JP3515689B2 - 階層化ポリゴンデータを用いた3次元ポリゴン表示装置 - Google Patents
階層化ポリゴンデータを用いた3次元ポリゴン表示装置Info
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Description
ポリゴン数によりオブジェクトを描画する階層化ポリゴ
ンデータを用いた3次元ポリゴン表示装置に関する。特
に、オブジェクトに割り当てるポリゴン数の低減処理
(ポリゴンリダクション)を行う場合に、オブジェクト
の各部分ごとにポリゴンリダクションを行う割合を調整
し、テクスチャマッピングにおけるデータ量も低減でき
る階層化ポリゴンデータを用いた3次元ポリゴン表示装
置に関する。
化、マルチメディア処理技術の発達により、パーソナル
コンピュータ等においても高度な3次元(以下、3Dと
略記する)のコンピュータグラフィックス(以下、CG
と略記する)が処理できる環境が整いつつあり、3次元
CGを処理するための専用のアクセラレータボードなど
も提供されつつある。
が、人工生物などのキャラクタやオブジェクトの動きを
伴うゲームなどにおいては、一般には、オブジェクトに
関するデータを主にポリゴンの形式で保持し、レンダリ
ングにあたっては生成したポリゴンメッシュにテクスチ
ャを貼り付けることにより高速な描画処理を行ってい
る。
品質なCG処理のためにはオブジェクトに割り当てるこ
とのできるポリゴン数が多い方が良い。しかしながら、
リアルタイムでポリゴンを表示する場合には表示できる
ポリゴン数に限界がある。例えば、現状のパーソナルコ
ンピュータをプラットフォームとしてリアルタイム処理
を行う場合には、1フレームあたり2,000ポリゴン
程度にポリゴン数を抑える必要がある。しかし一方で、
ゲームなどに対するユーザの要望は高く、人工生物など
のキャラクタやオブジェクトの自然さ、描画の高品質化
が求められており、ユーザの要望に応えるにはモデル一
体あたり、最低でも1,000〜1,500ポリゴンを必
要となる。このため、複数のオブジェクトを同時に描画
することが困難となっている。一方、ゲームの内容は多
様化し、多数のオブジェクトが画面に現われ、仮想現実
まで踏み込んだシーンの複雑さのため、1フレーム中に
複数のオブジェクトを描画することが不可欠となってい
る。
リゴンデータを用いた3次元リアルタイム映像生成装置
が知られている。この装置において利用される階層化ポ
リゴンデータとは、オブジェクト表示の解像度、詳細度
のレベルに応じて階層を持ったポリゴンデータであり、
表示条件に応じて動的に階層レベルを遷移させることに
よりポリゴン数を増減させ、ポリゴンメッシュの頂点を
形成できることを特徴とする。階層化ポリゴンデータ
は、基本となる最も粗レベルの基本ポリゴンデータと基
本ポリゴンデータに対して相対的に記述された詳細ポリ
ゴンデータとからなる。
らがデザインしたオブジェクトモデルのオリジナルポリ
ゴンデータ(例えば10,000ポリゴン)から生成し
た最も粗レベルのポリゴンデータ(例えば200ポリゴ
ン)であり、絶対座標の情報を持つ。一方、詳細ポリゴ
ンデータは、上記基本ポリゴン頂点を補間するように生
成した各階層レベルのポリゴンデータであり、階層レベ
ルと基本ポリゴンデータからの相対座標の情報を持つも
のである。
に説明しておく。201は階層レベルがあるレベルであ
る階層化ポリゴンにより形成されたポリゴンメッシュ、
202は一段階粗いレベルに遷移した階層化ポリゴンに
より形成されたポリゴンメッシュ、203はさらに一段
階粗いレベルに遷移した階層化ポリゴンにより形成され
たポリゴンメッシュである。
持つ。ここで、データ量を低減するためにポリゴン頂点
の一部を潰して省略する(以下、縮退と呼ぶ)ことを考
える。例えば、縮退の規則として2点間の距離がある基
準距離L以内であるポリゴン頂点の一方を縮退する規則
を採用することとし、ある階層レベルの基準距離LをL
1、次の詳細な階層レベルの基準距離をL2とする。ポリ
ゴンメッシュ201は、図20に示すように、V0・V
1間の距離LV0V1が、LV0V1<L1<L2であり、V2・
V5間の距離LV2V5が、L1<LV2V5<L2であるとす
る。
一段階粗い階層レベルに遷移を説明する。現在の階層レ
ベルの基準距離LはL1であるので、2点間の距離がL1
以下であるポリゴン頂点V0とV1が縮退の対象とな
る。ポリゴンメッシュ202は、V0とV1を一つにま
とめることにより新しく生成されたポリゴン頂点をV0
としてV1を縮退したものであり、ポリゴン頂点数は7
個となっている。同様に、次の階層レベル生成は、基準
距離LがL2であるので、V2とV5が縮退の対象と選
ばれた結果、V5が縮退され、ポリゴンメッシュ203
のポリゴン頂点数が6個となる。上記の階層化処理をオ
ブジェクト全体に適用して各階層レベルのポリゴンデー
タを得て、各レベル間の相対情報として記憶しておけ
ば、階層化ポリゴンデータの階層レベルを遷移させた場
合でも動的に各階層のポリゴンデータを補間、縮退する
ことができる。
リアルタイム映像生成装置は、ゲームの進行などのモー
ションデザインにおいて、オブジェクトの移動や変形は
この基本ポリゴンデータを更新することにより行い、シ
ーンごとの表示条件に従ってオブジェクトに割り当てた
ポリゴン数に応じて階層レベルを決定し、その階層レベ
ルの詳細ポリゴンデータにより基本ポリゴンデータを補
間して階層化ポリゴンデータを生成するものであった。
たように、3次元CGのリアルタイム処理のためにはポ
リゴンリダクション処理が必須の技術となるが、重要な
ことは、ユーザにポリゴンリダクションによる描画オブ
ジェクトの違和感を与えないことである。つまり、ポリ
ゴンリダクション処理において、オブジェクト形状のう
ちユーザの視認性の高い部分に配慮しつつ、見た目の劣
化を避ける必要がある。しかし、上記紹介した従来の3
次元リアルタイム映像装置では以下のような問題があっ
た。
る微小な突起物などはポリゴン頂点間の距離が短く、階
層レベルが高いレベル(詳細レベル)にあるのでポリゴ
ンリダクション処理の影響が先に大きく反映してしま
い、微小な突起物が潰れてしまう問題があった。例え
ば、微小な突起物がオブジェクトの歯であったり、指で
ある場合などは、たとえ微小部分であってもユーザの視
認性の高い部分であり、かかる部分が潰れることは見た
目が大きく劣化することとなる。かかる微小部分を潰さ
ないためには、詳細ポリゴンデータの階層化レベルを高
く保つ必要があり、オブジェクト全体のデータ量の低減
が達成できないという問題があった。
ダクション処理はオブジェクト表面のポリゴンに対して
施すものであったため、オブジェクト内部に隠れている
部分のデータが低減されないという問題があった。つま
り、あるポリゴン数で表示されたオブジェクトから動的
にポリゴンリダクション処理を行う場合、外表面を形成
するポリゴンデータのみにポリゴンリダクション処理が
施され、内部の舌や歯などの部分には施されないことと
なり、ユーザから見える外表面部分のみが劣化してしま
うという問題があった。
ダクション処理では、オブジェクトの外表面にあるポリ
ゴンデータにはすべて均等にポリゴンリダクション処理
が施されてしまうという問題があった。つまり、オブジ
ェクトの各部分ごとにポリゴンリダクション処理実行の
優先順位付けを行うことができないという問題があっ
た。例えば、オブジェクトが人工生物である場合、目の
部分はユーザの視認性が最も高い部分に属し、人工生物
が画面遠方に配置された場合でもアイコンタクトが重要
なウエイトを占めるため、目の部分はポリゴンリダクシ
ョン処理を施さないことが好ましい。
ダクション処理では、テクスチャマッピング処理に関す
るデータ量が有効に低減できないという問題があった。
つまり、テクスチャデータはポリゴンの各頂点に対する
2次元のテクスチャ座標(u,v)を含むが、ポリゴン
リダクション処理により各頂点の3次元座標が移動する
こととなり、新たなポリゴン面が形成されるので、ポリ
ゴンリダクション処理過程の全てのレベルにおいて全て
の頂点についてテクスチャ座標値の処理が必要なり、デ
ータ処理量が増加してしまうという問題があった。
マッピングでは、すべてのポリゴン面ごとに対して各ポ
リゴン頂点のテクスチャ情報を持たせる必要があるとい
う問題があった。従来、テクスチャ情報は、ポリゴン面
ごとにそのすべての頂点に対する2次元のテクスチャ情
報を持たせていた。ポリゴン頂点数をnとすると、形成
されるポリゴン面は平均して2n個となる。ポリゴン面
を三角形とすると、1つのポリゴン面につき3点のポリ
ゴン頂点があるので、テクスチャ情報は3*2nセッ
ト、つまり、6nセット必要となっていた。このテクス
チャ情報量を低減することも重要な改善点となる。
装置のポリゴンリダクション処理における問題点に鑑
み、オブジェクトの各部分ごとにポリゴンリダクション
処理を施す割合を調整でき、オブジェクト内部に隠れた
部分にも適宜ポリゴンリダクション処理を実行でき、ま
た、テクスチャマッピング処理に関するデータ量を有効
に低減できる3次元ポリゴン表示装置を提供することを
目的とする。
に本発明にかかる3次元ポリゴン表示装置は、オブジェ
クトの一部分を指定してオブジェクト部分に分割するオ
ブジェクト部分指定部と、前記オブジェクト部分指定部
により指定されたオブジェクト部分に対してポリゴンリ
ダクション処理が施される割合を調整するポリゴンリダ
クション調整・処理部とを備え、オブジェクトに対して
ポリゴンデータ数を減少させるポリゴンリダクション処
理を施す場合に前記オブジェクトの各部分ごとにポリゴ
ンデータ数を減少させる割合を設定できることを特徴と
する。
処理において、形状が細かく、視認性の高いオブジェク
ト部分への影響が低減でき、ポリゴン数を低減しても見
た目の劣化が少ない3次元ポリゴン表示装置を提供する
ことができる。
理部が、前記オブジェクト部分指定部により指定された
オブジェクト部分を拡大するオブジェクト部分拡大部
と、前記拡大されたオブジェクト部分に対してポリゴン
リダクション処理を行うポリゴンリダクション実行部
と、前記ポリゴンリダクション処理されたオブジェクト
部分を前記拡大前の元の大きさに縮小するオブジェクト
部分縮小部と、前記元の大きさに縮小されたオブジェク
ト部分を前記オブジェクトの元の位置へ納めて合成する
オブジェクト合成部とを備え、ポリゴンリダクション処
理実行前にオブジェクト部分の大きさを拡大しておくこ
とによりポリゴンリダクション処理が施される割合を調
整することが好ましい。
の高いオブジェクト部分を拡大してポリゴンリダクショ
ン処理がかかる割合を調整でき、ポリゴン数を低減して
も見た目の劣化が少ない3次元ポリゴン表示装置を提供
することができる。
理部が、ポリゴンリダクション処理を行うポリゴンリダ
クション実行部と、前記ポリゴンリダクション実行部に
より低減されるポリゴンデータの間引き率を設定するポ
リゴンリダクション率指定部とを備え、前記オブジェク
ト部分指定部により指定されたオブジェクト部分に対し
て前記ポリゴンリダクション率指定部により間引き率を
個別に設定してポリゴンリダクション処理が施される割
合を調整することが好ましい。
の高いオブジェクト部分の間引き率を抑えることにより
ポリゴンリダクション処理がかかる割合を調整でき、ポ
リゴン数を低減しても見た目の劣化が少ない3次元ポリ
ゴン表示装置を提供することができる。
理部が、指定されたオブジェクト部分を移動させて再配
置するオブジェクト部分移動調整部と、ポリゴンリダク
ション処理を行うポリゴンリダクション実行部と、前記
オブジェクト部分を前記オブジェクトの元の位置へ納め
て合成するオブジェクト合成部とを備え、前記オブジェ
クト部分指定部により、他のオブジェクト部分に包含さ
れ、内部に存在する内部オブジェクト部分を指定し、前
記オブジェクト部分移動調整部により、前記指定された
内部オブジェクト部分をオブジェクトの外部に移動して
再配置し、前記ポリゴンリダクション実行部により、前
記再配置後のオブジェクトに対してポリゴンリダクショ
ン処理を施すことにより、内部に隠れたオブジェクト部
分に対してもポリゴンリダクション処理を実行すること
ができる。
理部が、オブジェクトの形状を変形させるオブジェクト
部分変形調整部と、ポリゴンリダクション処理を行うポ
リゴンリダクション実行部と、前記オブジェクト部分を
前記オブジェクトの元の位置へ納めて合成するオブジェ
クト合成部とを備え、前記オブジェクト部分指定部によ
り、内部に他のオブジェクト部分を包含する包含オブジ
ェクト部分を指定し、前記オブジェクト部分変形調整部
により、前記包含オブジェクト部分を変形して前記包含
されている内部オブジェクト部分を外表面に露出させ、
前記ポリゴンリダクション実行部により、前記変形後の
オブジェクトに対してポリゴンリダクション処理を施す
ことにより、内部に隠れたオブジェクト部分に対しても
ポリゴンリダクション処理を実行することができる。
リゴンリダクション処理前のポリゴン頂点に関する座標
とテクスチャ情報を保持し、ポリゴンリダクション処理
後のポリゴン頂点に関するテクスチャ情報を生成するテ
クスチャ情報調整部を備え、前記テクスチャ情報調整部
は、前記ポリゴンリダクション調整・処理部によるポリ
ゴンリダクション処理後のポリゴン頂点の座標を取得
し、ポリゴンリダクション処理前後のポリゴン頂点の座
標を比較するポリゴン頂点比較部と、前記座標比較の結
果、一致するポリゴン頂点に対しては、保持しているテ
クスチャ情報をそのまま割り付け、一致せず縮退・移動
があったポリゴン頂点に対しては、縮退・移動前のもっ
とも近い座標を持つポリゴン頂点に対するテクスチャ情
報を流用して割り当てるテクスチャ情報割り付け部とを
備えることが好ましい。
タ量を低減することができ、ポリゴンリダクション処理
によりポリゴン頂点が縮退・移動しても近似的にテクス
チャ情報を生成できるので見た目の劣化が少ない3次元
ポリゴン表示装置が提供できる。
リゴンリダクション処理前のポリゴン頂点に関する座標
とテクスチャ情報を保持し、ポリゴンリダクション処理
後のポリゴン頂点に関するテクスチャ情報を生成するテ
クスチャ情報調整部を備え、前記テクスチャ情報調整部
は、前記ポリゴンリダクション調整・処理部によるポリ
ゴンリダクション処理後のポリゴン頂点の座標を取得
し、ポリゴンリダクション処理前後のポリゴン頂点の座
標を比較するポリゴン頂点比較部と、前記座標比較の結
果、一致するポリゴン頂点に対しては、保持しているテ
クスチャ情報をそのまま割り付け、一致せず縮退・移動
があったポリゴン頂点に対しては、周囲のポリゴン頂点
との間においてテクスチャ情報の変化は距離に比例する
として縮退・移動距離に応じた変化分を補正した値をテ
クスチャ情報として割り当てるテクスチャ情報割り付け
部とを備えることが好ましい。
タ量を低減することができ、ポリゴンリダクション処理
によりポリゴン頂点が縮退・移動しても周囲のポリゴン
頂点に対するテクスチャ情報を利用して当該テクスチャ
情報を生成できるので見た目の劣化が少ない3次元ポリ
ゴン表示装置が提供できる。
装置で用いる階層化ポリゴンデータを記録したコンピュ
ータ読み取り可能な記録媒体は、前記階層化ポリゴンデ
ータのテクスチャ情報に関するデータ構造が、3次元ポ
リゴンの一部を仮想的に切断して2次元に展開した各ポ
リゴン頂点に対するテクスチャ情報を持つ構造となって
いることを特徴とする。
らなる3次元ポリゴンのテクスチャ情報としてn個分の
テクスチャ情報と切断により増加したポリゴン頂点α個
分のテクスチャ情報を持つこととなり、従来必要とされ
ていた6n個分のテクスチャ情報を、n+α個分のテク
スチャ情報とすることができ、データ量を低減すること
ができる。
データを用いる3次元ポリゴン表示装置は、テクスチャ
マッピング処理の実行のための前記2次元に展開した各
ポリゴン頂点から形成されるポリゴン面の特定において
各ポリゴン頂点間のベクトルの外積を計算し、外積値が
正となるポリゴン頂点の組み合わせからなるポリゴン面
のみを表のポリゴン面と判別するポリゴン面表裏判定部
を備え、前記階層化ポリゴンデータからオブジェクトの
生成にあたり、前記切断され、複数のポリゴン頂点に分
かれたポリゴン頂点に関してポリゴン面を正しく形成す
ることを特徴とする。
ゴン頂点から正しいポリゴン面を特定することができ、
正しくテクスチャマッピング処理することができる。次
に、前記記録媒体に記録された階層化ポリゴンデータを
用いる3次元ポリゴン表示装置は、テクスチャマッピン
グ処理の実行のための前記2次元に展開した各ポリゴン
頂点から形成されるポリゴン面の特定において、形成さ
れるポリゴン面の高さと幅の合計値を計算し、複数形成
されるポリゴン面の候補に対してもっとも高さと幅の合
計値が小さくなるポリゴン面を正しいポリゴン面と判別
するポリゴン面判定部を備え、前記階層化ポリゴンデー
タからオブジェクトの生成にあたり、前記切断され、複
数のポリゴン頂点に分かれたポリゴン頂点に関してポリ
ゴン面を正しく形成することを特徴とする。
ゴン頂点から正しいポリゴン面を特定することができ、
正しくテクスチャマッピング処理することができる。次
に、本発明にかかる階層化ポリゴンデータを用いた3次
元ポリゴン表示装置を実現する処理プログラムを記録し
たコンピュータ読み取り可能な記録媒体は、オブジェク
トの一部分を指定してオブジェクト部分に分割するオブ
ジェクト部分指定処理ステップと、前記オブジェクト部
分指定処理ステップにより指定されたオブジェクト部分
に対してポリゴンリダクション処理が施される割合を調
整して実行するポリゴンリダクション調整処理ステップ
とを備え、オブジェクトに対してポリゴンデータ数を減
少させるポリゴンリダクション処理を施す場合に、前記
オブジェクトの各部分ごとにポリゴンデータ数を減少さ
せる割合を設定できることを特徴とする処理プログラム
を記録したことを特徴とする。
て、ポリゴンリダクション処理において、形状が細か
く、視認性の高いオブジェクト部分への影響が低減で
き、ポリゴン数を低減しても見た目の劣化が少ない3次
元ポリゴン表示装置を実現することができる。
グラムは、ポリゴンリダクション処理前のポリゴン頂点
に関する座標とテクスチャ情報を保持し、ポリゴンリダ
クション処理後のポリゴン頂点に関するテクスチャ情報
を生成するテクスチャ情報調整処理ステップを備え、前
記テクスチャ情報調整処理ステップは、前記ポリゴンリ
ダクション調整処理ステップによるポリゴンリダクショ
ン処理後のポリゴン頂点の座標を取得し、ポリゴンリダ
クション処理前後のポリゴン頂点の座標を比較するポリ
ゴン頂点比較処理ステップと、前記座標比較の結果、一
致するポリゴン頂点に対しては、保持しているテクスチ
ャ情報をそのまま割り付け、一致せず縮退・移動があっ
たポリゴン頂点に対しては、縮退・移動前のもっとも近
い座標を持つポリゴン頂点に対するテクスチャ情報を流
用して割り当てるテクスチャ情報割り付け処理ステップ
とを備えることが好ましい。
において、テクスチャ情報のデータ量を低減することが
でき、ポリゴンリダクション処理によるポリゴン頂点が
縮退・移動しても近似的にテクスチャ情報を生成できる
ので見た目の劣化が少ない3次元ポリゴン表示装置が実
現できる。
グラムは、ポリゴンリダクション処理前のポリゴン頂点
に関する座標とテクスチャ情報を保持し、ポリゴンリダ
クション処理後のポリゴン頂点に関するテクスチャ情報
を生成するテクスチャ情報調整処理ステップを備え、前
記テクスチャ情報調整処理ステップは、前記ポリゴンリ
ダクション調整処理ステップによるポリゴンリダクショ
ン処理後のポリゴン頂点の座標を取得し、ポリゴンリダ
クション処理前後のポリゴン頂点の座標を比較するポリ
ゴン頂点比較処理ステップと、前記座標比較の結果、一
致するポリゴン頂点に対しては、保持しているテクスチ
ャ情報をそのまま割り付け、一致せず縮退・移動があっ
たポリゴン頂点に対しては、周囲のポリゴン頂点との間
においてテクスチャ情報の変化は距離に比例するとして
縮退・移動距離に応じた変化分を補正した値をテクスチ
ャ情報として割り当てるテクスチャ情報割り付け処理ス
テップとを備えることが好ましい。
において、テクスチャ情報のデータ量を低減することが
でき、ポリゴンリダクション処理によるポリゴン頂点が
縮退・移動しても周囲のポリゴン頂点に対するテクスチ
ャ情報を利用して当該テクスチャ情報を生成できるので
見た目の劣化が少ない3次元ポリゴン表示装置が実現で
きる。
3次元ポリゴン表示装置について、図面を参照しながら
説明する。
ポリゴン表示装置は、表示するオブジェクトを各部分に
切り分け、各オブジェクト部分ごとに対してポリゴンリ
ダクション処理を施す割合を変更・調整できることを特
徴とするものである。特に、本実施形態1では、その調
整方式として、ポリゴンリダクション処理実行前に各オ
ブジェクト部分ごとにそのサイズを変更し、サイズ変更
後の各オブジェクト部分に対して一律の割合でポリゴン
リダクション処理を施こすという方式を採用したもので
ある。本実施形態1では、例として、表示するオブジェ
クトを恐竜とし、恐竜の歯を微小突起部分として説明す
る。
装置の全体構成の概略と本装置による処理流れの全体像
を図面を参照しつつ説明する。図1は、本装置の概略構
成図を示している。図2は、本装置による処理流れの全
体像を処理ステップとして表わしたものである。
3次元ポリゴン表示装置は、大別して入力部10、オブ
ジェクト部分指定部20、ポリゴンリダクション調整・
処理部30、出力部40、制御部50、階層化ポリゴン
データ格納部60とを備えている。なお、図示していな
いが、システム全体の制御処理に必要なメモリ、デバイ
ス類は装備しているものとする。
ト名、オブジェクトの位置、姿勢、解像度などの表示オ
ブジェクトに関する情報が入力される部分である。オブ
ジェクト部分指定部20は、オブジェクトの各オブジェ
クト部分を指定する部分である。ポリゴンリダクション
調整・処理部30は、分割した各オブジェクト部分に対
するポリゴンリダクション処理を施す割合を調整する部
分である。
は、さらにオブジェクト拡大部31とポリゴンリダクシ
ョン実行部32とオブジェクト部分縮小部33とオブジ
ェクト合成部34とを備えている。オブジェクト拡大部
31は、オブジェクト部分指定部20により指定された
各オブジェクト部分ごとにその大きさを変更する部分で
ある。ポリゴンリダクション実行部32は、オブジェク
ト拡大部31により拡大された各オブジェクト部分に対
してポリゴンリダクション処理を行う部分である。オブ
ジェクト部分縮小部33は、ポリゴンリダクション処理
したオブジェクト部分を拡大前の元の大きさに縮小する
部分である。オブジェクト合成部34は、元の大きさに
縮小したオブジェクト部分を、分割前のオブジェクトの
元の位置へ納め、オブジェクトを再合成する部分であ
る。
後のポリゴンデータを出力する部分で、出力されたポリ
ゴンデータはその後、テクスチャマッピングに関するデ
ータと併せてファイルに記録され、または、レンダリン
グシステム(図示せず)においてレンダリング処理され
る。
ブジェクトの階層化ポリゴンデータを格納しておく部分
である。階層化ポリゴンデータとは、従来技術において
説明したように、オブジェクト表示の解像度、詳細度の
レベルに応じた階層を持ったポリゴンデータであり、基
本となる最も粗レベルの基本ポリゴンデータと、基本ポ
リゴンデータに対して相対的に記述された詳細ポリゴン
データとからなる。
処理の流れの全体像は以下の通りである。まず、入力部
10から、表示するオブジェクト名、表示位置、解像度
などの表示オブジェクトに関するデータが入力される
(ステップS201)。ここで、上記データと併せて、
当該オブジェクトに割り当てることのできるポリゴンデ
ータ量に関する情報を入力しても良い。これは、例え
ば、あるシーンに登場するオブジェクトが複数ある場合
などで、各オブジェクトごとに対して割り当てるポリゴ
ンデータ量などの情報である。
トの位置、解像度などの情報から階層化ポリゴンデータ
のレベルを算出する(ステップS202)。表示位置が
手前である程、階層化ポリゴンデータは詳細レベルにな
り、また、解像度が高い程、階層化ポリゴンデータは詳
細レベルになる。なお、この値は自動的に算出しても良
いが、ユーザが独自に指定しても良い。
層化レベルに基づいて階層化ポリゴンデータ格納部60
から階層化ポリゴンデータを取得し、オブジェクトの姿
勢、変形の情報に従ってポリゴンデータを編集する(ス
テップS203)。ここでは、図3aのように恐竜のオ
ブジェクトが生成される。
に関する更新データが入力される(ステップS20
4)。ここでは、オブジェクトの位置が画面遠方へ更新
されたものとする。つまり、オブジェクトが縮小表示さ
れる処理が行われることを意味する。
(ステップS205〜ステップS209)。これは、オ
ブジェクトが縮小表示される場合、解像度を下げても見
た目の劣化がないためポリゴンデータ量を低減する処理
を行なうものである。
オブジェクトの移動に応じて階層化ポリゴンの階層化レ
ベルを変更してポリゴンリダクション量を調整するが、
その調整方式としては、例えば、オブジェクト表示位置
と階層化レベルの相関を用いる方式があり、表示位置が
遠くなるほど階層化レベルを粗くするものがある。ま
た、当該オブジェクトに対する視野角と階層化レベルの
相関を用いる方式があり、オブジェクトに対する視野角
が小さくなるほど階層化ポリゴンデータの階層化レベル
を粗くするものである。これら相関は経験値により、ま
たは利用者の指定に応じてチューニングして定めれば良
い。
ポリゴンデータのレベルを粗いレベルに変更してポリゴ
ンリダクションを実行すると問題が発生する。つまり、
歯、指など形状の細かい微小オブジェクト部分は階層化
ポリゴンの詳細レベルが高い部分であるため、これら微
小オブジェクト部分からポリゴンリダクションが実行さ
れ、視認性の高い重要な部分でありながら先に潰れてし
まう問題がある。
記問題を解決している。まずオブジェクト部分指定部2
0により、オブジェクトを各オブジェクト部分に分割す
る(ステップS205)。ここで、分割された各オブジ
ェクト部分をスケルトンデータとして扱う。ここでスケ
ルトンとは、通常の3次元CG処理において、関節など
で接続されたオブジェクトの動きを表現するための概念
である。
ブジェクト部分を拡大して調整する(ステップ20
6)。ここで、歯のオブジェクト部分はスケルトンデー
タとして扱われているので、スケルトンスケーリングに
より拡大することが可能である。以下に、拡大率の設定
について説明する。拡大率は対象であるオブジェクト部
分の視認性の高さ、重要度に応じて調整する。
のうちの参照するオブジェクト部分(例えば、目)を指
定し、微小オブジェクト部分(例えば、歯)のポリゴン
を参照部分のポリゴンと同程度の大きさとして調整する
方法である。例えば、参照する目のオブジェクト部分は
複数のポリゴン群から形成されている。それらポリゴン
を面積順にソートし、ソート列の中央にあるポリゴン
(以下、中央ポリゴンと呼ぶ)の面積(Se)を求め
る。つまり、面積Seは目を構成するポリゴンのほぼ平
均面積を表わす。次に、同様に、微小オブジェクト部分
である歯を形成するポリゴン群をソートし、中央ポリゴ
ンの面積(Sd)を求める。歯は目に比べて形状の変化
が細かく、面積Sdは面積Seよりも小さいものとなっ
ている。この歯のポリゴンの細かさを目のポリゴンの粗
さまで拡大する。つまり、拡大率Aを、A=Se/Sd
として決定する。
ョン処理の各実行段階におけるリダクション対象となる
微小ポリゴンの中央ポリゴンの面積を求め、微小オブジ
ェクト部分がリダクション対象とならない大きさにまで
微小オブジェクト部分を拡大補正する調整方法である。
カウントしつつポリゴンリダクション処理を実行する。
微小オブジェクト部分に影響が出始める実行回数(S)
と形状の体裁がなくなるまでの実行回数(E)を求め
る。次に、S回実行時点の歯の面積(SSd)とE回実
行時点の歯の面積(ESd)を求める。ポリゴンリダク
ション処理S回実行までは、主にポリゴン面積がSSd
以下の細かいポリゴンが次々とまとめられていく事を意
味し、ポリゴンリダクション処理E回実行までに、主に
ポリゴン面積がESd以下の細かいポリゴンが次々とま
とめられていく事を意味する。従って、あらかじめ、中
央ポリゴンの面積Sdが、面積ESdや、面積(SSd
+ESd)/2などになるように歯のポリゴン群の拡大
率を設定しておけば、無調整では潰れる歯のポリゴン群
を潰さないように補正できる。よって、拡大率Aを、A
=ESd/Sd、または、A={(SSd+ESd)/
2}/Sdなどで与える。
はアニメーション製作時における利用者による設定であ
る。モデル作成時に各オブジェクト部分に対して表示位
置と拡大率の相関を設定し、付属情報として与えてお
く。また、利用者からの拡大率の入力を入力部10など
から受け付け、実際の表示結果を見たチューニングを可
能とする。
より、例えば、歯のオブジェクト部分は視認性が高い重
要部分として図3bに示すように拡大(例えば4倍に拡
大)して調整する。
よりポリゴンリダクション処理を行う(ステップS20
7)。ここではオブジェクト表示位置に応じた階層化レ
ベルの相関に基づいて階層化レベルをシフトさせる。
3bに示したように大きさを調整済みのオブジェクト部
分に対して一律の割合で行う。そのため、拡大されたオ
ブジェクト部分では、隣接する階層化ポリゴンデータ間
の距離が拡大率に応じて大きくなっており、これは、階
層化ポリゴンデータの詳細レベルがその分低くなってい
る(つまり、粗いレベルである)ことを意味する。つま
り、図3bの例では、歯のオブジェクト部分の拡大が充
分である場合には、ポリゴンリダクション処理は詳細な
部分から行われていくため、その影響がほとんど現われ
ず、恐竜の体部分に対して優先的にポリゴンリダクショ
ン処理が施されることとなる。
ステップS206において拡大した各オブジェクト部分
を元の大きさに戻す。(ステップS208)。拡大時と
同様、歯のオブジェクトをスケルトンスケーリングによ
り縮小することが可能である。
テップS205で分割した各オブジェクト部分を元の位
置に戻してオブジェクトを図3cのように再合成する
(ステップS209)。以上のステップS205〜S2
09により、ポリゴンリダクション処理の割合がオブジ
ェクト部分単位で調整できる。
・処理部30からポリゴンリダクション処理済みの階層
化ポリゴンデータを受け取り、オブジェクト表示位置に
合わせたオブジェクトの編集処理を行い、階層化ポリゴ
ンデータをテクスチャデータなどとともに出力部40か
ら出力する(ステップS210)。
0を必要に応じて繰り返し処理をする。上記のシステム
構成および処理の流れにより、各オブジェクト部分ごと
にポリゴンリダクション処理によるポリゴンデータ量低
減の割合を変更・調整できることを特徴とする3次元ポ
リゴン表示装置が提供される。
ブジェクト分割を踏まえ、アニメータなどのオブジェク
ト制作者がデザイン段階で切り分ける各オブジェクト部
分ごとにデータを生成しておくことが好ましい。
元ポリゴン表示装置は、実施形態1と同様、表示するオ
ブジェクトを各部分に切り分け、各オブジェクト部分ご
とにポリゴンリダクション処理によるポリゴンデータ量
低減の割合を変更・調整できることを特徴とするもので
あるが、本実施形態2では、その調整方式として、各オ
ブジェクト部分ごとにポリゴンリダクション処理の割合
を個別に指定して調整するという方式を採用したもので
ある。例として、表示するオブジェクトを恐竜とし、恐
竜の歯を微小突起部分とし、恐竜の歯のオブジェクト部
分に対するポリゴンリダクション処理の割合がゼロであ
る場合、つまり歯に対してポリゴンリダクション処理を
実行しない指定をする場合を説明する。
装置の全体構成の概略と本装置による処理流れの概略を
図面を参照しつつ説明する。図4は、本実施形態2にか
かる3次元ポリゴン表示装置の概略構成図を示してい
る。図4に示すように、本実施形態2は、実施形態1の
構成におけるポリゴンリダクション調整・処理部30に
代え、ポリゴンリダクション調整・処理部30aを備え
た構成になっている。ポリゴンリダクション調整・処理
部30aを除いた各構成要素は、実施形態1で同じ番号
を付して説明した各構成要素と同様であるのでここでの
説明は省略し、ポリゴンリダクション調整・処理部30
aを中心に説明する。なお、実施形態1と同様、図示し
ていないが、システム全体の制御処理に必要なメモリ、
デバイス類などは装備している。
は、ポリゴンリダクション率指定部35と、ポリゴンリ
ダクション実行部32と、オブジェクト合成部34とを
備えている。ポリゴンリダクション率指定部35は、オ
ブジェクト部分指定部20で分割された各オブジェクト
部分に対して個別にポリゴンリダクション率を設定する
部分である。ここで、ポリゴンリダクション率は、通常
のポリゴンリダクション処理により低減されるポリゴン
量を“1”としたときの割合であり、“0.5”であれ
ば、ポリゴンリダクションされるポリゴン量が半分であ
り、“0”であれば、ポリゴンリダクション量が0、つ
まりポリゴンリダクションされないことを意味する。な
お、このポリゴンリダクション率の設定は、オブジェク
トのモデル作成時点において各オブジェクト部分ごとに
設定し、付加情報として保持・管理しておいても良い。
ゴンリダクション率指定部35による指定に基づいて各
オブジェクト部分に対してポリゴンリダクション処理を
行う部分である。オブジェクト合成部34は、ポリゴン
リダクション処理後の分割されている各オブジェクト部
分を分割した元の位置へ納め、オブジェクトを再合成す
る部分である。
理部30aの処理ステップを説明する。ポリゴンリダク
ション調整・処理部30a以外の部分による処理ステッ
プは、実施形態1において図2をもって示した各処理ス
テップと同様のものであるので、ここでは省略する。
ように、オブジェクトに対する階層化ポリゴンデータ、
更新された表示位置、解像度、更新後の階層化レベルが
得られている。
オブジェクトを各オブジェクト部分に分割する(ステッ
プS501)。ここでは図6bに示すように、恐竜は体
と歯のオブジェクト部分に分割される。
により各オブジェクト部分に対して、その視認性の高
さ、重要性に応じてポリゴンリダクション率を指定する
(ステップS502)。ここでは、例として、恐竜の歯
に対してポリゴンリダクション率“0”、つまりポリゴ
ンリダクションしない指定をし、体はポリゴンリダクシ
ョン率“1”、つまり通常のポリゴンリダクション量と
する。指定したポリゴンリダクション率を、ポリゴンリ
ダクション実行部32に渡す。
して既にポリゴンリダクション率が与えられている場合
は、ポリゴンリダクション率指定部35は、当該付加情
報であるポリゴンリダクション率を抽出してポリゴンリ
ダクション実行部32に渡す。
よりポリゴンリダクション処理を行う(ステップS50
3〜ステップS504)。まず、ポリゴンリダクション
実行部32は、ステップS207と同様、オブジェクト
の表示位置に対する階層化レベルの相関に基づき、現行
の階層化レベルを更新された表示位置に対応する階層化
レベルにシフトし、階層化レベルシフトによりポリゴン
リダクション対象となった詳細ポリゴンデータを抽出す
る(ステップS503)。
対して、設定されているポリゴンリダクション率に相当
する量を間引く処理を行う(ステップS504)。間引
きは階層化レベルの高いレベル(詳細レベル)のポリゴ
ンデータから優先的に行う。今は歯に対するポリゴンリ
ダクション率は“0”であるので歯の階層化ポリゴンデ
ータの間引きを行わず、体に対するポリゴンリダクショ
ン率は“1”であるので抽出された詳細ポリゴンデータ
を全て間引く。
テップS501で分割した各オブジェクト部分を元の位
置に戻してオブジェクトを図6cのように再合成する
(ステップS505)。
ンリダクション調整・処理部30からポリゴンリダクシ
ョン処理済みの階層化ポリゴンデータを受け取り、オブ
ジェクト表示位置に合わせたオブジェクトの編集処理を
行い、階層化ポリゴンデータをテクスチャデータなどと
ともに出力部40から出力する(ステップS506)。
6により、ポリゴンリダクション処理の割合がオブジェ
クト部分単位で調整できる。上記に説明したように、各
オブジェクト部分ごとにポリゴンリダクション処理によ
るポリゴンデータ量低減の割合を変更・調整できること
を特徴とする3次元ポリゴン表示装置を提供することが
できる。
元ポリゴン表示装置は、オブジェクトの外表面の部分の
みならず、内部に隠れたオブジェクト部分(以下、内部
オブジェクト部分と呼ぶ)に対してもポリゴンリダクシ
ョン処理を施すことができることを特徴とするものであ
る。ポリゴンリダクション処理はオブジェクトの外表面
に対して施され、内部オブジェクト部分に対しては施さ
れないという問題点を解決するものである。本実施形態
3では、その処理方式として、オブジェクトを各オブジ
ェクト部分ごとに分け、内部オブジェクト部分を外部に
取り出した後、ポリゴンリダクション処理を施すという
方式を採用したものである。例として、表示するオブジ
ェクトを恐竜とし、恐竜の歯を内部オブジェクト部分と
して説明する。
装置の全体構成の概略と本装置による処理流れの概略を
図面を参照しつつ説明する。図7は、本実施形態3にか
かる3次元ポリゴン表示装置の概略構成図を示してい
る。図7に示すように、本実施形態3は、実施形態1の
構成におけるポリゴンリダクション調整・処理部30に
代え、ポリゴンリダクション調整・処理部30bを備え
た構成になっている。ポリゴンリダクション調整・処理
部30bを除いた各構成要素は、実施形態1で同じ番号
を付して説明した各構成要素と同様であるのでここでの
説明は省略し、ポリゴンリダクション調整・処理部30
bを中心に説明する。なお、実施形態1と同様、図示し
ていないが、システム全体の制御処理に必要なメモリ、
デバイス類などは装備している。
はオブジェクト部分指定部20と、オブジェクト部分移
動調整部36と、ポリゴンリダクション実行部32と、
オブジェクト合成部34とを備えている。オブジェクト
部分移動調整部36は、オブジェクト部分指定部20で
指定された各オブジェクト部分の相対位置関係を調整し
て重ならないように再配置する部分であり、内部オブジ
ェクトを包含しているオブジェクト(以下、包含オブジ
ェクトと呼ぶ)の外部に取り出して再配置する。つま
り、図9bに示すように歯を体から取り出して配置す
る。
ブジェクト部分に対してポリゴンリダクション処理を行
う部分であり、オブジェクト合成部34は、ポリゴンリ
ダクション処理後の分割されている各オブジェクト部分
を分割した元の位置へ納め、オブジェクトを再合成する
部分である。
理部30bの処理ステップを説明する。ポリゴンリダク
ション調整・処理部30b以外の部分による処理ステッ
プは、実施形態1において図2をもって示した各処理ス
テップと同様のものであるので、ここでは省略する。
ように、オブジェクトに対する階層化ポリゴンデータ、
更新された表示位置、解像度、更新後の階層化レベルが
得られている。
オブジェクトを各オブジェクト部分に分割する(ステッ
プS801)。次に、オブジェクト部分移動調整部36
により各オブジェクト部分の位置が重ならないように再
配置する(ステップS802)。ここでは、図9bに示
すように恐竜の体に隠れている歯の内部オブジェクト部
分が外部に取り出される。
は、ステップS802において再配置された各オブジェ
クト部分に対して、実施形態1のステップS207と同
様、オブジェクトの表示位置に対する階層化レベルの相
関に基づき、現行の階層化レベルを更新された表示位置
に対応する階層化レベルにシフトし、ポリゴンリダクシ
ョン対象となった詳細ポリゴンデータを削除する(ステ
ップS803)。
より、再び外部に取り出した内部オブジェクト部分を元
の位置に再移動する(ステップ804)。続いて、オブ
ジェクト合成部34により、ステップS801で分割し
た各オブジェクト部分を元の位置に戻してオブジェクト
を図9cのように再合成する(ステップS805)。
ンリダクション調整・処理部30からポリゴンリダクシ
ョン処理済みの階層化ポリゴンデータを受け取り、オブ
ジェクト表示位置に合わせたオブジェクトの編集処理を
行い、階層化ポリゴンデータをテクスチャデータなどと
ともに出力部40から出力する(ステップS806)。
6により、オブジェクトの内部に隠れたオブジェクト部
分に対してもポリゴンリダクション処理が施すことがで
きる。
対してもポリゴンリダクション処理を施すことができる
3次元ポリゴン表示装置を提供することができる。 (実施形態4)本実施形態4にかかる3次元ポリゴン表
示装置は、実施形態3と同様、オブジェクトの外表面の
部分のみならず、内部オブジェクト部分に対してもポリ
ゴンリダクション処理を施すことができることを特徴と
するものである。本実施形態4では、その処理方式とし
て、オブジェクトを各オブジェクト部分ごとに分け、内
部オブジェクト部分が外表面に出るように包含オブジェ
クトを変形した後、ポリゴンリダクション処理を施すと
いう方式を採用したものである。例として、表示するオ
ブジェクトを恐竜とし、恐竜の歯を内部オブジェクト部
分、包含オブジェクトを恐竜の頭部として説明する。
装置の全体構成の概略と本装置による処理流れの概略を
図面を参照しつつ説明する。図10は、本実施形態4に
かかる3次元ポリゴン表示装置の概略構成図を示してい
る。図10に示すように、本実施形態4は、実施形態1
の構成におけるポリゴンリダクション調整・処理部30
に代え、ポリゴンリダクション調整・処理部30cを備
えた構成になっている。ポリゴンリダクション調整・処
理部30cを除いた各構成要素は、実施形態1で同じ番
号を付して説明した各構成要素と同様であるのでここで
の説明は省略し、ポリゴンリダクション調整・処理部3
0cを中心に説明する。なお、実施形態1と同様、図示
していないが、システム全体の制御処理に必要なメモ
リ、デバイス類などは装備している。
はオブジェクト部分指定部20と、オブジェクト部分変
形調整部37と、ポリゴンリダクション実行部32と、
オブジェクト合成部34とを備えている。オブジェクト
部分変形調整部37は、オブジェクト部分指定部20で
指定された各オブジェクト部分が外表面に出るように各
オブジェクト部分を変形して調整する部分であり、例え
ば、図12bに示すように恐竜の口を開け、歯を外表面
に出すように変形する処理を行う。
ブジェクト部分に対してポリゴンリダクション処理を行
う部分であり、オブジェクト合成部34は、ポリゴンリ
ダクション処理後の分割されている各オブジェクト部分
を分割した元の位置へ納め、オブジェクトを再合成する
部分である。
処理部30cの処理ステップを説明する。ポリゴンリダ
クション調整・処理部30c以外の部分による処理ステ
ップは、実施形態1において図2をもって示した各処理
ステップと同様のものであるので、ここでは省略する。
ように、オブジェクトに対する階層化ポリゴンデータ、
更新された表示位置、解像度、更新後の階層化レベルが
得られている。
オブジェクトを各オブジェクト部分に分割する(ステッ
プS1101)。次に、オブジェクト部分変形調整部3
7により、内部に隠れた内部オブジェクト部分が外表面
に出るように包含オブジェクトを変形する(ステップS
1102)。ここでは、図12bに示すように恐竜の口
を開け、中に隠れている歯のオブジェクト部分を外表面
に出す。
は、ステップS1102において変形された各オブジェ
クト部分に対して、実施形態1のステップS207と同
様、オブジェクトの表示位置に対する階層化レベルの相
関に基づき、現行の階層化レベルを更新された表示位置
に対応する階層化レベルにシフトし、階層化レベルシフ
トによりポリゴンリダクション対象となった詳細ポリゴ
ンデータを削除する(ステップS1103)。
より、再び変形したオブジェクト部分の形を元に戻す
(ステップ1104)。ここでは、図12cに示すよう
に恐竜の口を閉じる。
ステップS1101で分割した各オブジェクト部分を元
の位置に戻してオブジェクトを図12cのように再合成
する(ステップS1105)。
ンリダクション調整・処理部30からポリゴンリダクシ
ョン処理済みの階層化ポリゴンデータを受け取り、オブ
ジェクト表示位置に合わせたオブジェクトの編集処理を
行い、階層化ポリゴンデータをテクスチャデータなどと
ともに出力部40から出力する(ステップS1106)
以上のステップS1101〜ステップS1106によ
り、オブジェクトの内部に隠れたオブジェクト部分に対
してもポリゴンリダクション処理が施すことができる。
対してもポリゴンリダクション処理を施すことができる
3次元ポリゴン表示装置を提供することができる。 (実施形態5)実施形態5にかかる3次元ポリゴン表示
装置は、テクスチャマッピングに必要とされるデータ量
を低減したことを特徴としたものである。本実施形態5
では、ポリゴンリダクション処理を実行してポリゴン頂
点数を低減した後、新たに形成されるポリゴン面に対し
て、ポリゴンリダクション処理前のポリゴン面に対する
テクスチャ情報を流用・補間することにより近似表現し
てテクスチャ情報に関するデータ処理量を低減させるも
のである。
置の全体構成の概略と本装置による処理流れの概略を図
面を参照しつつ説明する。図13は本実施形態5にかか
る3次元ポリゴン表示装置の全体構成の概略図である。
図13に示すように、実施形態1の構成に加え、さら
に、テクスチャ情報調整部70を備えた構成になってい
る。テクスチャ情報調整部70を除いた各構成要素は、
実施形態1で同じ番号を付した各構成要素と同様である
のでここでの説明は省略し、テクスチャ情報調整部70
を中心に説明する。なお、実施形態1と同様、図示して
いないが、システム全体の制御処理に必要なコントロー
ラ、メモリなどは装備している。
処理ステップを説明する。テクスチャ情報調整部70以
外の部分による処理ステップは、実施形態1において図
2をもって示した各処理ステップと同様のものであるの
で、ここでは省略する。
ポリゴンリダクション調整・処理部30のポリゴンリダ
クション処理により、階層化ポリゴンの頂点が低減され
る。ポリゴンリダクション処理後のデータがテクスチャ
情報調整部70に入力される(ステップS1401)。
また、テクスチャ情報調整部70には、ポリゴンリダク
ション処理前のテクスチャ情報が保持されている次に、
テクスチャ情報調整部70は、ポリゴンリダクション処
理前後の頂点の座標を比較する(ステップS140
2)。比較の結果、ポリゴンリダクション処理前後で座
標の一致、不一致を検出する(ステップS1403)。
ったポリゴン頂点に対しては、保持しているテクスチャ
情報をそのまま適用する(ステップS1404)。一致
しない頂点、つまり、縮退・移動があったポリゴン頂点
に対しては、保持しているテクスチャ情報のうち、縮退
する前のテクスチャ情報を割り当てる(ステップS14
05)。これは、ポリゴンリダクション処理によりポリ
ゴン頂点の一部が縮退して移動したとしても、縮退前の
ポリゴン頂点のテクスチャ情報をそのまま流用しても、
見た目の劣化が大きくないという性質を利用したもので
ある。
0にポリゴンリダクション前のポリゴン頂点がV0〜V
7で示されている。各ポリゴン頂点は2次元のテクスチ
ャ情報(U,V)を持っており、例えばV0は(UV0,
VV0)を持っている。今、ポリゴンは8面のポリゴン面
で形成されている。
リゴン頂点がV0’〜V7’で示されている。ポリゴン
リダクション処理によりV0とV1が縮退され、V0’
となっている。ポリゴンは6面のポリゴン面で形成され
ている。
ダクション処理前後で座標の移動はないので、テクスチ
ャ情報は同じものが適用できる。一方、V0’について
は、一致する座標はないので、ポリゴンリダクション処
理前のポリゴン頂点のうち、縮退前の頂点が選択され
る。ここではV0が選ばれたとすると、V0’のテクス
チャ情報(UV0’,VV0’)は、(UV0,VV0)として
与えられる。
レベルを上げる、つまり、より詳細なレベルにする場合
の処理は、上記ポリゴンリダクション処理とは逆方向の
処理を行う。つまり、V2〜V7とV2’〜V7’の位
置が一致しているのでテクスチャ情報はそのまま
(UV2’,VV2’)〜(UV7’,VV7’)が適用され、
V0とV1に対してもっとも近いV0’の(UV0’,V
V0’)が適用される。
処理によるポリゴン頂点の移動があった場合でも、テク
スチャ情報に関するデータ処理量を低減させることがで
きる。
ポリゴン表示装置は、実施形態5と同様、テクスチャマ
ッピングに必要とされるデータ量を低減したことを特徴
としたものである。本実施形態6では、ポリゴンリダク
ション処理を実行してポリゴン頂点数を低減した後、縮
退移動したポリゴン頂点のテクスチャ情報の平均値を割
り当てることにより近似表現してテクスチャ情報に関す
るデータ処理量を低減させるものである。
置の全体構成は実施形態5で示した図13と同様である
が、実施形態5に比べ、テクスチャ情報調整部70によ
る処理が異なっている。
ダクション前後の頂点の座標を比較する。一致する頂
点、つまり、移動がなかったポリゴン頂点に対しては、
保持しているテクスチャ情報をそのまま適用する。一致
しない頂点、つまり、移動があったポリゴン頂点に対し
ては、ポリゴンリダクション処理前のポリゴン頂点のう
ち、周囲の縮退したポリゴン頂点に対するテクスチャ情
報の平均値を計算して割り当てる。これは、ポリゴンリ
ダクション処理によりポリゴン頂点の一部が縮退した場
合、縮退したポリゴン頂点のテクスチャ情報の平均値が
縮退後のポリゴン頂点のテクスチャ情報と近いという性
質を利用したものである。
いて説明する。150にポリゴンリダクション処理前の
ポリゴン頂点がV0〜V7で示されている。各ポリゴン
頂点は2次元のテクスチャ情報(U,V)を持ってお
り、例えばV0は(UV0,VV0)を持っている。今、ポ
リゴンは8面のポリゴン面で形成されている。
リゴン頂点がV0’〜V7’で示されている。ポリゴン
リダクション処理によりV0とV1が縮退され、V0’
となっている。ポリゴンは6面のポリゴン面で形成され
ている。
ダクション処理前後で座標の移動はないので、テクスチ
ャ情報は同じものが適用される。一方、V0’について
は、一致する座標はないので、ポリゴンリダクション処
理前のポリゴン頂点のうち、縮退したV0とV1が選択
され、その平均値が計算される。つまり、V0’のテク
スチャ情報(UV0’,VV0’)は、((UV0+UV1)/
2,(VV0+VV1)/2)として与えられる。
レベルを上げる、つまり、より詳細なレベルにする場合
の処理は、実施形態5と同様の処理を行う。つまり、図
15に示すように、V2〜V7とV2’〜V7’の位置
が一致しているのでテクスチャ情報はそのまま
(UV2’,VV2’)〜(UV7’,VV7’)が適用され、
V0とV1に対してもっとも近いV0’の((UV0+U
V1)/2,(VV0+VV1)/2)が適用される。
処理によるポリゴン頂点の移動があった場合でも、テク
スチャ情報に関するデータ処理量を低減させることがで
きる。
ポリゴン表示装置は、実施形態5または6と同様、テク
スチャマッピングに必要とされるデータ量を低減したこ
とを特徴としたものである。本実施形態6では、ポリゴ
ンリダクション処理を実行してポリゴン頂点数を低減し
た後、新たな頂点のテクスチャ情報を、周囲の縮退した
ポリゴン頂点のテクスチャ情報から生成するもので、距
離に比例した合成値とするものである。
置の全体構成は実施形態5で示した図13と同様である
が、実施形態5に比べ、テクスチャ情報調整部70によ
る処理が異なっている。
ダクション前後の頂点の座標を比較する。一致する頂
点、つまり、移動がなかったポリゴン頂点に対しては、
保持しているテクスチャ情報をそのまま適用する。一致
しない頂点、つまり、縮退移動があったポリゴン頂点に
対しては、ポリゴンリダクション処理前のポリゴン頂点
のうち、周囲の縮退したポリゴン頂点に対するテクスチ
ャ情報から距離に比例した合成値を計算して割り当て
る。これは、縮退された部分のオブジェクトのテクスチ
ャの変化の割合が近似的に一様であるという性質を利用
し、縮退した周囲のポリゴン頂点のテクスチャ情報から
の変化差分を距離に応じて補正した値を与えるものであ
る。
いて示す。150にポリゴンリダクション処理前のポリ
ゴン頂点がV0〜V7で示されている。各ポリゴン頂点
は2次元のテクスチャ情報(U,V)を持っており、例
えばV0は(UV0,VV0)を持っている。151にポリ
ゴンリダクション処理後のポリゴン頂点がV0’〜V
7’で示されている。ポリゴンリダクション処理により
V0とV1が縮退され、V0’となっている。
ダクション処理前後で座標の移動はないので、テクスチ
ャ情報は同じものが適用される。一方、V0’について
は、一致する座標はないので、ポリゴンリダクション処
理前のポリゴン頂点のうち、周囲の縮退したポリゴン頂
点として、V0とV1が選択される。
の距離をDV0、DV1とすると、
(ZV0’−ZV0)2]1/2 DV1=[(XV0’−XV1)2+(YV0’−YV1)2+(ZV0’
−ZV1)2]1/2 このDV0とDV1を使って、V0、V1のそれぞれからの
V0’までの距離の比をそれぞれDDV0、DDV1とする
と、
は、以下の(数3)で与えられる。
る、つまり、より詳細なレベルにする場合の処理は、
(数3)の逆の計算処理を行う。つまり、V2〜V7と
V2’〜V7’の位置が一致しているのでテクスチャ情
報はそのまま(U V2’,VV2’)〜(UV7’,VV7’)
が適用され、V0とV1に対してもっとも近いV0’の
テクスチャ情報から距離に比例した比で与える。
処理によるポリゴン頂点の移動があった場合でも、テク
スチャ情報に関するデータ処理量を低減させることがで
きる。
ポリゴン表示装置は、テクスチャマッピングに必要とさ
れるデータ量を低減したことを特徴としたものであり、
処理するテクスチャ情報の数自体を低減させ、テクスチ
ャ情報のデータ構造を改善したものである。
情報は、ポリゴン面ごとにそのすべての頂点に対する2
次元のテクスチャ情報を持たせるためポリゴン頂点数を
nとすると、形成されるポリゴン面の平均が2n個とな
り、三角形ポリゴン面あたり3点のポリゴン頂点がある
のでテクスチャ情報は3*2nセット、つまり、6nセ
ット必要となる。
は、モデル作成時に3次元ポリゴンを仮想的に2次元に
展開し、展開した各ポリゴン頂点に対して1セットのテ
クスチャ情報を持たせることによりテクスチャ情報量を
低減するものである。これは、テクスチャ情報は各ポリ
ゴン面それぞれに独立して与える必要はなく、2次元平
面に連続したものとして展開して与えても良いという性
質を利用したものである。
ゴン表示装置のテクスチャ情報に関するデータ構造は、
ポリゴン頂点数をnとし、展開時に切り離した線上のポ
リゴン頂点数をαとすると、(n+α)セットのテクス
チャ情報を持つこととなる。ここでnが大きいときは、
αはnに比べて充分小さいものとなり、テクスチャ情報
はnセットとみなすことができる。結局、従来6nセッ
ト必要となっていたテクスチャ情報を、約nセットに低
減することができる。
3次元ポリゴンを2次元に展開したものを図16bに示
す。図16aに示す3次元ポリゴンは、頂点数が22個
ある。図16bのように展開したとき、両端に切り離さ
れた切断線上には4つのポリゴン頂点があったので、合
計26個のポリゴン頂点数となる。従来のデータ構造で
は、66個のテクスチャ情報のセットが必要であった
が、本発明にかかる装置のデータ構造によれば、26個
のテクスチャ情報のセットで良い。
ポリゴン表示装置は、実施形態8で示した改善したテク
スチャ情報のデータ構造を用いた3次元ポリゴン表示装
置をさらに改善した装置である。
ポリゴン面である場合には、ポリゴン頂点は隣接する他
の2つのポリゴン頂点との間で三角ポリゴン面を形成す
る。しかし、展開した切断線に接していたポリゴン頂点
は両端に分割されているのでポリゴン頂点の組み合わせ
を決める際に混乱が生じる場合がある。本実施形態9の
3次元ポリゴン表示装置は、かかる点を改善したもので
ある。
次元に展開した図の一部を強調して表わしたものであ
る。いま、ポリゴン頂点V1とV2に注目する。正しく
は、ポリゴン頂点V0との間でポリゴン面M1を形成す
るものであるが、ポリゴン頂点V0が分割され、V0’
も存在するため、V1・V2・V0’のポリゴン面M
1’が選択される可能性がある。
次元ポリゴン表示装置は、次の2点の特徴を備えてい
る。第1番目の特徴は、ポリゴン面の表裏を判別するこ
とで正しいポリゴン面M1を決定する点である。ポリゴ
ン面の表裏決定手段として、ポリゴン頂点間のベクトル
の外積値を利用するポリゴン表裏判定部を備えている。
面をポリゴンの表と決めておく。テクスチャマッピング
の際に、図17のように、ポリゴン面の候補がM1と
M1’の2つが挙がった場合に、ポリゴン表裏判定部
は、ポリゴン頂点間のベクトルの外積を求め、外積が正
である場合にはポリゴン頂点が反時計回りに並ぶ表の面
であることが判別できる。
ゴン面M1’の外積P1’は、
ので、ポリゴン面M1が表の面であることが判別でき、
テクスチャマッピングにおいてM1を採用し、M1’を除
外することができる。
により正しいポリゴン面M1を決定する点である。これ
は特に、上記第1番目の特徴である外積値による決定が
できない場合に有効である。
次元ポリゴンを2次元に展開した図の一部を強調して表
わしたものである。いま、ポリゴン頂点V2に注目す
る。隣接するV0とV1は2点とも切断線で分割され、
V0’とV1’が存在している。そのため、V2が形成
しうるポリゴン面は、M1(V0,V1,V2)、M
2(V0’,V1,V2)、M3(V0’,V1’,V
2)、M4(V0,V1’,V2)の4面が候補として
挙がる。ここで、上記第1番目の特徴として説明したポ
リゴン表裏判定部の外積値による判別を適用すると、ポ
リゴン面M1〜M4の外積値P1〜P4は、それぞれ、P1
>0、P2>0、P3<0、P4<0となる。このためM3
とM4は除外できるが、M1とM2のいずれも正であるの
で一意に決定できない。
のポリゴン面の高さと幅を比べる。例えば、ポリゴン面
の高さと幅の合計値をそれぞれ計算し、合計値を比較す
る。ポリゴン面は微小外表面を形成するものであるの
で、高さと幅の合計値の小さいポリゴン面M1が正しい
ポリゴン面であることが判別できる。
て両端に分割したテクスチャ情報のデータ構造を利用し
た場合でも、ポリゴン頂点の組み合わせを正しく決定す
ることができ、混乱が生じることがない。
リゴン表示装置は、上記に説明した構成を実現する処理
ステップを記述したプログラムをコンピュータ読み取り
可能な記録媒体に記録して提供することにより、各種コ
ンピュータを用いて構築することができる。本発明にか
かる3次元ポリゴン表示装置を実現する処理ステップを
備えたプログラムを記録した記録媒体は、図19に図示
した記録媒体の例に示すように、CD−ROM102や
フレキシブルディスク103等の可搬型記録媒体101
だけでなく、ネットワーク上にある記録装置内の記録媒
体100や、コンピュータのハードディスクやRAM等
の記録媒体105のいずれであっても良く、プログラム
実行時には、プログラムはコンピュータ104上にロー
ディングされ、主メモリ上で実行される。
によれば、ポリゴンリダクション処理において、形状が
細かく、視認性の高いオブジェクト部分への影響が低減
でき、ポリゴン数を低減しても見た目の劣化が少ない3
次元ポリゴン表示装置を提供することができる。
装置によれば、ポリゴンリダクション処理によりポリゴ
ン頂点が縮退・移動しても近似的にテクスチャ情報を生
成できるので、テクスチャ情報のデータ量を低減し、か
つ、見た目の劣化が少ない3次元ポリゴン表示装置が提
供できる。
装置によれば、2次元に展開したポリゴン頂点に対する
テクスチャ情報により正しいポリゴン面を特定してテク
スチャマッピング処理することができ、テクスチャ情報
のデータ量を低減することができる。
表示装置の概略構成図
の処理流れの全体像を示したフローチャート
表示装置の概略構成図
処理ステップを示したフローチャート
理の間引き率設定例を示す図
表示装置の概略構成図
処理ステップを示したフローチャート
配置の例を示す図
ン表示装置の概略構成図
の処理ステップを示したフローチャート
露出する例を示す図
ン表示装置の概略構成図
を示したフローチャート
す図
す図
部を強調した図
処理部 31 オブジェクト拡大部 32 ポリゴンリダクション実行部 33 オブジェクト部分縮小部 34 オブジェクト合成部 35 ポリゴンリダクション率指定部 36 オブジェクト部分移動調整部 37 オブジェクト部分変形調整部 40 出力部 50 制御部 60 階層化ポリゴンデータ格納部 70 テクスチャ情報調整部 100 回線先のハードディスク等の記録媒体 101 CD−ROMやフレキシブルディスク等の可搬
型記録媒体 102 CD−ROM 103 フレキシブルディスク 104 コンピュータ 105 コンピュータ上のRAM/ハードディスク等の
記録媒体
Claims (9)
- 【請求項1】 表示解像度に応じてオブジェクトのポリ
ゴンメッシュを形成する階層化ポリゴンデータを用いた
3次元ポリゴン表示装置であって、 前記オブジェクトの一部分を指定してオブジェクト部分
に分割するオブジェクト部分指定部と、前記指定された
オブジェクト部分に対してポリゴンリダクション処理を
施す割合を調整して実行するポリゴンリダクション調整
・処理部とを備え、オブジェクトに対してポリゴンデー
タ数を減少させるポリゴンリダクション処理を施す場合
に、オブジェクトの各部分ごとにポリゴンデータ数を減
少させる割合を設定でき、前記ポリゴンリダクション調
整・処理部が、前記指定されたオブジェクト部分を拡大
するオブジェクト部分拡大部と、前記拡大されたオブジ
ェクト部分に対してポリゴンリダクション処理を行うポ
リゴンリダクション実行部と、前記ポリゴンリダクショ
ン処理されたオブジェクト部分を前記拡大前の元の大き
さに縮小するオブジェクト部分縮小部と、前記元の大き
さに縮小されたオブジェクト部分を前記オブジェクトの
元の位置へ納めて合成するオブジェクト合成部とを備
え、ポリゴンリダクション処理実行前にオブジェクト部
分の大きさを拡大しておくことによりポリゴンリダクシ
ョン処理が施される割合を調整することを特徴とする3
次元ポリゴン表示装置。 - 【請求項2】 前記ポリゴンリダクション調整・処理部
が、ポリゴンリダクション処理を行うポリゴンリダクシ
ョン実行部と、前記ポリゴンリダクション実行部により
低減されるポリゴンデータの間引き率を指定するポリゴ
ンリダクション率指定部とを備え、前記オブジェクト部
分指定部により指定されたオブジェクト部分に対して前
記ポリゴンリダクション率指定部により間引き率を個別
に設定してポリゴンリダクション処理が施される割合を
調整する請求項1に記載の3次元ポリゴン表示装置。 - 【請求項3】 前記ポリゴンリダクション調整・処理部
が、指定されたオブジェクト部分を移動させて再配置す
るオブジェクト部分移動調整部と、ポリゴンリダクショ
ン処理を行うポリゴンリダクション実行部と、前記オブ
ジェクト部分を前記オブジェクトの元の位置へ納めて合
成するオブジェクト合成部とを備え、 前記オブジェクト部分指定部により、他のオブジェクト
部分に包含され、内部に存在する内部オブジェクト部分
を指定し、前記オブジェクト部分移動調整部により、前
記指定された内部オブジェクト部分をオブジェクトの外
部に移動して再配置し、前記ポリゴンリダクション実行
部により、前記再配置後のオブジェクトに対してポリゴ
ンリダクション処理を施すことにより、内部に隠れたオ
ブジェクト部分に対してもポリゴンリダクション処理を
実行する請求項1に記載の3次元ポリゴン表示装置。 - 【請求項4】 前記ポリゴンリダクション調整・処理部
が、オブジェクトの形状を変形させるオブジェクト部分
変形調整部と、ポリゴンリダクション処理を行うポリゴ
ンリダクション実行部と、前記オブジェクト部分を前記
オブジェクトの元の位置へ納めて合成するオブジェクト
合成部とを備え、 前記オブジェクト部分指定部により、内部に他のオブジ
ェクト部分を包含する包含オブジェクト部分を指定し、
前記オブジェクト部分変形調整部により、前記包含オブ
ジェクト部分を変形して前記包含されている内部オブジ
ェクト部分を外表面に露出させ、前記ポリゴンリダクシ
ョン実行部により、前記変形後のオブジェクトに対して
ポリゴンリダクション処理を施すことにより、内部に隠
れたオブジェクト部分に対してもポリゴンリダクション
処理を実行する請求項1に記載の3次元ポリゴン表示装
置。 - 【請求項5】 ポリゴンリダクション処理前のポリゴン
頂点に関する座標とテクスチャ情報を保持し、ポリゴン
リダクション処理後のポリゴン頂点に関するテクスチャ
情報を生成するテクスチャ情報調整部を備え、 前記テクスチャ情報調整部は、前記ポリゴンリダクショ
ン調整・処理部によるポリゴンリダクション処理後のポ
リゴン頂点の座標を取得し、ポリゴンリダクション処理
前後のポリゴン頂点の座標を比較するポリゴン頂点比較
部と、前記座標比較の結果、一致するポリゴン頂点に対
しては、保持しているテクスチャ情報をそのまま割り付
け、一致せず縮退・移動があったポリゴン頂点に対して
は、縮退・移動前のもっとも近い座標を持つポリゴン頂
点に対するテクスチャ情報を流用して割り当てるテクス
チャ情報割り付け部とを備えた請求項1に記載の3次元
ポリゴン表示装置。 - 【請求項6】 ポリゴンリダクション処理前のポリゴン
頂点に関する座標とテクスチャ情報を保持し、ポリゴン
リダクション処理後のポリゴン頂点に関するテクスチャ
情報を生成するテクスチャ情報調整部を備え、 前記テクスチャ情報調整部は、前記ポリゴンリダクショ
ン調整・処理部によるポリゴンリダクション処理後のポ
リゴン頂点の座標を取得し、ポリゴンリダクション処理
前後のポリゴン頂点の座標を比較するポリゴン頂点比較
部と、前記座標比較の結果、一致するポリゴン頂点に対
しては、保持しているテクスチャ情報をそのまま割り付
け、一致せず縮退・移動があったポリゴン頂点に対して
は、周囲のポリゴン頂点との間においてテクスチャ情報
の変化は距離に比例するとして縮退・移動距離に応じた
変化分を補正した値をテクスチャ情報として割り当てる
テクスチャ情報割り付け部とを備えた請求項1に記載の
3次元ポリゴン表示装置。 - 【請求項7】 表示解像度に応じてオブジェクトのポリ
ゴンメッシュを形成する階層化ポリゴンデータを用いた
3次元ポリゴン表示装置を実現する処理プログラムを記
録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体であって、 前記オブジェクトの一部分を指定してオブジェクト部分
に分割するオブジェクト部分指定処理ステップと、前記
オブジェクト部分指定処理ステップにより指定されたオ
ブジェクト部分に対してポリゴンリダクション処理が施
される割合を調整して実行するポリゴンリダクション調
整処理ステップとを備え、オブジェクトに対してポリゴ
ンデータ数を減少させるポリゴンリダクション処理を施
す場合に、前記オブジェクトの各部分ごとにポリゴンデ
ータ数を減少させる割合を設定でき、前記ポリゴンリダ
クション調整処理ステップが、前記指定されたオブジェ
クト部分を拡大するオブジェクト部分拡大処理と、前記
拡大されたオブジェクト部分に対して行うポリゴンリダ
クション処理と、前記ポリゴンリダクション処理された
オブジェクト部分を前記拡大前の元の大きさに縮小する
オブジェクト部分縮小処理と、前記元の大きさに縮小さ
れたオブジェクト部分を前記オブジェクトの元の位置へ
納めて合成するオブジェクト合成処理とを含み、ポリゴ
ンリダクション処理実行前にオブジェクト部分の大きさ
を拡大しておくことによりポリゴンリダクション処理が
施される割合を調整することを特徴とする処理プログラ
ムを記録したことを特徴とする記録媒体。 - 【請求項8】 ポリゴンリダクション処理前のポリゴン
頂点に関する座標とテクスチャ情報を保持し、ポリゴン
リダクション処理後のポリゴン頂点に関するテクスチャ
情報を生成するテクスチャ情報調整処理ステップを備
え、 前記テクスチャ情報調整処理ステップは、前記ポリゴン
リダクション調整処理ステップによるポリゴンリダクシ
ョン処理後のポリゴン頂点の座標を取得し、ポリゴンリ
ダクション処理前後のポリゴン頂点の座標を比較するポ
リゴン頂点比較処理ステップと、前記座標比較の結果、
一致するポリゴン頂点に対しては、保持しているテクス
チャ情報をそのまま割り付け、一致せず縮退・移動があ
ったポリゴン頂点に対しては、縮退・移動前のもっとも
近い座標を持つポリゴン頂点に対するテクスチャ情報を
流用して割り当てるテクスチャ情報割り付け処理ステッ
プとを備えた請求項7に記載の記録媒体。 - 【請求項9】 ポリゴンリダクション処理前のポリゴン
頂点に関する座標とテクスチャ情報を保持し、ポリゴン
リダクション処理後のポリゴン頂点に関するテクスチャ
情報を生成するテクスチャ情報調整処理ステップを備
え、 前記テクスチャ情報調整処理ステップは、前記ポリゴン
リダクション調整処理ステップによるポリゴンリダクシ
ョン処理後のポリゴン頂点の座標を取得し、ポリゴンリ
ダクション処理前後のポリゴン頂点の座標を比較するポ
リゴン頂点比較処理ステップと、前記座標比較の結果、
一致するポリゴン頂点に対しては、保持しているテクス
チャ情報をそのまま割り付け、一致せず縮退・移動があ
ったポリゴン頂点に対しては、周囲のポリゴン頂点との
間においてテクスチャ情報の変化は距離に比例するとし
て縮退・移動距離に応じた変化分を補正した値をテクス
チャ情報として割り当てるテクスチャ情報割り付け処理
ステップとを備えた請求項7に記載の記録媒体。
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