JP2015177341A - フレーム補間装置、及びフレーム補間方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】自然な画像の補間フレームを生成するフレーム補間装置等を提供する。【解決手段】フレーム補間装置は、フレーム間の画像の動きを示す動きベクトルと2枚のフレームの間に挿入する補間フレームの時間位置とに基づいて算出される補間動きベクトルを単位領域毎に補間フレームに割り当てる動きベクトル補間部と、補間動きベクトルに基づいて順方向動き補償画像と逆方向動き補償画像とを生成する動き補償画像生成部と、単位領域1つにつき1つの若しくは1対の前記補間動きベクトルが割り当てられた通常領域と衝突領域及び穴あき領域の少なくとも一方の領域から構成される非通常領域とで異なる重みで順方向動き補償画像及び逆方向動き補償画像の対応する領域同士を平均することにより補間フレームを生成する補間フレーム生成部と、を備える。【選択図】図1

Description

本発明の実施態様は、フレーム補間装置、及びフレーム補間方法に関する。
フレーム間に補間フレームを挿入して映像を滑らかにする技術が知られている。補間フレームを生成する装置は、通常、映像を探索して得られた動きベクトルに基づいて補間フレームを生成する。
特開2010−166386号公報 特開平9−214899号公報 特開2005−204066号公報
動く物体が撮影された映像には、多くの場合、陰面領域が発生する。「陰面領域」とは、オブジェクトとその背後にある背景等が重なって、一時的に、オブジェクトの背後にある背景等が見えなくなっている領域である。陰面領域では、オブジェクトの背後にある背景等の画像情報が失われているため、正しい動きベクトルが求まらないことが多い。正しい動きベクトルが求まらない場合、補間フレームを生成する装置が生成する補間フレームは不自然な画像となる。
本発明が解決しようとする課題は、自然な画像の補間フレームを生成するフレーム補間装置、及びフレーム補間方法を提供することである。
上記課題を達成するために、実施形態のフレーム補間装置は、2枚のフレーム間の画像の動きを示す動きベクトルと前記2枚のフレームの間に挿入する補間フレームの時間位置とに基づいて、前記2枚のフレームと前記補間フレームとの間の画像の動きを示す補間動きベクトルを算出し、算出した前記補間動きベクトルを単位領域毎に前記補間フレームに割り当てる動きベクトル補間部と、前記2枚のフレームのうちの順方向側にあるフレームの画像情報と前記補間動きベクトルとに基づき生成される順方向動き補償画像と、前記2枚のフレームのうちの逆方向側にあるフレームの画像情報と前記補間動きベクトルとに基づき生成される逆方向動き補償画像と、を生成する動き補償画像生成部と、前記単位領域毎に1つの若しくは1対の前記補間動きベクトルが割り当てられた通常領域と、前記単位領域毎に複数の若しくは複数対の前記補間動きベクトルが割り当てられた衝突領域及び前記補間動きベクトルが割り当てられなかった穴あき領域の少なくとも一方の領域から構成される非通常領域と、で異なる重みで前記順方向動き補償画像及び前記逆方向動き補償画像の対応する領域同士を平均することにより前記補間フレームを生成する補間フレーム生成部と、を備える。
実施形態のフレーム補間装置のブロック図である。 実施形態の動き探索処理を示すフローチャートである。 基準フレームが複数のブロックに分割される様子を示す図である。 探索対象ブロックの類似部分が参照フレームの中から探索される様子を示す図である。 入力フレーム(参照フレームと基準フレーム)の一例を示す図である。 図5に示す入力フレームの部分拡大図である。 基準フレームに動きベクトルが割り当てられた様子を示す図である。 フレーム補間装置が備える動き補償部の機能を示す機能ブロック図である。 2枚の入力フレームの間に3枚の補間フレームが挿入された様子を示す図である。 動きベクトルと補間動きベクトルの関係を示す図である。 実施形態の動き補償処理を示すフローチャートである。 実施形態の動きベクトル補間処理を示すフローチャートである。 基準フレームに割り当てられた動きベクトルに基づいて補間動きベクトルが算出される様子を示す図である。 穴あき領域と衝突領域を示す図である。 補間フレームに補間動きベクトルが割り当てられた様子を示す図である。 実施形態の動き補償画像生成処理を示すフローチャートである。 逆方向動き補償画像が生成される様子を示す図である。 逆方向動き補償画像の一例を示す図である。 順方向動き補償画像が生成される様子を示す図である。 順方向動き補償画像の一例を示す図である。 実施形態の補間フレーム生成処理を示すフローチャートである。 非通常領域の平均に使用する重み係数をシフトさせなかった場合に生成される補間フレームの一例を示す図である。 近傍画素の一例を示す図である。 確信度と重み係数との関係を示す図である。 非通常領域の平均に使用する重み係数をシフトさせた場合に生成される補間フレームの一例を示す図である。 近傍画素の比率と確信度との関係を示す図である。
以下、発明を実施するための形態について図面を参照しながら説明する。なお、図中、同一または同等の部分には同一の符号を付す。
図1は、本実施形態のフレーム補間装置100のブロック図である。フレーム補間装置100は、映像を構成する複数のフレーム(以下、「入力フレーム」という。)の間に挿入するフレーム(以下、「補間フレーム」という。)を生成する。フレーム補間装置100は、制御部110と、記憶部120と、入力部130と、動き探索部140と、動き補償部150と、出力部160と、を備える。
制御部110は、プロセッサ等の処理装置から構成される。制御部110は不図示のROM(Read Only Memory)やRAM(Random Access Memory)に格納されているプログラムに従って動作することで、フレーム補間装置100の各部を制御する。
記憶部120は、DRAM(Dynamic Random Access Memory)、SRAM(Static Random Access Memory)、半導体メモリ、ハードディスク等のデータ読み書き可能な記憶装置から構成される。記憶部120は、フレームメモリ領域121、動きベクトル記憶領域122、補間フレーム記憶領域123等の各種記憶領域を含む。フレームメモリ領域121は、入力部130で取得する映像信号を格納する。また、動きベクトル記憶領域122は、動き探索部140で生成される探索結果を記憶する。また、補間フレーム記憶領域123は、動き補償部150で生成される補間フレームを格納する。
入力部130は、シリアルインタフェース、パラレルインタフェース等の入力インタフェースから構成される。入力部130は、入力された映像信号をフレームメモリ領域121に格納する。映像信号は、例えば0.1秒間隔の入力フレームから構成されているものとする。なお、以下の説明では、理解を容易にするため、入力フレームには、F[0]、F[1]、F[2]、・・・・と、時間順にフレーム番号が付されているものとする。
動き探索部140は、入力フレームの動き探索を実行する。探索方法としては、例えばブロックマッチング法や勾配法などが使用可能である。動き探索部140は、動きベクトルや評価値等の探索結果を動きベクトル記憶領域122に格納する。
動き補償部150は不図示のROMやRAMに格納されているプログラムに従って動作することで、「動き補償処理」を含む種々の動作を実現する。動き補償処理は、動き探索部140の探索結果に基づいて補間フレームを生成する。動き補償部150は、生成された補間フレームを補間フレーム記憶領域123に格納する。なお、動き補償部150は、その機能を1つのプロセッサで実現してもよいし、複数のプロセッサの協働により実現してもよい。
出力部160は、シリアルインタフェース、パラレルインタフェース等の出力インタフェースから構成される。出力部160は、補間フレーム記憶領域123に格納にされている補間フレームを出力する。
次に、フレーム補間装置100の動作について説明する。
フレーム補間装置100の動作は、動き探索部140で実行される「動き探索処理」と、動き補償部150で実行される「動き補償処理」と、に分けられる。最初に、動き探索処理について説明する。
動き探索部140は、制御部110から動き探索処理の開始が命令されると、処理を開始する。動き探索部140は、2枚の入力フレームの間の画像の動きを探索する。なお、以下の説明では、動き探索処理の開始命令と同時に、制御部110から探索対象となる2枚の入力フレームのフレーム番号が指定されるものとする。このとき、制御部110から指定されるフレーム番号は、F[n−1]及びF[n]であるものとする。
図2は、動き探索部140の動作を示すフローチャートである。動き探索部140は、指定された2枚の入力フレームをフレームメモリ領域121から取得する(S101)。なお、以下の説明では、フレームF[n]を基準フレーム、フレームF[n−1]を参照フレームと呼ぶ。
動き探索部140は、基準フレームF[n]を複数のブロックに分割する(S102)。ブロックサイズは任意である。図3は、基準フレームF[n]を8×8画素のブロックサイズに分割した例である。
動き探索部140は、基準フレームF[n]から、未だ探索が実行されていないブロックを1つ、探索対象ブロックとして選択する(S103)。
続いて、動き探索部140は、参照フレームF[n−1]の中から探索対象ブロックと類似している部分を探索する(S104)。探索方法は、ブロックマッチング法や勾配法などの既知の探索方法であってもよいし、装置製作者が独自に改良を重ねた探索方法であってもよい。探索終了後、動き探索部140は、探索対象ブロックと類似部分との評価値を取得する。評価値は、探索対象ブロックと類似部分との一致の度合いを示す。なお、動き探索部140の探索範囲は、必ずしも参照フレームF[n−1]の全体でなくてもよい。探索範囲は、参照フレームF[n−1]の一定の範囲、例えば探索対象ブロックに対応する座標を中心とした予め設定された範囲であってもよい。図4は、探索範囲を64×64画素とする例を示している。
ここで、具体例を使ってステップS104の動作を説明する。図5は、背景に波線が描かれたx×y画素の画像である。図5には、背景の波線に加えて、波線の手前で図面右から左に動く“T”の字が描かれている。この“T”の字は0.1秒間あたり8画素の速度で動いている。図6は、S104の動作を視認容易にするため、図5のブロックa及びbで示す破線部分をそれぞれ拡大した図である。中央の黒く塗り潰された部分が“T”の字の縦棒部分である。この例の場合、縦棒の幅は10画素である。
まず、図6に示す基準フレームF[n]のブロックaに着目する。ブロックaには、背景となった波線の一部が描かれている。ブロックaの画像は、参照フレームF[n−1]中の同一座標の画像、すなわちブロックeの画像と完全に一致している。そのため、動き探索部140は、ブロックaの類似部分をブロックeの画像と判別する。
次に、基準フレームF[n]のブロックbに着目する。ブロックbには、右から左へ移動する“T”の字の一部が描かれている。ブロックbの画像は、X軸のプラス方向に8画素ほど移動した部分(ブロックf)にある参照フレームF[n−1]の画像と完全に一致している。そのため、動き探索部140は、ブロックbの類似部分をブロックfの画像と判別する。
続いて、基準フレームF[n]のブロックcに着目する。ブロックcには、一部が“T”の字で隠された背景が描かれている。ブロックcの背景部分は、参照フレームF[n−1]では“T”の字の陰面となっている。そのため、ブロックcの背景部分の画像情報は、参照フレームF[n−1]中には存在しない。しかしながら、ブロックcは部分的に、参照フレームF[n−1]のブロックgの画像と一致している。そのため、動き探索部140は、ブロックcの類似部分をブロックgの画像と判別する。
最後に、基準フレームF[n]のブロックdに着目する。ブロックdには、背景となった波線の一部が描かれている。ブロックdと同一座標にある参照フレームF[n−1]のブロックgの画像は、背景の一部が“T”の字で隠されており、ブロックdの画像とは完全には一致していない。しかしながら、ブロックdとブロックgの画像は、画像の大半(“T”の字以外の背景部分)が一致している。そのため、動き探索部140は、ブロックdの類似部分をブロックgの画像と判別する。図6の例では、背景が単純な波線のみであるが、より複雑な絵柄の背景の場合には、ブロックdとブロックgとの関係に関する評価値は、ブロックcとブロックgとの関係のように、背景画像が陰面となることにより画像の大部分が一致しない場合と比べれば高い。
なお、図6の例では、参照フレームF[n−1]の類似部分の画像境界(ブロックe〜ブロックgの画像境界)が基準フレームF[n]のブロック境界と一致しているが、類似部分の画像境界は必ずしもブロック境界と一致していなくてもよい。
動き探索部140は、S104の探索結果に基づいて探索対象ブロックの動きベクトルを生成する(S105)。図7は、図6の画像を一次元形式で表現したものである。具体的には、図7は、図6に示す基準フレームF[n]及び参照フレームF[n−1]を、それぞれ、A−A’線、B−B’線で切り取った図である。図面の太線の部分は“T”字及び波線部分である。図7に示すように、ブロックaについてはブロックeに向かう動きベクトルが生成され、ブロックbについては、ブロックfに向かう動きベクトルが生成される。また、ブロックc,dについてはブロックgに向かう動きベクトルが生成される。
なお、動きベクトルの表現形式は特定の表現形式に限定されず、さまざまな表現形式が使用可能である。例えば、動きベクトルは座標形式で表現されてもよい。図7の例であれば、ブロックa,dの類似部分は参照フレームF[n−1]中の同じ座標位置にあるので、動きベクトルは(0,0)と表現される。また、ブロックb,cの類似部分はX軸のプラス方向へ8画素ほど移動した位置にあるので、動きベクトルは(+8,0)と表現される。動き探索部140は、生成した動きベクトルをS104で算出した評価値ととともにRAMに保存する。
続いて、動き探索部140は、基準フレームF[n]の全てのブロックの探索が完了したか判別する(S106)。全てのブロックの探索が完了してない場合(S106:No)、動き探索部140は、全てのブロックの探索が完了するまでS103からS106までの処理を繰り返す。全てのブロックの探索が完了した場合(S106:Yes)、動き探索部140は、S107に進む。
動き探索部140は、全てのブロックの動きベクトルを基準フレームF[n]のフレーム番号と評価値を関連付けて動きベクトル記憶領域122に保存し(S107)、処理を終了する。
次に、動き補償部150が実行する動き補償処理について説明する。図8は、動き補償部150のブロック図である。動き補償部150は、動き補償処理を実行することで、動きベクトル補間部151、動き補償画像生成部152、補間フレーム生成部153として機能する。なお、以下の説明では、理解を容易にするため、フレーム補間装置100が補間フレームを挿入する映像は、例えばスロー再生により、フレーム間隔が0.1秒間隔となっているものとする。また、フレーム補間装置100は、例えば図9に示すように、2枚の入力フレームの間に、等間隔に(すなわち0.025秒間隔に)、3枚の補間フレームを挿入するものとする。
動き補償部150は、制御部110から動き補償処理の開始が命令されると、処理を開始する。動き補償部150は、動き探索処理で生成された動きベクトルに基づいて、2枚の入力フレームの間に挿入する補間フレームを生成する。なお、以下の説明では、動き探索処理の開始命令と同時に、制御部110から、補間フレームの挿入対象となる2枚の入力フレームF[n]及びF[n−1]と、挿入する補間フレームI[n][m]と、が指定されるものとする。mは、1以上の整数である。図9の場合、m=1〜3である。さらに、制御部110から補間フレームI[n][m]の挿入位置が指定されるものとする。挿入位置は、例えば、2枚の入力フレームに対する相対的な時間位置Tとして指定される。図91は、動きベクトルと補間動きベクトルの関係を示す図である。時間の進行方向を「順方向」、その反対方向を「逆方向」とする。以下では、補間フレームI[n][1]を例に説明する。補間フレームI[n][1]の挿入位置は、図10に示すように、入力フレームF[n−1]より順方向に0.025秒進んだ位置であるものとする。この場合、時間位置Tは0.25(=0.025秒/0.1秒)となる。
図11は、動き補償部150の動作を説明するフローチャートである。動き補償部150は、最初に、動きベクトル補間処理を実行する(S210)。動きベクトル補間処理は、動きベクトル補間部151で実行される。動きベクトル補間部151は、動き探索処理で生成された動きベクトルに基づいて、補間フレームI[n][1]に補間動きベクトルを割り当てる。補間動きベクトルは2枚の入力フレームF[n],F[n−1]と補間フレームI[n][1]との間の画像の動きを示す動きベクトルである。
図12は、動きベクトル補間部151の動作を説明するフローチャートである。動きベクトル補間部151は、動きベクトル記憶領域122から、入力フレームF[n]とF[n−1]との間の動きベクトルを取得する。そして、取得した動きベクトルと、補間フレームI[n][1]の時間位置Tと、に基づいて、ブロック毎に、補間動きベクトルを算出する(S211)。補間動きベクトルは、逆方向動きベクトルMVa及び順方向動きベクトルMVbから構成される。逆方向動きベクトルMVaは、入力フレームF[n−1]と補間フレームI[n][1]との間の動きベクトルである。また、順方向動きベクトルMVbは、入力フレームF[n]と補間フレームI[n][1]との間の動きベクトルである。
具体的には、動きベクトル補間部151は、下記式(1)及び式(2)に基づいて逆方向動きベクトルMVa及び順方向動きベクトルMVbを算出する。なお、下記の式において、MVは入力フレームF[n]とF[n−1]との間の動きベクトルであり、Tは補間フレームI[n][1]の2枚の入力フレームに対する相対的な時間位置である。
MVa = MV×T ・・・・・・・・(1)
MVb = −MV×(1−T) ・・・(2)
ここで、具体例を使って逆方向動きベクトルMVaと順方向動きベクトルMVbとを説明する。図13は、入力フレームF[n]とF[n−1]との間の動きベクトルに基づいて補間動きベクトルが算出される様子を示す図である。図7に示すように、ブロックbの動きベクトルMVが(+8,0)である場合、動きベクトル補間部151は、式(1)に基づいて、逆方向動きベクトルMVa(+2,0)を算出する。また、動きベクトル補間部151は、式(2)に基づいて順方向動きベクトルMVb(−6,0)を算出する。また、ブロックcの動きベクトルMVは(+8,0)であるので、動きベクトル補間部151は、逆方向動きベクトルMVa(+2,0)、順方向動きベクトルMVb(−6,0)を算出する。ブロックa,dの動きベクトルMVは両方とも(0,0)であるので、動きベクトル補間部151は、逆方向動きベクトルMVaと順方向動きベクトルMVbとを共に(0,0)と算出する。
動きベクトル補間部151は、S211で算出した補間動きベクトルを補間フレームI[n][1]に割り当てる(S212)。このとき、動きベクトル補間部151は、単位領域毎に、補間フレームI[n][1]に補間動きベクトルを割り当てる。単位領域は複数画素から構成されてもよいし、1画素から構成されていてもよい。以下の説明では、単位領域は1画素であるものとして説明する。
図14は、補間動きベクトルが画素毎に補間フレームI[n][1]に割り当てられた様子を示す図である。補間フレームI[n][1]には、複数対の補間動きベクトルが割り当てられている画素(Q領域にある画素)と、1つも補間動きベクトルが割り当てられていない画素(P領域にある画素)とを含む。以下の説明では、複数対の補間動きベクトルが割り当てられている画素を「衝突画素」、1つも補間動きベクトルが割り当てられていない画素を「穴あき画素」と呼ぶ。また、衝突画素から構成される領域を「衝突領域」、穴あき画素から構成される領域を「穴あき領域」と呼ぶ。さらに、衝突領域と穴あき領域を総称して「非通常領域」と呼ぶ。非通常領域は、衝突領域及び穴あき領域の双方の領域から構成されていてもよいし、衝突領域及び穴あき領域のいずれか一方の領域から構成されていてもよい。
動きベクトル補間部151は、各衝突画素について、割り当てられた複数対の補間動きベクトルの中から、いずれか1対の補間動きベクトルを選択する(S213)。このとき、動きベクトル補間部151は、動き探索部140が算出した評価値に基づいて補間動きベクトルを選択する。具体的には、動きベクトル補間部151は、評価値が最も大きい動きベクトルMVに基づいて生成された補間動きベクトルを衝突画素の補間動きベクトルとして選択する。
図14の場合、衝突領域Qの画素それぞれに、「ブロックcとブロックgに向かう補間動きベクトル」及び「ブロックdとブロックgに向かう補間動きベクトル」の補間動きベクトルが割り当てられている。図6に示した例では、ブロックdからブロックgに向かう動きベクトルの評価値は、ブロックcからブロックgに向かう動きベクトルの評価値より大きい。そのため、動きベクトル補間部151は、「ブロックdとブロックgに向かう補間動きベクトル」を衝突領域Qの画素の補間動きベクトルとして選択する。
動きベクトル補間部151は、穴あき画素それぞれに補間動きベクトルを1対ずつ割り当てる(S214)。このとき、動きベクトル補間部151は、穴あき画素の周辺の、予め設定された範囲にある複数の画素に最も多く割り当てられている補間動きベクトルをそのまま穴あき画素の補間動きベクトルとする。例えば、動きベクトル補間部151は、穴あき画素を中心とした63×63画素の範囲にある複数の画素それぞれに割り当てられている補間動きベクトルを取得する。このとき、その範囲内の画素に補間動きベクトルが割り当たっていない場合にはその画素を無視し、補間動きベクトルの割り当たっている画素のみから補間動きベクトルを取得する。そして、動きベクトル補間部151は、取得した複数対の補間動きベクトルの中から、最も多く同じ値を持つ補間動きベクトルを抽出し、抽出した補間動きベクトルを穴あき画素の補間動きベクトルとする。
図14の場合、穴あき領域Pの画素には補間動きベクトルが1つも割り当てられていない。一般的に、映像は背景部分の画像が最も多くなる。そのため、図14の場合も、穴あき領域Pの画素周辺には、背景の画素が最も多くなると考えられる。この場合、背景部分は動いていないので、穴あき領域Pの画素周辺には、動きがないことを示す動きベクトル(0,0)の画素が最も多くなる。動きベクトル(0,0)からは、補間動きベクトルとして、順方向補間動きベクトルMVb(0,0)、逆方向補間動きベクトルMVa(0,0)が生成される。動きベクトル補間部151は、穴あき領域Pの画素それぞれに、順方向補間動きベクトルMVb(0,0)、逆方向補間動きベクトルMVa(0,0)を割り当てる。図15は、動きベクトル補間処理により、補間フレームに補間動きベクトルが割り当てられた様子を示す図である。
S210の補間動きベクトルの補間処理が完了したら、動き補償部150は、動き補償画像生成処理を実行する(S220)。動きベクトル補間処理は、動き補償画像生成部152で実行される。動き補償画像生成部152は、動きベクトル補間処理で生成された補間動きベクトルに基づいて、動き補償画像を生成する。「動き補償画像」は補間フレーム生成処理で使用する画像であり、順方向動き補償画像と逆方向動き補償画像とから構成される。
図16は、動き補償画像生成部152の動作を説明するフローチャートである。動き補償画像生成部152は、補間フレームI[n][1]から見て逆方向側にある入力フレームF[n−1]の画像情報と逆方向補間動きベクトルMVaとに基づいて、逆方向動き補償画像を生成する(S221)。動き補償画像生成部152は、逆方向補間動きベクトルMVaの矢印の先にある画素を矢印の元の座標に貼り付けることにより逆方向動き補償画像を生成する。図17に、逆方向動き補償画像が生成される様子を示す。この場合、生成される逆方向動き補償画像は例えば図18に示されるような画像となる。10画素であった“T”の字の縦棒の幅が衝突領域Qに向かって広がっていることが分かる。
動き補償画像生成部152は、補間フレームI[n][1]から見て順方向側にある入力フレームF[n]の画像情報と順方向補間動きベクトルMVbとに基づいて、順方向動き補償画像を生成する(S222)。動き補償画像生成部152は、順方向補間動きベクトルMVbの矢印の先にある画素を矢印の元の座標に貼り付けることにより順方向動き補償画像を生成する。図19に、順方向動き補償画像が生成される様子を示す。この場合、生成される順方向動き補償画像は例えば図20に示されるような画像となる。10画素であった“T”の字の縦棒の幅が穴あき領域Pに向かって大きく広がっていることが分かる。
S220の動き補償画像の生成が完了したら、動き補償部150は、補間フレーム生成処理を実行する(S230)。補間フレーム生成処理は、図8に示す補間フレーム生成部153で実行される。補間フレーム生成部153は、動き補償画像生成処理で生成された2枚の動き補償画像を平均することにより、2枚の入力フレームの間に挿入する補間フレームI[n][1]を生成する。
図21は、補間フレーム生成部153の動作を説明するフローチャートである。補間フレーム生成部153は、最初に、基準重み係数Wrを算出する(S231)。基準重み係数Wrは、2枚の動き補償画像内の通常領域を平均する際に使用する重み係数である。「通常領域」は、補間動きベクトルが1対のみ割り当てられた通常画素から構成される。基準重み係数Wrは、0〜1間の数値である。逆方向動き補償画像の重みを強める場合は、基準重み係数Wrは0に近い値となり、順方向動き補償画像の重みを強める場合は、基準重み係数Wrは1に近い値となる。補間フレーム生成部153は、補間フレームI[n][1]の挿入位置に基づき基準重み係数Wrを算出する。具体的には、補間フレーム生成部153は、補間フレームI[n][1]の時間位置Tに基づき基準重み係数Wrを算出する。本実施形態の場合、時間位置Tは0〜1間の数値となっているので、補間フレーム生成部153は、時間位置Tをそのまま基準重み係数Wrとして算出する。
図22は、図18に示す逆方向動き補償画像と図20に示す順方向動き補償画像とを、基準重み係数Wrを使って平均した画像である。全ての領域を基準重み係数Wrを使って平均した場合、本来あるはずのない残像が非通常領域(穴あき領域Pと衝突領域Q)に色濃く現れることがある。そこで、S232〜S237において、補間フレーム生成部153は通常領域と非通常領域とで異なる重み係数を使って画像を平均する。
まず、補間フレーム生成部153は、補間フレームI[n][1]を構成する複数の画素の中から、未だ画素値が割り当てられていない画素を1つ選択する(S232)。
補間フレーム生成部153は、S232で選択された画素(以下、「選択画素」という。)が通常画素か否か判別する(S233)。選択画素が通常画素の場合(S233:Yes)、補間フレーム生成部153は、S236に進む。選択された画素が通常画素でない場合(S233:No)、すなわち、選択画素が衝突画素若しくは穴あき画素である場合、補間フレーム生成部153は、S234に進む。
選択画素が通常画素でない場合(S233:No)、補間フレーム生成部153は、選択画素が陰面領域である可能性の高さを示す確信度を算出する(S234)。陰面領域は、オブジェクトとその背後にある背景若しくはオブジェクトとが重なって、一時的にオブジェクトの背後にある背景若しくはオブジェクトが見えなくなっている。図6の例であれば、基準フレームF[n]と参照フレームF[n−1]の“T”字部分が陰面領域である。
具体的には、補間フレーム生成部153は、下記式(3)及び式(4)に基づき確信度Ap若しくは確信度Aqを算出する。確信度Apは選択画素が穴あき画素の場合の確信度であり、確信度Aqは選択画素が衝突画素の場合の確信度である。
Ap = Rp ・・・・・・・・(3)
Aq = Rq ・・・・・・・・(4)
このとき、Rpは選択画素の近傍画素に占める穴あき画素の比率であり、Rqは選択画素の近傍画素に占める衝突画素の比率である。近傍画素は、選択画素を基点にして決定される予め設定された範囲に位置する。図23は、近傍画素の一例を示す図である。近傍画素は、選択画素を中心とした、例えば5×5画素の正方形の範囲にある24画素である。図23の場合、選択画素1周囲の24画素のうち21画素が穴あき画素であるので、Rpは0.875(=21/24)と算出される。また、選択画素2周囲の24画素のうち18画素が衝突画素であるので、Rqは0.75(=18/24)と算出される。
続いて、補間フレーム生成部153は、算出した確信度Ap若しくは確信度Aqに基づいて補正重み係数を算出する(S235)。補正重み係数は、2枚の動き補償画像の内の非通常領域を平均する際に使用する。補間フレーム生成部153は、基準重み係数Wrに基づいて補正重み係数を算出する。具体的には、補間フレーム生成部153は、基準重み係数Wrの値を基点にして順方向動き補償画像及び逆方向動き補償画像のいずれか一方の側に重みをシフトすることにより補正重み係数を算出する。
一般的に、穴あき領域Pは、背景が動く物体により隠されていく領域と考えられる。そのため、穴あき領域Pの画像を生成する場合は、逆方向側の画像F[n−1]に基づいて画像を生成した方がより自然な画像が生成できると考えられる。一方で、衝突領域Qは、動く物体により隠されていた背景が現れてくる領域と考えられる。そのため、衝突領域Qの画像を生成する場合は、順方向側の画像F[n]に基づいて画像を生成した方がより自然な画像が生成できると考えられる。そこで、補間フレーム生成部153は、選択画素が穴あき画素であった場合は、基準重み係数Wrを基点にして逆方向動き補償画像の側に重みをシフトし、一方で、選択画素が衝突画素であった場合は、基準重み係数Wrを基点にして順方向動き補償画像の側に重みをシフトする。
この場合、補間フレーム生成部153は、現れる残像の変化をなだらかにするため、基準重み係数Wrを基点にして、値を0若しくは1に向けてリニアに変化させる。図24は、確信度と重み係数との関係を示す図である。より具体的には、補間フレーム生成部153は、下記式(5)及び式(6)に基づき補正重み係数Wp若しくは補正重み係数Wqを算出する。Wpは、穴あき領域を平均する際に使用する補正重み係数であり、Wqは衝突領域を平均する際に使用する補正重み係数を補正重み係数である。
Wp =Wr×(1−Ap) ・・・・・・(5)
Wq =Wr×(1−Aq)+Aq ・・・(6)
補間フレーム生成部153は、逆方向動き補償画像と順方向動き補償画像の同一座標の画素同士を重み付き平均することにより、補間フレームI[n][1]の選択画素の画素値Vを算出する(S236)。具体的には、補間フレーム生成部153は、下記式(7)〜式(9)に基づき補間フレームI[n][1]の選択画素の画素値Vを算出する。式(7)は選択画素が穴あき画素であった場合に使用され、式(8)は選択画素が衝突画素であった場合に使用される。また、式(9)は選択画素が通常画素であった場合に使用される。
V=Va×(1−Wp)+Vb×Wp・・・(7)
V=Va×(1−Wq)+Vb×Wq・・・(8)
V=Va×(1−Wr)+Vb×Wr・・・(9)
なお、Vaは、逆方向動き補償画像中の選択画素の画素値であり、Vbは、順方向動き補償画像の選択画素の画素値である。画素値Vの算出が完了したら、補間フレーム生成部153は、画素値Vを補間フレームの選択画素に割り当てる。
続いて、補間フレーム生成部153は、全ての画素を平均したか判別する(S237)。全ての画素を平均していない場合(S237:No)、補間フレーム生成部153は、S232に戻り、全ての画素を平均するまでS232〜S237を繰り返す。全ての画素を平均した場合(S237:Yes)、補間フレーム生成部153は、S238に進む。
全ての画素を平均した場合(S237:Yes)、補間フレーム生成部153は、画素値を割り当てた補間フレームI[n][1]を補間フレーム記憶領域123に保存する(S238)。図18と図20に示す例の場合、補間フレーム記憶領域123に保存される画像は、図25に示す画像となる。図22に示した補正重み係数をシフトさせなかった場合の画像と比較して、非通常領域(穴あき領域Pと衝突領域Q)の残像が薄くなる。
補間フレームの保存が完了したら、動き補償部150は、動き補償処理を終了する。制御部110は、補間フレーム記憶領域123に保存された補間フレームI[n][1]を、随時、外部の装置に送信する。
本実施形態によれば、通常領域と非通常領域とで異なる重みを使って画像を平均しているので、陰面領域に生じる不自然な残像、特に、動きのある物体と背景との境界付近に生じる不自然な残像を薄くできる。しかも、フレーム補間装置100は、穴あき領域を平均する際に使用する重みを逆方向動き補償画像の側にシフトさせているので、陰面領域のうちの背景が隠されていく領域で自然な画像を生成できる。また、フレーム補間装置100は、衝突領域を平均する際に使用する重みを順方向動き補償画像の側にシフトさせているので、陰面領域のうちの背景が現れてくる領域で自然な画像を生成できる。
また、フレーム補間装置100は、選択画素の近傍画素に占める穴あき画素若しくは衝突画素の比率に基づいて補正重み係数を算出している。より具体的には、近傍画素に占める穴あき画素の比率に基づいて算出された確信度Ap若しくは近傍画素に占める衝突画素の比率に基づいて算出された確信度Aqに基づいて補正重み係数を算出している。物体や背景の移動が完全な平行移動でない映像等、映像によっては小さな穴あき領域や衝突領域が画像中に点在することがある。選択画素が陰面領域の画素でなく画像中に点在する穴あき画素や衝突画素であった場合、確信度、すなわち上記比率は低い値となり、その結果、補正重み係数は基準重み係数に近い値となると考えられる。そのため、フレーム補間装置100は、選択画素が画像中に点在する穴あき画素や衝突画素の場合、基準重み係数に近い重み係数で2枚の動き補償画像の選択画素同士を平均できるので、補間フレーム中に、周辺の画素値とは大きく異なる値の画素が唐突に発生することが少なくなる。その結果、フレーム補間装置100は、より自然な補間フレームを生成できる。
なお、上述の実施形態は一例であり、種々の変更及び応用が可能である。例えば、上述の実施形態では、近傍画素に占める穴あき画素の比率Rpをそのまま確信度Apとして取得したが、確信度Apの値は必ずしも比率Rpと一致する値でなくてもよい。例えば、補間フレーム生成部153は、比率Rpが予め設定された値sより大きな値であった場合は、選択画素が陰面領域の画素であるとみなして確信度Apを1としてもよい。図26は、近傍画素の比率と確信度との関係の一例を示す図である。そして、補間フレーム生成部153は、式(5)に基づいて、補正重み係数Wpを算出する。これにより、選択画素が陰面領域の画素である可能性が高い場合は、逆方向補償画像の画素をそのまま補間フレームの画素とできるので、補間フレーム生成部153は、残像をさらに薄くできる。その結果、補間フレーム生成部153は、より自然な補間フレームを生成できる。
また、フレーム補間装置100は、比率Rpが予め設定された値dより小さな値であった場合は、選択画素が陰面領域の画素ではなく、画像に点在する穴あき画素であるとみなして確信度Apを0としてもよい。そして、補間フレーム生成部153は、式(5)に基づいて、補正重み係数Wpを算出する。これにより、選択画素が陰面領域の画素でなく画像中に点在する穴あき画素である可能性が高い場合は、基準重み係数Wrを使用して算出された画素値を補間フレームの選択画素の値とすることができるので、選択画素の画素値をより周辺の画素値に近い値とすることができる。その結果、補間フレーム生成部153は、より自然な補間フレームを生成できる。
また、上述の実施形態では、近傍画素に占める衝突画素の比率Rqをそのまま確信度Aqとして取得したが、確信度Aqの値は必ずしも比率Rqと一致する値でなくてもよい。例えば、フレーム補間装置100は、比率Rqが予め設定された値sより大きな値であった場合は、選択画素が陰面領域の画素であるとみなして確信度Apを1としてもよい。そして、補間フレーム生成部153は、式(6)に基づいて、補正重み係数Wqを算出する。これにより、選択画素が陰面領域の画素である可能性が高い場合は、順方向補償画像の画素をそのまま補間フレームの画素とできるので、補間フレーム生成部153は、補間フレームに発生する残像をさらに薄くできる。その結果、補間フレーム生成部153は、より自然な補間フレームを生成できる。
また、フレーム補間装置100は、比率Rqが予め設定された値dより小さな値であった場合は、選択画素が陰面領域の画素ではなく、画像に点在する衝突画素であるとみなして確信度Aqを0としてもよい。そして、補間フレーム生成部153は、式(6)に基づいて、補正重み係数Wqを算出する。これにより、選択画素が陰面領域の画素でなく画像中に点在する衝突画素である可能性が高い場合は、基準重み係数Wrを使用して算出された画素値を補間フレームの選択画素の値とすることができるので、選択画素の画素値をより周辺の画素値に近い値とすることができる。その結果、補間フレーム生成部153は、より自然な補間フレームを生成できる。
また、上述の実施の形態では、近傍画素は選択画素を中心とした5×5画素の正方形の範囲にある画素であるものとしたが、近傍画素の範囲は5×5画素の正方形の範囲に限定されない。また、近傍画素の範囲は正方形の範囲に限定されず、近傍画素の範囲は、例えば選択画素を中心とした長方形や菱形等の四角形の範囲であってもよい。また、近傍画素の範囲は、四角形の範囲に限定されず、例えば、円形や楕円形の範囲であってもよい。また、選択画素の位置は、範囲の中心でなくもよい。例えば、選択画素は、範囲の端に位置していてもよい。
また、上述の実施形態では、補間フレーム生成部153は、選択画素が穴あき画素であった場合は逆方向動き補償画像の側に重みをシフトさせたが、シフト方向は逆方向側に限定されない。補間フレーム生成部153は、映像の性質に応じて、適宜、順方向動き補償画像の側に重みをシフトさせてもよい。
また、上述の実施形態では、補間フレーム生成部153は、選択画素が衝突画素であった場合は順方向動き補償画像の側に重みをシフトさせたが、シフト方向は順方向側に限定されない。補間フレーム生成部153は、映像の性質に応じて、適宜、逆方向動き補償画像の側に重みをシフトさせてもよい。
また、上述の実施形態では、補間フレームの生成に使用する入力フレームを補間フレームの直前及び直後の入力フレームF[n−1]、F[n]としたが、補間フレームの生成に使用する入力フレームは直前及び直後の入力フレームに限定されない。入力フレームは、補間フレームより2フレーム以上離れた位置にある入力フレームであってもよい。
また、上述の実施形態では、補間フレーム生成部153は、補間フレームの時間位置Tに基づいて基準重み係数Wrを算出したが、補間フレーム生成部153は時間位置Tを使用せずに基準重み係数Wrを算出してもよい。例えば、補間フレーム生成部153は基準重み係数Wrを一律に0.5として、通常領域を一律に単純平均してもよい。
また、上述の実施形態では、単位領域を1画素の領域であるものとして説明したが、単位領域は複数画素から構成される領域であってもよい。この場合、穴あき画素、衝突画素、非通常画素は、それぞれ、穴あき単位領域、衝突単位領域、非通常単位領域と言い換えることができる。なお、穴あき単位領域は穴あき画素を含む概念であり、衝突単位領域は衝突画素を含む概念である。また、非通常単位領域は非通常画素を含む概念である。
また、上述の実施形態では、動き補償部150は、動き補償画像生成処理で動き補償画像(逆方向動き補償画像及び順方向動き補償画像)の生成が完了してから、補間フレーム生成処理を実行したが、動き補償部150は、動き補償画像の生成が完了する前に補間フレーム生成処理を実行してもよい。動き補償部150は、一定範囲の動き補償画像(例えば、1ブロック分の動き補償画像)の生成と一定範囲の補間フレーム(例えば、1ブロック分の補間フレーム)の生成とを繰り返すことにより補間フレームを生成してもよい。また、動き補償部150は、1画素分の動き補償画像の生成と1画素分の補間フレームの生成とを繰り返すことにより補間フレームを生成してもよい。
また、上述の実施形態では、補間動きベクトルは、逆方向補間動きベクトルMVa及び順方向補間動きベクトルMVbの1対の補間動きベクトルから構成されるものとして説明したが、補間動きベクトルは必ずしも1対の補間動きベクトルから構成されていなくてもよい。補間動きベクトルは、補間動きベクトルは逆方向補間動きベクトルMVa及び順方向補間動きベクトルMVbのいずれか1つの補間動きベクトルから構成されていてもよい。この場合、補間動きベクトルは、逆方向補間動きベクトルMVa及び順方向補間動きベクトルMVbのいずれか一方の補間動きベクトルの情報と動きベクトルMVの情報とに基づいて、随時、他方の補間動きベクトルを特定してもよい。
また、上述の実施形態では、フレーム補間装置100が補間フレームを挿入する映像はスロー再生映像であるものとして説明したが、フレーム補間装置100が補間フレームを挿入する映像はスロー再生映像に限定されない。例えば、フレーム補間装置100が補間フレームを挿入する映像は通常再生速度の映像であってもよい。
また、上述の実施形態では、フレーム補間装置100は生成した補間フレームを外部の装置に出力するよう構成されていたが、フレーム補間装置100は再生機能を備え、生成した補間フレームと入力フレームとに基づいて生成された映像を表示装置に出力するよう構成されていてもよい。この場合、フレーム補間装置100は、出力部160から映像信号を出力できるよう構成されていてもよいし、映像を表示する表示部を備え、表示部に映像を出力するよう構成されていてもよい。勿論、フレーム補間装置100は、映像再生機能を備えずに、補間フレームを生成するだけの装置であってもよい。
なお、フレーム補間装置100は、例えば、テレビ、レコーダ、パーソナルコンピュータ、固定電話機、携帯電話機、スマートフォン、タブレット端末、PDA(Personal Digital Assistant)、ゲーム機等の完成品として捉えることができる。また、フレーム補間装置100は、完成品に搭載される部品、例えば、半導体、半導体基板等として捉えることもできる。
本実施形態に係るフレーム補間装置100は、専用のシステムにより実現してもよいし、通常のコンピュータシステムにより実現してもよい。例えば、上述の動作を実行するためのプログラムを、光ディスク、半導体メモリ、磁気テープ、フレキシブルディスク等のコンピュータ読み取り可能な記録媒体に格納して配布し、該プログラムをコンピュータにインストールして、上述の処理を実行することによってフレーム補間装置100を構成してもよい。また、上記プログラムをインターネット等のネットワーク上のサーバ装置が備えるディスク装置に格納しておき、コンピュータにダウンロード等できるようにしてもよい。また、上述の機能を、OS(Operating System)とアプリケーションソフトとの協働により実現してもよい。この場合には、OS以外の部分を媒体に格納して配布してもよいし、OS以外の部分をサーバ装置に格納しておき、コンピュータにダウンロード等できるようにしてもよい。
本発明の実施形態を説明したが、この実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。この新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことが出来る。この実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
100…フレーム補間装置
110…制御部
120…記憶部
121…フレームメモリ領域
122…動きベクトル記憶領域
123…補間フレーム記憶領域
130…入力部
140…動き探索部
150…動き補償部
151…動きベクトル補間部
152…動き補償画像生成部
153…補間フレーム生成部
160…出力部

Claims (5)

  1. 2枚のフレーム間の画像の動きを示す動きベクトルと前記2枚のフレームの間に挿入する補間フレームの時間位置とに基づいて、前記2枚のフレームと前記補間フレームとの間の画像の動きを示す補間動きベクトルを算出し、算出した前記補間動きベクトルを単位領域毎に前記補間フレームに割り当てる動きベクトル補間部と、
    前記2枚のフレームのうちの順方向側にあるフレームの画像情報と前記補間動きベクトルとに基づき生成される順方向動き補償画像と、前記2枚のフレームのうちの逆方向側にあるフレームの画像情報と前記補間動きベクトルとに基づき生成される逆方向動き補償画像と、を生成する動き補償画像生成部と、
    前記単位領域毎に1つの若しくは1対の前記補間動きベクトルが割り当てられた通常領域と、前記単位領域毎に複数の若しくは複数対の前記補間動きベクトルが割り当てられた衝突領域及び前記補間動きベクトルが割り当てられなかった穴あき領域の少なくとも一方の領域から構成される非通常領域と、で異なる重みで前記順方向動き補償画像及び前記逆方向動き補償画像の対応する領域同士を平均することにより前記補間フレームを生成する補間フレーム生成部と、を備える、
    フレーム補間装置。
  2. 前記補間フレーム生成部は、
    前記通常領域を平均する際に使用する重み係数である基準重み係数の値を基点にして前記順方向動き補償画像及び前記逆方向動き補償画像のいずれか一方の側に重みをシフトすることにより算出される補正重み係数に基づいて、前記順方向動き補償画像の前記非通常領域と前記逆方向動き補償画像の前記非通常領域とを重み付き平均する、
    請求項1に記載のフレーム補間装置。
  3. 前記非通常領域には、前記穴あき領域が含まれ、
    前記補間フレーム生成部は、前記基準重み係数の値を基点に前記逆方向動き補償画像の側に重みをシフトすることにより算出される前記補正重み係数に基づいて、前記順方向動き補償画像の前記穴あき領域と前記逆方向動き補償画像の前記穴あき領域とを重み付き平均する、
    請求項2に記載のフレーム補間装置。
  4. 前記非通常領域には、前記衝突領域が含まれ、
    前記補間フレーム生成部は、前記基準重み係数の値を基点に前記順方向動き補償画像の側に重みをシフトすることにより算出される前記補正重み係数に基づいて、前記順方向動き補償画像の前記衝突領域と前記逆方向動き補償画像の前記衝突領域とを重み付き平均する、
    請求項2又は3に記載のフレーム補間装置。
  5. フレーム間の画像の動きを示す動きベクトルと2枚のフレームの間に挿入する補間フレームの時間位置とに基づいて、前記2枚のフレームと前記補間フレームとの間の画像の動きを示す補間動きベクトルを算出し、算出した前記補間動きベクトルを単位領域毎に前記補間フレームに割り当てる動きベクトル補間ステップと、
    前記2枚のフレームのうちの順方向側にあるフレームの画像情報と前記補間動きベクトルとに基づき生成される順方向動き補償画像と、前記2枚のフレームのうちの逆方向側にあるフレームの画像情報と前記補間動きベクトルとに基づき生成される逆方向動き補償画像と、を生成する動き補償画像生成ステップと、
    前記単位領域1つにつき1つの若しくは1対の前記補間動きベクトルが割り当てられた通常領域と、前記単位領域1つにつき複数の若しくは複数対の前記補間動きベクトルが割り当てられた衝突領域及び前記補間動きベクトルが割り当てられなかった穴あき領域の少なくとも一方の領域から構成される非通常領域と、で異なる重みで前記順方向動き補償画像及び前記逆方向動き補償画像の対応する領域同士を平均することにより前記補間フレームを生成する補間フレーム生成ステップと、を有する、
    フレーム補間方法。
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