JP2973554B2 - 電子ビーム装置による電圧測定方法 - Google Patents

電子ビーム装置による電圧測定方法

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JP2973554B2
JP2973554B2 JP3055036A JP5503691A JP2973554B2 JP 2973554 B2 JP2973554 B2 JP 2973554B2 JP 3055036 A JP3055036 A JP 3055036A JP 5503691 A JP5503691 A JP 5503691A JP 2973554 B2 JP2973554 B2 JP 2973554B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は集積回路の診断等に使用
される電子ビーム装置による電圧測定方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、電子ビーム装置として、図4にそ
の要部を示すようなものが提案されている。図中、1は
鏡筒、2は電子銃、3は電子銃2から発生された電子ビ
ーム、4は電子レンズ、5は電子ビーム3を電子ビーム
パルス6に成形するブランカ、7は電子ビームパルス6
を偏向する偏向コイル、8は試料室、9は試料LSI、
10は試料LSI9から発生した2次電子、11は分析
グリッド12による減速電界によって2次電子10の通
過を制御するエネルギー分析器、13は2次電子検出器
であり、この電子ビーム装置においては、分析電圧対2
次電子信号量特性、いわゆるSカーブ上、設定されたス
ライスレベルと等しい2次電子信号量を与える分析電圧
をもって測定対象信号の電圧測定値とされる。この場
合、いわゆる閉ループ法が使用される。
【0003】図5及び図6は閉ループ法を説明するため
の図であり、かかる閉ループ法においては、まず、図5
に示すように、SカーブのスライスレベルSL付近にお
ける傾きβ(=δS/δV)の逆数である収束係数α
(=−δV/δS)が求められる。
【0004】次に、図6に示すように、分析電圧の初期
値VR0が分析グリッド12に印加され、2次電子信号が
サンプリングされる。このとき、2次電子信号量として
0が得られたとすると、分析電圧はα(S0−SL)だ
け更新されてVR0+α(S0−SL)=VR1とされ、これ
が分析グリッド12に印加される。このとき、2次電子
信号量としてS1が得られたとすると、分析電圧はα
(S1−SL)だけ更新されてVR1+α(S1−SL)=V
R2とされ、これが分析グリッド12に印加される。以
下、このようにして、分析電圧の更新が繰り返され、分
析電圧の更新量の絶対値が一定値以下になったとき以
降、スライスレベルSLを与える分析電圧の測定を複数
回繰り返し、これを加算平均したものを電圧測定値とす
る。このようにして、測定対象信号の電圧測定値を得る
ことができる。これが閉ループ法である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】かかる電子ビーム装置
においては、図7に示すように、Sカーブの形状は測定
中のコンタミネイション( contamination )の付着や、
電子ビームの光軸の変化によるビーム電流の変動により
徐々に変化しており、これに対応して、収束係数αも変
化している。にも関わらず、従来の電子ビーム装置にお
いては、収束係数αは、測定開始時に算出され、測定中
に更新されることはない。このため、精度の高い電圧測
定を行うことができないという問題点があった。
【0006】また、かかる電子ビーム装置においては、
測定位相の走査をカウンタ回路などに同期させてシーケ
ンシャルに行うと、配線上の絶縁膜の影響で検出される
2次電子信号量に誤差が発生してしまう場合がある。こ
のため、かかる電子ビーム装置においては、測定位相の
走査をランダムに行う方法が採用されている。ここに、
例えば、測定対象信号が図8に示すようなものである場
合において、測定位相をランダムに変化させた場合、分
析電圧、即ち、測定電圧は、例えば、図9に示すように
変化する。
【0007】この方法においては、各位相点におけるス
トロボサンプリング回数としては、100〜500回程
度が適当である。そこで、サンプリングレートを10M
Zとすると、一位相点あたりのサンプリング時間は1
0〜50μS程度となる。
【0008】しかしながら、分析グリッド及びその周辺
回路の負荷が大きいため、分析電圧は、余り高速に切り
換えることはできない。ここに、分析電圧を変更した場
合の静定時間はサンプリング時間と同程度の20μS程
度となる。したがって、2次電子信号のサンプリングは
指定した分析電圧ではなく、次式で示す等価的な分析電
圧Veffで行うことになる。
【0009】
【数5】
【0010】但し、V0は前回測定の分析電圧、V1は今
回測定の分析電圧、τsは一位相の2次電子信号のサン
プリングに要する時間、τVは分析電圧の静定時間であ
る(図10参照)。したがって、今回の分析電圧には、
前回の分析電圧の変化量(V0−V1)に比例した誤差が
生じる。ここに、スライスレベル近傍では分析電圧と2
次電子信号量は比例している。したがって、2次電子信
号には(V0−V1)に比例した誤差が重畳されることに
なる。この誤差は、電圧測定におけるノイズとして観測
される。このノイズを避けるため、従来においては、分
析電圧変化後に10〜20μS程度の静定時間をおいて
2次電子信号のサンプリングを開始していた。このた
め、測定時間が長くなってしまうという問題点があっ
た。
【0011】本発明は、かかる点に鑑み、試料の電圧測
定箇所に照射すべき電子ビームパルスを発生する電子ビ
ームパルス発生手段と、分析電圧を印加され、試料の電
圧測定箇所から発生する2次電子の通過を減速電界によ
って制御する分析グリッドを有してなるエネルギー分析
器と、このエネルギー分析器を通過した2次電子を検出
する2次電子検出器とを備えて構成される電子ビーム装
置において、Sカーブの変動による収束係数の変化を考
慮し、あるいは、測定位相の走査をランダムに行った場
合の2次電子信号量の誤差を考慮し、精度の高い電圧測
定を行うことができるようにした電子ビーム装置による
電圧測定方法を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明中、第1の発明に
よる電子ビーム装置による電圧測定方法は、試料の電圧
測定箇所の測定電圧に平均値が0[V]で前記測定電圧
と相関関係にない交流電圧(以下、プローブ電圧とい
う)を重畳した電圧を分析電圧として2次電子信号量を
測定し、この2次電子信号量と前記プローブ電圧との相
互相関と、前記プローブ電圧の自己相関との関係から、
Sカーブ上に設定されたスライスレベル付近における新
たな収束係数を算定し、この新たな収束係数を用いて前
記分析電圧の更新を行い、前記測定電圧を更新するとい
うものである。
【0013】本発明中、第2の発明による電圧測定方法
は、分析グリッドに分析電圧を印加して2次電子信号量
を測定する場合の測定位相の走査をランダムに行い、各
測定位相における分析電圧の変化量を測定し、この分析
電圧の変化量と2次電子信号量との相互相関と、前記分
析電圧の変化量の自己相関との関係から、測定された2
次電子信号量の誤差を算定して正確な2次電子信号量を
得、この正確な2次電子信号量と、分析電圧対2次電子
信号量特性上に設定されたスライスレベルと、前記分析
電圧と、前記スライスレベル付近における収束係数とか
ら測定電圧を更新するというものである。
【0014】
【作用】第1の発明によれば、Sカーブの変動による収
束係数の変化を考慮し、新しい収束係数を算定して分析
電圧の更新を行うようにしているので、精度の高い電圧
測定を行うことができる。
【0015】第2の発明によれば、測定位相の走査をラ
ンダムに行った場合の2次電子信号量の誤差を考慮し、
正確な2次電子信号量を算定するようにしているので、
この場合も、精度の高い電圧測定を行うことができる。
【0016】
【実施例】以下、図1〜図3を参照して本発明の第1実
施例及び第2実施例について説明する。なお、図1及び
図3において、図4に対応する部分には同一符号を付
し、その重複説明は省略する。
【0017】第1実施例・・図1、図2 図1は本発明の第1実施例(第1の発明の一実施例)を
実施するための電子ビーム装置の要部を示す図であり、
14は制御用計算機、15はプローブ電圧を格納するた
めのプローブ電圧格納バッファ、16は測定電圧を格納
するための測定電圧格納バッファ、17はクロックを発
生するクロックジェネレータ、18は制御用計算機14
から供給される測定位相点数データに基づいて測定位相
データを出力し、測定位相を指定するカウンタ回路、1
9はカウンタ回路18から供給される測定位相データに
基づいてブランカ5にブランキングパルスを供給するデ
ィレイユニット、20は2次電子検出器13から出力さ
れる2次電子信号を加算平均する2次電子信号加算平均
回路、21はプローブ電圧格納バッファ15からプロー
ブ電圧データを供給されると共に、測定電圧格納バッフ
ァ16から測定電圧データを供給され、カウンタ回路1
8により指定される測定位相に対応する測定電圧とプロ
ーブ電圧の和を分析電圧として発生する分析電圧発生回
路である。
【0018】図2は本発明の第1実施例の電圧測定方法
の手順を説明するための図であり、この第1実施例にお
いては、測定箇所の真の電圧(電圧波形)をVS(m)
で表わすものとし、今、仮に、図2aに示すような電圧
波形をしているものとする。なお、mは測定位相を示す
変数である。
【0019】ここに、i回目の測定で得られた測定電圧
をVi(m)とすると、この測定電圧Vi(m)は、制御用計
算機14の測定電圧格納バッファ16に格納されるが、
この測定電圧Vi(m)は、この真の電圧VS(m)と次の
ような関係にある。 Vi(m)=VS(m)+Ni(m) 但し、Ni(m)は大きさが不明のノイズである(図2b
参照)。
【0020】また、この第1実施例においては、図2c
に示すような、平均値を0[V]とし、標準偏差を0.
2〜0.3[V]程度とするプローブ電圧Pi(m)がプロ
ーブ電圧格納バッファ15に格納される。なお、図2c
は、プローブ電圧Pi(m)を仮に示すものであり、実際
には、ランダムノイズ等が適当である。
【0021】そこで、この第1実施例においては、i+
1回目の電圧測定を、測定電圧格納バッファ16に格納
されているi回目の測定電圧Vi(m)と、プローブ電圧
格納バッファ15に格納されているプローブ電圧P
i(m)とを加算した電圧Vi(m)+Pi(m)を分析電圧VR
i(m)として分析グリッド12に印加して行う(図2d
参照)。なお、図2dにおいて、破線は真の電圧V
S(m)である。また、この場合の加算はカウンタ回路
18から指定される測定位相に応じて行われる。また、
カウンタ回路18の内容は、ディレイユニット19に通
知されて、カウンタ回路18の値に対する測定位相が設
定される。
【0022】他方、2次電子信号加算平均回路20にお
いては、2次電子検出器13から出力される2次電子信
号がカウンタ回路18によって指定される全ての測定位
相でサンプリングされ、2次電子信号量が加算平均され
て、これがサンプリング終了信号と共に制御用計算機1
4に通知される。ここに、2次電子信号量Si(m)は次
式で表示される(図2e参照)。
【0023】 Si(m)=β[Ni(m)+Pi(m)]+SL+ni(m) 但し、βはSカーブのスライスレベルSL付近における
傾き、ni(m)はノイズである。また、図2eにおい
て、点線は、βPi(m)+SLである。
【0024】ここに、制御用計算機14においては、2
次電子信号量Si(m)とプローブ電圧Pi(m)との相互相
関が次のようにして計算される。
【0025】
【数6】
【0026】但し、β*は、
【0027】
【数7】
【0028】である。したがって、収束係数αの近似値
α*が、
【0029】
【数8】
【0030】で求められる。そこで、本実施例において
は、α*[Si(m)−SL]をフィードバック電圧として
フィードバックすると、新たな測定電圧Vi+1(m)は、
【0031】
【数9】
【0032】として求めることができる(図2f、図2
g参照)。ここで、α*は非常に良い精度でαと一致す
るため、第2項を無視し、 Vi+1(m)=Vs(m)+α*i(m) とすることができる。なお、新たな測定電圧Vi+1(m)
を測定電圧格納バッファ16に格納する。
【0033】以上の測定シーケンスを繰り返して、フィ
ードバック電圧が所定値以下になるようにし、それ以降
も同様の測定シーケンスを繰り返し、フィードバック電
圧が所定値以下になった以降の測定電圧を加算平均して
測定電圧を得るようにする。
【0034】また、この第1実施例では、フィードバッ
ク電圧が所定値以下になった以降の測定電圧をVw(m)
と表示する場合において、V1(m)〜Vh(m)までのh
個の測定電圧を加算平均して求めた測定電圧
【0035】
【数10】
【0036】の電圧分解能Vresol(h)を次のように
して求める。
【0037】
【数11】
【0038】但し、Var(k)は、フィードバック電圧
の分散であり、次式で求めることができる。
【0039】
【数12】
【0040】但し、VF k(m)はフィードバック電圧で
あり、次式で求めることができる。 VF k(m)=Vk+1(m)−Vk(m) また、
【0041】
【数13】
【0042】は、フィードバック電圧の平均であり、次
式で求めることができる。
【0043】
【数14】
【0044】以上のように、この第1実施例において
は、測定電圧Vi(m)にプローブ電圧Pi(m)を重畳する
ことにより、その段階で正確な収束係数α*を算定し、
この収束係数α*を使用してフィードバック電圧を決定
することができ、また、この場合、ノイズNi(m)及び
プローブ電圧Pi(m)の影響を受けない測定電圧を求め
ることができる。したがって、精度の高い測定を行うこ
とができる。
【0045】また、この第1実施例においては、加算平
均して求めた測定電圧Vh(m)の電圧分解能Vresol
(h)を式(1)で求めるようにしているので、温度の
変動等、測定環境の変化に関わらず、安定した電圧分解
能を得ることができる。
【0046】第2実施例・・図3 図3は本発明の第2実施例(第2の発明の一実施例)を
実施するための電子ビーム装置の要部を示す図であり、
図中、22は測定位相をランダムに指定する測定位相デ
ータを出力するポインタ回路である。
【0047】いま、j番目の位相における分析電圧をV
R(j)とすると、この分析電圧VR(j)は、 VR(j)=V(j)+N(j) となる。但し、V(j)はj番目における真の分析電
圧、N(j)はノイズである。各位相で測定される2次
電子信号量Se(j)は、
【0048】
【数15】
【0049】となる。但し、δ(j)=VR(j)−VR
(j−1)であり、また、n(j)は新たに加わったノ
イズである。また、δ(j)は分析電圧変化による誤差
分であり、Cは未知数である。
【0050】ここに、位相変化による分析電圧の変化量
δ(j)は、ノイズN(j)、n(j)と相関関係にな
いので、この第2実施例においては、Se(j)とδ
(j)との相互相関を求めると、
【0051】
【数16】
【0052】となる。したがって、Cδ(j)は、Se
(j)とδ(j)との相互相関と、δ(j)の自己相関
とから次のようにして求めることができる。
【0053】
【数17】
【0054】そこで、この誤差分Cδ(j)を2次電子
信号量Se(j)から除いてやると、正確な2次電子信
号量が求まる。
【0055】かかる第2実施例によれば、測定位相の走
査をランダムに行った場合の2次電子信号量の誤差を考
慮しているので、精度の高い電圧測定を行うことができ
る。
【0056】
【発明の効果】本発明中、第1の発明によれば、Sカー
ブの変動による収束係数の変化を考慮し、新しい収束係
数を算定して分析電圧の更新を行うようにしているの
で、精度の高い電圧測定を行うことができる。
【0057】また、本発明中、第2の発明によれば、測
定位相の走査をランダムに行った場合の2次電子信号量
の誤差を考慮し、正確な2次電子信号量を算定するよう
にしているので、この第2の発明においても、精度の高
い電圧測定を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例(第1の発明の一実施例)
を実施するための電子ビーム装置の要部を示す図であ
る。
【図2】本発明の第1実施例の電圧測定方法の手順を説
明するための図である。
【図3】本発明の第2実施例(第2の発明の一実施例)
を実施するための電子ビーム装置の要部を示す図であ
る。
【図4】従来の電子ビーム装置の要部を示す図である。
【図5】閉ループ法を説明するための図である。
【図6】閉ループ法を説明するための図である。
【図7】Sカーブの変動を示す図である。
【図8】真の電圧波形を示す図である。
【図9】測定位相の走査をランダムに行った場合の分析
電圧の波形を示す図である。
【図10】測定位相の走査をランダムに行った場合の問
題点を説明するための図である。
【符号の説明】
2 電子銃 9 試料 10 2次電子 11 エネルギー分析器 13 2次電子検出器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 手操 弘典 神奈川県川崎市中原区上小田中1015番地 富士通株式会社内 (56)参考文献 特開 平4−93676(JP,A) 特開 平3−187145(JP,A) 特開 平3−56864(JP,A) 特開 平1−147377(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G01R 19/00 - 19/32 G01R 31/28 - 31/3193 H01L 21/66

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】試料の電圧測定箇所に照射すべき電子ビー
    ムパルスを発生する電子ビームパルス発生手段と、分析
    電圧を印加され、前記試料の電圧測定箇所から発生する
    2次電子の通過を減速電界によって制御する分析グリッ
    ドを有してなるエネルギー分析器と、該エネルギー分析
    器を通過した2次電子を検出する2次電子検出器とを備
    えて構成される電子ビーム装置において、前記試料の電
    圧測定箇所の測定電圧に平均値が0[V]で前記測定電
    圧と相関関係にない交流電圧を重畳した電圧を分析電圧
    として2次電子信号量を測定し、この2次電子信号量と
    前記交流電圧との相互相関と、前記交流電圧の自己相関
    との関係から、分析電圧対2次電子信号量特性上に設定
    されたスライスレベル付近における新たな収束係数を算
    定し、この新たな収束係数を用いて前記分析電圧の更新
    を行い、前記測定電圧を更新することを特徴とする電子
    ビーム装置による電圧測定方法。
  2. 【請求項2】請求項1記載の電子ビーム装置による電圧
    測定方法において、分析電圧の更新を繰り返し、分析電
    圧の更新量の絶対値が一定値以下になったとき以降の分
    析電圧Vw(m)(但し、m=測定位相)の測定を複数
    回繰り返し、これを加算平均したもの 【数1】 を前記試料の電圧測定箇所の測定電圧とする場合におい
    て、フィードバック電圧VF k(m)を VF k(m)=Vk+1(m)−Vk(m) で求め、フィードバック電圧VF k(m)の平均を 【数2】 で求め、フィードバック電圧VF k(m)の分散を 【数3】 で求める場合、電圧分解能Vresol(h)を 【数4】 で算定することを特徴とする電子ビーム装置による電圧
    測定方法。
  3. 【請求項3】試料の電圧測定箇所に照射すべき電子ビー
    ムパルスを発生する電子ビームパルス発生手段と、分析
    電圧を印加され、前記試料の電圧測定箇所から発生する
    2次電子の通過を減速電界によって制御する分析グリッ
    ドを有してなるエネルギー分析器と、該エネルギー分析
    器を通過した2次電子を検出する2次電子検出器とを備
    えて構成される電子ビーム装置において、前記分析グリ
    ッドに分析電圧を印加して2次電子信号量を測定する場
    合の測定位相の走査をランダムに行い、各測定位相にお
    ける分析電圧の変化量を測定し、この分析電圧の変化量
    と2次電子信号量との相互相関と、前記分析電圧の変化
    量の自己相関との関係から、測定された2次電子信号量
    の誤差を算定して正確な2次電子信号量を得、この正確
    な2次電子信号量と、分析電圧対2次電子信号量特性上
    に設定されたスライスレベルと、前記分析電圧と、前記
    スライスレベル付近における収束係数とから測定電圧の
    更新値を求めることを特徴とする電子ビーム装置による
    電圧測定方法。
JP3055036A 1991-03-19 1991-03-19 電子ビーム装置による電圧測定方法 Expired - Lifetime JP2973554B2 (ja)

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