JP5272695B2 - ワイプ形状生成装置およびワイプ形状生成方法 - Google Patents

ワイプ形状生成装置およびワイプ形状生成方法 Download PDF

Info

Publication number
JP5272695B2
JP5272695B2 JP2008314750A JP2008314750A JP5272695B2 JP 5272695 B2 JP5272695 B2 JP 5272695B2 JP 2008314750 A JP2008314750 A JP 2008314750A JP 2008314750 A JP2008314750 A JP 2008314750A JP 5272695 B2 JP5272695 B2 JP 5272695B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
wipe
shape
basic
level
bezier curve
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2008314750A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2010140181A (ja
Inventor
大輔 後藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NEC Corp
Original Assignee
NEC Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NEC Corp filed Critical NEC Corp
Priority to JP2008314750A priority Critical patent/JP5272695B2/ja
Publication of JP2010140181A publication Critical patent/JP2010140181A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5272695B2 publication Critical patent/JP5272695B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Image Generation (AREA)

Description

本発明は、画面上で映像を合成する際に、画面を分割するために使用されるワイプ形状を生成するワイプ形状生成装置、ワイプ形状生成方法及びプログラムに関する。
画面上の2つの映像を合成する特殊効果技術として、ワイプと呼ばれる技術がある。ワイプを利用した場合、ワイプキーが示すワイプ形状で2つの映像を合成し、ワイプ形状を徐々に拡大させながら画面の映像を他の映像に切り替えることができる。なお、ワイプキーとは、画面を分割して合成する効果を作るためのキーである。また、画面を分割する形状としては、四角形、円形、星形等の形状がある。以降、このワイプキーが示すワイプ形状の基本となる形状のことをワイプ基本形状という。
このワイプ基本形状は、映像を視聴するユーザに対し、映像の合成の特殊効果を与えるために様々な形状を実現できることが望ましい。これを実現するための技術として、四角形のワイプ基本形状の4つの角に丸みを持たせることのできる技術が例えば、特許文献1に開示されている。
特許文献1に開示されている技術では、四角形のワイプ基本形状の4つ角を円弧とし、その円弧の半径の調整を可能とする。これにより、ワイプ基本形状の四角形の4つ角を様々な大きさの円弧とすることができる。
特開2007−329742号公報
上述した特許文献1に開示されている技術を利用すれば、ワイプ基本形状の四角形を例えば楕円形とすることが可能である。
ただし、映像を視聴するユーザに対し、よりインパクトのある映像合成の特殊効果を与えるためには、より複雑なワイプ基本形状を実現できることが望まれる。
しかしながら、ワイプ基本形状を矩形や星形等の単純な図形ではなく複雑な形状にする場合、回路の規模が大きくなるという課題がある。
また、ワイプ基本形状は、ワイプを実現するための装置等のハードウェア上の回路によよって予め決められている。そのため、ワイプ基本形状の変更や追加を行うためには回路の変更や追加が必要であり、ハードウェアの改修を伴うという課題がある。
本発明の目的は、上述した課題のいずれかを解決するワイプ形状生成装置、ワイプ形状生成方法及びプログラムを提供することにある。
上記目的を達成するために本発明は、
画面上で映像を合成する際に、前記画面を分割するために使用されるワイプ形状をワイプ基本形状に基づいて生成するワイプ形状生成装置であって、
形状を制御するための制御点の座標に応じて前記形状が変化するベジェ曲線により、前記ワイプ基本形状を形成する基本形状生成部を有する。
また、画面上で映像を合成する際に、前記画面を分割するために使用されるワイプ形状をワイプ基本形状に基づいて生成するワイプ形状生成方法であって、
形状を制御するための制御点の座標に応じて前記形状が変化するベジェ曲線により、前記ワイプ基本形状を形成する形成処理を有する。
また、画面上で映像を合成する際に、前記画面を分割するために使用されるワイプ形状をワイプ基本形状に基づいて生成するワイプ形状生成装置に、
形状を制御するための制御点の座標に応じて前記形状が変化するベジェ曲線により、前記ワイプ基本形状を形成する形成機能を実現させる。
本発明によればワイプ形状生成装置は、曲線の形状を制御するための制御点の座標に応じて形状が変化するベジェ曲線によってワイプ基本形状を形成する。そのため、回路の規模を大きくすることなく、複雑な形状をワイプ基本形状とすることができる。
以下に、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
本発明においては、複数のベジェ曲線を描画し、その描画された複数のベジェ曲線からなる複雑な曲線によって形成された平面図形をワイプ基本形状とする。
ここで、ベジェ曲線とは、比較的少ないデータを用いて複雑な曲線を描画するための方法の一つであり、以下に示す式(1)で表される曲線である。式(1)において、tを0から1まで変化させることにより、B0及びBNを両端とするベジェ曲線が描画される。
また、B0〜BNは、制御点と呼ばれ、この制御点の座標を変化させることにより、様々な形状のベジェ曲線を描画することができる。この制御点を利用してベジェ曲線を描画する方法については後述する。
Figure 0005272695
また、ベジェ曲線上の座標(x,y)は以下に示す式(2)によって得られる。
Figure 0005272695
以下に説明する本発明の実施形態では、複数の3次のベジェ曲線からなる複雑な曲線によって形成された平面図形をワイプ基本形状とする。以降、3次のベジェ曲線を3次ベジェ曲線という。
図1は、3次ベジェ曲線を描画する方法を説明するための図である。
ベジェ曲線を描画する場合、図1に示すように、図中黒い四角形及び白い四角形で示された4つの制御点B0〜B3が与えられる。この4つの制御点のうち白い四角形で示された2つの制御点は、ベジェ曲線の始点または終点となるため、端点B0及び端点B3と表記している。これら4つの制御点に基づいてベジェ曲線上の座標が得られ、ベジェ曲線が描画できる。
図1に示す3次ベジェ曲線101上の座標を求める場合、まず、端点B0と制御点B1との間、制御点B1と制御点B2との間、制御点B2と端点B3との間をそれぞれt:1−tの比率で分割する点であるP1、P2、P3を求める。
次に、図1に示すように、これらの点を結んで得られる2つの線分である線分P1−P2、線分P2−P3を再びそれぞれt:1−tの比率で分割する点であるP4、P5を求める。
そして、この2点を結ぶ線分P4−P5をさらにt:1−tの比率で分割する点であるP6を求めると、このP6が3次ベジェ曲線101上の点となる。以上の作業を0<t<1の範囲で繰り返し行うことにより、3次ベジェ曲線101上の座標が得られ、3次ベジェ曲線101が描画できる。
(第1の実施形態)
図2は、本発明のワイプ形状生成装置の第1の実施形態の構成を示すブロック図である。
本実施形態のワイプ形状生成装置1は図2に示すように、制御信号発生部11と、制御点出力部12と、基本形状生成部13と、波形関数信号生成部14と、レベル出力部15と、切断部16とを備えている。
制御信号発生部11は、ワイプ形状生成装置1の外部の制御用CPU(Center Processing Unit)(不図示)等からワイプ基本形状にベジェ曲線を使用することを指示する制御信号を受け付ける。そして、ワイプ基本形状にベジェ曲線を使用する旨を基本形状生成部13へ通知する。
制御点出力部12は、ベジェ曲線の制御点の座標を記憶しており、その座標を示す座標情報を基本形状生成部13へ出力する。
基本形状生成部13は、ワイプ基本形状にベジェ曲線を使用する旨の通知を制御信号発生部11から受けると、制御点出力部12から座標情報を取得する。そして、取得した座標情報が示す制御点の座標から複数のベジェ曲線を描画する。そして、描画された複数のベジェ曲線によって形成される平面図形をワイプ基本形状とし、そのワイプ基本形状を示すワイプ基本形状情報を波形関数信号生成部14へ出力する。なお、ワイプ基本形状は、X軸及びY軸の座標によって特定される。
図3は、図2に示した基本形状生成部13がベジェ曲線によってワイプ基本形状を形成する方法の一例を説明するための図である。なお、ここでは3次ベジェ曲線を用いるが、N次のベジェ曲線においても同様である。
ベジェ曲線によってワイプ基本形状を形成する場合、m番目のベジェ曲線の終点となる端点と、m+1番目のベジェ曲線の始点となる端点とを同一の座標とする。また、最後のベジェ曲線の終点となる端点と1番目のベジェ曲線の始点となる端点とを同一の座標とする。
図3に示す例では、3次ベジェ曲線101の終点となる端点と、3次ベジェ曲線102の始点となる端点とが同一の端点B3となっている。また、3次ベジェ曲線104の終点となる端点と、3次ベジェ曲線101の始点となる端点とが同一の端点B0となっている。これにより、複数の3次ベジェ曲線による平面図形が形成される。この平面図形がワイプ基本形状の1つとなる。なお、ここでは、4つのベジェ曲線によってワイプ基本形状が形成される場合について説明したが、平面図形を形成できるのであれば、ベジェ曲線の数は4つに限定されない。
再度図2を参照すると波形関数信号生成部14は、基本形状生成部13から出力された情報によって示され、X軸及びY軸の座標によって特定されたワイプ基本形状を、映像信号の増幅値であるゲインのレベルを3つめの軸としてレベルが上がるにつれて徐々に大きくなるように立体化した立体図形を描画する。そして描画された立体図形を示す波形関数信号を生成して切断部16へ出力する。
レベル出力部15は、ワイプ形状生成装置1の外部からゲインのレベルを示すレベル信号を受け付けて切断部16へ出力する。
切断部16は、波形関数信号生成部14から出力された波形関数信号が示す立体図形を、レベル出力部15から出力されたレベル信号が示すレベルに応じて切断する。そして、切断した切断面の形状をワイプ形状とし、そのワイプ形状を示すワイプキーを映像を合成するミキサー装置(不図示)等へ出力する。
図4は、図2に示した切断部16によって切断された立体図形の切断面の一例を示す図であり、(a)はワイプ基本形状が四角形である場合の切断面を示す図、(b)はワイプ基本形状がベジェ曲線によって形成された場合の切断面を示す図である。
図4に示す例では、図中点線で描かれたレベルで立体図形が切断されている。このレベルは、上述したようにレベル出力部15から出力されるレベル信号が示すゲインのレベルである。
以下に、上記のように構成されたワイプ形状生成装置1においてワイプ形状を生成する動作について説明する。
図5は、図2に示したワイプ形状生成装置1においてワイプ形状を生成する動作を説明するためのフローチャートである。
まず、制御信号発生部11は、ワイプ基本形状にベジェ曲線を使用することを指示する制御信号をワイプ形状生成装置1の外部から受け付ける(ステップS1)。
ワイプ形状生成装置1の外部から制御信号を受け付けた制御信号発生部11は、ワイプ基本形状にベジェ曲線を使用する旨を基本形状生成部13へ通知する(ステップS2)。
制御信号発生部11から通知を受けた基本形状生成部13は、制御点出力部12からベジェ曲線の制御点の座標を示す座標情報を取得する(ステップS3)。
制御点出力部12から座標情報を取得した基本形状生成部13は、制御点出力部12から取得した座標情報が示す制御点の座標に基づいて複数のベジェ曲線を描画する。そして、描画された複数のベジェ曲線によって形成される平面図形をワイプ基本形状とし(ステップS4)、そのワイプ基本形状を示すワイプ基本形状情報を波形関数信号生成部14へ出力する。
基本形状生成部13から出力されたワイプ基本形状情報を受け付けた波形関数信号生成部14は、受け付けたワイプ基本形状情報によって示され、X軸及びY軸の座標によって特定されたワイプ基本形状を、ゲインのレベルを3つめの軸としてレベルが上がるにつれて徐々に大きくなるように立体化した立体図形を描画する。
そして、波形関数信号生成部14は、描画された立体図形を示す波形関数信号を生成し(ステップS5)、生成した波形関数信号を切断部16へ出力する。
切断部16は、波形関数信号生成部14から出力された波形関数信号が示す立体図形を、レベル出力部15から出力されたレベル信号が示すレベルに応じて切断する。
そして、切断部16は、切断した切断面の形状をワイプ形状とする(ステップS6)。
そして、切断部16は、映像を合成するミキサー装置等へそのワイプ形状を示すワイプキーを出力する(ステップS7)。
このように第1の実施の形態においてワイプ形状生成装置1は、曲線の形状を制御するための制御点の座標に応じて形状が変化するベジェ曲線によってワイプ基本形状を形成する。そのため、回路の規模を大きくすることなく、複雑な形状をワイプ基本形状とすることができる。
ここで、図2に示したワイプ形状生成装置1によって生成されたワイプ形状を示すワイプキーを利用した2つの映像の合成について説明する。
図6は、図2に示したワイプ形状生成装置1によって生成されたワイプ形状を示すワイプキーを利用して2つの映像を合成する動作の一例を説明するための図である。ここでは、映像Aと映像Bとの2つの映像を合成する。
2つの映像の合成は、例えば図6に示すようなミキサー装置50によって行われる。
図6に示すミキサー装置50は、映像入力部51,52と、出力部53と、ワイプキー受付部54とを備えている。
ワイプキー受付部54は、ミキサー装置50の外部から出力されたワイプキー86を受け付ける。そして、受け付けたワイプキー86に応じ、キー信号87,88を映像入力部51,52へ出力する。ここで、キー信号87,88は、どちらか一方が、ワイプキー86が示すワイプ形状を表す信号であり、もう一方が、ワイプキー86が示すワイプ形状を反転させた形状を表す信号である。つまり、「1−キー信号87=キー信号88」と表すことができる。
映像入力部51は、映像信号81の入力を受け付ける。そして、ワイプキー受付部54から出力されたキー信号87に応じ、受け付けた映像信号81を変換する。そして変換された変換後映像信号83を出力部53へ出力する。なお、映像入力部52も映像入力部51と同様の動作を行う。また、ここでは、図6に示すように、映像入力部51が映像Aの映像信号である映像信号81を受け付け、映像入力部52が映像Bの映像信号である映像信号82を受け付ける。映像A及び映像Bは例えば、ビデオカメラで撮影された映像等である。
出力部53は、映像入力部51から出力された変換後映像信号83と、映像入力部52から出力された変換後映像信号84とを合成し、合成映像信号85として映像出力装置(不図示)等へ出力する。
上記のように構成されたミキサー装置50では、以下に示す式によって映像Aと映像Bとが合成され、合成映像信号85に基づく合成映像となる。
合成映像信号85=(映像信号81×キー信号87)+{映像信号82×(1−キー信号87)}
(第2の実施形態)
上述した第1の実施形態では、制御点出力部12が記憶しているベジェ曲線の制御点の座標がそのまま利用された。以下に説明する第2の実施形態では、制御点出力部12が記憶している制御点の座標をゲインのレベルに応じて変化させる場合について説明する。
図7は、本発明のワイプ形状生成装置の第2の実施形態の構成を示すブロック図である。
本実施形態のワイプ形状生成装置2は図7に示すように、第1の実施形態のワイプ形状生成装置1と比べて制御点演算部27が追加されている点が異なる。
制御点演算部27は、制御点出力部22から座標情報を取得する。そして、取得した座標情報と、レベル出力部25から出力されるレベル信号とから、レベルに応じてベジェ曲線の制御点の座標を変化させるための関数を定義する。そして、定義した関数を示す関数情報と、制御点出力部22から取得した座標情報とを基本形状生成部23へ出力する。
なお、レベル出力部25から制御点演算部27へ出力されるレベル信号は、レベル出力部25から切断部26へ出力されるレベル信号と同じである。
以下に、上記のように構成されたワイプ形状生成装置2においてワイプ形状を生成する動作について説明する。
図8は、図7に示したワイプ形状生成装置2においてワイプ形状を生成する動作を説明するためのフローチャートである。
まず、制御信号発生部21は、ワイプ基本形状にベジェ曲線を使用することを指示する制御信号をワイプ形状生成装置2の外部から受け付ける(ステップS21)。
ワイプ形状生成装置2の外部から制御信号を受け付けた制御信号発生部21は、ワイプ基本形状にベジェ曲線を使用する旨を基本形状生成部23へ通知する(ステップS22)。
制御点演算部27は、制御点出力部22からベジェ曲線の制御点の座標を示す座標情報を取得する(ステップS23)。
次に、制御点演算部27は、制御点出力部22から取得した座標情報と、レベル出力部25から出力されたレベル信号が示すレベルとから、レベルに応じてベジェ曲線の制御点の座標を変化させるための関数を定義する(ステップS24)。
そして、制御点演算部27は、定義した関数を示す関数情報と、制御点出力部22から取得した座標情報とを基本形状生成部23へ出力する。
次に、基本形状生成部23は、制御点演算部27から出力された座標情報が示す制御点の座標に基づいて複数のベジェ曲線を描画する。そして描画された複数のベジェ曲線によって形成される平面図形をワイプ基本形状とし(ステップS25)、そのワイプ基本形状を示すワイプ基本形状情報と、制御点演算部27から出力された関数情報とを波形関数信号生成部14へ出力する。
波形関数信号生成部24は、基本形状生成部23から出力されたワイプ基本形状情報に示されたワイプ基本形状に基づき、基本形状生成部23から出力された関数情報が示す関数を利用してゲインのレベルに応じて形状が変化する立体図形を描画する。
そして、波形関数信号生成部24は、描画された立体図形を示す波形関数信号を生成する(ステップS26)。
図9は、図7に示した波形関数信号生成部24が制御点演算部27によって定義された関数を利用して描画した立体図形の一例を示す図であり、(a)は立体図形の全体を示す図、(b)はゲインのレベルに応じて立体図形の切断面の形状が変化する様子を示す図である。なお、図9(b)において、B0〜B11はベジェ曲線の制御点を示している。
図9(a)に示すように立体図形の切断面は、ゲインのレベルが上がるにつれて四角形に近づくようになっている。具体的には図9(b)に示すように、ゲインのレベルが上がるにつれて制御点B1,B11が制御点B0に近づき、制御点B2,B4が制御点B3に近づき、制御点B5,B7が制御点B6に近づき、制御点B8,B10が制御点B9に近づくようになっている。
これにより、ゲインのレベルが上がるにつれてワイプ形状が制御点B0,B3,B6,B9で囲まれた四角形に近づくこととなる。これは、いわばワイプ基本形状のモーフィングである。なお、モーフィングとは一般的に、ある形状から別の形状へ徐々に変化していく様子を動画で表現するために、その中間を補うための画像を作成することをいう。
以降の動作であるステップS27〜S28は、図5に示したフローチャートのステップS6〜S7と同じであるため説明を省略する。
このように第2の実施の形態においてワイプ形状生成装置2は、ゲインのレベルに応じてベジェ曲線の制御点の座標を変更するための関数を定義し、定義された関数を利用して描画されたベジェ曲線によってワイプ基本形状を形成する。そのため、ゲインのレベルに応じた複雑な形状をワイプ基本形状とすることができる。
(第3の実施形態)
上述した第1の実施形態及び第2の実施形態において制御点出力部12は、何の入力も受け付けていなかった。以下に説明する第3の実施形態では、制御点出力部12が外部からベジェ曲線の制御点の座標を示す情報を受け付ける場合について説明する。
図10は、本発明のワイプ形状生成装置の第3の実施形態の構成を示すブロック図である。
本実施形態のワイプ形状生成装置3は図10に示すように、第1の実施形態のワイプ形状生成装置1及び第2の実施形態のワイプ形状生成装置2と比べて外部装置5から制御点出力部32へ入力がある点が異なる。なお、外部装置5は例えば、汎用パーソナルコンピュータやリムーバブル記憶装置、ネットワーク経由のハードウェア等である。
以下に、上記のように構成されたワイプ形状生成装置3においてワイプ形状を生成するする動作について説明する。
図11は、図10に示したワイプ形状生成装置3においてワイプ形状を生成する動作を説明するためのフローチャートである。
まず、制御信号発生部31は、ワイプ基本形状にベジェ曲線を使用することを指示する制御信号をワイプ形状生成装置3の外部から受け付ける(ステップS41)。
ワイプ形状生成装置3の外部から制御信号を受け付けた制御信号発生部31は、ワイプ形状にベジェ曲線を使用する旨を基本形状生成部33へ通知する(ステップS42)。
制御点出力部32は、ベジェ曲線の制御点の座標を示す情報の入力を外部装置5から受け付ける(ステップS43)
以降の動作であるステップS44〜S48は、図5に示したフローチャートのステップS3〜S7と同じであるため説明を省略する。
このように第3の実施形態においてワイプ形状生成装置3は、ワイプ形状生成装置3の外部からベジェ曲線の制御点の座標を示す情報の入力を受け付け、受け付けた情報が示す制御点の座標からベジェ曲線を描画する。そのため、ハードウェアの改修を伴うことなく、ワイプ基本形状の変更や追加を行うことができる。
なお、本発明においては、ワイプ形状生成装置内の処理は上述の専用のハードウェアにより実現されるもの以外に、その機能を実現するためのプログラムをワイプ形状生成装置にて読取可能な記録媒体に記録し、この記録媒体に記録されたプログラムをワイプ形状生成装置に読み込ませ、実行するものであっても良い。ワイプ形状生成装置にて読取可能な記録媒体とは、フロッピーディスク、光磁気ディスク、DVD、CDなどの移設可能な記録媒体の他、ワイプ形状生成装置に内蔵されたHDDなどを指す。
3次ベジェ曲線を描画する方法を説明するための図である。 本発明のワイプ形状生成装置の第1の実施形態の構成を示すブロック図である。 図2に示した基本形状生成部がベジェ曲線によってワイプ基本形状を形成する方法の一例を説明するための図である。 図2に示した切断部によって切断された立体図形の切断面の一例を示す図である。 図2に示したワイプ形状生成装置においてワイプ形状を生成する動作を説明するためのフローチャートである。 図2に示したワイプ形状生成装置によって生成されたワイプ形状を示すワイプキーを利用して2つの映像を合成する動作の一例を説明するための図である。 本発明のワイプ形状生成装置の第2の実施形態の構成を示すブロック図である。 図7に示したワイプ形状生成装置においてワイプ形状を生成する動作を説明するためのフローチャートである。 図7に示した波形関数信号生成部が制御点演算部によって定義された関数を利用して描画した立体図形の一例を示す図である。 本発明のワイプ形状生成装置の第3の実施形態の構成を示すブロック図である。 図10に示したワイプ形状生成装置においてワイプ形状を生成する動作を説明するためのフローチャートである。
符号の説明
1,2,3 ワイプ形状生成装置
5 外部装置
11,21,31 制御信号発生部
12,22,32 制御点出力部
13,23,33 基本形状生成部
14,24,34 波形関数信号生成部
15,25,35 レベル出力部
16,26,36 切断部
27 制御点演算部
50 ミキサー装置
51,52 映像入力部
53 出力部
54 ワイプキー受付部
81,82 映像信号
83,84 変換後映像信号
85 合成映像信号
86 ワイプキー
87,88 キー信号
101〜104 3次ベジェ曲線

Claims (8)

  1. 状を制御するための制御点の座標に応じて前記形状が変化するベジェ曲線により、ワイプ基本形状を形成するハードウェアの基本形状生成部を有し、
    画面上で映像を合成する際に、前記画面を分割するために使用されるワイプ形状を、前記ワイプ基本形状をゲインのレベルを示すレベル信号に基づいて変更して生成する、ワイプ形状生成装置。
  2. 請求項1に記載のワイプ形状生成装置において、
    前記ベジェ曲線の制御点の座標を示す座標情報を記憶して出力する制御点出力部を有し、
    前記基本形状生成部は、前記制御点出力部から出力された前記座標情報から前記ベジェ曲線を描画し、該描画されたベジェ曲線によって形成される平面図形を前記ワイプ基本形状とし、該ワイプ基本形状を示すワイプ基本形状情報を出力するワイプ形状生成装置。
  3. 請求項2に記載のワイプ形状生成装置において、
    前記レベル信号を出力するレベル出力部と、
    前記制御点出力部から出力された前記座標情報と、該座標情報が示す制御点を前記レベルに応じて変化させるための関数を示す関数情報とを出力する制御点演算部と、
    前記基本形状生成部から出力されたワイプ基本形状情報が示す前記ワイプ基本形状に基づき、前記関数情報が示す関数を利用して前記レベルに応じて形状が変化する立体図形を描画し、該描画された立体図形を示す波形関数信号を生成して出力する波形関数信号生成部と、
    前記波形関数信号生成部から出力された波形関数信号が示す立体図形を、前記レベル出力部から出力されたレベル信号が示すレベルに応じて切断し、該切断した立体図形の切断面の形状を前記ワイプ形状とする切断部と、を有するワイプ形状生成装置。
  4. 請求項2または請求項3に記載のワイプ形状生成装置において、
    前記制御点出力部は、前記ベジェ曲線の制御点の座標を示す情報の入力を受け付け、該受け付けた情報を前記座標情報として出力するワイプ形状生成装置。
  5. ハードウェアの基本形状生成部が、形状を制御するための制御点の座標に応じて前記形状が変化するベジェ曲線により、ワイプ基本形状を形成する形成処理と、
    ワイプ形状生成装置が、画面上で映像を合成する際に、前記画面を分割するために使用されるワイプ形状を、前記ワイプ基本形状をゲインのレベルを示すレベル信号に基づいて変更して生成する処理と、を含むワイプ形状生成方法。
  6. 請求項5に記載のワイプ形状生成方法において、
    前記形成処理は、
    前記ベジェ曲線の制御点の座標を示す座標情報から前記ベジェ曲線を描画する処理と、
    前記描画されたベジェ曲線によって形成される平面図形を前記ワイプ基本形状とする処理と、を含むワイプ形状生成方法。
  7. 請求項6に記載のワイプ形状生成方法において、
    前記ワイプ形状を生成する処理は、
    前記ワイプ基本形状に基づき、前記座標情報が示す制御点をゲインのレベル応じて変化させるための関数を利用して前記レベルに応じて形状が変化する立体図形を描画する処理と、
    前記描画された立体図形を、前記レベルに応じて切断し、該切断した立体図形の切断面の形状を前記ワイプ形状とする処理と、を有するワイプ形状生成方法。
  8. 請求項6または請求項7に記載のワイプ形状生成方法において、
    前記ベジェ曲線の制御点の座標を示す情報の入力を受け付ける処理と、
    前記受け付けた情報を前記座標情報とする処理と、をさらに有するワイプ形状生成方法。
JP2008314750A 2008-12-10 2008-12-10 ワイプ形状生成装置およびワイプ形状生成方法 Active JP5272695B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008314750A JP5272695B2 (ja) 2008-12-10 2008-12-10 ワイプ形状生成装置およびワイプ形状生成方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008314750A JP5272695B2 (ja) 2008-12-10 2008-12-10 ワイプ形状生成装置およびワイプ形状生成方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2010140181A JP2010140181A (ja) 2010-06-24
JP5272695B2 true JP5272695B2 (ja) 2013-08-28

Family

ID=42350285

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008314750A Active JP5272695B2 (ja) 2008-12-10 2008-12-10 ワイプ形状生成装置およびワイプ形状生成方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5272695B2 (ja)

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08336072A (ja) * 1995-06-07 1996-12-17 Matsushita Electric Ind Co Ltd ワイプパターン発生装置
JP2973978B2 (ja) * 1997-07-07 1999-11-08 ソニー株式会社 ワイプパターン発生装置
JP2970607B2 (ja) * 1997-07-07 1999-11-02 ソニー株式会社 ワイプパターン発生装置
GB2390950A (en) * 2002-07-17 2004-01-21 Sony Uk Ltd Video wipe generation based on the distance of a display position between a wipe origin and a wipe destination
JP2007329742A (ja) * 2006-06-08 2007-12-20 Nec Engineering Ltd ワイプ波形生成回路

Also Published As

Publication number Publication date
JP2010140181A (ja) 2010-06-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR101764341B1 (ko) 절차적 방법에 의해 생성된 지형 데이터를 편집하는 방법
JP2007280284A (ja) 画像の高解像度化方法及び装置
JP2005235211A (ja) 中間時点の画像合成方法及びそれを適用した3dディスプレイ装置
US20120237186A1 (en) Moving image generating method, moving image generating apparatus, and storage medium
JP2015177341A (ja) フレーム補間装置、及びフレーム補間方法
JP3515689B2 (ja) 階層化ポリゴンデータを用いた3次元ポリゴン表示装置
JP2013045334A (ja) 画像生成方法、画像生成装置及びプログラム
JPWO2007069557A1 (ja) プレゼンテーション表示装置、コンピュータの制御方法及びプログラム
JP5999454B2 (ja) 画像処理装置および方法、並びにプログラム
JP2007034724A (ja) 画像処理装置、画像処理方法および画像処理プログラム
JP5272695B2 (ja) ワイプ形状生成装置およびワイプ形状生成方法
JP2008234478A (ja) 画像認識装置及び画像回転処理方法
JPWO2007102244A1 (ja) 画像拡大縮小装置
JP2008052595A (ja) 画像処理装置、画像処理方法、及びコンピュータプログラム
JP2005108105A (ja) 画像処理装置及び方法
JP2007293526A (ja) 画像生成方法、画像生成装置及び画像生成プログラム
JP2009008945A (ja) 画像信号処理装置、画像信号処理方法およびプログラム
JP2015141441A (ja) 手話cg合成装置及びそのプログラム
JP2712789B2 (ja) 画像表示装置
JP2012164152A (ja) 画像生成装置および画像生成プログラム
JP2009070183A (ja) 図形描画装置、図形描画方法、図形描画プログラム、および該プログラムを記録した記録媒体
JPH1021029A (ja) テロップ表示装置
JP5874538B2 (ja) 動画生成装置、動画生成方法、及び、プログラム
JP2001022917A (ja) 画像合成方法および装置
JP2005115011A (ja) 画像表示装置、画像表示方法、画像表示プログラムおよびこのプログラムを記録した記録媒体

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20111109

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20130116

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20130122

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20130325

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20130416

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20130429

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Ref document number: 5272695

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150