JP2018061130A - 画像処理装置、画像処理方法、及びプログラム - Google Patents

画像処理装置、画像処理方法、及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】撮像されたフレームの動画から動きが滑らかな動画を生成可能にすることを課題とする。
【解決手段】動きベクトル算出部(201)は、動画のフレーム画像間の動きベクトルを算出する。補間フレーム画像生成部(202)は、動きベクトルに基づき、フレーム画像間の時間位置に対応した補間フレーム画像を生成する。動きベクトル信頼度算出部(203)、合成比率算出部(204)、画像合成部(205)は、フレーム画像と補間フレーム画像を用いて、フレーム画像に動きブレを付与する。
【選択図】図2

Description

本発明は、動画を処理する画像処理置、画像処理方法、及びプログラムに関する。
ビデオカメラやスチルカメラ等の撮像装置には、撮影した動画の1フレームを切り出し、静止画として記録等する機能を搭載している機種がある。ユーザーは、このような機能を使うことにより、「鳥が飛び立つ瞬間」といったような決定的瞬間の静止画を比較的容易に得る事が可能となっている。また、テレビやディスプレイ等の表示装置には、撮影した動画のフレーム間に、補間フレームを生成して挿入することにより、高速なフレームレートで表示する機能を搭載している機種がある。このような機能を使うことにより、動きの速い被写体だとしても残像を抑えた滑らかな動きとして表示する事が可能となっている。その他、例えば特許文献1及び特許文献2には、動きベクトル及び動きベクトル信頼度に基づき、補間フレームを生成することで、高速フレームレートの動画を生成する技術が開示されている。
特開2007−74590号公報 特開2009−239726号公報
「鳥が飛び立つ瞬間」といった決定的瞬間を動画で撮影し、その動画から動体ブレのない静止画を切り出すためには、各フレームの露光時間が短い動画を撮影する必要がある。しかしながら、各フレームの露光時間が短い動画から動体ブレの少ない静止画を切り出すことは可能であるが、動画として視聴した際には、動きがカクカクした不自然な動画になってしまうことが多い。
例えば、フレームレートが毎秒60フレーム(フレーム間の時間間隔が1/60秒)で、各フレームの露光時間が1/1000秒の動画の場合、フレーム間において露光しない時間が発生する。露光しない非露光時間は1/60−1/1000=47/3000秒となる。このように、フレーム間の時間間隔に比べ、各フレームの露光時間が非常に短い動画は、フレーム間において長い非露光時間が発生し、フレーム毎の動きブレが繋がらず、被写体の動きがカクカクした不自然なものになってしまう。
そこで、本発明は、撮像されたフレームの動画から動きが滑らかな動画を生成可能にすることを目的とする。
本発明は、動画のフレーム画像間の動きベクトルを算出する算出手段と、前記動きベクトルに基づき、時間的に隣接したフレーム画像間の時間位置に対応した補間フレーム画像を生成する補間手段と、前記フレーム画像と前記補間フレーム画像を用いて、前記フレーム画像に動きブレを付与した動きブレ付与フレーム画像を生成する生成手段と、を有することを特徴とする。
本発明によれば、撮像されたフレームの動画から動きが滑らかな動画を生成することができる。
画像処理装置の一実施形態である撮像装置の概略構成を示す図である。 滑らか動画生成部の概略構成例を示す図である。 滑らか動画生成部の処理の流れを示すフローチャートである。 撮像フレームと露光時間の説明に用いる図である。 動きベクトル算出部の処理の流れを示すフローチャートである。 動きベクトルの算出方法の説明に用いる図である。 補間フレーム画像生成部の処理の流れを示すフローチャートである。 補間フレーム画像の生成方法の説明に用いる図である。 中間補間フレームの破綻の説明に用いる図である。 動きベクトルの信頼度の算出方法の説明に用いる図である。 合成比率の算出方法の説明に用いる図である。
以下、本発明の一実施形態を、添付の図面に基づいて詳細に説明する。本実施形態の画像処理装置は、デジタルカメラやデジタルビデオカメラ、カメラ機能を備えたスマートフォンやタブレット端末等の各種携帯端末、工業用カメラ、車載カメラ、医療用カメラ等に適用可能である。本実施形態では、画像処理装置の一適用例として、デジタルカメラ等の撮像装置を挙げて説明する。
図1は、本実施形態の撮像装置100の概略構成を示す図である。本実施形態の撮像装置100は、各撮像フレーム画像の露光時間が短い動画に対して、補間フレーム画像を用いて動きブレを付与することで、動きが滑らかな動画を生成する機能を有する。
図1に示す撮像装置100において、制御部101は、例えばCPUであり、撮像装置100が備える各ブロックに対する制御プログラムを後述のROM102より読み出し、後述のRAM103に展開して実行する。これにより、制御部101は、撮像装置100が備える各ブロックの動作を制御する。ROM102は、電気的に消去・記録可能な不揮発性メモリであり、撮像装置100が備える各ブロックの動作プログラムに加え、各ブロックの動作に必要なパラメータ等を記憶する。RAM103は、書き換え可能な揮発性メモリであり、制御部101等が実行するプログラムの展開や、撮像装置100が備える各ブロックの動作で生成等されたデータの一時的な記憶等に用いられる。
光学系104は、ズームレンズ、フォーカスレンズを含むレンズ群で構成され、被写体像を後述の撮像部105の撮像面上に結像する。撮像部105は、例えばCCDやCMOSセンサー等の撮像素子であり、光学系104により撮像部105の撮像面上に結像された光学像を光電変換し、得られたアナログ画像信号をA/D変換部106に出力する。A/D変換部106は、入力されたアナログ画像信号をデジタル画像データに変換する。A/D変換部106から出力されたデジタル画像データは、RAM103に一時的に記憶される。
画像処理部107は、RAM103に記憶されている画像データに対して、ホワイトバランス調整、色補間、ガンマ処理など、様々な画像処理を適用する。また、画像処理部107は、後述する滑らか動画生成部200を具備し、RAM103に記憶されている画像に対して動きブレを付与した動きブレ付与動画、つまり動きが滑らかな動画を生成する。
記録部108は、着脱可能なメモリカード等である。記録部108は、画像処理部107で処理された画像データを、RAM103を介し、記録画像として記録する。また、記録部108は、記録している画像データを、RAM103を介し、画像処理部107に出力することもできる。表示部109は、LCD等の表示デバイスであり、RAM103に記憶されている画像や記録部108に記録されている画像の表示、ユーザーからの指示を受け付けるための操作ユーザーインターフェイス画像の表示等を行う。
以下、画像処理部107の動作について、詳細に説明する。本実施形態では、各撮像フレーム画像の露光時間が短い動画に対して、補間フレーム画像を用いて動きブレを付与した動きブレ付与動画(動きが滑らかな動画)を生成する例について説明する。
図2は、画像処理部107が具備する滑らか動画生成部200の概略構成例を示す図である。滑らか動画生成部200は、記録部108に記録された画像データに対して、動きブレを付与し、滑らかな動画を生成する。
滑らか動画生成部200は、図2に示すように、動きベクトル算出部201、補間フレーム画像生成部202、動きベクトル信頼度算出部203、合成比率算出部204、及び画像合成部205を有して構成されている。
滑らか動画生成部200の処理について、図3のフローチャートを参照して説明する。なお、図3のフローチャートに示す各ステップの処理は、ROM102に記憶されているプログラムに基づいて、制御部101が撮像装置100の各部を制御し、また、画像処理部107の滑らか動画生成部200で画像処理が行われることにより実現される。また、図3のフローチャートの各ステップの処理のうちハードウェアを要しない処理、例えばステップS303〜S307の画像処理は、CPU等がプログラムを実行することにより実現されてもよい。これらのことは後述する他のフローチャートでも同様である。
図2のステップS301において、制御部101は、撮像部105が撮像を行う際の撮像フレームレート及び各撮像フレームの露光時間を決定する。撮像フレームレート及び露光時間は、表示部109のユーザーインターフェイスを介し、ユーザーが決定してもよい。また、露光時間は、自動露出制御により制御部101が自動で決定してもよい。自動露出制御による露光時間の決定方法は、例えば、撮像部105の撮像画像の所定領域毎の測光値に基づき露光時間を決定する方法等が挙げられる。詳細は後述するが、ここで決定する露光時間は、撮像フレームレートにおける撮像フレーム間の時間間隔よりも短い時間とする。したがって、撮像部105では、各撮像フレーム画像が動体ブレの少ない画像からなる動画が撮像されることになる。ステップS301の後、制御部101は、ステップS302に処理を進める。
ステップS302の処理は、制御部101による制御の下、撮像部105により行われる。ステップS302において、撮像部105は、制御部101により決定された撮像フレームレート及び露光時間に基づき、光学像を撮像する。この撮像部105から出力されてA/D変換部106でA/D変換された画像データは、RAM103に一時記憶された後、画像処理部107により画像処理がなされる。そして、画像処理部107による画像処理後の画像データは、RAM103による一時記憶を経て、記録部108に記録される。
ここで、撮像部105が撮像する動画について、図4を参照して説明する。図4は、撮像部105が撮像した、例えば撮像N−1フレーム、撮像Nフレーム、撮像N+1フレームのそれぞれの露光時間と、それら撮像フレーム間の時間間隔を示した図である。なお、撮像N−1フレームは撮像Nフレームに対して時間的に一つ前の撮像フレームであり、撮像N+1フレームは撮像Nフレームに対して時間的に一つ後の撮像フレームである。
図4の例では、撮像フレームレートは60fps(フレーム/秒)であり、撮像フレーム間の時間間隔が1/60秒で、撮像N−1フレーム、撮像Nフレーム、撮像N+1フレームの各撮像フレームの露光時間はそれぞれ1/1000秒となされている。すなわち、撮像フレーム間の時間間隔(1/60秒)に比べ、撮像N−1フレーム、撮像Nフレーム、撮像N+1フレームの各撮像フレームの露光時間(1/1000秒)は、非常に短い時間となっている。このように、各撮像フレームの露光時間が非常に短い時間になされている場合、各撮像フレームの画像は動体ブレの少ない画像となり、したがって、この撮像動画から所望の一つのフレームの画像を取り出せば、動きブレの少ない静止画を得ることが可能となる。
一方、撮像フレーム間の時間間隔よりも各撮像フレームの露光時間が非常に短い動画を表示した場合、各撮像フレーム毎の動きブレが繋がらず、被写体等の動きがカクカクした不自然なものになることが多い。このため、詳細は後述するが、本実施形態では、動画の動き被写体に対して動きブレを付与することにより、滑らかな動画を生成可能となされている。このように、本実施形態では、動きが滑らかな動画と動きブレの少ない静止画の両方を得る事が可能となる。
図3のフローチャートに説明を戻す。ステップS302の後、制御部101は、ステップS303に処理を進める。図3のステップS303以降の各処理は、制御部101による制御の下、画像処理部107により行われる。画像処理部107は、ステップS302で記録部108に記録された一つの動画ファイルの動画データを用いて、ステップS303以降の各処理を行う。
ステップS303の処理は、制御部101による制御の下、図2の滑らか動画生成部200の動きベクトル算出部201により行われる。ステップS303において、動きベクトル算出部201は、記録部108に記録された動画の撮像フレーム画像間の順方向動きベクトル及び逆方向動きベクトルを算出する。そして、動きベクトル算出部201は、算出した順方向及び逆方向の動きベクトルを、補間フレーム画像生成部202及び動きベクトル信頼度算出部203に出力する。また、動きベクトル算出部201は、算出した順方向及び逆方向の動きベクトルに対応する相関値を、動きベクトル信頼度算出部203に出力する。
ここで、ステップS303で行われる動きベクトルの算出方法について、図5及び図6を参照して説明する。図5は、動きベクトル算出部201による動きベクトルの算出処理を示すフローチャートである。図6は、ブロックマッチング法による動きベクトルの算出方法を示す図である。なお、本実施形態では、動きベクトルの算出手法として、ブロックマッチング法を例に挙げて説明するが、動きベクトルの算出手法はこの例に限定されず、例えばオプティカルフロー法でもよい。
図5のフローチャートのステップS501において、動きベクトル算出部201には、記録部108に記録されている動画データの、時間的に隣接する2枚の撮像フレーム画像が入力される。そして、動きベクトル算出部201は、順方向の動きベクトルを算出する場合には、時間的に前の撮像フレームを基準撮像フレームに設定し、時間的に後の撮像フレームを参照撮像フレームに設定する。また、動きベクトル算出部201は、逆方向の動きベクトルを算出する場合には、時間的に後の撮像フレームを基準撮像フレームに設定し、時間的に前の撮像フレームを参照撮像フレームに設定する。ステップS501の後、動きベクトル算出部201の処理はステップS502に進む。
ステップS502では、動きベクトル算出部201は、図6のように、基準撮像フレーム601において、N×N画素の基準ブロック602を配置する。ステップS502の後、動きベクトル算出部201の処理はステップS503に進む。
ステップS503では、動きベクトル算出部201は、図6のように、参照撮像フレーム603に対し、基準撮像フレーム601の基準ブロック602の中心座標と同座標604の周囲(N+n)×(N+n)画素を、探索範囲605として設定する。ステップS503の後、動きベクトル算出部201の処理はステップS504に進む。
ステップS504では、動きベクトル算出部201は、基準撮像フレーム601の基準ブロック602と、参照撮像フレーム603の探索範囲605内に存在する異なる座標のN×N画素の参照ブロック606との相関演算を行い、相関値を算出する。相関値は、基準ブロック602及び参照ブロック606の画素に対する、フレーム間差分絶対値和に基づき算出する。つまり、差分絶対値和の値が最も小さい座標が、最も相関値が高い座標となる。なお、相関値の算出方法は、差分絶対値和を求める方法に限定されず、例えば差分二乗和や正規相互相関値に基づく相関値を算出する方法でもよい。図6の例では、参照ブロック606が最も相関が高いことを示しているとする。ステップS504の後、動きベクトル算出部201の処理はステップS505に進む。
ステップS505では、動きベクトル算出部201は、ステップS504で求めた最も高い相関値を示す参照ブロック座標に基づき動きベクトルを算出する。図6の例の場合、参照撮像フレーム603の探索範囲605の中で、基準撮像フレーム601の基準ブロック602の中心座標に対応した同座標604と、参照ブロック606の中心座標とを基に動きベクトルが求められる。つまり、同座標604から参照ブロック606の中心座標までの方向と距離で表される動きベクトルが求められる。ステップS505の後、動きベクトル算出部201の処理はステップS506に進む。
ステップS506では、動きベクトル算出部201は、基準撮像フレーム601の全画素について動きベクトルを算出したか否か判定する。動きベクトル算出部201は、ステップS506において全画素の動きベクトルを算出していないと判定した場合には、ステップS502に処理を戻す。そして、ステップS502では、動きベクトルが算出されていない画素を中心として前述した基準撮像フレーム601にN×N画素の基準ブロック602が配置され、以下前述同様に、ステップS503からステップS505の処理が行われる。すなわち、動きベクトル算出部201は、図6の基準ブロック602を移動させながら、ステップS502からステップS505までの処理を繰り返して、基準撮像フレーム601の全画素の動きベクトルを算出する。なお、動きベクトル算出部201は、全画素の動きベクトルを算出するのではなく、所定画素毎に動きベクトルを算出してもよい。ステップS506の後、動きベクトル算出部201の処理はステップS507に進む。
ステップS507では、動きベクトル算出部201は、順方向の動きベクトル及び逆方向の動きベクトルの算出が完了したか否か判定する。動きベクトル算出部201は、ステップS507において、順方向と逆方向の何れかの動きベクトルの算出が完了していないと判定した場合には処理をステップS501に処理を戻す。そして、ステップS501では、順方向と逆方向の何れか動きベクトルの算出が完了していない方について、前述同様に基準撮像フレーム、参照撮像フレームの設定が行われる。例えば、逆方向の動きベクトルの算出が完了していない場合には、時間的に後の撮像フレームが基準撮像フレームに設定され、時間的に前の撮像フレームが参照撮像フレームに設定され、以下前述同様に、ステップS502からステップS506の処理が行われる。一方、ステップS507において、順方向の動きベクトル及び逆方向の動きベクトルの算出が完了したと判定した場合、動きベクトル算出部201は、図5のフローチャートの処理を終了する。
ここまでの処理は時間的に隣接する2枚の撮像フレーム画像に対する処理であり、図5のフローチャートの処理は、記録部108に記録されている一つの動画ファイルの動画データ内の隣接した2枚の撮像フレーム毎に行われる。すなわち、動きベクトル算出部201では、以上述べたような方法により、動画を構成する全ての撮像フレームについて動きベクトルを算出する。
図3のフローチャートに説明を戻す。ステップS303の後、制御部101は、ステップS304に処理を進める。ステップS304の処理は、制御部101による制御の下、補間フレーム画像生成部202にて行われる。図3のステップS304において、補間フレーム画像生成部202は、撮像フレーム画像と動きベクトルに基づき、補間フレーム画像を生成する。
以下、補間フレーム画像生成部202にて行われる補間フレーム画像の生成について、図7及び図8を参照して説明する。図7は、補間フレーム画像生成部202による補間フレーム画像の生成処理を示すフローチャートである。図8は、例えば撮像Nフレーム画像と撮像N+1フレーム画像に基づき、補間フレーム画像を生成する方法の説明に用いる図である。
図7のステップS701において、補間フレーム画像生成部202は、図8の撮像Nフレームと撮像N+1フレームの間に生成する補間フレームの枚数を決定する。具体的には、補間フレーム画像生成部202は、下記式(1)のように、隣接撮像フレーム間の時間及び撮像フレームの露光時間に応じて補間フレームの枚数を決定する。
枚数=(隣接撮像フレーム間の時間/撮像フレームの露光時間)−1 式(1)
なお、補間フレームの枚数は、整数になるように切り捨て等の丸め処理が行われて決定される。例えば、撮像フレームレートが毎秒60フレーム(隣接撮像フレーム間の時間は1/60秒)、撮像フレームの露光時間が1/1000秒の場合、補間フレームの枚数は16枚となる。ステップS701の後、補間フレーム画像生成部202の処理はステップS702に進む。
ステップS702では、補間フレーム画像生成部202は、図8の撮像Nフレームと撮像N+1フレームとの間に生成する各補間フレームのそれぞれの時間的な位置を決定する。具体的には、補間フレーム画像生成部202は、撮像Nフレームと撮像N+1フレームとの間の時間間隔内において、ステップS701で算出した枚数分の補間フレームが均等な時間間隔になるように、各補間フレームの時間位置を決定する。ステップS702の後、補間フレーム画像生成部202の処理はステップS703に進む。
ステップS703では、補間フレーム画像生成部202は、ステップS702で決定した各補間フレームのそれぞれの時間位置に応じて、前述の動きベクトルに対する補正を行う。動きベクトルの補正について、図8を参照して説明する。図8では、隣接撮像フレーム間の時間を「1」とした場合において、撮像Nフレームから5/17だけ時間的に離れた位置に、補間フレームが生成される例を示している。補間フレーム画像生成部202は、この時間位置に対応する補間フレームに対しては、撮像Nフレームから撮像N+1フレームへの順方向動きベクトルの長さを5/17倍するような補正を行う。同様に、補間フレーム画像生成部202は、撮像N+1フレームから撮像Nフレームへの逆方向動きベクトルの長さを12/17倍するような補正を行う。動きベクトルの長さを補正する処理はゲイン補正に相当する処理となる。このように、補間フレーム画像生成部202は、動きベクトルの長さに対して、補間フレームの時間位置に応じたゲイン処理を行って、順方向補正動きベクトル及び逆方向補正動きベクトルを算出する。ステップS703の後、補間フレーム画像生成部202の処理はステップS704に進む。
ステップS704では、補間フレーム画像生成部202は、図8のように、撮像Nフレームと順方向補正動きベクトルとに基づき、順方向中間補間フレーム画像を生成する。また、補間フレーム画像生成部202は、撮像N+1フレームと逆方向補正動きベクトルとに基づき、逆方向中間補間フレーム画像を生成する。
以下、補間フレーム画像生成部202が、撮像Nフレーム画像と順方向補正動きベクトルに基づき順方向中間補間フレーム画像を生成する方法について説明する。
補間フレーム画像生成部202は、補間フレーム画像の補間対象座標の画素値を生成するために、先ず、撮像Nフレーム画像における各順方向補正動きベクトルの中で、ベクトル終点座標が補間対象座標の近傍に存在する順方向補正動きベクトルを検出する。そして、補間フレーム画像生成部202は、その検出した順方向補正動きベクトルの始点座標における撮像Nフレーム画像の画素値を、補間対象座標の画素値とする。なお、補間フレーム画像生成部202は、順方向補正動きベクトルの終点座標が、補間対象座標の近傍に存在しない場合には、補間フレーム画像の補間対象座標の画素は欠落画素であるとして、その画素値を"0"とする。
次に、補間フレーム画像生成部202が、撮像N+1フレーム画像と逆方向補正動きベクトルに基づき逆方向中間補間フレーム画像を生成する方法について説明する。
補間フレーム画像生成部202は、補間フレーム画像の補間対象座標の画素値を生成するために、先ず、撮像N+1フレーム画像における各逆方向補正動きベクトルの中で、ベクトル終点座標が補間対象座標の近傍に存在する逆方向補正動きベクトルを検出する。そして、補間フレーム画像生成部202は、その検出した逆方向補正動きベクトルの始点座標における撮像N+1フレーム画像の画素値を、補間対象座標の画素値とする。なお、補間フレーム画像生成部202は、逆方向補正動きベクトルの終点座標が、補間対象座標の近傍に存在しない場合には、補間フレーム画像の補間外相座標の画素は欠落画素であるとして、その画素値を"0"とする。ステップS704の後、補間フレーム画像生成部202の処理はステップS705に進む。
ステップS705では、補間フレーム画像生成部202は、順方向中間補間フレーム画像と逆方向中間補間フレーム画像とを、補間フレーム画像の時間位置と欠落画素情報に基づき合成することにより、補間フレーム画像を生成する。
以下、補間フレーム画像生成部202が、順方向中間補間フレーム画像と逆方向中間補間フレーム画像とを合成する中間補間フレーム合成処理について説明する。
補間フレーム画像生成部202は、補間フレーム画像の補間対象座標における順方向及び逆方向の中間補間フレーム画像の画素が両方共に欠落画素ではない場合には、それら順方向及び逆方向の中間補間フレーム画像の同座標画素値を合成する。そして、補間フレーム画像生成部202は、その合成した同座標画素値を、補間フレーム画像の画素値とする。ここで、同座標画素値を合成する際の合成割合(以下、中間合成割合と表記する。)は、撮像Nフレームに対する順方向中間補間フレームの時間位置と、撮像N+1フレームに対する逆方向中間補間フレームの時間位置とに応じて算出される。具体的には、補間フレーム画像生成部202は、撮像Nフレーム及び撮像N+1フレームに対する補間フレームの時間的な距離を算出し、その時間的な距離が小さいほど、高くなる中間合成割合を求める。図8では、撮像Nフレームと撮像N+1フレームとの間の時間間隔を「1」とした場合において、補間フレーム画像が、撮像Nフレームから5/17、撮像N+1フレームから12/17だけ離れた時間位置に生成される例を示している。この場合、補間フレーム画像生成部202は、順方向中間補間フレーム画像の中間合成割合を12/17とし、逆方向中間補間フレーム画像の中間合成割合を5/17として、それらの同座標画素値の合成を行う。
一方、補間フレーム画像の補間対象座標における順方向及び逆方向の中間補間フレーム画像の画素のうちどちらか一方が欠落画素である場合、補間フレーム画像生成部202は、欠落画素ではない方の画素値を補間フレーム画像の画素値とする。また、補間対象座標における順方向及び逆方向の中間補間フレーム画像の両画素が欠落画素である場合、補間フレーム画像生成部202は、その補間対象座標の近傍領域の欠落画素でない複数画素値の平均値を、補間フレーム画像の画素値とする。ステップS705の後、補間フレーム画像生成部202の処理はステップS706に進む。
ステップS706では、補間フレーム画像生成部202は、ステップS701で算出した枚数分の全ての補間フレーム画像の生成が完了したか否かを判定する。そして、補間フレーム画像生成部202は、全ての補間フレーム画像の生成が完了していないと判定した場合には、ステップS702に処理を戻す。この場合、ステップS702では、未生成の補間フレームについて時間位置の決定が行われ、その後ステップS703からステップS705までの処理が行われる。このように、補間フレーム画像生成部202は、全ての補間フレーム画像の生成が完了していない場合には、ステップS702からステップS705までの処理を繰り返す。そして、補間フレーム画像生成部202は、ステップS706で全ての補間フレーム画像の生成が完了したと判定した場合、図7のフローチャートの処理を終了する。
なお、例えば誤った動きベクトルを用いて補間フレーム画像を生成してしまった場合、正しい動きを再現した補間フレーム画像を生成できなくなる。この場合、表示部109に表示された動画は、補間フレーム画像上の被写体が分離してしまったり、透過してしまったりといった破綻した動画になって見えることになる。このような補間フレーム画像に発生する破綻の具体例を、図9(a)と図9(b)を参照して説明する。図9(a)と図9(b)は、図7のステップS703で補正された動きベクトルを用いた中間補間フレーム画像の生成の様子を示した図であり、正しい補正動きベクトルを用いた場合と誤った補正動きベクトルが用いられた場合の違いを示す図である。なお、以下に説明することは、順方向補正動きベクトルと逆方向補正動きベクトルの何れについても当てはまるため、ここではそれらを区別せずに補正動きベクトルとのみ表記する。同様に、順方向中間補間フレームと逆方向中間補間フレームについてもそれらを区別せずに中間補間フレームとのみ表記する。
図9(a)は、撮像フレームに近い時間位置の中間補間フレーム画像を示した図である。図9(a)の例は、補間対象座標901と、動きベクトルの終点座標が補間対象座標901に存在する正しい補正動きベクトル902と、動きベクトルの終点座標が補間対象座標901に存在する誤った補正動きベクトル904との関係を示している。
前述したように、補間フレーム画像生成部202は、図7のステップS704において、中間補間フレーム画像の生成の際、補正動きベクトルの終点座標が、補間対象座標の近傍に存在する補正動きベクトルを検出する。そして、補間フレーム画像生成部202は、その検出した補正動きベクトルの始点座標における撮像フレーム画像の画素値を、補間対象座標の画素値とする。図9(a)において、補間対象座標901の画素値の正しい値は、正しい補正動きベクトル902の始点座標903における撮像フレームの画素値である。一方、誤った補正動きベクトル904が用いられた場合、補間対象座標901の画素値は、誤った補正動きベクトル904の始点座標905における撮像フレーム画像の画素値となる。つまり、正しい補正動きベクトル902の始点座標903から距離906だけ離れた座標である誤った補正動きベクトル904の始点座標905の画素値が、補間対象座標901の画素値となされてしまう。
図9(b)は、撮像フレームから遠い時間位置の中間補間フレーム画像を示した図である。図9(b)の例は、補間対象座標911と、動きベクトル終点が補間対象座標911に存在する正しい補正動きベクトル912と、動きベクトル終点が補間対象座標911に存在する誤った補正動きベクトル914との関係を示している。
図9(b)において、補間対象座標911の画素値の正しい値は、正しい補正動きベクトル912の始点座標903における撮像フレーム画像の画素値である。ここで、誤った補正動きベクトル914が用いられた場合、補間対象座標911の画素値は、誤った補正動きベクトル914の始点座標915における撮像フレーム画像の画素値となる。つまり、正しい補正動きベクトル912の始点座標903から距離916だけ離れた座標である誤った補正動きベクトル914の始点座標915の画素値が、補間対象座標911の画素値となされてしまう。
図9(a)の距離906と図9(b)の距離916を比較すると、距離916の方が長い。これは、撮像フレームから遠い時間位置の中間補間フレーム画像を生成するときの方が、補正動きベクトルを算出する際のゲインが大きいことに起因する。つまり、長い補間動きベクトルを用いて生成する中間補間フレーム画像の方が、正しい補正動きベクトルの始点座標と誤った補正動きベクトルの始点座標との距離が長くなる傾向がある。また、画像は、一般に近い座標の画素値ほど高い相関性を有するという特性があるため、正しい座標から離れた位置にある画素値を補間対象座標の画素値とした場合ほど、破綻する可能性が高くなる。これらのことから、距離906が短く、撮像フレームに近い時間位置の中間補間フレーム画像ほど破綻が目立ち難く、距離916が長く、撮像フレームから遠い時間位置の中間補間フレーム画像ほど破綻が目立ち易くなる傾向がある。
したがって、このような破綻を目立ち難くするために、補間フレーム画像生成部202は、前述したように、図7のステップS705では撮像フレームと補間フレームの時間的な距離が小さいほど、高い中間合成割合による合成を行うようになされている。
そして、本実施形態の滑らか動画生成部200は、前述のようにして生成した各補間フレーム画像を撮像フレーム画像に対して合成することを、撮像フレーム毎に行うことで、動きブレを付与した動画を生成する。
しかしながら、例えば、撮像Nフレームと撮像N+1フレームの両方から時間的距離が遠い補間フレーム画像、つまり撮像フレームの中間付近の時間的位置の各補間フレーム画像は、後述するように破綻が最も目立ち易い補間フレーム画像になる可能性が高い。
本実施形態では、撮像Nフレームと撮像N+1フレームの両方から時間的距離が遠い補間フレーム画像で破綻が目立ち易くなることを考慮し、滑らか動画生成部200は、撮像フレーム画像と各補間フレーム画像の合成比率を決定している。詳細は後述するが、本実施形態において、撮像フレーム画像と各補間フレーム画像を合成する際の合成比率は、補間フレーム画像の破綻度合いに基づいて決定される。補間フレーム画像の破綻度合いは、時間的に前及び後に隣接する撮像フレーム画像と各補間フレーム画像との間の時間的距離と、動きベクトルの信頼度とに基づいて求められる。すなわち前述したように、撮像フレームと各補間フレームの時間的距離が遠ければ補間フレーム画像は破綻し易くなり、また、後述する動きベクトルの信頼度が低い場合も補間フレーム画像の破綻の可能性が高くなる。このため、本実施形態では、後述するように、撮像フレームと各補間フレームの時間的距離と、動きベクトルの信頼度とに基づいて補間フレームの破綻度合いを求め、その破綻度合いを基に合成比率を決定している。
以下、本実施形態の滑らか動画生成部200において、撮像フレーム画像と各補間フレーム画像を合成する際の合成比率について詳細に説明する。
図3のフローチャートに説明を戻す。ステップS304の後、制御部101は、ステップS305に処理を進める。ステップS305の処理は、制御部101による制御の下、動きベクトル信頼度算出部203にて行われる。ステップS305において、動きベクトル信頼度算出部203は、動きベクトル算出部201が求めた動きベクトルとその動きベクトル算出時に得られた相関値の少なくとも一方に基づき、撮像フレーム毎に順方向及び逆方向の動きベクトルの信頼度を算出する。詳細は後述するが、動きベクトル信頼度算出部203は、順方向及び逆方向の動きベクトルの信頼度を、着目画素の近傍領域の各画素の動きベクトルのばらつきに基づくばらつき信頼度と相関値に基づく相関値信頼度との和により算出する。なお、動きベクトルの信頼度は、順方向と逆方向の何れの動きベクトルの場合でも同様に求められるため、ここではそれらを区別せずに動きベクトルの信頼度とのみ表記する。
先ず、近傍領域の動きベクトルのばらつきに基づくばらつき信頼度について、図10(a)を参照して説明する。
動きベクトル信頼度算出部203は、撮像フレームの着目画素の近傍領域内における、動きベクトルの長さのばらつき信頼度と、動きベクトルの方向のばらつき信頼度との和に基づき、動きベクトルのばらつき信頼度を算出する。具体的には、動きベクトル信頼度算出部203は、動きベクトルの長さのばらつきと方向のばらつきを、着目画素の近傍領域内における動きベクトルの長さの標準偏差と動きベクトルの方向の標準偏差に基づき算出する。さらに、動きベクトル信頼度算出部203は、例えば図10(a)に示すようなばらつき信頼度特性を基に、動きベクトルの長さのばらつき信頼度と動きベクトルの方向のばらつき信頼度を求める。例えば動きベクトルの長さのばらつきを例に挙げた場合、動きベクトルの長さのばらつきの値が、所定値R1以下の場合には高いばらつき信頼度VR1が得られ、所定値R2(R1<R2)以上の場合には低いばらつき信頼度VR2が得られる。また、動きベクトルの長さのばらつきの値が、所定値R1より大きく所定値R2未満の場合には、ばらつき信頼度VR1からVR2までの間の、動きベクトルの長さのばらつきの値に応じたばらつき信頼度が得られる。なお、図10(a)のばらつき信頼度特性は、動きベクトルの長さのばらつきと動きベクトルの方向のばらつきに対し、同じ特性が設定されていてもよいし、それぞれについて異なる特性として設定されていてもよい。また、図10(a)に示すばらつき信頼度特性は予め用意されていてもよいし、動きベクトル信頼度算出部203が生成してもよい。動きベクトル信頼度算出部203では、図10(a)のばらつき信頼度特性を基に、概ね、動きベクトルの長さのばらつきが小さいほど高いばらつき信頼度が決定される。同様に、動きベクトル信頼度算出部203では、図10(a)のばらつき信頼度特性を基に、概ね、動きベクトルの方向のばらつきが小さいほど高いばらつき信頼度が決定される。そして、動きベクトル信頼度算出部203は、それら動きベクトルの長さのばらつき信頼度と、動きベクトルの方向のばらつき信頼度との和を、動きベクトルのばらつき信頼度として算出する。
次に、近傍領域の動きベクトルの相関値に基づく相関値信頼度について図10(b)を参照して説明する。
動きベクトル信頼度算出部203は、図5のステップS505において算出された動きベクトルの相関値に基づき、相関値信頼度を算出する。具体的には、動きベクトル信頼度算出部203は、例えば図10(b)に示すような相関値信頼度特性を基に、動きベクトルの相関値信頼度を求める。なお、図10(b)に示す相関値信頼度特性は予め用意されていてもよいし、動きベクトル信頼度算出部203が生成してもよい。例えば動きベクトルの相関値が、所定値C1以上の場合には高い相関値信頼度VC1が得られ、所定値C2(C2<C1)以下の場合には低い相関値信頼度VC2が得られる。また、動きベクトルの相関値が、所定値C2より大きく所定値C1未満の場合には、相関値信頼度VC2からVC1までの間の、動きベクトルの相関値に応じた相関値信頼度が得られる。すなわち、動きベクトル信頼度算出部203では、図10(b)の相関値信頼度特性を基に、概ね、動きベクトルの相関値が大きいほど高い相関値信頼度が決定される。
さらに、動きベクトル信頼度算出部203は、前述のようにして求めた動きベクトルのばらつき信頼度と動きベクトルの相関値信頼度との和により、動きベクトルの信頼度を算出する。また、動きベクトル信頼度算出部203は、撮像フレームの各画素の動きベクトル毎に算出した動きベクトル信頼度を、フレーム画像全体で平均化した値を、その撮像フレームの動きベクトル信頼度とする。このように、動きベクトル信頼度算出部203は、順方向及び逆方向の動きベクトルそれぞれに対し、前述したようにして動きベクトルの信頼度を算出する。
なお、前述の説明では、動きベクトル毎の信頼度の平均を求めて動きベクトルの信頼度とする例を挙げたが、動きベクトルの信頼度の算出方法はこれに限ったものではない。例えば、動きベクトル信頼度算出部203は、動きベクトル毎の信頼度の平均を求める処理に加え、フレーム画像全体の動きベクトルの信頼度の最小値を加味して動きベクトルの信頼度を調整してもよい。この例の場合、例えば局所的に信頼度が低い領域が存在する場合に、フレーム画像全体の動きベクトル信頼度を小さくするように制御することができる。
また、前述したようにフレーム画像全体で動きベクトルの信頼度を平均化する際、動きベクトルの信頼度が以下の第1〜第3の条件の何れかを満たす場合には、それに該当する動きベクトルの信頼度を除外してもよい。
・第1の条件:動きベクトル信頼度が低い領域の大きさが、所定値よりも小さい。
・第2の条件:動きベクトル信頼度が低い領域が、画面端から所定範囲内に位置する。
・第3の条件:動きベクトル信頼度が低い領域が、主被写体から離れた領域に位置する。
図3のフローチャートに説明を戻す。ステップS305の後、制御部101は、ステップS306に処理を進める。ステップS306の処理は、制御部101による制御の下、合成比率算出部204にて行われる。
図3のステップS306において、合成比率算出部204は、動きベクトルの信頼度、及び撮像フレームと各補間フレームの時間的距離に基づき、撮像Nフレーム画像及び各補間フレーム画像の合成比率を算出する。すなわち、合成比率算出部204は、撮像フレーム画像と各補間フレーム画像の時間的距離と動きベクトルの信頼度を基に補間フレームの破綻度合いがどの程度になるかを判断して、その破綻度合いを基に合成比率を決定している。
以下、動きベクトルの信頼度、及び撮像フレームと各補間フレームの時間的距離に基づき、撮像Nフレーム及び各補間フレームの合成比率を算出する方法について、図11(a)〜図11(d)を参照して説明する。
図11(a)は、撮像Nフレームと撮像N+1フレーム、及びそれら撮像フレーム間に生成された各補間フレームの時間位置を示す図である。図11(a)の左端の実線が撮像Nフレーム、右端の実線が撮像N+1フレーム、各破線がそれぞれ補間フレームの時間位置を示している。また、図11(b)〜図11(d)は、それぞれ横軸が図11(a)の横軸の時間と対応しており、縦軸は合成比率を示している。
図11(b)は、順方向及び逆方向の動きベクトルの信頼度が高い場合の、撮像フレーム画像及び各補間フレーム画像の合成比率を示した図である。ここで、順方向及び逆方向の動きベクトルの信頼度が高い場合、それら各補間フレーム画像の破綻は少ない(破綻度合いは低い)と考えられる。したがって、合成比率算出部204は、順方向及び逆方向の動きベクトルの信頼度の値が所定の第1の閾値以上である場合には、図11(b)に示す合成比率算出特性により、全ての画像に対する合成比率を同じ所定の比率とする。すなわち、全てのフレーム画像に対する合成比率が同じ所定の比率になされた場合、撮像Nフレームと撮像N+1フレームとの間の非露光期間において、均等間隔の時間位置に生成した各補間フレーム画像を一定の所定の合成比率で合成することができる。この場合、あたかも撮像Nフレームと撮像N+1フレームの間の時間間隔と同じ露光時間で撮像したかのような動きブレ付与フレーム画像が生成されることになる。なお、図11(b)に示す合成比率算出特性は、予め用意されていてもよいし、合成比率算出部204が生成してもよい。
図11(c)は、順方向及び逆方向の動きベクトルの信頼度が低い場合の、撮像フレーム画像及び各補間フレーム画像の合成比率を示した図である。ここで、順方向及び逆方向の動きベクトルの信頼度が低い場合、各補間フレーム画像の破綻が多く(破綻度合いが高く)発生するようになると考えられる。また、補間フレーム画像の破綻度合いは、前述したように、撮像Nフレーム及び撮像N+1フレームの両撮像フレームからの時間的距離が遠い補間フレーム画像ほど大きくなり、その補間フレーム画像の破綻が目立ち易くなると考えられる。このため、合成比率算出部204は、順方向及び逆方向の動きベクトルの信頼度が所定の第1の閾値より低い場合には、撮像Nフレーム及び撮像N+1フレームの両撮像フレームからの時間的距離が遠い補間フレーム画像の合成比率を低くする。具体的には、合成比率算出部204は、図11(c)に示す合成比率算出特性により、撮像Nフレームと撮像N+1フレームとの間の時間的中間付近の補間フレーム画像に対する合成比率を低くする。この図11(c)の合成比率算出特性の場合、撮像Nフレーム又は撮像N+1フレームからの時間的距離が所定の第1の距離より遠い範囲V2内の補間フレームに対する合成比率は低い比率となされる。一方、撮像Nフレーム又は撮像N+1フレームからの時間的距離が所定の第2の距離(第2の距離<第1の距離)以内の近い範囲V1内の補間フレームに対する合成比率は高い比率となされる。また、撮像Nフレーム又は撮像N+1フレームからの時間的距離が第1の距離と第2の距離との間の補間フレーム画像に対する合成比率は、それらの時間的距離に応じた比率となされる。このように、撮像Nフレーム又は撮像N+1フレームからの時間的距離が所定の第1の距離より遠い範囲V2内の補間フレーム画像に対する合成比率を低くすることにより、破綻の少ない補間フレーム画像を重視した合成比率による合成が可能となる。これにより、破綻の残留が少ない動きブレ付与フレーム画像が生成可能となる。なお、図11(c)に示す合成比率算出特性は、予め用意されていてもよいし、合成比率算出部204が生成してもよい。
図11(d)は、順方向の動きベクトルの信頼度が高く、逆方向の動きベクトルの信頼度が低い場合の、撮像フレーム画像及び各補間フレーム画像の合成比率を示す図である。この場合、撮像Nフレーム画像から生成された中間補間フレーム画像の破綻度合いは低くなり、撮像N+1フレーム画像から生成された中間補間フレーム画像の破綻度合いは高くなると考えられる。また、図7のステップS705で説明したように、補間フレーム画像は、順方向及び逆方向の中間補間フレーム画像が時間的位置に応じて合成されて生成されるため、撮像N+1フレームに近い位置の補間フレーム画像ほど破綻度合いが高くなると考えられる。このため、合成比率算出部204は、撮像Nフレームからの時間的距離が遠く、撮像N+1フレームからの時間的距離が近い補間フレーム画像に対する合成比率を低い比率にする。具体的には、合成比率算出部204は、図11(d)の合成比率算出特性により、撮像Nフレームからの時間的距離が第1の距離以内の近い範囲V1内の補間フレーム画像に対する合成比率を高くする。一方、合成比率算出部204は、撮像Nフレームからの時間的距離が所定の第2の距離(第2の距離<第1の距離)より遠い範囲V2内の補間フレーム画像に対する合成比率を低くする。また、撮像Nフレームからの時間的距離が第1の距離と第2の距離との間の補間フレーム画像に対する合成比率は、それらの時間的距離に応じた比率となされる。このように、撮像Nフレームからの時間的距離が遠い(撮像N+1フレームからの時間的距離が近い)補間フレーム画像に対する合成比率を低くすることにより、破綻の少ない補間フレーム画像を重視した合成比率による合成が可能となる。これにより、破綻の残留が少ない動きブレ付与フレーム画像が生成可能となる。なお、図11(d)に示す合成比率算出特性は、予め用意されていてもよいし、合成比率算出部204が生成してもよい。
なお、合成比率算出部204は、例えば順方向及び逆方向の動きベクトルの信頼度が共に低い場合にも図11(d)のような合成比率を算出してもよい。
また、図11(c)のように中間付近の補間フレーム画像の合成比率を低くした場合、動きブレ付与フレーム画像は多重像になる可能性がある。この動画を表示させた場合、その多重像は目立ち難くはなるが、多重像の発生を抑制するために、図11(d)のように撮像Nフレームに近い補間フレーム画像の合成比率のみを高くして合成してもよい。
図3のフローチャートに説明を戻す。ステップS306の後、制御部101は、ステップS307に処理を進める。ステップS307の処理は、制御部101による制御の下、画像合成部205にて行われる。
図3のステップS307において、画像合成部205は、撮像フレーム画像及び各補間フレーム画像を合成して、動きブレ付与フレーム画像を生成して出力する。例えば、画像合成部205は、撮像Nフレーム画像及び各補間フレーム画像をステップS306で算出した合成比率に基づき合成し、動きブレ付与フレーム画像を生成して出力する。すなわち、生成された複数の動きブレ付与フレーム画像からなる動きブレ付与動画は、撮像部105にて撮像された撮像フレームレートと同じフレームレートの動画となる。また、本実施形態によれば、破綻度合いが大きくなる可能性が高い補間フレーム画像の合成比率が低くなされた合成が行われているため、動きブレ付与フレーム画像に破綻が残留し難く、画質の低下を防ぐことが可能となる。
なお、例えば動きベクトルの信頼度の値が、前述した所定の第1の閾値より小さい第2の閾値よりも低い場合には、撮像フレーム画像及び各補間フレーム画像を合成して、動きブレを付与する方法を採らなくてもよい。例えば、順方向又は逆方向の動きベクトルに基づき、撮像Nフレームに対して1次元空間フィルタ処理を施すことで動体ブレを付与するようにしてもよい。この場合、1次元空間フィルタのタップ数は、動きベクトルの長さとし、1次元空間フィルタの方向は、動きベクトルの方向とする。
また、本実施形態では、動きベクトルの信頼度はフレーム全体で平均化した値とする例を挙げたが、動きベクトルの信頼度はこれに限ったものではない。例えば、補間フレームの画素毎に動きベクトルの信頼度を算出してもよい。この場合、図7のステップS703で説明した補正動きベクトルが示す信頼度を、補間フレーム画像の画素毎の動きベクトル信頼度とする。そして、図3のステップS306で説明した合成比率算出方法を画素毎に適用することにより算出した合成比率に基づき、撮像Nフレーム画像及び補間フレーム画像を合成し、動きブレ付与フレーム画像を生成する。
また、動きブレ付与フレーム画像を生成するための合成比率が、動きブレ付与フレーム画像毎に大きく変わると、動きブレの程度がフレーム毎に変わるため、動画として視聴した際に、不自然になってしまう。この場合、合成比率算出部204は、時間的に前の過去のフレーム画像の合成比率と、現フレーム画像の合成比率との差が、所定値以下になるように合成比率を算出するように制御してもよい。
その他、前述の説明では、動きブレ付与フレーム画像は撮像フレーム画像と各補間フレーム画像を合成して生成されるが、動きブレ付与フレーム画像は、撮像フレーム画像と各補間フレーム画像の少なくとも一方から生成される場合も本実施形態に含まれる。一例として、前述した合成比率の算出の結果、補間フレーム画像の合成比率が例えば「0」になされた場合には撮像フレーム画像が動きブレ付与フレーム画像となる。また、撮像フレーム画像の合成比率が「0」になされる場合もあり得るため、この場合には補間フレーム画像が動きブレ付与フレーム画像となる。
以上説明したように、本実施形態の撮像装置100においては、各撮像フレームの露光時間が短い動画に対して動きブレを付与することにより、動きが滑らかな動画を生成することができる。
<その他の実施形態>
本発明は、上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記録媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサーがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、本発明は、上述の実施形態の各機能は回路(例えばASIC)とプログラムとの協働により実現することも可能である。
上述の実施形態は、何れも本発明を実施するにあたっての具体化の例を示したものに過ぎず、これらによって本発明の技術的範囲が限定的に解釈されてはならないものである。即ち、本発明は、その技術思想、又はその主要な特徴から逸脱することなく、様々な形で実施することができる。
100 撮像装置、101 制御部、102 ROM、103 RAM、104 光学系、105 撮像部、106 A/D変換部、107 画像処理部、108 記録部、109 表示部、200 滑らか動画生成部、201 動きベクトル算出部、202 補間フレーム画像生成部、203 動きベクトル信頼度算出部、204 合成比率算出部、205 画像合成部

Claims (16)

  1. 動画のフレーム画像間の動きベクトルを算出する算出手段と、
    前記動きベクトルに基づき、時間的に隣接したフレーム画像間の時間位置に対応した補間フレーム画像を生成する補間手段と、
    前記フレーム画像と前記補間フレーム画像を用いて、前記フレーム画像に動きブレを付与した動きブレ付与フレーム画像を生成する生成手段と、
    を有することを特徴とする画像処理装置。
  2. 前記生成手段は、前記動画が撮像された際のフレームレートと同じフレームレートの動きブレ付与動画を生成することを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 前記生成手段は、前記フレーム画像と複数の補間フレーム画像の少なくとも2つ以上の画像を合成することにより、前記動きブレ付与フレーム画像を生成することを特徴とする請求項1又は2に記載の画像処理装置。
  4. 前記生成手段は、前記補間フレーム画像の破綻度合いに基づいて、前記合成の際の合成比率を求めることを特徴とする請求項3に記載の画像処理装置。
  5. 前記生成手段は、動きベクトルの信頼度と、時間的に前および後の前記フレーム画像と前記補間フレーム画像との間の時間的距離とを求め、前記動きベクトルの信頼度と前記時間的距離とに基づき、前記補間フレーム画像の破綻度合いを求めることを特徴とする請求項4に記載の画像処理装置。
  6. 前記生成手段は、前記動きベクトルの信頼度が第1の閾値よりも低い場合は、時間的に前のフレーム画像および時間的に後のフレーム画像の両方からの時間的距離が所定の距離より大きい時間位置の補間フレーム画像に対する前記合成比率を、前記時間的距離が所定の距離以内の時間位置の補間フレーム画像に対する前記合成比率よりも小さくすることを特徴とする請求項5に記載の画像処理装置。
  7. 前記生成手段は、前記動きベクトルの信頼度が第1の閾値よりも低い場合は、時間的に前のフレーム画像からの時間的距離が所定の距離より大きい時間位置の補間フレーム画像に対する合成比率を、前記時間的距離が所定の距離以内の時間位置の補間フレーム画像に対する前記合成比率よりも小さくすることを特徴とする請求項5に記載の画像処理装置。
  8. 前記生成手段は、前記動きベクトルの信頼度が第1の閾値以上である場合は、全ての画像に対する合成比率を同じ所定の比率とすることを特徴とする請求項5乃至7の何れか1項に記載の画像処理装置。
  9. 前記生成手段は、現フレームの合成比率と、現フレームに対して時間的に前のフレームの合成比率との差が、所定値以下になるように合成比率を算出することを特徴とする請求項6乃至8の何れか1項に記載の画像処理装置。
  10. 前記生成手段は、前記フレーム画像間の複数の相関値および着目画素の近傍領域の複数の動きベクトルのばらつきのうち、少なくとも一方に基づき前記動きベクトルの信頼度を算出することを特徴とする請求項5乃至9の何れか1項に記載の画像処理装置。
  11. 前記生成手段は、前記フレーム画像全体の複数の動きベクトルの信頼度の中の最小値に基づき、前記フレーム画像全体の前記動きベクトルの信頼度を調整することを特徴とする請求項5乃至10の何れか1項に記載の画像処理装置。
  12. 前記生成手段は、複数の動きベクトルのうち、前記動きベクトルの信頼度が所定の条件を満たした動きベクトルを除外することを特徴とする請求項5乃至11の何れか1項に記載の画像処理装置。
  13. 前記生成手段は、前記動きベクトルの信頼度が、前記第1の閾値より小さい第2の閾値よりも低い場合は、前記動きベクトルに基づき、前記フレーム画像に空間フィルタ処理を施すことにより前記動きブレ付与フレーム画像を生成することを特徴とする請求項6乃至12の何れか1項に記載の画像処理装置。
  14. 前記フレーム画像は、前記フレーム画像間の時間間隔より短い露光時間で撮像された画像であることを特徴とする請求項1乃至13の何れか1項に記載の画像処理装置。
  15. 動画のフレーム画像間の動きベクトルを算出する算出工程と、
    前記動きベクトルに基づき、時間的に隣接したフレーム画像間の時間位置に対応した補間フレーム画像を生成する補間工程と、
    前記フレーム画像と前記補間フレーム画像を用いて、前記フレーム画像に動きブレを付与した動きブレ付与フレーム画像を生成する生成工程と、
    を有することを特徴とする画像処理装置の画像処理方法。
  16. コンピュータを、請求項1乃至14の何れか1項に記載の画像処理装置の各手段として機能させるためのプログラム。
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