JP2971655B2 - セット棒洗浄装置 - Google Patents
セット棒洗浄装置Info
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- JP2971655B2 JP2971655B2 JP35985891A JP35985891A JP2971655B2 JP 2971655 B2 JP2971655 B2 JP 2971655B2 JP 35985891 A JP35985891 A JP 35985891A JP 35985891 A JP35985891 A JP 35985891A JP 2971655 B2 JP2971655 B2 JP 2971655B2
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- set rod
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はコンクリート製品、例え
ば、オートクレーブにて養生された軽量気泡コンクリー
ト製品(ALC)用の補強筋籠用セット棒の洗浄装置に
関するものである。
ば、オートクレーブにて養生された軽量気泡コンクリー
ト製品(ALC)用の補強筋籠用セット棒の洗浄装置に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】ALC製造工程で図15に示すようにセ
ット棒4はセット枠3と共に多数の補強筋籠を成形型枠
内の所定の位置に支持する為に使用され、モルタル注入
後、型枠内の流し込んだモルタルが発泡して半可塑性状
態になったとき、補強筋籠とセット棒先端の係合状態を
外して、セット枠にセット棒を付けたままの状態でセッ
ト枠を型枠から抜き取っている。このように半可塑性状
態で抜き取っているため、モルタルが回収されたセット
棒に付着している。この抜取り回収されたセット棒を循
環使用する為に、セット棒に付着したモルタルを除去す
る必要がある。このセット棒に付着したモルタルの機械
的な掻き落としについては既に本出願人が提案し、特開
平3−272806号公報として公開されている。しか
し、セット枠とセット棒により支持された補強筋籠は、
図15の型枠内に持って来られる前に、セット枠とセッ
ト棒により支持させた状態で防錆剤に浸漬して防錆処理
が行われるので、この処理によりセット棒にも防錆剤が
付着している。このように防錆剤が付着したままでセッ
ト棒を循環使用すると、次の使用時にその上に防錆剤が
付着して防錆剤の層が増大するので、循環使用する前に
防錆剤を溶剤で洗浄除去する必要がある。このように回
収されたセット棒は、洗浄する必要があり、従来のセッ
ト棒の洗浄は、セット枠からセット棒を外して、セット
棒のみを籠に入れ、溶剤で洗浄するのが一般的であっ
た。
ット棒4はセット枠3と共に多数の補強筋籠を成形型枠
内の所定の位置に支持する為に使用され、モルタル注入
後、型枠内の流し込んだモルタルが発泡して半可塑性状
態になったとき、補強筋籠とセット棒先端の係合状態を
外して、セット枠にセット棒を付けたままの状態でセッ
ト枠を型枠から抜き取っている。このように半可塑性状
態で抜き取っているため、モルタルが回収されたセット
棒に付着している。この抜取り回収されたセット棒を循
環使用する為に、セット棒に付着したモルタルを除去す
る必要がある。このセット棒に付着したモルタルの機械
的な掻き落としについては既に本出願人が提案し、特開
平3−272806号公報として公開されている。しか
し、セット枠とセット棒により支持された補強筋籠は、
図15の型枠内に持って来られる前に、セット枠とセッ
ト棒により支持させた状態で防錆剤に浸漬して防錆処理
が行われるので、この処理によりセット棒にも防錆剤が
付着している。このように防錆剤が付着したままでセッ
ト棒を循環使用すると、次の使用時にその上に防錆剤が
付着して防錆剤の層が増大するので、循環使用する前に
防錆剤を溶剤で洗浄除去する必要がある。このように回
収されたセット棒は、洗浄する必要があり、従来のセッ
ト棒の洗浄は、セット枠からセット棒を外して、セット
棒のみを籠に入れ、溶剤で洗浄するのが一般的であっ
た。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】以上の如く従来は、セ
ット棒をわざわざセット枠から分離してセット棒の洗浄
を行っていた。このように、セット棒を分離し、セット
棒のみを集め洗浄する方式は、洗浄されたセット棒を一
本一本セット枠に挿し込む際に、同時に補強筋籠もセッ
トする方式であったので、このような工程においては意
味のある方式であった。しかし、先に出願人が提案した
ような多数のセット棒をセット枠に差し込んだ状態で補
強筋籠を自動装置を用いてセット枠に挿入されているセ
ット棒に吊り下げる方式を取ろうとすると、セット棒を
分離し、セット棒のみを集め洗浄する方式ではセット棒
をセット枠から分離する工程及びセット棒とセット枠を
組み立てる工程が必要となり、人手作業を必要とし、、
またそれらの作業を自動化するための複雑な専用機械が
それぞれの工程で必要になる。そこでセット棒をセット
枠から分離することなく、互いに係合した状態のままで
セット棒を洗浄することも考えられるが、セット枠の長
手方向にセット枠を互いに接近させた状態でセット枠か
ら垂れさがっているセット棒を洗浄使用とすると、型枠
の幅と同じ幅をもつ洗浄槽が必要になり、洗浄槽が大形
化し、保有する溶剤量が多くなる。そして洗浄溶剤は可
燃性の危険物であり、大量の溶剤を工場内に保有するこ
とは爆発火災の危険度が増し、安全上から好ましくな
い。本発明の目的は、コンパクトで洗浄溶剤液量の少な
い状態でセット枠に一体化されたセット棒の洗浄が可能
な、セット棒洗浄装置を得ることである。
ット棒をわざわざセット枠から分離してセット棒の洗浄
を行っていた。このように、セット棒を分離し、セット
棒のみを集め洗浄する方式は、洗浄されたセット棒を一
本一本セット枠に挿し込む際に、同時に補強筋籠もセッ
トする方式であったので、このような工程においては意
味のある方式であった。しかし、先に出願人が提案した
ような多数のセット棒をセット枠に差し込んだ状態で補
強筋籠を自動装置を用いてセット枠に挿入されているセ
ット棒に吊り下げる方式を取ろうとすると、セット棒を
分離し、セット棒のみを集め洗浄する方式ではセット棒
をセット枠から分離する工程及びセット棒とセット枠を
組み立てる工程が必要となり、人手作業を必要とし、、
またそれらの作業を自動化するための複雑な専用機械が
それぞれの工程で必要になる。そこでセット棒をセット
枠から分離することなく、互いに係合した状態のままで
セット棒を洗浄することも考えられるが、セット枠の長
手方向にセット枠を互いに接近させた状態でセット枠か
ら垂れさがっているセット棒を洗浄使用とすると、型枠
の幅と同じ幅をもつ洗浄槽が必要になり、洗浄槽が大形
化し、保有する溶剤量が多くなる。そして洗浄溶剤は可
燃性の危険物であり、大量の溶剤を工場内に保有するこ
とは爆発火災の危険度が増し、安全上から好ましくな
い。本発明の目的は、コンパクトで洗浄溶剤液量の少な
い状態でセット枠に一体化されたセット棒の洗浄が可能
な、セット棒洗浄装置を得ることである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は以上のような目
的を達成するため次のようなセット棒洗浄装置を提供す
るものである。すなわち、セット棒が係合した複数のセ
ット枠を乗架するパレットと、該パレットを前送りする
装置と、洗浄槽とからなり、該洗浄槽が前記パレットの
進行方向に沿って設けられた多数のスリットからなり、
該スリットに洗浄液が満たされ、該スリットの中をセッ
ト棒が洗浄液に浸漬されつつ移動できるように構成した
セット棒洗浄装置である。
的を達成するため次のようなセット棒洗浄装置を提供す
るものである。すなわち、セット棒が係合した複数のセ
ット枠を乗架するパレットと、該パレットを前送りする
装置と、洗浄槽とからなり、該洗浄槽が前記パレットの
進行方向に沿って設けられた多数のスリットからなり、
該スリットに洗浄液が満たされ、該スリットの中をセッ
ト棒が洗浄液に浸漬されつつ移動できるように構成した
セット棒洗浄装置である。
【0005】
【作用】パレットで前送りされるセット棒は洗浄槽のス
リット中を進行して洗浄される。尚、セット棒が付いた
状態のセット枠をパレットに載架させるときは、洗浄装
置の幅方向側面とセット枠の長手方向が平行となるよう
にして、セット棒付きの多数のセット枠を並べて載置す
るのである。このようにセット枠をパレットに載架させ
ると、同一のセット枠に垂下された複数のセット棒は洗
浄槽の同一のスリットを通過するようになり、型枠内に
入れる補強筋籠の相互の間隔等が変わるために、セット
棒に挿し込んだセット棒の相互間隔が変化したものが混
入していても同一の洗浄槽でセット棒が洗浄できる。
リット中を進行して洗浄される。尚、セット棒が付いた
状態のセット枠をパレットに載架させるときは、洗浄装
置の幅方向側面とセット枠の長手方向が平行となるよう
にして、セット棒付きの多数のセット枠を並べて載置す
るのである。このようにセット枠をパレットに載架させ
ると、同一のセット枠に垂下された複数のセット棒は洗
浄槽の同一のスリットを通過するようになり、型枠内に
入れる補強筋籠の相互の間隔等が変わるために、セット
棒に挿し込んだセット棒の相互間隔が変化したものが混
入していても同一の洗浄槽でセット棒が洗浄できる。
【0006】
【実施例】以下、図面に示す実施例について説明する。
図15に示すALCパネルの補強筋籠(M)は図面では
型枠(K)の底面と平行な方向の主筋と型枠深さ方向の
副筋を溶接してなる二枚の補強マット(m)を対向配置
し、これらを上下に配したスペーサー(1)で連接した
ものであり、図15のようにセット枠(3)のセット棒
(4)で補強筋籠(M)を吊り下げるには、補強筋籠
(M)のスペーサ(1)の穴(2)にセット枠(3)の
セット棒(4)を差し込んでセット棒(4)を回転させ
て、セット棒(4)の下端の係合部を下部のスペーサに
係合して、セット枠(3)に挿し込まれたセット棒
(4)により補強筋籠(M)を吊り下げ、多数の補強筋
籠(M)をブロック状に組み立てる。このようにブロッ
ク化された補強筋籠がセット枠(3)により吊り下げ可
能とした状態で、補強筋籠を防錆処理すべく、溶剤型の
防錆剤の槽に浸漬し、乾燥する。この防錆処理の際に、
セット棒(4)にも防錆剤が付着する。このように防錆
処理をしたブロック状の補強筋籠をセット枠(4)で吊
り下げて、図15に示すように、成形型枠(K)内に挿
入して、モルタルを注入し、モルタルがある程度硬化し
た後、セット棒(4)を回転して補強筋籠(M)からセ
ット棒(4)の下端スペーサとの係合を外し、セット枠
の吊り金具(5)を利用してセット棒(4)をセット枠
(3)とともに吊り上げて、セット棒(4)を型枠
(K)から抜き取る。型枠(K)から抜き取ったセット
枠(3)のセット棒(4)には、モルタルが付着してい
るので、特開平2−272806号公報に示されたセッ
ト棒付着モルタルの掻落し装置で掻き取る。
図15に示すALCパネルの補強筋籠(M)は図面では
型枠(K)の底面と平行な方向の主筋と型枠深さ方向の
副筋を溶接してなる二枚の補強マット(m)を対向配置
し、これらを上下に配したスペーサー(1)で連接した
ものであり、図15のようにセット枠(3)のセット棒
(4)で補強筋籠(M)を吊り下げるには、補強筋籠
(M)のスペーサ(1)の穴(2)にセット枠(3)の
セット棒(4)を差し込んでセット棒(4)を回転させ
て、セット棒(4)の下端の係合部を下部のスペーサに
係合して、セット枠(3)に挿し込まれたセット棒
(4)により補強筋籠(M)を吊り下げ、多数の補強筋
籠(M)をブロック状に組み立てる。このようにブロッ
ク化された補強筋籠がセット枠(3)により吊り下げ可
能とした状態で、補強筋籠を防錆処理すべく、溶剤型の
防錆剤の槽に浸漬し、乾燥する。この防錆処理の際に、
セット棒(4)にも防錆剤が付着する。このように防錆
処理をしたブロック状の補強筋籠をセット枠(4)で吊
り下げて、図15に示すように、成形型枠(K)内に挿
入して、モルタルを注入し、モルタルがある程度硬化し
た後、セット棒(4)を回転して補強筋籠(M)からセ
ット棒(4)の下端スペーサとの係合を外し、セット枠
の吊り金具(5)を利用してセット棒(4)をセット枠
(3)とともに吊り上げて、セット棒(4)を型枠
(K)から抜き取る。型枠(K)から抜き取ったセット
枠(3)のセット棒(4)には、モルタルが付着してい
るので、特開平2−272806号公報に示されたセッ
ト棒付着モルタルの掻落し装置で掻き取る。
【0007】以上の除去工程を経たセット棒は、本発明
のセット棒洗浄工程に移る。図1に示すものは、洗浄槽
(6)を示すもので、縦方向に洗浄液の満たされたスリ
ット(7)が数本、例えば、10個設けられ、このスリ
ット(7)中を図9の如くセット棒(4)が進行できる
ようになっている。洗浄液は図10の如く循環ポンプか
ら液注入口ヘッダー(8)に供給され、各スリット
(7)に均等に分配するように配置された調整バルブ
(8a)を経由して各スリットに供給される。その流量は
0.2 〜0.1 m/s程度の流速がスリット(7)内で確保
されるよう流量が確保されることが望ましい。これはセ
ット棒の洗浄効果を高めるために必要である。洗浄液は
図10の矢印方向すなわち、セット棒の進行する方向に
対向する方向へ流れ、液レベル調整用セキ(32)を通っ
てオーバーフロー樋(31)、液出口(27)を経由して図
示しない循環ポンプに戻る。洗浄液中には付着モルタル
成分等のスラッジ成分があるので、洗浄液出口の底面を
傾斜させ、その下端にスラッジ抜出口(33)を設け、間
欠的にドレン抜きを行うことができるようになってい
る。洗浄槽の液面はセット棒の塗膜付着高さを考慮して
決定されるが、後述するセット枠運搬用パレットより低
い位置となるよう液レベル調整用セキで設定する。洗浄
槽のパレット進行方向両側に図5の如きトップローラ
(10a)がフリーローラであるトップローラ付きチェン
すなわち、フリーローラチェン(10)が図1の如く被動
輪(29)とモーター(28)によって駆動される駆動輪
(30)との間に張架されている。之等両側のフリーロー
ラチェン(10)は1ピッチ進行し、停止するもので、1
ピッチにパレット1台分がフリーローラチェン(10)上
に乗架する。図6、7、8に示す(11)はパレットであ
って前後に側断面V字状溝(12a)(12a)をもつ横梁
(12)があり、これにセット枠(3)の脚(3a)が乗
る。パレットの両側の縦梁(13)は正面視断面が、かぎ
型をなし、かぎ型断面中央の支脚(14)がフリーローラ
チェン(10)上に図4の如く乗架するようになってい
る。パレットの縦梁(13)には又吊り具(15)が突設さ
れている。
のセット棒洗浄工程に移る。図1に示すものは、洗浄槽
(6)を示すもので、縦方向に洗浄液の満たされたスリ
ット(7)が数本、例えば、10個設けられ、このスリ
ット(7)中を図9の如くセット棒(4)が進行できる
ようになっている。洗浄液は図10の如く循環ポンプか
ら液注入口ヘッダー(8)に供給され、各スリット
(7)に均等に分配するように配置された調整バルブ
(8a)を経由して各スリットに供給される。その流量は
0.2 〜0.1 m/s程度の流速がスリット(7)内で確保
されるよう流量が確保されることが望ましい。これはセ
ット棒の洗浄効果を高めるために必要である。洗浄液は
図10の矢印方向すなわち、セット棒の進行する方向に
対向する方向へ流れ、液レベル調整用セキ(32)を通っ
てオーバーフロー樋(31)、液出口(27)を経由して図
示しない循環ポンプに戻る。洗浄液中には付着モルタル
成分等のスラッジ成分があるので、洗浄液出口の底面を
傾斜させ、その下端にスラッジ抜出口(33)を設け、間
欠的にドレン抜きを行うことができるようになってい
る。洗浄槽の液面はセット棒の塗膜付着高さを考慮して
決定されるが、後述するセット枠運搬用パレットより低
い位置となるよう液レベル調整用セキで設定する。洗浄
槽のパレット進行方向両側に図5の如きトップローラ
(10a)がフリーローラであるトップローラ付きチェン
すなわち、フリーローラチェン(10)が図1の如く被動
輪(29)とモーター(28)によって駆動される駆動輪
(30)との間に張架されている。之等両側のフリーロー
ラチェン(10)は1ピッチ進行し、停止するもので、1
ピッチにパレット1台分がフリーローラチェン(10)上
に乗架する。図6、7、8に示す(11)はパレットであ
って前後に側断面V字状溝(12a)(12a)をもつ横梁
(12)があり、これにセット枠(3)の脚(3a)が乗
る。パレットの両側の縦梁(13)は正面視断面が、かぎ
型をなし、かぎ型断面中央の支脚(14)がフリーローラ
チェン(10)上に図4の如く乗架するようになってい
る。パレットの縦梁(13)には又吊り具(15)が突設さ
れている。
【0008】以上の如く、パレット(11)は構成されて
いるので、図示しない搬入機でセット棒が付いた状態の
セット枠が搬入され、洗浄槽(6)の入口(6a)にある
パレット(11)上に乗せられる。この際、セット枠の長
手方向がパレット(11)の進行方向と同じ向きとなるよ
うに、即ち洗浄槽の一つのスリットに沿ってセット枠が
並ぶようにセット枠がパレット(11)に乗せられるもの
で、例えば10個のセット枠が一つのパレットの上に並
べられると、フリーローラーチェン(10)は進行する。
図1のa〜hはパレット(11)が1ピッチづつ進行する
1つの区画を示すが、各区画を通過して、h位置に至る
と図示しないストッパーが水平位置になり、セット枠の
動きを停止せしめる。
いるので、図示しない搬入機でセット棒が付いた状態の
セット枠が搬入され、洗浄槽(6)の入口(6a)にある
パレット(11)上に乗せられる。この際、セット枠の長
手方向がパレット(11)の進行方向と同じ向きとなるよ
うに、即ち洗浄槽の一つのスリットに沿ってセット枠が
並ぶようにセット枠がパレット(11)に乗せられるもの
で、例えば10個のセット枠が一つのパレットの上に並
べられると、フリーローラーチェン(10)は進行する。
図1のa〜hはパレット(11)が1ピッチづつ進行する
1つの区画を示すが、各区画を通過して、h位置に至る
と図示しないストッパーが水平位置になり、セット枠の
動きを停止せしめる。
【0009】その際チェン(10)はフリーローラ付であ
るので、ストッパーで停止した位置にパレット(11)は
とどまっている。この停止している洗浄槽の出口位置
(6b)において、図示しないセット枠搬入機が出口に進
み、パレット(11)上のセット枠の吊具(5)を把持
し、乾燥機に運ぶ、次に洗浄槽出口(6b)の空パレット
(11)の吊具(15)(15)を搬入機で把持して洗浄槽入
口(6a)に運ぶ。洗浄槽の入口(6a)では、未洗浄のセ
ット棒が付いたセット枠を搬入機で搬入し、空パレット
(11)上に載置する。空パレット(11)にセット枠が積
載されると、チェン(10)は駆動され、セット枠のセッ
ト棒は洗浄槽で洗浄されながら、間歇的に移動する。以
上のような動作を繰返して洗浄が行われるものである。
以上のような洗浄を効果的に行うには、例えばワークの
出口の前の区画(図1のf)の位置にブラシを配置し、
進行してくるセット棒に対し左右に配置すると、洗浄効
果を高めることができる。又、ブラシは汚れの比較的落
ちにくいセット棒先端部のスリット部に限定して配置す
るのも良い。更にセット棒先端の汚れを効果的に除去す
るためにエリアの位置 のスリット下部に図11の如く
洗浄液噴出ノズル(35)をパイプ(34)に配置し、セッ
ト棒(4)先端部に噴流による洗浄液の局部的な流れを
つくる方法もある。なお、図12、13、14は洗浄槽
(6)の上面をカバー(24)で覆ったもので洗浄槽の出
入口にはエアカーテンの吹出口(25)(25)とエアカー
テンの吸引口(26)(26)がある。又、カバー(24)の
前後はパレット1台分カバーなしとなっている。
るので、ストッパーで停止した位置にパレット(11)は
とどまっている。この停止している洗浄槽の出口位置
(6b)において、図示しないセット枠搬入機が出口に進
み、パレット(11)上のセット枠の吊具(5)を把持
し、乾燥機に運ぶ、次に洗浄槽出口(6b)の空パレット
(11)の吊具(15)(15)を搬入機で把持して洗浄槽入
口(6a)に運ぶ。洗浄槽の入口(6a)では、未洗浄のセ
ット棒が付いたセット枠を搬入機で搬入し、空パレット
(11)上に載置する。空パレット(11)にセット枠が積
載されると、チェン(10)は駆動され、セット枠のセッ
ト棒は洗浄槽で洗浄されながら、間歇的に移動する。以
上のような動作を繰返して洗浄が行われるものである。
以上のような洗浄を効果的に行うには、例えばワークの
出口の前の区画(図1のf)の位置にブラシを配置し、
進行してくるセット棒に対し左右に配置すると、洗浄効
果を高めることができる。又、ブラシは汚れの比較的落
ちにくいセット棒先端部のスリット部に限定して配置す
るのも良い。更にセット棒先端の汚れを効果的に除去す
るためにエリアの位置 のスリット下部に図11の如く
洗浄液噴出ノズル(35)をパイプ(34)に配置し、セッ
ト棒(4)先端部に噴流による洗浄液の局部的な流れを
つくる方法もある。なお、図12、13、14は洗浄槽
(6)の上面をカバー(24)で覆ったもので洗浄槽の出
入口にはエアカーテンの吹出口(25)(25)とエアカー
テンの吸引口(26)(26)がある。又、カバー(24)の
前後はパレット1台分カバーなしとなっている。
【0010】
【発明の効果】本発明のものによれば、セット棒の洗浄
は従来の如くセット枠から分離し、セット棒のみを籠に
入れ、溶剤で洗浄する必要がなく、セット枠にセット棒
を組立たままで洗浄できるので、セット棒を分離する人
手操作が増えることなく、しかもパレット上に、セット
枠にセット棒を組込んだ治具を複数載せてセット棒を洗
浄することができるとともに、洗浄槽のスリット中をセ
ット棒が進行できるように構成されているので、保有液
量を大幅に削減でき、又セット枠を縦送りできるように
パレットに載せることができるので、セット棒の間隔に
変更のあるものについても使用でき、スリット中を流れ
る方向に対向してセット棒を進行できるので、洗浄時間
の短縮ができる。
は従来の如くセット枠から分離し、セット棒のみを籠に
入れ、溶剤で洗浄する必要がなく、セット枠にセット棒
を組立たままで洗浄できるので、セット棒を分離する人
手操作が増えることなく、しかもパレット上に、セット
枠にセット棒を組込んだ治具を複数載せてセット棒を洗
浄することができるとともに、洗浄槽のスリット中をセ
ット棒が進行できるように構成されているので、保有液
量を大幅に削減でき、又セット枠を縦送りできるように
パレットに載せることができるので、セット棒の間隔に
変更のあるものについても使用でき、スリット中を流れ
る方向に対向してセット棒を進行できるので、洗浄時間
の短縮ができる。
【図1】本発明セット棒洗浄装置の平面図である。
【図2】同上側面図である。
【図3】同上断面図である。
【図4】フリーローラ付きチェン部分の拡大図である。
【図5】フリーローラ付きチェンの説明図である。
【図6】パレット部分の一部断面の正面図である。
【図7】パレット部分の一部断面の側面図である。
【図8】パレット部分の平面図である。
【図9】セット棒と洗浄槽のスリットとの対応関係を示
す説明図である。
す説明図である。
【図10】洗浄液の流れを示す説明図である。
【図11】洗浄効果を上げる実施例の説明図である。
【図12】カバーのついた本発明装置の平面図である。
【図13】同上正面図である。
【図14】同上左側面図である。
【図15】型枠と治具との相対関係を示す斜面図であ
る。
る。
3 セット枠 4 セット棒 6 洗浄槽 7 スリット 10 フリーローラ付きチェン 11 パレット 12 横梁 13 縦梁 14 脚 15 吊り具
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭52−69426(JP,A) 特開 平3−272806(JP,A) 特開 平5−177623(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B28B 23/02
Claims (1)
- 【請求項1】 セット棒が係合した複数のセット枠を乗
架するパレットと、該パレットを前送りする装置と、洗
浄槽とからなり、該洗浄槽が前記パレットの進行方向に
沿って設けられた多数のスリットからなり、該スリット
に洗浄液が満たされ、該スリットの中をセット棒が洗浄
液に浸漬されつつ移動できるように構成したセット棒洗
浄装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP35985891A JP2971655B2 (ja) | 1991-12-27 | 1991-12-27 | セット棒洗浄装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP35985891A JP2971655B2 (ja) | 1991-12-27 | 1991-12-27 | セット棒洗浄装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05177624A JPH05177624A (ja) | 1993-07-20 |
JP2971655B2 true JP2971655B2 (ja) | 1999-11-08 |
Family
ID=18466664
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP35985891A Expired - Lifetime JP2971655B2 (ja) | 1991-12-27 | 1991-12-27 | セット棒洗浄装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2971655B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2678968B2 (ja) * | 1993-10-27 | 1997-11-19 | 住友金属鉱山株式会社 | 大型alcパネルの製造方法 |
-
1991
- 1991-12-27 JP JP35985891A patent/JP2971655B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH05177624A (ja) | 1993-07-20 |
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