JP2974466B2 - ミクロエマルジョンディーゼル燃料配合物及び使用法 - Google Patents

ミクロエマルジョンディーゼル燃料配合物及び使用法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の分野】本発明は、ディーゼル排気ガスの放出を
減少させるのに有用な透明で熱力学的に安定な流体であ
る新規ミクロエマルジョン配合物に関する。当業者には
幅広い種類のミクロエマルジョン燃料配合物が公知であ
る。これらの欠点は、燃料が暴露される条件下における
安定性の欠如である。たとえば、先行技術の配合物は高
温及び低温において不安定で脱乳化する傾向があり、高
温における脱乳化が特に問題である。更に、アルコール
を含まない先行技術の配合物においては塩を含む空気又
は水に暴露することにより極少量の塩が添加されても重
要な脱乳化の問題が生じてしまう。先行技術のミクロエ
マルジョン燃料配合物の別の欠点は、ミクロエマルジョ
ンの形成に必要な界面活性剤の濃度が高いことである。
一般的には先行技術の発明においては可溶化される水一
部当り一部以上の界面活性剤を用いる。
【0002】本発明のミクロエマルジョンは、改良され
た温度及び塩安定性を提供し、低濃度の界面活性剤を用
いることにより前述の欠点を克服しようとするものであ
る。本発明は、燃焼効率が改良され煙、粉塵、CO及び
NOX の放出を減少させる半透明で熱力学的に安定なデ
ィーゼル燃料配合物を提供する。ディーゼル燃料配合物
はディーゼル燃料、水又は低分子量のアルコール及び/
又は水溶性試薬の水溶液、及び一種以上の親水性界面活
性剤と一種以上の親油性界面活性剤の平衡ブレンドを含
む界面活性剤系を含み、ディーゼル燃料配合物は水性相
/界面活性剤比が少くとも2/1で30重量%程度の水
性相を含みうる。
【0003】本発明の半透明で熱力学的に安定なミクロ
エマルジョン配合物はガソリン、ジェット燃料、又はデ
ィーゼル燃料(好ましい)のような炭化水素燃料;水、
水の量に対して0乃至30重量%のC1 〜C3 アルカノ
ール及び水の量に対して20重量%未満の灰分のない無
機酸化剤、低分子量極性有機酸化剤、及び窒素酸化物を
含む化合物から成る群から選択された、硝酸アンモニウ
ム、亜硝酸アンモニウム、過酸化水素、次亜塩素酸アン
モニウム、亜塩素酸アンモニウム、過塩素酸アンモニウ
ム、塩素酸アンモニウム、過塩素酸、亜塩素酸、次亜塩
素酸、次臭素酸アンモニウム、亜臭素酸アンモニウム、
次亜臭素酸、臭素酸、次亜沃素酸アンモニウム、過沃素
酸アンモニウム、次亜沃素酸、沃素酸、過沃素酸、2,
4−ジニトロフェニルヒドラジン、2,5−ジニトロフ
ェノール、2,6−ジニトロフェノール、2,4−ジニ
トロレゾルシノール、ニトログアニジン、3−ニトロ−
1,2,4−トリアゾール、2−ニトロイミダゾール、
4−ニトロイミダゾール、プリクル酸、クメンヒドロペ
ルオキシド、シアヌル酸、ニトログリセリン、ニトロベ
ンゼン、トリニトロトルエン、及びそれらの混合物から
成る群から選択された一種以上の添加剤を含む水性配合
物約1乃至約30重量%、更に好ましくは約2乃至約2
0重量%、最も好ましくは約2乃至約15重量%;及び
一種以上の親水性界面活性剤及び一種以上の親油性界面
活性剤の平衡ブレンドを含む界面活性剤系約0.5乃至約
15重量%、更に好ましくは約1乃至約10重量%、最
も好ましくは約1乃至約5重量%を含み、水性配合物/
界面活性剤系の割合は少くとも2/1である。
【0004】水及び/又はC1 又はC2 アルカノールを
ディーゼル燃料に分散させた系が煙、すす、粉塵、及び
NOX のような有害なディーゼル放出物を減少させるこ
とは当業者には公知である。ディーゼル燃料中に水及び
アルカノールが存在するために、セタン価の著しい低
下、及び発火時間の調節のようなエンジン及び/又は作
業パラメータの修正又は予熱プラグのすえつけをしばし
ば必要とする著しい発火の遅れをひきおこすことも公知
である。本発明の新規配合物は、酸化剤及び/又は窒素
試薬の水性配合物への添加により、放出物を減少させる
利点を保持しつつ前述の不利な点を相殺する。
【0005】本発明の実施においては、少くとも一種の
親水性界面活性剤及び少くとも一種の親油性界面活性剤
が選択され、それらの割合はそれらが燃料及び水性配合
物と共に単一相の半透明なミクロエマルジョンを形成す
るように親水性及び親油性の組合せに関して調整され
る。親水性界面活性剤は、液体1デシリットル当り2g
の前記界面活性剤を含む燃料及び水性配合物の等量ブレ
ンドが、ミクロエマルジョン相中における燃料(オイ
ル)の界面活性剤に対する容量比(VO /VS )が少く
とも0.5、好ましくは1より大きく、更に好ましくは2
より大きいような下方相のミクロエマルジョンを20℃
において形成する一連の作用により定義される。“下方
相の(lower phase)”ミクロエマルジョンという用語
は、親水性界面活性剤及び燃料及び水性配合物の等量ブ
レンドを含む前述の系が実質的に界面活性剤を含まない
過剰の燃料(オイル)相と平衡を保って大部分の界面活
性剤を含む下方の水性相に分離する状況を説明する。
【0006】前述の性質により定義される親水性界面活
性剤には、限定するつもりはないがアルキルカルボン酸
及びアルキルアリールスルホン酸の塩が含まれる。但
し、化合物中のアルキル基はC9 乃至C18の線状、分岐
状又は二線状構造であり、アリール基はベンゼン、トル
エン、オルトキシレン、及びナフタレンから選択され、
塩はアルカリ金属、アンモニア、又はアルカノールアミ
ンの塩である。エトキシ化アルキルフェノールも含ま
れ、好ましい。最も好ましいのは、アルキル及びアリー
ル基が前述の定義のとおりである、6個以上のエチレン
オキシド(以下EOと略す)を含むC9 乃至C24のアル
キルカルボン酸及びアルキルアリールスルホン酸のエト
キシ化C12乃至C18のアルキルアンモニウム塩である。
【0007】親水性アルキルカルボン酸及びアルキルア
リールスルホン酸塩の代表的な例にはモノエタノールア
ンモニウムラウレート、アンモニウムパルミテート、ジ
エタノールアンモニウムステアレート、モノエタノール
アンモニウムノニルo−キシレンスルホネート、ナトリ
ウムドデシルベンゼルスルホネート、アンモニウムテト
ラデシルベンゼンスルホネート、ジエタノールアンモニ
ウムヘキサデシルベンゼンスルホネート、及びナトリウ
ムドデシルナフタレンスルホネートが含まれる。好まし
い親水性カルボン酸塩にはモノエタノールアンモニウム
オレエート、ペンタ−、デカ−、及びヘキサデカ−エト
キシオクタデシルアンモニウムオレエートが含まれる。
好ましい親水性スルホン酸塩にはペンタ−及びデカ−エ
トキシオクタデシルアンモニウムベンゼンスルホネート
(それぞれC12BS−E18−5及びC12BS−E18
−10と命名)、ヘプタエトキシオクタデシルアンモニ
ウムドデシルO−キシレンスルホネート(C12XS−E
18−7と命名)及びデカエトキシオクタデシルアンモ
ニウムドデシルo−キシレンスルホネート(C12XS−
E18−10と命名)が含まれる。アルキルアリールス
ルホン酸のエトキシ化アルキルアンモニウム塩の調製に
使用するエトキシ化アルキルアミンは、エクソン・ケミ
カル(Exxon Chemical) 、パーホーマンス・プロダクツ
(Performance Products) 、トマー・プロダクツ(Toma
r Products)から入手しうる。
【0008】代表的な親水性エトキシ化アルキルフェノ
ールには、GAFから入手しうるIgepal(登録商標)D
M710、Igepal(登録商標)DM730、及びIgepal
(登録商標)DM880(それぞれ化学的には15、2
4、及び49モルのEOでエトキシ化されたジノニルフ
ェノールである)が含まれる。9モルのエチレンオキシ
ドでエトキシ化されたジノニルフェノールである。Igep
al(登録商標)DM530が好ましい。その他の適する
エトキシ化アルキルフェノールには、ペンシルバニア州
フィラデルフィアのローム・アンド・ハス(Rohm and H
aas)から入手しうるTritons (登録商標)X100、X
102、及びX114、及びIgepal CO610、63
0、660、710、720、730、850、及び8
80(化学的には8乃至30モルのEOでエトキシ化さ
れたモノオクチル又はノニルフェノールである)が含ま
れる。
【0009】本発明のための親油性界面活性剤は、燃料
及び水性配合物の等量ブレンドにおける濃度が2g/dl
のときミクロエマルジョン相中の水の界面活性剤に対す
る容量比(VW /Vs )が少くとも0.5、好ましくは1
より大きく、最も好ましくは2より大きいような上方の
相のミクロエマルジョンを20℃において提供する性質
を有する界面活性剤である。親油性界面活性剤成分を定
義するのに用いる“上方相の(upper phase)”ミクロエ
マルジョンという用語は、燃料及び水性配合物の等量ブ
レンド中に界面活性剤を含む系が実質的には界面活性剤
を含まない過剰の水性相と平衡を保って界面活性剤を含
むオイルの上方相に分離することを意味する。
【0010】前述の性質により定義される親油性界面活
性剤には、限定するつもりはないがエトキシ化アルキル
フェノールが含まれる。アルキルカルボン酸及びアルキ
ルアリールスルホン酸の塩も含まれ、好ましい。但し、
化合物中のアルキル基はC12乃至C24の線状、分岐状、
又は二線状構造であり、アリール基はベンゼン、トルエ
ン、オルトキシレン、及びナフタレンから選択され、塩
はアルカリ金属、アンモニア又はアルカノールアミンの
塩である。アルキル及びアリール基が前述の定義のとお
りであり、6個未満のEOを含むC9 乃至C24のアルキ
ルカルボン酸及びアルキルアリールスルホン酸のエトキ
シ化C12乃至C18のアルキルアンモニウム塩が更に好ま
しい。
【0011】親油性アルキルアリールスルホン酸塩の代
表的な例には、モノエタノールアンモニウムドデシルo
−キシレンスルホネート、ナトリウムテトラデシルO−
キシレンスルホネート、ナトリウムヘキサデシルo−キ
シレンスルホネート、ジエタノールアンモニウムペンタ
デシルo−キシレンスルホネート、トリエタノールアン
モニウムオクタデシルo−キシレンスルホネート(ペン
タ及びヘキサプロピレンから調製)、ナトリウムオクタ
プロピレンベンゼンスルホネート、ナトリウムテトラコ
シルトルエンスルホネート、及び種々の高分子量石油ス
ルホネートが含まれる。ドデシルo−キシレンスルホン
酸のナトリウム及びモノエタノールアンモニウム塩が好
ましい。ジエトキシオクタデシルアンモニウムオレエー
ト、ジ−及びペンタ−エトキシオクタデシルアンモニウ
ムドデシルo−キシレンスルホネート(それぞれ、E1
8−2オレエート、C12XS−E18−2及びC12XS
−E18−5と命名)が最も好ましい。
【0012】代表的な親油性エトキシ化アルキルフェノ
ールには、それぞれ1.5及び4モルのEOを含むノニル
フェノールであるIgepal CO210及びCO430、
及びそれぞれ1及び3モルのEOを含むオクチルフェノ
ールであるTritons(登録商標)X15及びX35が含ま
れる。本発明は前述のエトキシ化アルキルフェノールの
使用に限られるわけではなく、一般式: R1X(CH2CH2O)n Y (但し、式中のR1 は8乃至30個の炭素原子を含むア
ルキル又はモノ−又はジ−アルキルアリール基であり、
Xは−O−、−S−、−NR3H−、−NR2 −、〔−NR
2 −〕+ Cl- 、−CO−O−、−CO−OR4O−、−CO−NH−
又は−SO2NH −であり、Yは−H−、−SO2 −M+ 又は
−(PO3H)−M+ (但し、M+ は無機又はアルキル置換
アンモニウムカチオンを含むアンモニウムカチオンであ
る。)であり;R2 は1乃至20個の炭素原子を含むア
ルキル基又は1乃至30個の(CH2CH2O)基を含むポリエ
トキシエーテル基であり;R3 はH又は1乃至3個の炭
素原子を含むアルキル基であり;R4 はグリセロール、
グリコール、ソルビトール、又は種々の糖から誘導され
たポリヒドロキシル基であり;nは1乃至30の整数で
ある。)を有するその他のエトキシ化界面活性剤も含
む。
【0013】前述のエトキシ化アルキルフェノールは、
一般式: R−SO3 H (但し、式中のRはアルキル連鎖中に8乃至30個の炭
素原子を含むアルキル又はアルキルベンゼン基であっ
て、ベンゼン環は更に1乃至3個の炭素原子を含むアル
キル基1個又は2個により置換されていてもよい。)の
アルキル又はアルキルアリールスルホン酸のアルカリ金
属、アンモニウム、アルキルアンモニウム、アルカノー
ルアンモニウム、又はエトキシ化アルキルアンモニウム
塩とブレンドして界面活性剤の平衡ブレンドを提供しう
る。エトキシ化アルキルフェノールとアルキルアリール
スルホン酸塩の好ましいブレンドにはIgepal(登録商
標)DM530又はIgepal(登録商標)DM710とC
12o−キシレンスルホン酸のナトリウム又はモノエタノ
ールアミン塩との組合せが含まれる。
【0014】あるいは、種々のエトキシ化度の前述のア
ルキルアリールスルホン酸のエトキシ化アルキルアンモ
ニウム塩をブレンドして界面活性剤の平衡ブレンドを提
供してもよい。アルキルアリールスルホン酸のエトキシ
化アルキルアンモニウム塩の好ましいブレンドには、ヘ
プタエトキシオクタデシルアンモニウムドデシルベンゼ
ンスルホネートとペンタエトキシオクタデシルアンモニ
ウムドデシルベンゼンスルホネートの組合せ及びデカエ
トキシオクタデシルアンモニウムドデシルO−キシレン
スルホネートとジエトキシココアアンモニウムドデシル
o−キシレンスルホネートの組合せが含まれる。ヘプタ
又はデカエトキシオクタデシルアンモニウムドデシルo
−キシレンスルホネートとペンタエトキシオクタデシル
アンモニウムドデシルo−キシレンスルホネートとのブ
レンド、すなわちC12XS−E18−5とC12XS−E
18−10とのブレンドが最も好ましい。
【0015】あるいは、一般式: R′−COOH (但し、式中のR′は12乃至20個の炭素原子のアル
キル基である。)のアルキルカルボン酸のアルカリ金
属、アンモニウム、アルキルアンモニウム、アルカノー
ルアンモニウム又はエトキシ化アルキルアンモニウム塩
を前述のスルホン酸塩の代わりに用いてもよい。これら
の塩はエトキシ化アルキルフェノールとブレンドしう
る。あるいは、種々の程度にエトキシ化された前述のア
ルキルカルボン酸のエトキシ化アルキルアンモニウム塩
をブレンドして界面活性剤の平衡ブレンドを提供するこ
ともできる。デカエトキシオクタデシルアンモニウムオ
レエートとペンタエトキシオクタデシルアンモニウムオ
レエートとのブレンド、すなわちE18−10オレエー
トとE18−5オレエートとのブレンドが最も好まし
い。
【0016】ある種の環境下では、20重量%以下、一
般的には2乃至10重量%の補助界面活性剤が界面活性
剤ブレンド中に存在すると燃料中の界面活性剤の溶解度
が改良され、ミクロエマルジョンディーゼル燃料配合物
の粘度が低下する。補助界面活性剤にはアルキルグリコ
ールモノアルキルエーテル、C4 乃至C6 のアルカノー
ル及びそれらの混合物が含まれる。代表的な補助界面活
性剤には、エチレングリコールモノプロピルエーテル、
メチレングリコールモノエチルエーテル、エチレングリ
コールモノエチルエーテル、エチレングリコールモノブ
チルエーテル、ジエチルグリコールモノメチルエーテ
ル、ジエチレングリコールモノエチルエーテル、ジエチ
レングリコールn−ブチルエーテル、プロピレングリコ
ールモノメチルエーテル、ジプロピレングリコールモノ
メチルエーテル、及びトリプロピレングリコールモノメ
チルエーテルのようなエーテル、及びブタノール及びペ
ンタノールのような直鎖状及び分枝鎖状アルカノールが
含まれる。アルカノールのうちではt−アミルアルコー
ル(TAA)が好ましい。エーテルのうちではエチレン
グリコールモノブチルエーテルが好ましい。
【0017】補助界面活性剤を用いる場合には、界面活
性剤の割合は補助界面活性剤の添加によりもたらされた
相挙動の変化に関して再調整しなければならないことは
理解されよう。親水性界面活性剤の親油性界面活性剤に
対する重量比は、異なる水性試薬及びそれらの濃度の変
化によりもたらされる相挙動の変化に関して再調整しな
ければならないことも理解されよう。たとえば、水性試
薬硝酸アンモニウムの濃度が増大すると、親水性界面活
性剤の親油性界面活性剤に対する割合を増大させること
が必要となる。同様にして燃料の組成が変化すると界面
活性剤の割合を再調整することが必要となる。たとえ
ば、燃料中の芳香族炭化水素の濃度が高くなると親水性
界面活性剤の親油性界面活性剤に対する割合を増大させ
ることが必要となる。界面活性剤の割合の変化が燃料又
は水性配合物における変化の埋合せに不十分な場合には
親水性界面活性剤の対の選択(たとえばエトキシ化度の
多少)が必要とされうることも理解されよう。これらの
点は以下に記載する実施例により明らかにされよう。本
発明の好ましい界面活性剤ブレンドは、界面活性剤の単
位量当りの水性相の溶解度を先行技術よりずっと増大さ
せるので先行技術より著しく改良される。先行技術に
は、界面活性剤の容量に対して2倍量未満の水を含むデ
ィーゼル燃料ミクロエマルジョンが開示されている。以
下に記載する実施例は界面活性剤の容量に対して2乃至
4倍量の水性相を有する配合物を開示する。
【0018】本発明の最も好ましい界面活性剤は一般
式:
【0019】
【化1】
【0020】(但し、式中のR1 及びR3 はパラフィン
系又はオレフィン系の8乃至24個の炭素原子を含有す
るアルキル基であり、R2 はメチル基又はベンゼン、ト
ルエン、又はキシレン環であり、m+nは2乃至20で
あり、X- は−COO - 又はSO3 - である。)を有するグ
ループ1から選択される。グループ1の界面活性剤の限
定例ではない代表例には、エトキシ化オクタデシルアン
モニウムドデシルベンゼンスルホネート(C12BS−E
18−(n+m)、但し、式中、R1=C18H37、R3=C12H
25、R2=C6H4、及びX- =SO3 - );エトキシ化オクタ
デシルアンモニウムドデシルキシレンスルホネート(C
12XS−E18−(n+m)、但し、式中、R1=C
18H37、R3=C12H25、R2=(CH3)2C6H2、及びX- =SO3
- );及びエトキシ化オクタデシルアンモニウムオレエ
ート(E18−(n+m)オレエート、但し、式中R1
C18H37、R3−R2=CH3(CH2)7CH =CH(CH2)7、及びX-
COO - ) がある。
【0021】その他の最も好ましい界面活性剤は一般
式:
【0022】
【化2】
【0023】(但し、式中のR及びR2 はグループ
1の場合と同様に定義され、Xは3である。)を有する
グループ2から選択される。グループ2の界面活性剤の
限定例ではない代表例には、モノエタノールアンモニウ
ムドデシルベンゼンスルホネート(C12BS−ME
A)、モノエタノールアンモニウムドデシルキシレンス
ルホネート(C12XS−MEA)、ジエタノールアンモ
ニウムペンタデシルベンゼンスルホネート(C15XS−
DEA)、アンモニウムオレエート及びモノエタノール
アンモニウムオレエートがある。
【0024】グループ1の界面活性剤とグループ2の界
面活性剤をブレンドして親水性及び親油性界面活性剤の
平衡ブレンドを形成することがしばしば有利であること
が発見された。グループ1の界面活性剤は温度の上昇に
伴ない一層親油性となり、グループ2の界面活性剤も温
度の上昇に伴ない一層親水性となることが発見された。
グループ1の界面活性剤とグループ2の界面活性剤のブ
レンドが幅広く温度範囲にわたってこれまで当業者に見
い出されているミクロエマルジョンより相分離に対して
安定なミクロエマルジョンを形成することも発見され
た。この温度感受性の低下は本出願人の最も好ましいデ
ィーゼル燃料ミクロエマルジョンの非常に望ましい特徴
である。一定期間貯蔵する場合にはディーゼル燃料は幅
広い温度変化に暴露されるかもしれない。従来のミクロ
エマルジョン化したディーゼル燃料はこれらの条件下で
相分離するが、本発明の最も好ましい燃料ミクロエマル
ジョン配合物は安定である。 〔実施例I〕アニオン−エトキシカチオン錯体の調製 100gのアルキルカルボン酸又はアルキルアリールス
ルホン酸を秤量して広口びんに入れる。表1に示される
ような適量のエトキシ化アルキルアミンを添加し、はげ
しく攪拌する(中和熱により暖かい)。性質、中和重
量、及び化学的供給物を表1に示す。
【0025】 〔表1〕 アニオン−エトキシカチオン錯体の調製 成 分 平均分子量 活性分の重量% 100g中の当量 オレイン酸 282 100 0.354 C12BSH(Vista SA 597) 326 −98 0.3361 C12XSH(ESSAF SA 149) 354 −81 0.2261 C18N(EO)2(Tomah E18-2)a 357 −98 0.275 C18N(EO)5(Tomah E18-5)b 489 −98 0.200 C18N(EO)10(Tomah E18-10)c 709 −98 0.138 C18N(EO)15(Tomah E18-15)d 929 −98 0.105 MEA(モノエタノールアミン) 61 100 1.639 酸100g中のアミンの重量(g) アミン 12XSH 12BSH オレイン酸 MEA 13.8 20.5 21.6 E18−2 82.3 122.4 128.0 E18−5 112.8 167.7 176.6 E18−10 163.5 243.1 256.1 E18−15 214.2 318.5 335.6 ────────────────────────────────── 1 滴定による 2 直接置換:a) Akzo Ethomeen 18/12 b) Ethomeen 18/15 c) Ethomeen 18/20 d) Ethomeen 18/25 〔実施例II〕 ミクロエマルジョンの調製 ミクロエマルジョンは以下のようにして調製した。界面
活性剤を秤量し、16×125mmの平坦な底部を有し、
テフロンをライニングしたふたを具備する管に入れた。
全部で15mlのディーゼル燃料と水を添加した。管を振
盪させ、30分乃至1時間60乃至70℃に加熱した。
次いで自動タンブラーにより一昼夜乃至2日間混転させ
た。多くの系、特にアルキルベンゼンスルホネートを用
いた系は2日間の混転後も室温において透明にはならな
かった。70℃から0℃に2〜3回温度を変えることに
より多くの場合は透明になるであろう。室温において貯
蔵するとMEA石けんを含む系については時間と共に透
明度が改良された。C12XS−E18−n界面活性剤の
みを基剤とする系は非常に温度感受性があり、時間と共
に透明度は低下した。最初に単一相で透明である系はし
ばしば室温で貯蔵すると相分離した。原因は実験室の温
度変化とこれらの系の温度感受性の強さだと仮定され
た。貯蔵安定性が不十分であるため、C12XS−E18
−n界面活性剤のみのブレンドは初期に更なる研究から
除いた。しかしこれらの界面活性剤に関する研究より、
3容量%の水及び1g/dl(〜1%)程度の界面活性剤
を用いると透明なミクロエマルジョンが得られることが
示された。2g/dlのC12XS−E18−n界面活性剤
により安定化された5%の水を含む透明な単一相の系も
調製された。これらのC12XS−E18−n界面活性剤
とMEAを基剤とする界面活性剤とのブレンド(たとえ
ばC12BS−MEA又はC12XS−MEA)は安定性が
良好であった。以下に記載する。 〔実施例III 〕親水性及び親油性界面活性剤の選択及び
平衡 モノエタノールアンモニウムドデシルベンゼンスルホネ
ート(以下C12BS−MEAと略す)とMaraven ディー
ゼル燃料(オイル)及び水の等量ブレンドとの2gm/dl
混合物は20℃において下方の相のミクロエマルジョン
を形成する。界面活性剤1g当りの可溶化されたオイル
の量(オイル捕捉量)は、界面活性剤11g当りオイル
2mlという親水性界面活性剤に関する最も好ましい基準
より大きい。ジエトキシオクタデシルアンモニウムドデ
シルベンゼンスルホネート(以下C12BS−E18−2
と略す)とMaraven ディーゼル燃料及び水の等量ブレン
ドとの2gm/dl混合物は20℃において上方の相のミク
ロエマルジョンを形成する。界面活性剤1g当りの可溶
化された水の量(水の捕捉量)は、界面活性剤1g当り
水2mlという親油性界面活性剤に関する最も好ましい基
準より大きい。
【0026】C12BS−MEA/C12BS−E18−2
の組合せは親水性−親油性界面活性剤の対を表わし、そ
れらの親水性及び親油性を合わせた性質はC12BS−M
EA/C12BS−E18−2の重量比の調整により変化
する。表2は、水のMaraven オイルに対する割合及び全
界面活性剤濃度が異なる場合のC12BS−MEA/C 12
BS−E18−2界面活性剤対の相データを示す。デー
タは以下のようにして得られた。界面活性剤の濃度をた
とえば5/95の水/オイル比においてオイル及び水の
2g/dlに固定した。次いで、界面活性剤対中における
親水性を界面活性剤であるC12BS−MEAの重量分率
を0.45から0.60に変化させた。平衡に達した後C12
BS−MEAの各重量分率におけるミクロエマルジョン
の種類に注目した。ミクロエマルジョンの種類の変化
は、上方の単一相及び下方の単一相のミクロエマルジョ
ン間の近似的な相転換境界を示した。これらの転移の境
界は表2に示される。1.5及び1.0g/dlの界面活性剤
濃度においても同様な手順を繰返し、近似的な転移の境
界を決定した。容量比5/95の水及びオイル中におけ
る表2に示した全界面活性剤濃度において特定の割合の
界面活性剤を含む一連の個々の平衡状態に達した管につ
いてデータを明らかにした。単一相の領域は上方及び下
方の相の転移の境界間にある。これらの相の境界が一致
する点がMaraven ディーゼル燃料中に5%の水を可溶化
させる最小の界面活性剤濃度を示す。この場合、安定な
エマルジョンの形成には1g/dlよりやや多い界面活性
剤を必要とするであろう。しかしながら、相転移の境界
に近いということは透明な系ではないことを示す。一般
的には、最も透明な系は転移の境界から最も遠いとこ
ろ、すなわち単一相領域の中心にみい出される。転移の
境界に近づけば近づくほどそれらの間に位置する系は不
透明になる。従って、所与の水の濃度における最大の透
明度は、界面活性剤の濃度が最高のときに得られる。
【0027】表2は、水/オイルの容量比を4/96に
固定した場合のC12BS−MEA/C12BS−E18−
2界面活性剤対に関する同様な相データも表わす。単一
相の領域は広がり、2g/dlの界面活性剤の場合、水/
オイルの容量比が5/95の系のC12BS−MEAの重
量分率が0.48乃至0.56であるのに対し、0.47乃至
0.59となる。この場合も最も透明な系は単一相領域の
中心に見い出され、4/96の系は5/95の系より相
の転移の境界から遠いので、前者の系は後者の系より透
明である。水/オイルの容量比が4/96の系は、1g
/dlより多少低い界面活性剤濃度において単一相のミク
ロエマルジョンを形成する。このミクロエマルジョンは
相転移の境界に近いので濁っている。
【0028】表2のデータは、界面活性剤/水の割合が
高ければ高いほど透明なミクロエマルジョンを提供する
という結論をより説得力のあるものにする。水/オイル
の容量比が3/97の系においては、2g/dlの界面活
性剤濃度における単一相領域はC12BS−MEAの重量
分率が0.46乃至0.60である。従って、この範囲の中
心におけるミクロエマルジョンは転移の境界から遠いの
て、水/オイルの容量比が5/95又は4/96の系に
おいて見い出されるそれより透明である。3/97の系
は、0.75g/dlより高い界面活性剤濃度において単一
相ミクロエマルジョンを形成する。5/95及び4/9
6の水/オイル系と比較すると、これらの水/オイル比
全てについて単一相ミクロエマルジョンの最小界面活性
剤濃度は水/界面活性剤の割合が4/1であることに対
応することがわかる。
【0029】表2のデータは、所与の量の水及び界面活
性剤について親水性/親油性界面活性剤ブレンドを選択
し平衡させる重要な性質を示す。安定なミクロエマルジ
ョンは5%までの水と1.5%未満の界面活性剤を用いて
調製しうることをデータは示す。界面活性剤の濃度が増
大すると、可溶化される水の量が比例して増大する。こ
れらの界面活性剤は先行技術に見い出されるものより効
率が良い。
【0030】 〔表2〕 単一相のためのC12BS−MEA/C12BS−E18−2配合物 (g/dl) 12BS−MEAの重量分率 1 W/O容量比 界面活性剤濃度 上方相TB2 下方相TB3 5/95 1.0 0.52 0.52 1.5 0.50 0.54 2.0 0.48 0.56 4/96 1.0 0.53 0.53 1.5 0.50 0.56 2.0 0.47 0.59 3/97 0.75 0.52 0.52 1.0 0.50 0.54 1.5 0.48 0.57 2.0 0.46 0.60 ──────────────────────────────── 1) 示された全界面活性剤濃度における 2) 上方相転移境界 U→S 3) 下方相転移境界 S→L 前述のC12BS−MEA/C12BS−E18−2の系と
同様には広範囲にわたって研究していないが、C12XS
−MEA/C12XS−E18−5の系も同様な相挙動を
示す。この場合、C12XS−MEAは親水性であり;そ
の重量分率が増大すると下方相のミクロエマルジョンが
形成される。1.5g/dlに固定した界面活性剤濃度にお
いて3種類の水/オイル比について得られた相データを
以下の表3に示す。
【0031】 〔表3〕 単一相のためのC12XS−MEA/C12XS−E18−5配合物 12XS−MEAの重量分率 1 W/O容量比 UTB2 LTB3 5.0/95.0 0.49 0.55 4.5/95.5 0.47(estim.) 0.57 4.0/96.0 0.44(estim.) 0.60 ─────────────────────────────── 1) 1.5g/dlの全界面活性剤濃度における 2) 上方相転移境界: U→S 3) 下方相転移境界: S→L 前述のように、水/オイル比の低下に伴ない、上方相転
移境界(UTB)及び下方相転移境界(LTB)間に位
置する単一相領域は広がり、透明度は改良される。単一
相領域の中心におけるミクロエマルジョンの透明度は、
12BS−MEA/C12BS−E18−2の系において
観察されたそれよりいくらか良好である。更に、平衡に
達する速度はC12XS−MEA/C12XS−E18−5
の系の方が速く;必要な温度サイクルも少なく、温度サ
イクル後の室温貯蔵時に得られる透明度も速く得られ
る。 〔実施例IV〕濃縮物からのミクロエマルジョンの調製 最終的なミクロエマルジョンを調製するその他の方法が
平衡に達する速度を速めるか否かを調べるために、中間
配合物としての濃縮物の使用を調べた。これらの濃縮物
は、最終配合物からオイル、及び場合によっては水の一
部を除去することにより調製した。たとえば、以下の濃
縮物を調製した。
【0032】濃縮物 NB 14483
−75A C12XS−MEA 3.0重量% C12E18−5 12.0 CK #90537 D.O. 25.0 水 50.0 界面活性剤を室温においてディーゼルオイル中に溶解さ
せ、最後に水を混合した。系は室温において薄い透明な
ゲルを形成するが、このものはおだやかに暖めると透明
な液体に融解する。この濃縮物1.2gを14.1mlのディ
ーゼル燃料に添加すると、得られた混合物は濁っている
が数時間のあいだにゆっくり透明になり、透明なミクロ
エマルジョンを形成する。ディーゼル燃料に何回か数分
間濃縮物を混合すると、最終的に系は透明なミクロエマ
ルジョンとなる。このことは、平衡速度が組成並びに温
度に依存することを示す。また、前述の濃縮物をディー
ゼルオイルで予め希釈した方が有利であることも示す。
このことを心にとめて本出願人らは以下の濃縮物を調製
した。
【0033】濃縮物 NB 14483
−76A C12XS−MEA 10.4重量% C12XS E18−5 9.6 CK #90537 D.O. 40.0 水 40.0 界面活性剤を室温においてディーゼルオイル中に溶解さ
せ、最後に水を混合した。混合物は最初濁っていたが、
数時間おだやかに暖めて(40℃)攪拌するとゆっくり
透明となり、最終的には透明な琥珀色の“溶液”を形成
する。この液体濃縮物を10倍に希釈すると、ほとんど
混合せずにただちに2重量%の界面活性剤と4%の水を
含む透明なミクロエマルジョンが形成される。このミク
ロエマルジョンは−10℃(下方曇点)乃至>70℃
(上方曇点)の温度範囲にわたって透明であり、室温に
おいては無限に安定である。−10℃以下の濁りがミク
ロエマルジョンにおける相分離によるか、ディーゼル燃
料からのろうの沈殿によるのかは現在までわからない。
【0034】前述の濃縮物は水/界面活性剤の容量比が
2/1である。水/界面活性剤の割合を上昇させること
を試みるため、以下の濃縮物を調製した。 濃縮物 NB 14483−78B C12XS−MEA 5.78重量% C12XS E18−5 5.33 CK #90537 D.O. 55.56 水 33.33 この濃縮物の水/界面活性剤の割合は3/1である。水
に対して界面活性剤のH/L比の最適化はと試みなかっ
た。濃縮物中のオイル/水の割合を調整することにより
透明性が得られた。この濃縮物1.89gを8.2gのディ
ーゼルオイルで希釈すると、2%の界面活性剤及び6%
の水を含有する透明なミクロエマルジョンがただちに得
られる。このミクロエマルジョンは、水含量が高いため
濃縮物NB 14483−76Aを用いて調製したミク
ロエマルジョンほど透明ではない。透明度は、界面活性
剤のH/L比を最適化することにより改良しうる。この
試みにより、水/界面活性剤の割合を一層高めるうるこ
とが保証される。 〔実施例V〕硝酸アンモニウムディーゼル燃料ミクロエ
マルジョン ミクロエマルジョン化された水によるセタン価の損失が
セタン価向上剤の添加により除去しうるか否かを決定す
るために、NH4NO3をミクロエマルジョン化水性相に添加
する実験を行った。表4は、水に対して10重量%まで
のNH4NO3を添加した本出願人らの研究の結果を示す。ミ
クロエマルジョンは10%の水性相を含むので、水に対
して10%のNH4NO3は全体として1%のNH4NO3濃度と換
言しうる。硝酸オクチルのような油溶性セタン価向上剤
に関するすでに得られている結果に基いて、0.1%乃至
1000ppm のNH4NO3がセタン価の向上に有効であると
考えた。
【0035】表4は、界面活性剤の親水性/親油性(H
/L)比及び塩分の変化に伴うミクロエマルジョンの相
挙動を示す。H/L比は界面活性剤混合物における平均
エトキシ化度に依存し、エトキシ化された界面活性剤の
重量比を変化させることにより変化する。ミクロエマル
ジョン(ME)の種類と書かれている欄の下には、所与
の配合物に特有な相分離が示されている。上方相のミク
ロエマルジョン(U)は、オイル分散ミクロエマルジョ
ンが過剰の沈降した水と平衡状態にある相分離系として
H/L比が低く、塩分が高いときに形成される。下方相
のミクロエマルジョン(L)は、水分散ミクロエマルジ
ョンが過剰の浮動オイルと平衡状態にある相分離系とし
てH/L比が高く、塩分が低いときに形成される。単一
相のミクロエマルジョン(S)は、比較的狭い範囲のH
/L比及び塩分において形成され、全ての成分を含む比
較的透明な、熱力学的に安定な分散系である。最後の欄
には、単一相ミクロエマルジョンの透明度の尺度である
比濁度単位(NTU)が記載されている。50NTU以
下であれば系は全く透明である。50乃至100NTU
であれば系は透明であるが、極わずかにかすみがかかっ
ている。100乃至200NTUであれば、かすみが明
らかに増大するがミクロエマルジョンは透明である。2
00NTU以上になると系は半透明であるが更に濁る。
150NTU以下であれば満足であるとされる。
【0036】表4は、高い塩分において単一相ミクロエ
マルジョンを調製するためには一層高度にエトキシ化し
た界面活性剤の割合を増大させなければならないことを
示す。従って、NH4NO3を5%から10%にすると、C12
XS−E18−10/C12XS−E18−5の割合を1
/1から2.3/1へ増大させる。この割合は単一相領域
の中間であり、かすみが最も少ない。U→S及びS→L
相転移境界付近では最もかすみがかかった系となる。
【0037】
【表1】
【0038】〔実施例VI〕過酸化水素ディーゼル燃料ミ
クロエマルジョン ミクロエマルジョン化燃料のセタン価を向上させる別の
方法は過酸化水素水の添加である。以下の表は、塩を含
まないミクロエマルジョンにおいて水を3%のH2O2で直
接置換すると、再び平衡させることなく透明で安定なミ
クロエマルジョンが得られることを示す。
【0039】セタン価向上剤を含むDF2におけるミク
ロエマルジョン 界面活性剤、g/dl C12XS−MEA C12XS−E5 水性相 MEの種類 NTU 2.00 2.00 水 S 68 2.00 2.00 3% H2O2 S 55 系は全て10容量%の水相を90容量%のDF2を含
む。 〔実施例VII 〕ディーゼル燃料ミクロエマルジョン用の
オレエート界面活性剤 カルボキシレート界面活性剤の利点は、ディーゼル燃料
ミクロエマルジョン配合物に硫黄を添加しないというこ
とである。ディーゼル燃料中の含硫黄化合物は、ディー
ゼルの排気中で硫黄酸化物となりうるので環境上望まし
くない。地方によってはディーゼル燃料中の最大硫黄量
が確立されている。たとえば、カリフォルニア州では5
00ppm を越えてはいけないと指定された。表5中の実
施例は、ディーゼル燃料中で水及び水性NH4NO3の単一相
ミクロエマルジョンを調製するのにオレエート界面活性
剤が効果的であることを示す。水性相の界面活性剤に対
する割合は2.5:1であり、正確に平衡させた場合には
エトキシ化アルキルアンモニウムオレエート界面活性剤
が有効なミクロエマルジョン化剤であることを示す。エ
トキシ化アルキルアンモニウムアルキルアリールスルホ
ネートを用いる場合には、NH4NO3濃度を増大させると界
面活性剤を平衡させるのにエトキシ化度を増大させるこ
とが必要となる。このことは、水性相配合物に強く依存
する界面活性剤の平衡の重要性を示す。対照的な温度依
存性を有する二種類以上の界面活性剤をブレンドするこ
とによっても温度感受性を最小化しうる。エトキシ化ア
ルキルアンモニウムオレエートは温度の上昇に伴って一
層親油性となるが、MEA−オレエートは一層親水性と
なる。これらの界面活性剤のブレンドは温度に反応を示
さないミクロエマルジョンを形成する。
【0040】
【表2】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI C10L 1/22 C10L 1/22 Z 1/24 1/24 1/26 1/26 9/12 9/12 10/02 10/02 (72)発明者 マックス レオ ロビンス アメリカ合衆国 ニュージャージー州 07079サウス オレンジ レノックス アベニュー 360 (72)発明者 サルバトール ジェイムズ ペイス アメリカ合衆国 ニュージャージー州 08826グレン ガードナー ボックス 259 アールディー 1 (72)発明者 パトリック ジェラード グリムス アメリカ合衆国 ニュージャージー州 07090ウェストフィールド マウンテン アベニュー 504 (72)発明者 マイケル ディヴィッド セックストン イギリス オックスフォードシャー オ ーエックス11 0ビーエル ディドコッ ト エルボーン 2 (72)発明者 アンソニー キットサン スミス イギリス バークシャー アールジー5 3ビーエイチ リーディング ウッド リー ウェスタン アベニュー 18 (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) C10L 1/32 C10L 1/18 C10L 1/22 C10L 1/24 C10L 1/26 C10L 9/12 C10L 10/02

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (a)ディーゼル燃料; (b)前記ディーゼル燃料の約1.0乃至約30.0重量%
    の水; (c)前記水の約0乃至約30重量%の、約1乃至約3
    個の炭素原子を有するアルカノール; (d)前記水の約20.0重量%以下の、無機酸化剤、極
    性有機酸化剤及び窒素酸化物を含む化合物から成る群か
    ら選択された添加剤;及び (e)前記ディーゼル燃料の約0.5乃至約15.0重量%
    の、単一相の半透明ミクロエマルジョンを形成するのに
    十分な割合の親水性界面活性剤及び親油性界面活性剤の
    平衡ブレンドを含む界面活性剤系を含み、前記ディーゼ
    ル燃料がディーゼルエンジン中での燃焼においてセタン
    価及び燃焼の性質を改良し、かつ煙、すすの放出、粉塵
    の放出及びNOX の放出を減少させるディーゼル燃料配
    合物。
  2. 【請求項2】 前記界面活性剤の親水性及び親油性ブレ
    ンドが、 (a)一般式: R−SO3 H (但し、式中のRはアルキル連鎖中に8乃至30個の炭
    素原子を含むアルキル又はアルキルベンゼン基であっ
    て、ベンゼン環は更に1乃至3個の炭素原子を含むアル
    キル基1個又は2個により置換されていてもよい。)の
    アルキル又はアルキルアリールスルホン酸のアルカリ金
    属、アンモニウム、アルキルアンモニウム、アルカノー
    ルアンモニウム、又はエトキシ化アルキル又はアルカノ
    ールアンモニウム塩; (b)一般式: R1X(CH2CH2O)n Y (但し、式中のR1 は8乃至30個の炭素原子を含むア
    ルキル又はモノ−又はジ−アルキルアリール基であり、
    Xは−O−、−S−、−NR3H−、−NR2 −、〔−NR
    2 −〕+ Cl- 、−CO−O−、−CO−OR4O−、−CO−NH−
    又は−SO2NH −であり、Yは−H−、−SO3 −M+ 又は
    −(PO3H)−M+ (但し、M+ は無機又はアルキル置換
    アンモニウムカチオンを含むアンモニウムカチオンであ
    る。)であり;R2 は1乃至20個の炭素原子を含むア
    ルキル基又は1乃至30個の(CH2CH2O)基を含むポリエ
    トキシエーテル基であり;R3 はH又は1乃至3個の炭
    素原子を含むアルキル基であり;R4 はグリセロール、
    グリコール、ソルビトール、又は種々の糖から誘導され
    たポリヒドロキシル基であり;nは1乃至30の整数で
    ある。)のエトキシ化界面活性剤:及び (c)一般式: R′−COOH (但し、式中のR′は8乃至24個の炭素原子を含むア
    ルキル基である。)のアルキルカルボン酸のアルカリ金
    属、アンモニウム、アルキルアンモニウム、アルカノー
    ルアンモニウム、又はエトキシ化アルキルアンモニウム
    塩の一種以上の群から選択された二種以上の界面活性剤
    を含む請求項1記載のディーゼル燃料配合物。
  3. 【請求項3】 前記親油性界面活性剤の少くとも一種が
    6個未満のエチレンオキシド基を含むC9 乃至C24のア
    ルキルカルボン酸又はアルキルアリールスルホン酸のエ
    トキシ化C12乃至C18のアルキルアンモニウム塩である
    請求項2記載の配合物。
  4. 【請求項4】 前記親水性界面活性剤の少くとも一種が
    6個以上のエチレンオキシド基を含むC9 乃至C24のア
    ルキルカルボン酸又はアルキルアリールスルホン酸のエ
    トキシ化C12乃至C18のアルキルアンモニウム塩である
    請求項2記載の配合物。
  5. 【請求項5】 ディーゼルエンジン中におけるディーゼ
    ル燃料の燃焼において煙、すすの放出、粉塵の放出、及
    びNOx の放出を減少させる方法であって、前記ディー
    ゼル燃料に前記ディーゼル燃料の約1.0乃至約30.0重
    量%の水及び約0.5乃至約15.0重量%の界面活性剤系
    を添加する工程を含み、前記界面活性剤系が単一相の半
    透明なミクロエマルジョンを形成するのに十分な割合の
    親水性界面活性剤及び親油性界面活性剤の平衡ブレンド
    を含む方法。
  6. 【請求項6】 前記親水性界面活性剤が、アルキルカル
    ボン酸及びアルキルアリールスルホン酸のアルカリ金
    属、アンモニウム、C1 乃至C3 のアルキルアンモニウ
    ム、1乃至3個のヒドロキシル基を含有するC2乃至C
    6 のアルカノールアンモニウム、及び6個以上のエトキ
    シ基を有するC12乃至C18のアルキルアンモニウム塩及
    び6個以上のエトキシ基を有するアルキルフェノールか
    ら成る群から選択される請求項5記載の方法。
  7. 【請求項7】 前記親油性界面活性剤が、6個未満のエ
    トキシ基を有するアルキルフェノール及びアルキルカル
    ボン酸及びアルキルアリールスルホン酸の6個未満のエ
    トキシ基を有するC12乃至C18のアルキルアンモニウム
    塩から成る群から選択される請求項5記載の方法。
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