JP3764352B2

JP3764352B2 - 携帯型避難梯子

Info

Publication number: JP3764352B2
Application number: JP2001215980A
Authority: JP
Inventors: 吉寛奥山
Original assignee: 吉寛奥山
Priority date: 2001-06-12
Filing date: 2001-06-12
Publication date: 2006-04-05
Anticipated expiration: 2021-06-12
Also published as: JP2002360716A

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は携帯型の避難梯子
【０００２】
【従来の技術】
従来、避難梯子は建物に固定して収納されるか、移動できるにしても指定された場所に設置してあり、折りたたんである避難梯子は重く、力の弱い子供や老齢者には架け降ろす事が無理である。又避難時には避難者が設置場所まで移動し順番を待つ必要があった。（例えば、特開平０７−２３８７６０号広報参照）
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】
火災等の非常事態は，何時どうゆう状況で起こるか分からず、建物に避難設備が有っても、避難時にその場所にいけない場合、最低限自分の身が避難できる用具を確保する必要がある。
【０００４】
【課題を解決するための手段】
（イ）本発明は、容易に手で持ち運べる携帯型であり、家庭でも各室毎に、又旅行等の際荷物と一緒に携行でき、避難の際簡単に取り付けて使用する事ができる。
（ロ）本発明は、平らな箱状の内側ケースに収納して保護され、クッション性の外側ケースと合わせて二重に保護しており、日常的に身近において座布団等、他の目的にも使用する事ができる。
（ハ）本発明は、１セットが３階分程度の長さになるが、組み込まれている巻き付けワイヤーを複数セット連結する事で高い建物でも対応できる。
（ニ）本発明は、幅広の横桟連結プレートで繋げている為捩れが出難く、壁面との間隔を確保出来る事で避難時の安全性が確保できる。
【０００５】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づき説明する。
【０００６】
図１は本発明を収納ケースから取り出し、しっかりとした避難階手摺等（６）に巻き付けワイヤー（４）を固定し、壁面に沿って下げ降ろした状態の斜視図である。ステップ横桟（１）下部に収められていた横桟連結プレート（２）が伸びて等間隔にステップ横桟（１）を固定する。又下げ降ろす事によって、ステップ横桟（１）の側面に収納されていた壁面間隔保持金具（３）が自動的に飛び出して固定され、避難時の壁面との間隔が開く事により避難者の手や足の安定を確保する。
【０００７】
図２は本発明の各段のステップ横桟（１）に接続し関連している各部材の拡大斜視図である。ステップ横桟（１）は両端部の上下に丁番型金物（７）で連結された横桟連結プレート（２）があり、折りたたんで収納するスペースを下部に有する。側面には避難時に壁面との間隔を確保する為の壁面間隔保持金具（３）を収納し、収納時や架設時に固定する為の収納固定ピン孔（１−ａ）、や収納固定ピン（１−ｂ）及び金具設置時固定ピン（３−ｂ）が組み込まれている。
横桟連結プレート（２）は各段のステップ横桟（１）の接続部と間隔長さの中央部とに丁番型金物（７）が付いている事で半分の長さに折り畳め、ステップ横桟（１）の下部空間に収納する。
壁面間隔保持金具（３）はステップ横桟（１）の側面左右に二個あり、収納時には伸びて平らになり収納固定ピン孔（１−ａ）及び収納固定ピン（１−ｂ）で固定する。避難器具使用架け降ろし時には収納固定ピン（１−ｂ）が自動的に外れスプリング（３−ａ）の働きで引っ張られて各々台形に折り曲がり、金具設置時固定ピン（３−ｂ）にて安定する。
【０００８】
図３は各段の横桟連結プレート（２）及び壁面間隔保持金具（３）を折りたたんで、ステップ横桟（１）内部に収納し、最上部に巻き付けワイヤー（４）及びフック金物（５）を取り付け平らな箱状になった携帯型避難梯子全体（１０）の斜視図である。
【０００９】
図４は携帯型避難梯子全体（１０）を収納内側ケース（９）に入れて保護し、かつ厚手の座布団生地等の外側ケース（８）でも保護する。外側ケース（８）は避難器具本体を取り出し易くする為に周囲にファスナー（８−ｂ）が付き、手で持ち易いように手下げ紐（８−ａ）が付いていて持ち運びに便利な状態の斜視図である。
【００１０】
【発明の効果】
本発明は以上説明した様な形態で実施され、以下に記載される様な効果を奏する
（ａ）軽量で平らな箱状に収納できるため簡単に携帯が可能
（ｂ）座布団等にも常時使用できる事からいつも身近に置く事ができる。
（ｃ）器具を連結することが出来る為、避難可能な高さを伸ばす事ができる。
（ｄ）下げ降ろしてもよじれ難く、壁面との間隔がある為、手足が架け易く安全。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明を架け降ろした状態の斜視図である。
【図２】本発明のステップ横桟部、各部材の拡大斜視図である。
【図３】本発明が平らな箱状になった状態の斜視図である。
【図４】本発明を保護ケースに入れた状態の斜視図である。
【符号の説明】
１ステップ横桟
１−ａ収納固定ピン孔
１−ｂ収納固定ピン
２横桟連結プレート
３壁面間隔保持金具
３−ａスプリング
３−ｂ金具設置時固定ピン
４巻き付けワイヤー
５フック金物
６避難階手摺等
７丁番型金物
８外側ケース
８−ａ手下げ紐
８−ｂファスナー
９収納内側ケース
１０携帯型避難梯子全体

Claims

非可燃性軽量材質で作られ、上面平らなＣ型形状と当該一側面に、壁面間隔保持金具（３）をスライドさせる為のＣ型溝を兼ね備え、上部表面に滑り止めのついたステップ横桟（１）と、各段のステップ横桟両端部に連結し、かつ丁番型金物（７）の様にピン構造で各段毎に半分の長さに折りたたんでステップ横桟（１）下部のＣ型形状の溝部分に収納できる平板状の横桟連結プレート（２）と、平常時はステップ横桟（１）側面のＣ型溝部分に中央から左右に分かれ、スプリング（３−ａ）及び途中二箇所で折り曲がる壁面間隔保持金具（３）を伸ばした状態で収納し、側面Ｃ型溝中央部にある収納固定ピン孔（１−ａ）から上の段のステップ横桟（１）を重ね合わせる事によって側面溝下に出ている収納固定ピン（１−ｂ）が下段の収納固定ピン孔（１−ａ）を突き抜けて左右の壁面間隔保持金具（３）先端を固定し、避難時の架け降ろしの際には格段のステップ横桟（１）が分離される事により収納固定ピン（１−ｂ）が自動的に外れ、左右壁面間隔保持金具（３）の基端部から先端部に取付けられているスプリング（３−ａ）の働きで引っ張られ、金具設置時固定ピン（３−ｂ）のある所定位置までスライドして台形に折れて自動的に飛び出して止まり、各段のステップ横桟（１）と壁面との間隔を左右二箇所で確保する壁面間隔保持金具（３）とで構成され、携帯型避難梯子全体（１０）が薄い箱板状に収納ができ、クッション性のある材質の外側ケース（８）や収納内側ケース（９）で覆えば日常的に座布団等他の目的にも使用できるなど常に身近に置いて活用できる携帯型避難梯子。