JP2974664B1 - フレキシブルチューブ用継手 - Google Patents

フレキシブルチューブ用継手

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JP2974664B1
JP2974664B1 JP23619698A JP23619698A JP2974664B1 JP 2974664 B1 JP2974664 B1 JP 2974664B1 JP 23619698 A JP23619698 A JP 23619698A JP 23619698 A JP23619698 A JP 23619698A JP 2974664 B1 JP2974664 B1 JP 2974664B1
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Abstract

【要約】 【課題】 フレキシブルチューブ用継手を安価に構成す
る。 【解決手段】 リテーナ40が、押輪25の先端面30
に接する環状部41と、この環状部41の周方向に沿っ
た複数の位置において軸心方向に突出して設けられると
ともに押輪25を筒状本体11の内部にねじ込んだとき
に先端側が筒状本体11の奥端面18に接する脚部42
とを一体に有する。リテーナ40は、押輪25を筒状本
体11の内部にねじ込んだときに、環状部41が筒状本
体11の当接面21から距離をおいて位置する。押輪2
5は、筒状本体11へのねじ込みによって、この筒状本
体11の奥端面18との間でリテーナ40の脚部42を
圧し潰すとともに、リテーナ40の環状部41から突出
したコルゲイト管2の部分を、この環状部41と筒状本
体11の当接面21との間で密接状態で圧し潰す。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はフレキシブルチュー
ブ用継手に関し、特にガス配管などに使用されるコルゲ
イト管にて構成されたフレキシブルチューブのための、
フレキシブルチューブ用継手に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種のフレキシブルチューブ用
継手として、内部に当接面を有する筒状本体と、コルゲ
イト管の先端数山分の被覆体が取り除かれたフレキシブ
ルチューブを挿通させた状態で、先端部が前記筒状本体
の内部にねじ込まれる押輪と、この押輪に挿通されたフ
レキシブルチューブのコルゲイト管の外周の谷部に係り
合い可能な突部を有するとともに前記押輪の先端部に取
り付けられたリテーナとを備えたものが、たとえば特開
平8−159350号公報に開示されている。
【0003】このようなフレキシブルチューブ用継手に
おいては、押輪を筒状本体に仮にゆるくねじ合わせた状
態でこの押輪の中にフレキシブルチューブを挿入させる
ことで、このフレキシブルチューブの先端の山部がリテ
ーナの突部を押し拡げてこの突部の位置を通過する。こ
れにより、リテーナの先端からコルゲイト管の先端が所
定量突出した状態で、リテーナの突部がコルゲイト管の
谷部に係り合うので、その後に押輪をさらにねじ込むこ
とによって、リテーナの先端から突出したコルゲイト管
の部分をこのリテーナと前記筒状本体の当接面との間で
密接状態で圧し潰すことができる。これによって、フレ
キシブルチューブが継手にシール状態で接続されること
になる。
【0004】この特開平8−159350号公報に記載
された継手では、リテーナは、ポリプロピレンなどの合
成樹脂によりリング状に形成された嵌着部と、この嵌着
部の内端に分割して突出形成された複数の弾性突片とか
らなり、弾性突片の中には真鍮などの金属板よりなるイ
ンサートが埋設されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】すなわち特開平8−1
59350号公報に記載された継手では、リテーナは、
合成樹脂と金属板との複合材料によって構成されてお
り、したがってその製造コストが高いという問題点があ
る。
【0006】そこで本発明は、このような問題点を解決
して、フレキシブルチューブ用継手を安価に構成できる
ようにすることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
本発明は、コルゲイト管にて構成されたフレキシブルチ
ューブのための継手であって、内部に当接面を有する金
属製の筒状本体と、先端部が前記筒状本体の内部にねじ
込まれる金属製の押輪と、前記筒状本体の当接面と押輪
の先端面との間に配置された金属製のリテーナとを具備
し、前記リテーナは、前記押輪の先端面に接する板状の
環状部と、この環状部の周方向に沿った複数の位置にお
いて軸心方向に突出して設けられた脚部とがプレス成形
によって一体に形成された構成とされて、押輪を筒状本
体の内部にねじ込んだときに脚部の先端側が筒状本体の
奥端面に接することで環状部が筒状本体の当接面から距
離をおいて位置するように構成され、前記リテーナは、
フレキシブルチューブが挿通されたときに、コルゲイト
管の外周の山部により環状部が押し拡げられることによ
ってこの山部の通過を許容するとともに、この山部を通
過させることによって前記環状部がコルゲイト管の外周
の谷部に係り合うように変形可能とされ、前記押輪は、
前記筒状本体へのさらなるねじ込みによって、この筒状
本体の奥端面との間でリテーナの脚部を圧し潰すととも
に、リテーナの環状部から突出したコルゲイト管の部分
をこの環状部と前記筒状本体の当接面との間で密接状態
で圧し潰すように構成されているようにしたものであ
る。
【0008】このようなものであると、リテーナは、
属板のプレス成形によって板状の環状体とこの環状体か
ら突出する脚部とが一体に形成されたものであるため、
複合材料によって構成する場合に比べて安価なものとな
る。また、リテーナは環状部と脚部とを一体に有するた
め、押輪を筒状本体の内部に軽く止まるまでねじ込んだ
ときには、環状部が押輪の先端面に接するとともに脚部
の先端側が筒状本体の奥端面に接することで、環状部が
筒状本体の当接面から距離をおいて位置することにな
る。したがって、押輪とリテーナとにコルゲイト管を挿
通させ、このコルゲイト管の山部を、リテーナの環状部
を通過させて、環状部よりも筒状本体の奥側に位置させ
ることができる。そこで、押輪を筒状本体内に強くねじ
こんで、リテーナの脚部を圧し潰せば、それに伴って、
環状部から突出したコルゲイト管の部分が、この環状部
と筒状本体の当接面との間で密接状態で圧し潰され、こ
れによってコルゲイト管が筒状本体にシール状態で接続
されることになる。
【0009】
【発明の実施の形態】図1において、1はフレキシブル
チューブで、薄肉のステンレス製のコルゲイト管2と、
このコルゲイト管2の外周を覆う樹脂製のチューブ状の
被覆体3とによって構成されている。コルゲイト管2に
おいて、4は山部、5は谷部である。このフレキシブル
チューブ1は、コルゲイト管2の先端の数山分につき被
覆体3が取り除かれた状態で継手に接続される。
【0010】この継手において、11は筒状本体で、真
鍮などの金属によって形成され、その一端に外ねじ部1
2が形成されることで、ガス管などの被接続体に接続す
ることができるように構成されている。13は六角部
で、外ねじ部12のねじ込み操作のために用いられる。
14は、その他端側の端面である。
【0011】筒状本体11の他端側の内周には、その開
口側から順に、内ねじ部15と、この内ねじ部15のね
じの山部の内径よりも大径の環状溝16と、内ねじ部1
5のねじの山部の内径とほぼ同径の状態から筒状本体1
1の奥側に向かうにつれて次第に小径となるテーパ面1
7と、このテーパ面17の奥部に対応して形成された径
方向の奥端面18と、筒状本体11の前記他端側の開口
の方を向いて形成されたあり溝構造の環状のパッキン収
容溝19とが形成されている。パッキン収容溝19に
は、パッキンとしてのOリング20がはめ込まれてい
る。このOリング20は、その先端部がパッキン収容溝
19からわずかに突出した状態で、この収容溝19に収
容されている。
【0012】パッキン収容溝19よりも内周側の部分に
は、径方向の当接面21が形成されている。この当接面
21は、継手に挿入されるフレキシブルチューブ1のコ
ルゲイト管2の口径に対応した位置に形成されている。
当接面21よりも内周側には、筒状本体11の他端側の
開口の方へ突出する環状突起22が形成されている。こ
の環状突起21は、その外周に、筒状本体11の他端側
の開口に向かうにつれて次第に小径となるテーパ面23
を有する。このテーパ面23は、コルゲイト管2の谷部
5の内径よりも小径に形成されている。
【0013】図1および図2において、25は押輪で、
真鍮などの金属によって筒状に形成されるとともに、そ
の一端側に、筒状本体11の内ねじ部15にねじ込み可
能な外ねじ部26を有する。押輪25の他端側の外周に
は、ねじ込み操作のための六角部27が形成されてい
る。この六角部27は外ねじ部26よりも大径に形成さ
れ、したがって筒状本体11の端面14に向かい合う端
面28が形成されている。外ねじ部26よりもさらに一
端側には外ねじ部26よりも小径の外周部29が形成さ
れている。30は、押輪25の先端面である。
【0014】押輪25における端面28の基端側の部分
には、環状のパッキン31が装着されている。このパッ
キン31の装着部における押輪25の外周には、このパ
ッキン31が押輪25から抜け出すのを防止するための
ストッパとして機能する環状突部32が形成されてい
る。パッキン31は、この環状突部32を乗り越えたう
えで所定の位置に装着される。
【0015】押輪25には、フレキシブルチューブ1を
挿通させるための孔部33が貫通状態で形成されてい
る。この孔部33における押輪25の他端側の内周に
は、パッキン34を収容するための環状溝35が形成さ
れている。孔部33において、環状溝35よりも押輪2
5の一端側には、押輪25の他端側よりも一端側の方が
小径となる段部36が形成されている。この段部36
は、コルゲイト管2の先端数山分の被覆体3が取り除か
れた状態のフレキシブルチューブ1が孔部33に挿入さ
れたときに、その被覆体3の端面37が当たるように形
成されている。すなわち、孔部33は、段部36よりも
一端側へ、コルゲイト管2は挿通させることができるが
被覆体3は挿通させることができない寸法で形成されて
いる。
【0016】図1に示すように押輪25を筒状本体11
にねじ込んだ状態において、この押輪25の先端面30
と筒状本体11の当接面21および奥端面18との間に
は、リテーナ40が配置されている。図1〜図3におい
て、このリテーナ40は、真鍮などの金属材料により形
成され、板状の環状部41と、この環状部41の周方向
に沿った複数の位置において軸心方向に突出して設けら
れた脚部42とを一体に有した構成とされている。
【0017】すなわち、リテーナ40の環状部41は、
その内径がコルゲイト管2の山部4の外径よりも小径か
つ谷部5の外径よりも大径に形成されている。そして環
状部41には、リテーナ40を筒状本体11と押輪25
との間に配置したときに押輪25の方を向く部分の内周
に、面取り状のテーパ面43が形成されている。また環
状部41には、周方向に沿った複数の位置に、内周側か
ら外周側に向かう切り込み部44が形成されている。そ
して、この切り込み部44に対応したU字状の突部45
が径方向に形成されている。環状部41は、これら切り
込み部44および突部45が形成された部分以外では、
径方向の幅ができるだけ小さくなる狭幅部46として形
成されている。また環状部41は、周方向一つ割りの構
成とされている。このために、図3に示すように、一つ
の突部45において周方向に分断された構成となってい
る。47はその分断部である。なお、分断部47は、突
部45以外の適当箇所、たとえば狭幅部46に形成する
こともできる。
【0018】リテーナ40の環状部41における各突部
45の両側の位置には、それぞれ径方向の支持部48
が、環状部41と一体に、かつ環状部41から径方向に
突出するように形成されている。そして、脚部42は、
この支持部48を基端として、環状部41の位置からリ
テーナ40の軸心方向に突出するように、支持部48を
介して環状部41と一体となった状態で、リテーナ40
の周方向に沿って複数形成されている。49はその先端
部である。この脚部42は、板材によって環状部41と
一体に形成された材料を曲げ加工することによって形成
することができる。支持部48は、この曲げ加工に追従
してねじり変形を受ける。したがって、環状部41と支
持部48と脚部42とは、一枚の板材をプレス加工する
ことなどによって低コストで成形することが可能であ
る。なお、脚部42は、軸心に対し完全に平行となる方
向までは曲げられずに、それよりも浅い角度に曲げられ
た状態、すなわち斜め方向に曲げられた状態で形成され
ている。
【0019】このような構成のリテーナ40は、図1に
示すように、環状部41が押輪25の先端面30に接
し、かつ斜め方向の脚部42の先端部49が筒状本体1
1の奥端面18に接した状態で、これら筒状本体11と
押輪25との間に挟み込まれる。この状態で、環状部4
1すなわち突部45や支持部48は、筒状本体11の奥
端面18や当接面21から距離をおいた状態で、筒状本
体11の環状溝16に対応して位置する。
【0020】このような構成の継手にフレキシブルチュ
ーブ1を接続する際には、次のようにする。ここで、最
初の状態においては、図1に示すように、押輪25を筒
状本体11にねじ込んで、その先端面30と筒状本体1
1の当接面21との間にリテーナ40を挟み込む。する
と、これにより押輪25は軽く止まった状態となる。継
手は、この状態の製品として構成される。
【0021】そこで、図1に示すように、押輪25の孔
部33にフレキシブルチューブ1を挿通させる。このフ
レキシブルチューブ1は、図示のようにその端部におけ
るコルゲイト管2の数山分だけ、あらかじめ被覆体3を
取り除いておく。このように挿通させると、やがてコル
ゲイト管2の先端の山部4がリテーナ40の内周のテー
パ面43に当たる。この状態でさらにフレキシブルチュ
ーブ1を押し込むと、コルゲイト管2の先端の山部4が
テーパ面43を介してリテーナ40の環状部41を押し
拡げ、これによって最先端の山部4が環状部41の位置
を通過する。図4はこのときの状態を示す。
【0022】このとき、環状部41は、周方向の分断部
47を有することにより、また切り込み部44に対応し
たU字状の突部45を有することにより、また狭幅部4
6を有することにより、コルゲイト管2の山部4によっ
て容易に押し拡げられることが可能となる。なお、U字
状の突部45と狭幅部46とを有するだけで押し拡げが
可能な場合は、分断部47を設けずに環状部41を周方
向に連続して形成することもできる。また、筒状本体1
1の内周に環状溝16が形成されているため、図4に示
すようにリテーナ40の外周側がこの環状溝16に入り
込むことで、筒状本体11の内部におけるリテーナ40
の押し拡げが可能となる。
【0023】図5は、コルゲイト管2の先端の山部4が
リテーナ40を通過した状態を示す。このときには、環
状部41は弾性力によって元の状態に縮径し、それによ
って環状部41は、コルゲイト管2における最先の山部
4の次の谷部5にはまり込む。またこのとき、コルゲイ
ト管2の被覆体3は、その端面37が押輪25の段部3
6に当たった状態となる。したがって、フレキシブルチ
ューブ1は、もはやそれ以上押輪25の中に挿入できな
い状態となる。すなわち、被覆体3の端面37が段部3
6に当たることで、コルゲイト管2は、その先端側の1
山分の最適の長さが、リテーナ40の環状部41よりも
先端側へ突出することになる。
【0024】また、この状態では、リテーナ40におけ
るテーパ面43が形成されていない方の内周縁部がフレ
キシブルチューブ1の先端の山部4に当たるため、いっ
たん押し込んだフレキシブルチューブ1を元の状態に引
き抜くことは著しく困難になる。このため、フレキシブ
ルチューブ1とリテーナ40とが確実な連結状態に維持
されることになる。
【0025】そして、このようにフレキシブルチューブ
1がリテーナ40に連結された状態で押輪25を筒状本
体11に強くねじ込むと、斜め方向の脚部42を、図6
に示すように押輪25の先端面30が筒状本体11の奥
端面18との間で圧し潰すことになる。すなわち、この
圧し潰しによって、リテーナ40は、曲がって形成され
ていた脚部42が平らに変形されて、環状部41と脚部
42とがほぼ面一な状態となる。かつ、同時に、押輪2
5の押圧力によりコルゲイト管2の最先端の山部4をリ
テーナ40の環状部41と筒状本体11の当接面21と
の間にはさみ込んで圧し潰す。これによって、コルゲイ
ト管2と筒状本体11とが金属シール状態で接合される
ことになる。
【0026】このとき、押輪25をねじ込みのために回
転させてもリテーナ40は回転せず、したがってリテー
ナ40により押圧されているコルゲイト管2が押輪25
と共回りしてねじれが発生することを確実に防止でき
る。
【0027】図6に示すようにフレキシブルチューブ1
と継手との接合が完了した状態においては、筒状本体1
1の環状突起22のテーパ面23の作用によってコルゲ
イト管2の最先端の山部4が確実にこの環状突起22に
外ばめされることになる。したがって、圧し潰し時に不
均一な力が作用することなどが原因してコルゲイト管2
の先端部が径方向の内向きに変形し、それによってシー
ル不良やガス通路の縮径などが発生することが、効果的
に防止される。
【0028】また、このように押輪25がねじ込まれる
ことで、リテーナ40が筒状本体11のテーパ面17の
内部に入り込む。このため、リテーナ40が再び押し拡
げられてフレキシブルチューブ1が継手から抜けだすよ
うな事態の発生が確実に防止される。
【0029】このようにリテーナ40がコルゲイト管2
の先端部を圧し潰したときには、同時にこのリテーナ4
0が収容溝18内のOリング19を圧縮し、またこの圧
縮されたOリング19がコルゲイト管2の圧し潰し部も
押圧することになるため、多重のシールを確保すること
ができる。
【0030】また、この状態においては、押輪25の端
面28が筒状本体11の端面14に接近あるいは接触し
ているため、この部分がパッキン31を押圧して、この
パッキン31によるシール機能を発揮させることにな
る。また、フレキシブルチューブ1を押輪25に挿通さ
せると、その被覆体3がパッキン34の内側に入り込ん
で、その外周がシールされる。これらのパッキン31、
34は、主として継手の内部に水などが浸入することを
防止するために用いられる。
【0031】図7および図8は、リテーナ40の変形例
を示す。この例では、環状部41には切り込み部は形成
されておらず、したがって環状部41は分断部47を除
いて完全に周方向に連続している。また周方向の複数位
置において環状部41の外周部分が分断されて直接的に
曲げ加工されることで、脚部42が形成されている。4
6は狭幅部である。脚部49は、J字状に曲げ加工され
て、その基端部が環状部41に一体に形成されるととも
に、その先端側に湾曲部50が形成された構成となって
いる。このような構成のリテーナ40も、同様にプレス
加工などによって低コストで製造することができる。
【0032】このリテーナ40を筒状本体11の奥端面
18と押輪25の先端面30との間に配置した場合に
は、湾曲部50が奥端面18に接することになる。また
押輪25を筒状本体11に強くねじ込んだときには、湾
曲部50が平らになるように脚部42が圧し潰されるこ
とになる。
【0033】
【発明の効果】以上のように本発明によると、リテーナ
は、金属板のプレス成形によって板状の環状体とこの環
状体から突出する脚部とが一体に形成されたものである
ため、複合材料によって構成する場合に比べて安価なも
のとすることができる。また、リテーナは、押輪の先端
面に接する板状の環状部と、この環状部の周方向に沿っ
た複数の位置において軸心方向に突出して設けられた脚
部とがプレス成形によって一体に形成された構成とされ
て、押輪を筒状本体の内部にねじ込んだときに脚部の先
端側が筒状本体の奥端面に接することで環状部が筒状本
体の当接面から距離をおいて位置するように構成されて
いるため、簡単な構成ながらコルゲイト管の先端の山部
を通過させて確実に奥側に入り込ませることができ、し
たがってこの入り込み部を押輪によって圧し潰すこと
で、継手をフレキシブルチューブに確実にシール状態で
接続させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態のフレキシブルチューブ用
継手の構成を示す断面図である。
【図2】図1における押輪とリテーナとの斜視図であ
る。
【図3】同リテーナの正投象図である。
【図4】図1の継手についての接合作業を示す断面図で
ある。
【図5】同接合作業についての図4の次の段階を示す断
面図である。
【図6】同継手の接合完了状態を示す断面図である。
【図7】リテーナの変形例を示す斜視図である。
【図8】図7のリテーナの正投象図である。
【符号の説明】
1 フレキシブルチューブ 2 コルゲイト管 11 筒状本体 18 奥端面 21 当接面 25 押輪 30 先端面 40 リテーナ 41 環状部 42 脚部
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平9−189391(JP,A) 特開 平7−239080(JP,A) 特開 平9−287680(JP,A) 登録実用新案3003254(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) F16L 33/00 F16L 33/28

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コルゲイト管にて構成されたフレキシブ
    ルチューブのための継手であって、内部に当接面を有す
    る金属製の筒状本体と、先端部が前記筒状本体の内部に
    ねじ込まれる金属製の押輪と、前記筒状本体の当接面と
    押輪の先端面との間に配置された金属製のリテーナとを
    具備し、 前記リテーナは、前記押輪の先端面に接する板状の環状
    部と、この環状部の周方向に沿った複数の位置において
    軸心方向に突出して設けられた脚部とがプレス成形によ
    って一体に形成された構成とされて、押輪を筒状本体の
    内部にねじ込んだときに脚部の先端側が筒状本体の奥端
    面に接することで環状部が筒状本体の当接面から距離を
    おいて位置するように構成され、 前記リテーナは、フレキシブルチューブが挿通されたと
    きに、コルゲイト管の外周の山部により環状部が押し拡
    げられることによってこの山部の通過を許容するととも
    に、この山部を通過させることによって前記環状部がコ
    ルゲイト管の外周の谷部に係り合うように変形可能とさ
    れ、 前記押輪は、前記筒状本体へのさらなるねじ込みによっ
    て、この筒状本体の奥端面との間でリテーナの脚部を圧
    し潰すとともに、リテーナの環状部から突出したコルゲ
    イト管の部分をこの環状部と前記筒状本体の当接面との
    間で密接状態で圧し潰すように構成されていることを特
    徴とするフレキシブルチューブ用継手。
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