JP2972258B2 - 無床式ガイドウエイ - Google Patents

無床式ガイドウエイ

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JP2972258B2 JP2014950A JP1495090A JP2972258B2 JP 2972258 B2 JP2972258 B2 JP 2972258B2 JP 2014950 A JP2014950 A JP 2014950A JP 1495090 A JP1495090 A JP 1495090A JP 2972258 B2 JP2972258 B2 JP 2972258B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、磁気浮上列車用ガイドウエイに係り、特
に、ガイドウエイ側壁のコイルにより車体を浮上させ、
電動機の回転原理を用いて車体を推進させるリニアモー
タカーを走行させるガイドウエイに関する。
〔従来の技術〕
磁気浮上列車(JR、MLU001)のガイドウエイは、車両
を浮上させるための浮上用コイルと車両を推進させるた
めの推進案内用コイルが設置されている。設置箇所は、
浮上用コイルがガイドウエイ床部に、推進案内用コイル
がガイドウエイ側壁部である。
浮上方式を側壁浮上式にすることにより、浮上用コイ
ルも側壁に設置され、ガイドウエイ床面は、ガイドロー
ラ走行時の軌道としてのみ使われることになる。
また、ガイドウエイ上部に構築物をもつ方式は、実開
昭55−125862号公報に示されるように、ガイドウエイを
チユーブで囲み、外部への騒音、振動対策をしたものも
ある。
〔発明が解決しようとする課題〕
このような従来の方法では、次のような課題がある。
すなわち、ガイドウエイに積雪した時に、除雪作業が非
常に手間どる。また、雪以外にも、障害物、鳥などがガ
イドウエイ内に入つてくることは列車の走行を妨げるの
みならず危険である。
また、リニアモータカーを分岐させる場合、現在ガイ
ドウエイ全体を油圧制御で動かす方式を採用しようとし
ているが、この方式を用いる際、従来の床部のあるガイ
ドウエイ、あるいは、チユーブ式ガイドウエイでは重量
の点で問題がある。さらに全線にわたり、チユーブ式ガ
イドウエイを採用することは製作費の点で問題がある。
さらに、チユーブ式にすると時速500Km/h程度で列車が
通過する際のチユーブ内の圧力変動、及び、温度上昇が
無視できない大きさになることも予想される。
本発明の目的はガイドウエイ内への積雪、あるいは、
障害物の問題の解決、及び、ガイドウエイを軽量化する
ことにある。
さらに、この目的を開放型のガイドウエイで、達成す
ることにある。
また、磁気浮上列車通過時には、相当な量の磁場が発
生するため、ガイドウエイの近傍に、電波障害、磁気障
害を引き起こすことが予想される。従来技術では、ガイ
ドウエイ自体の磁気シールドの点について考慮されてい
ない。本発明の他の目的は、ガイドウエイの磁気の漏れ
を防止することにある。
〔課題を解決するための手段〕
ガイドウエイ内への積雪、あるいは、障害物の問題の
解決、ガイドウエイの軽量化のために、本発明によれ
ば、浮上用コイルと推進案内用コイルが取り付けられた
側壁、及び、側壁同士を連結するビームが提供される。
これにより、ガイドウエイの床面の開放、ガイドウエイ
の軽量化が達成される。
本発明によれば、側壁上部同士を列車を覆うようにさ
れたビームが提供される。そして、このビーム、及び、
側壁下部同士をつなぐビームに張られた磁気シールド板
が提供される。
〔作用〕
本発明は、基本的に二つの側壁とそれを連結するビー
ムから構成されるため、ガイドウエイ床面に積雪、ある
いは、障害物が存在することはなく、磁気浮上列車が多
雪地帯、山岳地帯、都市部を問わず安全に走行できる。
また、本発明によれば、従来のガイドウエイから床部
を無くしたことにより軽量化が可能となる。側壁同士を
つなぐビームを、列車を覆うようにループ状にすること
もできる。そして、ループ状のビームの上に、例えば、
金網を張りめぐらす。こうすることによつて、ガイドウ
エイの上部から侵入するごみあるいは鳥を防ぐことがで
きる。
さらに、ループ状のビーム及び側壁下部同士をつなぐ
ビームに磁気シールド板を張ることで、ガイドウエイ外
部への磁気の影響を取り除くことができる。
〔実施例〕
第1図は、本発明の一実施例に基づく無床式ガイドウ
エイの断面図である。
側壁1は、浮上用コイル2と推進案内用コイル3が取
り付けられている。浮上用コイル2は、列車4に取り付
けられた電磁石5が通過する際、励磁されて電流が流れ
る。推進案内用コイル3は、地上に設置された指令局か
らの電気信号がケーブル6を伝わつてくることにより励
磁され、流れる電流がコントロールされる。この浮上用
コイル2と推進案内用コイル3は、側壁1の長手方向に
適当な間隔を持つて取り付けられる。
側壁1は補強ビーム7によつて一定間隔が保てるよう
に配置される。ビーム7の長さは、列車4の幅によつて
決まる。また、ビーム7の上には、ガイドローラ8によ
る走行時に、ガイドローラ8が接地するための軌道9が
配置される。軌道9の幅は、ガイドローラ8の幅によつ
て決まり、ガイドローラ8の幅より少し大き目に与えら
れる。また、軌道9の取り付け幅は、列車4の台車に取
り付けられたガイドローラ8の間隔に合わせて決められ
る。この軌道9の厚さ、及び補強ビーム7の側壁1の長
手方向への取り付け間隔は、列車4の重量を充分に支え
られるようにたわみ等を考慮して決められる。
補強ビーム7で一定間隔を保たれた側壁1は、支脚10
によつて地上から支持される。支脚10は側壁1の下面に
取り付けられ、支脚10の幅、地上への取り付け間隔は、
側壁1、浮上用コイル2,推進案内用コイル3,ケーブル6,
補強ビーム7,軌道9及び列車4の重量を合わせたものを
充分に支えられるように設計される。
第2図は第1図のII−II矢視図である。
第3図は本発明のこの実施例に基づく無床式ガイドウ
エイの斜視図である。
本実施例によれば、従来の床面のあるガイドウエイで
は避けることのできなかつたガイドウエイ内部への積雪
の問題が無くなる。ガイドローラ8のための軌道9の上
への積雪の問題は、例えば、電熱線を内部に通す、ある
いは、軌道9を網目状構造のもので製作するなどすれば
妨げる。
また、本実施例によれば、ガイドウエイ内へ障害物
が、何らかの原因で投げ込まれたとしても、無床式のた
めのガイドウエイ内部にとどまることはなく、列車の安
全走行を容易にする。
また、本実施例によれば、従来の他の方式、例えば、
ガイドウエイ、あるいは、ガイドウエイ全体をチユーブ
で囲んだ方式に比べ、基本的に側壁だけの無床式ガイド
ウエイとなるため、軽量に作ることが可能となる。加え
て、このことは、製作費が安く済むという利点も生む。
第4図は、本発明の他の実施例の断面図である。先の
実施例において、側壁1同士をループ状をした補強ビー
ム11でつないだものである。さらに、そのビーム11の内
面、あるいは、外面に金網12を張り、補強ビーム7の下
面にも金網13を張つてある。本実施例によれば、先の実
施例による効果に加えて、列車4がガイドウエイ内を通
過中の障害物、列車への飛来物、例えば、鳥の侵入など
が防げる。また、金網12及び金網13の代りに磁力線を通
しにくい板等を張ることで、列車が通過する際の電磁ノ
イズが、人家へ与える影響を軽減することができるとい
つた磁気シールドの効果が生まれる。
〔発明の効果〕 本発明によれば、従来のガイドウエイでは解決できな
かつたガイドウエイ内部への積雪の問題、障害物の除
去、鳥などに代表される列車への飛来物からの防護、磁
気シールドの問題が、ガイドウエイを無床化し、必要に
応じてガイドウエイ上部及び下部を金網、磁気シールド
効果のある板で、覆うことにより解決できる。
さらに、従来のガイドウエイに比して軽量化が可能と
なるため、コストの低減、工事の簡略化、が期待でき
る。また、分岐点に本発明の構造を適用することで、分
岐の際のガイドウエイの移動が、容易に行なえ、軽量化
の利点が効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例の無床式ガイドウエイの断面
図、第2図は第1図のII−II矢視図、第3図はレールウ
エイの斜視図、第4図は本発明の他の実施例の無床式ガ
イドウエイの断面図、第5図は第4図のV−V矢視図で
ある。 1……側壁、7……補強ビーム、9……軌道、10……支
脚、11……ループ状補強ビーム、12……金網あるいは磁
気シールド板。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 松田 紀元 茨城県土浦市神立町502番地 株式会社 日立製作所機械研究所内 (72)発明者 牧野 俊昭 茨城県土浦市神立町502番地 株式会社 日立製作所機械研究所内 (72)発明者 根本 泰弘 茨城県土浦市神立町502番地 株式会社 日立製作所機械研究所内 (72)発明者 亀谷 裕敬 茨城県土浦市神立町502番地 株式会社 日立製作所機械研究所内 (72)発明者 三原 芳光 東京都千代田区神田駿河台4丁目6番地 株式会社日立製作所内 (56)参考文献 特開 昭48−41405(JP,A) 特公 昭56−2162(JP,B2) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) E01B 25/00 E01B 25/08 - 25/10 E01B 25/28

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】磁気浮上列車用ガイドウエイにおいて、地
    上用の推進用コイルと浮上用コイル、及び、これらのコ
    イルをつなぐケーブルが設置された側壁を一定の長さを
    もつビームでつなぎ、前記側壁間にガイドローラの軌道
    を設け、前記側壁を地上から支える支脚を設けた無床式
    ガイドウエイ。
  2. 【請求項2】請求項1において、前記側壁の下部同士を
    前記ビームでつないだ無床式ガイドウエイ。
  3. 【請求項3】請求項1または2において、前記ガイドロ
    ーラの軌道を、前記ビームに取り付けた無床式ガイドウ
    エイ。
  4. 【請求項4】請求項1乃至3のいづれかにおいて、前記
    側壁の上部に前記側壁同士をループ状に列車を覆うよう
    につないだビームを設けた無床式ガイドウエイ。
  5. 【請求項5】請求項3または4において、前記ビームに
    金網を張り、落下物がガイドウエイ内に入ることがない
    ようにした無床式ガイドウエイ。
  6. 【請求項6】請求項3または4において、前記ビームに
    磁気シールド板を張り、磁気がガイドウエイの外部に漏
    れることを防止した無床式ガイドウエイ。
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CN109024103A (zh) * 2018-08-06 2018-12-18 北京交通大学 一种腹板开孔的单箱双室高架磁浮交通

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