JP3156012U - 避難用梯子装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】梯子を降りるときに、その避難者の回りを包囲したり、目隠しして、避難者の恐怖心を小さくし、緊急に避難できるようにし、さらに通常時においては使用できず、火災等の避難時だけに使用できるようにした避難用梯子装置を提供する。【解決手段】建築物に備えられているベランダVの側方の壁面Wに、最上階から最下階にかけて避難者の通過空間Sを有する組枠1を設置し、この組枠1内に梯子2を垂設すると共に、この梯子2の近辺にレール3を垂設し、このレール3に避難者の腰部への安全装着具4を摺動自在として取り付けられるようにし、さらに前記組枠1の最上階から二階の各階のベランダV側および最下階の前側に、それぞれ開閉ドア5を設けたものとしている。【選択図】 図1

Description

この考案は、ベランダを備えた既設または新設の集合住宅や事務所ビル等の建築物に設置され、火災等の避難時に使用される避難用梯子装置に関するものである。
従来、この種の避難用梯子装置は、例えば図16に示したように、梯子縦杆21に横桟22を垂直回転自在に連結して形成され、梯子縦杆21から横桟22に沿って張り出す庇部23により縦姿勢の横桟22をほぼ目隠し可能で、前記庇部23を貫通するストッパ部材24を横桟22に係止させることにより収納状態を維持して構成したものが存在する(特許文献1)。
このように構成された避難用梯子装置は、収納や展開のための機構が単純で、取り扱いや製造が容易で、高所への行き来の利便性を高めることができるとしている。
さらに、この種の避難用梯子装置は、例えば図17に示したように、左右の支柱31、32間に複数の踏桟33を配置し、両方の支柱31、32に踏桟33両端を上下方向に回動自在に連結して梯子本体34を構成し、一方の支柱31を起伏支持杆35を介して壁面Aに対し接離動自在に連結し、他方の支柱32と壁面A間に、梯子本体34が展開して支柱32を固定する固定手段36を設けたものが存在する(特許文献2)。
このように構成された避難用梯子装置は、非常時に使用する時は、壁にしっかり固定された状態で壁との間に所定の隙間を形成し、汎用の梯子同様に使用でき、不使用時には、形態を縮小して壁面に添接状態で格納できて邪魔にならない取り扱いに便利なものとなるとしている。
特開2007−46366号公報 特開2003−148075号公報
しかしながら、従来の避難用梯子装置は、集合住宅や事務所ビル等の高所からの避難には、避難中における落下防止等の安全対策がなく危険であるという課題を有していた。
また、従来の避難用梯子装置は、火災等の避難時に梯子を降りるときに、その避難者の回りが包囲されていなかったり、目隠しされていないため、人によっては恐怖感が大きく、緊急に避難するのに支障を来すという課題を有していた。
さらに、従来の避難用梯子装置は、火災等の避難時だけではなく、通常時においても昇り降りできるため、子供が悪戯をして危険であったり、防犯上好ましくないという課題を有していた。
そこで、この考案は、避難中における落下防止等の安全対策を完備し、梯子を降りるときに、その避難者の回りを包囲したり、目隠しして、避難者の恐怖心を小さくし、緊急に避難できるようにし、さらに通常時においては使用できず、火災等の避難時だけに使用できるようにした避難用梯子装置を提供することを目的としてなされたものである。
この考案の避難用梯子装置は、建築物に備えられているベランダVの側方の壁面Wに、最上階から最下階にかけて避難者の通過空間Sを有する組枠1を設置し、この組枠1内に梯子2を垂設すると共に、この梯子2の近辺にレール3を垂設し、このレール3に避難者の腰部への安全装着具4を摺動自在として取り付けられるようにし、さらに前記組枠1の最上階から二階の各階のベランダV側および最下階の前側に、それぞれ開閉ドア5を設けたものとしている。
さらに、この考案の避難用梯子装置は、前記組枠1を後枠体1a、両側枠体1b、1c、前枠体1dに分解できるように構成したものとしている。
そして、この考案の避難用梯子装置は、建築物に備えられているベランダVの側方の壁面Wに、最上階から最下階にかけて避難者の通過空間Sを有する組枠1を設置し、この組枠1は、後枠体1a、側枠体1b、1c、前枠体1dに分解できるように構成したものとし、前記組枠1内の後枠体1aに梯子2を垂設すると共に、この梯子2の前方にレール3を垂設し、このレール3に避難者の腰部への安全装着具4を摺動自在として取り付けられるようにし、さらに前記組枠1の最上階から二階の各階のベランダV側の側枠体1bおよび最下階の前枠体1dに、それぞれ開閉ドア5を設けたものとしている。
さらに、この考案の避難用梯子装置は、前記組枠1のベランダVの反対側を目隠板8で遮蔽したものとしている。
また、この考案の避難用梯子装置は、前記開閉ドア5に鍵をかけることができるようにしている。
さらに、この考案の避難用梯子装置は、前記開閉ドア5の子供の手が届かない高所に、ドアノブ7を設けたものとしている。
また この考案の避難用梯子装置は、前記安全装着具4を、避難者の腰部に装着する装着ベルト12、レール3に摺動自在として取り付ける挟持体13、および装着ベルト12と挟持体13とを連結する連結ベルト14からなるものとしている。
この考案の避難用梯子装置は、以上に述べたように構成されているので、梯子を降りるときに、避難者の恐怖心が小さくなり、安全に緊急避難できるものとなった。
さらに、この考案の避難用梯子装置は、通常時には使用できず、火災等の避難時だけ使用できるようにしたので、子供にとって危険なものとはならず、防犯上も好ましいものとなった。
この考案の避難用梯子装置を建築物に設置した状態を示す斜視図である。 この考案の避難用梯子装置の建築物に設置した各階分を示す斜視図である。 この考案の避難用梯子装置の組枠の後枠体の正面図である。 この考案の避難用梯子装置の組枠のベランダ側の側枠体の正面図である。 この考案の避難用梯子装置の組枠のベランダの反対側の側枠体の正面図である。 この考案の避難用梯子装置の組枠の二階部分以上の前枠体の正面図である。 この考案の避難用梯子装置の組枠の一階部分の前枠体の正面図である。 この考案の避難用梯子装置の上下階の組枠を切り離した状態を示す斜視図である。 この考案の避難用梯子装置の梯子の連結構造を示す説明図である。 この考案の避難用梯子装置のレールの連結構造を示す説明図である。 この考案の避難用梯子装置の安全装着具の斜視図である。 この考案の避難用梯子装置の安全装着具のレールへの取り付け操作を示す説明図である。 この考案の避難用梯子装置を建築物の壁面に設置した状態を示す平面図である。 この考案の避難用梯子装置の図13中のa部分の拡大図である。 この考案の避難用梯子装置の図13中のb部分の拡大図である。 従来の避難用梯子装置の一例を示す斜視図である。 従来の避難用梯子装置の他の例を示す斜視図である。
以下、この考案の避難用梯子装置を実施するための形態を、図面に基づいて詳細に説明する。
この考案の避難用梯子装置は、図1、2に示したように、建築物に備えられているベランダVの側方の壁面Wに、最上階から最下階にかけて避難者の通過空間Sを有する組枠1を設置し、この組枠1内に梯子2を垂設すると共に、この梯子2の近辺にレール3を垂設し、このレール3に避難者の腰部への安全装着具4を摺動自在として取り付けられるようにし、さらに前記組枠1の最上階から二階の各階のベランダV側および最下階の前側に、それぞれ開閉ドア5を取り付けた出入口6を設けたものとしている。
組枠1は、図3〜7に示したように、ベランダVの側方の壁面W側になる後枠体1a、各階のベランダV側になる側枠体1b、各階のベランダVの反対側になる側枠体1c、この組枠1の前側になる前枠体1dに分解できるように構成されている。そして、この組枠1は、ベランダVの側方の壁面Wに設置するときに、後枠体1a、側枠体1b、1c、前枠体1dを、避難者の通過空間Sを有するようにして、四角枠状に組み立てるものとしている。
組枠1の側枠体1bは、図4に示したように、最上階からニ階の各階のベランダV側のものには、それぞれに開閉ドア5を取り付けた出入口6を設けたものとしている。この開閉ドア5は、通常時には閉鎖しておき、火災等の避難時だけ開放するようにしている。そのため、この開閉ドア5は、通常時に子供が悪戯で開閉しないようにしたり、防犯上、ベランダV側から鍵をかけることができるようにしたり、子供が悪戯で開閉しないだけのために、子供の手が届かない高所にドアノブ7を設けたものにしておくことができる。
さらに、組枠1の側枠体1cは、図5に示したように、最上階から最下階の各階のベランダVの反対側のものには、それぞれ目隠板8を設けたものとしている。この目隠板8は、ベランダVの反対側を遮蔽し、高所からの避難時に遭難者の恐怖心をなくすためのものである。
組枠1の前枠体1dは、図6に示したように、最上階からニ階の各階のものには、それぞれ縦桟9a、横桟9bを設けたものとしているが、図7に示したように、最下階のものには、開閉ドア5を取り付けた出入口6を設けたものとしている。この開閉ドア5も、前記組枠1の側枠体1bのものと同様、通常時には閉鎖しておき、火災等の避難時だけ開放するようにしている。そのため、この開閉ドア5も、通常時に子供が悪戯で開閉しないようにしたり、防犯上、鍵をかけることができるようにしたり、子供が悪戯で開閉しないだけのために、子供の手が届かない高所にドアノブ7を設けたものにしておくことができる。さらに、前記組枠1の前枠体1dの開閉ドア5の上部は、防犯上、閉鎖板10で閉鎖しておくようにしている。
梯子2は、左右の支柱2a、2aの間に適宜間隔をおいて複数の踏桟2bを配置したものとしており、図9に示したように、各階において連結体11を用いるなどして連結できるものとしており、最上階から最下階にかけて、前記組枠1内の後枠体1aに垂設したものとしている。
レール3は、管体3aの上端に連結体3bを固着したものとしており、図10に示したように、各階において連結できるものとしており、最上階から最下階にかけて、前記梯子2の前方に垂設したものとしている。
安全装着具4は、図11に示したように、避難者の腰部に装着する装着ベルト12、レール3に摺動自在として取り付ける挟持体13、および装着ベルト12と挟持体13とを連結する連結ベルト14からなる。そして、この装着用安全具4は、図12に示したように、避難者が挟持体13の操作部13aを操作して、挟持体13の開閉体13bを開閉操作することにより、レール3に摺動自在として取り付けられるようにしている。なお、この安全装着具4は、普段からレール3に取り付けた状態にしておいても、前記組枠1の適宜個所に設けたフック(図示せず)や開閉ドア5のドアノブ7などに引っ掛けておいたりしてもよい。
さらに、この考案の避難用梯子装置は、図13に示したように、建築物の各階においてベランダVが複数、離れて並設されている場合には、最端部のベランダVの側方の壁面Wと、中間部のベランダVどうしの間の壁面Wに設置される。
この場合、最端部のベランダVの側方の壁面Wに設置される避難用梯子装置は、図14に示したように、前記した避難用梯子装置とまったく同様の構成としているが、中間部のベランダVどうしの間の壁面Wに設置される避難用梯子装置は、図15に示したように、前記した避難用梯子装置とは一部、異なった構成としている。
すなわち、中間部のベランダVどうしの間の壁面Wに設置される避難用梯子装置は、図15に示したように、組枠1の両側ともがベランダV側になるので、ベランダVの反対側になる側枠体1cが存在しないことになる。したがって、組枠1の両側ともに、前記したベランダV側の側枠体1bにしたものとしている。
以上のように構成されたこの考案の避難用梯子装置は、組枠1や目隠板8を備えたことにより、梯子2を降りるときに、その避難者の回りを包囲したり、目隠しして、避難者の恐怖心を小さくし、緊急に避難ができるものとなる。
さらに、この考案の避難用梯子装置は、前記組枠1や目隠板8に加えて、安全装着具4を備えたことにより、避難中における落下防止等の安全対策を完備したものとなり、火災等の避難時に、その安全装着具4の装着ベルト11を避難者の腰部に装着して、梯子2を降下すれば、避難者が落下することなく、安全に避難することができるものとなる。
また、この考案の避難用梯子装置は、前記組枠1に開閉ドア5を備えることにより、通常時においては使用できず、火災等の避難時だけに使用できるようにしたので、子供等にとって危険なものとはならず、防犯上も好ましいものとなる。
1 組枠
1a 後枠体
1b 側枠体
1c 側枠体
1d 前枠体
2 梯子
3 レール
4 安全装着具
8 目隠板
12 装着ベルト
13 挟持体
14 連結ベルト
V ベランダ
W 壁面
S 通過空間

Claims (7)

  1. 建築物に備えられているベランダ(V)の側方の壁面(W)に、最上階から最下階にかけて避難者の通過空間(S)を有する組枠(1)を設置し、この組枠(1)内に梯子(2)を垂設すると共に、この梯子(2)の近辺にレール(3)を垂設し、このレール(3)に避難者の腰部への安全装着具(4)を摺動自在として取り付けられるようにし、さらに前記組枠(1)の最上階から二階の各階のベランダV側および最下階の前側に、それぞれ開閉ドア(5)を設けたことを特徴とする避難用梯子装置。
  2. 前記組枠(1)を後枠体(1a)、両側枠体(1b、1c)、前枠体(1d)に分解できるように構成したことを特徴とする請求項1記載の避難用梯子装置。
  3. 建築物に備えられているベランダ(V)の側方の壁面(W)に、最上階から最下階にかけて避難者の通過空間(S)を有する組枠(1)を設置し、この組枠(1)は、後枠体(1a)、側枠体(1b、1c)、前枠体(1d)に分解できるように構成したものとし、前記組枠(1)内の後枠体(1a)に梯子(2)を垂設すると共に、この梯子(2)の前方にレール(3)を垂設し、このレール(3)に避難者の腰部への安全装着具(4)を摺動自在として取り付けられるようにし、さらに前記組枠(1)の最上階から二階の各階のベランダ(V)側の側枠体(1b)および最下階の前枠体(1d)に、それぞれ開閉ドア(5)を設けたことを特徴とする避難用梯子装置。
  4. 前記組枠(1)のベランダ(V)の反対側を目隠板(8)で遮蔽したことを特徴とする請求項1〜3の何れかに記載の避難用梯子装置。
  5. 前記開閉ドア(5)に鍵をかけることができるようにしたことを特徴とする請求項1〜4の何れかに記載の避難用梯子装置。
  6. 前記開閉ドア(5)の子供の手が届かない高所に、ドアノブ7を設けたことを特徴とする請求項1〜4の何れかに記載の避難用梯子装置。
  7. 前記安全装着具(4)を、避難者の腰部に装着する装着ベルト(12)、レール(3)に摺動自在として取り付ける挟持体(13)、および装着ベルト(12)と挟持体(13)とを連結する連結ベルト(14)からなるものとしたことを特徴とする請求項1〜6の何れかに記載の避難用梯子装置。

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN113464040A (zh) * 2020-03-31 2021-10-01 门恩特技术与咨询有限公司 火灾及灾难避难装置

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