JP2971314B2 - 往復動機関におけるクロスヘッドピンの軸受装置 - Google Patents

往復動機関におけるクロスヘッドピンの軸受装置

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JP2971314B2 JP5346108A JP34610893A JP2971314B2 JP 2971314 B2 JP2971314 B2 JP 2971314B2 JP 5346108 A JP5346108 A JP 5346108A JP 34610893 A JP34610893 A JP 34610893A JP 2971314 B2 JP2971314 B2 JP 2971314B2
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02BINTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
    • F02B75/00Other engines
    • F02B75/02Engines characterised by their cycles, e.g. six-stroke
    • F02B2075/022Engines characterised by their cycles, e.g. six-stroke having less than six strokes per cycle
    • F02B2075/025Engines characterised by their cycles, e.g. six-stroke having less than six strokes per cycle two
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
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    • F02BINTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
    • F02B3/00Engines characterised by air compression and subsequent fuel addition
    • F02B3/06Engines characterised by air compression and subsequent fuel addition with compression ignition

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  • Sliding-Contact Bearings (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はクロスヘッド式内燃機関
等の往復動機関におけるクロスヘッドピンのクラッシュ
メタル型軸受装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図3ないし図5には従来のこの種クラッ
シュメタル型軸受装置が示されている。図3において、
1は一体型の上メタル、2は連接棒3の上部に形成され
た軸受台の半円筒状の支持面に嵌め込まれた薄肉半円筒
状の下メタル、4はピストン棒、6はクロスヘッドピ
ン、7は滑り金である。上記ピストン棒4は締付ボルト
(図示せず)によりクロスヘッドピン6の上面に固着さ
れる。
【0003】下メタル2はその上端を一定量軸受台の締
付面8から突出させた後、上メタル1の下端と下メタル
2の上端とを互いに当接させた状態で上メタル1を締付
ボルト5にて軸受台に締付けることにより下メタル2が
押し込まれてクラッシュが与えられると同時にその外周
面が軸受台の支持面に一定の面圧で押し付けられるよう
になっている。
【0004】図4に示すものは、上メタルをクロスヘッ
ドピン6の軸方向に沿って2分割して中央寄りに張り出
した張出部11を有する2個の上メタル1a、1bを構成し、
これら上メタル1aと1bとによって下メタル2を軸受台に
押し込むように構成されている。
【0005】図5に示すものは、クロスヘッドピン6の
軸方向に沿って2分割することによって構成された2個
の上メタル1a、1bの間に押え金9を配設し、これをボル
ト10にて軸受台に締付けている。これにより下メタル2
は2個の上メタル1a、1b及び押え金9により軸受台に押
し込まれることとなる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】2サイクルディーゼル
機関におけるクロスヘッドピンの軸受装置においては、
上向きの慣性力は殆ど無視できる程度に小さいが、ガス
圧による下向きの大きな力はピストン棒4からクロスヘ
ッドピン6を経て下メタル2に負荷される。 従って、
上記のようなクラッシュメタル型軸受装置においては、
上メタル1を締付けて下メタル2を押し込む際、下メタ
ル2の外周面と軸受台の支持面とが均一、かつ、適正な
大きさの面圧で以て密着させる必要がある。
【0007】しかるに、図3及び図4に示すクラッシュ
メタル型軸受装置においては、左右の締付ボルト5の締
付力が下メタル2に充分に伝達され難く、従って、図
3、図4に斜線で示すA部位における下メタル2の外周
面と軸受台の支持面との間に微少隙間が生じ、機関運転
中の軸受荷重の変動により上記両面にフレッティング摩
耗が発生することがある。
【0008】かかる摩耗の発生を防止するため、図5に
示すように、上メタル1aと1bとの中間部に押え金9を設
け、これをボルト10にて連接棒3に締め付ける所謂3分
割式上メタルが提供されている。
【0009】しかしながら、この3分割式上メタルは部
品点数が多く、また、左右の上メタル1a、1b、押え金9
をそれぞれ別個のボルト5、10で締め付けるため、組付
けや調整作業に多くの工数を要する。
【0010】本発明は上記に鑑み、きわめて簡単、か
つ、組立、調整が容易な低コストの構造で以て下メタル
を均一、かつ、適正な面圧で軸受台に密着せしめること
により、下メタル2の外周面及び軸受台の支持面のフレ
ッティング摩耗の発生を防止することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために発明されたものであって、その要旨とすると
ころは、クロスヘッドピンの軸方向に沿って間隙を隔て
て配設された一対の上メタルと、連接棒の上部に形成さ
れた軸受台の支持面上に支持された薄肉半円筒状の下メ
タルとを具備し、上記一対の上メタルの下端と上記下メ
タルの上端とを互いに当接させた状態で上記一対の上メ
タルを締付ボルトにて上記軸受台に締め付けることによ
り上記下メタルに一定量のクラッシュを与えてその外周
面を上記軸受台の支持面に密着させる往復動機関におけ
るクロスヘッドピンの軸受装置において、上記一対の上
メタルの間隙に対応する部位の上記下メタルの上端から
所定の範囲に亘り上記下メタルの外周面と上記軸受台の
支持面との非接触部を形成したことを特徴とする往復動
機関におけるクロスヘッドピンの軸受装置にある。
【0012】
【作用】本発明においては、締付ボルトにより上メタル
を軸受台に締め付けて下メタルを押し込む際において、
非接触部の上端は上メタルと当接せず、従って、上メタ
ルと下メタルの当接面の面積が縮小され面圧が上昇す
る。
【0013】従って、締付ボルトの締付力が下メタルの
外周面と軸受台の支持面との接触部に均等に分配され、
これら接触部が均一に密着せしめられる。
【0014】
【実施例】本発明の第1の実施例が図1に示されてい
る。図1(A )は本発明の1実施例に係わる軸受装置の正
面図、(B) は(A) のB−B線に沿う断面図である。
【0015】図1において、1a、1bはクロスヘッドピン
6の軸方向に沿って間隙を隔てて配設された上メタル、
2は外周面を軸受台の支持面3aに支承された薄肉半円筒
状の下メタル、4 はピストン棒、12はピストン棒4をク
ロスヘッドピン6の上面に締着するためのボルト、7は
滑り金である。
【0016】上記下メタル2には、2個の上メタル1a、
1bの中間のこれら上メタル1a、1bの下端と当接しない部
位、即ち、締付ボルト5の締付力が伝達され難い部位に
は上メタル1a、1bとの締付面である下メタル2の上端面
から所定の範囲に亘って切欠部15、15が形成されてい
る。
【0017】この軸受装置を組み立てる際において、下
メタル2を軸受台の支持面3aに嵌合する。この状態で下
メタル2の上端は、(B) に示すように、締付面8から上
方に突出してクラッシュ量Cが形成されている。
【0018】次いで、クロスヘッドピン6を下メタル2
の軸受面、即ち、内周面上に載置した後、2個の上メタ
ル1a、1bの下端を下メタル2の上端に当接させ、この状
態で各上メタル1a、1bをそれぞれ締付ボルト5( 上メタ
ル1個につき2本設けられる)にて軸受台に締付けるこ
とによってクラッシュ量Cを締付面8まで押し込む。こ
れにより下メタル2の外周面2aと軸受台の支持面3aとが
所定の面圧で密着せしめられる。
【0019】この場合においては、上メタル1a、1bと当
接しない部位の下メタル2の上端部には切欠部15が形成
されており、締付ボルト5の締付力が伝達され難い部位
においては下メタル外周面2aと軸受台の支持面3aとが接
触しないので、締付ボルト5の締付力は下メタル2の外
周面2aと軸受台の支持面3aとが接触している部位に均等
に分配され、これら接触部が均一に密着せしめられる。
【0020】図2には本発明の他の実施例が示されてい
る。この実施例の場合は、上記第1の実施例における切
欠部15に代えて下メタル2が上メタル1a、2bと当接しな
い部位の上端面から所定範囲に亘って下メタル2の外周
面に凹所16、16を形成することによって下メタル2の外
周面2aと軸受台の支持面3aとが接触しないようにしてい
る。
【0021】なお、上記凹所16に代えて軸受台の支持面
3a側に図2に鎖線にて示すように凹所17、17を削設する
こともできる。
【0022】
【発明の効果】本発明においては、一対の上メタルの間
隙に対応する部位の下メタルの上端から所定の範囲に亘
り下メタルの外周面と軸受台の支持面との非接触部を形
成したことにより、締付ボルトの締付力は下メタルの外
周面と軸受台の支持面とが接触している接触部に均等に
分配され、これら接触部が均一に密着せしめられる。
【0023】これにより、非接触部を設けるのみという
簡単、かつ、組立、調整が容易で低コストの構造で以
て、接触部における隙間の発生がなく、これによるフレ
ッテイング磨耗の発生を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示し、(A) は軸受装置の正面
図、(B) は(A) のB−B線に沿う断面図である。
【図2】本発明の他の実施例を示す図1(B) に対応する
断面図である。
【図3】従来の軸受装置を示す正面図である。
【図4】従来の他の軸受装置を示す正面図である。
【図5】従来の更に他の軸受装置を示す正面図である。
【符号の説明】
1a、1b 上メタル 2 下メタル 2a 下メタルの外周面 3 連接棒 3a 軸受台の支持面 4 ピストン棒 5 締付ボルト 6 クロスヘッドピン 15 切欠部

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 クロスヘッドピンの軸方向に沿って間隙
    を隔てて配設された一対の上メタルと、連接棒の上部に
    形成された軸受台の支持面上に支持された薄肉半円筒状
    の下メタルとを具備し、上記一対の上メタルの下端と上
    記下メタルの上端とを互いに当接させた状態で上記一対
    の上メタルを締付ボルトにて上記軸受台に締め付けるこ
    とにより上記下メタルに一定量のクラッシュを与えてそ
    の外周面を上記軸受台の支持面に密着させる往復動機関
    におけるクロスヘッドピンの軸受装置において、上記一
    対の上メタルの間隙に対応する部位の上記下メタルの上
    端から所定の範囲に亘り上記下メタルの外周面と上記軸
    受台の支持面との非接触部を形成したことを特徴とする
    往復動機関におけるクロスヘッドピンの軸受装置。
  2. 【請求項2】 上記非接触部が上記下メタルに設けられ
    た切欠部からなることを特徴とする請求項1記載の往復
    動機関におけるクロスヘッドピンの軸受装置。
  3. 【請求項3】 上記非接触部が上記下メタルの外周面に
    設けられた凹部からなることを特徴とする請求項1記載
    の往復動機関におけるクロスヘッドピンの軸受装置。
  4. 【請求項4】 上記非接触部が上記軸受台の支持面に設
    けられた凹部からなることを特徴とする請求項1記載の
    往復動機関におけるクロスヘッドピンの軸受装置。
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