JP2972958B2 - 柱梁接合方法 - Google Patents
柱梁接合方法Info
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- JP2972958B2 JP2972958B2 JP2169581A JP16958190A JP2972958B2 JP 2972958 B2 JP2972958 B2 JP 2972958B2 JP 2169581 A JP2169581 A JP 2169581A JP 16958190 A JP16958190 A JP 16958190A JP 2972958 B2 JP2972958 B2 JP 2972958B2
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- JP
- Japan
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- concrete
- column
- steel
- steel material
- tension
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Rod-Shaped Construction Members (AREA)
- Joining Of Building Structures In Genera (AREA)
Description
本発明は、鉄筋コンクリート造（RC造）、鉄骨鉄筋コ
ンクリート造（SRC造）、プレストレスコンクリート造
（PC造）などからなる柱と梁を接合する方法に関するも
のである。
ンクリート造（SRC造）、プレストレスコンクリート造
（PC造）などからなる柱と梁を接合する方法に関するも
のである。
従来のRC構造は、耐荷重をコントロールすることが出
来ないために部材の断面積を大きくする、引張強度の大
きい鋼材使用量を増やす、等の対策で強度アップを図っ
ている。
来ないために部材の断面積を大きくする、引張強度の大
きい鋼材使用量を増やす、等の対策で強度アップを図っ
ている。
しかしながら、部材断面積を大きくすると、重量が増
して架構全体が大きく重くなり、基礎についても耐荷重
を増加させる必要がある。また、作業性が悪くなるた
め、工事に手間取ると共に大型揚重機の導入等も必要と
なり、トータルコストの大幅な増加が避けられない。 一方、鋼材の使用比率を増やす方法は、間隙が少なく
なってコンクリートの回りが悪くなるため、密実なコン
クリート品質が確保出来ない上に、鋼材価格が高いため
にコストアップになると云う問題点があった。 したがって、部材断面積を大きくすることなく、また
鋼材使用量を大幅に増やさなくても耐荷重をコントロー
ルすることの出来る柱梁接合方法の改良が強く望まれて
いた。
して架構全体が大きく重くなり、基礎についても耐荷重
を増加させる必要がある。また、作業性が悪くなるた
め、工事に手間取ると共に大型揚重機の導入等も必要と
なり、トータルコストの大幅な増加が避けられない。 一方、鋼材の使用比率を増やす方法は、間隙が少なく
なってコンクリートの回りが悪くなるため、密実なコン
クリート品質が確保出来ない上に、鋼材価格が高いため
にコストアップになると云う問題点があった。 したがって、部材断面積を大きくすることなく、また
鋼材使用量を大幅に増やさなくても耐荷重をコントロー
ルすることの出来る柱梁接合方法の改良が強く望まれて
いた。
本発明は上記した従来技術の課題を解決するためにな
されたもので、柱に臨ませる端面に傾斜穴の一端が開口
した梁を柱打設部位に臨ませて設置すると共に、前記傾
斜穴に緊張材を貫通設置して前記柱打設部位にコンクリ
ートを打設し、前記コンクリートの固化を待って前記傾
斜穴の他端から突出した前記緊張材の端部を緊張固定す
るようにした第１の構成の柱梁接合方法と、 前記第１の構成の柱梁接合方法において、緊張材が柱
打設部位を貫通して設置されるようにした第２の構成の
柱梁接合方法と、 を提供するものである。
されたもので、柱に臨ませる端面に傾斜穴の一端が開口
した梁を柱打設部位に臨ませて設置すると共に、前記傾
斜穴に緊張材を貫通設置して前記柱打設部位にコンクリ
ートを打設し、前記コンクリートの固化を待って前記傾
斜穴の他端から突出した前記緊張材の端部を緊張固定す
るようにした第１の構成の柱梁接合方法と、 前記第１の構成の柱梁接合方法において、緊張材が柱
打設部位を貫通して設置されるようにした第２の構成の
柱梁接合方法と、 を提供するものである。
本発明の柱梁接合方法によれば、柱と梁は丈夫な緊張
材によって堅固に連結されるので、その耐荷重は著しく
向上する。また、梁が柱に密着して梁の仕口部に圧縮紬
力が発生するので、梁の仕口部においては引張応力に弱
いと云うコンクリートの弱点が解消され、また剪断抵抗
が増加する。
材によって堅固に連結されるので、その耐荷重は著しく
向上する。また、梁が柱に密着して梁の仕口部に圧縮紬
力が発生するので、梁の仕口部においては引張応力に弱
いと云うコンクリートの弱点が解消され、また剪断抵抗
が増加する。
つぎに本発明を図示の実施例に基づいて詳細に説明す
る。 梁１は、主筋、スターラップ筋等を配して強度アップ
が図られたRC構造の梁で、例えば上面に緊張切り込み部
11を形成し、この緊張切り込み部11から柱３の仕口部に
臨ませる端面12の略中段部に向かって傾斜した貫通孔13
を形成し、また端面12の下部側にアンカープレート14と
ナット15とを埋設した構造となっている。 前記貫通孔13と、アンカープレート14およびナット15
とは梁１の軸心からそれぞれの側面側に同一距離だけ離
されている。アンカープレート14は、緊張材であるPC鋼
材２の直径より幾分大きい径に中央部が開口しており、
この開口部をナット15の螺子穴と一致させ、ナット15を
奥に配し、柱３を介して対峙するもう一方の梁の貫通孔
13の延長線上に、PC鋼材２を螺合可能に埋設されてい
る。 上記構成の梁１を、打設する柱３を介して２本を対峙
させ（所望により梁１に直交する方向に梁1Aを設けるこ
とも可能）、それぞれの緊張切り込み部11からPC鋼材２
を貫通孔13に貫通させ、打設する柱３の部分を通り越
し、先端部に形成した螺子を反対側にある梁１のアンカ
ープレート14を介してナット15の螺子と螺合させると共
に、緊張切り込み部11に突出しているPC鋼材２の他端
を、アンカープレート14Aを介してナット15Aに螺合して
連結する。 そして、柱３の配筋を行った後、柱３を形成するため
のコンクリート４を打設する（梁１の設置に先がけて柱
３の配筋を行ておいても良い）。コンクリート４が固化
して所定の強度を発現した後、緊張切り込み部11側のナ
ット15AをPC鋼材２が緊張する側に回転させて、PC鋼材
２に所定の引張応力を与え、緊張切り込み部11にコンク
リート4Aを打設し、露出していたアンカープレート14A
とナット15A、およびPC鋼材２の端部とを埋設固定す
る。 この様にしてPC鋼材２を緊張固定すると、梁１と打設
した柱３は丈夫なPC鋼材２によって堅固に連結されるの
で、その耐荷重は著しく向上する。そして、梁１の仕口
部には軸力が発生して圧縮力が作用するので、この部分
の剪断耐力が向上し、また梁１の上端に生じている引張
力を軽減させることも出来る。なお、この梁１に発生す
る軸力は、PC鋼材２の本数、断面積、設置角度、および
付与する緊張力によって調節可能である。 なお、符号16と16aとは、所望によりPC鋼材２を囲繞
して埋設した補強スパイラル筋であり、梁１側の補強ス
パイラル筋16aは、梁１を製造する時に貫通孔13を囲繞
して埋設しておき、もう一方の補強スパイラル筋16は、
貫通孔13とアンカープレート14を臨む位置に配置してPC
鋼材２を遊貫し、その後コンクリート４を打設して埋設
固定する。 PC鋼材２の両端固定位置のコンクリート４はこの補強
スパイラル筋16と16aとによって補強されるため、大き
な応力が作用したときにも容易に破壊することがないの
で、仕口部全体の強度が向上する。また、もう１本のPC
鋼材２を、梁１の柱３に近い上部側から柱３の遠く離れ
た下部側に傾斜して緊張状態で固定すると、梁１の下端
側にも引張力が生じる場合に有効に対応させることが可
能である（第４図）。
る。 梁１は、主筋、スターラップ筋等を配して強度アップ
が図られたRC構造の梁で、例えば上面に緊張切り込み部
11を形成し、この緊張切り込み部11から柱３の仕口部に
臨ませる端面12の略中段部に向かって傾斜した貫通孔13
を形成し、また端面12の下部側にアンカープレート14と
ナット15とを埋設した構造となっている。 前記貫通孔13と、アンカープレート14およびナット15
とは梁１の軸心からそれぞれの側面側に同一距離だけ離
されている。アンカープレート14は、緊張材であるPC鋼
材２の直径より幾分大きい径に中央部が開口しており、
この開口部をナット15の螺子穴と一致させ、ナット15を
奥に配し、柱３を介して対峙するもう一方の梁の貫通孔
13の延長線上に、PC鋼材２を螺合可能に埋設されてい
る。 上記構成の梁１を、打設する柱３を介して２本を対峙
させ（所望により梁１に直交する方向に梁1Aを設けるこ
とも可能）、それぞれの緊張切り込み部11からPC鋼材２
を貫通孔13に貫通させ、打設する柱３の部分を通り越
し、先端部に形成した螺子を反対側にある梁１のアンカ
ープレート14を介してナット15の螺子と螺合させると共
に、緊張切り込み部11に突出しているPC鋼材２の他端
を、アンカープレート14Aを介してナット15Aに螺合して
連結する。 そして、柱３の配筋を行った後、柱３を形成するため
のコンクリート４を打設する（梁１の設置に先がけて柱
３の配筋を行ておいても良い）。コンクリート４が固化
して所定の強度を発現した後、緊張切り込み部11側のナ
ット15AをPC鋼材２が緊張する側に回転させて、PC鋼材
２に所定の引張応力を与え、緊張切り込み部11にコンク
リート4Aを打設し、露出していたアンカープレート14A
とナット15A、およびPC鋼材２の端部とを埋設固定す
る。 この様にしてPC鋼材２を緊張固定すると、梁１と打設
した柱３は丈夫なPC鋼材２によって堅固に連結されるの
で、その耐荷重は著しく向上する。そして、梁１の仕口
部には軸力が発生して圧縮力が作用するので、この部分
の剪断耐力が向上し、また梁１の上端に生じている引張
力を軽減させることも出来る。なお、この梁１に発生す
る軸力は、PC鋼材２の本数、断面積、設置角度、および
付与する緊張力によって調節可能である。 なお、符号16と16aとは、所望によりPC鋼材２を囲繞
して埋設した補強スパイラル筋であり、梁１側の補強ス
パイラル筋16aは、梁１を製造する時に貫通孔13を囲繞
して埋設しておき、もう一方の補強スパイラル筋16は、
貫通孔13とアンカープレート14を臨む位置に配置してPC
鋼材２を遊貫し、その後コンクリート４を打設して埋設
固定する。 PC鋼材２の両端固定位置のコンクリート４はこの補強
スパイラル筋16と16aとによって補強されるため、大き
な応力が作用したときにも容易に破壊することがないの
で、仕口部全体の強度が向上する。また、もう１本のPC
鋼材２を、梁１の柱３に近い上部側から柱３の遠く離れ
た下部側に傾斜して緊張状態で固定すると、梁１の下端
側にも引張力が生じる場合に有効に対応させることが可
能である（第４図）。
以上説明した様に本発明になる柱梁接合方法によれ
ば、柱と梁は丈夫な緊張材によって堅固に連結されるの
で、その耐荷重は著しく向上する。また、梁が柱に押圧
されて梁の仕口部に圧縮軸力が発生するので、梁の仕口
部においては引張応力に弱いと云うコンクリートの弱点
が解消されると共に、剪断抵抗が増加する。そして、梁
に発生させる圧縮軸力はコントロール可能であるため、
部材サイズを最小限度に抑えることが出来る。 したがって、架構全体をスリム化し、つれて基礎地業
も軽減出来るので、建物全体の軽量化が図れる。また、
部材断面に対して鋼材使用量が減少し、コンクリートの
回り込みが良くなるので、密実で皹割れ等のない優れた
品質のコンクリートが容易に得られる。さらに、階高を
減少させることが出来たり、作業性の向上等と相まって
その効果は極めて顕著である。
ば、柱と梁は丈夫な緊張材によって堅固に連結されるの
で、その耐荷重は著しく向上する。また、梁が柱に押圧
されて梁の仕口部に圧縮軸力が発生するので、梁の仕口
部においては引張応力に弱いと云うコンクリートの弱点
が解消されると共に、剪断抵抗が増加する。そして、梁
に発生させる圧縮軸力はコントロール可能であるため、
部材サイズを最小限度に抑えることが出来る。 したがって、架構全体をスリム化し、つれて基礎地業
も軽減出来るので、建物全体の軽量化が図れる。また、
部材断面に対して鋼材使用量が減少し、コンクリートの
回り込みが良くなるので、密実で皹割れ等のない優れた
品質のコンクリートが容易に得られる。さらに、階高を
減少させることが出来たり、作業性の向上等と相まって
その効果は極めて顕著である。
図面は本発明になる実施例の説明図であり、第１図は平
面図、第２図はその正面図、第３図はその側面図、第４
図は他の例を示す説明図で、第５図は梁の説明図であ
る。 １……梁 11……緊張切り込み部 12……端面 13……貫通孔 14……アンカープレート 15……ナット 16……補強スパイラル筋 ２……PC鋼材 ３……柱 ４……コンクリート
面図、第２図はその正面図、第３図はその側面図、第４
図は他の例を示す説明図で、第５図は梁の説明図であ
る。 １……梁 11……緊張切り込み部 12……端面 13……貫通孔 14……アンカープレート 15……ナット 16……補強スパイラル筋 ２……PC鋼材 ３……柱 ４……コンクリート
Claims (2)
- 【請求項１】柱に臨ませる端面に傾斜穴の一端が開口し
た梁を柱打設部位に臨ませて設置すると共に、前記傾斜
穴に緊張材を貫通設置して前記柱打設部位にコンクリー
トを打設し、前記コンクリートの固化を待って前記傾斜
穴の他端から突出した前記緊張材の端部を緊張固定する
ことを特徴とする柱梁接合方法。 - 【請求項２】緊張材が柱打設部位を貫通して設置される
ことを特徴とする請求項１記載の柱梁接合方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2169581A JP2972958B2 (ja) | 1990-06-27 | 1990-06-27 | 柱梁接合方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2169581A JP2972958B2 (ja) | 1990-06-27 | 1990-06-27 | 柱梁接合方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0460036A JPH0460036A (ja) | 1992-02-26 |
| JP2972958B2 true JP2972958B2 (ja) | 1999-11-08 |
Family
ID=15889134
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2169581A Expired - Lifetime JP2972958B2 (ja) | 1990-06-27 | 1990-06-27 | 柱梁接合方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2972958B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR101796207B1 (ko) * | 2015-08-24 | 2017-11-10 | 엄흥섭 | 내진성능을 구비한 철골기둥 연결부 시공방법 |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR20020028560A (ko) * | 2000-10-10 | 2002-04-17 | 유승룡 | 보-기둥 접합부 ｘ자 보강 철근 배근 |
-
1990
- 1990-06-27 JP JP2169581A patent/JP2972958B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR101796207B1 (ko) * | 2015-08-24 | 2017-11-10 | 엄흥섭 | 내진성능을 구비한 철골기둥 연결부 시공방법 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0460036A (ja) | 1992-02-26 |
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