JP3112052U - 緊急避難用ネット - Google Patents

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Abstract

【課題】 安全性が高く、嵩張らず操作性が良くて使用しやすく、低廉な緊急避難用ネットを提供すること。
【解決手段】 構造物に固定可能な固定座体40と、ネット本体10と、ネット本体10の上端部両側に装着された係止部材20と、命綱30を備え、ネット本体10の網目11の四隅に滑り止めノット12を形成し、ネット本体10には、300mm〜1500mmの長さ毎に支持棒13を配置し、固定座体40は、2個のコ字形フレーム41と、コ字形フレーム41の下端部間に架設した横枠43とから成り、コ字形フレーム41の上面部に係止部材20を係止可能な係止孔411を穿設し、コ字形フレーム41の上面部の下方に空洞部421を介して仕切り板42を設け、仕切り板42の下方に、構造物に被せて係合するための係止空間422を形成する。
【選択図】 図1

Description

本考案は、住宅、オフィスビル等の構造物に固定して地面へ向かって垂下させ、火災等の非常時に安全に避難することができる緊急避難用ネットに関する。
火災等の非常時における避難は一分一秒を争い、逃げ回ったり躊躇する時間は無いのが普通である。高い構造物から避難する際には、ロープを伝って地面へ降りる方法があるが、この方法では落下の危険性が高い。
現在用いられている緊急避難具としては、避難梯子、救助袋、緩降機、救命エアクッション等がある。
避難梯子は、箱体内に折り畳みの梯子を収納し、梯子に制御ロープを連結して成る。使用時には箱体の下蓋を開け、制御ロープを引いて梯子をゆっくりと下降させ、梯子を一定地点まで降ろして固定する。
救助袋は、特殊な防火材料で筒状の袋体を形成し、袋体の両端を固定してから、その内部を地面に向かってすべりおりるようになっている。
また、緩降機は、床面に固定された固定装置にアームを設け、使用時には、固定装置を上昇させてアームを引きだし、アームに引っ掛けた緩降機を外壁に沿って地面まで降ろして避難するものである。
さらに、救命エアクッションは、地面の適所に敷いておき、飛び降りたときの衝撃を吸収する。
しかし、避難梯子は、その設置場所周辺に、遮蔽物のない広い空間を確保しておかなければならないので、実際的でない。
また、救助袋は比較的専門的な避難用具であり、嵩張って価格も高いので、一般住宅で設置しているところは少ない。
緩降機は現在最も一般的に用いられているが、殆どの部品が金属製であると共に、常時屋外に設置されているので、風雨により錆が発生して引っかかり易く、安全性に問題がある。
救命エアクッションは、予め適切な位置に設置するのが難しいだけでなく、約50kgもの重量があって扱いにくく、価格も高い。
本考案が解決しようとする課題は、安全性が高く、嵩張らず操作性が良くて使用しやすく、低廉な緊急避難用ネットを提供することにある。
本考案の緊急避難用ネットは、構造物に固定可能な固定座体と、該固定座体から地面近傍に達する長さを有するネット本体と、前記ネット本体の上端部両側に装着された係止部材と、一端を前記固定座体又は構造物に装着可能で、他端を避難者の身体に装着可能な命綱とを備え、前記ネット本体の網目の四隅にそれぞれ滑り止めノットを形成し、前記ネット本体には、300mm〜1500mmの長さ毎に支持棒を配置し、前記固定座体は、下方が開口した2個のコ字形フレームと、該コ字形フレームの下端部間に架設した横枠とから成り、前記コ字形フレームの上面部に、前記係止部材を着脱可能に係止する係止孔をそれぞれ穿設し、前記コ字形フレームの上面部の下方に空洞部を介して仕切り板を設け、該仕切り板の下方に、前記構造物に被せて係合する係止空間を形成してある。
本考案によれば、構造が簡単で安価であるばかりか、固定座体を構造物に固定し、係止部材を固定座体に係止してネット本体を垂らすだけで使用することができるので、非常に迅速に避難することが可能となる。
また、固定座体のコ字形フレームの上面部下方に、空洞部を介して仕切り板を設けてあるので、上面部に形成した係止孔へ係止部材を係止しやすい。
さらに、ネット本体には支持棒を配置して滑り止めノットに挿通してあるので、避難者が支持棒に足をかけて安定して降りることができると共に、支持棒があるためネット本体の下部が中央に集まって十分な幅で展開しにくいという問題を解消でき、しかも、使用していない時には、ネット本体を絡まないよう折り畳んで収納しやすい。
また、命綱を併用するため、墜落によって直接地面に激突する事故を防止でき、安全性が高まる。
図1に示すように、本考案の緊急避難用ネットは、ネット本体10、係止部材20、命綱30及び固定座体40とを備える。
ネット本体10は、直径6mm以上のロープを編んで、幅900mm、長さ6000mm以上の網状としたものであり、その網目11は300mm角程度の大きさに形成される。
また、網目11の四隅には滑り止めノット12をそれぞれ形成し、ネット本体10には、断面が2.54cm角程度の横方向に延びる支持棒13を300mm〜1500mmの長さ毎に配置して、滑り止めノット12に挿通する。
係止部材20は、直径10mm程度のステンレス鋼を素材したリングより成り、ネット本体10の上端部両側に取り付けられる。係止部材20の一部には、弾性変形させることにより開くことができる開口部21を設けてある。また、開口部21を挟んだ一端部には雌ネジ部材22が螺合され、この雌ネジ部材22を開口部21の他端部に締め込むことによって係止部材20を閉じることができる。
命綱30は、直径15mm〜21mmのロープより成り、その両端にそれぞれフックが設けられる。また、命綱30は、その一端を構造物に取り付けたときに地面には届かないが、避難者が地面に到達することは可能な長さ、即ち、他端が一階の天井近傍に達する長さに設定されている。
固定座体40は、4mm厚の鋼板を下方が開口したコ字形に屈曲して成る2個のコ字形フレーム41と、コ字形フレーム41の下端部間に架設されて、2個のコ字形フレーム41を連結する横枠43とを有する。
コ字形フレーム41の上面部には、係止部材20を係止するための係止孔411が穿設される。コ字形フレーム41の上面部の下方には、空洞部421を介して仕切り板42が設けられ、仕切り板42の下方に係止空間422が形成されている。
固定座体40は、コ字形フレーム41の係止空間422を、避難者の体重を確実に支持できる強度を有する構造物の突起部分、例えば、屋上やベランダのパラペット等の上端に被せて押し込むことによって、構造物に固定される。
また、コ字形フレーム41の上面部と仕切り板42との間に空洞部421が形成されているので、上面部の係止孔411へ係止部材20を係止しやすい。
この緊急避難用ネットは、次のように使用する。
図2及び図3に示すように、固定座体40を構造物のパラペット等に固定し、ネット本体10の上端両側部に装着した係止部材20を固定座体40の係止孔411に係止した後、ネット本体10を構造物の外壁の外側を通して地面へ垂らす。これによって、幅900mm、長さ6000mm以上の緊急避難用ネットの設置が完了する。
さらに、命綱30の一端のフックを固定座体40又は構造物の窓鉄格子、手すり等に係止すると共に、他端のフックを避難者の身体に係止して、避難者の安全を確保する。
避難者は、手でネット本体10を掴みながら、足を支持棒13にかけ、手足を使って地面へ降りる。
また、命綱30は一階の天井近傍に達する長さしかないので、万が一避難者が手を滑らせて落下しても、地面に激突する心配はない。
このようなネット本体10と命綱30の二重の保障により、避難者はあわてることなく、安全に避難することができる。
なお、ネット本体10の長さは、構造物の高さに応じて適宜変更することができる。
例えば、ネット本体10の長さは、三階建の建築物であれば6000mm、四階建の建築物であれば9000mmとする。また、6000mmのネット本体10を2枚上下に連結すれば、五階建の建築物に適しており、6000mmのネット本体10と9000mmのネット本体10を上下に連結すれば六階建の建築物に、9000mmのネット本体10を2枚上下に連結すれば、七階建の構造物に設置することができる。
構造物の窓に防犯用の鉄格子がはめ込まれている場合は、固定座体40を構造物に装着せずに、ネット本体10に装着した係止部材20を直接鉄格子に取り付けても良い。
また、避難経路がすでに火で遮られていたり、構造物のパラペットや鉄格子等が利用できない場合には、2本の命綱30を用い、命綱30の一端に設けられたフックに係止部材20を係止し、命綱30の他端に設けたフックを室内に固定された設備機器へ係止するか、設備機器に命綱30を縛り付け、ネット本体10を屋外に垂らすことも可能である。
さらに、避難者が市販されている安全ベルトを着用し、命綱30のフックを安全ベルトのD型リングに係止すると、安全ベルトのD型リングは1500kgf以上の破壊強度があるので、いっそう安全性が増す。
この緊急避難用ネットをガラス張りの構造物において使用する場合は、避難者はネット本体10に掴まって地面まで降りずに、火災発生階よりも下の窓を開けられる階まで降り、窓から屋内に入って、一般の非常階段を利用して避難することもできる。
本考案の実施例を示す緊急避難用ネットの分解斜視図。 本考案の緊急避難用ネットの組立状態における要部斜視図。 本考案の緊急避難用ネットの使用状態を示す斜視図。
符号の説明
10 ネット本体
11 網目
12 滑り止めノット
13 支持棒
20 係止部材
21 開口部
22 雌ネジ部材
30 命綱
40 固定座体
41 コ字形フレーム
411 係止孔
42 仕切り板
421 空洞部
422 係止空間
43 横枠

Claims (1)

  1. 構造物に固定可能な固定座体と、該固定座体から地面近傍に達する長さを有するネット本体と、前記ネット本体の上端部両側に装着された係止部材と、一端を前記固定座体又は構造物に装着可能で、他端を避難者の身体に装着可能な命綱とを備え、前記ネット本体の網目の四隅にそれぞれ滑り止めノットを形成し、前記ネット本体には、300mm〜1500mmの長さ毎に支持棒を配置し、前記固定座体は、下方が開口した2個のコ字形フレームと、該コ字形フレームの下端部間に架設した横枠とから成り、前記コ字形フレームの上面部に、前記係止部材を着脱可能に係止する係止孔をそれぞれ穿設し、前記コ字形フレームの上面部の下方に空洞部を介して仕切り板を設け、該仕切り板の下方に、前記構造物に被せて係合する係止空間を形成したことを特徴とする緊急避難用ネット。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015038309A (ja) * 2014-10-22 2015-02-26 小室 雅彦 避難用シェルター

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