JP2973235B2 - プラスチックレンズの製造方法 - Google Patents

プラスチックレンズの製造方法

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JP2973235B2
JP2973235B2 JP760791A JP760791A JP2973235B2 JP 2973235 B2 JP2973235 B2 JP 2973235B2 JP 760791 A JP760791 A JP 760791A JP 760791 A JP760791 A JP 760791A JP 2973235 B2 JP2973235 B2 JP 2973235B2
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JP
Japan
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plastic lens
lens
manufacturing
notch
cavity
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JP760791A
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敏彦 清水
光定 伊藤
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Seiko Epson Corp
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Seiko Epson Corp
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Publication date
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  • Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
  • Casting Or Compression Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、プラスチックレンズ成
形の技術分野に於いて利用され、特にテーピング法によ
るプラスチックレンズの注型成形に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、視力矯正用眼鏡レンズとして、安
全性、ファッション性等からプラスチックレンズが多く
使用されている。
【0003】眼鏡レンズをタイプ別に分けると、入射す
る光を発散させるレンズ(以下マイナスレンズと記す)
と集光させるレンズ(以下プラスレンズと記す)があ
る。これらのレンズの断面形状としては、マイナスレン
ズは中心部の厚みに比してレンズ外周部(以下コバ厚と
記す)が厚く、逆にプラスレンズはコバ厚が薄くなる特
徴がある。
【0004】従来、このプラスチックレンズを成形する
簡単な方法として、所謂テーピング法が知られている。
この方法は、凹モールドと凸モールドを用意し、所定間
隔で対向配置し両モールドの端面にまたがって粘着テー
プを巻くことによりキャビティーを形成し、該キャビテ
ィー内に硬化性化合物を主成分とする原料を注入、充填
してレンズを成形させるものである。上記原料の注入
は、巻回されたテープつなぎめ部分を一部開口して該問
口部を上方に向くように保持して注入管を挿入するか、
あるいは、粘着テープを注入管により貫通して注入する
ことにより行われていた。
【0005】しかしながら、上記注入方法によれば、レ
ンズ外周のコバの厚いレンズ、すなわちマイナスレンズ
については、対向配置された両モールド間の外周部の間
隔が広いため挿入される注入管の径を大きくすることが
できる。一方、レンズ外周のコバ厚の薄いプラスレンズ
については、挿入する注入管の径を極めて小さくしなけ
ればならないため、注入、充填する時間が長くなり生産
性が悪くなる。さらに、注入される原料の粘度が水のご
とく低いものであれば問題ないが、硬化性化合物として
はおよそ50cp以上のものが多く、この粘度になると
当然注入時間が長くなるが、場合によっては注入そのも
のが不可能となることもある。
【0006】本発明は、上述のごとくの問題を解決しプ
ラスチックレンズの注型成形における原料の注入、充填
時の生産性を向上することを狙ったものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記の目的に
沿うべく凹モールドの所定位置に切欠きを設け、プラス
チックレンズ成形時の注入の生産性を向上するものであ
る。
【0008】すなわち、所定間隔を以って対向された凹
モールドと凸モールドの両端面にまたがって粘着テープ
を巻き、キャビティーを形成し、該キャビティー注入管
を挿入して硬化性化合物を主成分とする原料を注入、充
填し、硬化後、粘着テープと凹、凸モールドを離してプ
ラスチックレンズを得る方法に於いて、該凹モールドの
任意の位置に切欠きを設け、該切欠きを注入管の挿入位
置とすることにより達成される。
【0009】
【実施例】以下に本発明の実施例を図面を参照して説明
する。もちろん本発明は実施例のみに限定されるもので
はない。
【0010】図1は本発明に係わる凹モールドに切欠き
を設けた状態の正面図を示す。
【0011】図2は図1の上面図である。
【0012】図3は凹モールドと凸モールドの両端面に
またがって粘着テープを巻き、キャビティーを形成し、
注入管を切欠きの位置に挿入し、原料を注入している状
態の正面図である。
【0013】図4は図3の側面図である。
【0014】図5は凹モールドに切欠きを設けない従来
方式でキャビティーを形成した状態の側面図を示す。
【0015】ここで、図5に示すように従来の凹モール
ドを用いてキャビティーを形成した状態では、注入管3
を挿入すべき間隔、すなわちコバ厚eは小さく、その結
果注入管3の径は、e値よりも小さくしなければならな
い。コバ厚e値については、レンズの原料の物性あるい
はレンズのタイプによって異なるものの0.8mmぐら
いに設定される場合がある。したがって、注入管3の径
は0.8mm以下となり、上述したように注入、充填す
るための時間は長く、極めて生産性が悪くなる。
【0016】一方、図1、図2で示すように凹モールド
に切欠き2を設けた場合には、注入管3を挿入すべき間
隔はe+hとなり、従来方法の注入管に対して切欠き深
さh値分、径を大きくすることができる。したがって、
注入、充填するための時間が短縮でき、従来と比べて大
きく生産性を向上することができる。
【0017】切欠き2を入れるべき位置としては、凹モ
ールドのいずれでも問題ないが、レンズフレームに枠入
れした時に上方もしくは下方に来る位置とすることが望
ましい。眼鏡用フレームとしては、レンズの入るべき形
状が、横方向が縦方向より長いため、枠入れ時にレンズ
の上下方向のカットされる量が大きいためである。
【0018】尚、切欠き形状については、図2上面の円
弧ばかりでなく矩形でも問題ない。
【0019】以上のごとく凹モールドの所定位置に切欠
きを設けることにより、注入管の径を従来に比して大き
くすることができ、注入、充填するための時間が大巾に
短縮することができる。
【0020】
【発明の効果】本発明によれば、凹モールドに切欠きを
設け、該切欠き部を注入管の挿入する位置とすることに
より、注入管の径を太くすることができるので、従来に
比べて注入、充填時間を大巾に短縮でき、プラスチック
レンズ注型成形における注入の生産性の向上が図られ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1、図2】本発明の凹モールドの一実施例を示す正
面図並びに上面図である。
【図3、図4】本発明の凹モールドの一実施例を用いて
キャビティーを形成した状態に注入管を挿入している状
態の正面図並びに側面図である。
【図5】従来の凹モールドを用いてキャビティーを形成
している状態の側面図である。
【符号の説明】
1、7 凹モールド 2 切欠き 3 注入管 4 粘着テープ 5 凸モールド 6 原料 e コバ厚 h 切欠き深さ
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B29C 39/00 - 39/44 B29C 33/00 - 33/76

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】所定間隔をもって対向された凹モールドと
    凸モールドの両端面にまたがってテープを巻いてキャビ
    ティを形成する第1の工程、 このキャビティに注入管を挿入して硬化性化合物を主成
    分とする原料を注入・充填する第2の工程、 この原料を硬化させてプラスチックレンズを得る第3の
    工程、並びにこのプラスチックレンズを前記凹モールド
    及び前記凸モールドから分離する第4の工程、 をこの順序で有するプラスチックレンズの製造方法にお
    いて、 端面部に切り欠き部を有する凹モールドを用いて第1の
    工程を実施し、かつ前記切り欠き部の存在により注入管
    を挿入できる間隔が広くなったところから前記キャビテ
    ィに注入管を挿入して第2の工程を実施することを特徴
    とするプラスチックレンズの製造方法。
  2. 【請求項2】請求項1に記載のプラスチックレンズの製
    造方法において、 前記切り欠き部がレンズフレームに枠入れしたときの上
    方位置又は下方位置に対応する端面部に形成されてなる
    ことを特徴とするプラスチックレンズの製造方法。
  3. 【請求項3】請求項1に記載のプラスチックレンズの製
    造方法において、 前記切り欠き部が円弧形状又は矩形形状を有してなるこ
    とを特徴とするプラスチックレンズの製造方法。
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