JP2973978B2 - ワイプパターン発生装置 - Google Patents

ワイプパターン発生装置

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JP2973978B2
JP2973978B2 JP9181360A JP18136097A JP2973978B2 JP 2973978 B2 JP2973978 B2 JP 2973978B2 JP 9181360 A JP9181360 A JP 9181360A JP 18136097 A JP18136097 A JP 18136097A JP 2973978 B2 JP2973978 B2 JP 2973978B2
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哲郎 中田
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、映像特殊効果に
用いられるワイプパターン信号の発生装置に関する。
【0002】この発明は、ワイプパターンのデータが記
憶されたメモリを用いてワイプパターン信号を発生する
装置において、そのワイプパターンデータを極座標によ
って表わすことによりデータ圧縮するとともに、この極
座標によって表わされたワイプパターンデータを除算回
路やリミッタを用いて処理することによって、ソフトワ
イプ用のパターンデータを得るようにしたものである。
【0003】
【従来の技術】例えば、テレビジョン画面において、円
形やひし形等の種々の形のワイプパターンに別な画面を
出していく画面の転換技法がある。この転換技法のう
ち、ワイプパターンの輪郭に幅を持たせ、そこに2つの
画面を混合させるソフトワイプがある。
【0004】図9はそのようなソフトワイプをデジタル
式に行なう装置の例を示す図、図10は図9の例の説明
図である。図において、水平駆動信号HDおよび垂直駆
動信号VDがそれぞれのこぎり波発生回路1および2に
供給される。こののこぎり波発生回路1および2からは
のこぎり波HおよびVが得られ、これらは座標変換回路
3に供給され、この座標変換回路3において、例えば画
面上での位置を示す直交座標データ(x,y)に変換さ
れる。そして、この座標データ(x,y)が図形メモリ
4に供給される。
【0005】図形メモリ4には、例えば図9に示すワイ
プパターンWPを断面とする錐Cを示すデータが記憶さ
れている。つまり、錐Cの底面D内の座標(x,y)に
対する錐Cの高さhがデータとして記憶されている。例
えば、底面Dの座標(x1 ,y1 )に対して高さh1
記憶されている。この図形メモリ4によって得られる、
座標(x,y)に対する高さhを示すデータが、比較回
路5の一方の入力端子に供給される。この比較回路5の
他方の入力端子には、錐Cのどの高さでの断面、つまり
どの大きさのワイプパターンWPを用いるかを示すフェ
ーダレベルLが供給される。そして、この比較回路5に
おいて、座標(x,y)における高さhとフェーダレベ
ルLとが比較されてその差信号(h−L)が取り出さ
れ、この差信号がリミッタ6に供給される。このリミッ
タ6によって比較回路5からの差信号は、例えば図11
に示す「0」レベル以下の部分は「0」,「1」レベル
以上の部分は「1」レベルとされたソフトワイプパター
ン信号W′が得られる。そして、この信号W′は、映像
混合回路7を構成する加算回路8ならびに乗算回路10
に供給される。加算回路8に供給されたパターン信号
W′は信号1−W′となり、この信号1−W′は次に乗
算回路9に供給され、映像信号Bと乗算される。そし
て、図11に示す信号(1−W′)・Bが得られる。そ
して、この信号(1−W′)・Bは加算回路11に供給
される。また、乗算回路10に供給されたパターン信号
W′は、映像信号Aと乗算され、図11に示す信号W′
・Aとなる。この信号W′・Aは加算回路11に供給さ
れ、上述した信号(1−W′)・Bと加算され、信号
W′・A+(1−W′)・Bが取り出される。
【0006】したがって、信号W′・A+(1−W′)
・Bに基づいて、例えば図11に示すようなソフトワイ
プパターンが形成されることになる。すなわち、図11
において、AW は映像信号Aの円状の映像部、BW は映
像信号Bの映像部であり、斜線を施した円環状の部分
は、映像信号AとBとが混合された、ソフトエッジ部S
Eである。この映像部AW ,BW ならびにソフトエッジ
部SEの例えばQ−Q線に沿ったソフトワイプパターン
信号W′が、この図11に示すようになる。つまり、パ
ターン信号W′は、映像部BW においては、「0」レベ
ルであり、映像部AW においては「1」レベルである。
そして、映像部BW から、映像部AW に近づくにつれ
て、ソフトワイプパターン信号W′は「0」から「1」
レベルへと徐々に増加する。そして、この場合、ソフト
パターン信号W′の映像部BW からAW への増加の割合
は、図9における比較回路5のゲインを調整することに
より、調整できる。つまり、比較回路5のゲインが
「1」であれば、ソフトワイプパターン信号W′の増加
の割合は、図10に示した錐Cの傾きに等しい。そし
て、ゲインが「1」よりも大きくなれば、信号W′の増
加の割合は、錐Cの傾きより大きくなり、図11に点線
で示すようになる。ゲインが「1」よりも小さい場合は
信号W′の増加の割合は、錐Cの傾きよりも小さくな
る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで上述したソフ
トワイプ装置において断面がワイプパターンWPとなっ
ている錐Cを示すデータは非常に多量のものであり、こ
れを記憶する図形メモリの容量は非常に大きなものとな
ってしまうという欠点がある。例えば、錐の高さを図1
2に示すように210通りの分解能のものとすれば、錐の
底辺の分解能は211通り必要である。このような図形の
アスペクト比を変え、例えば点線で示すように、底辺を
4倍とすると、底辺は213通りの分解能のものとなる。
この場合図形メモリの容量は、座標(x,y)を(13
ビット,13ビット)とすると、これを示すアドレスは
13×213であり、高さのデータは10ビットであるの
で、213×213×10≒640Mビットとなってしま
い、これでは実用性がない。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明のワイプパター
ン発生装置は、極座標系においてワイプパターンの輪郭
を示す第1の角度データと第1の角度データに対応した
第1の距離データのうちの第1の距離データが、第1の
角度データに対応したアドレスに記憶されている記憶手
段と、極座標系において表示画面の各画素の位置を示す
第2の角度データと第2の距離データとを生成し、第2
の角度データを記憶手段のアドレスを示すデータとして
記憶手段に供給する画素位置データ生成手段と、画素位
置データ生成手段によって生成された第2の角度データ
に所定のオフセット値データを加算する加算手段と、加
算手段によってオフセット値データが加算された第2の
角度データが記憶手段に供給されることによって記憶手
段から読み出される第1の距離データにより画素位置デ
ータ生成手段から出力される第2の距離データ除算す
る除算手段と、除算手段の出力信号のレベルを所定範囲
に制限するリミッタ手段とを備え、リミッタ手段の出力
信号をワイプパターンデータとして出力するものであ
る。
【0009】記憶手段は画素位置データ生成手段の出力
信号に応じて、ワイプパターンの輪郭の情報を出力し、
除算手段、リミッタ手段はこの輪郭の情報と画素位置デ
ータ生成手段からの出力信号とに応じて、ソフトワイプ
パターン信号を発生する。
【0010】
【発明の実施の形態】実施の形態の説明に先立って、こ
の発明の原理について以下に述べる。図2は、この発明
の原理であるワイプパターンの極座標表現の説明図であ
る。同図において、WPはワイプパターンを示し、この
例においてはハート形の場合である。そして、P0 はワ
イプパターンWP内に位置する基準点であり、この基準
点P0 からワイプパターンWPの輪郭へ延長する直線
は、全て、ワイプパターンWPの輪郭と1箇所でしか交
差しない点である。l0 は基準点P0 から図における、
右方向に伸びる基準線である。Pc は基準点P0 からワ
イプパターンWPの輪郭へ延びる直線lθが、ワイプパ
ターンWPの輪郭と交差する点である。ワイプパターン
WPの極座標データは、直線lθと、基準線l0 とのな
す角度θと、基準点P0 及び交差点Pc の間の距離rで
ある。
【0011】図3は、図2に示した角度θをアドレスA
θとして、基準点P0 と交差点PCとの距離rをデータ
として記憶する極座標データの記憶例を示す図である。
この図3の例の場合には、アドレスAθが212=409
6通りの場合の例である。この場合、アドレスAθは上
述したように212であり、図4に示すように、直交座標
(x,y)が(13ビット,13ビット)とすると、こ
れを極座標で表現すれば距離データrは213×213の大
きさの正方形に内接する円αの半径となるので、データ
rは12ビットとなる。したがって、図形メモリの容量
は212×12≒48kビットとなる。
【0012】次に、上述した極座標表現されたワイプパ
ターンからソフトワイプパターン信号を形成するための
原理を説明する。図5は、ソフトワイプパターン信号形
成の原理図である。同図において、50はその表示画面
を示し、AX は映像信号Aによる円状の映像部、BX
映像信号Bによる映像部である。また、斜線を施した円
環状の部分はソフトエッジ部SEであり、WPは映像部
X と同心円状で、その輪郭がソフトエッジ部SE内に
存在するワイプパターンである。P0 は映像部AX の中
心位置にある基準点、l0 は基準線である。lθは基準
点P0 を通り、基準線l0 との角度がθである直線、W
0 は直線lθがワイプパターンWPの輪郭と交差する
点、W1 は直線lθが映像部AX の輪郭と交差する点、
2 は直線lθが、ソフトエッジ部SEと映像部BX
の境界と交差する点である。
【0013】まず、直線lθ上の画素の位置(x,y)
が、P0 を原点とし、l0 を基準線とする極座標(θ,
(x 2 +y 2 1/2 )に変換される。そして、原点P0
と点W0 との距離rと、(x 2 +y 2 1/2 との距離差
△rが算出される。そして、点(θ,(x 2 +y 2
1/2 )が映像部AX にあるとき、つまり△rが点P0
点W1 との距離からrを引いたもの以下であるとき、ソ
フトワイプパターン信号Wのレベルが例えば1.0とな
るようにする。また、点(θ,(x 2 +y 2 1/2 )が
映像部BX にあるとき、つまり△rが点P0 と点W2
の距離からrを引いたもの以上であるとき、ソフトワイ
プパターン信号Wのレベルは例えば0.0となるように
する。そして、点(θ,(x 2 +y 2 1/2 )が、点W
1 から点W0 に近づくにつれて、徐々に減少し、点
(θ,(x 2 +y 2 1/2 )が、点W0となるとき、つ
まり△rが零のときには、ソフトワイプパターン信号W
のレベルが例えば0.5となるようにする。そして、点
(θ,(x 2 +y 2 1/2 )が、点W0 から点W2 に近
づくにつれて減少して、点W2 になるときには、ソフト
ワイプパターン信号Wのレベルは0.0となるようにす
る。
【0014】図6は、上述したソフトワイプパターン信
号Wと距離差Δrとの、点W1 とW2 との間における関
係を示す図である。
【0015】同図において、点W1 と点W2 との間にお
けるソフトワイプパターン信号Wは以下の(1)式に示
すように直線の式として表すことができる。ただし、点
1 と点W2 との間の距離を後述するようなS・rとす
る。
【0016】
【数1】 W=−{1/(S・r)}△r+0.5 ・・・(1) △rは、点(θ,(x 2 +y 2 1/2 )と距離rとの差
であるから、△r=(x 2 +y 2 1/2 −rとすること
ができるので、これを(1)式に代入すると以下の
(2)式となる。
【0017】
【数2】 W=−{1/(S・r)}((x 2 +y 2 1/2 −r)+0.5 =−(1/S)((x 2 +y 2 1/2 /r−1)+0.5 ・・・(2)
【0018】ここで、ワイプパターンWPを拡大又は縮
小する場合には、距離rに可変の係数kを乗ずるように
すればよい。したがって、この係数kを考慮して、△r
(x 2 +y 2 1/2 −k・rとすれば、(2)式は以
下の(3)式となる。
【0019】
【数3】 W=−(1/S)((x 2 +y 2 1/2 /r−k+0.5) ・・・(3)
【0020】さて、点W1 と点W2 との間の距離をS・
rで示したが、Sは可変の係数であり、ソフトエッジ部
SEの幅の距離rに対する割合とする。したがって、係
数Sを変えることにより、ソフトエッジ部SEの幅も可
変とすることができる。なお、この係数Sと係数kとは
無関係であるので、係数kが変更されてワイプパターン
WPが拡大又は縮小されても、係数Sが変更されない限
り、ソフトエッジ部SEの幅は一定である。
【0021】以上のように、ソフトワイプパターン信号
Wは、(x 2 +y 2 1/2 が、点W1 と点P0 との距離
以下である場合には、1.0とされ、(x 2 +y 2
1/2 が、点W2 と点P0 との距離以上である場合には、
0.0とされる。そして、(x 2 +y 2 1/2 が、点W
1 と点P0 との距離以上であり、点W2 と点P0 との距
離以下であれば、ソフトワイプパターン信号Wは、上述
の(3)式に基づいたものとされる。
【0022】図1は、上述したこの発明の原理に基づく
一実施の形態を示すブロック図である。同図において、
直交座標(x,y)は座標変換回路13によって、上述
した基準点P0 が原点となるように座標変換される。そ
して、座標変換された信号X,Yは極座標変換回路14
を構成する角度算出回路15及び距離算出回路16に供
給される。そして、角度算出回路15は供給された信号
X,Yから角度データθS =tan-1(Y/X)を算出
する。そして、得られた角度データθS を加算回路17
に供給する。この加算回路17において、図形を回転し
たい場合にはその回転したい角度の情報であるアドレス
オフセット値が加算される。そして、この加算回路17
を介して、角度データθS は、図形メモリ18に、アド
レスデータとして供給される。
【0023】このメモリ18は、上述のように、極座標
データ(図3)を有するものである。したがって、図形
メモリ18からは供給された角度θS に対応する距離デ
ータrが読み出される。
【0024】続いて、この距離データrが後述する除算
回路19、加算回路20、乗算回路21及び加算回路2
2を備えた演算回路60に供給される。そして、この距
離データrは演算回路60においてまず除算回路19に
供給される。この除算回路19には、距離算出回路16
からの距離データ(x 2 +y 2 1/2 が供給されてお
り、この除算回路19において、(x 2 +y 2 1/2
rが演算される。そして、この(x 2 +y 2 1/2 /r
を示す信号は、加算回路20に供給され、−kが加算さ
れて、(x 2 +y 2 1/2 /r−kとされる。この(x
2 +y 2 1/2 /r−kを示す信号は、この信号に1/
Sを乗算する乗算回路21に供給され、(1/S)
(x 2 +y 2 1/2 /r−k)が算出され、次に、加
算回路22に供給されて、(3)式に示した−(1/
S)((x 2 +y 2 1/2 /r−k)+0.5が得られ
る。次に、加算回路22の、−(1/S)((x 2 +y
2 1/2 /r−k)+0.5を示す信号がリミッタ23
に供給される。すると、このリミッタ23は、加算回路
22から供給された信号のうちレベルが「1」以上のも
のは「1」に、「0」以下のものは「0」とする。した
がって、リミッタ23からは例えば図5に示すようなソ
フトワイプパターン信号Wが得られる。
【0025】そして、このソフトワイプパターン信号W
が映像混合回路24に供給され、上述したW・A+(1
−W)・Bが得られる。
【0026】上述した図1例の図形メモリ18に多数の
ワイプパターンを記憶させるために、この図形メモリ1
8の容量を大きくすることが考えられる。しかし、一般
にメモリの容量を大きくすると、メモリのアクセスタイ
ムが長くなり、ワイプパターン発生装置全体の処理速度
が遅いものとなってしまう。したがって、図形メモリ1
8の容量はあまり大きくすることはできず、記憶させる
ワイプパターンの数も限られたものとなる。
【0027】そこで、大容量の図形メモリを使用するこ
とができ、したがって、多数のワイプパターンを記憶す
ることができるようにした例を次に説明する。
【0028】図7は、この発明の他の実施の形態を示す
ブロック図であり、この図7例と、図1例との異なる点
は、バッファメモリが設けられている点である。
【0029】同図において、25は、多数のタイプのワ
イプパターンが記憶された図形メモリであり、26は高
速のバッファメモリである。この図形メモリ25ならび
にバッファメモリ26には、転送アドレスが供給され
る。この転送アドレスが図形メモリ25に供給されると
ともに、ワイプパターン選択用アドレスが図形メモリ2
5に供給されることにより図形メモリ25に記憶された
図形データのうち必要なものだけ、バッファメモリ26
に転送される。そして、バッファメモリ26にて、加算
回路17を介して供給される角度データθS に応じた距
離データrが得られる。
【0030】この図7例のようにすれば、図形メモリ2
5を大きな容量のものとして、多数のワイプパターンを
図形メモリ25に記憶した場合でも、必要なワイプパタ
ーンのデータを1フィールド期間内にメモリ26に転送
すればよいので、ワイプパターン発生装置全体の処理速
度は、遅いものとはならない。
【0031】図8は、この発明のさらに他の実施の形態
を示すブロック図であり、図1例と対応する部分には同
一符号を付してある。なお、この図8例と図1例との異
なるところは、第(3)式の演算を行なう演算回路の構
成である。
【0032】同図において、図形メモリ18の距離デー
タrは、演算回路61に供給される。この演算回路61
は、乗算回路27,30、加算回路22,28及び除算
回路29を備える。距離データrは、まず演算回路61
の乗算回路27及び30に供給される。そして、乗算回
路27にて、距離データrと係数kとの乗算が行なわ
れ、乗算回路30にて、距離データrと係数Sとの乗算
が行なわれる。乗算回路27による乗算結果krは加算
回路28に供給される。この加算回路28には、距離算
出回路16の出力データ(x 2 +y 2 1/2 が供給され
ている。そして、この加算回路28にて、(x 2
2 1/2 −krが算出され、これが除算回路29に供
給される。この除算回路29には、上述した乗算回路3
0によって得られた乗算結果Srが供給されており、こ
の除算回路29によって、(1/Sr)((x 2
2 1/2 −kr)が算出される。そして、この除算回
路29の出力データが加算回路22に供給されて、−
(1/Sr)((x 2 +y 2 1/2 −kr)+0.5が
得られる。
【0033】なお、上述の図1例と図7例とにおいて、
図形メモリ18,25には、角度データθS に対応した
距離データrの逆数データ1/rを記憶させておき、加
算回路17の出力信号に応答して逆数データ1/rを出
力するようにしてもよい。この場合には、除算回路19
の代わりに(1/r)と(x 2 +y 2 1/2 とを乗算す
る乗算回路を用いればよいので回路構成が複雑な乗算回
路を用いなくとも良い。
【0034】また、座標変換回路13の前段又は後段
に、アスペクト比の変換及びパターンモジュレーション
信号の加算を行なうための回路を追加してもよい。さら
に、実施の形態においては演算回路60,61を図示し
たような構成としたが、第(3)式の演算を実行し得る
ものであれば、他の回路構成のものでもよい。
【0035】上述の実施の形態によれば、ワイプパター
ンが記憶されたメモリを用いてワイプパターンを発生す
る装置において、ワイプパターンを極座標によって表わ
すことによりワイプパターンデータを圧縮化するととも
に、この極座標で表わされたワイプパターンデータを演
算して、ソフトワイプパターンデータを得るようにした
ので、ワイプパターンを記憶するメモリの容量が小さな
もので、ソフトワイプが行なえるという効果がある。
【0036】また、図7例のように、バッファメモリを
使用すれば、多数のワイプパターンを記憶した大容量の
図形メモリを用いてソフトワイプが行なえるという効果
がある。
【0037】また、ワイプパターンを極座標で表現した
ので、図形メモリから得られる距離データrの倍率kを
変更することにより、簡単にワイプパターンの拡大又は
縮小ができ、角度θS に単純にオフセット値を加算する
だけで、ワイプパターンを回転移動することができると
いう効果がある。
【0038】
【発明の効果】この発明によれば、ワイプパターンが記
憶されたメモリを用いてワイプパターンを発生する装置
において、ワイプパターンを極座標によって表わすこと
によりワイプパターンデータを圧縮化するとともに、こ
の極座標で表されたワイプパターンデータを演算して、
ソフトワイプパターンデータを得るようにしたので、ワ
イプパターンを記憶するメモリの容量が小さなもので、
ソフトワイプが行なえるという効果がある。
【0039】また、表示画素位置を示す角度データと距
離データのうちの角度データにオフセット値データを加
算するだけで、ソフトワイプパターンを回転させること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施の形態のブロック図である。
【図2】ワイプパターンの極座標表現の説明図である。
【図3】極座標データのメモリの例を示す図である。
【図4】極座標表現と直交座標表現とのビット数の比較
説明図である。
【図5】ソフトワイプパターン形成の原理図である。
【図6】距離差Δrとソフトワイプパターン信号Wとの
関係を示す図である。
【図7】この発明の他の実施の形態を示すブロック図で
ある。
【図8】この発明のさらに他の実施の形態を示すブロッ
ク図である。
【図9】従来のソフトワイプを行なう装置の例を示す図
である。
【図10】図9例の説明図である。
【図11】ソフトワイプの説明図である。
【図12】錐を示すために必要なビット数の説明図であ
る。
【符号の説明】
14…極座標変換回路、18,25…図形メモリ、6
0,61…演算回路

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 極座標系においてワイプパターンの輪郭
    を示す第1の角度データと上記第1の角度データに対応
    した第1の距離データのうちの上記第1の距離データ
    が、上記第1の角度データに対応したアドレスに記憶さ
    れている記憶手段と、 上記極座標系において表示画面の各画素の位置を示す第
    2の角度データと第2の距離データとを生成し、上記第
    2の角度データを上記記憶手段の上記アドレスを示すデ
    ータとして上記記憶手段に供給する画素位置データ生成
    手段と、 上記画素位置データ生成手段によって生成された上記第
    2の角度データに所定のオフセット値データを加算する
    加算手段と、 上記加算手段によって上記オフセット値データが加算さ
    れた上記第2の角度データが上記記憶手段に供給される
    ことによって上記記憶手段から読み出される上記第1の
    距離データにより上記画素位置データ生成手段から出力
    される上記第2の距離データ除算する除算手段と、 上記除算手段の出力信号のレベルを所定範囲に制限する
    リミッタ手段とを備え、 上記リミッタ手段の出力信号をワイプパターンデータと
    して出力することを特徴とするワイプパターン発生装
    置。
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