JP2015056695A - 動画再生装置 - Google Patents

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貴也 小川
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章 森谷
和代 狩野
Kazuyo Kano
和代 狩野
厚志 望月
Atsushi Mochizuki
厚志 望月
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Hajime Matsui
一 松井
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周央 野村
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俊一 石渡
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Abstract

【課題】シーンチェンジを含む動画像を滑らかにスロー再生できる動画再生装置を提供する。【解決手段】連続した複数の入力フレームからなる映像を入力する映像入力手段と、複数の入力フレームの中から互いに隣接する2枚の入力フレームを用いて、2枚の入力フレームの間の時刻に対応する補間フレームを生成する補間画像生成手段と、映像中のシーンチェンジを検出し、その検出結果に基づいて複数の入力フレームまたは補間フレームを時系列に出力して、映像を任意の再生速度で再生する映像再生手段とを備え、映像再生手段は、シーンチェンジを検出した場合に、第1のシーンの末尾の入力フレームおよび第2のシーンの先頭の入力フレームの間の時刻に対応する補間フレームの表示をスキップし、第1のシーンの末尾の入力フレームまたは補間フレームの後に第2のシーンの入力フレームまたは補間フレームを表示する。【選択図】図8

Description

本発明の実施形態は、動画再生装置に関する。
スムーズスロー動画補間再生とは、所定のフレームレートを持つ動画像を入力し、所定の速度よりも遅い再生を滑らかに行う再生方法である。この再生方法においては、入力された原画像に対して動き探索を行い、その動きベクトルを用いて補間画像を生成し、原画像の間に挿入しながら表示する。このため、原画像の同一フレームが複数回表示されることを防ぎ、滑らかなスロー再生を実現できる。
スムーズスロー動画補間再生に対する類似処理として、動き補償に基づくフレームレート変換(Frame Rate Conversion; FRC)がある。これは、第1のフレームレートを持つ動画像を第2のフレームレートへと変換する処理である。例えば、60fpsのフレームレートの動画像を、120fpsの表示能力を備えた液晶パネルに表示する際に、フレームレートを2倍の120fpsに変換する処理などが該当する。この際、動き補償に基づく補間フレームを生成し、原画像の間に挿入することで第2のフレームレートの画像を得る。これによって、変換後の動画像がより滑らかに表示される。
特開2010−166386号公報 特開2003−69961号公報 特許4396496号公報
ところが、動画像にはシーンチェンジを含むことがある。シーンチェンジを挟んだ前後のフレームを用いて補間画像を生成すると、まったく相関のない画像を用いて動き補償を行うこととなり、乱れた画像が生成されてしまう。
そこで、FRC処理においてはシーンチェンジを検出し、通常の補間処理と異なる処理を行う。例えば、シーンチェンジを検出した際、それを挟んで時間的に先行または後続するフレームのいずれかを補間フレームとしてそのまま挿入する。あるいは、前後のフレームの平均を出力する。
しかし、スムーズスロー動画補間再生に対して、これらの補間処理を適用すると、スムーズに動いている動画像がシーンチェンジの前後に限り静止して表示されてしまう。例えば1/100倍速のスロー再生では、原画像2フレームの間に、99フレームの補間画像を生成する。これを60fpsの表示装置で再生する場合には2秒近く静止することになり、不自然さが知覚される。
そこで、本発明は、従来技術の問題に鑑み、シーンチェンジを含む動画像を滑らかにスロー再生できる動画再生装置を提供することを解決しようとする課題とする。
本発明の一実施形態に係る動画再生装置は、連続した複数の入力フレームからなる映像を入力する映像入力手段と、前記複数の入力フレームの中から互いに隣接する2枚の入力フレームを用いて、前記2枚の入力フレームの間の時刻に対応する補間フレームを生成する補間画像生成手段と、前記映像中のシーンチェンジを検出するとともに、その検出結果に基づいて前記複数の入力フレームまたは前記補間フレームを時系列に出力することによって、前記映像を任意の再生速度で再生する映像再生手段とを備える。前記映像再生手段は、前記シーンチェンジを検出した場合に、第1のシーンの末尾の入力フレームおよび第2のシーンの先頭の入力フレームの間の時刻に対応する前記補間フレームの表示をスキップし、前記第1のシーンの末尾の入力フレームまたは前記補間フレームの後に前記第2のシーンの入力フレームまたは前記補間フレームを表示する。
本発明の実施形態1に係る動画再生装置のブロック図。 再生処理部のブロック図。 動き探索部の処理を説明する図。 実施形態1に係る動画再生装置が、0.3倍速再生時においてシーンチェンジを検出しない場合に表示させる画像の時系列における位置関係を示す図。 0.3倍速再生に対応する出力画像の例を示す図。 0.3倍速再生時のフレームメモリの内容、動き探索部の処理対象フレーム、シーンチェンジ検出部のシーンチェンジ検出結果、動き補償部の処理対象フレーム、および出力画像の時系列での変化を示した図。 実施形態1に係る動画再生装置が、0.3倍速再生時においてシーンチェンジを検出した場合に出力する画像の時系列における位置関係を示す図。 図7に対応する出力画像の例を示す図。 0.3倍速再生時のフレームメモリの内容、動き探索部の処理対象フレーム、シーンチェンジ検出部のシーンチェンジ検出結果、動き補償部の処理対象フレーム、および出力画像の時系列での変化を示した図。 実施形態1における再生制御部の処理例を示すフローチャート。 実施形態1に係る動画再生装置が、0.25倍速再生時においてシーンチェンジを検出した場合に出力する画像の時系列における位置関係のパターン(1)を示す図。 実施形態1に係る動画再生装置が、0.25倍速再生時においてシーンチェンジを検出した場合に出力する画像の時系列における位置関係のパターン(2)を示す図。 実施形態1に係る動画再生装置が、0.25倍速再生時においてシーンチェンジを検出した場合に出力する画像の時系列における位置関係のパターン(3)を示す図。 実施形態1に係る動画再生装置が、0.25倍速再生時においてシーンチェンジを検出した場合に出力する画像の時系列における位置関係のパターン(4)を示す図。 実施形態1に係る動画再生装置が、0.25倍速再生時においてシーンチェンジを検出した場合に出力する画像の時系列における位置関係のパターン(5)を示す図。 実施形態1に係る動画再生装置が、0.25倍速再生時においてシーンチェンジを検出した場合に出力する画像の時系列における位置関係のパターン(6)を示す図。 実施形態1に係る動画再生装置が、0.25倍速再生時においてシーンチェンジを検出した場合に出力する画像の時系列における位置関係のパターン(7)を示す図。 実施形態1に係る動画再生装置が、0.25倍速再生時においてシーンチェンジを検出した場合に出力する画像の時系列における位置関係のパターン(8)を示す図。 実施形態1に係る動画再生装置が、0.25倍速再生時においてシーンチェンジを検出した場合に出力する画像の時系列における位置関係のパターン(9)を示す図。 図2に示す動き探索部の他の処理方法を説明する図。 実施形態2における再生処理部の補間フレーム生成方法を説明する図。 実施形態2における再生処理部がシーンチェンジを検出した場合の出力画像の例を示す図。 図22(b)のときのフレームメモリの内容、動き探索部の処理対象フレーム、シーンチェンジ検出部のシーンチェンジ検出結果、動き補償部の処理対象フレームおよび出力画像の時系列での変化を示した図。 実施形態2における再生制御部の処理例を示すフローチャート。 動き探索処理(S205)の具体例を示すフローチャート。 動き補償処理(S206)の具体例を示すフローチャート。 実施形態3に係る動画再生装置の再生処理部のブロック図。 実施形態3の再生処理部におけるシーンチェンジを検出しない場合の処理を示す図。 シーンチェンジを検出した場合におけるフレームメモリの内容、動き探索部の処理対象フレーム、シーンチェンジ検出部のシーンチェンジ検出結果、動き補償部の処理対象フレーム、補間画像メモリの内容、映像効果処理部が生成するフレーム、および出力画像の時系列での変化を示す図。 図29に対応する出力画像の具体例を示す図。 図27に示す再生制御部の処理例を示すフローチャート。 動き探索/動き補償処理(S507)の具体例を示すフローチャート。 映像効果処理(S508)の具体例を示すフローチャート。 実施形態3の変形例に係る動画再生装置が、0.3倍速再生時においてシーンチェンジを検出した場合に出力する画像の時系列における位置関係を示す図。 図32のS606〜S609の代わりに実行されるフローチャート。 実施形態4に係る動画再生装置のブロック図。
以下、本発明の実施形態について図面を用いて詳細に説明する。
<実施形態1>
図1は、本実施形態に係る動画再生装置100のブロック図である。動画再生装置100は、全体制御部101、RFチューナ部104、復調部105、MPEGデコーダ部106、フレームメモリ107、画像補正部108、および再生処理部109を備えている。また、動画再生装置100は、赤外線受光部102および表示装置200にそれぞれ接続されている。赤外線受光部102は、ユーザの操作によってリモコン(図示しない)から出力された赤外線を受光し、受光信号を全体制御部101へ出力する。全体制御部101は、ユーザの選択チャンネル情報を含む受光信号に基づいて、選択チャネル番号cを変更する制御情報をRFチューナ部104に出力し、再生速度rを変更する制御情報を再生処理部109に出力する。全体制御部101は、動画再生装置100を構成する各部を制御するCPUなどの制御装置である。
RFチューナ部104は、選択チャネル番号cの制御情報に基づいて受信する放送波の周波数を決定し、中間周波(IF)信号を復調部105に出力する。動画再生装置100の外部に設けられているアンテナ103は、RFチューナ部104と配線で接続されており、受信した電波をRFチューナ部104へ伝送する。
復調部105は、各種の変調方式(例えばOFDM、VSBなど)で変調された中間周波信号をMPEGトランスポートストリームに復調し、MPEGデコーダ部106に出力する。変調方式は、デジタルテレビ放送規格(例えばISDBやATSC、DVBなど)に基づく。
MPEGデコーダ部106は、MPEGトランスポートストリームを、MPEGやMPEG4/AVC(H.264)などの符号化方式に基づいてデコードし、デコード画像をフレームメモリ107に出力する。デコード画像のフレームレートfvは、MPEGトランスポートストリーム内に符号化されており、例えば24fps、30fpsなどの値を持つ。また、MPEGデコーダ部106は、フレームメモリ107から参照画像を読み出す機能を備え、動き補償を用いたデコードも行う。フレームメモリ107は、例えば16枚のデコード画像を格納できる容量を持つDRAMなどの記憶部である。
画像補正部108は、フレームメモリ107に書かれたデコード画像をフレームレートfvで読み出す。画像補正部108は、例えば以下のような画像処理を実行し、その処理結果をフレームメモリ107にフレームレートfvで書き戻す。
(1)ガンマ補正またはより詳細なトーンカーブ補正処理
(2)明度やコントラストの調整処理
(3)YUV4:2:0形式のデコード画像の色差を拡大してYUV4:4:4形式に変換する処理
(4)720x480画素のSD解像度で放送されている映像の画素アスペクト比変換・拡大およびピラーボックス化を行ってHD解像度に変換する処理
(5)1440x1080画素で放送されている放送波の解像度を水平方向に拡大し、1920x1080画素に変換する処理
再生処理部109は、全体制御部101から指定された再生速度r、フレームメモリに書き出されるデコード画像のフレームレートfv、およびLCDパネル部111の表示フレームレートfpに基づいた読み出し速度で、画像補正部108からフレームメモリ107内に書き戻された画像を再度読み出し、処理結果をLCDパネル駆動部110へ出力する。
また、表示装置200は、LCDパネル駆動部110とLCDパネル部111を備えている。LCDパネル駆動部110は、水平同期信号や垂直同期信号などのLCDパネル制御信号とともに、表示映像(通常再生動画およびスムーズスロー動画)をLCDパネル部111へ出力する。
図2は、再生処理部109のブロック図である。映像再生手段である再生制御部109aは、全体制御部101から再生速度rの制御情報を受け取るとともに、シーンチェンジ検出部109eからシーンチェンジ検出結果フラグを受け取る。再生制御部109aは、フレームメモリ107の読み出しアドレスを求め、動き探索部109bおよび動き補償部109dに現在時刻に対応するタイムスタンプとともに出力する。また、再生制御部109aは、映像上のフレーム番号を示す整数部タイムカウンタおよび映像のフレーム間隔未満の時間を示す小数部タイムカウンタからなる入力映像タイムカウンタを有する。この入力映像タイムカウンタは、第1のフレームレートで入力された映像を第2のフレームレートで表示する場合には、第1のフレームレートを第2のフレームレートで除した値に対して、再生速度を乗じた値が出力フレームごとに加算されることによって制御される。第1のシーンから第2のシーンへのシーンチェンジが検出された場合、再生制御部109aは、入力映像タイムカウンタの値が第1のシーンの末尾のフレームと第1のシーンの直後の第2のシーンの先頭のフレームとの間に位置する場合に、整数部タイムカウンタの値を第2のシーンの先頭のフレームを示す値に、かつ、小数部タイムカウンタの値を0にそれぞれ再設定する。
動き探索部109bは、フレームメモリ107から基準画像と、その直前にある1枚の参照画像とを読み出し、ブロックマッチングにより最適な動きベクトルを求める動き探索を行う。動き探索部109bは、基準画像の各画素から参照画像を指す動きベクトルを求め、基準画像1フレーム分の結果を動きベクトル記憶部109cに格納する。再生制御部109aおよび動き探索部109bにより映像入力手段が構成される。
動きベクトル記憶部109cは、2フレーム分の動きベクトルを格納できる容量を持ち、フレームごとに領域の用途が切り替わるダブルバッファ構成となっている。すなわち、全体容量のうち、1フレーム分は動き探索部109bの書き出し先に、1フレーム分は動き補償部109dの読み出し元となる。
動き補償部109dは、動きベクトル記憶部109cから動きベクトルを読み出し、フレームメモリ107から動き探索で利用した基準画像および参照画像を読み出し、補間画像を生成する。なお、動き補償部109dは、補間画像の生成が不要である場合、いずれかの画像をそのまま出力する。動き探索部109b、動きベクトル記憶部109cおよび動き補償部109dにより補間画像生成手段が構成される。
シーンチェンジ検出部109eは、動き探索結果と対応するブロックマッチング時の評価コストを受け取る。そして、動き探索部109bが1フレーム分の基準画像の処理を終えたときに、基準画像と参照画像との間にシーンチェンジを検出した場合には「1」、検出しない場合に「0」の値をとるシーンチェンジ検出フラグを再生制御部109aに出力する。動き探索部109bおよびシーンチェンジ検出部109eは、再生制御部109aとともに映像再生手段を構成する。
図3は、図2に示す動き探索部109bの処理を説明する図である。フレームF1は基準画像、フレームF0は参照画像とする。また、I01(0.3)は、動き探索の結果を用いて生成される補間フレームである。数値「01」はF0とF1の間であることを示す。また、数値「0.3」は、F0→F1間の時間間隔を1としたとき、0.3の時間に位置することを示す。
動き探索処理は、フレームF1のある領域、例えば8x8画素単位で分割したブロック毎に注目して行う。このとき、注目ブロックと同一の位置にあるフレームF0上のブロックを中心とした例えば64x64画素などの所定の範囲内で最も注目ブロックに近い画像となる動きベクトルを求める。評価コスト値としては、例えば画像同士の差分絶対値和や差分二乗和などを用いる。そして、得られた動きベクトルを(1 - 0.3) = 0.7倍した位置の8x8画素について、フレームI01(0.3)上に、F0側に動きベクトルの0.3倍、F1側に動きベクトルの-0.7倍の値を割り当てる。これをフレームF1の全てのブロックに対して行い、I01(0.3)に対応する1フレーム分の動きベクトルを動きベクトル記憶部109cに格納する。なお、この処理において、フレームF1上の互いに異なるブロックからの動きベクトルがフレームI01(0.3)上で衝突する領域や、フレームI01(0.3)上に何も動きベクトルが割り当たらない領域が発生することがある。衝突した場合は、動きベクトルの評価コスト値の小さい方を残す、何も割り当たらない領域がある場合は、フレームI01(0.3)上の周辺画素からコピーするなどの方法で画素を埋める。
次に、シーンチェンジを検出しないときの動画再生装置100におけるスロー再生処理について、図4、図5および図6を用いて説明する。図4は、本実施形態に係る動画再生装置100が、0.3倍速再生時においてシーンチェンジを検出しない場合に表示させる画像の時系列における位置関係を示す図である。フレームF0を起点として0.3倍速再生を行うと、動画再生装置100は、0.3フレーム分ずつ進んだ時刻の補間画像を生成・出力する(フレームI01(0.3)、I01(0.6)、……)。そして、整数フレーム位置に対応する時刻に至った場合には入力画像をそのまま出力する(フレームF3)。
図5は、0.3倍速再生に対応する出力画像の例を示す図である。また、図6は、0.3倍速再生時のフレームメモリ107の内容、動き探索部109bの処理対象フレーム、シーンチェンジ検出部109eのシーンチェンジ検出結果、動き補償部109dの処理対象フレーム、および出力画像の時系列での変化を示した図である。
図6において、フレームメモリ107は少なくとも再生処理部109が使う分として8フレーム分の領域を備えており、( )内に示すフレームIDは、画像補正部108が処理および出力中であることを示す。また、空白領域は、内容が空または未確定であることを示す。時刻t7において、フレームF7について画像補正部108からの出力が完了し、フレームメモリ107の空きがなくなる。このとき、全体制御部101は画像補正部108の出力を停止させるなどの手段をとり、フレームメモリ107が上書きされることを防ぐ。なお、MPEGデコーダ部106が使う領域は、図示した領域とは別に存在する。
また、動き探索部の行に示されたフレームは、動き探索部109bの入力である。例えば、「F0, F1」は、フレームF1を基準としてフレームF0を探索することを示す。シーンチェンジ検出部の行に示された値は、シーンチェンジ検出部109eの出力である。シーンチェンジ検出部109eは、探索結果を受けて、動き探索部109bが1フレーム分の探索処理を終えると、その探索に関するシーンチェンジ検出結果を更新して出力する。例えば、時刻t1からt2の間でフレームF0,F1に関して動き探索を行った際のシーンチェンジ検出結果は、時刻t2においてシーンチェンジ検出部109eから更新して出力される。なお、動き探索部109bが動作しないときは、シーンチェンジ検出結果を更新せず、以前の出力値を保つ。
動き補償部の行に示されたフレームは、動き補償部109dの入力である。例えば、「F0, F1」は、動きベクトル記憶部109cに格納されたフレームF0,F1に関する探索結果を読み出しつつ、これらのフレームを用いた動き補償によって補間画像を生成することを示す。生成された出力画像は、例えばI01(0.3)となる。
次に、本実施形態に係る動画再生装置100において、スロー再生時にフレームF1とF2との間にシーンチェンジを検出した場合の動作について、図7乃至図10を用いて説明する。実施形態1では、シーンチェンジ時にフレーム補間をスキップする。
図7は、実施形態1に係る動画再生装置100が、0.3倍速再生時においてシーンチェンジを検出した場合に出力する画像の時系列における位置関係を示す図である。図7に示すように、シーンチェンジを検出したフレームF1とF2との間の補間フレームは生成せずにフレームF2に移る。これにより、シーンチェンジ時も滑らかな表示を保つ。
図8は、図7に対応する出力画像の例を示す図である。0.3倍速再生すると、補間フレームI01(0.9)に続いて、フレームF2が表示され、その後補間フレームI23(0.3)、I23(0.6)、I23(0.9)が順に表示される。
図9は、0.3倍速再生時のフレームメモリ107の内容、動き探索部109bの処理対象フレーム、シーンチェンジ検出部109eのシーンチェンジ検出結果、および動き補償部109dの処理対象フレーム、および出力画像の時系列での変化を示した図である。時刻t5において、フレームF1,F2の動き探索結果に基づくシーンチェンジ検出結果が1となり、その後時刻t5〜t6間ではフレームF2,F3の動き探索を行い、以降時刻t6〜t9間ではフレームF2,F3間の補間フレームの生成および出力処理に移る。
図10は、本実施形態における再生制御部109aの処理例を示すフローチャートである。
再生制御部109aは、動き補償部109dのためのタイムカウンタを表す変数tv、動き探索部109bのためのタイムカウンタを表す変数ntv、シーンチェンジ検出フラグである変数scを初期化する(S101)。
[メモリ初期化]:tv = 0,ntv = (fv/fp) * r,sc = 0
変数fvは、デコード画像のフレームレート[fps]、変数fpはLCDパネル部111の表示フレームレート[fps]を表す。
次に、再生制御部109aは、シーンチェンジ検出フラグscが1、すなわち、シーンチェンジを検出したか否かを判定する(S103)。
シーンチェンジを検出しない場合(S103−No)、再生制御部109aは、タイムカウンタntvが整数値か否かを判定する(S104)。タイムカウンタntvが整数値以外である場合(S104−No)、再生制御部109aは、F[floor(ntv)],F[floor(ntv)+1],ntvを入力パラメータとして動き探索部109bを起動する(S105)。ただしfloor(x)はxの値を整数値へ切り捨てた値を表す。また、[]内はF0, F1のようなフレーム番号を表す。
一方、タイムカウンタntvが整数値である場合(S104−Yes)、S106に進む。再生制御部109aは、タイムカウンタtvが整数値か否かを判定する(S106)。タイムカウンタtvが整数値以外である場合(S106−No)、再生制御部109aは、F[floor(tv)], F[floor(tv)+1], tvを入力パラメータとして動き補償部109dを起動する(S107)。
そして、再生制御部109aは、動き補償部109dにおける処理結果I[floor(tv)][floor(tv)+1](tv-floor(tv))を出力画像とし(S108)、S113へ進む。
一方、タイムカウンタtvが整数値である場合(S106−Yes)、再生制御部109aは、F[tv]を出力画像とし(S109)、S113へ進む。
シーンチェンジを検出した場合(S103−Yes)、再生制御部109aは、F[ceil(tv)]を出力画像とする(S110)。ただし、ceil(x)はxの値を整数値に切り上げた値を表す。
そして、再生制御部109aは、タイムカウンタtvおよびタイムカウンタntvの値を更新する(S111)。
[メモリ更新]:tv = ceil(tv),ntv = tv + (fv/fp) * r
次に、再生制御部109aは、F[floor(ntv)], F[floor(ntv)+1],ntvを入力パラメータとして動き探索部109bを起動する(S112)。
シーンチェンジの有無を判定し、出力画像が決定すると、再生制御部109aは、タイムカウンタtv、タイムカウンタntvおよびシーンチェンジ検出フラグscの値を更新する(S113)。
[メモリ更新]:tv = ntv,ntv = ntv + (fv/fp) * r,sc = (シーンチェンジ検出結果)
そして、再生制御部109aは、次のVSYNCまで待機し(S114)、S103へ戻る。再生制御部109aは、スロー再生停止の指示があるまでS103〜S114の処理を繰り返す。
従来の処理内容との違いはシーンチェンジ検出時の処理にある。シーンチェンジを検出した場合には、変数tvを整数に切り上げる。このため、シーンチェンジの間に位置する補間フレームの生成をスキップするとともに、次のフレームF2の表示に移ることができる。同時に、変数ntvを、整数に切り上げた変数tvに次の表示フレームまでの時刻を加算した値とすることで、次の補間フレームのための動き探索処理を開始することができる。
なお、再生制御部109aがタイムカウンタntvを、デコード画像のフレームレートfv、およびLCDパネル部111の表示フレームレートfp、再生速度rであるとき、(fv/fp)*rを出力画像のフレーム毎に逐次加算していくように制御する。この結果、再生処理部109において、従来型のFRC処理とともに、r=1を含む任意の再生倍率での再生を行うことができる。
このように本実施形態では、シーンチェンジ検出時には、シーンチェンジ前後のフレームの間の時刻に対応する補間フレームの表示をスキップし、後続のシーンの表示に移る制御を行う。このため、シーンチェンジのタイミングにおいて、乱れた画像を表示したり、同じフレームを何度も出力することで不自然に静止したように見えたりすることがなく、シーンチェンジの前後でもスムーズなスロー再生を保つことができる。
また、このタイムカウンタntvを、シーンチェンジ時に整数値に切り上げて制御する。このため、シーンチェンジ発生時に後続のシーンの表示に即座に移る場合の制御をタイムカウンタntvの値に基づいて実現できる。
実施形態1の変形例
図7乃至図9においては再生速度r=0.3の例で説明した。これらの図において、シーンチェンジ前後では、先行するシーンの最後のフレームは表示せず、後続シーンの先頭フレームの表示に移った。
一方、図11乃至図19は、0.25倍速再生時においてシーンチェンジを検出した場合に出力する画像の時系列における位置関係を示す図である。
図11では、先行シーンの末尾のフレームF1の直前に隣接するフレームF0、フレームF1とその直前に隣接するフレームF0とを用いて生成された補間フレームI01(0.25),I01(0.5),I01(0.75)、フレームF1、後続シーンの先頭のフレームF2、フレームF2とその直後に隣接するフレームF3とを用いて生成された補間フレームI23(0.25),I23(0.5),I23(0.75)、フレームF2の直後に隣接するフレームF3を時系列に表示している(表示パターン1)。
図12では、フレームF0、補間フレームI01(0.25),I01(0.5),I01(0.75)、フレームF2、補間フレームI23(0.25),I23(0.5),I23(0.75)、フレームF3を時系列に表示している(表示パターン2)。表示パターン1とは、フレームF1を非表示としている点が異なっている。
図13では、フレームF0、補間フレームI01(0.25),I01(0.5),I01(0.75)、フレームF1、補間フレームI23(0.25),I23(0.5),I23(0.75)、フレームF3を時系列に表示している(表示パターン3)。表示パターン2とは、フレームF1を表示、フレームF2を非表示としている点が異なっている。
図14では、フレームF0、補間フレームI01(0.25),I01(0.5),I01(0.75)、補間フレームI23(0.25),I23(0.5),I23(0.75)、フレームF3を時系列に表示している(表示パターン4)。表示パターン1とは、フレームF1およびフレームF2を非表示としている点が異なっている。
図15では、フレームF0、補間フレームI01(0.25)、フレームF2、補間フレームI01よりも多い数の補間フレームI23(0.25),I23(0.5),I23(0.75)、フレームF3を時系列に表示している(表示パターン5)。表示パターン2とは、表示する補間フレームI01の数が異なっている。
図16では、フレームF0、補間フレームI01(0.25)、補間フレームI23(0.75)、フレームF3を時系列に表示している(表示パターン6)。表示パターン4とは、表示する補間フレームI01および補間フレームI23の数が異なっている。
図17では、フレームF0、補間フレームI01(0.25),I01(0.5),I01(0.75)、補間フレームI01よりも少ない数の補間フレームI23(0.75)、フレームF3を時系列に表示している(表示パターン7)。表示パターン4とは、表示する補間フレームI23の数が異なっている。
図18では、フレームF0、補間フレームI01(0.25),I01(0.5),I01(0.75)、フレームF1、補間フレームI01よりも少ない数の補間フレームI23(0.75)、フレームF3を時系列に表示している(表示パターン8)。表示パターン3とは、表示する補間フレームI23の数が異なっている。
図19では、フレームF0、補間フレームI01(0.25),、補間フレームI01よりも多い数の補間フレームI23(0.25),I23(0.5),I23(0.75)、フレームF3を時系列に表示している(表示パターン9)。表示パターン5とは、フレームF2を非表示としている点が異なっている。
このように、各図の表示パターンでは、先行シーンの最後のフレームF1や、後続シーンの最初のフレームF2の表示あるいは非表示が制御されている。いずれもシーンチェンジの前後で滑らかな再生が維持されているため、このような表示がなされるように再生制御部109aを構成してもよい。
また、再生制御部109aの動き探索処理も、フレームF1のある領域に注目して順次進めていく方法ではなく、図20に示すように、補間フレーム上の領域、例えば8x8画素単位で分割したブロックに注目して点対称探索を行ってもよい。すなわち、フレームF0上の注目ブロックと同一の位置にあるフレームF0上の所定の範囲に対し、フレームI01(0.3)を中心として点対称の位置に存在する画像同士を評価対象とし、最も近い画像となる動きベクトルをその注目ブロックの動きベクトルとする方法である。
<実施形態2>
実施形態2では、シーンチェンジ検出時において、シーンチェンジ前、シーンチェンジ後、あるいはシーンチェンジ前後後のフレームから生成して外挿した補間フレームを表示する場合について述べる。
図21は、実施形態2における再生処理部109の補間フレーム生成方法を説明する図である。図21(a)は、シーンチェンジを検出しない場合におけるフレームの内挿補間を説明する図である。ここでは、フレームF0とF1の間に補間フレームI01(0.3)が挿入されている。これに対し、図21(b)は、シーンチェンジを検出した場合におけるフレームの外挿補間を説明する図である。フレームF1とF2の間でシーンチェンジが存在する。実施形態1の場合には、このフレーム区間内には補間フレームは生成しなかった。しかし、実施形態2においては、シーンチェンジ前または/および後のフレームから補間画像を生成し外挿する。I01(1.2)は、前方のフレームF0とF1に基づいて生成され、F1とF2の間に挿入されている。I23(-0.2)は、後方のフレームF2とF3に基づいて生成され、F1とF2の間に挿入されている。
図22は、実施形態2における再生処理部109がシーンチェンジを検出した場合に出力する出力画像の例を示す図である。図21と同様に、フレームF1とF2との間にシーンチェンジが存在する。これを0.3倍速再生すると、図22(a)の場合には、補間フレームI01(0.9)に続いて、シーンチェンジ前方のフレームF0およびF1から求めた補間フレームI01(1.2), I01(1.5), I01(1.8)が表示されている。
図22(b)の場合には、補間フレームI01(0.9)に続いて、シーチェンジ後方のフレームF2およびF3から求めた補間フレームI23(-0.8), I23(-0.5), I23(-0.2)が表示されている。図22(c)の場合には、補間フレームI01(0.9)に続いて、シーンチェンジ前方のフレームF0およびF1から求めた補間フレームI01(1.2)が表示されるとともに、I01(1.2)の後には、シーチェンジ後方のフレームF2およびF3から求めた補間フレーム I23(-0.5),I23(-0.2)が表示されている。図22(a)〜(c)のいずれの場合も、シーンチェンジ時に滑らかな表示を保つことができる。
図23は、図22(b)のときのフレームメモリ107の内容、動き探索部109bの処理対象フレーム、シーンチェンジ検出部109eのシーンチェンジ検出結果、動き補償部109dの処理対象フレーム、および出力画像の時系列での変化を示した図である。動き探索をあらかじめ先行して行い、シーンチェンジ検出後のタイミングで前方からの外挿を行って補間フレームを生成している。
図24は、本実施形態における再生制御部109aの処理例を示すフローチャートである。
再生制御部109aは、メモリ上に記憶される変数をそれぞれ初期化する(S201)。
[メモリ初期化]:tv = 0,ntv = (fv/fp) * r,cur_sc = 0, sc[] = 0, mode[] = 0,pbank = 0, bank = 0
変数tvは動き補償部109dのためのタイムカウンタ、変数ntvは動き探索部109bのためのタイムカウンタである。変数fvはデコード画像のフレームレート[fps]、変数fpはLCDパネル部111の表示フレームレート[fps]を表す。変数cur_scは動き探索実施時のシーンチェンジ検出フラグである。sc[MAX_BANK]およびmode[MAX_BANK]は、保持しているシーンチェンジ検出フラグと動き探索のモードを示している。MAX_BANKは、動きベクトル記憶部109cに記憶できる動きベクトルのフレーム数を示す。変数pbankは動き探索時に情報を書き込む位置、変数bankは動き補償時に情報を読み込む位置を示す。
次に、再生制御部109aは、F[floor(ntv)],F[floor(ntv)+1],ntvを入力パラメータとして動き探索部109bを起動する(S202)。
次に、再生制御部109aは、タイムカウンタntv、mode[pbank] 、シーンチェンジ検出フラグcur_sc、sc[pbank]、pbankの値を更新する(S203)。
[メモリ更新]:ntv = ntv + (fv/fp) * r,mode[pbank] = 0,
cur_sc = (シーンチェンジ検出結果),
sc[pbank] = cur_sc,pbank=(pbank+1) & (MAX_BANK)-1)
次に、再生制御部109aは、動き探索部109bを起動し、動き探索処理を実行する(S205)。
次に、再生制御部109aは、動き補償部109dを起動し、動き補償処理を実行する(S206)。
次に、再生制御部109aは、タイムカウンタtvおよびタイムカウンタntvの値を更新する(S207)。
[メモリ更新]:tv = tv + (fv/fp)*r ,ntv = ntv + (fv/fp) * r
そして、再生制御部109aは、次のVSYNCまで待機し(S208)、S205へ戻る。再生制御部109aは、スロー再生停止の指示があるまでS205〜S208の処理を繰り返す。
図25は、動き探索処理(S205)の具体例を示すフローチャートである。
再生制御部109aは、シーンチェンジ検出フラグcur_scが1、すなわち、シーンチェンジを検出したか否かを判定する(S301)。シーンチェンジを検出していないと判定した場合(S301−No)、再生制御部109aは、タイムカウンタntvの値が整数値か否かを判定する(S302)。
タイムカウンタntvの値が整数値であると判定した場合(S302−Yes)、再生制御部109aは、(ntv - tv) の値が((fv/fb)*r) * PRE_NUMの値よりも小さいか否かを判定する(S303)。PRE_NUMは、何フレーム分の動きベクトルを先行して実行するかを示す。再生制御部109aは、(ntv - tv) の値が((fv/fb)*r) * PRE_NUMの値よりも小さいと判定した場合(S303−Yes)、タイムカウンタntvの値をntv + (fv/fp) * r の値で更新する(S304)。
一方、(ntv - tv) の値が((fv/fb)*r) * PRE_NUMの値以上であると判定した場合(S303−No)には、図24のS206へ進む。タイムカウンタntvの値が整数値以外であると判定した場合(S302−No)、再生制御部109aは、F[floor(ntv)], F[floor(ntv)+1], ntvを入力パラメータとして動き探索部109bを起動する(S305、)。
次に、再生制御部109aは、変数値を更新する(S306)。
[メモリ更新]:mode[pbank] = 0,cur_sc = (シーンチェンジ検出結果),sc[pbank] =cur_sc
次に、再生制御部109aは、シーンチェンジ検出フラグcur_scの値に基づいてシーンチェンジを検出したか否かを判定する(S307)。シーンチェンジを検出した(cur_sc = 1)と判定した場合(S307−Yes)、再生制御部109aは、タイムカウンタntvの値を ntv -(fv/fp) * rの値で更新する(S308)。
一方、シーンチェンジを検出していない(cur_sc = 0)と判定した場合(S307−No)、再生制御部109aは、pbankの値を(pbank+1) & (MAX_BANK-1)の値で更新する(S309)。
また、シーンチェンジを検出したと判定した場合(S301−Yes)、再生制御部109aは、シーンチェンジの前後のフレーム間の時刻に対応する補間フレームの生成処理を前方からの外挿モードによって実行するか否かを判定する(S310)。前方からの外挿モードで実行すると判定した場合(S310−Yes)、再生制御部109aは、F[floor(ntv)-1], F[floor(ntv)], ntvを入力パラメータとして動き探索部109bを起動する(S311)。
一方、前方からの外挿モード以外で実行すると判定した場合(S310−No)、再生制御部109aは、F[ceil(ntv)], F[ceil(ntv)+1], ntvを入力パラメータとして動き探索部109bを起動する(S312)。
次に、再生制御部109aは、変数値を更新する(S313)。
[メモリ更新]:mode[pbank] = (動き探索モード),sc[pbank] = 1,pbank=(pbank+1)&(MAX_BANK-1)
次に、再生制御部109aは、floor(ntv) の値が floor(ntv+(fv/fb)*r)の値と一致するか否かを判定する(S314)。ここで、floor(ntv) の値が floor(ntv+(fv/fb)*r)の値と一致しないと判定した場合(S314−Yes)、再生制御部109aは、シーンチェンジ検出フラグcur_scを0に初期化し(S315)、図24のS206へ進む。一方、floor(ntv) の値がfloor(ntv+(fv/fb)*r)の値と一致すると判定した場合(S314−No)、シーンチェンジ検出フラグcur_scを更新することなく、図24のS206へ進む。
図26は、動き補償処理(S206)の具体例を示すフローチャートである。
再生制御部109aは、タイムカウンタtvが整数値であるか否かを判定する(S401)。タイムカウンタtvが整数値ではないと判定した場合(S401−No)、再生制御部109aは、補間フレームの挿入モードmode[bank]を判定する(S402)。挿入モードが内挿モードであると判定した場合(S402:mode[bank] = 0)、再生制御部109aは、F[floor(tv)], F[floor(tv)+1], tvを入力パラメータとして動き補償部109dを起動する(S403)。
次に、再生制御部109aは、動き補償部109dにおいて処理した補間フレームI[floor(tv)][floor(tv)+1](tv-floor(tv))を出力画像とし(S404)、S409へ進む。
また、挿入モードが前方からの外挿モードであると判定した場合(S402:mode[bank] = 1)、再生制御部109aは、F[floor(tv)-1], F[floor(tv)], tvを入力パラメータとして動き補償部109dを起動する(S405)。
次に、再生制御部109aは、動き補償部109dにおいて処理した補間フレームI[floor(tv)-1][floor(tv)](tv-floor(tv)-1)を出力画像とし(S406)、S409へ進む。
また、挿入モードが後方からの外挿モードであると判定した場合(S402:mode[bank] = 2)、再生制御部109aは、F[ceil(tv)], F[ceil(tv)+1], tvを入力パラメータとして動き補償部109dを起動する(S407)。
次に、再生制御部109aは、動き補償部109dにおいて処理した補間フレームI[ceil(tv)][ceil(tv)+1](tv-ceil(tv))を出力画像とする(S408)。
そして、再生制御部109aは、変数bank の値を(bank+1)&(MAX_BANK-1)の値で更新し(S409)、図24のS207へ進む。
一方、タイムカウンタtvが整数値と判定した場合(S401−Yes)、再生制御部109aは、フレームF[tv]を出力画像とし(S410)、図24のS207へ進む。
本実施形態に係る動画再生装置100と従来の装置における処理内容の違いは大きく分けて3つある。
(1)動き探索の先行
本実施形態は、動き探索を補間画像出力に対して2タイムスロット分以上先行して行う。これにより、シーンチェンジを検出した際に外挿補間したフレームを、間を空けることなく出力することができる。
(2)シーンチェンジに関連する動き探索の挙動
本実施形態は、シーンチェンジが検出された場合、次のタイムスロットではシーンチェンジフラグを1とした状態で同じ補間フレームに対して再度動き探索を行う。これにより、先行して行っている動き探索の数が減るが、動き探索する必要がない整数位置のフレームを動き探索フレームとして示された際には、その次のフレームを動き探索する。なお、シーンチェンジが検出されている状態での動き探索では、前方または後方から動きベクトルを外挿して行う。動きベクトルを外挿する方向は、外部からの指定またはシーンチェンジ前後の画像情報によって決められる。
(3)シーンチェンジに関連する動き補償の挙動
本実施形態は、動き探索時に内挿、前方からの外挿、後方からの外挿のいずれを行ったかによって、動き補償部109dに入力するフレームを変更する。
このように本実施形態では、シーンチェンジ検出時において、シーンチェンジ前または/および後のフレームから生成して外挿した補間フレームを表示することにより、シーンチェンジ前後での表示の滑らかさを保ちつつ、スロー再生することができる。
<実施形態3>
実施形態3は、スムーズスロー再生時にシーンチェンジを検出した場合、シーンチェンジ前後の表示フレームに対して映像効果を加えて生成した補間フレームを挿入する。
図27は、本実施形態に係る動画再生装置100の再生処理部109の構成例を示すブロック図である。再生処理部109は、補間画像メモリ109fと、映像効果処理部109gを更に備える。
補間画像メモリ109fは、動き補償後の補間画像を保存する。映像効果処理部109gは、フレームメモリ107から入力された複数のフレームまたは補間フレームのうち、連続する2枚以上のフレームの比重(表示比率)を時間軸上の位置関係に基づいて変化させながら重ね合わせる等の映像効果を施した新たなフレームを生成する。
映像効果とは、反転、キーイング、スタイライズ、クロスフェード、ワイプなど一般的な映像処理以外に元画像をそのまま使うことも含む。また、2枚の画像から生成する映像効果の場合は、フレームの再生位置を示す変数により2枚の画像の比重を調整することで実現できる。補間画像メモリ109fと映像効果処理部109gにより映像効果処理手段が構成されている。
図28は、本実施形態の再生処理部109がシーンチェンジを検出しない場合の処理を示す図である。出力画像が動き探索に対して1タイムスロット分のレイテンシを持っている。ここでは、映像効果処理部109gへ入力可能な補間フレームを示すため補間画像メモリ109fの内容も示している。ただし、図28の例では各入力フレーム間の動き探索結果を保存しておき、動き補償部109dにおいて補間フレーム生成に必要な動き探索結果を参照しているため、各入力フレーム間で動き探索は1回行われる。
本実施形態では、シーンチェンジの位置に対応する時刻では動き補償部109dを動作させず、補間画像メモリ109fから読み出した画像を入力として映像効果処理部109gを起動し、補間画像を生成し、再生する。
図29は、シーンチェンジを検出した場合におけるフレームメモリ107の内容、動き探索部109bの処理対象フレーム、シーンチェンジ検出部109eのシーンチェンジ検出結果、動き補償部109dの処理対象フレーム、補間画像メモリ109fの内容、映像効果処理部109gが生成する補間フレームおよび出力画像の時系列での変化を示す図である。フレームF1とF2との間にシーンチェンジが存在する。時刻t4において、フレームF1,F2の動き探索結果に基づくシーンチェンジ検出結果が1となり、時刻t4〜t5間ではフレームF2,F3の間を示す位置まで動き補償を行い、時刻t5〜t7間では動き補償部109dは停止する。また、時刻t5〜t8までは補間画像メモリ109fに格納された2フレームから映像効果を加えた補間フレームの生成・出力処理に移っている。
図30は、図29に対応する出力画像の具体例を示す図である。前方のシーンである補間フレームI01(0.9)に続いて、シーンチェンジ中の補間フレームE12(0.2)が表示されている。補間フレームEは、映像効果を加えたものを示す。E12(0.2)の後には、補間フレームE12(0.5)、E12(0.8)、I23(0.1)が順に表示されている。フレームの再生時間間隔を維持しつつ、映像効果処理を施して再生することによって、シーンチェンジ時も滑らかな表示を保つことができる。
図31は、本実施形態における再生制御部109aの処理例を示すフローチャートである。シーンチェンジ前のシーンにおける末尾の入力フレームもしくは最終表示補間フレームと、シーンチェンジ後のシーンにおける先頭入力フレームもしくは先頭表示補間フレームが映像効果処理部109gへの入力候補となる。
再生制御部109aは、メモリ上に記憶される変数を以下のようにそれぞれ初期化する。変数wpは、動き補償部109dに補間画像メモリの出力バンクを指定する(S501)。変数sv、psvは、動き探索部109bにおける先行処理のための変数である。
[メモリ初期化]:wp = 0,tv = 0,ntv = (fv/fp)*r,psv = 0,sv = 0
次に、再生制御部109aは、F[floor(sv)], F[floor(sv)+1]を入力パラメータとして動き補償部109dを起動する(S502)。
次に、再生制御部109aは、sc[floor(sv), floor(sv)+1] にシーンチェンジ検出結果を格納する(S503)。
次に、再生制御部109aは、変数svの値を sv + (fv/fp)*rの値で更新する(S504)。
次に、再生制御部109aは、変数svの値がceil(ntv)の値よりも小さいか否かを判定する(S505)。変数svの値がceil(ntv)の値よりも小さいと判定した場合(S505−Yes)、S504に戻る。
一方、変数svの値がceil(ntv)の値と判定した場合(S505−No)、再生制御部109aは、動き探索部109bおよび動き補償部109dを順次起動し、その処理結果を取得する(S507)。
次に、再生制御部109aは、映像効果処理部109gを起動し、その処理結果を取得する(S508)。
次に、メモリ上に記憶される変数をそれぞれ更新する(S509)。
[メモリ更新]:tv = ntv,ntv = ntv + (fv/fp) * r,wp = !wp,sc[floor(psv), floor(psv)+1] = (シーンチェンジ検出結果)
そして、再生制御部109aは、次のVSYNCまで待機すると(S510)、スロー再生停止の指示があるまでS507〜S510の処理を繰り返す
図32は、図31のS507に示す動き探索/動き補償処理の具体例を示すフローチャートである。
再生制御部109aは、タイムカウンタntv の値が整数値か否かを判定する(S601)。タイムカウンタntv の値が整数値であると判定した場合(S601−Yes)、再生制御部109aは、F[floor(sv)], F[floor(sv)+1]を入力パラメータとして動き探索部109bを起動する(S602)。
次に、動き探索部109bは、変数psv の値を変数svの値で更新する(S603)。
次に、再生制御部109aは、補間画像メモリ[wp]にフレームF[ntv]を格納し(S604)、図31のS508へ進む。
一方、タイムカウンタntv の値が整数値以外であると判定した場合(S601−No)、再生制御部109aは、ceil(tv)の値が ceil(ntv)の値と等しいか否かを判定する(S605)。ceil(tv)の値が ceil(ntv)の値と等しいと判定した場合(S605−Yes)、S610へ進む。一方、ceil(tv)の値が ceil(ntv)の値と異なると判定した場合(S605−No)、再生制御部109aは、F[floor(sv)], F[floor(sv)+1]を入力パラメータとして動き探索部109bを起動する(S606)。
次に、動き探索部109bは、変数psv の値を変数svの値で更新する(S607)。
次に、動き探索部109bは、変数svの値をsv + (fv/fp)*rの値で更新する(S608)。
次に、動き探索部109bは、変数svの値が ceil(ntv) +1の値よりも小さいか否かを判定する(S609)。変数svの値がceil(ntv) +1の値よりも小さいと判定した場合(S609−No)、S608に戻る。一方、変数svの値がceil(ntv) +1の値と判定した場合(S609−No)、S613へ進む。
また、ceil(tv)の値が ceil(ntv)の値と等しいと判定した場合(S605−Yes)、再生制御部109aは、sc[floor(tv), ceil(tv)] の値が1か否かを判定する(S610)。sc[floor(tv), ceil(tv)] の値が1、すなわち、シーンチェンジ検出時の場合(S610−Yes)、図31のS508へ進む。
一方、sc[floor(tv), ceil(tv)] の値が0の場合(S610−No)、再生制御部109aは、F[floor(tv)], F[ceil(tv)], ntvを入力パラメータとして動き補償部109dを起動する(S611)。
そして、再生制御部109aは、動き補償部109dが生成した補間フレームI[floor(tv)][ceil(tv)](ntv-floor(ntv))を補間画像メモリ[wp]に格納し(S612)、図31のS508へ進む。
また、変数svの値がceil(ntv) +1の値と判定した場合(S609−No)、再生制御部109aは、sc[ceil(tv), ceil(ntv)] の値が1か否かを判定する(S613)。sc[ceil(tv), ceil(ntv)] の値が0の場合(S613−No)、S611へ進む。
一方、sc[ceil(tv), ceil(ntv)] の値が1、すなわち、シーンチェンジ検出時の場合(S613−Yes)、再生制御部109aは、F[floor(sv)], F[floor(sv)+1], svを入力パラメータとして動き補償部109dを起動する(S614)。
そして、再生制御部109aは、動き補償部109dが生成した補間フレームI[floor(sv)][floor(sv)+1](sv-floor(sv))を補間画像メモリ[wp]に格納し(S615)、図31のS508へ進む。
図33は、図31のS508に示す映像効果処理の具体例を示すフローチャートである。
再生制御部109aは、タイムカウンタtvの値が整数値か否かを判定する(S701)。タイムカウンタtvの値が整数値であると判定した場合(S701−Yes)、再生制御部109aは、補間画像メモリ[!wp]に格納されたフレームを出力画像とし(S703)、図32のS509へ進む。
一方、タイムカウンタtvの値が整数値以外であると判定した場合(S701−No)、再生制御部109aは、sc[floor(tv),ceil(tv)] の値が1、すなわち、シーンチェンジ検出時か否かを判定する(S702)。シーンチェンジ検出時ではないと判定した場合(S702−No)、S703へ進む。
一方、シーンチェンジ検出時であると判定した場合(S702−Yes)、再生制御部109aは、補間画像メモリ[wp],補間画像メモリ[!wp], tvを入力パラメータとして映像効果処理部109fを起動する(S704)。
そして、再生制御部109aは、映像効果処理部109fが生成したフレームE[floor(tv)][floor(tv)+1](tv-floor(tv))を出力画像とし(S705)、図32のS509へ進む。
本実施形態に係る動画再生装置100によれば、シーンチェンジの前後の表示の滑らかさを保ちつつ、映像効果によってさらに表示手段の選択肢を増やすことが可能となる。
実施形態3の変形例(1)
第1のシーンから第2のシーンに切り替わるまでは時間関係を維持し、第2のシーンからは時間関係をリセットすることも可能である。図34は、実施形態3の変形例に係る動画再生装置が、0.3倍速再生時にシーンチェンジを検出した場合に出力する画像の時系列における位置関係を示す図である。この場合、補間フレームE12()は補間フレームI01(0.9)と入力フレームF2を用いて補間される。この場合、シーンチェンジを検出した時刻に達したとき、動き補償部を起動せず補間画像メモリにフレームF2を格納すればよい。
実施形態3の変形例(2)
本実施形態における動き探索部109b起動時、フレーム間に補間するフレームの枚数を保持するカウンタを設ける構成としてもよい。図35は、図32のS606〜S609の代わりに実行されるフローチャートである。変数numは、先行して実行している動き探索部109bのためのカウント値であり、変数pnumは、映像効果処理部109gが使用するためのカウント値である。
再生制御部109aは、F[floor(sv)], F[floor(sv)+1]を入力パラメータとして動き探索部109bを起動する(S801)。
次に、再生制御部109aは、変数psv、pnum、numを初期化する(S802)。
[メモリ初期化]:psv = sv,pnum = num,num = 0
次に、再生制御部109aは、変数svを sv + (fv/fp)*rで更新するとともに、変数numに1加算する(S803)。
次に、再生制御部109aは、変数svがceil(ntv)+1よりも小さいか否かを判定する(S804)。ここで、変数svがceil(ntv)+1よりも小さいと判定した場合(S804−Yes)は、S803に戻る。一方、変数svがceil(ntv)と等しいと判定した場合(S804−No)、図32のS613へ進む。
スムーズスロー再生時は再生速度と現在再生位置により入力フレーム間に挿入される補間枚数が変化するが、このカウンタにより、時系列における位置関係の中間点や1/3などに相当するフレームの任意の位置を予め計算でき、目的の位置に入力画像以外の任意の画像を適用することでより多くの映像効果を得ることができる。
例えば、変数ctv = tv + (fv/fp*r)*ceil(pnum/2)とし、ctvの時間位置のフレームをシーンチェンジの時間的中間に位置するフレームとみなして全面黒の画像とする。第1のシーンで最後に再生されるフレームとクロスフェードさせると、自然にブラックアウトしていくシーンを生成できる。同様に、第2のシーンの最初に再生されるフレームと組み合わせると黒からフェードインするシーンを生成できる。また、第1のシーンと第2のシーンの間に補間される枚数が偶数か奇数かによって時間的中間位置に相当するフレームを1枚もしくは2枚と変えることにより第1のシーンが黒へ向かってフェードアウトしている途中で第2のシーンのフェードインが始まってしまう、などの不自然な表示を防ぐことができる。
さらに、変数nをカウンタの値以下である整数としたとき、第1のシーンと第2のシーン間の補間フレームのうちn枚に対して任意パターンの画像P0、P1、・・・P(n-1)を適用し、第1のシーン末尾からP0をシーン1aとし、P1をシーン1b、・・・、Pn-2〜Pn-1をシーン2a、Pnをシーン2b、とそれぞれ異なる映像効果を持たせたシーンを生成し、第1のシーン、シーン1a、シーン1b、・・・シーン2a、シーン2b、・・・第2のシーンと連続して再生させることも可能である。
実施形態3の変形例(3)
実施形態3と実施形態2とを組み合わせることもできる。この場合はシーンチェンジ中も動き補償部109dを起動し、補間画像メモリの内容を更新すればよい。シーンチェンジ前後のフレームを動き探索結果の外挿により補間したフレームに対して映像効果を追加することが可能となる。
<実施形態4>
図36は、本実施形態に係る動画再生装置100のブロック図である。動画再生装置100は、液晶パネルとタッチパネルが一体化されたタブレット端末である。なお、図1の符号と共通する符号は、同一の対象を示す。以下では異なる箇所を詳細に説明する。
ストレージメモリ112は、複数の映像を蓄積可能な大容量ストレージメモリであり、例えばNAND型フラッシュメモリである。タッチパネル部113は、ユーザが指先や専用のペンで画面に触れた際に、センサーが画面上の位置を検知することで対応する動作を行なう。
全体制御部101は、タッチパネル部113からの入力に基づいて、ストレージメモリ112に格納された複数の映像の中から再生映像vを選択する。全体制御部101は、再生映像vをMPEGデコーダ部106に出力し、再生速度rを再生処理部109に出力する。また、全体制御部101は、再生映像とともに表示する、映像内での経過時間を示す画像データや、再生速度を変更するための操作パネルのボタン、操作パネルの質感を表すテクスチャデータなどをフレームメモリ107に書き出す。
MPEGデコーダ部106は、再生映像vに対応するフレームレートfvを含むファイルをストレージメモリ112から読み出す。MPEGデコーダ部106は、ファイル内に指定されているデコード方式で画像をデコードし、その結果をフレームメモリ107に出力する。
GPU113は、フレームメモリ107から画像データやテクスチャデータを読み出して、テクスチャマッピングを行い、フレームメモリ107上の再生処理結果の映像と合成してLCDパネル駆動部110へと出力する。なお、再生処理部109の内部の動作および効果は実施形態1乃至実施形態3のいずれかと同一である。
以上、本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施することが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
100…動画再生装置、
101…全体制御部、
102…赤外線受光部、
103…アンテナ、
104…RFチューナ部、
105…復調部、
106…MPEGデコーダ部、
107…フレームメモリ、
108…画像補正部、
109…再生処理部、
109a…再生制御部、
109b…動き探索部、
109c…動きベクトル記憶部、
109d…動き補償部、
109e…シーンチェンジ検出部、
109f…補間画像メモリ、
109g…映像効果処理部、
110…LCDパネル駆動部、
111…LCDパネル部、
112…ストレージメモリ、
113…タッチパネル部、
114…GPU。

Claims (5)

  1. 連続した複数の入力フレームからなる映像を入力する映像入力手段と、
    前記複数の入力フレームの中から互いに隣接する2枚の入力フレームを用いて、前記2枚の入力フレームの間の時刻に対応する補間フレームを生成する補間画像生成手段と、
    前記映像中のシーンチェンジを検出するとともに、その検出結果に基づいて前記複数の入力フレームまたは前記補間フレームを時系列に出力することによって、前記映像を任意の再生速度で再生する映像再生手段と
    を備え、
    前記映像再生手段は、前記シーンチェンジを検出した場合に、第1のシーンの末尾の入力フレームおよび第2のシーンの先頭の入力フレームの間の時刻に対応する前記補間フレームの表示をスキップし、前記第1のシーンの末尾の入力フレームまたは前記補間フレームの後に前記第2のシーンの入力フレームまたは前記補間フレームを表示する動画再生装置。
  2. 前記映像再生手段は、前記映像上のフレーム番号を示す整数部タイムカウンタおよび前記映像のフレーム間隔未満の時間を示す小数部タイムカウンタからなる入力映像タイムカウンタを有し、
    前記入力映像タイムカウンタは、第1のフレームレートで入力された前記映像を第2のフレームレートで表示する場合、前記第1のフレームレートを前記第2のフレームレートで除した値に、前記再生速度を乗じた値が出力フレームごとに加算されることによって制御され、
    前記映像再生手段は、前記入力映像タイムカウンタが示す時間位置に対応する、前記入力フレームまたは前記補間フレームを選択して再生することを特徴とする請求項1記載の動画再生装置。
  3. 連続した複数の入力フレームからなる映像を入力する映像入力手段と、
    前記複数の入力フレームの中から互いに隣接する2枚の入力フレームを用いて、前記2枚の入力フレームの間の時刻に対応する補間フレームを生成する補間画像生成手段と、
    前記映像中のシーンチェンジを検出するとともに、その検出結果に基づいて前記複数の入力フレームまたは前記補間フレームを時系列に出力することによって、前記映像を任意の再生速度で再生する映像再生手段と、
    を備え、
    前記映像再生手段は、前記シーンチェンジを検出した場合に、第1のシーンの末尾の入力フレームに続けて表示するフレームを、
    前記第1のシーンの末尾の入力フレームおよびその直前の入力フレームに基づいて前記第1のシーンの末尾の入力フレームよりも時間軸上において未来の位置について生成された前方外挿補間フレームを表示する第1の表示パターンと、
    前記第2のシーンの先頭の入力フレームおよびその直後の入力フレームに基づいて前記第2のシーンの先頭の入力フレームより前記時間軸上において過去の位置について生成された後方外挿補間フレームを表示する第2の表示パターンと、
    前記前方外挿補間フレームおよび前記後方外挿補間フレームを組み合わせて表示する第3の表示パターンのいずれかで表示することを特徴とする動画再生装置。
  4. 連続した複数の入力フレームからなる映像を入力する映像入力手段と、
    前記複数の入力フレームの中から互いに隣接する2枚の入力フレームを用いて、前記2枚のフレームの間の時刻に対応する補間フレームを生成する補間画像生成手段と、
    前記複数の入力フレームまたは前記補間フレームのうち、連続する2枚以上のフレームの比重を時間軸上の位置関係に基づいて変化させながら重ね合わせた新たな補間フレームを生成する映像効果処理手段と、
    前記映像中のシーンチェンジを検出するとともに、その検出結果に基づいて前記複数の入力フレーム、前記補間フレーム、または前記新たな補間フレームを時系列に出力することによって、前記映像入力手段に入力された映像を任意の再生速度で再生する映像再生手段と、
    を備え、
    前記映像再生手段は、前記シーンチェンジを検出した場合に、前記映像効果処理手段が前記シーンチェンジの前後の入力フレームの間の時刻に対応して生成した前記新たな補間フレームを前記第1のシーンの末尾の入力フレームまたは前記補間フレームに続けて表示することを特徴とする動画再生装置。
  5. 前記映像再生手段は、通常の再生速度よりも遅い速度で再生することを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか一項記載の動画再生装置。
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