JPH0438180A - 超音波モータとその駆動方法 - Google Patents

超音波モータとその駆動方法

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JPH0438180A
JPH0438180A JP2181219A JP18121990A JPH0438180A JP H0438180 A JPH0438180 A JP H0438180A JP 2181219 A JP2181219 A JP 2181219A JP 18121990 A JP18121990 A JP 18121990A JP H0438180 A JPH0438180 A JP H0438180A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、圧電体による振動エネルギーを回転運動に変
換する超音波モータに関し、特に、ステップ動作に適し
た時計用の超音波モータの機械的構造及びその駆動方法
に関する。
〔従来の技術〕
従来、超音波モータは、圧電体リングに駆動電圧を印加
することにより、円環状又は円板型の振動体(ステータ
)に進行波又は定常波を発生させて、この振動体上に形
成された歯と接する円環状の移動体(ロータ)を摩擦力
で回転させるものである。
この場合、圧電体リングには、分極処理(ポーリング)
の方向を該リングの表裏逆方向にした各要素が交互に並
列しており、この並列周期をリング上の2か所で位相を
ずらすことにより、2つの圧電体要素列が形成されるよ
うになっている。この圧電体要素列の表裏に交流電圧を
印加すると、逆方向に分極処理された各要素列は、圧電
体リングの円周方向に交互に伸長と収縮を繰り返し、全
体として波形に変形し、圧電体リングに接着された振動
体の表面上に進行波を発生させる。この進行波は振動体
上に形成された歯の高さを順次変動させ、この歯とこれ
に接触する移動体の表面との摩擦力により移動体を所定
方向に回転させるようになっている。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかしながら、上記の超音波モータには以下の問題点が
ある。すなわち、移動体をステップ動作させる場合又は
所定の回転位置で停止させる場合等、移動体の位置制御
を正確に行う場合には、エンコーダ等の位置センサを取
り付け、フィードバック制御を行う必要がある。この位
置センサの取り付けによって、機械的構成部分の小型化
が困難となり、また、この制御系の部分で少なくない電
力を消費するという問題点があり、特に、小型化及び省
電力化が要求される時計用の超音波モータとしては不適
当であった。
そこで、本発明は上記問題点を解決するものであり、そ
の課題は、位置センサ及びフィードバック制御回路を設
置せずに、移動体と振動体の構造形状を特定し及びその
振動体上に定常波を発生させることにより、ステップ動
作可能な超音波モータとし、その小型化と省電力化を達
成することにある。
〔課題を解決するための手段〕
上記問題点を解決するために、片面に圧電素子を備え、
この圧電素子により加振される振動体と、振動体と接触
状態にあって摩擦力により回転駆動される移動体と、を
有しており、圧電素子は、その表裏逆方向に分極処理さ
れた圧電体要素が交互に配置された圧電体リングを備え
、この圧電体リングは、その円環方向に沿って円周の整
数分の一の所定周期で、かつ相互に空間的に位相差をも
って形成された第1の圧電体要素列及び第2の圧電体要
素列とを有しており、これらの第1の圧電体要素列と第
2の圧電体要素列にそれぞれ交流電圧を印加可能な駆動
手段を備えた超音波モータにおいて、本発明が講じた手
段は、 移動体には、振動体側の表面上に回転方向に沿って、第
1の圧電体要素列及び第2の圧電体要素列の所定周期の
半分の間隔で、切り欠き部又は凹部からなる振動体に対
する非接触部分を形成するものである。
また、振動体には、移動体側の表面上における非接触部
分に対向する周上に、第1の圧電体要素列及び第2の圧
電体要素列の所定周期の2n分の1 (nは3以上の自
然数)の周期で回転対称性を有する複数の段差を形成す
るものである。
ここに、第1の圧電体要素列と第2の圧電体要素列は、
圧電体リングに沿って空間的に所定周期の1/4の位相
差をもって設置する場合があり、また、第1の圧電体要
素列と第2の圧電体要素列は、圧電体リングに沿って空
間的に所定周期の1/6の位相差をもって設置する場合
もある。
また、第1の圧電体要素列と第2の圧電体要素列は、両
者の圧電体要素の配置及びこの要素の分極処理方向が圧
電リングの面上で相互に線対称となるように形成するも
のである。
更に、圧電素子には、第1の圧電体要素列の片面に導電
接触した第1電極と、第2の圧電体素子の片面に導電接
触した第2電極と、第1及び第2の圧電体要素列の他の
面に導電接触した共通電極とを設け、駆動手段には、第
1電極に駆動信号を出力すべき第1の出力スイッチ、第
2電極に駆動信号を出力すべき第2の出力スイッチ、及
び共通電極に駆動信号を出力すべき第3の出力スイッチ
を設け、更にこれらの出力スイッチを、駆動信号を出力
する状態の他に、高出力インピーダンス状態にも切換可
能とするものである。
次に、上記超音波モータの駆動手段としては、第1!極
と共通電極との間に及び第2電極と共通電極との間に、
相互に所定の位相差を有する交流電圧を印加して圧電体
リング上に進行波を誘起させる第1の駆動状態と、第1
!極又は第2電極と共通電極との間に交流電圧を印加し
て圧電体リングに定常波を誘起させる第2又は第3の駆
動状態と、を繰り返して移動体を間欠回転駆動するもの
である。ここに、第1の駆動状態と、第2の駆動状態と
、更に、第1電極及び第2電極と共通電極との間に交流
電圧を印加しない停止状態と、を順次繰り返す場合もあ
る。
また、他の駆動手段としては、第1電極と共通電極との
間に交流電圧を印加して圧電体リングに第1の定常波を
誘起させる第1の駆動状態と、第2電極と共通電極との
間に交流電圧を印加して圧電体リング上に所定の位相差
をもつ第2の定常波を誘起する第2の駆動状態と、第1
電極及び第2電極の双方と共通電極との間に交流電圧を
印加して圧電体リング上に合成定常波を誘起する第3の
駆動状態と、をいずれかの順で繰り返して移動体を回転
駆動するものである。
更に、他の駆動手段としては、第1電極と共通電極との
間に交流電圧を印加して圧電体リング上に第1の定常波
を誘起する第1の駆動状態と、第2電極と共通電極との
間に交流電圧を印加して圧電体リング上に第2の定常波
を誘起する第2の駆動状態と、第1電極及び第2電極と
共通電極との間に交流電圧を印加して圧電体リング上に
第3の定常波を誘起する第3の駆動状態と、共通電極に
接続される出力スイッチを遮断状jE!(高出力インピ
ーダンス状M)とした上で第1電極と第2電極との間に
交流電圧を印加して圧電体リング上に第4の定常波を誘
起する第4の駆動状態と、を何れかの順で繰り返すもの
である。
(作用〕 かかる手段によれば、駆動手段により圧電素子の第1の
圧電体要素列に交流電圧を印加すると、第1の圧電体要
素列の各要素が交互に伸長又は短縮し、圧電体リングの
円環に沿って、その圧電体要素が形成された所定周期と
同一周期の波が振動体上に発生する。ここで、圧電体リ
ングの円周の整数分の一の周期で第1の圧電体要素列が
形成されているので、交流電圧を印加すると圧電体リン
グは定常波形状に変形し、振動体上に形成される波は第
1の定常波となる。また、第2の圧電体要素列に交流電
圧を印加すると、同様に第2の圧電体要素列の所定周期
に沿って圧電体リング上に第2の定常波が形成される。
ここに、第1の圧電体要素列と第2の圧電体要素列とは
、その周期に位相差をもって設置されているので、この
第2の定常波は第1の定常波とはその位相差分ずれた定
常波となる。更に、第1の圧電体要素列と第2の圧電体
要素列との双方に交流電圧を印加することによって、第
1の定常波と第2の定常波との合成波を圧電体リング上
に形成することができる。この合成波は、空間的に位相
差をもって生ずる第1の定常波と第2の定常波から合成
されるので、どちらの定常波に対しても異なった位相を
もつ定常波となり、また、第1の圧電体要素列と第2の
圧電体要素列に対し、相互に異なった位相の交流電圧を
印加する場合には進行波となる。
振動体に発生した定常波は、移動体の非接触部分の段差
に接触して定常波の腹から節に向かう応力を及ぼし、そ
の応力が均衡する場所に移動体の静止位置を定める。つ
まり、移動体の非接触部分の境界に定常波による振動体
の段差が接触することによって、移動体の非接触部分の
段差が定常波の腹から節の上に向かって応力を受け、回
転方向の前後で応力が釣り合う場所である定常波の節の
上に静止する。
振動体に発生した進行波は、移動体の非接触部分の段差
に変形応力を及ぼし、これによって生じた偶力により、
その進行方向に移動体を回転させる。
振動体上に複数の段差が形成されている場合においては
、振動体に定常波が発生すると、形成された段差は、そ
の定常波に沿って上下に振動するが、この段差は上記所
定周期の半分のn分の−(nは3以上の自然数)の周期
で回転対称性を有するように形成されているので、移動
体を段差の周期でステップ動作させた場合には、定常汲
上で同一の応力の釣合い状態を保つことができ、精度良
く回転角を常に一定に保つことができる。
第1の圧電体要素列と第2の圧電体要素列とを圧電体リ
ングの表面上において互いに線対称になるように形成す
る場合には、第1の定常波と第2の定常波との振動状態
、すなわち、波の振幅や波が安定するのに要する。時間
を等しくすることができる。
相互に位相差をもって形成されている第1の圧電体要素
列と第2の圧電体要素列に対し、相互に位相差を有する
交流電圧を印加することにより、圧電体リング上に進行
波が形成される。これに伴って振動体上にも進行波が形
成されると、この進行波に沿って移動体の非接触部分の
段差部が応力を受け、移動体が波の進行方向に回転する
。この進行波に沿って移動体を所定時間回転させた後、
第1の定常波又は第2の定常波の何れかを振動体に発生
させて、移動体をその節の上に静止させることにより、
移動体をステップ動作させることができる。移動体を所
定のステップ角で間欠駆動させる場合には、上記の回転
期間と静止期間とを繰り返すだけではなく、回転期間と
静止期間の後に駆動信号を印加しない停止期間を加える
ことによって、駆動時の省電力化を期すことができる。
また、第1の圧電体要素列と第2の圧電体要素列とを相
互に1/6周期ずらして形成し、第1の定常波、第2の
定常波及び合成定常波を形成する場合には、これらを順
次振動体上に形成することによって、定常波の節の位置
を逐次1/6周期ずつ移動させることができ、移動体の
非接触部分も所定角度移動して静止することになるので
、移動体のステップ動作が可能となる。
ここで、超音波モータの駆動手段において、圧電素子の
第1電極及び第2電極と共通電極との間に駆動信号を供
給する第1の出力スイッチ、第2の出力スイッチ及び第
3の出力スイッチを設け、これらの出力スイッチを遮断
状態(高出力インピーダンス状態)にすることができる
ものとする場合には、この第1の出力スイッチと第3の
出力スイッチから第1電極と共通電極との間に交流電圧
を印加することによって圧電体リング上に第1の定常波
を発生させ、また、第2の出力スイッチと第3の出力ス
イッチから第2電極と共通電極との間に交流電圧を印加
することによって第2の定常波を発生させ、更に、第1
の出力スイッチ、第2の出力スイッチ及び第3の出力ス
イッチから第1電極及び第2電極と共通電極との間に交
流電圧を印加することによって第3の定常波を発生させ
、更に、第1の出力スイッチ、第2の出力スイッチから
第11極と第21極との間に交流電圧を印加する一方で
、第3の出力スイッチを高出力インピーダンス状態とす
ることによって、第4の定常波を発生させることができ
る。
この第4の定常波は、第1電極と第2電極との間に交流
電圧を印加し、一方、共通電極は開放状態とすることに
よって、第1の圧電体要素列と共通電極との間、及び第
2の圧電体要素列と共通電極との間に、相互に位相が1
80度ずれた交流信号を印加した場合と同じ状態となる
。すなわち、第1の定常波をA、第2の定常波をB、及
び同位相の第1の定常波と第2の定常波とを合成した定
常波をA+Bとすると、第4の定常波は、A+U又はA
+’Erとなる。この結果、第1の圧電体要素列と第2
の圧電体要素列の周期を1/4周期ずらした状態で形成
すると、それぞれの4つの定常波は圧電体リング上に1
/8周期ずつず・れた状態で発生するので、これらの4
つの定常波によって移動体を逐次回転駆動することがで
きる。
〔実施例〕
次に、本発明の実施例を図面を参照して説明する。
〈第1実施例〉 まず、第1実施例の超音波モータの機械的構造部分を説
明する。第1図は超音波モータの主要部の構成するロー
タ1、ステータ2、及び圧電体リング3を示したもので
ある。第2図は超音波モータの断面図である。ロータ1
は、ステータ2上に環状に植立された複数の歯5の頂部
と接触しており、その回転軸1aは支持板6に軸受6a
を介して軸線方向に摺動自在に支承され、支持板6に固
定されたばね4によってロータ1の裏面がステータ2上
に圧接されるようになっている。ロータ1は、第3図に
示すよう′に、回転軸1aを中心とする円板状であって
、その外周には、所定の深さの切り欠き部1bがステー
タ2上に発生する定常波の腹の数と等しく、かつ等間隔
になるように、6か所に形成されている。
一方、第4図に示すように、ステータ2の表面には環状
に歯5が配列されており、この歯5は等間隔に48個並
列している。ここで、形成される歯5の数は、ステータ
2上に発生する定常波の波数と、超音波モータのロータ
1に要求されるステップ角(ロータ1の回転角)に応じ
て、以下の第1表のように定められる。
第    1   表 ここで、波数とは、圧電リング3によってステータ2上
に定常波が同波要分形成されるかを示したものであり、
ステップ角は、ロータ1の要求される最小回転角、歯数
は、ステータ2上に形成される歯の数を示す。なお、定
常波の共振周波数は主としてステータの厚さ、形状等に
応じて変化する。第17図には、円板形状のステータに
おけるその厚さと共振周波数との関係を、ステータ上に
形成される波長数(2λ〜5λ)毎に示しである。
また、リング状ステータにおいて、3波長分の定常波が
形成される場合(3λ)の共振周波数を破線で示しであ
る。本実施例において使用するステータの場合には、は
ぼ次のような共振周波数が得られる。
3λ  ・・・  32kH2 2λ  −17k)(z 4 λ−50kHz 本実施例では、はぼ32kHzの共振周波数を有する定
常波が用いられて、圧電体リング上に3波長の定常波が
形成される。
本実施例では、等しい間隔で等しい形状の歯を第1表に
示す数だけ全周に亘って形成するが、例えば、波数3で
ステップ角が15度の場合には、複数の異なった形状の
歯の組が24組形成されているものでも良く、ステータ
2が全体として24回の回転対称性を有する表面形状を
備えてさえいれば、本発明の構成要件を満足する。勿論
、ステータ2の表面には、歯ではなく、凹部その他の段
差が形成されていても良い。
次に、ステータ2の裏面上には圧電体素子3が接着され
ており、この圧電素子3は、第5図(a)、(b)及び
(c)に示すように、圧電リング30と銀ペーストで形
成された電極とからなる。
圧電リング30には、その円環に沿って圧電体要素30
.、.30.、.30.、からなるA相と、圧電体要素
30.、.30b2,30.3からなるB相とが形成さ
れている。これらの各圧電体要素30..。
30、□、30..と30.、.30.、.30b3と
は、この順で交互に逆方向に分極処理(ポーリング)さ
れており、この分極処理の方向を第5図(b)の十と−
で示す、この圧電体リング3には、その表面上に第5図
(a)に示すA相電極3A、B相電極3Bが形成され、
更に、圧電体要素31の表面には監視電極7aが形成さ
れている。この監視電極7aは、圧電体リング30上に
発生した波の強度を検出するためのもので、この検出値
を駆動回路に帰還させることによって、駆動信号の周波
数をステータ2の共振周波数に調整合致させ、高効率で
超音波モータを駆動させるためのものである。なお、第
6図に示すように、2つの監視電極7 m++  71
12を設ける場合もあり、この場合には、A相とB相に
基づく定常波に対して、それぞれ別個に駆動信号の周波
数を調整することが可能であり、特に、構造的なばらつ
きに起因してA相とB相に対するステータ2の共振周波
数が相互に異なる場合には、A相とB相に対する駆動周
波数を別個に設定することにより、モータとしての動作
効率を更に高めることができる。ここで、圧電体要素3
0.、.30.2は、圧電体リング30の円環上でそれ
ぞれ60度の角度分を占めており、圧電体要素30.、
.30.、.30.3からなるA相に電圧を印加すると
、圧電リング30上に3波長の定常波が形成される。同
様に、圧電体要素30b+、30oもそれぞれ60度に
設定されており、B相に電圧を供給すると、圧電リング
30上に3波長の定常波が形成される。ところで、圧電
体要素30.3と301,3はともに37.5度、圧電
体要素31は15度、圧電体要素30cは30度、とな
るようにそれぞれ形成されており、この結果、A相とB
相とは、互いにその周期が圧電体リング30上で30度
、すなわち、1/4周期ずれて形成されていることとな
る。
一方、第5図(b)に示すように、圧電体リング3の裏
面は、各要素毎に要素電極3□+L!+3111+  
3c +  3kl+  3b□、3い、7.が形成さ
れている。この第5図(b)に示す裏面側が前記ステー
タ2の裏面に導電接着されることにより、このステータ
2自体が圧電リング3の共通電極となるようになってい
る。
以上説明したロータ1及び圧電リング3が接着されたス
テータ2においては、第7図に示すように、ステータ2
上に発生する定常波の上にロータ1が接触しているので
、その切り欠き部1bの側面下端P、とPbにステータ
2から及ぼされる応力F、とF、の和が異なる場合には
、ロータ1はその応力の差により偶力資受けて回転する
。しかし、ロータ1の切り欠き部1bが定常波の腹nの
位置の直上にくると、左右の応力F、とF、とは釣り合
うので、定常波が安定している限り、この釣合いの位置
にロータ1は静止する。従って、ステータ2上に定常波
を発生させることによってロータ1の回転角電極めて正
確に位置決めすることができ、時計の駆動用モータとし
て使用する場合に特に高い信顧性を得ることができる。
更に、本実施例では、ステータ2の上に所定周期の回転
対称性をもつ歯を設けているので、この周期でロータl
を精度良くステップ動作させた場合、ロータ1の非接触
部分の形状とステータ2の上の表面形状との相対関係は
常に一定となる。逆に言えば、ロータ1の非接触部分と
ステータ2の上の歯との間の応力の釣合いの位置は、定
常波の位相に対して常に一定であり、ステップ動作の間
隔も常に一定となるので、ステップ角の精度は更に高め
られる。なお、この圧電体リング30では、A相とB相
がその周期と要素の極性の双方に関して互いに線対称と
なるように形成されている。この結果、A相とB相の駆
動信号に対する出力特性を同一にすることが容易になり
、ステータ2の共振周波数や所定の駆動周波数における
振動強度も同一とすることができるので、超音波モータ
の駆動効率を高めることができる。
次に、第5図に示す前記圧電リング30に対し駆動信号
を供給すべき駆動回路の一例を第8図に示す。この駆動
回路では、圧電体素子3に対してそれぞれ、A相電極3
Aに接続される端子A、 B相電極3Bに接続される端
子B、及び要素電極3m++  3&Z+  L3+ 
 3C+  3bl+  3b!+  3b3+  7
bに接着されたステータ2に接続される共通端子Cを通
じて、それぞれに駆動信号が供給される。また、監視電
極7aからは、圧電体リング30上に発生した波の強度
が検出される。
発振回路0301からは、所定周波数の制御信号がAN
DゲートA、に、また、位相変換回路Φにより90度位
相を遅らせた制御信号がANDゲ) A tに、それぞ
れ供給されている。一方、発振回路03C2は基準パル
スをワンショット回路03z−とO3!、に対して供給
し、これらはANDゲー) A + とA2にゲート信
号を供給する。このゲート信号が供給されている間、A
NDゲートA:はドライバD^に制御信号を出力して、
これと同期した駆動信号が端子Aに送出され、ANDゲ
)A+ はドライバD、に制御信号を出力し、同様に端
子Bに駆動信号が送出される。この間、常時発振回路0
3CIからドライバDCに制御信号が供給されており、
端子Cには端子A及び端子Bに供給される駆動信号に対
する反転信号が供給されるようになっている。
この駆動回路の動作を第9図のタイミングチャートを参
照して説明する。第9図(a)は、発振回路03C2の
基準パルスを示したものであり、この基準パルスが入力
されたワンショット回路O8!、とO19は、第9図(
b)と(c)に示すゲート信号をそれぞれANDゲート
A1とAzに対して供給する。この結果、図中に示す期
間Iにあっては、ANDゲートAIとA、の双方が開く
ことになり、互いに90度の位相差をもつ駆動信号が圧
電素子3のA相とB相に印加される。したがって、相互
に1/4周期の空間的なずれをもって形成されたA相と
B相の圧電体要素列から発生する波が合成され、圧電リ
ング30上には進行波が形成される。期間■では、AN
Dゲー)Atが遮断され、端子BにはドライバD、から
の駆動信号が供給されないので、圧電体リング30のA
相にのみ駆動信号が供給され、圧電体リング30上には
A相の周期によって定まる定常波が発生する。
更に、期間■においては、ANDゲー)A+ とA2の
双方が遮断されて端子AとBはともに駆動信号が供給さ
れないので、圧電体リング30には電圧が印加されず、
如何なる波も発生しない。
この駆動回路によれば、まず、期間Iにおいては、ステ
ータ2上に進行波が形成され、波の進行に伴ってその進
行方向にロータ1の非接触部分1bが応力を受けるので
、ロータ1は連続的に回転する。次に、期間Hにおいて
は、ステータ2上に圧電体リング30のA相にのみ基づ
く定常波が形成されるので、この定常波の節及び腹の位
置によって定まる所定の位置にロータ1が静止する。更
に期間■においては、圧電体リング30上には波が発生
しないので、ロータ1の静止状態がそのまま維持される
。このようにして、ロータ1の回転角度は期間Iの長さ
によって定めることができ、期間■によってロータ1の
回転を静止させた後、期間■にあっては、ばね4によっ
て静止位置にロータ1が保持された状態で圧電体リング
30の振動が消失した停止状態となる。このロータlの
回転角度は期間Hの定常波による静止位置によって定ま
るが、期間Iの終了時点におけるロータ1の位置にその
定常波の±1/4波長未満に相当するずれが生じた場合
でも、応力の釣合いによって正確に同一の静止位置に復
帰する。したがって、ロータ1の位置を検出して帰還回
路を設ける必要なく、所定のステップ角度で所定時間毎
にロータ1を精度良く回転駆動することができる。しか
も、期間■においては、ドライバDA及びり、の動作が
停止するので、所要電力が低減され、時計用の超音波モ
ータとしては極めて適した駆動方法となる。
一方、第8図に示すように、上記のように振動する圧電
体リング30上に発生した波の強度は、常時監視電極7
aに発生する電圧に基づいて検出されており、この検出
出力は、フィードバック制御回路41に供給される。こ
のフィードバック制御回路では、圧電体リングにおいて
発生すべき最大強度と、かかる最大強度が得られるべき
時点で検出された実際の波の強度とを比較し、実際に得
られる最大強度が、予め設定されている最大強度となる
ように、発振回路03CIの発振周波数をフィードバッ
ク制御している。従って、本例の駆動回路によれば、常
に、高効率で超音波モータを駆動させることができる。
なお、本例では、ロータ1の非接触部分1bは6箇所形
成され、ステップ角度は60度となっているが、圧電体
リング30上に形成される定常波の波数を増加させ、ロ
ータ1の非接触部分の数もそれに対応させて増加させる
ことによって、ステップ角をより小さく設定することが
できる。
く第2実施例〉 次に、本発明の第2実施例を説明する。本実施例におい
ては、ロータ1、ステータ2、及び圧電素子3は第1実
施例と同一であるのでその説明は省略し、同一部分には
同一符号を付す。
第10図は、本実施例の超音波モータの駆動回路を示し
たものである。発振回路03CIから出力された制御信
号はドライバDcに入力され、圧電素子3の共通端子C
に対し駆動信号が出力されるようになっている。また、
この制御信号は、インバータ11を介して反転信号とな
り、この反転信号がドライバDAに入力されて端子Aに
対し駆動信号を出力する。更に、端子Bには、ドライバ
D、に対して制御信号と反転信号とを選択的に入力する
ように、AND回路A、、A、と、OR回路01と、イ
ンバータI2と、からなる選択回路が構成されている。
一方、基準信号は発振回路03C2から出力され、カウ
ンタ回路と4ステ一ト発生回路を経由することによって
、それぞれ1秒間隔のパルスを順次出力し、4秒間で1
順するように設定された(1)、(2)、(3)及び(
4)の各ステート信号に変換される。このステート信号
は選択回路に導入されるとともに、OR回路0..0.
.04を介して前記各ドライバDc、Da、Dmを制御
する。ドライバDc 、DA、Dmは、それぞれ3ステ
ートドライバとなっており、HとLの両レベルを出力す
る他、上記ステート信号に基づいて遮断され、高出力イ
ンピーダンス状態となる。
次に、上記駆動回路の動作を第11図を参照して説明す
る。
第11図(a)はドライバDAの出力状態を示したもの
で、ステート信号(1)、(2)及び(3)が出力され
た場合に駆動信号を端子Aに供給し、期間■においては
、高出力インピーダンス状態となる。第11図(b)は
ドライバD3の出力状態を示したもので、ステート信号
(1)、(3)及び(4)が出力された場合に駆動信号
を端子Bに供給し、期間■において高出力インピーダン
ス状態となる。このドライバD、の前段には上記選択回
路が設けられ、この選択回路には4ステ一ト発生回路か
らのステート信号(3)が入力されているので、期間■
においてはドライバDAの駆動信号とは180度位相が
ずれた信号(反転信号)が端子Bに出力される。第11
図(c)はドライバDcの出力状態を示したものであり
、ステート信号(1)、(2)及び(4)が出力された
場合に反転信号を共通端子Cに出力し、期間■において
は高出力インピーダンス状態となる。
このステート信号を順次(1)から(4)まで出力する
と、第12図の(1)乃至(4)に示すような接続状態
で圧電素子3が駆動される。すなわち、(1)のステー
ト信号が出力されると、第12図(1)に示すように、
期間Iにおいて駆動信号に基づく交流電圧が圧電体リン
グ30のA相とB相との双方に同位相で印加され、(2
)のステート信号が出力されると、第12図(2)に示
すように、期間Hにおいて圧電体リング30のA相のみ
に交流電圧が印加される。ステート信号(3)が出力さ
れると、第12図(3)に示すように、端子A及びBに
対向設置されている共通端子Cが遮断されて浮遊電位と
なっていることから、期間■において圧電体リング30
のA相とB相には互いに位相が180度異なった交流電
圧が印加されることとなる。最後に、ステート信号(4
)が出力されると、第12図(4)に示すように、期間
■において圧電体リング30のB相のみに交流電圧が印
加される。
このように、期間Iから■までの4段階に駆動状態を変
化させることによって、期間■においては、第13図(
1)に示すように、相互に同位相のA相の変形に基づく
定常波とB相の変形に基づく定常波との合成波A+Bが
圧電体リング30上に発生し、期間Hにおいては、第1
3図(2)に示すように、A相のみの変形に基づく定常
波Aが発生し、期間■においては、第13図(3)に示
すように、A相の変形に基づく定常波Aと、位相カ月8
0度ずれたB相の変形に基づく定常波Bとの合成波A十
Kが発生し、更に、期間■においては、B相のみの変形
に基づく定常波Bが発生するようになっている。その結
果、各期間Iから期間■までに形成される定常波の位相
はすべて異なったものとなり、順次その定常波の節若し
くは腹の位置が1/8周期ずつ移動していくこととなる
したがって、これらの4段階を順次繰り返すことにより
、ロータ1をステップ動作させることができる。
この第2実施例は、従来用いられていた進行波を一切使
うことなく、定常波のみでステップ動作を行うことに特
徴がある。したがって、ロータ1の位置は定常波の位相
にのみ依存するので、進行波による回転駆動のように回
転角が不正確となる余地が全くない。更に、駆動回路の
各ドライバD。、DA、Dsとして3ステートドライバ
を用いることによって、使用していない電極に接続され
るドライバを高出力インピーダンス状態とすることがで
きるので、第12図(3)に示すような接続方法で第1
3図(3)に示すような合成波を発生させることができ
、駆動回路を従来よりも簡単な回路構成とすることがで
きる。その上、A相又はB相の何れかのみを変形させよ
うとして、端子B又は端子Aへの駆動信号の供給をしな
い場合、使用していない端子からの電力流出がなくなる
ので駆動効率が向上するとともに、状態を切り換えた際
の振動状態の安定時間も短縮されるので、高速駆動が可
能となる。
〈第3実施例〉 次に、本発明の第3実施例を説明する。この第3実施例
の超音波モータは、時計の秒針を直接駆動するためのも
のであり、第1実施例の圧電素子30代わりに第14図
に示す圧電体素子8を用いる。第14図(a)は、圧電
体素子8の表面(ステータ2に接着されていない面)側
を示したものであり、その表面上には、A相電極8A、
B相電極8B、及び監視電極10が形成されている。第
14図(b)は各要素電極を省略して示した圧電体素子
8の裏面側の図であって、圧電体要素列A相として圧電
体要素80.1. 80−z、  ・・・801.まで
、B相として圧電体要素80b1.  B Obt。
・・・80b9までが形成されており、それぞれ逆方向
に分極処理された圧電体要素が交互に並列している。こ
れらのA相とB相とは、双方とも圧電体素子8の全周で
10周期の定常波を形成するように、各圧電体要素がそ
れぞれ18度ずつを占めるように設定されている。なお
、圧電体要素80Cは24度、圧電体要素81は12度
に設定されている。この結果、A相とB相は、相互に1
/6周期ずれた位置に設置されていることとなる。
この実施例においては、上記圧電素子8の変形に基づい
てステータ2上に発生する定常波の波数10に合致させ
るように、ロータ1の外周に沿って等間隔に非接触部分
1bが20か所設置されたものが用いられる。
この超音波モータの駆動方法は、第15図(1)から(
3)までに示すように、それぞれ、端子Bを遮断して端
子Aと共通端子C間に駆動信号を入力する駆動状態(1
)と、端子Aを遮断して端子Bと共通端子C間に駆動信
号を入力する駆動状態(2)と、共通端子Cを遮断して
端子Aと端子Bに180度位相の異なった駆動信号を入
力する駆動状態(3)と、を順次(逆の順でもよい。)
繰り返して、ロータ1をステータ2上で1/6周期ずつ
ステップ動作させるものである。ここで、駆動回路は、
第2実施例において説明した第10図に示す回路構成に
おいて、(2)から(4)までの3種のステート信号を
繰り返し出力することにより、動作させることができる
。駆動状態(1)では、第16図(1)に示すように、
圧電体要素列A相のみの変形に基づいて定常波Aが発生
し、駆動状LQ (2)では、第16図(2)に示すよ
うに、B相のみの変形に基づいて定常波Bが発生し、更
に、駆動状態(3)では、第16図(3)に示すように
、定常波Aと、定常波Bに対して180度位相を異なら
せた定常波■との合成波A+IJが発生する。この各駆
動状態(1)から(3)までを順次繰り返すことによっ
て、定常波の節もしくは腹の位置は、定常波の周期の1
/6周期ずつ移動していくので、第2実施例と同様にロ
ータ1をステップ動作させることができる。因みにこの
ステップ角は6度であり、回転伝達機構を介することな
く、ロータ1の回転でそのまま直接時計の秒針を駆動す
ることができる。
以上説明した第2実施例及び第3実施例は、ともに定常
波のみで、ロータ1を定常波の位相差分だけ精度良く回
転させ得るものであるが、圧電体には、駆動信号の周波
数を特定の共振周波数に合致させることによって、圧電
体の振動変移が楕円軌道を描く場合があり、この楕円軌
道の上部における水平成分をロータ1の回転方向と合致
させることにより、その水平成分に基づく水平方向の応
力を利用してロータ1の回転を促進させることもできる
。また、ステップ動作の周期は、上記ステート信号の間
隔等によって種々異なったものとすることができる。
(発明の効果] 以上説明したように、本発明は、超音波モータにおいて
、移動体に圧電体要素列が形成された周期に対応した非
接触部分を設け、また、振動体の表面上に所定周期の回
転対称性を有する複数の段差を設け、更に、振動体に発
生させた定常波によって移動体を振動体の所定の位置に
静止させることを特徴とするものである。
したがって、以下の効果を有する。
■ 振動体に発生した定常波が移動体の非接触部分に応
力を及ぼすことによって、移動体はその応力が釣り合う
所定の相対位置に静止されるので、定常波を移動させる
ことによって、移動体をステップ駆動させることができ
る。したがって、従来のように、移動体の回転位置を検
出して回転量を制御するための位置センサやフィードバ
ック回路が不要となることから、超音波モータを小型化
することが可能であり、しかも省電力化を図ることがで
きる。
■ 振動体に所定周期の回転対称性をもつ複数の段差を
設ける場合には、定常波の移動に伴って移動体がステッ
プ動作した際、応力の釣り合う位置が常に同一の間隔で
到来することとなり、高精度のステップ動作が可能とな
る。
■ 圧電体リングに、圧電体要素の配置及びその分極処
理方向が互いに線対称となるように、第1の圧電体要素
列と第2の圧電体要素列とを形成した場合には、両者の
振動特性を同一として、所定の駆動周波数における振動
強度及び共振周波数を同一とすることができ、その駆動
効率を向上させることができる。
■ 駆動手段において、圧電素子の各電極に対して駆動
信号を出力する出力スイッチとして、高出力インピーダ
ンス状態を備えた3ステートドライバを用いる場合には
、各駆動状態において、駆動信号を印加していない出力
スイッチを遮断することによって、圧電体リングからの
電力流出を防止しできることから駆動効率の向上を図る
ことができ、また、圧電体リングの振動の安定時間も短
縮することができる。更に、共通電極に接続される第3
の出力スイッチを高出力インピーダンス状態とし、第1
電極と第2電極との間に高流電圧を印加することによっ
て、4番目の定常波を振動体上に発生させることができ
る。
■ 超音波モータの駆動方法としては、進行波によって
回転駆動し、定常波によって静止し、更に駆動状態の停
止期間を設けることによって、任意の回転角でステップ
動作が可能となり、しかも省電力化を期すことができる
■ 複数の位相の異なった定常波を順次振動体上に発生
させることにより、定常波のみで移動体を回転駆動する
ことができるので、移動体をステップ動作させる場合の
ステップ角の精度を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の超音波モータの第1実施例における機
械的構造部分の各構成要素、ロータ1、ステータ2、及
び圧電体素子3の概略構造を示した構成図である。 第2図は同第1実施例の機械的構造部分の断面図である
。 第3図(a)及び(b)は同第1実施例のロータ1の構
造を示す平面図及び側面図である。 第4図(a)及び(b)は同第1実施例のステータ2の
構造を示す平面図及び断面図である。 第5図(a)、(b)及び(c)は同第1実施例の圧電
素子3の構造を示す表面図、裏面図及び側面図である。 第6図(a)及び(b)は2つの監視電極を備えた圧電
素子の構造を示す表面図及び裏面図である。 第7図はロータ1の切り欠き部と定常波との位置関係を
示す作用図である。 第8図は第1実施例における駆動回路を示す回路図であ
る。 第9図(a)乃至(c)は第1実施例の駆動回路の動作
を示すタイミングチャート図である。 第10図は本発明の第2実施例の駆動回路を示す回路図
である。 第11図(a)乃至(c)は第2実施例の駆動回路の動
作を示すタイミングチャート図である。 第12図(1)乃至(4)は第2実施例の駆動方法にお
ける各段階の接続状態を示す概念図である。 第13図(1)乃至(4)は第2実施例の駆動時に発生
する定常波を示す波形図である。 第14図(a)及び(b)は本発明の第3実施例の圧電
素子8の構造を示す表面図及び裏面図である。 第15図(1)乃至(3)は第3実施例の駆動方法にお
ける各段階の接続状態を示す概念図である。 第16図は(1)乃至(3)は第3実施例の駆動時に発
生する定常波を示す波形図である。 第17図は、ステータの厚さと共振周波数との関係を、
ステータ上に形成される定常波の波長数毎に示すグラフ
である。 〔符号の説明〕 1・・・ロータ 1a・・・切り欠き部 2・・・ステータ 3・・・圧電素子 3A・・・A相電極 3B・・・B相電極 30・・・圧電体リング 30、、.30.□、・・・・・・圧電体要素5・・・
歯 Da 、DB 、Dc・・・ドライバ A、B・・・定常波 A+B、 A+IJ・・・合成定常波。 第7図 第2図 第4図 第6図 第8図 第9図 第77図 第70図 第13図 第72図 ACQB AC s −〇c C 第16図 第77図 スデーグJpf(rrvr++

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1.  (1) 片面に圧電素子を備え、該圧電素子により加
    振される振動体と、該振動体と接触状態にあって摩擦力
    により回転駆動される移動体と、を有しており、前記圧
    電素子は、その表裏逆方向に分極処理された圧電体要素
    が交互に配置された圧電体リングを備え、該圧電体リン
    グには、その円環に沿って円周の整数分の一の所定周期
    で、かつ相互に空間的に位相差をもって形成された第1
    の圧電体要素列及び第2の圧電体要素列が設けられ、前
    記第1の圧電体要素列、前記第2の圧電体要素列に対し
    それぞれ交流電圧を印加可能な駆動手段を備えた超音波
    モータにおいて、 前記移動体には、前記振動体側の表面上に回転方向に沿
    って前記所定周期の半分の間隔で切り欠き部又は凹部か
    らなる前記振動体に対する非接触部分が形成されている
    ことを特徴とする超音波モータ。
  2.  (2) 前記振動体には、前記移動体側の表面上にお
    ける前記非接触部分に対向する周上に、前記所定周期の
    2n分の1(nは3以上の自然数)の周期で回転対称性
    を有する複数の段差が形成されていることを特徴とする
    請求項第1項に記載の超音波モータ。
  3.  (3) 前記第1の圧電体要素列と前記第2の圧電体
    要素列は、前記圧電体リングに沿って空間的に前記所定
    周期の1/4の位相差をもって設置されていることを特
    徴とする請求項第1項又は第2項に記載の超音波モータ
  4.  (4) 前記第1の圧電体要素列と前記第2の圧電体
    要素列は、前記圧電体リングに沿って空間的に前記所定
    周期の1/6の位相差をもって設置されていることを特
    徴とする請求項第1項又は第2項に記載の超音波モータ
  5.  (5) 前記第1の圧電体要素列と第2の圧電体要素
    列とは、その圧電体要素の配置及び圧電体要素の分極処
    理方向が圧電リングの面上で相互に線対称となっている
    ことを特徴とする請求項第1項又は第2項に記載の超音
    波モータ。
  6.  (6) 前記圧電素子は、前記第1の圧電体要素列の
    片面に導電接触した第1電極と、前記第2の圧電体素子
    の片面に導電接触した第2電極と、前記第1及び第2の
    圧電体要素列の他の面に導電接触した共通電極とを有し
    、前記駆動手段は、前記第1電極に駆動信号を出力すべ
    き第1の出力スイッチ、前記第2電極に駆動信号を出力
    すべき第2の出力スイッチ、及び前記共通電極に駆動信
    号を出力すべき第3の出力スイッチを有し、これらの出
    力スイッチは、駆動信号を出力する状態の他に、高出力
    インピーダンス状態に切換可能であることを特徴とする
    請求項第1項乃至第4項の何れかに記載の超音波モータ
  7.  (7) 請求項第6項に記載の超音波モータにおいて
    、前記駆動手段は、前記第1電極と前記共通電極及び前
    記第2電極と前記共通電極との間に、相互に所定の位相
    差を有する交流電圧を印加して前記圧電体リング上に進
    行波を誘起させる第1の駆動状態と、前記第1電極又は
    前記第2電極と前記共通電極との間に交流電圧を印加し
    て前記圧電体リングに定常波を誘起させる第2又は第3
    の駆動状態と、を繰り返して前記移動体を間欠回転駆動
    することを特徴とする超音波モータの駆動方法。
  8.  (8) 前記第1の駆動状態と、前記第2又は第3の
    駆動状態と、前記第1電極及び前記第2電極と前記共通
    電極との間に交流電圧を印加しない停止状態と、を順次
    繰り返して前記移動体を間欠駆動することを特徴とする
    請求項第7項に記載の超音波モータの駆動方法。
  9.  (9) 請求項第6項に記載の超音波モータにおいて
    、前記駆動手段は、前記第1電極と前記共通電極との間
    に交流電圧を印加して前記圧電体リングに第1の定常波
    を誘起させる第1の駆動状態と、前記第2電極と前記共
    通電極との間に交流電圧を印加して前記圧電体リング上
    に第2の定常波を誘起する第2の駆動状態と、前記第1
    電極と前記共通電極との間及び前記第2電極と前記共通
    電極との間に交流電圧を印加して前記圧電体リング上に
    第3の定常波を誘起する第3の駆動状態と、を何れかの
    順で繰り返して前記移動体を回転駆動することを特徴と
    する超音波モータの駆動方法。
  10.  (10) 請求項第6項に記載された超音波モータに
    おいて、前記第1電極と前記共通電極との間に交流電圧
    を印加して前記圧電体リング上に第1の定常波を誘起す
    る第1の駆動状態と、前記第2電極と前記共通電極との
    間に交流電圧を印加して前記圧電体リング上に第2の定
    常波を誘起する第2の駆動状態と、前記第1電極及び第
    2電極と前記共通電極との間に交流電圧を印加して前記
    圧電体リング上に第3の定常波を誘起する第3の駆動状
    態と、前記共通電極に接続される出力スイッチを遮断状
    態とした上で前記第1電極と前記第2電極との間に交流
    電圧を印加して前記圧電体リング上に第4の定常波を誘
    起する第4の駆動状態と、を何れかの順に繰り返すこと
    を特徴とする超音波モータの駆動方法。
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