JP2973527B2 - 超音波モータの駆動方法 - Google Patents

超音波モータの駆動方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、圧電体による振動エネ
ルギーを回転運動に変換する超音波モータに関し、特
に、ステップ動作に適した時計用の超音波モータの機械
的構造及びその駆動方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、超音波モータは、圧電体リングに
駆動電圧を印加することにより、円環状又は円板状の
動体(ステータ)に進行波又は定常波を発生させて、こ
の振動体上に形成された歯と接する円環状の移動体(ロ
ータ)を摩擦力で回転させるものであ。
【0003】この場合、圧電体リングには、分極処理
(ポーリング)の方向を該リングの表裏逆方向にした各
要素が交互に並列しており、この並列周期をリング上の
2か所で位相をずらすことにより、2つの圧電体要素列
が形成されるようになっている。この圧電体要素列の表
裏に交流電圧を印加すると、逆方向に分極処理された各
要素列は、圧電体リングの円周方向に交互に伸長と収縮
を繰り返し、全体として波形に変形し、圧電体リングに
接着された振動体の表面上に進行波を発生させる。この
進行波は振動体上に形成された歯の高さを順次変動さ
せ、この歯とこれに接触する移動体の表面との摩擦力に
より移動体を所定方向に回転させるようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
超音波モータには以下の問題点がある。すなわち、移動
体をステップ動作させる場合又は所定の回転位置で停止
させる場合等、移動体の位置制御を正確に行う場合に
は、エンコーダ等の位置センサを取り付け、フィードバ
ック制御を行う必要がある。この位置センサの取り付け
によって、機械的構成部分の小型化が困難となり、ま
た、この制御系の部分で少なくない電力を消費するとい
う問題点があり、特に、小型化及び省電力化が要求され
る時計用の超音波モータとしては不適当であった。
【0005】そこで、本発明は上記問題点を解決するも
のであり、その課題は、位置センサ及びフィードバック
制御回路を設置せずに、移動体と振動体の構造形状を特
定し及びその振動体上に定常波を発生させることによ
り、ステップ動作可能な超音波モータとし、その小型化
と省電力化を達成することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の超音波モータの
駆動方法は、片面に圧電素子を備え、該圧電素子により
加振される振動体と、該振動体と接触状態にあって、摩
擦力により回転駆動される移動体と、を有しており、前
記圧電素子は、その表裏逆方向に分極処理された圧電体
要素が配置された圧電体リングを備え、該圧電体リング
には、その円環に沿って円周の整数分の一の所定周期
で、かつ相互に空間的に位相差をもって形成された第1
の圧電体要素列及び第2の圧電体要素列が設けられ、前
記第1の圧電体要素列および前記第2の圧電体要素列に対
しそれぞれ交流電圧を印加可能な駆動手段を備え、前記
移動体は、前記振動体に加振される定常波の腹の数に等
しい数の切り欠き部を有し、該切り欠き部は互いに等間
隔に位置し、前記第1の圧電体要素列の分極処理方向と
前記第2の圧電体要素列の分極処理方向とは、所定の直
線に関して互い逆対称である超音波モータにおいて、前
記圧電素子は、前記第1の圧電体要素列の片面に導電接
触した第1電極と、前記第2の圧電体要素列の片面に導
電接着した第2電極と、前記第1及び第2の圧電体要素
列の他の面に導電接着した共通電極とを有し、前記駆動
手段は、前記第1電極と前記共通電極との間に交流電圧
を印加して前記圧電体リングに第1の定常波を誘起させ
る第1の駆動状態と、前記第2電極と前記共通電極との
間に交流電圧を印加して前記圧電体リング上に第2の定
常波を誘起する第2の駆動状態と、前記第1電極と前記
共通電極との間及び前記第2電極と前記共通電極との間
に同位相の交流電圧を印加して前記圧電体リング上に第
3の定常波を誘起する第3の駆動状態と、を何れかの順
で繰り返して前記移動体を回転駆動することを特徴と
し、そのことによって上記課題を解決する。
【0007】
【実施例】次に、本発明の実施例を図面を参照して説明
する。
【0008】まず、本実施例の超音波モータの機械的構
造部分を説明する。第1図は超音波モータの主要部を構
成するロータ1、ステータ2、及び圧電素子3を示した
ものである。第2図は超音波モータの断面図である。ロ
ータ1は、ステータ2上に環状に植立された複数の歯5
の頂部と接触しており、その回転軸1aは支持板6に軸
受6aを介して軸線方向に摺動自在に支承され、支持板
6に固定されたばね4によってロータ1の裏面がステー
タ2上に圧接されるようになっている。ロータ1は、第
3図に示すように、回転軸1aを中心とする円板状であ
って、その外周には、所定の深さの切り欠き部1bがス
テータ2上に発生する定常波の腹の数と等しく、かつ等
間隔になるように、6か所に形成されている。
【0009】一方、第4図に示すように、ステータ2の
表面には環状に歯5が配列されており、この歯5は等間
隔に54個並列している。ここで、形成される歯5の数
は、ステータ2上に発生する定常波の波数と、超音波モ
ータのロータ1に要求されるステップ角(ロータ1の回
転角)に応じて、以下の第1表のように定められる。
【表1】 ここで、波数とは、圧電リング3によってステータ2上
に定常波が何波長分形成されるかを示したものであり、
ステップ角は、ロータ1の要求される最小回転角、歯数
は、ステータ2上に形成される歯の数を示す。なお、定
常波の共振周波数は主としてステータの厚さ、形状等に
応じて変化する。
【0010】本実施例では、ほぼ32kHzの共振周波
数を有する定常波が用いられて、圧電体リング上に3波
長の定常波が形成される。
【0011】本実施例では、等しい間隔で等しい形状の
歯を第1表に示す数だけ全周に亘って形成するが、例え
ば、波数3でステップ角が20度の場合には、複数の異
なった形状の歯の組が18組形成されているものでも良
く、ステータ2が全体として18回の回転対称性を有す
る表面形状を備えてさえいれば、本発明の構成要件を満
足する。勿論、ステータ2の表面には、歯ではなく、凹
部その他の段差が形成されていても良い。
【0012】次に、ステータ2の裏面上には圧電素子3
が接着されており、この圧電素子3は、第5図(a)、
(b)及び(c)に示すように、圧電リング30と銀ペ
ーストで形成された電極とからなる。圧電リング30に
は、その円環に沿って圧電体要素30a1、30a2、30
a3、30a4からなるA相と、圧電体要素30b1、3
b2、30b3、30b4からなるB相とが形成されてい
る。これらの各圧電体要素30a1、30a2、30a3、3
a4と30b1、30b2、30b3、30b4とは、この順で
交互に逆方向に分極処理(ポーリング)されており、こ
の分極処理の方向を第5図(b)の+と−で示す。この
圧電体リング30には、その表面上に第5図(a)に示
すA相電極3A、B相電極3Bが形成され、更に、圧電
体要素31の表面には監視電極7aが形成されている。
この監視電極7aは、圧電体リング30上に発生した波
の強度を検出するためのもので、この検出値を駆動回路
に帰還させることによって、駆動信号の周波数をステー
タ2の共振周波数に調整合致させ、高効率で超音波モー
タを駆動させるためのものである。ここで、圧電体要素
30a1、30a2は、圧電体リング30の円環上でそれぞ
れ60度の角度分を占めており、圧電体要素30a1、3
a2、30a3、30a4からなるA相に電圧を印加する
と、圧電リング30上に3波長の定常波が形成される。
同様に、圧電体要素30b1、30b2もそれぞれ60度に
設定されており、B相に電圧を供給すると、圧電リング
30上に3波長の定常波が形成される。ところで、圧電
体要素30a4と30b4はともに20.0度となるように
それぞれ形成されており、この結果、A相とB相とは、
互いにその周期が圧電体リング30上で40度、すなわ
ち、1/3周期ずれて形成されていることとなる。
【0013】一方、第5図(b)に示すように、圧電体
リング30の裏面は、各要素毎に要素電極3a1、3a2
3a3、3c1、3c2、3b1、3b2、3b3、7bが形成され
ている。この第5図(b)に示す裏面側が前記ステータ
2の裏面に導電接着されることにより、このステータ2
自体が圧電リング30の共通電極となるようになってい
る。
【0014】以上説明したロータ1及び圧電素子3が接
着されたステータ2においては、第6図に示すように、
ステータ2上に発生する定常波の上にロータ1が接触し
ているので、その切り欠き部1bの側面下端PaとPb
ステータ2から及ぼされる応力Fa、とFbの和が異なる
場合には、ロータ1はその応力の差により偶力を受けて
回転する。しかし、ロータ1の切り欠き部1bが定常波
の腹nの位置の直上にくると、左右の応力Fa、Fbとは
釣り合うので、定常波が安定している限り、この釣り合
いの位置にロータ1は静止する。従って、ステータ2上
に定常波を発生することによって、ロータ1の回転角を
極めて正確に位置決めすることができ、時計の駆動用モ
ータとして使用する場合に特に高い信頼性を得ることが
できる。更に、本実施例では、ステータ2の上に所定周
期の回転対称性をもつ歯を設けているので、この周期で
ロータ1を精度良くステップ動作させた場合、ロータ1
の非接触部分の形状とステータ2の上の表面形状との相
対関係は常に一定となる。逆に言えば、ロータ1の非接
触部分とステータ2の上の歯との間の応力の釣り合いの
位置は、定常波の位相に対して常に一定であり、ステッ
プ動作の間隔も常に一定となるので、ステップ角の精度
は更に高められる。なお、この圧電体リング30では、
A相とB相の圧電体要素列が互いに線対称となるように
形成されている。この結果、A相とB相の駆動信号に対
する出力特性を同一にすることが容易になり、ステータ
2の共振周波数や所定の駆動周波数における振動強度も
同一とすることができるので、超音波モータの駆動効率
を高めることができる。
【0015】第7図は、本実施例の超音波モータの駆動
回路を示したものである。発振回路OS1から出力され
た制御信号はインバータ1cを介して反転信号となり圧
電素子3の共通端子Cに対し駆動信号が出力されるよう
になっている。また、この制御信号は、ドライバDa
bに入力されて端子A、Bに対し駆動信号を出力す
る。一方、基準信号は発振回路OS2から出力され、カ
ウンタ回路と3ステート発生回路を経由することによっ
て、それぞれ1秒間隔のパルスを順次出力し、3秒間で
1順するように設定された(1)、(2)、(3)の各
ステート信号に変換される。このステート信号はOR回
路O1、O2、を介して前記各ドライバDa、Dbを制御す
る。ドライバDa、Dbは、それぞれ3ステートドライバ
となっており、HとLの両レベルを出力する他、上記ス
テート信号に基づいて遮断され、高出力インピーダンス
状態となる。
【0016】次に、上記駆動回路の動作を第8図を参照
して説明する。
【0017】第8図(a)はドライバDaの出力状態を
示したもので、ステート信号(1)、(2)が出力され
た場合に駆動信号を端子Aに供給し、期間IIIにおい
ては、高出力インピーダンス状態となる。第8図(b)
はドライバDbの出力状態を示したもので,ステート信
号(1)、(3)が出力された場合に駆動信号を端子B
に供給し、期間IIにおいて高出力インピーダンス状態
となる。第8図(c)はインバータ1cの出力状態を示
したものであり、OS1の制御信号の反転信号を共通端
子Cに出力している。
【0018】このステート信号を順次(1)から(3)
まで出力すると、第9図の(1)乃至(3)に示すよう
な接続状態で圧電素子3が駆動される。すなわち、
(1)のステート信号が出力されると、第9図(1)に
示すように、期間Iにおいて駆動信号に基づく交流電圧
が圧電体リング30のA相とB相との双方に同位相で印
加され、(2)のステート信号が出力されると、第9図
(2)に示すように、期間IIにおいて圧電体リング3
0のA相のみに交流電圧が印加される。
【0019】最後に、ステート信号(3)が出力される
と、第9図(3)に示すように、期間IIIにおいて圧
電体リング30のB相のみに交流電圧が印加される。
【0020】このように、期間IからIIIまでの3段
階に駆動状態を変化させることによって、期間Iにおい
ては、第10図(1)に示すように、相互に同位相のA
相の変形に基づく定常波とB相の変形に基づく定常波と
の合成波A+Bが圧電体リング30上に発生し、期間I
Iにおいては、第10図(2)に示すように、A相のみ
の変形に基づく定常波Aが発生し、更に、期間IIIに
おいては、B相のみの変形に基づく定常波Bが発生する
ようになっている。その結果、各期間Iから期間III
までに形成される定常波の位相はすべて異なったものと
なり、順次その定常波の節若しくは腹の位置が1/6周
期ずつ移動していくこととなる。したがって、これらの
3段階を順次繰り返すことことにより、ロータ1をステ
ップ動作させることができる。
【0021】この実施例は、従来用いられていた進行波
を一切使うことなく、定常波のみでステップ動作を行う
ことに特徴がある。したがって、ロータ1の位置は定常
波の位相にのみ依存するので、進行波による回転駆動の
ように回転角が不正確となる余地が全くない。更に、駆
動回路の各ドライバDa、Dbとして3ステートドライバ
を用いることによって、使用していない電極に接続され
るドライバを高出力インピーダンス状態とすることがで
きるので、A相又はB相の何れかのみを変形させようと
して、端子B又は端子Aへの駆動信号の供給をしない場
合、使用していない端子からの電力流出がなくなるので
駆動効率が向上するとともに、状態を切り換えた際の振
動状態の安定時間も短縮されるので、高速駆動が可能と
なる。
【0022】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、超音波
モータにおいて、移動体に圧電体要素列が形成された周
期に対応した非接触部分を設け、また、振動体の表面上
に所定周期の回転対称性を有する複数の段差を設け、更
に、振動体に発生させた定常波によって移動体を振動体
の所定の位置に静止させることを特徴とするものであ
る。
【0023】したがって、以下の効果を有する。 振動体に発生した定常波が移動体の非接触部分に応力
を及ぼすことによって、移動体はその応力が釣り合う所
定の相対位置に静止されるので、定常波を移動させるこ
とによって、移動体をステップ駆動させることができ
る。したがって、従来のように、移動体の回転位置を検
出して回転量を制御するための位置センサやフィードバ
ック回路が不要となることから、超音波モータを小型化
することが可能であり、しかも省電力化を図ることがで
きる。 振動体に所定周期の回転対称性をもつ複数の段差を設
ける場合には、定常波の移動に伴って、移動体がステッ
プ動作した際、応力の釣り合う位置が常に同一の間隔で
到来することとなり、高精度のステップ動作が可能とな
る。 圧電体リングに、圧電体要素の配置が互いに線対称と
なるように、第1の圧電体要素列と第2の圧電体要素列
とを形成した場合には、両者の振動特性を同一として、
所定の駆動周波数における振動強度及び共振周波数を同
一とすることができ、その駆動効率を向上させることが
できる。 駆動手段において、圧電素子の各電極に対して駆動信
号を出力する出力スイッチとして、高出力インピーダン
ス状態を備えた3ステートドライバを用いる場合には、
各駆動状態において、駆動信号を印加していない出力ス
イッチを遮断することによって、圧電体リングからの電
力流出を防止しできることから駆動効率の向上を図るこ
とができ、また、圧電体リングの振動の安定時間も短縮
することができる。 複数の位相の異なった定常波を順次振動体上に発生さ
せることにより、定常波のみで移動体を回転駆動するこ
とができるので、移動体をステップ動作させる場合のス
テップ角の精度を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の超音波モータの本実施例における機械
的構造部分の各構成要素、ロータ1、ステータ2、及び
圧電体素子3の概略構造を示した構成図である。
【図2】本実施例の機械的構造部分の断面図である。
【図3】(a)及び(b)は本実施例のロータ1の構造
を示す平面図及び側面図である。
【図4】(a)及び(b)は本実施例のステータ2の構
造を示す平面図及び断面図である。
【図5】(a)、(b)及び(c)は本実施例の圧電素
子3の構造を示す表面図、裏面図及び側面図である。
【図6】ロータ1の切り欠き部と定常波との位置関係を
示す作用図である。
【図7】本実施例における駆動回路を示す回路図であ
る。
【図8】(a)乃至(c)は本実施例の駆動回路の動作
を示すタイミングチャート図である。
【図9】(1)乃至(3)は本実施例の駆動方法におけ
る各段階の接続状態を示す概念図である。
【図10】(1)乃至(3)は本実施例の駆動時に発生
する定常波を示す波形図である。
【符号の説明】
1 ロータ 1b 切り欠き部 2 ステータ 3 圧電素子 3A A相電極 3B B相電極 30 圧電体リング 30a1、30a2・・・ 圧電体要素 5 歯 Da、Db ドライバ A、B 定常波 A+B 合成定常波
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H02N 2/10 - 2/16

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 片面に圧電素子を備え、該圧電素子によ
    り加振される振動体と、該振動体と接触状態にあって、
    摩擦力により回転駆動される移動体と、を有しており、
    前記圧電素子は、その表裏逆方向に分極処理された圧電
    体要素が配置された圧電体リングを備え、該圧電体リン
    グには、その円環に沿って円周の整数分の一の所定周期
    で、かつ相互に空間的に位相差をもって形成された第1
    の圧電体要素列及び第2の圧電体要素列が設けられ、前
    記第1の圧電体要素列および前記第2の圧電体要素列に対
    しそれぞれ交流電圧を印加可能な駆動手段を備え、前記移動体は、前記振動体に加振される定常波の腹の数
    に等しい数の切り欠き部を有し、該切り欠き部は互いに
    等間隔に位置し、 前記第1の圧電体要素列の分極処理方向と前記第2の圧
    電体要素列の分極処理方向とは、所定の直線に関して互
    い逆対称である 超音波モータにおいて、 前記圧電素子は、前記第1の圧電体要素列の片面に導電
    接触した第1電極と、前記第2の圧電体要素列の片面に
    導電接着した第2電極と、前記第1及び第2の圧電体要
    素列の他の面に導電接着した共通電極とを有し、前記駆
    動手段は、前記第1電極と前記共通電極との間に交流電
    圧を印加して前記圧電体リングに第1の定常波を誘起さ
    せる第1の駆動状態と、前記第2電極と前記共通電極と
    の間に交流電圧を印加して前記圧電体リング上に第2の
    定常波を誘起する第2の駆動状態と、前記第1電極と前
    記共通電極との間及び前記第2電極と前記共通電極との
    間に同位相の交流電圧を印加して前記圧電体リング上に
    第3の定常波を誘起する第3の駆動状態と、を何れかの
    順で繰り返して前記移動体を回転駆動することを特徴と
    する超音波モータの駆動方法。
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