JP2975994B2 - 幌の自動着脱装置 - Google Patents

幌の自動着脱装置

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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、車両相互の連結部に装着される幌の自動着
脱装置に関し、特に幌着脱機構が非連結時にある車両の
運転席等の視界を遮ることがなく、また、連結状態にあ
る車両がカーブするときに幌と着脱装置の干渉を回避し
得るような構造の幌の自動着脱装置に関するものであ
る。
〔従来の技術〕
旅客用の鉄道車両は、一般に、運転部を有する操縦車
両と複数の客車車両を固定的に連結してなる連結車両
を、相互に連結することによって編成されており、編成
に際しては、操縦車両あるいは客車車両の前面に設置さ
れる連結器同士を係合させた後、連結部分に幌を装着
し、一方、編成解除に際しては、連結部分の幌を離脱さ
せた後、連結器同士の係合を解除する。
かかる幌の着脱操作は、連結部が狭隘で人手により行
うのが厄介であることから、人手に頼ることなく自動的
に幌を着脱できる幌の自動着脱装置が要望され、本出願
人は、先に特公昭57−53224号公報に示される装置を開
発した。
上記幌の自動着脱装置は、第8,9図に示されるよう
に、一方の車両Aの一端に幌1を取付けると共に、幌1
の両側部に幌1を伸縮させる伸縮装置2を配設し、該伸
縮装置2によって幌1を伸長させると、幌1の下部に取
付けたローラ3が、車両連結器4の上面に幌伸縮方向に
設けられた案内レール5の上を走行し、幌1の先端の取
付け板6が対向車両Bの受板(幌取付部)7に当接した
後、さらに、取付け板6の錠ピン8が上記受板7の錠装
置9と嵌合して施錠を完了するものである。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかるに、上記の幌の自動着脱装置は、幌を伸縮させ
る移動装置が幌の両側部にあって相当に嵩高いので非連
結状態にある操縦車両の運転席からの視界を阻害すると
いう問題点をかかえている。
又、連結状態で車両が軌道のカーブ点を通過すると
き、幌と上記伸縮装置が互いに干渉し合い、幌が破損す
ると共に、連結状態にある伸縮装置自体にも内外輪の曲
率半径の差に基づく曲げ力が加わって故障を起こし易い
という問題点がある。
さらに、装着動作時に幌が上下方向又は左右方向に傾
斜あるいは位置ずれを起こしていた場合、幌先端の取付
板が対向車両の受板と対応するように幌の位置を補正す
る必要があり、この補正は人手に頼らざるを得ないので
作業者に大きな負担となっている。
本発明は、上記事情に着目してなされたものであっ
て、軌道のカーブ点における幌と移動装置の干渉を回避
すると共に、幌装着の為の作動装置が非連結状態にある
車両の運転席からの視界の妨げとならない構造の幌の自
動着脱装置、さらには、幌の姿勢の如何にかかわらず確
実に幌を案内・着脱することができ、幌と幌取付部の密
着性も良好な幌の自動着脱装置を提供しようとするもの
である。
〔課題を解決するための手段〕
しかして上記目的を達成した本発明の幌の自動着脱装
置は、車両相互の連結部に装着される幌の自動着脱装置
において、一方の車両の一端に取付けられた幌の上方又
は下方の少なくとも一方に、他方の車両に向けて進退可
能に取付けられた伸縮装置と、上記伸縮装置に対応して
幌の上部又は下部の少なくとも一方に取付けられ、上記
伸縮装置に対して離脱可能に係合される受け部材と、上
記伸縮装置の先端部分に一体的に組み込まれ、上記受け
部材と係合及び離脱する係合部と、この係合部を上記受
け部材に係脱させるための駆動部とを含む係合装置とを
備え、上記伸縮装置は、幌の装着時には、上記受け部材
を介して幌を伸張させ、上記幌の先端部と対向車両の幌
取付部が係合状態となると、上記受け部材から離脱して
上記係合装置と一緒に後退するとともに、装着状態の幌
を離脱させる時には、上記係合装置と一緒に前進し、上
記係合装置により上記係合部と受け部材とを係合させた
状態で後退する点に第1の要旨があり、必要により、幌
の先端又は対向車両の幌取付面に、装着時の幌の移動を
案内する横ガイド部材及び下ガイド部材を設け、さら
に、幌の先端部に取付けられた吊り金具と、対向車両の
幌取付部に付設されて幌の伸張状態で上記吊り金具と係
合する受け金具とからなる連結機構を設けると共に、幌
の先端部の下方に、対向車両の幌取付面に設けられる登
り板形状の下ガイド部材に当接して幌の先端部と対向車
両の幌取付部との係脱動作を案内する昇降機構を設けた
点に他の要旨が存在する。
〔作用〕
上記構成によれば、一方の車両に取付けられた幌の上
方または下方の少なくとも一方に設置された伸縮装置を
進出させ、幌の上部又は下部の少なくとも一方に取付け
た受け部材に対して、上記伸縮装置先端の係合部を上記
駆動部によって係合させた後、伸縮装置をさらに進出さ
せると、受け部材に牽引されて幌が伸張し、幌の先端部
が対向車両の幌取付部に当接する。次いで、当接後、幌
の先端部は対向車両の幌取付部に係合すると共に、係合
後、伸縮装置はその先端の上記係合部を上記係合装置に
よって上記受け部材から離脱させ、この係合装置と一緒
に後退する。この結果、幌は伸長状態で連結部に保持さ
れることとなり、又、伸縮装置は幌の上方又は下方に幌
から離脱した状態で待機するので連結車両が軌道のカー
ブ点を走行しても幌と干渉を起こすことがない。又、装
着状態の幌を離脱させる時には、上記伸縮装置は係合装
置と一緒に前進し、係合装置の駆動部を介して上記係合
部を幌側の受け部材と係合させた状態で後退することに
より、幌を上記一方の車両側へ後退させる。さらに、伸
縮装置が幌の上部又は下部にあるので非連結時にも運転
席から殆ど見えず、視界の妨げとなることもない。
そして、必要により幌の先端あるいは対向車両の幌取
付部に横ガイド部材及び下ガイド部材を設けることによ
り伸縮装置によって押し出される幌の先端部がこれらの
ガイド部材に案内されて対向車両の幌取付部に位置ずれ
を起こすことなく当接する。従って幌取付け車両と対向
車両の間に上下方向及び左右方向の位置ずれが存在して
いてもこれらが補正されて的確に幌の装着を行うことが
できる。
又、上記構成に加えて幌の先端部に取付けられた吊り
金具と、対向車両の幌取付部に付設されて幌の伸張状態
で上記吊り金具と係合する受け金具とからなる連結機構
を設けると共に、幌の先端部の下方に、対向車両の幌取
付面に設けられる登り坂形状の下ガイド部材に当接して
幌の先端部と対向車両の幌取付部との係脱動作を案内す
る昇降機構を設けることにより、幌の先端部が対向車両
の幌取付部に近接すると、幌の先端部は、その下端が登
り坂形状の下ガイド部材に案内されて持ち上げられ、幌
の先端部の吊り金具が対向車両の受け金具の上方に到達
する。到達後、昇降機構によって幌の先端部を降下させ
ること、幌先端受の吊り金具は前記受け金具に案内・係
合され、幌は対向車両の幌取付部に係合される。
上記のように、吊り金具と受け金具等による連結機構
を採用することにより幌は取付部の上部に被着・係合さ
れ、幌取付部に対して緊密に密着する。かくして良好な
幌装着状態を得ることができ、通常、対向車両の幌取付
部に付設される止め金具を手動あるいは自動で回動させ
て幌の先端部と対向車両の幌取付部を締結すれば、堅固
な幌取付け状態を得ることができる。
〔実施例〕
実施例に係る幌の自動着脱装置は、第1乃至3図に示
すように、車両連結部10に張設される幌1と、幌1の上
方及び下方に固定された1対の伸縮装置2等から構成さ
れる。
幌1は、車両Aの端面に一端を固定すると共に、幌1
の自由端に端枠(幌の先端部)11を取付け、且つ端枠11
の上部に吊り金具12を付設し、さらに幌1の上部及び下
部の端枠11より基端側に寄った位置に、第3図に示すよ
うに、係合孔13を有する受け面14の周りに案内面15を設
けてなる受け部材16を取付けている。又、端枠11の両側
部下方には、昇降シリンダー17が夫々付設されており、
昇降シリンダー17のピストンロッド18の下端にはローラ
3が軸支されている。
一方、対向車両Bには、幌装着位置より下方の両側に
前下がり形状の下ガイド部材19を夫々設置すると共に、
幌取付け位置の上下2箇所の両側には、前広がり形状の
横ガイド部材20を夫々取付けており、さらに、対向車両
Bの端面に若干突出して設けられた取付板(幌取付部)
21の上縁に沿って受け部材22を付設すると共に、取付板
21の内周縁に矩形の切欠き23を設け、且つ該切欠き23に
対応して回動式の止め金具24を夫々取付けている。
他方、伸縮装置2は、第4,5図に示すように、車両A
の端面に取付けた保持部25と、該保持部25に取付けられ
た1対のトグルジョイント26と、トグルジョイント26の
先端に取付けられた係合装置27等から構成され、上記保
持部25は、車両Aに固定される後部面板28に、支軸29を
中心として回動可能に前部面板30を連結すると共に、後
部面板28と前部面板30の間に介装した緩衝材31によって
前部面板30を前方へ付勢しつつボルト・ナットで締結し
ている。
1対のトグルジョイント26は、前部面板30にピン結合
され、その基端側リンク32同士の間に、メインシリンダ
ー33の基端とピストンロッド34の先端をピン結合した伸
縮機構35が配置されている。そして、トグルジョイント
26の先端に取付けられた係合装置27は、ラックピニオン
機構により回転する回転軸36を有し、その先端に、該回
転軸36と一体的に回転する偏平な係合部材37を取付けて
いる。
上記係合装置27をさらに説明すると、第6,7図に示す
ように、本体ボディ38にはトグルジョイント26の進退方
向と倣う方向に貫通孔39を穿設すると共に、該貫通孔39
の上下に該貫通孔39と直交する方向に断面形状が略半円
形のシリンダーを兼ねるラック摺動室40,40aが夫々穿設
されている。各ラック摺動室40,40aの一端には側壁41を
貫通して作動用空気導入孔42,42aが夫々設けられ、ラッ
ク摺動室40,40aの外周側には外周側通路43,43aが夫々形
成されて上記作動用空気導入孔42,42aと外周側通路43,4
3aは小径通路44,44aで接続されている。
一方、ラック摺動室40,40aの他端側には、小室45,45a
が形成され、該小室45,45aの先端は、ニードル弁46,46a
の中間室47,47aに連通すると共に、ニードル弁46,46aの
先端室48,48aとラック摺動室40,40aはバイアス通路49,4
9aで接続されている。さらに、小室45,45aの外周側には
第1環状通路50,50a及び第2環状通路51,51aが形成さ
れ、第1環状通路50,50aは通路52,52aを介して小室45,4
5aに通じ、第2環状通路51,51aは通路53,53aを介して外
周側通路43,43aに通じている。さらに、上部側の第1環
状通路50は芯ボディ54を貫通する連絡通路55を介して下
部側の第2環状通路51aに接続され、且つ上部側の第2
環状通路51は芯ボディを貫通する連絡通路56を介して下
部側の第1環状通路50aに接続されている。
上記のような係合装置27の貫通孔39に、ピニオンギア
57を一体形成したシャフト58が嵌装され、且つ上下のラ
ック摺動室40,40aに夫々ピストンを兼ねるラック59,59a
が進退自在に収納され、ラック59,59aの先端には小室4
5,45aに嵌入する小径部60,60aが形成されている。
上記構成の幌の自動着脱装置の作動機構を説明するに
先立って、理解の便をはかる為に係合装置27の作動機構
を説明する。
第6,7図において、下部のラック摺動室40aに作動用空
気導入孔42aから作動用空気を導入すると、作動用空気
の圧力を受けて下部のラック59aが右動し、ラック進行
側のラック摺動室40aの空気は、小径室45a,連通孔52a,
下部の第1環状通路50a,連絡通路56,上部の第2環状通
路51,通路53,上部の外周側通路43,通路44を順に経由し
て上部空気導入孔42に至り、外部へ排出される。
それと共に、下部空気導入孔42aから分岐した作動用
空気は、通路44a,下部の外周側通路43a,通路53a,下部の
第2環状通路51a,連絡通路55,上部の第1環状通路50,通
路44を経て上部のラック摺動室40の小室45に入り、上部
のラック59を左動させる。
上記のようにして、下部及び上部のラック59,59aが同
時に摺動することにより、これらのラック59,59aと噛合
するピニオンギア57が矢印C方向に回転し、シャフト58
先端の係合部材37が回転する。
一方、上部のラック59が所定位置まで左動し、且つ下
部のラック59aが所定位置まで右動して停止した状態
で、上記とは逆に上部のラック摺動室40に空気導入孔42
から作動用空気を導入すると、上記と反対に上部のラッ
ク59が右動し、且つ下部のラック59aが左動して第7図
に示される位置に戻り、この間にピニオンギア58は矢印
D方向に回転して係合部材37を例えば90度逆回転させ
る。かくして、係合部材37の回転に伴ない係合部材37と
前記受け部材16との係脱動作が行われる。
上記係合装置27を搭載する伸縮装置2において、第5
図に示すように、メインシリンダー33のピストンロッド
34を収縮させてトグルジョイント26を伸長させると、係
合装置27の先端の係合部材37が前進して幌1上部の受け
部材16の係合孔13に挿入される。次いで、第2図に示す
ように、挿入状態のままトグルジョイント26をさらに伸
長させると、受け部材16と共に、幌1の端枠11が押し出
されて端枠11が横ガイド部材20及び下ガイド部材19に案
内されつつ対向車両Bの取付板21に接近する。そして、
端枠11の下部に配置される昇降シリンダー17のピストン
ロッド18下端のローラ3が下ガイド部材19の登り坂面に
乗りあげることによって端枠11が持ち上がり、端枠11が
取付板21に当接すると共に、端枠11上部の吊り金具12が
対向車両の取付板21の上部に設置された受け金具22の上
方位置に到達する。このとき、伸縮装置2の基端の前部
面板30は緩衝材31を収縮させる方向に回動し、上記端枠
11の上昇動作に伸縮装置2が追随する。
そして、端枠11を取付板21に当接させたまま、昇降シ
リンダー17のピストンロッド18を収縮させると、ローラ
3と下ガイド部材19が離反して端枠11が降下し、吊り金
具12が受け金具22に嵌合する。その後、対向車両B側に
設けられた止め金具24を回動させて端枠11に係合し、端
枠11を取付板21に固定すると、幌1を連結部10に装着す
ることができる。装着完了後、メインシリンダー33のピ
ストンロッド34を伸長させてトグルジョイント26を収縮
させることによって係合装置27を受け部材16から離反さ
せ、車両A側へ後退させておく。
上記において、幌1は車両間に装着された状態にある
が、伸縮装置2は、幌1の上下にあって、しかも車両A
側に後退して幌1とは独立した状態にあるので、装着状
態にある幌1の影響を受けず、即ち連結部10が軌道のカ
ーブ点に至っても幌1と伸縮装置2の間で干渉を起こす
ことなく、また、伸縮装置2に曲げ力が作用することも
ないので、幌1並びに伸縮装置2の破損を防止すること
ができる。
次に、装着状態にある幌1を離脱させるに当たって
は、メインシリンダー33のピストンロッド34を収縮させ
てトグルジョイント26を伸長させ、係合装置27の係合部
材37を受け部材16の係合孔13に挿入する。挿入後、第6,
7図に示されるラックピニオン機構のラック59,59aを移
動させることによってピニオンギア58を回転せしめ、係
合部材37を例えば90度回転させて係合部材37を受け部材
16と係合する。
その後、昇降シリンダー17のピストンロッド18を伸長
させて下端のローラ3を下ガイド部材19に当接させ、端
枠11を持ち上げる。このとき、前記と同様に緩衝材31が
収縮して上記端枠11の上昇動作に伸縮装置2が追随す
る。
次いで、伸縮装置2のトグルジョイント26によって係
合装置27を後退させると、受け金具22から吊り金具12が
離反して伸縮装置2の後退と共に幌1は車両A側に戻っ
ていく。こうして幌1の離脱が完了すると、連結器に分
離して車両同士の連結を解除することができる。
〔発明の効果〕
本発明は以上のように構成されており、幌を進退させ
る伸縮装置を幌の上部又は下部の少なくとも一方に設け
たので非連結時でも伸縮装置が運転席等からの視界を遮
るといったことがなく、車両の走行安全性を高めること
ができる。
幌装着時には、伸縮装置先端の上記係合部と幌の受け
部材との係合が、伸縮装置に一体的に組み込まれた係合
装置の駆動部によって解除されて伸縮装置が係合装置と
共に一方の車両の上部又は下部の車両に近接した位置に
待機しているので、連結部が軌道のカーブ点に至っても
幌と伸縮装置は全く干渉することがなく、幌並びに伸縮
装置の損傷を回避することができる。また、幌先端の受
け部材と係合及び離脱する係合部と、この係合部を上記
受け部材に係脱させるための駆動部とを含む係合装置を
伸縮装置の先端部分に一体的に組み込んでいるので、伸
縮装置と係合装置を作動させるためのエア配管等の設備
を共有化でき、エア配管等の設備の簡素化を図ることが
できる。
幌と幌取付け面との間に傾斜あるいは位置ずれがあっ
た場合でも下ガイド部材に幌の先端部の下部(昇降シリ
ンダー17のピストンロッドの下端ローラ)が当接すると
共に、横ガイド部材によって幌の移動経路が規制されて
幌取付部に対して適正に幌を当接させ、装着させること
ができる。
吊り金具と受け金具とからなる連結機構を採用し、昇
降シリンダーの昇降により両者を係合させることによ
り、幌と幌取付け面との間の密着性を高めることがで
き、隙間のない幌装着状態を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1乃至7図は実施例に係る幌の自動着脱装置を示す説
明図で、第1図は正面図、第2図は側面図、第3図は受
け部材等を示す要部拡大側面図、第4図は伸縮装置の拡
大側面図、第5図は同拡大平面図、第6図は第5図にお
けるVI−VI線断面図、第7図は第6図におけるVII−VII
線断面図、第8,9図は従来例の説明図で、第8図は正面
図、第9図は側面図である。 A,B……車両 1……幌 2……伸縮装置 10……連結部 11……端枠(幌の先端部) 12……吊り金具(連結機構) 16……受け部材 17……昇降シリンダー(昇降機構) 19……下ガイド部材 20……横ガイド部材 21……取付板(幌取付部) 22……受け金具(連結機構)

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】車両相互の連結部に装着される幌の自動着
    脱装置において、 一方の車両の一端に取付けられた幌の上方又は下方の少
    なくとも一方に、他方の車両に向けて進退可能に取付け
    られた伸縮装置と、 上記伸縮装置に対応して幌の上部又は下部の少なくとも
    一方に取付けられ、上記伸縮装置に対して離脱可能に係
    合される受け部材と、 上記伸縮装置の先端部分に一体的に組み込まれ、上記受
    け部材と係合及び離脱する係合部と、この係合部を上記
    受け部材に係脱させるための駆動部とを含む係合装置と
    を備え、 上記伸縮装置は、幌の装着時には、上記受け部材を介し
    て幌を伸張させ、上記幌の先端部と対向車両の幌取付部
    が係合状態となると、上記受け部材から離脱して上記係
    合装置と一緒に後退するとともに、装着状態の幌を離脱
    させる時には、上記係合装置と一緒に前進し、上記係合
    装置により上記係合部と受け部材とを係合させた状態で
    後退する、ことを特徴とする幌の自動着脱装置。
  2. 【請求項2】幌の先端又は対向車両の幌取付面に、装着
    時の幌の移動を案内する横ガイド部材及び下ガイド部材
    を設けてなる、請求項1に記載の幌の自動着脱装置。
  3. 【請求項3】幌の先端部に取付けられた吊り金具と、対
    向車両の幌取付部に付設されて幌の伸張状態で上記吊り
    金具と係合する受け金具とからなる連結機構を設けると
    共に、幌の先端部の下方に、対向車両の幌取付面に設け
    られる登り板形状の下ガイド部材に当接して幌の先端部
    と対向車両の幌取付部との係脱動作を案内する昇降機構
    を設けた、請求項2に記載の幌の自動着脱装置。
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