ10と吊下
げ金具11とは、図9に示すように手摺24に引っ掛け
られ、且つ環状に連結された格好になる。その結果、吊
下げ具3は、手摺24から抜け止めされ、避難梯子を建
物の壁面Wに沿って吊り下げることができる。
【0034】この吊下げ具3は、環状体9と吊下げ用ワ
イヤロープ10と吊下げ金具11とを環状に連結して手
摺24に引っ掛けるようにしている為、吊下げ具3に掛
かる避難梯子と避難者の全荷重が分割されることにな
る。即ち、吊下げ金具11側(図9の手摺24を中心に
して右側)に全荷重の半分が掛かり、又、吊下げ用ワイ
ヤロープ10の下半分側(図9の手摺24を中心にして
左側)に残りの荷重が掛かることになる。その結果、吊
下げ金具11の強度を全荷重に耐えられるまで高める必
要もなく、吊下げ金具11の大幅な小型化を図れると共
に、コストの低減も可能となる。又、この吊下げ具3
は、吊下げ金具11が小型化されている為、吊下げ用ワ
イヤロープ10を手摺24に巻き付ける場合でも、吊下
げ金具11が邪魔になると云うことがなく、吊下げ用ワ
イヤロープ10の巻き付けを簡単且つ容易に行え、取扱
性にも優れている。更に、この吊下げ具3は、吊下げ用
ワイヤロープ10を手摺24に巻き付けるようにしてい
る為、手摺24の太さに関係なく、良好且つ確実に使用
することができる。そのうえ、この吊下げ具3は、吊下
げ用ワイヤロープ10を可撓性のチューブ12で被覆し
ている為、吊下げ用ワイヤロープ10を手摺24に巻き
付けたときに、吊下げ用ワイヤロープ10が手摺24に
対して滑ったり、或いは手摺24を傷つけたりすること
もない。尚、環状体9、吊下げ用ワイヤロープ10及び
吊下げ金具11を環状に連結した場合には、環状体9に
避難梯子と避難者の全荷重が掛かることになるが、環状
体9はリング状を呈している為、小さくても十分な強度
を有し、全荷重が掛かっても変形することはない。
【0035】吊下げ具3を手摺24に引っ掛けて避難梯
子を窓の外にぶら下げたら、避難者は下方の安全を確認
してから止め具4の係止片15aを傾倒位置(図4の実
線位置)から起立位置(図4の一点鎖線位置)へ揺動さ
せる。そうすると、バンド16の挾持状態が解除されて
バンド16の係止が外れ、避難梯子の短縮保持状態が解
除される。尚、止め具4は、バンド16を外しても本体
15が最上段の横桟2に掛け止めされている為、避難梯
子の伸長時に部品が落下して窓の真下に居る人を直撃す
ると云うこともなく、安全性にも優れている。
【0036】避難梯子の短縮保持状態が解除されると、
避難梯子の各横桟2が自重により順次落下すると共に、
横桟2間に位置するロープ1が横桟2の収納空間2cか
ら引き出され、避難梯子は建物の壁面Wに沿って伸長垂
下状態になる(図10参照)。このとき、各横桟2の突
子部2bが建物の壁面Wに当接し、各横桟2の横桟部2
aと壁面Wとの間には一定の間隙が形成されることにな
る(図11参照)。尚、各横桟2の両端部に設けたキャ
ップ7は、上下に隣接するキャップ7に嵌合されている
が、キャップ7の凸部7dと凹部7cとは比較的緩く嵌
合されている為、避難梯子の短縮保持状態が解除される
と、キャップ7の凸部7dと凹部7cとは横桟2の自重
により簡単且つ容易に外れ、避難梯子の伸長に支障を来
すこともない。
【0037】そして、避難者は、避難梯子が建物の壁面
Wに沿って伸長垂下状態になったら、避難梯子を伝って
高所から低所へ避難する。
【0038】この避難梯子は、伸長垂下状態になったと
きに横桟2の突子部2bが建物の壁面Wに当接する為、
前後方向の撓みや揺動が防止されると共に、各横桟2が
壁面Wから一定距離だけ離間して避難者が横桟2に手足
を掛け易くなる。特に、この避難梯子は、図15に示す
如く、横桟2の突子部2bに形成した板状の当接部分2
b″全体が壁面Wに面接触状態で当接する為、突子部2
bは極めて安定した状態で壁面Wに当接することにな
り、突子部2bが壁面Wに沿って摺動したり、横桟2が
当接部分2b″を支点にして上下方向へ動くと云うこと
もない。その結果、避難者が避難梯子を伝って降下して
も避難梯子全体が揺動したりする虞れもない。又、壁面
Wに当接する当接部分2b″の外面に滑り止め用の複数
本の溝2hを形成している為、横桟2は壁面Wに沿って
より摺動し難くなる。更に、各横桟部2aの上面にも滑
り止め用の複数本の溝2gを形成している為、避難者が
横桟部2aを伝って降下する際に足を滑らせると云うこ
ともない。従って、避難者は、避難梯子を伝ってより一
層安全且つ円滑に降下することができる。
【0039】一方、避難梯子の使用後には、吊下げ具3
を手摺24から取り外した後、上下に隣接する横桟2間
に位置するロープ1を二つ折りにして上方の横桟2の収
納空間2c内へ収納すると共に、上下に隣接するキャッ
プ7の凸部7dと凹部7cとを嵌合して横桟2同士のズ
レや横桟2の拡がりを防止し、以下同様にして避難梯子
を順次折り畳みつつ短縮状態にして行き、最後に止め具
4により避難梯子を短縮状態に保持し、収納場所へ収納
する。尚、この避難梯子は、上下に隣接する横桟2間に
位置するロープ1を二つ折りにして横桟2の収納空間2
c内へ収納するようにしている為、折り畳んだ際にロー
プ1が邪魔になると云うこともない。又、上下に隣接す
るキャップ7同士を嵌合させている為、横桟2同士のズ
レ等を防止でき、避難梯子を整然と折り畳むことができ
る。
【0040】上記例に於いては、ロープ1にステンレス
製のワイヤロープを使用したが、他の例に於いては、ロ
ープ1に合成繊維製のロープ1を使用するようにしても
良い。例えば、ロープ1に外径が4mmのアラミド繊維
製のロープ1(帝人株式会社製のテクノーラ(商標
名))を使用するようにしても良い。このロープ1(テ
クノーラ)は、紫外線に若干弱いのでワイヤロープと同
様に一部分が蛇腹構造になった複数本の乳白色のビニー
ルチューブ6で被覆し、紫外線からロープ1を守るよう
にする。尚、避難梯子を収納ボックス等に収納する場合
には、ビニールチューブ6を省略しても良い。又、前記
ロープ1(テクノーラ)を色付のポリエステル繊維によ
り被覆するようにしても良い。この場合には、芯材とな
るロープ1(テクノーラ)が紫外線から保護されると共
に、ロープ1自体がカラフルになり、商品価値を高める
ことができる。而して、避難梯子のロープ1に合成繊維
製のロープ1を使用した場合、このロープ1はワイヤロ
ープに比較して簡単に折り曲げることができるので、横
桟2の収納空間2cへ極めて収納し易くなる。
【0041】上記例に於いては、ロープ1を被覆するチ
ューブ6の一部分を蛇腹構造としたが、他の例に於いて
は、チューブ6全体を蛇腹構造としても良く、或いは蛇
腹構造を省略するようにしても良い。
【0042】上記例に於いては、横桟2の横桟部2aの
内方を収納空間2cとし、ここへロープ1を折り畳み状
態で収納するようにしたが、他の例に於いては、図16
に示す如く、横桟部2aの後壁部分を大きく切り欠くと
共に、横桟部2aの内方及び突子部2bの内方を収納空
間2cとし、ここへロープ1を折り畳み状態で収納する
ようにしても良い。この場合、収納空間2cが大きくな
り、ロープ1を小さく折り畳むことなく収納空間2cへ
収納することができ、ロープ1の収納を簡単且つ容易に
行える。
【0043】上記例に於いては、各横桟2の突出部分2
b′に矩形状の打抜き穴2dを3つ形成するようにした
が、打抜き穴2dの数や形状は上記例のものに限定され
るものではなく、如何なる形状及び数であっても良い。
又、打抜き穴2dを省略した横桟2をロープ1に取り付
けるようにしても良い。
【0044】上記例に於いては、アルミ合金製の押出し
型材を一定の長さに切断加工することによって、各横桟
2を形成するようにしたが、他の例に於いては、所定の
断面形状を有するステンレス製の押出し型材を一定の長
さに切断加工することによって、各横桟2を形成するよ
うにしても良い。
【0045】上記例に於いては、キャップ7の嵌合部7
aの上面に凹部7cを、嵌合部7aの下面に凸部7dを
夫々形成するようにしたが、他の例に於いては、嵌合部
7aの上面に凸部7dを、嵌合部7aの下面に凹部7c
を夫々形成するようにしても良い。
【0046】上記例に於いては、吊下げ具3の環状体9
をロープ1の上端部に取り付けるようにしたが、他の例
に於いては、環状体9を最上段の横桟2に取り付けるよ
うにしても良い。
【0047】上記例に於いては、吊下げ具3を、環状体
9と吊下げ用ワイヤロープ10とフック式の吊下げ金具
11とで構成したが、他の例に於いては、吊下げ具3を
吊下げ金具11のみで構成し、該吊下げ金具11をロー
プ1の上端部に連結するようにしても良い。この場合、
吊下げ金具11を大径の手摺24にも引っ掛けられるよ
うに大きめに形成する必要がある。
【0048】上記例に於いては、吊下げ具3の吊下げ金
具11をフック本体13と抜止め体14とから構成した
が、吊下げ金具11の構成は上記例のものに限定される
ものではない。例えば実開昭55−12887号公報の
第1図乃至第3図に示す構造のものや実公昭57−19
437号公報の第1図乃至第4図に示す構造のものを使
用しても良い。
【0049】上記例に於いては、ロープ1の上端部に手
摺24に巻き付ける形式の吊下げ具3を取り付けるよう
にしたが、他の例に於いては、ロープ1の上端部に窓枠
に引っ掛ける形式の吊下げ具3を取り付けるようにして
も良い。
【0050】即ち、前記吊下げ具3は、図17及び図1
8に示す如く、略L字形を呈し、複数の幅調節穴19a
を穿設したステンレス鋼製の外側金具19と、略L字形
を呈し、外側金具19の幅調節穴19aに合致する複数
の幅調節穴20aを穿設したステンレス鋼製の内側金具
20と、両金具19,20を移動調節自在に連結するボ
ルト・ナット21と、外側金具19にリベット22によ
り揺動自在に取り付けられ、ロープ1の上端部に連結さ
れたステンレス鋼製のC型金具23等から構成されて居
り、両金具19,20の幅調節穴19a,20aの位置
を変えることによって、両金具19,20間の幅を窓枠
の厚みに合うように調節することができるようになって
いる。
【0051】
【発明の効果】上述の通り、本発明の請求項1のロープ
式避難梯子に於いては、各横桟を、略棒状の横桟部と、
横桟部に後方へ突出する姿勢で連接されて壁面に当接す
る板状の突子部と、ロープを折り畳み状態でし得る収納
空間とを備えた金属製の押出し型材により形成している
為、横桟に棒状の突子を取り付けるようにした従来のロ
ープ式避難梯子に比較して組立の簡略化やコストの低減
を図ることができる。又、各横桟の突子部は、横桟部に
水平姿勢で連接された板状の突出部分と、突出部分に垂
直姿勢で連接された板状の当接部分とから成り、該当接
部分が壁面に面接触の状態で当接する為、突子部は極め
て安定した状態で壁面に当接することになる。その結
果、避難者が横桟を伝って降下しても、横桟が壁面に沿
って摺動したり、横桟が当接部分を支点にして上下方向
へ動いたりすると云うこともなく、避難梯子の揺動を防
止することができる。延いては、避難者は避難梯子を伝
って安全且つ円滑に降下することができる。更に、この
ロープ式避難梯子は、折り畳み時には上下に隣接する横
桟同士が当接すると共に、横桟の収納空間内にロープの
一部分が折り畳み状態で収納される為、渦巻き状に巻き
取るようにした従来のロープ式避難梯子に比較して極め
てコンパクト化される。その結果、収納場所を広く取る
必要もなく、収納し易くなると共に、持ち運びも行い易
くなって取扱性にも優れたものとなる。然も、上下に隣
接する横桟間に位置するロープを二つ折りにして横桟の
収納空間内へ収納するようにしている為、折り畳んだ際
にロープが邪魔になると云うこともない。
【0052】請求項2乃至請求項5のロープ式避難梯子
にあっては、上記効果に加えて、更に次のような効果を
奏し得る。即ち、請求項2のロープ式避難梯子に於いて
は、各横桟の突出部分に打抜き穴を形成するようにした
為、各横桟の軽量化を図れると共に、避難者が横桟部を
把持し易くなる。請求項3のロープ式避難梯子に於いて
は、ロープをワイヤロープとすると共に、ロープを蛇腹
構造の可撓性のチューブで被覆するようにした為、避難
者が避難時にロープを握っても手を傷めることがない。
請求項4のロープ式避難梯子に於いては、ロープを合成
繊維製のロープとした為、ワイヤロープに比較してロー
プを簡単且つ容易に折り曲げることができ、ロープを横
桟の収納空間へ極めて収納し易くなる。請求項5のロー
プ式避難梯子に於いては、各横桟の両端に凸部及び凹部
を有するキャップを夫々嵌着し、避難梯子の折り畳み時
に上下に隣接するキャップ同士が嵌合するようにしてい
る為、避難梯子の折り畳み時には横桟同士のズレ等を防
止することができ、避難梯子を整然と折り畳むことがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のロープ式避難梯子の短縮状態を示す一
部省略正面図である。
【図2】ロープ式避難梯子の短縮状態を示す一部省略側
面図である。
【図3】短縮状態のロープ式避難梯子の要部の拡大縦断
面図である。
【図4】同じく短縮状態のロープ式避難梯子の要部の拡
大縦断面図である。
【図5】ロープ式避難梯子の横桟を示し、(A)は横桟
の拡大平面図、(B)は横桟の拡大底面図である。
【図6】ロープ式避難梯子の横桟とキャップの拡大斜視
図である。
【図7】ロープ式避難梯子の吊下げ金具を示し、(A)
は吊下げ金具の拡大側面図、(B)は吊下げ金具の拡大
背面図である。
【図8】吊下げ金具を分解した状態の拡大側面図であ
る。
【図9】吊下げ具を手摺に巻き付けて避難梯子を手摺に
吊り下げた状態の一部省略側面図である。
【図10】ロープ式避難梯子の伸長垂下状態を示す一部
省略正面図である。
【図11】ロープ式避難梯子の伸長垂下状態を示す一部
省略側面図である。
【図12】伸長垂下状態のロープ式避難梯子の要部の拡
大正面図である。
【図13】図12のイ−イ線拡大断面図である。
【図14】図13のロ−ロ線断面図である。
【図15】図13のハ−ハ線断面図である。
【図16】横桟の収納空間へロープ及びチューブを折り
畳み状態で収納した状態の横桟の拡大底面図である。
【図17】吊下げ具の他の例を示す側面図である。
【図18】図17に示す吊下げ具の正面図である。
【図19】従来のロープ式避難梯子の伸長状態を示す部
分斜視図である。
【符号の説明】
1は横桟、2は横桟、2aは横桟部、2bは突子部、2
b′は突出部分、2b″は当接部分、2cは収納空間、
2dは打抜き穴、3吊下げ具、6はチューブ、7はキャ
ップ、7cは凹部、7dは凸部、24は手摺、Wは壁
面。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 対向状に配置されたロープ(1)と、ロ
    ープ(1)に一定間隔毎に取り付けられた複数の横桟
    (2)と、ロープ(1)の上端部若しくは最上段の横桟
    (2)に取り付けられた吊下げ具(3)とを備え、不使
    用時には短縮状態になると共に、使用時には吊下げ具
    (3)が建物の窓枠や手摺(24)に掛けられて建物の
    壁面(W)に沿って伸長垂下状態になるロープ式避難梯
    子に於いて、前記各横桟(2)を、両端部がロープ
    (1)に取り付けられる略棒状の横桟部(2a)と、横
    桟部(2a)に後方へ突出する姿勢で連接された板状の
    突子部(2b)と、上下に隣接する横桟(2)間に位置
    するロープ(1)を折り畳み状態で収納し得る収納空間
    (2c)とを備えた金属製の押出し型材により形成し、
    前記突子部(2b)は、横桟部(2a)に水平姿勢で連
    接され、横桟部(2a)を建物の壁面(W)から一定距
    離だけ離間させる板状の突出部分(2b′)と、突出部
    分(2b′)に垂直姿勢で連接され、壁面(W)に面接
    触状態で当接する板状の当接部分(2b″)とから成る
    ことを特徴とするロープ式避難梯子。
  2. 【請求項2】 各横桟(2)の突出部分(2b′)に打
    抜き穴(2d)を形成したことを特徴とする請求項1に
    記載のロープ式避難梯子。
  3. 【請求項3】 ロープ(1)をワイヤロープとすると共
    に、上下に隣接する横桟(2)間に位置するロープ
    (1)を蛇腹構造の可撓性のチューブ(6)で被覆した
    ことを特徴とする請求項1に記載のロープ式避難梯子。
  4. 【請求項4】 ロープ(1)を合成繊維製のロープとし
    たことを特徴とする請求項1に記載のロープ式避難梯
    子。
  5. 【請求項5】 各横桟(2)の両端にキャップ(7)を
    夫々嵌着し、上下に隣接するキャップ(7)の対向する
    面の一方の面に、上下方向のテーパ状の凸部(7d)を
    形成し、又、他方の面に前記凸部(7d)に着脱自在に
    嵌合されるテーパ状の凹部(7c)を形成したことを特
    徴とする請求項1に記載のロープ式避難梯子。
JP7302388A 1995-11-21 1995-11-21 ロープ式避難梯子 Pending JPH09144454A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR200469371Y1 (ko) * 2011-07-29 2013-10-10 최용희 인명구조용 로프 사다리
CN107780826A (zh) * 2017-11-07 2018-03-09 山东鲁普科技有限公司 一种消防用轻质软绳梯及其制作方法
CN108590502A (zh) * 2018-06-29 2018-09-28 青岛亿和海丽安防科技有限公司 一种逃生梯

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