JP2974975B2 - 段差乗り越え可能な搬送台車 - Google Patents

段差乗り越え可能な搬送台車

Info

Publication number
JP2974975B2
JP2974975B2 JP8358534A JP35853496A JP2974975B2 JP 2974975 B2 JP2974975 B2 JP 2974975B2 JP 8358534 A JP8358534 A JP 8358534A JP 35853496 A JP35853496 A JP 35853496A JP 2974975 B2 JP2974975 B2 JP 2974975B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
frame
push handle
wheel
over
wheels
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP8358534A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH10181609A (ja
Inventor
春夫 星野
敦雄 石川
英治 室
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Small Business Corp
Original Assignee
Small Business Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Small Business Corp filed Critical Small Business Corp
Priority to JP8358534A priority Critical patent/JP2974975B2/ja
Publication of JPH10181609A publication Critical patent/JPH10181609A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2974975B2 publication Critical patent/JP2974975B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Handcart (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、建設現場のような
段差のある床面で走行し得る段差乗り越え可能な搬送台
車に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般的な搬送台車が段差を乗り越える場
合、車輪半径の1/3程度の大きさの段差で、乗り越え
に必要な押し力がその車輪にかかっている重量と同程度
必要となり、加重の大きい場合は乗り越えが困難とな
る。段差走行を可能とするような機構としては、一つの
車輪機構に小さな車輪を数多く取り付けた特開平6−92
272 号公報の「走行車」及びハンドルを引くか又は押す
ことにより車輪を支点として台車の前部又は後部を持ち
上げる特開平7−101366号公報の「ステップ走行可能車
両と車両のステップ走行用アダプタ」が見られる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前者は、構造
で非常に複雑であり、後者は、重量物に対しては大きな
力を要するのと、リフトにより台車全体を持ち上げると
いう大掛かりな構造になっているという問題がある。そ
こで、本発明は、一般の搬送台車では乗り越えが困難な
段差を乗り越え可能な搬送台車を提案するものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】
【0005】台車本体1の下に並設したフレーム32に配
備させた左右の前輪2と後輪3との配置を、左側と右側
とで前後にずらして、平面内で平行四辺形の四隅の位置
となるようにし、そのフレーム32を後退側の前輪2と前
進側の後輪3とを結ぶ軸線Aを中心に上下に折れ曲がり
可能に形成し、かつ、そのフレーム32を手押しハンドル
33、34の操作で上下に折り曲げる構造とした。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る段差乗り越え
可能な搬送台車の実施の形態について説明する。なお、
以下の実施の形態は、手押し台車であるが、走行動力付
き台車にも適用可能である。
【0007】図1乃至図10は、本発明に係る実施の形態
を示す不整地走行型段差乗り越え機構を備えた手押し台
車であり、図10の(1)乃至(6)は、大きな段差を乗り越え
る際の行程を順に示している。
【0008】本発明にあっては、台車本体1の下に並設
したフレーム32に配備させた左右の前輪2と後輪3との
配置を、左側と右側とで前後にずらして、平面内で平行
四辺形の四隅の位置となるようにしており、そのフレー
ム32を後退側の前輪2と前進側の後輪3とを結ぶ軸線A
(図4)を中心に上下に折れ曲がり可能に前後2部材を
枢着46し、かつ、そのフレーム32を左右一対の手押しハ
ンドル33、34の起倒操作で強制的に上下に折り曲げるよ
うにして成る。具体的には、前輪2と後輪3を共に旋回
自由な自在輪とし、フレーム32は、前部と後部における
偏倚した4箇所でそれぞれ連結片35を介して台車本体1
とリンク結合させている。ただし、台車本体1とフレー
ム32との上下の関係位置を維持させるために、後部の2
箇所の連結片35だけは上部を台車本体1へ固定(溶接)
させている。また、前部の左右2箇所のリンク結合と後
部の左右2箇所のリンク結合の軸方向を各々一に共通さ
せるとともに、それらの軸線B、C(図3、図4)を上
記軸線Aと平行させている。左右一対の手押しハンドル
33、34は、台車本体1の後端部上面に、通常の手押し状
態では直立しかつ段差乗り越え操作の際には後方へ斜め
に倒れるよう起倒自在に整備させ、一方の手押しハンド
ル33には、上記軸線C(図3、図4)を境とする前方に
てフレーム32と連繋させたリンク機構36を、また、一方
の手押しハンドル34には、その軸線Cの後方にてフレー
ム32と連繋させたリンク機構37をそれぞれ対応させ、更
に、手押しハンドル33、34には、手押しの際、制御レバ
ー38、39の一方への傾倒で係止片40、41を扇形でかつ固
定のロック板42、43の切欠47(頂部に位置する)に係合
させて当該手押しハンドルを直立状態にてロックし(図
1、図7、図9)、段差乗り越え操作の際、制御レバー
38、39の他方への傾倒でそのロックを解除するととも
に、手押しハンドル33、34を手前斜めに倒すことで係止
片40、41を各手押しハンドルに対応する上記リンク機構
36、37の扇形でかつ回動の係合板48、49の切欠50、51
(斜め後方に位置する)へ係合させてリンク機構36、37
へと機械的に連繋させる(図5、図6、図7)操作切換
え機構44、45を設けている。
【0009】この場合、通常の走行では、両手押しハン
ドル33、34を共に起立させ、それぞれの制御レバー38、
39を一方へ倒すことで、各係止片40、41をロック板42、
43に係合させてロック状態にすることにより、それぞれ
の起立状態を維持させ、それらの手押しハンドル33、34
を手押して走行させる。この際、不整地の走行では、前
輪2及び後輪3がフレーム32の屈伸とともに昇降し、不
整地に順応する。大きな段差を乗り越える際には、左又
は右の手押しハンドル33、34の制御レバー38、39を他方
へ倒すことで係止片40、41をロック板42、43の切欠47か
ら離脱させてそのロック状態を解除するとともに、当該
手押しハンドルを手前へ倒すことで係止片40、41をこれ
に対応するリンク機構36、37の係合板48、49の切欠50、
51へ係合させてリンク機構36、37へと機械的に連繋さ
せ、図10の(1)乃至(6)に示すように、当該手押しハンド
ルを手前に引き下げ或いは引き上げることでそのリンク
機構を介してフレーム32を上方又は下方へ折り、前輪2
及び後輪3を一つあて上昇させる。これを図10の(1)乃
至(6)で詳述すると次の通りである。(1)乃至(3)は、一
方の手押しハンドル33を起倒操作した場合を示してい
る。ただし、他方の手押しハンドル34は起立状態にロッ
クされているものとする。(1)に示すように、一方の手
押しハンドル33の起倒操作前までは、前輪2及び後輪3
は全て通常の走行高さにある。(2)に示すように、該一
方の手押しハンドル33を手前に引き下げると、後退位置
の一の前輪2が上昇する。次に、(3)に示すように、該
一方の手押しハンドル33を引き上げると、後退位置の一
の後輪3が上昇する。また、(4)乃至(6)は、他方の手押
しハンドル34を起倒操作した場合を示している。ただ
し、一方の手押しハンドル33は起立状態にロックされて
いるものとする。(4)に示すように、他方の手押しハン
ドル34の起倒操作前までは、前輪2及び後輪3は全て通
常の走行高さにある。(5)に示すように、該他方の手押
しハンドル34を手前に引き下げると、前進位置の一の前
輪2が上昇する。次に、(6)に示すように、該他方の手
押しハンドル34を引き上げると、前進位置の一の後輪3
が上昇する。したがって、その段差に対する走行状況に
応じて各手押しハンドル33、34とそれらの制御レバー3
8、39を操作して前輪2及び後輪(3)を次々にその段差に
乗せればよい。両手押しハンドル33、34の操作は、てこ
作用により小さな力で可能である。
【0010】
【発明の効果】 (1)従来、一般の搬送台車では乗り越えが困難な段差
を、簡単なレバー操作で容易に乗り越えることができ
る。 (2)従来、台車等の搬送台車の使用が不可能なため何回
にも分けて人手により運搬していた建築資材等を、運搬
台車により一括大量運搬でき、作業時間の短縮及び省人
化が可能となる。 (3)従来、構造が非常に複雑であったり、重量物に対し
ては大きな力を要してリフトにより台車全体を持ち上げ
るという大掛かりな構造になっていたりしたものを、簡
潔でコンパクトなものにできる。 (4)レバー操作に電動モータやエアシリンダ等による動
力を利用することもでき、これにより、より容易に軽く
操作できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る実施の形態を示す側面図である。
【図2】同実施の形態における背面図である。
【図3】同実施の形態における台車本体の平面図であ
る。
【図4】同実施の形態におけるフレームと車輪の平面図
である。
【図5】同実施の形態における一方の手押しハンドル、
操作切換え機構及びリンク機構を示す要部拡大側面図で
ある。
【図6】同実施の形態における他方の手押しハンドル、
操作切換え機構及びリンク機構を示す要部拡大側面図で
ある。
【図7】同実施の形態におけるロック板の拡大側面図で
ある。
【図8】同実施の形態における操作切換え機構の手押し
ハンドル・リンク機構連繋状態を示す拡大裁断背面図で
ある。
【図9】同実施の形態における操作切換え機構の手押し
ハンドル・ロック板連繋状態を示す拡大裁断背面図であ
る。
【図10】同実施の形態における動作説明図である。
【符号の説明】
1…台車本体 2…前輪 3…後輪 32…フレーム 33、34…手押しハンドル 35…連結片 36、37…リンク機構 38、39…制御レバー 40、41…係止片 42、43…ロック板 44、45…操作切換え機構 46…枢着 47…切欠 48、49…係合板 50、51…切欠
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実開 昭62−46262(JP,U) 実開 平1−83666(JP,U) 実開 平7−8148(JP,U) 実開 昭60−100261(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B62B 1/00 - 5/06 B60B 33/00

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】台車本体1の下に並設したフレーム32に配
    備させた左右の前輪2と後輪3との配置を、左側と右側
    とで前後にずらして、平面内で平行四辺形の四隅の位置
    となるようにし、そのフレーム32を後退側の前輪2と前
    進側の後輪3とを結ぶ軸線Aを中心に上下に折れ曲がり
    可能に形成し、かつ、そのフレーム32を手押しハンドル
    33、34の操作で上下に折り曲げる構造としたことを特徴
    とする段差乗り越え可能な搬送台車。
JP8358534A 1996-12-26 1996-12-26 段差乗り越え可能な搬送台車 Expired - Fee Related JP2974975B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8358534A JP2974975B2 (ja) 1996-12-26 1996-12-26 段差乗り越え可能な搬送台車

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8358534A JP2974975B2 (ja) 1996-12-26 1996-12-26 段差乗り越え可能な搬送台車

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH10181609A JPH10181609A (ja) 1998-07-07
JP2974975B2 true JP2974975B2 (ja) 1999-11-10

Family

ID=18459825

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8358534A Expired - Fee Related JP2974975B2 (ja) 1996-12-26 1996-12-26 段差乗り越え可能な搬送台車

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2974975B2 (ja)

Families Citing this family (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6772850B1 (en) 2000-01-21 2004-08-10 Stryker Corporation Power assisted wheeled carriage
US6752224B2 (en) 2002-02-28 2004-06-22 Stryker Corporation Wheeled carriage having a powered auxiliary wheel, auxiliary wheel overtravel, and an auxiliary wheel drive and control system
JP2005155764A (ja) * 2003-11-25 2005-06-16 Rikogaku Shinkokai アクチュエータおよび全方向移動車両
CN100430285C (zh) * 2006-09-29 2008-11-05 哈尔滨工程大学 不减速爬台越障机构
JP5253839B2 (ja) * 2007-12-10 2013-07-31 株式会社萩原ボデー 移動台車
JP2012096183A (ja) * 2010-11-03 2012-05-24 Osumo:Kk 海水及び淡水両用浄水装置
US9707143B2 (en) 2012-08-11 2017-07-18 Hill-Rom Services, Inc. Person support apparatus power drive system
US10004651B2 (en) 2012-09-18 2018-06-26 Stryker Corporation Patient support apparatus
US9259369B2 (en) 2012-09-18 2016-02-16 Stryker Corporation Powered patient support apparatus
JP2014080068A (ja) * 2012-10-15 2014-05-08 Hotta Kk 段差乗り越え可能な搬送車
CN106572935B (zh) * 2014-07-11 2018-05-11 国立大学法人东京大学 行走装置
US10568792B2 (en) 2015-10-28 2020-02-25 Stryker Corporation Systems and methods for facilitating movement of a patient transport apparatus
CN111270608B (zh) * 2020-03-09 2021-11-16 浙江大学 一种大跨度桥梁钢箱梁内检测的爬壁机器人
CN111216822B (zh) * 2020-03-09 2021-02-19 余姚市浙江大学机器人研究中心 一种爬壁机器人翻越内直角壁面的控制方法

Also Published As

Publication number Publication date
JPH10181609A (ja) 1998-07-07

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2974975B2 (ja) 段差乗り越え可能な搬送台車
JPH06199242A (ja) 押しグリップを備えたプラットホーム付き台車
EP0055010B1 (en) A one man cart for articles
US20070269300A1 (en) Variable speed motor driven hand truck
JPH0433188Y2 (ja)
JP2000001170A (ja) 手押し式四輪操舵台車
JP2023034539A (ja) 運搬器具
JPH08169345A (ja) 車 両
EP0310644B1 (en) A hand trolley
JP4272736B2 (ja) 手押し車
JP2011126458A (ja) 雪上移動兼用手押し台車
JP2023518605A (ja) ハンドルバー折り畳み装置を有する、移動体のための取り外し可能な電気推進システム
US3507413A (en) Top-lift,stack-handling truck
JP2523076B2 (ja) 歩行形フォ―ク運搬車
JP2023106115A (ja) 手押し台車
JP2722293B2 (ja) 階段昇降用運搬車
JP7473173B2 (ja) 昇降装置
US20230201055A1 (en) Removable electronic propulsion system for a rolling object with an automatic directional blocking means
JP2504891Y2 (ja) 手押し車
US1867826A (en) Pedal actuated elevating truck
GB2101051A (en) Lifting trolley
JPH0216934Y2 (ja)
JPS5851660Y2 (ja) 瞬間荷おろし台車
JP4272737B2 (ja) 手押し車
JP3010438U (ja) 階段を登り降りできるハンドカート

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees