JP2972288B2 - 案内軌道の桁装置 - Google Patents

案内軌道の桁装置

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JP2972288B2
JP2972288B2 JP2170021A JP17002190A JP2972288B2 JP 2972288 B2 JP2972288 B2 JP 2972288B2 JP 2170021 A JP2170021 A JP 2170021A JP 17002190 A JP17002190 A JP 17002190A JP 2972288 B2 JP2972288 B2 JP 2972288B2
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尚 谷
勝之 寺田
啓 本多
篤二 松野
洋 岡部
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Hitachi Ltd
Central Japan Railway Co
Hitachi Kasado Engineering Co Ltd
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Hitachi Ltd
Central Japan Railway Co
Hitachi Kasado Engineering Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、案内軌道の桁装置に係り、特に超電導磁気
浮上車両用の案内軌道の桁装置に関するものである。
〔従来の技術〕
従来の装置は、例えば、特公昭58−42324号公報に記
載のように、専用防音壁上部に防音壁外部の騒音分布を
低減さすため騒音制御装置を設けるものとしている。ま
た音源が軌道レール点など、騒音制御装置設置点と両者
の関係が比較的距離をもったものを対象としている。
また、例えば、実開昭59−38517号公報に記載されて
いるものは、防音壁上部に設けた騒音伝播方向制御手段
によって、ほぼ水平方向からの入射音を垂直方向に屈曲
させ、さらには入射音の方向変化をさせるため、入射口
の角度を変化させる支持部材を設けた騒音伝播方向制御
装置としている。
〔発明が解決しようとする課題〕
上記従来技術は、発生騒音に対して、騒音防止専用の
防音壁、さらには騒音の伝播か中空通路を通過すること
により屈折し、位相ずれを発生させた屈折伝播音と、直
接伝播音とを干渉させることで、減音域を生ぜしめる管
路長差を有する複数の中空通路からなる制御装置を防音
壁上部に取付けるものとしている。これら従来技術にあ
っては、発生音の制御装置部から軌道外に放射させる直
接伝播音の減音、さらには、制御装置への入射音の騒音
レベルを低減させ、屈折伝播音自体を低減させる点が配
慮されておらず、制御装置による干渉減音のみとした問
題点があった。
本発明は、軌道を構成する案内輪受部、及びコンクリ
ート側壁の一部を利用して、側壁上部から軌道外に放射
させる騒音値を減音させることを目的としており、さら
に減音が地上側の特定区域でなく、伝播全域に減音効果
の高い軌道桁構造を提供することを目的としている。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的は、U字型断面形状をなした案内軌道であっ
て、両側の側壁上部に走行車両の案内輪を受ける案内輪
受を構成した案内軌道の桁装置において、前記案内輪受
は、中空断面をなしており、内部に吸音材を備えてお
り、前記案内輪受は、軌道の長手方向に沿って前記側壁
上部の軌道内面側に配置されており、かつ、案内輪の着
輪面を軌道中心側へ向けて設置されており、前記着輪面
に騒音が該案内輪受の内部へ通過する孔を備えており、
前記案内輪受の上側に側壁上部材が配置されており、前
記側壁上部材はその軌道中心側の面に騒音が通過する通
過穴を備えており、前記側壁上部材は、前記通過穴に連
通し水平方向に沿って形成された制御孔を備えており、
前記制御孔は、前記案内輪受の軌道外側位置において、
垂直下方へ伸びており、該制御孔の下方を開口させて設
置したことにより、達成される。
〔作用〕
前記案内輪受は、それ自身が中空断面部に吸音材を設
置しており、孔を通過した案内輪のタイヤ転動音および
風切騒音を低減し、さらに、前記案内輪受で低減できず
に案内輪受の上方から軌道外へ伝わる騒音を側壁上部材
に形成した通過孔及び制御孔を設けることによって、干
渉減音することができる。また、案内輪受の上方および
側方に干渉減音を行うため側壁上部材を設置することに
より、騒音を低減する仕組みをコンパクトに構成するこ
とができる。
〔実 施 例〕
以下、本発明の一実施例を図面により説明する。
第1図はガイドウェイ走行車両の軌道断面を示してお
り、第2図、第3図は案内輪面板の上部に減音箱、下部
に屈折伝播音発生のための通過孔を配置したものであ
る。11は車両の外郭部であり、超電導磁気浮上用車両例
を示している。13は軌道桁14の走行路盤17面に着輪して
走行する走行輪である。12は側壁上部材18部に配置され
た案内輪である。32は浮上、走行のため車両側に設置さ
れる超電導電磁石である。第1図に示す車両は、着輪走
行状態であり、停車場近くの市街地を走行している例で
ある。軌道桁14は、U字型のガイドウェイであり、側壁
31には車両の浮上、推進のコイル16、コイルパネル15、
さらには、案内輪12用の案内輪受19を有する。床盤側に
は、走行路盤17等を有している。次に車両11の走行時発
生する騒音を低減する装置構成を説明すると、案内輪受
19の案内輪面板22には、断面方向に複数個の騒音通過孔
26a、26bまた無数の小孔を設けた孔あき板24を有し、案
内輪受19と側壁上部材18間には、空間部29を設けてい
る。なお案内輪12着輪のため強度上必要な骨組を補強34
で示す。第2図で示す側壁上部材18には案内輪12側から
の音を入射させる壁面に対してほぼ直角で水平方向に制
御孔27a、27bを設け、垂直方向の制御孔23a、23bと組合
せて、管路長に長さの差を設けて通過騒音の位相をずら
した屈折伝播音が得られるものとしている。次に側面天
端面30または案内輪着地面近くに設置する減音箱20は、
案内輪面板22に直接孔を設けた孔あき孔24としており、
空間部29の内面には、吸音材21をはりつけて共鳴吸音を
行なうものであり、騒音放射点33からの地上に伝播され
る騒音レベル値を低減させるものとしている。また減音
箱20の上部には、地上と車両間の信号の送受を行なうケ
ーブル25を減音箱溝内に嵌合状態で取付けるものとして
いる。減音箱20、孔あき板24、通過孔26a、bは、成形
の容易さ、及び信号に影響の少ない強化プラスチック等
で製作される。
次に本発明の他の実施例を第4、5図で説明する。本
実施例は、第2図で示される屈折制御孔の上に減音箱20
を配置した上記一実施例に対し、案内輪着地面近くに減
音箱20を設け、その上に屈折制御の通過孔26a、26bを設
けた上下逆配置のものである。28a、28bは中空通路であ
り、側壁上部18の制御孔23a、23bと合せて比較的管路の
長いものが構成できるものである。ケーブル25は、第2
図と同様溝内取付であるが、これら溝構成が、中空通路
長拡大に寄与するものとしている。20は第2図と同様の
内面に吸音材21をはりつけた減音箱である。案内輪面板
22の裏面には、着輪時の強度に耐えうるよう補強34が設
けてある。35は上記屈折伝播音を得るための屈折中空通
路体と、減音箱を一体化した例えば強化プラスチック製
の制御箱である。
第2図〜第5図で示す中空通路の通過穴は2本の作図
であるが、これに限定することなく実用面では複数個の
ものになる。
上記一実施例の構成において、車両が着輪状態で走行
する時は、タイヤ転動音が、車両と案内輪受部の33騒音
放射点を通過して軌道外に伝播される。また車両が浮上
状態にあるときは、主として車両の台車部を含めた床下
部品の凹凸と、軌道側壁部品間に発生する風切騒音が、
上記同様33の騒音放射点より地上または空間に伝播され
る。本一実施例は上述した如く、軌道桁側の案内輪受を
利用して設けた減音箱によって、放射点の騒音レベルを
低下させると同時に中空通路の制御孔を通過して軌道桁
外側面に放射される屈折伝播音と、上記減音して伝播さ
れる直接伝播音の干渉作用で、地上側空間の特定区域を
減音さすものである。これら騒音の減音過程を説明する
と、騒音放射点33の通過音は、騒音値の支配的周波数に
合致させ共鳴吸音として効果の高い孔あき板の孔仕様及
び空間部29、吸音材21からなる減音箱で減音され、軌道
外への直接伝播音の減少となる。
次に騒音放射点33の通過音は、長手方向に長く開口し
た通過孔26a、26bによって、入射した平面波は、水平制
御孔27a、b、垂直方向の制御孔23に至る。また、比較
的低周波数騒音低減に有利な第4図、第5図に示す他の
方式の場合は、中空通路28a、bが比較的長くとれ屈折
の繰返しが可能な制御箱35としているので、これら通過
する音の長さも異なるものとなるので、制御孔23a、b
の通過音には位相ずれが発生する。これら屈折伝播音と
直接伝播音の位相が異なることにより、両者の間に干渉
現象が制御箱35上部後方に生じて減音域が発生するもの
である。上述の如く、側壁頭部に干渉減音する騒音制御
装置のみを設置するものでなく、軌道桁構成に必要な案
内輪受を利用して、軌道外への騒音放射点において、共
鳴吸音すると同時に軌道桁に仕込んだ制御孔により、効
果の高い干渉減音を行なうもので、騒音低減機能を付加
させた案内輪受とすることが出来、機能面、経済面の効
果が大となる。
〔発明の効果〕
本発明によれば、走行車両のタイヤ転動音及び超高速
走行時の風切音などの軌道外へ伝わる騒音を低減するこ
とができる。また、案内輪受の上方位置及び外側位置
に、水平方向及び垂直方向に沿って制御孔を設けたこと
により、機器の小形化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例の案内軌道の桁断面図と車両
の車輪配置図、第2図は、第1図の側壁上部断面の詳細
図、第3図は、第2図の軌動内側からみた案内輪面板の
正面図、第4図は本発明の他の実施例の第2図と同一部
位の側壁上部断面図、第5図は第4図の軌道内側からみ
た案内輪面板の正面図である。 11……車両、12……案内輪、 14……軌道桁、18……側壁上部材、 19……案内輪受、20……減音箱、 22……案内輪面板、 23a,23b,27a,27b……制御孔、25……ケーブル、26a,26b
……通過孔、29……空間、31……側壁、33……騒音放射
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 寺田 勝之 茨城県土浦市神立町502番地 株式会社 日立製作所機械研究所内 (72)発明者 本多 啓 愛知県名古屋市天白区表山3丁目15番6 号 (72)発明者 松野 篤二 東京都武蔵野市吉祥寺本町4丁目28番2 号 (72)発明者 岡部 洋 東京都品川区広町2丁目1番19号 (72)発明者 北野 正信 岐阜県岐阜市加納西丸町1丁目69 (56)参考文献 特開 昭59−24002(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) E01B 19/00 E01B 25/00 E01F 8/00

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】U字型断面形状をなした案内軌道であっ
    て、両側の側壁上部に走行車両の案内輪を受ける案内輪
    受を構成した案内軌道の桁装置において、 前記案内輪受は、中空断面をなしており、内部に吸音材
    を備えており、 前記案内輪受は、軌道の長手方向に沿って前記側壁上部
    の軌道内面側に配置されており、かつ、案内輪の着輪面
    を軌道中心側へ向けて設置されており、前記着輪面に騒
    音が該案内輪受の内部へ通過する孔を備えており、 前記案内輪受の上側に側壁上部材が配置されており、前
    記側壁上部材はその軌道中心側の面に騒音が通過する通
    過穴を備えており、 前記側壁上部材は、前記通過穴に連通し水平方向に沿っ
    て形成された制御孔を備えており、 前記制御孔は、前記案内輪受の軌道外側位置において、
    垂直下方へ伸びており、該制御孔の下方を開口させて設
    置したこと、 を特徴とする案内軌道の桁装置。
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