JP2974366B2 - 印刷制御装置 - Google Patents

印刷制御装置

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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、フォームデータを記憶部に記憶し、入力デ
ータをフォームデータと重ねあわせて印刷させる印刷制
御装置に関する。
[従来の技術] 従来から、レーザビームプリンタ等の印刷装置には、
予め保持したフオームデータとホストコンピユータ等か
ら送出されてきた画像データを重ね合わせて印刷する機
能(フオームオーバレイ機能)を備えているものが普及
している。このような印刷装置は、予め少なくとも一頁
分のフオームデータを保持しなければならない。フオー
ムデータ等のページデータの保持については、イメージ
データとして1頁分のフレームメモリにストアするか、
あるいはそのようなフレームメモリを備えずに内部デー
タ形式(コードデータ)でストアしておくかいずれかの
方法が装置毎、あるいは初期設定時に決められていた。
フオームデータをイメージデータ形式で保持する方法
は、フオームオーバレイを行なうにあたって、フオーム
については展開処理する必要がなく、処理時間が短いの
でスループツトの向上に有利である反面、大容量のメモ
リを必要とし、コストアツプが避けられないという欠点
を有している。
またフオームデータ等を内部データ形式でストアする
方法は、メモリ容量を小さく抑えることができる反面、
フオームオーバレイを行なう際に、フオームデータを展
開しなければならず、処理時間が長期化するという欠点
を有している。
一方、近年解像度切換の可能なレーザビームプリンタ
が実用化されており、そのような印刷装置においても、
フオームデータのストア方法は、装置毎あるいは初期設
定時に決定されていた。
[発明が解決しようとする課題] 上記の通り、複数種類のフォームデータをイメージデ
ータとして記憶するためには大容量のメモリが必要とな
り、コストアップが避けられないので、フォームデータ
は内部データ形式(コードデータ)で記憶するのが一般
的である。
しかし、例えば解像度が低いフォームデータを記憶す
る場合には、イメージデータとして記憶しても記憶容量
が大容量にならないので、処理速度を考えると、イメー
ジデータとして記憶する方が望ましい。
このように、フォームデータを画一的にコードデータ
で記憶するのではなく、イメージデータとして記憶する
方が望ましい場合がある。従って、フォームデータを記
憶する場合、内部データ形式(コードデータ)で記憶す
るだけでなく、イメージデータとしても記憶可能な構成
にした方が都合がよい。
[課題を解決するための手段] 上記目的を達成するために、本発明に係る印刷制御装
置は、記憶部に記憶されるフォーム情報に基づいたデー
タである出力フォームと入力データをページ単位で重ね
合せて印刷部から印刷させる印刷制御装置であって、前
記フォーム情報を入力する入力手段と、前記入力手段に
よって入力されたフォーム情報を、パターン展開が必要
なデータ形式で保持するか、フォーム情報を装置内でパ
ターン展開したデータ形式で保持するかを、フォーム情
報の保持前に入力された命令に基づいて判断する判断
と、前記判断手段による判断に基づいたデータ形式で前
記記憶部に保持されている前記フォーム情報を読み出し
て前記出力フォームを生成し、前記入力データとを前記
出力フォームを重ね合わせて印刷部から印刷させる制御
手段とを有し、前記制御手段は、前記フォーム情報がパ
ターン展開が必要なデータ形式で前記記憶部に保持され
ている場合は、前記フォーム情報をパターン展開して出
力フォームを生成し、前記フォーム情報がパターン展開
されているデータ形式で前記記憶部に保持されている場
合は、前記フォーム情報をパターン展開することなしに
出力フォームを生成することを特徴とする。
[作用] 本発明によれば、入力されたフォーム情報を、パター
ン展開が必要なデータ形式で保持するか、フォーム情報
を装置内でパターン展開したデータ形式で保持するか
を、フォーム情報の保持前に入力された命令に基づいて
判断するので、フォーム情報をパターン展開するため処
理時間が長いがメモリ容量を小さく抑えるデータ形式で
フォーム情報を保持するか、フォーム情報をパターン展
開する必要がなく処理時間が短いが大容量のメモリを必
要とするデータ形式でフォーム情報を保持するかを入力
された命令に基づいて替えれ、スループットかメモリ使
用を効率的に行おうとするものである。
[実施例] 以下、添付図面に従って本発明に係る実施例を詳細に
説明する。また本実施例ではページプリンタ等印刷装置
に応用した例について説明する。
第1図は、本発明の特徴を最もよく表わす図面であ
り、同図において、1は印刷装置本体であり、2は外部
のホストコンピユータでありデータ源となる。3は印刷
装置本体1内の全体的な動作を制御するCPUである。4
はホストコンピユータ2より送られてくるデータを格納
する入力インタフエースであり、5は後述する第3図に
示すフローチヤートのプログラムが格納されているプロ
グラムROMである。6は、入力インタフエース4に入力
された文字コードに対応するドツト文字パターンが格納
されているフオントROMである。7はRAMでCPU3がプログ
ラムを実行する際にワークエリア等として使用する。ま
たこのRAM7内には、現在印字すべき解像度を格納する解
像度格納部7aと、ページ登録中であるか否かを示すペー
ジ登録フラグ7bと、ページ登録をイメージデータ形式で
行なうか内部データ形式で行なうかを示すページ登録形
式フラグ7cと、ページ登録データを格納するページ登録
データ部7dがある。8は出力部で、ページ登録データ部
7dに蓄えられたイメージデータ形式または内部データ形
式のページデータ(フオームデータ)およびRAM7内に作
られる通常ページ(オーバレイデータ)の印刷を行な
う。
このような印刷装置において、いわゆるフオームオー
バレイを行なう場合には、フオームとなるべきページデ
ータを予め登録しておく必要がある。本実施例では、印
刷解像度に応じてイメージデータ形式又は内部データ形
式のいずれかの形式で前記ページ登録データ部7dにフオ
ームとなるべきページデータがストア(登録)される。
第2図は出力部8の構成の一例を示すブロツク図であ
る。
本実施例においては、出力部8はレーザ光を用いた電
子写真方式によって印刷を行なうため、レーザビームを
出力するレーザダイオード20、レーザダイオード20の出
力したレーザビームを偏向するためのポリゴンミラーPM
を含む。
12はCPU3から解像度信号DPIを受信するマイクロコン
ピユータであり、出力部8の動作をシーケンス制御する
ためプログラム格納用ROM、作業領域用RAM等を有してい
る。
13は紙、フイルム等の記録媒体を搬送するメインモー
タM1を駆動するメインモータ駆動回路であり、マイクロ
コンピユータ12からのDRMO信号によって制御駆動され
る。14は前記ポリコンモータM2を駆動するポリゴンモー
タ駆動回路、15はポリゴンモータM2の回転数を検知する
ためのFG信号の分周回路、17はレジストローラを駆動す
るレジストローラソレノイド、18は前記レーザダイオー
ド20を駆動するレーザ駆動回路、19はポリゴンミラーM2
の回転に応じてビーム検出器21から得られるBD信号に基
づいてBDO信号をCPU3に出力するBD検出回路である。
かかる構成において、マイクロコンピユータ12はDRMD
信号により、メインモータM1、ポリゴンモータM2を駆動
し、CPUD信号により、記録媒体を所定位置まで搬送す
る。ポリゴンミラーPMが所定回転数になるとSRDY信号が
マイクロポンピユータに返信される。この後、マイクロ
コンピユータ12はREGD信号により、レジストローラソレ
ノイドを駆動する。前記BDO信号に同期的にビデオ信号V
DOがレーザ駆動回路18に与えられ、感光ドラム(不図
示)に変調レーザビームが照射され、潜像形成が行なわ
れる。この潜像は現像後、記録媒体に転写、定着され
る。
この印刷装置は複数解像度で印刷が可能であり、マイ
クロコンピユータには、解像度を表わすDPI信号に基づ
いてDPIC信号を分周回路15に出力し、これによって解像
度に応じた回転速度でポリゴンミラーPMを駆動する。す
なわち解像度を2倍にするとポリゴンミラーPMは2倍の
回転速度で駆動される。またこのときCPU3は4倍のクロ
ツク周波数でVDO信号を送出する。
第3図は、本発明におけるページ登録の形式を示す図
で、第3図(1)は保持すべきフオーム画像の一例を示
し、第3図(2)はそのフオーム画像を内部データ形式
で保持した場合のページ登録データ部7dの内容を示して
いる。フオーム画像をイメージデータ形式で保持する場
合には、第3図(1)に示す画像の各画素とページ登録
データ部7dの各ビツトとが1対1に対応したビツトマツ
プメモリによりフオーム4画像が保持され、オーバレイ
データと重ね合わされて出力部8に転送される。一方、
第3図(2)はフオントROM6内のビツトマツプ文字へポ
インタ(ptr)と、出力時の位置を示す座標値(x,y)と
次の文字へのポインタ(next)とで1文字分の印字情報
を表わす構造になっている。第3図(2)は“A",“B",
“C"を印字する情報をページ登録した時の例を示してい
る。この内部データ形式の場合には、印刷時にフオント
ROM6から文字パターンを取り出し、設定された座標位置
(x,y)にパターンを展開することを、内部データがな
くなるまで(nextポインタ部がnullになるまで)繰り返
す(第3図(3))。このようなパターン展開は、例え
ば図示しないページメモリ上で行なわれ、フオーム画像
はオーバレイデータと重ね合わされて出力部8に転送さ
れる。上述したように、ページ登録データ部8には通
常、複数頁のフオーム画像がイメージデータ形式化又は
内部データ形式のいずれかの形式で登録、保持され、そ
の切換は印刷解像度に応じて行なわれる。
第4図は、上述した本実施例の印刷装置のフローチヤ
ートである。このフローチヤートに従って、本実施例の
動作を説明する。
まず、本装置に電源が供給されると、ステツプS1で印
刷装置の初期設定をする。本印刷装置では、初期解像度
を解像度格納部7aに格納、ページ登録フラグをオフにし
てページ登録フラグ7bに格納、ページ形式フラグをオフ
にして(イメージデータ形式)ページ登録形式フラグ7c
に格納する。
次にステツプS2で、入力インターフエース4から受信
データを受取る。ステツプS3でその受信データがページ
登録開始命令であるか否かを判断し受信データがページ
登録開始命令である場合には、ステツプS10で解像度格
納部7aから印刷解像度を読み出し、ステツプS11で現在
指定されている解像度が、プログラムROM5内で定義され
ている登録形式の切り換え値より大きいか否かを判断し
てイメージデータ形式でページ登録を行なうか、あるい
は内部データ形式でページ登録を行なうかを決定する。
すなわちステツプS11の判断で内部データ形式でペー
ジ登録を行なう場合には、ステツプS12に進んでページ
登録形式フラグ7cをオンに設定し、さらにページ登録デ
ータ部7dを内部データ形式によるページ登録用にフオー
マツテイングし、ステツプS14でページ登録フラグ7bを
オンに設定し、ステツプs2に戻る。
一方、ステツプS11の判断でイメージデータ形式でペ
ージ登録を行なう場合には、ステツプS13でページ登録
形式フラグ7cをオフに設定し、さらにページ登録データ
部7dをイメージデータ形式によるページと登録用にフオ
ーマツテイングし、前述したステツプS14に進む。
前記ステツプs3の判断において、受信データがページ
登録開始命令でない場合には、ステツプS4で受信データ
がページ登録終了命令か否かを判断し、否定の場合に
は、ステツプS5で受信データが解像度指定命令か否かを
判断する。受信データが解像度指定命令である場合に
は、ステツプS16に進んでページ登録フラグ7bがオンで
あるか否かが判断され、ONの場合には、ステツプS2に戻
り解像度指定命令は無効とされる。したがって本実施例
では解像度指定命令はページ登録開始命令以前に入力さ
れなければならない。ステツプS16においてページ登録
フラグ7bがoffである場合、すなわちページ登録開始命
令以前に解像度指定命令が入力された場合には、ステツ
プS16に進んで解像度切換処理が行なわれる。この解像
度切換処理では、解像度指定命令とともに受信した解像
度データを解像度格納部7aに格納し、もしページ登録デ
ータ部7dにページ登録データがあればクリアし、ページ
登録フラグ7b及びページ登録形式フラグ7cをオフに設定
し、ステツプS2に戻る。
ステツプS5において、受信データが解像度指定命令で
ない場合には、ステツプS6に進む。ステツプS6ではペー
ジ登録フラグ7bを参照し、ページ登録中であるか否かを
判断し、オンの場合には、ステツプS7でページ登録形式
フラグ7cを参照し、オンである場合には、ステツプS8で
受信した印字データを内部データ形式に変換しページ登
録データ部7dに格納する。内部データ形式は第2図
(2)に示す通りである。ステツプS8の処理が終了した
らステツプS2に戻る。一方ステツプS7の判断で、ページ
登録形式フラグ7cがオフの時には、ステツプS9でページ
登録データ部7dにイメージデータ形式で書き込み、ステ
ツプS2に戻る。
また、ステツプS4の判断でイエスの時には、ステツプ
S15でページ登録フラグ7bをオフに設定し、ステツプS2
に戻る。
なお、ステツプS6の判断でオフの場合(登録を行わな
い場合)には、ステツプS18で通常の印刷装置としての
処理を行う。つまり、排紙命令に対しては出力部8によ
り出力処理を行ない、印字命令に対しては印字処理を行
なう。またページ登録データの重ね合わせが指定されれ
ば排紙時にページ登録データ部7dからページ登録データ
を取り出し通常ページと重ね合わせて出力を行なう。ス
テツプS18の処理が終了したらステツプS2に戻る。
[他の実施例] 前記実施例においては、ページプリンタ等の印刷装置
における実施例を挙げたが、CRT等デイスプレイ表示装
置にも容易に応用可能である。
また本実施例では、内部データ形式を第3図(2)の
様に示したが、場合によっては、ホストコンピユータ2
からの受信データの形で保持することも可能である。ま
た上記実施例ではイメージデータ形式と内部データ形式
の切換レベルは、プログラムROM5であらかじめ決められ
ていたが、他の実施例として前記切換レベルをRAM内に
保持し、図示しない操作部における入力操作あるいはホ
ストコンピユータからのコマンド等により設定可能にす
ることもできる。
[発明の効果] 本発明によれば、入力されたフォーム情報を、パター
ン展開が必要なデータ形式で保持するか、フォーム情報
を装置内でパターン展開したデータ形式で保持するか
を、フォーム情報の登録前に入力された命令に基づいて
判断するので、フォーム情報をパターン展開するため処
理時間が長いがメモリ容量を小さく抑えるデータ形式で
フォーム情報を保持するか、フォーム情報をパターン展
開する必要がなく処理時間が短いが大容量のメモリを必
要とするデータ形式でフォーム情報を保持するかを入力
された命令に基づいて替えれるので、スループットかメ
モリ使用を効率的に行って印刷処理をすることができ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の一実施例の印刷装置全体構成を示す
ブロツク図、 第2図は出力部8の構成を示すブロツク図、 第3図はページ登録の形式を示す図、 第4図は、本発明の実施例の制御手順を示すフローチヤ
ートである。 1は印刷装置 2はホストコンピユータ 3はCPU 4は入力インタフエース 5はプログラムROM 6はフオントROM 7はRAM 7aは解像度格納部 7bはページ登録フラグ 7cはページ登録形式フラグ 7dはページ登録データ部 8は出力部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B41J 5/30 B41J 21/00 G06F 3/12 H04N 1/387

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】記憶部に記憶されるフォーム情報に基づい
    たデータである出力フォームと入力データをページ単位
    で重ね合せて印刷部から印刷させる印刷制御装置であっ
    て、 前記フォーム情報を入力する入力手段と、 前記入力手段によって入力されたフォーム情報を、パタ
    ーン展開が必要なデータ形式で保持するか、フォーム情
    報を装置内でパターン展開したデータ形式で保持するか
    を、フォーム情報の保持前に入力された命令に基づいて
    判断する判断と、 前記判断手段による判断に基づいたデータ形式で前記記
    憶部に保持されている前記フォーム情報を読み出して前
    記出力フォームを生成し、前記入力データとを前記出力
    フォームを重ね合わせて印刷部から印刷させる制御手段
    とを有し、 前記制御手段は、前記フォーム情報がパターン展開が必
    要なデータ形式で前記記憶部に保持されている場合は、
    前記フォーム情報をパターン展開して出力フォームを生
    成し、前記フォーム情報がパターン展開されているデー
    タ形式で前記記憶部に保持されている場合は、前記フォ
    ーム情報をパターン展開することなしに出力フォームを
    生成することを特徴とする印刷制御装置。
  2. 【請求項2】前記判断手段は、印刷処理を行う場合に、
    前記フォーム情報を内部データ形式で保持するかイメー
    ジデータ形式で保持するかを判断することを特徴とする
    請求項1に記載の印刷制御装置。
  3. 【請求項3】前記判断手段は、前記フォーム情報の解像
    度に基づいてデータ形式を判断することを特徴とする請
    求項1に記載の印刷制御装置。
  4. 【請求項4】前記印刷制御装置は、前記印刷部を含む印
    刷装置であることを特徴とする請求項1に記載の印刷制
    御装置。
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